JP2012236356A - 画像形成装置、及び、画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】主画像を形成する領域と主画像を形成しない領域との段差を抑制すること。
【解決手段】主画像を形成する第1のノズル群と、補助インクを吐出する第2のノズル群であってノズル群の移動方向に第1のノズル群と並ぶ第2のノズル群と、補助インクを吐出する第3のノズル群であって第1のノズル群よりも媒体搬送方向の下流側に位置する第3のノズル群とを有し、一の吐出動作にて媒体における画像形成領域の中の主画像を形成する領域に第1のノズル群からインクを吐出させ、画像形成領域の中の主画像を形成しない領域に第2のノズル群から補助インクを吐出させ、一の吐出動作よりも後の吐出動作にて画像形成領域の全域に第3のノズル群から補助インクを吐出させる画像形成装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置、及び、画像形成方法に関する。
画像形成装置であるプリンターの中には、ヘッドが移動方向に移動しながらインクを吐出する吐出動作(パス)と、移動方向と交差する搬送方向に媒体を搬送する搬送動作とを、繰り返すプリンターがある。また、紫外線を照射すると硬化するインク(UVインク)を吐出するヘッドや紫外線の照射光源を有するプリンターがある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−254560号公報
例えば、UVインクを使用するプリンターが、先のパスで画像形成領域の一部に主画像のみを形成し、後のパスで画像形成領域の全域に補助インク(例えばクリアインク)を吐出する印刷方法を実施したとする。そうすると、UVインクのような高粘度インクによる画像では画像に厚みが出るので、主画像の上に補助インクが吐出された領域と、補助インクだけが吐出された領域とで、段差が生じてしまう。
そこで、本発明では、主画像を形成する領域と主画像を形成しない領域との段差を抑制することを目的とする。
前記課題を解決する為の主たる発明は、(A)主画像を形成するインクを吐出するノズルが所定方向に並ぶ第1のノズル群と、(B)補助インクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第2のノズル群であって、前記所定方向と交差する方向に前記第1のノズル群と並ぶ第2のノズル群と、(C)前記補助インクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第3のノズル群であって、前記第1のノズル群及び前記第2のノズル群よりも前記所定方向の一方側に位置する第3のノズル群と、(D)前記ノズル群と媒体とを前記交差する方向に相対移動させながら前記ノズルからインクを吐出させる吐出動作と、前記ノズル群に対する前記媒体の相対位置を前記所定方向の前記一方側に移動する搬送動作と、を繰り返し実行させる制御部であって、一の吐出動作にて、前記媒体における画像形成領域の中の前記主画像を形成する領域に前記第1のノズル群からインクを吐出させ、前記画像形成領域の中の前記主画像を形成しない領域に前記第2のノズル群から前記補助インクを吐出させ、前記一の吐出動作よりも後の吐出動作にて、前記画像形成領域の全域に前記第3のノズル群から前記補助インクを吐出させる制御部と、(E)を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
プリンターの全体構成ブロック図である。 図2Aはプリンターの概略斜視図であり、図2Bはキャリッジの周辺を説明する図である。 図3Aは比較例の印刷方法で使用するノズルを説明する図であり、図3Bは比較例の印刷方法を説明する図であり、図3Cは比較例の印刷方法で印刷される画像を説明する図である。 図4Aは実施例1の印刷方法で使用するノズルを説明する図であり、図4Bは実施例1の印刷方法を説明する図であり、図4Cは実施例1の印刷方法で印刷される画像を説明する図である。 図5Aは実施例2の印刷方法で使用するノズルを説明する図であり、図5Bは実施例2の印刷方法を説明する図である。 図6Aは比較例の印刷方法で使用するノズルを説明する図であり、図6B及び図6Cは比較例の印刷方法で印刷される画像を説明する図である。 図7A及び図7Bは実施例3の印刷方法で使用するノズルと印刷される画像を説明する図である。 実施例3の変形例のノズル設定を説明する図である。
===開示の概要===
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかとなる。
即ち、(A)主画像を形成するインクを吐出するノズルが所定方向に並ぶ第1のノズル群と、(B)補助インクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第2のノズル群であって、前記所定方向と交差する方向に前記第1のノズル群と並ぶ第2のノズル群と、(C)前記補助インクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第3のノズル群であって、前記第1のノズル群及び前記第2のノズル群よりも前記所定方向の一方側に位置する第3のノズル群と、(D)前記ノズル群と媒体とを前記交差する方向に相対移動させながら前記ノズルからインクを吐出させる吐出動作と、前記ノズル群に対する前記媒体の相対位置を前記所定方向の前記一方側に移動する搬送動作と、を繰り返し実行させる制御部であって、一の吐出動作にて、前記媒体における画像形成領域の中の前記主画像を形成する領域に前記第1のノズル群からインクを吐出させ、前記画像形成領域の中の前記主画像を形成しない領域に前記第2のノズル群から前記補助インクを吐出させ、前記一の吐出動作よりも後の吐出動作にて、前記画像形成領域の全域に前記第3のノズル群から前記補助インクを吐出させる制御部と、(E)を有することを特徴とする画像形成装置である。
このような画像形成装置によれば、主画像を形成する領域と主画像を形成しない領域に共に2層の画像を形成することができ、主画像を形成する領域と主画像を形成しない領域との段差を抑制することができる。
かかる画像形成装置であって、前記主画像を形成するインク、及び、前記補助インクは、光が照射されると硬化する光硬化型インクであること。
このような画像形成装置によれば、画像に厚みが生じる場合であっても、主画像を形成する領域と主画像を形成しない領域との段差を抑制することができる。
かかる画像形成装置であって、前記光硬化型インクに光を照射する光照射部であって、前記第1のノズル群及び前記第2のノズル群の前記所定方向の他方側の端部から前記第3のノズル群の前記所定方向の前記一方側の端部までに亘って少なくとも前記所定方向に延びて配置された光照射部を有し、前記吐出動作では、前記光照射部及び前記ノズル群と前記媒体とが前記交差する方向に相対移動し、前記第1のノズル群及び前記第2のノズル群と前記第3のノズル群との前記所定方向の間に、インクが吐出されない非吐出領域が設けられていること。
このような画像形成装置によれば、主画像が十分に硬化した状態で主画像の上に補助インクを吐出することができ、画像の品質低下を抑制できる。
かかる画像形成装置であって、前記主画像の背景画像を形成するインクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第4のノズル群であって、前記第3のノズル群よりも前記所定方向の他方側に位置する第4のノズル群を有し、前記補助インクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第5のノズル群であって、前記交差する方向に前記第4のノズル群と並ぶ第5のノズル群を有し、前記画像形成領域に形成する前記背景画像が前記画像形成領域よりも小さい場合、前記制御部は、他の吐出動作にて、前記画像形成領域の中の前記背景画像を形成する領域に前記第4のノズル群からインクを吐出させ、前記画像形成領域の中の前記背景画像を形成しない領域に前記第5のノズル群から前記補助インクを吐出させること。
このような画像形成装置によれば、画像に生じる段差を抑制できる。
また、(A)主画像を形成するインクを吐出するノズルが所定方向に並ぶ第1のノズル群と、(B)補助インクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第2のノズル群であって、前記所定方向と交差する方向に前記第1のノズル群と並ぶ第2のノズル群と、(C)前記補助インクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第3のノズル群であって、前記第1のノズル群及び前記第2のノズル群よりも前記所定方向の一方側に位置する第3のノズル群と、(D)前記ノズル群と媒体とを前記交差する方向に相対移動させながら前記ノズルからインクを吐出させる吐出動作と、前記ノズル群に対する前記媒体の相対位置を前記所定方向の前記一方側に移動する搬送動作と、を繰り返し実行させる制御部であって、一の吐出動作にて、前記媒体における画像形成領域の中の前記主画像を形成する領域に前記第1のノズル群からインクを吐出させ、前記画像形成領域の中の前記主画像を形成しない領域に前記第2のノズル群から前記補助インクを吐出させ、前記一の吐出動作よりも後の吐出動作にて、前記画像形成領域の全域に前記第3のノズル群から前記補助インクを吐出させる制御部と、(E)を有する画像形成装置を用いて前記媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成方法である。
このような画像形成方法によれば、主画像を形成する領域と主画像を形成しない領域に共に2層の画像を形成することができ、主画像を形成する領域と主画像を形成しない領域との段差を抑制することができる。
===印刷システム===
画像形成装置をインクジェットプリンター(以下、プリンター)とし、プリンターとコンピューターが接続された印刷システムを例に挙げて、実施形態を説明する。
図1は、プリンター1の全体構成ブロック図であり、図2Aは、プリンター1の概略斜視図であり、図2Bは、キャリッジ31の周辺を説明する図である。なお、図2Bでは、ヘッド41の上方から見たノズルの配列を仮想的に示す。
本実施形態のプリンター1は、紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化型インクを吐出することにより、媒体S(例:用紙、布、フィルム)に画像を印刷する。なお、紫外線硬化型インク(以下、UVインク)は、紫外線硬化樹脂を含むインクであり、紫外線の照射を受けると紫外線硬化樹脂において光重合反応が起こることにより硬化する。
コンピューター70は、プリンター1と通信可能に接続されており、プリンター1に画像を印刷させるための印刷データをプリンター1に出力する。
コントローラー10は、プリンター1の制御を行うための制御ユニットである。インターフェース部11はコンピューター70とプリンター1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU12はプリンター1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー13はCPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU12はユニット制御回路14により各ユニットを制御する。なお、プリンター1内の状況を検出器群60が監視し、その検出結果に基づいて、コントローラー10は各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体Sを印刷可能な位置に送り込み、印刷時には搬送方向に所定の搬送量で媒体Sを搬送するためのものである。
キャリッジユニット30は、キャリッジ31に搭載されたヘッド41等を、搬送方向と交差する移動方向に移動するためのものである。
ヘッドユニット40は、媒体Sにインクを吐出するためのものであり、ヘッド41を有する。ヘッド41の下面には、図2Bに示すように、インクを吐出するノズルが搬送方向に所定の間隔(ノズルピッチD)おきに並んだノズル列が複数形成されている。説明のため、ノズル列に属するノズルのうち、搬送方向下流側のノズルから順に小さい番号を付す(#1、#2…)。
本実施形態のプリンター1は5種類のインク(YMCK・Cl)を吐出可能とし、ヘッド41には、イエローインクを吐出するイエローノズル列Yと、マゼンタインクを吐出するマゼンタノズル列Mと、シアンインクを吐出するシアンノズル列Cと、ブラックインクを吐出するブラックノズル列Kと、クリアインクを吐出するクリアノズル列Clが、形成されている。
なお、ノズルはインクが充填されたインク室に連通し、ノズルからのインク吐出方式は、駆動素子(ピエゾ素子)に電圧をかけてインク室を膨張・収縮させることによりノズルからインクを吐出させるピエゾ方式でもよいし、発熱素子を用いてノズル内に気泡を発生させ、その気泡によってノズルからインクを吐出させるサーマル方式でもよい。
このようなプリンター1では、コントローラー10(制御部)が、ヘッド41を媒体に対して移動方向に移動しながらノズルからインクを吐出させる吐出動作と、ヘッド41に対して媒体Sを搬送方向の下流側に搬送させる搬送動作と、を繰り返し実行させる。その結果、先の吐出動作により形成されたドットの位置とは異なる媒体S上の位置に、後の吐出動作にてドットが形成されるため、媒体S上に2次元の画像を印刷することができる。以下、ヘッド41による1回の吐出動作を「パス」とも呼ぶ。
照射ユニット50は、媒体Sに着弾したUVインクに紫外線を照射して、UVインクを硬化させるためのものであり、仮照射部51と本照射部52を有する。なお、紫外線照射の光源として、例えば、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)や、メタルハライドランプ、水銀ランプなどが挙げられる。また、照射部による単位面積あたりの紫外線の照射量(照射エネルギー(mJ/cm))は、紫外線の照射強度(mW/cm)と照射時間(s)の積で定められる。
仮照射部51a,51bは、図2Bに示すように、キャリッジ31の移動方向における両端部に設けられ、キャリッジ31の移動に伴ってヘッド41と共に移動方向に移動する。なお、仮照射部51a,51bはノズル列と同様に搬送方向に延びている。よって、移動方向への移動中にヘッド41から吐出されたUVインクは、媒体Sに着弾すると直ぐに、仮照射部51a,51bにより紫外線が照射される。
キャリッジ31が移動方向の左側に移動する往路時にヘッド41から吐出されたUVインクは、移動方向の右側に位置する第1仮照射部51aにより紫外線が照射される。逆に、キャリッジ31が移動方向の右側に移動する復路時にヘッド41から吐出されたUVインクは、移動方向の左側に位置する第2仮照射部51bにより紫外線が照射される。
本照射部52は、キャリッジ31よりも搬送方向の下流側に固定して設けられている。本照射部52の移動方向の長さは媒体Sの移動方向の長さ以上であり、本照射部52は、下を通過する媒体S上のUVインクに紫外線を照射する。よって、本照射部52により媒体S上のUVインクは完全に硬化され、UVインクによる画像が完成する。
===印刷方法:実施例1===
本実施形態のプリンター1は、4色のインク(YMCK)を使用して印刷する主画像(カラー画像やモノクロ画像)の上から無色透明なクリアインクを吐出する印刷方法を実行する。即ち、プリンター1は、4色のインクによる主画像の上にクリアインクによる画像(以下、クリア画像)を重ねた画像を印刷する。そうすることで、画像の光沢度を向上させたり、主画像や媒体の擦れや剥がれを防止したり(即ち、主画像や媒体を保護したり)することが出来る。つまり、クリアインク(補助インク)は、主画像や媒体を覆うコーティング層を形成するコーティング用インクの役割を果たす。なお、クリアインクは無色透明に限らず、例えば、有色透明であってもよい。
<比較例の印刷方法>
図3Aは、比較例の印刷方法で使用するノズルを説明する図であり、図3Bは、比較例の印刷方法を説明する図であり、図3Cは、比較例の印刷方法で印刷される画像を説明する図である。図では、説明の容易のために、1ノズル列に属するノズル数を減らし(#1〜#8)、4色インク(YMCK)を各々吐出するノズル列をまとめて「カラーノズル列Co」と示す。また、実際にはヘッド41に対して媒体が搬送方向下流側に搬送されるが、図3Bでは、各パスのヘッド41の相対位置関係を示すために、ヘッド41を搬送方向上流側にずらして示す。
主画像の上にクリア画像を形成するために、比較例では、カラーノズル列Coに属するノズル(#1〜#8)のうち、搬送方向下流側の半分のノズル群(#1〜#4)を「不使用ノズル群」とし、搬送方向上流側の半分のノズル群(#5〜#8)を、主画像を形成するための「主画像用ノズル群」とする。一方、クリアノズル列Clに属するノズル(#1〜#8)のうち、搬送方向下流側の半分のノズル群(#1〜#4)を、クリア画像を形成するための「クリア画像用ノズル群」とし、搬送方向上流側の半分のノズル群(#5〜#8)を「不使用ノズル群」とする。
ここでは、主画像とクリア画像が、それぞれ4回のパスで異なるノズルにより印刷されるとする。即ち、各画像を構成する移動方向に沿うドット列(以下、ラスターライン)が4回のパスで異なるノズルにより印刷されるとする。また、1回のパスで、移動方向に並ぶ画素領域(印刷解像度に応じて媒体上に規定される単位領域)のうちの1/4の画素領域にドットが形成され、4回のパスで移動方向に並ぶ全画素領域にドットが形成されるとする。そのために、図3Bでは1回の媒体搬送量をノズルピッチDとする。ただし、これに限らず、各パスで移動方向に並ぶ全画素領域にドットを形成し、4回のパスで同色のドットが4個重ねて形成されるようにしてもよい。また、主画像及びクリア画像を構成する各ラスターラインをそれぞれ1回のパスで印刷する印刷方法でもよい。
また、説明のため、図3Cに示すように、媒体Sのうち、画像が形成される領域(即ち、インクが吐出される媒体領域)を「画像形成領域」と呼び、画像形成領域の中で主画像が形成される領域を「主画像領域」と呼び、画像形成領域の中で主画像が形成されない領域(即ち、クリア画像が形成される領域)を「周辺領域」と呼ぶ。なお、図では、画像形成領域が媒体Sよりも小さい場合を示すがこれに限らず、媒体Sの全域をクリアインクでコーティングするようにしてもよい。
プリンター1が、主画像用ノズル群とクリア画像用ノズル群による吐出動作と、媒体を搬送方向下流側に搬送量Dで搬送する搬送動作とを、繰り返すことで、図3Bに示すように印刷が行われる。例えば、搬送方向の位置が位置Aである媒体部位はパス1〜パス4で主画像用ノズル群と対向し、位置Aの媒体部位における主画像領域に4色インク(YMCK)が吐出され、主画像(一部)が形成される。その後、位置Aの媒体部位はパス5〜パス8でクリア画像用ノズル群と対向し、位置Aの媒体部位における画像形成領域の全域にクリアインクが吐出される。
このように主画像用ノズル群よりも搬送方向下流側にずれて位置するクリアノズル列Clのノズル群を「クリア画像用ノズル群」に設定することで、図3Cに示すように、主画像をコーティングするように主画像の上にクリア画像を重ねて形成することができる。
ただし、比較例では、主画像用ノズル群と移動方向に並ぶクリアノズル列Clのノズル群を「不使用ノズル群」に設定している。そのため、主画像とクリア画像がそれぞれ1層ずつしか形成されない。よって、図3Cに示すように、画像形成領域の中の主画像領域には主画像とクリア画像が重なった2層の画像が形成されるのに対して、画像形成領域の中の周辺領域には1層のクリア画像しか形成されない。
本実施形態のプリンター1で使用するUVインクは、粘度が高く、媒体上を塗れ広がり難いので、UVインクで印刷された画像では1層の画像であっても画像に厚みが出る。そのため、図3Cに示すように、主画像領域に形成された画像(主画像とクリア画像が重なった2層の画像)の厚さt2と、周辺領域に形成された画像(1層のクリア画像)の厚さt1と、の差が大きくなってしまう。
つまり、比較例の印刷方法で印刷された画像には、主画像とクリア画像が重なった2層の画像部位とクリア画像だけの1層の画像部位とが存在し、画像に段差が生じてしまう(即ち、画像表面が凹凸形状になってしまう)。画像に段差が生じていると、例えば、画像の光沢性が失われたり、画像の引っ掛かりにより画像が擦れたり剥がれたりしてしまう。
そこで、本実施形態では、主画像を形成する領域(主画像領域)と主画像を形成しない領域(周辺領域)との段差を抑制し、画像表面を出来る限り平坦にすることを目的とする。
<実施例1の印刷方法>
図4Aは、実施例1の印刷方法で使用するノズルを説明する図であり、図4Bは、実施例1の印刷方法を説明する図であり、図4Cは、実施例1の印刷方法で印刷される画像を説明する図である。なお、比較例の印刷方法と同様に、主画像と背景画像をそれぞれ構成するラスターラインは4回のパスで異なるノズルにより印刷され、各パスで移動方向に並ぶ画素領域の1/4にドットが形成されるとし、1回の搬送動作における媒体搬送量をノズルピッチDとする。
また、本実施形態のプリンター1にはキャリッジ31の移動方向両端部に紫外線を照射する仮照射部51a,51bが設けられているが、説明の容易のために、キャリッジ31が移動方向の左側に移動する時(往路時)にだけヘッド41がインクを吐出する印刷方法(所謂、単方向印刷)を例に挙げ、ヘッド41が移動する側の反対側(右側)の第1仮照射部51aだけが紫外線を照射し、ヘッド41が移動する側(左側)の第2仮照射部51b(不図示)は紫外線を照射しないとする。
実施例1では、主画像の上にクリア画像を重ねて形成するために、カラーノズル列Coの搬送方向上流側の半分のノズル群(#5〜#8)を「主画像用ノズル群(第1のノズル群に相当)」とし、カラーノズル列Coの搬送方向下流側の半分のノズル群(#1〜#4)を「不使用ノズル群」とする。一方、クリアノズル列Clの搬送方向上流側の半分のノズル群(#5〜#8)を、クリア画像を印刷する「第1クリアノズル群(第2のノズル群に相当)」とし、クリアノズル列Clの搬送方向下流側の半分のノズル群(#1〜#4)を、同じくクリア画像を印刷する「第2クリアノズル群(第3のノズル群に相当)」とする。つまり、主画像用ノズル群と第1クリアノズル群が移動方向に並び、第2クリアノズル群は主画像用ノズル群及び第1クリアノズル群よりも搬送方向の下流側(所定方向の一方側に相当)に位置する。
プリンター1が、主画像用ノズル群、第1クリアノズル群、及び、第2クリアノズル群による吐出動作と、媒体を搬送方向下流側に搬送量Dで搬送する搬送動作とを、繰り返した結果、図4Bに示すように印刷が行われる。
例えば、搬送方向の位置が位置Aである媒体部位はパス1〜パス4で主画像用ノズル群及び第1クリアノズル群と対向する。よって、パス1〜パス4で、主画像用ノズル群が位置Aの媒体部位の中の「主画像領域」に4色インク(YMCK)を吐出し、第1クリアノズル群が位置Aの媒体部位の中の「周辺領域(主画像が形成されない領域)」にクリアインクを吐出する。その際に、第1仮照射部51aが位置Aの媒体部位に着弾したインクに紫外線を照射する。
その後、位置Aの媒体部位はパス5〜パス8で第2クリアノズル群と対向する。よって、パス5〜8で、第2クリアノズル群が位置Aの媒体部位の中の「画像形成領域の全域(周辺領域と主画像領域を合わせた領域)」にクリアインクを吐出する。その際に、第1仮照射部51aが位置Aの媒体部位に着弾したインクに紫外線を照射する。
このように、実施例1では、コントローラー10が、所定のパス(一の吐出動作)にて、媒体における画像形成領域の中の主画像を形成する主画像領域に主画像用ノズル群からインクを吐出させ、画像形成領域の中の主画像を形成しない周辺領域に第1クリアノズル群からクリアインクを吐出させ、所定のパスよりも後のパスにて、画像形成領域の全域に第2クリアノズル群からクリアインクを吐出させる。つまり、実施例1では、主画像用ノズル群に主画像を形成させつつ、主画像用ノズル群と移動方向に並ぶ第1クリアノズル群に、主画像が形成されない領域に対して、クリア画像を形成させる。
なお、主画像用ノズル群は、主画像用ノズル群が各パスで対向する媒体部位の中の主画像領域に対して、各パスで主画像(一部)を形成し、第1クリアノズル群は、第1クリアノズル群が各パスで対向する媒体部位の中の周辺領域に対して、各パスでクリア画像(一部)を形成し、第2クリアノズル群は、第2クリアノズル群が各パスで対向する媒体部位の中の画像形成領域の全域に対して、各パスでクリア画像(一部)を形成する。
その結果、図4Cに示すように、主画像をコーティングするように主画像の上にクリア画像を重ねて形成することができ、また、主画像領域には主画像とクリア画像が重なった2層の画像を形成し、周辺領域には2つのクリア画像が重なった2層の画像を形成することができる。従って、主画像を形成する主画像領域と主画像を形成しない周辺領域とで画像の厚さt2を一定に近付けることができ、画像に生じる段差を抑制できる。即ち、画像の平坦性が向上し、画像に光沢感を出したり、画像の擦れや剥がれを防止したりすることができる。
本実施形態のプリンター1のように、主画像を形成する4色インク(YMCK)、及び、クリアインク(補助インク)が、紫外線が照射されると硬化するUVインク(光硬化型インク)である場合、特に、1層あたりの画像の厚みが厚く、重ねる画像数の違いによる段差が生じ易い。そのため、UVインクを使用するプリンター1では、実施例1(図4)のように印刷することがより有効となる。つまり、実施例1によれば、画像に厚みが生じる場合であっても、画像に生じる段差を抑制できる。
===印刷方法:実施例2===
前述の実施例1の印刷方法(図4)では、主画像用ノズル群(Coの#5〜#8)の直ぐ下流側のノズル群を、主画像の上にクリアインクを吐出する第2クリアノズル群(Clの#1〜#4)としている。そのため、媒体の所定領域に対する主画像の印刷が完了すると、直ぐ次のパスで、主画像上にクリアインクが吐出されてしまう。仮照射部51aが1回のパスで媒体上のUVインクに紫外線を照射する時間は短く、1回のパスで仮照射部51aから照射される紫外線の照射量では媒体上のUVインクが十分に硬化しない場合がある。特に、位置Aの媒体部位に印刷される主画像のうち、最後のパス4で印刷される主画像の部位に硬化不良が生じ易い。
主画像の硬化が不十分な状態でクリアインクが吐出されてしまうと、例えば、画像が剥がれたり、インクの凝集・滲みなどの問題が生じたり、主画像にクリアインクが埋もれたりしてしまう。また、主画像を複数回のパスで印刷する場合に、主画像の印刷が完了した直ぐ次のパスでクリアインクが吐出されてしまうと、先のパスで印刷された主画像の部位と後のパスで印刷された主画像の部位とで硬化度が異なった状態で、上からクリアインクが吐出されてしまう虞がある。そうすると、画像に色むらが生じてしまう。このように、主画像の硬化が不十分な状態で主画像の上にクリアインクが吐出されてしまうと、画像の品質が低下してしまう。
図5Aは、実施例2の印刷方法で使用するノズルを説明する図であり、図5Bは、実施例2の印刷方法を説明する図である。実施例2では、カラーノズル列Coの搬送方向上流側の1/3のノズル群(#9〜#12)を「主画像用ノズル群」とし、搬送方向下流側の1/3のノズル群(#1〜#4)を「不使用ノズル群」とし、搬送方向中央の1/3のノズル群(#5〜#8)を「照射用ノズル群」とする。一方、クリアノズル列Clの搬送方向上流側の1/3のノズル群(#9〜#12)を「第1クリアノズル群」とし、搬送方向下流側の1/3のノズル群(#1〜#4)を「第2クリアノズル群」とし、搬送方向中央の1/3のノズル群(#5〜#8)を「照射用ノズル群」とする。
「照射用ノズル群」は、不使用ノズル群と同様に、媒体にインクを吐出しないノズル群である。ただし、不使用ノズル群はクリア画像を印刷する第2クリアノズル群と移動方向に並ぶ。よって、あるパスで不使用ノズル群と対向する媒体部位にはクリアインクが吐出される。一方、カラーノズル列Coとクリアノズル列Clで各々設定された照射用ノズル群の搬送方向の位置は等しく、照射用ノズル群同士が移動方向に並ぶ。よって、あるパスで照射用ノズル群と対向する媒体部位には、インクが吐出されず、仮照射部51a,51bにより紫外線が照射されるだけとなる。つまり、照射用ノズル群は、対向する媒体部位に既に着弾しているUVインクに仮照射部51a,51bが紫外線を照射する照射専用のパスを設けるためのノズル群である。
このようなノズル設定において印刷を行った結果が図5Bである。例えば、パス1〜パス4で、第1仮照射部51aにより紫外線が照射されつつ、搬送方向の位置が位置Aである媒体部位の主画像領域に主画像用ノズル群から4色インクが吐出され、周辺領域に第1クリアノズル群からクリアインクが吐出される。
その後、位置Aの媒体部位は、パス5〜パス8で、照射用ノズル群(Co,Clの#5〜#8)と対向するので、位置Aの媒体部位にはインクが吐出されず、第1仮照射部51aが位置Aの媒体部位に着弾しているインクに紫外線を照射するだけとなる。よって、パス1〜パス4で位置Aの媒体部位に印刷された主画像(及びクリア画像)は、上からクリアインクが吐出される前に、十分に硬化することができる。
その後、パス9〜パス12で、位置Aの媒体部位は第2クリアノズル群と対向し、十分に硬化した主画像(及びクリア画像)の上に、第2クリアノズル群からクリアインクが吐出される。
つまり、実施例2では、主画像用ノズル群及び第1クリアノズル群と第2クリアノズル群との搬送方向の間に位置するノズルを照射用ノズル群(不吐出ノズル)に設定し、主画像用ノズル群及び第1クリアノズル群と第2クリアノズル群との搬送方向の間に、インクが吐出されない「非吐出領域」を設ける。
そうすることで、媒体の所定領域に主画像(及び第1クリアノズル群によるクリア画像)が印刷された後、媒体の所定領域上の主画像(及びクリア画像)は、第2クリアノズル群でなく照射用ノズル群(非吐出領域)と対向するので、その間に仮照射部51a,51bからの紫外線により十分に硬化する。つまり、主画像(及びクリア画像)が十分に硬化した状態で、第2クリアノズル群によるクリア画像を重ねて印刷することができ、画像の品質低下を抑制できる。
なお、仮照射部51a,51b(光照射部)はヘッド41と共に移動方向に移動し、仮照射部51a,51bは主画像用ノズル群及び第1クリアノズル群の搬送方向上流側の端部から第2クリアノズル群の搬送方向下流側の端部までに亘って少なくとも搬送方向に延びて配置されているとする。即ち、照射用ノズル群(非吐出領域)の搬送方向の位置と等しい位置に仮照射部51a,51bが存在し、媒体上の主画像が照射用ノズル群と対向している間に、仮照射部51a,51bが主画像に紫外線を照射可能なようにする。
また、ノズルが搬送方向に所定の間隔Dおきに並んだノズル列Co,Clを使用するに限らず、主画像用ノズル群及び第1クリアノズル群と第2クリアノズル群との搬送方向の間にノズルを設けないようにしてもよい。
また、照射用ノズル群(非吐出領域)の搬送方向の長さ「4D」を、1回の搬送動作における媒体搬送量「D」の整数倍「4倍」にするとよい。そうすることで、搬送方向の位置によらずに、媒体上の主画像が照射用ノズル群と対向するパス数を一定にすることができ、主画像の印刷後から主画像上にクリアインクが吐出される前までに仮照射部51a,51bが主画像に紫外線を照射する時間を一定にできる。よって、主画像を全域に亘って十分に硬化することができ、画像の品質低下を抑制できる。
また、同様に、主画像用ノズル群、第1クリアノズル群、第2クリアノズル群の各搬送方向の長さも、1回の搬送動作における媒体搬送量(D)の整数倍の長さにするとよい。そうすることで、主画像を構成するラスターライン及びクリア画像を構成するラスターラインを、それぞれ、一定のノズル数(パス数)で印刷することができ、画像の品質低下を抑制でき、印刷制御を容易にできる。
また、UVインクの特性や、所望する画像の画質や、クリアインクを上から吐出する前に必要な主画像の硬化度合い等に応じて、主画像に照射すべき紫外線の照射量が異なる。そこで、主画像の印刷後から主画像上にクリアインクが吐出される前までに主画像に照射すべき紫外線の照射量に応じて、照射用ノズル群(非吐出領域)の搬送方向の長さを可変にするとよい。
つまり、主画像に照射すべき紫外線の照射量が多ければ、照射用ノズル群の搬送方向の長さを長くする。そうすることで、主画像の印刷後に主画像が照射用ノズル群と対向するパス数が増え、主画像が確実に硬化した状態でクリアインクを上から吐出することができる。一方、主画像に照射すべき紫外線の照射量が少なければ、照射用ノズル群の搬送方向の長さを短くする。そうすることで、主画像の印刷後に主画像が不必要に照射用ノズル群と対向するパス数が減り、印刷時間を短縮できる。
また、照射用ノズル群の搬送方向の長さを短くした場合、主画像の印刷後に主画像が照射用ノズル群と対向するパス数が減ってしまう代わりに、仮照射部51a,51bからの紫外線の照射強度(mW/cm)を強くしてもよい。そうすることで、主画像の印刷後から主画像上にクリアインクが吐出される前までに主画像に照射される紫外線の照射量(紫外線の照射強度×照射時間)を増やすことができ、画像の品質低下を抑制しつつ、印刷時間を短縮することができる。
また、前述の図4に示す印刷方法のように照射用ノズル群を設けない場合であっても、例えば、主画像用ノズル群及び第1クリアノズル群と移動方向に並ぶ仮照射部51a,51bの部位における紫外線の照射強度を、第2クリアノズル群と移動方向に並ぶ仮照射部51a,51bの部位における紫外線の照射強度よりも強くすることで、主画像を十分に硬化させた状態で上からクリアインクを吐出することができる。
なお、仮照射部51a,51bからの紫外線の照射強度を強くするには、例えば、仮照射部51a,51bへの印加電流を大きくしてもよいし、照射光源の数(例えばLEDパッケージの数)を増やしてもよい。
また、ここまで、単方向印刷を例に挙げたが、これに限らず、ヘッド41が移動方向の左側に移動する時にも右側に移動する時にもヘッド41からインクを吐出する印刷方法(所謂、双方向印刷)を実施してもよい。また、ヘッド41が移動する方向に関係なく、常に、2つの仮照射部51a,51bが紫外線を照射するようにしてもよい。また、図4,図5では、仮照射部51aとノズル列Co,Clの搬送方向の長さを等しくしているが、これに限らず、仮照射部51a,51bをノズル列Co,Clよりも搬送方向の下流側に延ばしてもよい。そうすることで、第2クリアノズル群によるクリア画像を十分に硬化することができる。
===印刷方法:実施例3===
前述の実施例1及び実施例2では、4色インク(YMCK)による主画像をクリアインクでコーティングする画像の印刷方法を例に挙げている。これに対して、実施例3では、白インクによる背景画像と主画像とを重ねた画像を、クリアインクでコーティングする。即ち、背景画像と主画像とクリア画像の3種類の画像を重ねて印刷する場合を例に挙げる。主画像と背景画像を重ねることで、例えば、媒体が白色でない場合に主画像の発色性を良くしたり、媒体が透明である場合に主画像の反対側が透けてしまうことを防止したりすることが出来る。
なお、実施例3では、図2Bに示すヘッド41が有する5つのノズル列(YMCK・Cl)に加えて、白インクを吐出するホワイトノズル列Wを有するヘッド41を用いて印刷を行う。また、主画像を印刷面側から視認するように、背景画像、主画像、クリア画像の順に画像を印刷する表刷りモードを実行してもよいし、媒体を介して主画像を視認するように、主画像、背景画像、クリア画像の順に画像を印刷する裏刷りモードを実行してもよい。ただし、以下では、表刷りモードを例に挙げて説明する。
<比較例の印刷方法>
図6Aは、比較例の印刷方法で使用するノズルを説明する図であり、図6B及び図6Cは、比較例の印刷方法で印刷される画像を説明する図である。比較例では、クリアノズル列Clの搬送方向下流側の1/3のノズル群(#1〜#4)をクリア画像用ノズル群とし、カラーノズル列Coの搬送方向中央の1/3のノズル群(#5〜#8)を主画像用ノズル群とし、ホワイトノズル列Wの搬送方向上流側の1/3のノズル群(#9〜#12)を背景画像用ノズル群とする。つまり、比較例では、3種類の画像をそれぞれ印刷するノズル群が搬送方向にずれている。
このようなノズル設定の場合、媒体の所定領域は、まず、背景画像用ノズル群と対向するため、媒体の所定領域の中の背景画像を形成する領域(図6Bは画像形成領域の全域、図6Cは主画像領域)に背景画像が形成される。次に、媒体の所定領域は主画像用ノズル群と対向するため、媒体の所定領域の中の主画像領域にて背景画像上に主画像が形成される。最後に、媒体の所定領域はクリア画像用ノズル群と対向するため、媒体の所定領域の中の画像形成領域の全域にクリア画像が形成される。
その結果、画像形成領域の全域に背景画像が形成される場合、図6Bに示すように、周辺領域に背景画像とクリア画像が重なった2層の画像が形成され、主画像領域に背景画像と主画像とクリア画像が重なった3層の画像が形成される。よって、画像内に厚さの異なる部位が存在し、画像に段差が生じてしまう。また、背景画像と主画像が同じ大きさである場合、図6Cに示すように、周辺領域にクリア画像だけが形成され、主画像領域に背景画像と主画像とクリア画像が重なった3層の画像が形成される。よって、画像内に生じる段差がより大きくなってしまう。
<実施例3の印刷方法>
図7A及び図7Bは、実施例3の印刷方法で使用するノズルと、実施例3の印刷方法で印刷される画像を説明する図である。
背景画像が主画像よりも大きく、画像形成領域の全域に背景画像が形成される場合、実施例3では、図7Aの左図に示すように、ホワイトノズル列Wの搬送方向上流側の1/3のノズル群(#9〜#12)を「背景画像用ノズル群」とし、カラーノズル列Coの搬送方向中央の1/3のノズル群(#5〜#8)を「主画像用ノズル群」とし、クリアノズル列Clの搬送方向中央の1/3のノズル群(#5〜#8)を「第1クリアノズル群」とし、搬送方向下流側の1/3のノズル群(#1〜#4)を「第2クリアノズル群」とする。
そして、コントローラー10は、まず、画像形成領域の全域に背景画像用ノズル群から白インクを吐出させ、その後、画像形成領域の中の主画像領域に主画像用ノズル群から4色インク(YMCK)を吐出させ、画像形成領域の中の周辺領域に第1クリアノズル群からクリアインクを吐出させ、最後に、画像形成領域の全域に第2クリアノズル群からクリアインクを吐出させる。
その結果、図7Aの右図に示すように、主画像領域には、背景画像と主画像とクリア画像が重なった3層の画像を形成することができ、周辺領域には、背景画像と2つのクリア画像が重なった3層の画像を形成することができる。よって、画像の厚さを一定に近付けることができ、画像に生じる段差を抑制することができるため、画像に光沢感を出したり、画像の擦れや剥がれを防止したりすることができる。
このように、背景画像と画像形成領域が同じ大きさである場合、主画像用ノズル群と移動方向に並ぶクリアノズル列Clのノズル群からはクリアインクを吐出させるが、背景画像用ノズル群と移動方向に並ぶクリアノズル列Clのノズル群からはクリアインクを吐出させない。
一方、画像形成領域に形成する背景画像が画像形成領域よりも小さい場合、図7Bの左図に示すように、ホワイトノズル列Wの搬送方向上流側の1/3のノズル群(#9〜#12)を「背景画像用ノズル群(第4のノズル群に相当)」とし、カラーノズル列Coの搬送方向中央の1/3のノズル群(#5〜#8)を「主画像用ノズル群」とし、クリアノズル列Clの搬送方向中央の1/3のノズル群(#5〜#8)を「第1クリアノズル群」とし、搬送方向下流側の1/3のノズル群(#1〜#4)を「第2クリアノズル群」とし、搬送方向上流側の1/3のノズル群(#9〜#12)を「第3クリアノズル群(第5のノズル群に相当)」とする。
そして、コントローラー10は、まず、画像形成領域の中の背景画像を形成する領域(図7Bでは主画像領域)に背景画像用ノズル群から白インクを吐出させ、画像形成領域の中の背景画像を形成しない領域(図7Bでは周辺領域)に第3クリアノズル群からクリアインクを吐出させ、その後、画像形成領域の中の主画像領域に主画像用ノズル群から4色インク(YMCK)を吐出させ、画像形成領域の中の周辺領域に第1クリアノズル群からクリアインクを吐出させ、最後に、画像形成領域の全域に第2クリアノズル群からクリアインクを吐出させる。
このように、画像形成領域に形成する背景画像が画像形成領域よりも小さい場合、主画像を形成するパスとは異なるパスにて(他の吐出動作にて)、画像形成領域の中の背景画像を形成する領域に、第2クリアノズル群よりも搬送方向上流側に位置する背景画像用ノズル群から白インクを吐出させ、画像形成領域の中の背景画像を形成しない領域に、背景画像用ノズル群と移動方向に並ぶ第3クリアノズル群からクリアインクを吐出させる。
その結果、図7Bの右図に示すように、主画像領域には、背景画像と主画像とクリア画像が重なった3層の画像を形成することができ、周辺領域には、3つクリア画像が重なった3層の画像を形成することができる。よって、画像の厚さを一定に近付けることができ、画像に生じる段差を抑制することができるため、画像に光沢感を出したり、画像の擦れや剥がれを防止したりすることができる。
なお、背景画像よりも主画像を先に印刷する裏刷りモードを実行する場合には、主画像用ノズル群及び第1クリアノズル群よりも搬送方向下流側に位置するノズル群を、背景画像用ノズル群(及び第3クリアノズル群)に設定するとよい。
図8は、実施例3の変形例のノズル設定を説明する図である。下層画像が十分に硬化した状態で上層画像を重ねるために、実施例2のように、各画像を印刷するノズル群の間に照射用ノズル群(非吐出領域)を設けるようにしてもよい。
詳しくは、ホワイトノズル列Wの搬送方向上流側の1/5のノズル群(#17〜#20)である「背景画像用ノズル群」と、カラーノズル列Co及びクリアノズル列Clの搬送方向中央の1/5のノズル群(#9〜#12)である「主画像用ノズル群」及び「第1クリアノズル群」と、の搬送方向の間のノズル群(Co,W,Clの#13〜#16)を「照射用ノズル群」とする。また、クリアノズル列Clの搬送方向下流側の1/5のノズル群(#1〜#4)である「第2クリアノズル群」と「主画像用ノズル群」及び「第1クリアノズル群」との搬送方向の間のノズル群(Co,W,Clの#5〜#8)を「照射用ノズル群」とする。
そうすることで、媒体の所定領域に背景画像が印刷された後、その背景画像は、照射用ノズル群と対向するため、その間に仮照射部51a,51bからの紫外線で十分に硬化する。また、背景画像上に主画像とクリア画像が印刷された後、その主画像とクリア画像は、照射用ノズル群と対向するため、その間に仮照射部51a,51bからの紫外線で十分に硬化する。よって、下層画像が十分に硬化した状態で上層画像を重ねることができ、画像の品質低下を抑制できる。
===変形例===
<変形例1>
前述の実施例では、光硬化型インクとして紫外線硬化型インク(UVインク)を例に挙げているが、これに限らず、例えば、可視光を照射すると硬化するインクでもよい。
また、光硬化型インクに限らず、例えば、媒体に浸透する水系インクや有機溶剤系インクでもよい。光硬化型インクでなくても、粘度の高いインクによる画像の厚さは厚いので、同様の課題が生じる。そのため、高粘度インクを使用するプリンターでは、本実施形態の印刷方法(例えば、図4)を実行するとよい。
また、光硬化型インクを使用しない場合であっても、実施例2のように、画像を印刷するノズル群の間に照射用ノズル群を設けることで、下層画像が十分に乾燥した状態で上層画像を重ねることができ、画像の滲みや混色を防止できる。
<変形例2>
前述の実施例では、補助インクをクリアインクとしているが、これに限らず、例えば、補助インクを、背景画像を印刷するインク(例えば、白インクやメタリック系のインク)としてもよい。この場合、主画像を形成する領域に主画像を印刷し、且つ、主画像を形成しない領域に背景画像を印刷した後に、主画像と背景画像が印刷された領域の全域に上から背景画像を重ねて印刷することで、段差のない画像を印刷することができる。
また、前述の実施例3では、背景画像を白インクのみで印刷しているが、これに限らない。白インクの種類によって白色の色味が若干異なるため、白インクのみで印刷すると、その白インクの色そのものの色が背景画像の色となってしまう。また、単純な白色ではなく、若干の有彩色を有する背景画像が所望されることもある。そこで、白インクと共に少量の4色インク(YMCK)を適宜使用して、所望の白色の背景画像(調整された白色の背景画像)を印刷するようにしてもよい。また、逆に、白インクに4色インクを混ぜることで、白インクが有する若干の色彩を打ち消すようにしてもよい。また、背景画像を白色とするに限らず、白インク以外の色インク(例えば、メタリック系のインク)によって背景画像を印刷してもよい。また、4色インク(YMCK)だけで主画像を印刷するに限らず、4色インクに白インクを混ぜて主画像を印刷してもよい。
<変形例3>
前述の実施例では、主画像用ノズル群の搬送方向の長さと、主画像用ノズル群よりも搬送方向下流側に位置する第2クリアノズル群の搬送方向の長さを、等しくしているが、これに限らない。例えば、クリア画像は主画像ほどに高画質に印刷する必要がないため(即ち、印刷解像度を高くする必要がないため)、第2クリアノズル群の搬送方向の長さを主画像用ノズル群の搬送方向の長さよりも短くしてもよい(即ち、第2クリアノズル群に属するノズル数を減らしてもよい)。その代わり、クリアインクによる媒体の埋まりが良くなるように、例えば、第2クリアノズル群から1回に吐出させるインク量を、主画像用ノズル群から1回に吐出させるインク量よりも多くするとよい。
===その他の実施の形態===
上記の実施形態は、主として画像形成装置について記載されているが、画像形成方法等の開示が含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
<プリンターについて>
前述の実施形態では、移動方向に移動するヘッドからインクを吐出する吐出動作と、媒体を搬送方向に搬送する搬送動作と、が繰り返されるプリンターを例に挙げているが、これに限らない。例えば、印刷領域に搬送された連続用紙に対して、ヘッドを媒体搬送方向に移動しながら画像を形成する動作と、ヘッドを紙幅方向に移動する動作と、を繰り返して画像を形成し、その後、未だ印刷されていない媒体部分を印刷領域に搬送するプリンターであってもよい。
<白色について>
本明細書において「白色」とは、可視光線のすべての波長を100%反射する物体の表面色である厳密な意味での白色に限らず、いわゆる「白っぽい色」のように、社会通念上、白色と呼ばれる色を含むものとする。「白色」とは、例えば、(1)x-rite社製の測色機eye-one Proを用いて測色モード:スポット測色、光源:D50、バッキング:Black、印刷媒体:透明フィルムで測色した場合に、Lab系での標記がa**平面上で半径20の円周及びその内側にあり、かつL*が70以上で表される色相範囲内の色か、(2)ミノルタ製の測色計CM2022を用いて測定モードD502°視野、SCFモード、白地バックで測色した場合に、Lab系での標記がa**平面上で半径20の円周及びその内側にあり、かつL*が70以上で表される色相範囲内の色か、(3)特開2004−306591号公報に記載されているように画像の背景として用いられるインクの色をいい、背景として用いられるのであれば純粋な白に限られない。
1 プリンター、10 コントローラー、11 インターフェース部、
12 CPU、13 メモリー、14 ユニット制御回路、
20 搬送ユニット、30 キャリッジユニット、31 キャリッジ、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
50 照射ユニット、51a 第1仮照射部、51b 第2仮照射部、
52 本照射部、60 検出器群、70 コンピューター

Claims (5)

  1. (A)主画像を形成するインクを吐出するノズルが所定方向に並ぶ第1のノズル群と、
    (B)補助インクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第2のノズル群であって、前記所定方向と交差する方向に前記第1のノズル群と並ぶ第2のノズル群と、
    (C)前記補助インクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第3のノズル群であって、前記第1のノズル群及び前記第2のノズル群よりも前記所定方向の一方側に位置する第3のノズル群と、
    (D)前記ノズル群と媒体とを前記交差する方向に相対移動させながら前記ノズルからインクを吐出させる吐出動作と、前記ノズル群に対する前記媒体の相対位置を前記所定方向の前記一方側に移動する搬送動作と、を繰り返し実行させる制御部であって、
    一の吐出動作にて、前記媒体における画像形成領域の中の前記主画像を形成する領域に前記第1のノズル群からインクを吐出させ、前記画像形成領域の中の前記主画像を形成しない領域に前記第2のノズル群から前記補助インクを吐出させ、
    前記一の吐出動作よりも後の吐出動作にて、前記画像形成領域の全域に前記第3のノズル群から前記補助インクを吐出させる制御部と、
    (E)を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記主画像を形成するインク、及び、前記補助インクは、光が照射されると硬化する光硬化型インクである、
    画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記光硬化型インクに光を照射する光照射部であって、前記第1のノズル群及び前記第2のノズル群の前記所定方向の他方側の端部から前記第3のノズル群の前記所定方向の前記一方側の端部までに亘って少なくとも前記所定方向に延びて配置された光照射部を有し、
    前記吐出動作では、前記光照射部及び前記ノズル群と前記媒体とが前記交差する方向に相対移動し、
    前記第1のノズル群及び前記第2のノズル群と前記第3のノズル群との前記所定方向の間に、インクが吐出されない非吐出領域が設けられている、
    画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記主画像の背景画像を形成するインクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第4のノズル群であって、前記第3のノズル群よりも前記所定方向の他方側に位置する第4のノズル群を有し、
    前記補助インクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第5のノズル群であって、前記交差する方向に前記第4のノズル群と並ぶ第5のノズル群を有し、
    前記画像形成領域に形成する前記背景画像が前記画像形成領域よりも小さい場合、前記制御部は、他の吐出動作にて、前記画像形成領域の中の前記背景画像を形成する領域に前記第4のノズル群からインクを吐出させ、前記画像形成領域の中の前記背景画像を形成しない領域に前記第5のノズル群から前記補助インクを吐出させる、
    画像形成装置。
  5. (A)主画像を形成するインクを吐出するノズルが所定方向に並ぶ第1のノズル群と、
    (B)補助インクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第2のノズル群であって、前記所定方向と交差する方向に前記第1のノズル群と並ぶ第2のノズル群と、
    (C)前記補助インクを吐出するノズルが前記所定方向に並ぶ第3のノズル群であって、前記第1のノズル群及び前記第2のノズル群よりも前記所定方向の一方側に位置する第3のノズル群と、
    (D)前記ノズル群と媒体とを前記交差する方向に相対移動させながら前記ノズルからインクを吐出させる吐出動作と、前記ノズル群に対する前記媒体の相対位置を前記所定方向の前記一方側に移動する搬送動作と、を繰り返し実行させる制御部であって、
    一の吐出動作にて、前記媒体における画像形成領域の中の前記主画像を形成する領域に前記第1のノズル群からインクを吐出させ、前記画像形成領域の中の前記主画像を形成しない領域に前記第2のノズル群から前記補助インクを吐出させ、
    前記一の吐出動作よりも後の吐出動作にて、前記画像形成領域の全域に前記第3のノズル群から前記補助インクを吐出させる制御部と、
    (E)を有する画像形成装置を用いて前記媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
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