JP2754901B2 - 現金自動取引装置 - Google Patents

現金自動取引装置

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JP2754901B2
JP2754901B2 JP28833390A JP28833390A JP2754901B2 JP 2754901 B2 JP2754901 B2 JP 2754901B2 JP 28833390 A JP28833390 A JP 28833390A JP 28833390 A JP28833390 A JP 28833390A JP 2754901 B2 JP2754901 B2 JP 2754901B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、銀行等の金融機関に設置される現金自動取
引装置に関するもので、特に現金の補充・回収用収納庫
を有する現金入出金装置を備えた現金自動取引装置に関
する。
(従来の技術) 銀行等の金融機関においては、顧客との現金取引業務
の自動化のために、現金自動取引装置が広く普及してい
る。
ここで、従来の現金自動取引装置の構成例を説明す
る。
第2図は、現金自動取引装置の全体図である。
第2図(a)はその正面図で、この現金自動取引装置
51には、紙幣入出金装置50と、硬貨入出金装置50′と、
カードリーダライタ部52と、通帳記帳機53と、顧客操作
部54とが設けられている。
紙幣入出金装置50と硬貨入出金装置50′は、顧客から
入金された現金を受入れ、あるいは顧客に対し現金を支
払う処理を行なう装置である。カードリーダライタ部52
は、顧客により挿入されたキャッシュカードの識別や、
入金取引,支払取引等の結果を用紙に印字する等の処理
を行なう装置である。また、通帳記帳機53は、顧客によ
り挿入された通帳の識別や、入金取引,支払取引結果等
の印字処理を行なう装置である。顧客操作部54は、顧客
が入金金額,支払金額,暗証番号等を入力するために操
作する操作キーや、入力金額や操作案内等のためのイラ
ストや文字を表示する表示部等を有する装置である。
また、第2図(b)は装置の背面図で、ここには内部
操作部55が取付けられている。
この内部操作部55は、係員が紙幣の装填補充回収等の
処理を行なう場合に、各取引に応じた項目やデータを入
力する操作キーと、操作キーにより入力されたデータや
処理結果等を表示して、係員の操作を誘導する表示部等
により構成される。
また、第2図(a)中、破線で表示した制御部56は、
現金自動取引装置51に内蔵された、各装置の動作を制御
するために設けられたプロセッサ等からなる。
以上説明した各装置の接続形態をブロックとして表わ
すと第3図の通りである。使用符号は、第2図と同一の
ものを用いた。
このような現金自動取引装置において、資金効率化と
省力化等の側面からみて、重視されているのが、一括収
納庫方式である。これは、紙幣入出金装置や硬貨入出金
装置等の現金入出金装置における、現金入出金装置内部
の取引運用に用いる各種金種別紙幣収納庫と、これらの
カセットとは別の一括収納庫との間で紙幣の授受を行な
い、この一括収納庫内の紙幣を現金入出金装置内部の金
種別貨幣収納庫へ分配する補充動作と、現金入出金装置
の各金種別貨幣収納庫内の貨幣を一括収納庫へ回収する
回収動作を行なえるようにし、基本的に元方と現金自動
取引装置の間の貨幣の運搬は前記一括収納庫にて行なえ
るようにしたものである。
また、最近、銀行等の金融機関が週休2日制を採用す
るようになり、これに伴い休日の現金自動取引装置の無
人運用は必須の情勢にあり、休日以外の運用においても
係員の省力化は強く求められている。
ここで、このような現金自動取引装置の従来の一般的
な運用形態について述べる。
朝定刻になると、センタコンピュータからの電源投入
指示によるが、または直接係員による装置の電源投入ス
イッチ操作にて装置の電源が投入されると、装置は状態
を診断すべく自己診断動作を行なった後、紙幣や硬貨の
装填待ち状態となる。ここで、係員が現金をセットした
一括収納庫を紙幣入出金装置や硬貨入出金装置に装着
し、内部操作部から係員が現金の装填動作指示を入力す
ると、紙幣や硬貨の入出金装置は、一括収納庫内の現金
を繰出して、装置内部の入出金用スタッカ部へ転送し装
填する動作を開始する。
係員より入力指示された金額あるいは一括収納庫内の
全現金を装填し終わると、現金自動取引装置は、現金関
係の業務の取扱い可能状態になる。
その後、自動取引業務が行なわれ、取引業務終了時刻
になると、例えば自動取引装置による業務のみ時間を延
長して取扱う。ここで、前日の延長時間分と当日のその
時刻までの顧客取引分の取引内容を集計する時刻になる
と、係員は入金取引や支払取引等の取引件数や、入金取
引の合計金額、支払取引の合計金額を算出する合計動作
を、自動取引装置の内部操作部より入力指示する。この
動作で、前回合計動作を行なった以後の取引分につい
て、取引内容の合計データをカートリーダライタ部の印
字部にて伝票印字する。
その時点で、当日の装置の業務取扱いを終了する運用
の場合には、装置内の現金スタッカに有る現金を一括収
納庫に全て回収し、一括収納庫とリジェクト収納庫とを
店舗内へ引上げる。
また、その後も装置の稼働を継続する場合には、現金
はそのままにしておくか、あるいはリジェクト収納庫の
リジェクト紙幣のみを取除く。
以上のようにして、装置は1日運用されるのが一般的
である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成の装置では業務終了時に全て
の現金を回収すると、翌日再び現金を装填しなければ装
置は取引業務が開始できない。一方、合計処理のみ行な
って時間を延長して稼働させた時には、必ずしも翌日、
この装置を立ち上げ時に、現金を装填する必要はない。
しかし、1日そのままで運用するには支払取引の現金が
不足したり、逆に内部スタッカの現金が多過ぎて入金取
引ができなくなり、取引を中止して係員の処理を待たな
くてはならないことも生じる。また、翌日が休日で自動
取引装置のみを稼働させる場合には、当日の業務終了時
点で翌日1日間は現金の追加装填(補充)なしで取引で
きるよう、必ずスタッカ内に現金を装填しなければなら
ない。
このように、従来の装置では、装置を効果的に、即ち
1日を通じて運休時間を極力発生させずに稼働させるに
は、係員の負担によらざるを得ないという欠点があっ
た。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、上記の
欠点を除去し、省力化された稼働率の高い装置を現金自
動取引装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の現金自動取引装置は、装置本体に対して着脱
可能な一括収納庫を有し、装置本体内部の金種別収納庫
に対して、現金の補充と回収を行う構成の現金自動取引
装置において、日時を計数しカレンダーデータを出力す
るカレンダー部と、稼働日程に応じて、金種別収納庫毎
に設定された必要現金の装填枚数を記憶するスケジュー
ル記憶部と、前記カレンダー部の出力するカレンダーデ
ータに基づいて、前記スケジュール記憶部から該当する
必要現金の装填枚数を読出し、予め定められたタイミン
グで、前記金種別収納庫に対して補充または回収動作を
実行し、前記金種別収納庫内の現金を該当する必要現金
の装填枚数に調整する補充回収制御手段とを備えたこと
を特徴とするものである。
(作用) この装置は、平日,日曜,祭日等のそれぞれの稼働日
程に応じた必要現金の装填金額を、予めスケジュール記
憶部に記憶している。そして、例えば当日業務の終了時
等に、カレンダーデータに基づき翌日の日付を調べ、そ
の稼働日程に応じた必要現金を、金種別収納庫に装填す
るよう補充動作する。即ち、余分な現金は回収され、金
種別収納庫に不足した現金は、個別に自動的に補充され
る。
(実施例) 以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説明する。
第1図は、本発明の現金自動取引装置実施例を示すブ
ロック図である。
図の装置は、装置全体を制御する制御部56に対し、紙
幣入出金装置50、硬貨入出金装置50′、顧客操作部54、
内部操作部55、カードリードライタ52、通帳記帳機53が
接続され、更に、本発明の装置の特徴部分である補充回
収制御手段101が設けられたものである。
図中、顧客操作部54、内部操作部55、カードリーダラ
イタ52、通帳記帳機53は、何れも先に第3図において説
明した従来装置に設けられたものと同一であり、同一符
号を付して、その重複する説明は省略する。
補充回収制御手段101には、カレンダー部102及びスケ
ジュール記憶部103が接続されている。
カレンダー部102は、年月,日時,分秒,曜日等を計
数する年時計機能を有する回路から成る。この回路から
は、当日あるいは翌日の年月日や曜日に対するカレンダ
ーデータが出力される。スケジュール記憶部103は、こ
の装置の稼働日程に応じた必要現金の想定金額を記憶す
るためのランダム・アクセス・メモリ等から成る。稼働
日程としては、例えば、月曜から金曜までは装填金額が
○○円、土曜日は○○円、日曜日は○○円といった内容
のもので、その金額に関するデータが、スケジュール記
憶部103に、例えばテーブル形式で記憶される。
次に、紙幣入出金装置50の説明を行なう。尚、本発明
は、紙幣入出金装置50についても硬貨入出金装置50′に
ついても、同様に適用することができる。しかし、両者
の構成はほぼ同様なので、ここでは紙幣入出金装置のみ
を例にとって説明することにする。
先ず、第4図に、紙幣入出金装置の断面図を示す。
この図を用いて、先ず、紙幣入出金装置(CCAD)の構
成を説明する。
CCAD50の前面上部には、第2図右上に示すような接客
口3が設けられている。この接客口3は、顧客が紙幣を
出入れするためのものである。
接客口3の左下側には、送り込まれた紙幣の種類や真
偽,走行状態等を鑑別及び検知するための鑑別部4が配
置されている。
また、接客口3の左側には、表裏取揃え機構5が設け
られている。この表裏取揃え機構5には、切替ブレード
6が設けられている。鑑別部4において裏面と判定され
た紙幣が、この表裏取揃え機構5に送り込まれると、切
替ブレード6が、図示しないマグネットにより駆動さ
れ、その都度走行路を切替えて、全ての紙幣が表を向く
ように積み重ねられる。
装置本体50の左隅には、一括収納庫11が配置されてい
る。この一括収納庫11には、その上部にステージ70が設
けられ、紙幣の分配動作のとき、ステージ70上に載せら
れた紙幣を1枚ずつ分離して外部に取出すために、一括
分離機構23が設けられている。ステージ70上に積み重ね
られた紙幣の量は、ニヤフル検知器38dと、フル検知器3
7dと、エンド検知器39dとにより検出される。
また、一括収納庫11の下方には、紙幣の回収動作のと
き紙幣が送り込まれる一括集積部30と、送り込まれた紙
幣を集積する仕切り板33と、仕切り板33上で紙幣の積み
上げを行なう駆動レバー71が配置されている。エンド検
知機39dは、一括収納庫11内に収納された紙幣の絶対量
が減少したことを検知するための検知機である。
仕切り板33の下方には、一括収納庫11から分配された
紙幣のうち、上記鑑別部4において、出金不可能と鑑別
された紙幣が送り込まれる一括リジェクト集積部68が設
けられている。一括リジェクト部62内の紙幣の量は、フ
ル検知機40aによって検知される。
尚、この一括収納庫11内において、ステージ70は駆動
レバー71の下側に移行し、駆動レバー71が左右に開い
て、ステージ70上に集積された紙幣を載せ、ステージ70
が再び上昇するといった動作が行なわれる。この動作
は、後で第9図を用いて説明するが、このようなステー
ジ70の動作や駆動レバー71の動作中に設定された各種の
ポジションを検出するために、図示しない種々のポジシ
ョンセンサが設けられる。また、ステージ70や駆動レバ
ー71の動作のために、幾つかの駆動モータが内蔵されて
いる。
装置本体50の下部には、金種別収納庫8,9,10が配置さ
れている。
金種別収納庫8は、千円券を収納する収納庫である。
金種別収納庫9は、万円券を収納する収納庫である。ま
た、金種別収納庫10も、万円券を収納する収納庫であ
る。
これらの金種別収納庫8,9,10の上方には、入出金ユニ
ット18が配置されている。
入出金ユニット18には、千円券の一時保留部24と、万
円券の一時保留部25,26と、千円券の集積部27と、万円
券の集積部28,29と、千円券の分離機構20と、万円券の
分離機構21,22とが設けられている。また、この他に、
紙幣の走行路49に沿って金種切分けゲート32,31,57が設
けられている。
上記金種切分けゲート32,31,57は、図示しないマグネ
ット等により駆動される。
鑑別部4で鑑別された後、紙幣が走行路49に搬送され
てきた場合、金種切分けゲート32,31,57が動作し、例え
ば千円券の場合、千円券集積部27に送り込まれる。千円
券集積部27は、その千円券を一時保留部24に集積する。
一方、金種別収納庫8から取出される千円券は、千円券
分離機構21によって1枚ずつ分離されて、走行路49に送
り出される。
尚、万円券についても、同様の構成となっている。
また、一時保留部24,25,26に集積されている紙幣は、
シャッタ34,35,36が、図示しないモータにより駆動され
一斉に引抜かれることによって、金種別収納庫8,9,10に
落下するよう構成されている。
金種別収納庫8,9,10には、それぞれフル検知機37a,37
b,37cと、ニアフル検知機38a,38b,38cと、エンド検知機
39a,39b,39cとが設けられており、各収納庫内の紙幣量
が管理されている。
また、入出金ユニット18と一括収納庫11の間には、一
括切分けゲート16及び15が配置されている。搬送路60
を、一括切分けゲート15に向かって搬送されてきた紙幣
は、一括収納庫11に収納される場合、一括切分けゲート
15の動作によって一括集積部30側に案内される。また、
各金種別収納庫8,9,10に送り込まれる紙幣は、一括切分
けゲート16によって、先に説明した入出金ユニット18の
走行路49に送り込まれる。
また、リジェクトされる紙幣は、一括切分けゲート69
によって一括収納庫11に設けられた一括リジェクト部62
か、あるいは装置本体50の左隅に設けられたリジェクト
カセット7に送り込まれる。
一括収納庫11に設けられた一括リジェクト部62は、一
括収納庫11の一括分離部23から繰り出された紙幣が、鑑
別部4において、重走あるいは斜行と判定された場合
に、該当する紙幣を収納するために設けられている。リ
ジェクトカセット7は、種々の原因で出金不能または回
収不能と判定された紙幣を収納するために設けられてい
る。
リジェクトカセット7の内部にも、集積部66,64及び
フル検知機40b,40cが設けられている。リジェクト部67
は取り忘れ紙幣を収容し、リジェクト部68はその他のリ
ジェクト紙幣を収容する。また、CCAD50の背面には、扉
41が設けられており、この扉41を開くことにより、一括
収納庫11が外部に引出される。一括収納庫11を外部に引
出すと、更に金種別収納庫8,9,10を引出すことができる
よう構成されている。
尚、リジェクトカセット7は、上記扉41を開くことな
く、別途抜取りが可能なように配置されている。
一括収納庫11や金種別収納庫8,9,10には、それぞれ共
通の錠が取付けられており、監査キーを用いて図示しな
い各収納庫の扉を開き、紙幣の装填及び抜取り操作を行
なうことができる。
尚、第4図の装置各部には、紙幣を分離集積搬送する
ための動力源として、それぞれ多数のモータ等が実装さ
れ、動力伝達機構が配置されている。
再び第1図に戻って、紙幣入出金装置のブロック構成
を説明する。
第1図に示すように、CCAD50は、制御部56により、上
位装置制御部インタフェース81を介して、現金入出金装
置制御部80に入力する制御信号等により制御される。
現金入出金装置制御部80は、この入出金装置全体の動
作を制御するマイクロコンピュータとその周辺回路から
構成されている。
現金入出金装置制御部80には、バスラインを介してI/
Oインタフェース回路82と、一括収納庫インタフェース
回路90と、リード・オンリ・メモリ(ROM)83と、ラン
ダム・アクセス・メモリ(RAM)84とが接続されてい
る。
ROM83は、現金入出金装置制御部80の動作用プログラ
ムを格納するメモリである。RAM84は、現金入出金装置
制御部80の動作に必要なパラメータ等を一時格納してお
くメモリである。
I/Oインタフェース回路82には、モータドライバ85、
マグネットドライバ86、スイッチ読取り回路87、フォト
センサ読取り回路88、紙幣鑑別制御部89が接続されてい
る。
モータドライバ85は、装置各部のモータ群91及び一括
収納庫11に設けられたモータ群96に接続されており、各
動作モードに応じて、種々のモータを駆動制御する回路
である。マグネットドライバ86は、装置各部のマグネッ
ト群92に接続されており、動作モードに応じて、それぞ
れのマグネットをオンあるいはオフさせる回路である。
スイッチ読取り回路87は、装置各部のスイッチ群93と
一括収納庫11のスイッチ群97とに接続されており、一括
収納庫11、金種別収納庫8,9,10及び8リジェクトカセッ
ト7の装着の有無や、各ステージのポジションを検出す
るスイッチ等の状態を読取る回路である。フォトセンサ
読取り回路88は、装置各部のフォトセンサ群94及び一括
収納庫11に設けられたフォトセンサ群98に接続されてお
り、一括収納庫11や金種別収納庫8,9,10、あるいはリジ
ェクトカセット7に設けられた紙幣の集積状態を監視す
るフォトセンサ群からの情報を読取る回路である。
紙幣鑑別制御部89は、紙幣鑑別センサ群95に接続され
ており、この紙幣鑑別センサ群95は、第1図に示した鑑
別部4の内部に設けられた種々のセンサから成り、鑑別
部4に送り込まれた紙幣の真偽,金種,正損,表裏,重
走及び斜行等を鑑別検知するために設けられた回路であ
る。
一括収納庫インタフェース回路90は、一括収納庫11に
取付けられた収納庫管理メモリ99の記憶内容に読取っ
て、現金入出金装置制御部80に転送したり、現金入出金
装置制御部80の指示を受けて、収納庫管理メモリ99の内
容を更新する回路である。
収納庫管理メモリ99は、バッテリ等でバックアップさ
れ、現金入出金装置制御部80によって直接アクセスされ
る半導体メモリ等から構成される。尚、この収納庫管理
メモリ99は、この他にマイクロコンピュータ等の制御手
段と一体化され、一括収納庫インタフェース回路90を介
して、現金入出金装置制御部80とデータの送受信を行な
うような構成であってもよい。
収納庫管理メモリ99に使用されるメモリとしては、バ
ッテリバックアップによる半導体ランダム・アクセス・
メモリの他に、電源を供給しなくてもデータが消去され
ないEEPROM(電気的消去可能型プログラマブルリード・
オンリ・メモリ)や、磁気ディスク,磁気テープ等の磁
気的記録媒体であっても差し支えない。尚、この収納庫
管理メモリ99には、一括収納庫11に収納された紙幣の各
金種毎の収納枚数が個別に記憶される。
この外に、現金入出金装置制御部80の種々の動作を制
御するために、計数管理部80aと、回収手段80bと、補充
分配手段80cとが設けられている。これらの手段は、何
れも所定の手順でI/Oインタフェース回路82を介して、
装置各部の回路を制御し、後に説明する動作を実行制御
するための、シーケンスプログラムから構成されてい
る。
計数管理部80aは、一括収納庫11に回収され、あるい
は一括収納庫11から分配される紙幣を計数し、その都度
収納庫管理メモリ99を更新する制御を行なう。回収手段
80bは、金種別収納庫に格納された現金を取出して搬送
し、一括収納庫11に回収する動作を制御する。補充分配
手段80cは、何れかの各金種別収納庫に紙幣が不足した
場合、収納庫管理メモリ99に記憶された金種別枚数を確
認し、その範囲内で各金種別収納庫に対し、必要な紙幣
の分配補充を行なう動作を制御する。
次に、第1図の内部操作部55について説明する。
第5図は内部操作部55の外観図であり、第6図はこれ
に対応した内部操作部55のブロック図である。
図において、55aは表示装置であり、液晶表示器など
が用いられている。55bは、表示装置55aに重ね合わせて
配設される透明なタッチパネル入力装置であり、表示装
置55a上にキーの図柄を表示する。その部分をタッチパ
ネル上から人が触れると、表示装置55aに表示したキー
が押下されたものとして検知される。55cは、個別の入
力キー群であり、押下するとキー内部の接点が接続し、
押下されたことが検知されるものである。
第6図において、55dは内部操作部制御部であり、ATM
の制御部56に接続されており、ATMの制御部56からの表
示命令を共通部55fで受け、命令は表示制御部55eに伝達
され、表示制御部55eの制御に従って、表示装置には各
種の文字や文章,図形や表などが表示される。また、個
別入力キー群55cの入力情報は、入力制御部55gに検知さ
れ、共通部55fに伝えらえれ、共通部55fからATMの制御
部56へ通知される。
次に、以上の構成の装置の動作を以下に説明する。
業務終了時、係員が、第5図に示す内部操作部55の個
別入力キー群55c中の回収キーを押下するか、又は、ATM
の稼動はまだ継続するが、当日の取引を一旦集計するた
めに、同じく内部操作部55の個別入力キー群55c中の合
計キーを押下する。制御部56は、この入力を受けて、入
出金装置50、50′に対して、回収動作開始を指示するコ
マンドを送信する。コマンドを受けた各入出金装置の動
作はCCAD50を例に説明する。
現金入出金装置制御部80(第1図)は、回収動作開始
のコマンドを制御部56(第1図)から受信すると、金種
別収納庫8,9,10から、一括収納庫11に対し全ての紙幣が
回収される。この場合、動作モードが回収モードに設定
され、一括収納庫11のニアフル検知機38dがニアフルを
検知していないことを確認する。
更に、収納庫管理メモリ99の記憶内容を参照し、一括
収納庫11内にまだ回収可能なスペースが残っているこ
と、及び実際に回収可能な枚数を確認する。ここで、一
括収納庫11内に回収可能なスペースが残されていないと
検知された場合、動作不可の状態情報を含むレスポンス
を制御部56(第1図)に送信し、この処理が中止され
る。
一方、一括収納庫11内に回収可能なスペースが残って
いることが確認された場合、回収動作が開始される。
第7図は、紙幣入出金装置の回収動作時断面図であ
る。
先ず、万円券を収納した金種別収納庫10から紙幣を回
収する場合には、万円券取出し分離機構22を作動し、万
円券収納庫10に収納されている紙幣を、上から順に1枚
ずつ繰り出し、,,のルートを通って鑑別部4に
送り込む。鑑別部4では、送り込まれてきた紙幣につい
て、順次真偽鑑別及び走行状態を検知して後方へ送る。
鑑別部4の鑑別の結果、2枚以上の重なり(重走),
斜行等が検知された紙幣は、,のルートを通り一括
切分けゲート16,15を作動させて、,のルートによ
りリジェクトカセット7に送り込まれる。
鑑別の結果、正常な紙幣は、計数しながら一括集積部
30に送り込まれる。一括集積部30に送り込まれた紙幣
は、一括仕切り板33の上に順次集積される。この動作
は、万円券を収納した金種別収納庫10にセットされた紙
幣がなくなるまで繰り返される。
尚、途中、一括仕切り板33上の集積枚数が、集積許容
値、例えば100枚に達した場合には、万円券取出し分離
機構22の動作を中断し、後述する一括収納庫11における
動作が実行される。他の金種別収納庫9,8についての回
収動作も同様である。
尚、回収動作の途中で、一括収納庫11のフル検知器37
dがフル検知をすると、回収動作は中断し、その情報が
制御部56に返送される。制御部56は、これを内部操作部
55の表示部55aに表示する。
係員は、一括収納庫11が満杯になったことを示す表示
を見て、一括収納庫11に収納された紙幣の排出を行な
う。この場合、係員は、現金入出金装置の装置本体50の
後面にある扉41を開き、一括収納庫11を抜取り、監査キ
ーを用いてその扉を開いて紙幣を全て取出す。その後、
これまでと逆操作により、一括収納庫11をセットし扉41
を閉じ、回収動作が再開される。その後、全ての金種別
収納庫8,9,10のエンド検知機39c,39b,38aがエンドを検
知すると、各取出し機構20,21,22が停止し、最後の紙幣
が一括収納庫11に到着した後に、搬送動作が停止する。
以上の処理を終了した現金入出金装置は、制御部56に
対し、回収終了のレスポンスを返送し、そのレスポンス
に金種別に回収した計数枚数を付加する。制御部56は、
これを受けて回収枚数をカウントし記憶しておく。
<一括収納庫の動作> 第8図は、一括収納庫の動作説明図である。
一括収納庫11から、各金種別収納庫8,9,10(第11図)
に紙幣を装填する動作開始時には、第8図(a)に示す
ように、ステージ70上の紙幣が一括取出し分離機構23に
より取出されて送り出される。
一方、金種別収納庫8,9,10に収納されずに回収される
紙幣は、一括集積部30に送り込まれ、一括仕切り板33上
に集積される。ここで、紙幣が集積許容値、例えば100
枚に達すると、一括取出し分離機構23の動作を一時停止
する。
駆動レバー71は、第8図(b)の71のポジションに
予め設定されており、集積許容値に達した旨の指示を受
けると、図の71のポジションにまで回転動作を行な
い、一括仕切り板33上に集積した紙幣をクランプする。
そして、図示しないモータを駆動し、図の71のポジシ
ョンから71のポジションまで駆動レバー71を持ち上げ
る。次に、先に停止させた一括取出し分離機構23を動作
させ、再び集積許容値まで一括仕切り板33上に紙幣の集
積を続ける。
再び集積許容値に達すると、一括取出し分離機構23を
停止して、駆動レバー71を71のポジションから71の
ポジションに回転動作させ、駆動レバー71により持ち上
げた紙幣を、一括仕切り板33上に集積した紙幣の上に落
す。そして、再び図示しないモータにより、71のポジ
ションにある駆動レバー71を下降させ、71のポジショ
ンまで移動させる。その後、再び71のポジションまで
駆動レバー71を回転動作させて、紙幣を71のポジショ
ンまで持ち上げる。
このような動作を、エンド検知機39dがステージ70上
の紙幣の無くなるのを検知するまで繰り返す。エンド検
知されると、一括取出し分離機構23の動作を停止し、駆
動レバー71は、図示しないモータによって71のポジシ
ョンまで紙幣を持ち上げる。
一方、ステージ70は、図示しないモータによって、70
のポジションから70のポジションに回転駆動され、
更に70のポジションまで下降する。そして、70のポ
ジションに回転駆動され、駆動レバー71の下側に配置
される。その後、駆動レバーが71のポジションに回転
動作を行ない、先にクランプして持ち上げた紙幣を、ス
テージ70の上に載せる。その後、ステージ70は、図示
しないモータにより駆動され、図の70のポジションま
で上昇する。
以上の動作によって、回収された紙幣が、再び一括収
納庫11から分配可能な状態になる。
以上の回収動作が終了すると、制御部56は補充回収制
御手段101の動作を起動する。補充回収制御手段101は、
カレンダー部102の当日の日付あるいは曜日を参照し
て、続いてその日付あるいは曜日に対応して、スケジュ
ール記憶部103に記憶されている装填枚数パターンを読
取り、制御部56に通知する。
第9図と第10図に、内部操作部表示画面例を示す。
前記スケジュール記憶部103に記憶されている装填枚
数パターンとは、第10図の内部操作部表示画面例−
(2)に示した内容に対応しているものであり、この例
では必要現金の装填枚数が曜日により設定されている。
カレンダー部102の曜日を参照した結果が、月曜日〜木
曜日であれば装填枚数パターンは“1"であり、金曜日な
らば“2"である。そして、各装填枚数パターンの内容
は、更にスケジュール記憶部103の別のアドレスに記憶
されており、その内容は第9図の内部操作部表示画面例
−(1)に示す内容に対応している。この例では、装填
枚数パターン“1"は、第9図のパターンNo.1の欄の金種
別の装填枚数のパターンであり、同様に装填枚数パター
ン“2"はパターンNo.2の欄の金種別装填枚数のパターン
である。従って、補充回収制御手段101は、先ずカレン
ダー部102で当日の曜日を読取ると、続いてスケジュー
ル記憶部103に記憶されている該当曜日の装填枚数パタ
ーンNo.を読取り、更に別に記憶されているその装填枚
数パターンNo.に対応した金種別の装填枚数を読取り、
制御部56に通知する。
以上のようにして、金種別装填枚数情報の通知を受け
た制御部56は、CCAD50及び硬貨入出金装置50′に対し、
各々の扱う金種別装填枚数情報を付加し、補充動作を指
示するコマンドを送信する。
尚、上記説明において、第9図に示す金種別装填枚数
の例は、万円と千円がCCAD、五百円〜一円が硬貨入出金
装置で扱う金種である。
また、第9図,第10図の内部操作部表示画面例につい
ては後述する。
さて、制御部56より金種別装填枚数データを伴う補充
指示を受けた各入出金装置の動作をCCADを例にして説明
する。
第11図を用いて補充動作の説明を行なう。
現金入出金装置制御部80は、補充動作開始のコマンド
を、制御部56から受信すると、動作モードを補充モード
に設定する。
補充動作開始に当たっては、一括収納庫11のエンド検
知機39dがエンド検知をしていないこと、即ち紙幣が予
めセットされていることを確認する。更に、収納庫管理
メモリ99に記憶されているデータを参照し、一括収納庫
11内に補充対象紙幣が収納されているかどうかを確認す
る。
エンド検知されていた場合には、動作可能状態に無い
旨の情報を付加したレスポンスを制御部56に返送する。
一方、エンド検知がされず、又、収納庫管理メモリ99
に記憶された金種別枚数の範囲で、コマンドで指示され
た枚数の補充が実行できると判断した場合には、補充動
作を開始する。この場合には、第11図において、一括収
納庫11の上部にある一括取出し分離機構23を作動して、
一括収納庫11にセットされている紙幣を、上側から順に
1枚ずつ繰り出す。この紙幣は、矢印,,,の
ルートを通り、鑑別部4に送り込まれる。
鑑別部4では、送り込まれてきた紙幣について、順次
金種判別,真偽判別,正損判別,走行状態チェックを行
なう。例えば、補充対象紙幣が、万円券が千円券の何れ
か1金種であった場合、鑑別部4の鑑別の結果、補充対
象紙幣の正券以外であったと判断された紙幣は、,
,のルートをたどり、一括切分けゲート15,16を作
動させて、一括収納庫11の集積部30に送り込まれる。
そして、先に一括収納庫の動作の例で説明した通り、
一括収納庫11の内部の動作によって一括収納庫11内に再
び回収される。この場合、収納庫管理メモリ99の内容が
変化しないよう、計数管理部80aによって管理されるこ
とはいうまでもない。
鑑別結果がリジェクト紙幣と判断された紙幣について
は、一括切分けゲート15,16及び69を作動させて、の
ルートをたどり、集積部68へ送り込まれる。この紙幣
は、一括リジェクト部62に集積される。
さて、補充対象紙幣の正券が搬送されてきた場合に
は、それが千円券であれば千円券切分けゲート57を作動
して千円券集積部27へ送り込み、千円券ステージ45に直
接集積される。万円券であれば万円券切分けゲート31又
は32を作動し、万円券集積部28又は29に送り込まれる。
そして、万円券ステージ46又は47に直接集積される。
以上の動作は指示枚数が補充されるまで続けられる
が、途中、ステージ45,46,47の何れかの集積枚数が保留
許容値、例えば100枚に達した場合には、一括取出し分
離機構23の動作を中断し、保留許容値に達したカセット
のステージを、図示しないモータにより保留許容値相当
分引下げ、再び一括取出し分離機構23を作動させ補充動
作を繰り返す。
補充枚数が目標値に達するか目標値以前でも、収納庫
管理メモリ99に記憶された金種別枚数を参照して、一括
収納庫11内の補充対象紙幣の全てが補充された場合に
は、一括取出し分離機構23は停止する。そして、最後の
紙幣がステージ45,46,47に到着すると搬送動作が停止す
る。ステージ45,46,47のうち補充動作を行なったステー
ジは下降し、ステージ上に集積された紙幣は、対応する
金種別収納庫8,9,10の何れかに収納されて補充動作が終
了する。
補充動作が終了すると、補充枚数が計数されて、その
結果に基づいて収納庫管理メモリ99の内容が更新され
る。この場合、一括収納庫11から取出された全金種の計
数結果から、再び一括収納庫11に回収された全金種の計
数結果を差引いた数が、収納庫管理メモリ99の元のデー
タより減算される。
CCAD50は、補充終了のレスポンスを制御部56に返送
し、そのデータとして各金種別に補充した計数枚数を付
加する。
以上で装填動作が終了する。
次に、制御部56は、カードリーダライタ52の印字部に
ATMの稼動内容、即ち支払取引,入金取引等の件数中、
各取引における支払合計金額や入金合計金額及び回収動
作にて鑑別部にて鑑別できた現金についての回収合計金
額と、最後に装填した金額あるいは金種別枚数内訳等の
データを印字して、業務終了時あるいは合計処理時動作
を完了する。
そして、まだその後もATMの運用を続行する場合に
は、再びATMは通常の業務取扱状態となり取引可能とな
る。
また、以上説明した方法では、内部の現金スタッカか
ら全ての現金を一括カセットに回収した後、再装填する
ようにしたが、制御部56又は現金入出金装置制御部80や
硬貨入出金装置制御部が、内部の現金スタッカの有高を
管理している場合には、スケジュール記憶部103が記憶
している枚数分を除く枚数のみを回収し、装填枚数に現
金スタッカ内有高が足らない場合は、一括カセットより
その不足分のみを補充するようにしてもよい。
次に、第5,6,9,10図を参照して。スケジュール記憶部
103への装填枚数パターンデータの登録方法を説明す
る。
先ず、係員は、第5図の内部操作部の個別入力キー群
55cのうちの“設定”キーを押下する。すると、内部操
作部の表示部55aの表示画面は、第5図に示すような通
常表示している装置運用情報画面から、第9図に示す装
填パターン設定画面に切替わる。第9図に切替わると、
パターンNo.1の万の位置にアンダーライン状のカーソル
が表示される。このカーソルは、入力位置を示すもので
あり、画面右の数字キー部分の“確認”位置をタッチす
ると右へ1文字ずつ移動し、装填枚数欄の1円のところ
までいくと、パターンNo.2の万円のところへ移動するよ
うになっており、以後“確認”キー押下で同様に移動す
る。
さて、最初にカーソルが表われたパターンNo.1の万の
位置で、万円の装填枚数を画面右の数字キーで入力す
る。第9図の例は、“2",“0",“0",“確認”の順に入
力したものである。このようにして、パターンNo.1の各
金種について入力し終わると、カーソルはパターンNo.2
の万の位置へ移動するので、再び“1",“0",“0",“0",
“確認”の順で入力し、以下各金種分について入力す
る。
必要なパターン数だけ入力し終わったところで、画面
右下の“実行”キーの部分を押下すると、それまでに各
パターンNo.の行に入力されたデータが、制御部56を介
して補充回収制御手段101へ送られ、スケジュール記憶
部103に記憶される。
以上まで入力完了すると、画面は、第10図に示すスケ
ジュール設定画面に切替わり、カーソルが月(曜日)の
行の装填枚数の位置に表示される。ここで、例えば数字
キーで“1"を入力し、次に“確認”を入力すると、月曜
の行に“1"が表示されたままカーソルのみ火(曜日)の
行へ移動するので、また希望するパターンNo.を入力
し、装填を必要とする曜日全ての行に入力する。入力が
完了したら、画面右下の“実行”キーを入力すると、入
力された装填枚数パターンは内部操作部制御部6dの共通
部6fから制御部7を介して補充回収制御手段101へ通知
されたスケジュール記憶部103へ記憶される。
尚、第10図の例において、金曜日のみ装填枚数パター
ンが“2"となっているが、装填枚数パターン“2"は、第
9図に示すように、他の曜日で指定したパターン“1"に
対し枚数が多く設定されている。これは曜日の土曜日が
金融機関が休日となり、ATMが無人運用され、しかも支
払取引のみ扱い、入金取引は行わないことを想定した設
定を表わしている。また、他の曜日も、世の中一般の給
与支払日やその翌日などの特異日については、予め多め
の装填枚数となるようにすなどの細かい設定が可能であ
る。
また、第9図,第10図において、画面左下の“取消”
キーを押下すると、それまでに入力したデータは登録さ
れず、画面は最初の状態表示画面に戻る。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、この発明によれば、ATM
の業務終了時あるいはATMのみ時間延長して稼動させる
場合の、係員の業務終了時における当日の合計処理時に
おいて、不要現金や余剰現金のみ回収し、翌日に必要な
量の現金を、予め入力されているスケジュールに従って
自動装填するようにしたので、資金を効率良く運用でき
るとともに、業務開始時に現金の装填を行う必要がな
い。しかも、適当な現金量が装填されるため、係員の作
業が大幅に軽減され、業務中に現金の過不足による運用
停止がなくなり、省力化された稼動率の高い装置を提供
することができる。
また、本発明は、センタコンピュータからの指示によ
らずに行なえる。従って、ATMの装置環境によって、取
引件数や取引現金の差があっても、必要装填枚数をATM
個々に設定できる。これにより、センタコンピュータか
らの指示では困難な細い対応も、センタコンピュータの
プログラムを変更することなくできるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の現金自動取引装置ブロック図、第2図
は現金自動取引装置の斜視図、第3図は現金自動取引装
置のブロック図、第4図は紙幣入出金装置の断面図、第
5図は内部操作部平面図、第6図は内部操作部ブロック
図、第7図は紙幣入出金装置の回収動作時断面図、第8
図は一括収納庫動作説明図、第9図は内部操作部表示画
面例−(1)、第10図は内部操作部表示画面例−
(2)、第11図は紙幣入出金装置の補充動作時断面図で
ある。 50……紙幣入出金装置、 50′……硬貨入出金装置、 52……カードリーダライタ、53……通帳記帳機、 54……顧客操作部、55……内部操作部、 56……制御部、101……補充回収制御手段、 102……カレンダー部、 103……スケジュール記憶部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に対して着脱可能な一括収納庫を
    有し、装置本体内部の金種別収納庫に対して、現金の補
    充と回収を行う構成の現金自動取引装置において、 日時を計数しカレンダーデータを出力するカレンダー部
    と、 稼動日程に応じて、金種別収納庫毎に設定された必要現
    金の装填枚数を記憶するスケジュール記憶部と、 前記カレンダー部の出力するカレンダーデータに基づい
    て、前記スケジュール記憶部から該当する必要現金の装
    填枚数を読出し、予め定められたタイミングで、前記金
    種別収納庫に対して補充または回収動作を実行し、前記
    金種別収納庫内の現金を該当する必要現金の装填枚数に
    調整する補充回収制御手段とを備えたことを特徴とする
    現金自動取引装置。
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