JP2012232606A - 車両後部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャイルドシートを取付け、さらにリアフロアカーペットの沈み込みを防止する車両後部構造を提供する。
【解決手段】車両後部構造は、リアシートの背面近傍のフロアパネルに設置されるチャイルドシート取付部材112、およびチャイルドシート取付部材を覆うリアフロアカーペットを含む。チャイルドシート取付部材は、フロアパネルの段差部に固定される曲げ加工されたパネル状の基部116と、チャイルドシートから伸びるチャイルドシート係合部材とそれぞれ連結するチャイルドシートアンカ118a・118bとを有する。基部116は、曲げ加工によって各チャイルドシートアンカの位置に形成される第1隆起部124a・124bと、曲げ加工によって第1隆起部同士の間に形成され、カーペットをチャイルドシートアンカ上とほぼ同じ高さにまで高くしている第2隆起部126とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、リアシートの背面近傍のフロアパネルに設置されるチャイルドシート取付部材、およびこのチャイルドシート取付部材を覆って設置されるカーペットを含む車両後部構造に関するものである。
近年改正された道路交通法により、運転者が6歳未満の幼児を自動車に乗車させる場合にはチャイルドシートの使用が義務付けられた。チャイルドシートは、幼児の身体を座席(リアシート)に固定する装置である。現在では、シートベルトを着用した大人でも重傷を負うような重大な事故であっても、チャイルドシートを着用した幼児は無傷であったという事例が数多く報告されている。
チャイルドシートのリアシートへの取付方法としては、従来はシートベルトを利用して固定する方法が主流であった。しかし、この方法では取付け方を誤るとチャイルドシートの乗員保護性能が正常に発揮できないおそれがあった。そこで、最近では国際標準化機構(ISO)によって、ISO−FIXという国際標準規格のチャイルドシート固定方式が策定された。ISO−FIXは、チャイルドシート側のコネクタ(係合部材)を、リアシートのシートバックとシートクッションとの間隙または専用の差込口に挿入し、車両側のバー(アンカ)に噛み合わせて固定させる方法である。ISO−FIXであれば、チャイルドシートをリアシート上に容易かつ確実に固定することができ、安全である。
例えば特許文献1には、リアフロアに固定される高強度の支持部材に、チャイルドシート固定用のISO−FIX方式対応用の固定部材と、トップテザーアンカレッジ方式対応用の固定部材とを固着した可倒式リヤシートバック構造が開示されている。特許文献1によれば、ISO−FIX方式およびトップテザーアンカレッジ方式(チャイルドシートのテザーベルトを固定する方式)のいずれの固定方式にも対応することができるとされている。
特許文献1の固定部材は、リアシートの背面近傍のリアフロアに取り付けられる。一般に、ステーションワゴンなどの車種では、リアシートの後方には客室から連続するトランクルームが広がっている。このトランクルームのリアフロアにはカーペット(リアフロアカーペット)が敷かれている。リアフロアは客室のフロアから一段高くなっていることが多く、リアシートの背面近くではリアフロアカーペットがたるんで沈みやすい傾向がある。そこで特許文献2では、この沈みが形成されにくい車体構造を提供している。
特許文献2の車体構造では、明示はされていないもののISO−FIX方式と思われるチャイルドシート固定用のシート固定部材が記載されている。特許文献2では、リアシートの背もたれ(シートバック)にリアフロアカーペットの前端が接続している。そして、シート固定部材とは別体でシートバックの下端内部に当接片を設けている。この当接片は、シートバックを前方に倒した際にシートバックのクッション材に内部から当たってクッション材を張り出した形状に保つことで、リアフロアカーペットが沈むことを防いでいる。
特開2004−268668号公報 特開2009−280146号公報
特許文献2のシート固定部材は、特許文献1の固定部材とほぼ同じ機能の部材であるが、リアシートを固定するためのフックが一体化されている点で多機能かつ簡潔な構成となっている。しかし特許文献2では、リアフロアカーペットの沈み込みを防ぐためには、シート固定部材とは別体である当接片などをシートバックの内部に設けなければならず、この点においてさらなる簡潔化を行う余地を残している。
また、特許文献2の車両構造では、リアフロアカーペットがシートバックに接続している。そのため、リアフロアカーペットには、シートバックの起立状態または倒した状態においてそれぞれ異なるたるみが生じると思われる。場合によっては、たるみによってリアフロアカーペットはシートバックとシートクッションとの間に挟まれることも懸念される。
本発明は、このような課題に鑑み、チャイルドシートを取付可能であって、さらにリアフロアカーペットの沈み込みを防止可能な簡潔な構成の車両後部構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両後部構造の代表的な構成は、リアシートの背面近傍のフロアパネルに設置されるチャイルドシート取付部材、およびチャイルドシート取付部材を覆って設置されるカーペットを含む車両後部構造において、チャイルドシート取付部材は、フロアパネルの段差部に固定される曲げ加工されたパネル状の基部と、基部に取り付けられ、チャイルドシートから車両後方に伸びる少なくとも2本のチャイルドシート取付用のチャイルドシート係合部材とそれぞれ連結する複数の所定形状のチャイルドシートアンカとを有し、基部は、曲げ加工によって各チャイルドシートアンカの位置に形成され、チャイルドシートアンカの高さを高くしている複数の第1隆起部と、曲げ加工によって第1隆起部同士の間に形成され、カーペットをチャイルドシートアンカ上とほぼ同じ高さにまで高くしている第2隆起部とを含むことを特徴とする。
上記のチャイルドシート取付部材では、まず第1隆起部によってチャイルドシートアンカの位置を、チャイルドシート係合部材が届く適切な高さにまで高くしている。さらに、第1隆起部同士の間に第2隆起部を設けてカーペットが沈まないようにしている。これらによって、カーペット(リアフロアカーペット)をリアシートのシートバックに接続させずとも、沈ませることなくシートバックの直近にまで延ばして設置できる。したがって物落ちが防止でき、さらにはリアフロアカーペットの凹凸を減少させて外観品質を向上させることができる。
当該車両後部構造はさらに、第2隆起部の後縁は、第1隆起部の後縁よりも後方に位置し、第2隆起部は前方へ向かって緩やかな傾斜を描いて上昇するとよい。
上記構成であれば、車両後方から前方へ向かってリアフロアカーペットを設置する際、リアフロアカーペットは第1隆起部の手前で第2隆起部によって持ち上げられるため、リアフロアカーペットが第1隆起部上のチャイルドシートアンカに引っ掛かるおそれがない。したがって、リアフロアカーペットを円滑に設置することができる。
当該車両後部構造はさらに、チャイルドシート取付部材の第2隆起部の下方のフロアパネルに形成される台座部であって、少なくとも車両幅方向および車両後方向において第2隆起部よりも広い領域に形成されて隆起する台座部を有するとよい。台座部の高さを利用することで、上述した第2隆起部は急激に隆起させる必要がなくなる。
本発明によれば、チャイルドシートを取付可能であって、さらにリアフロアカーペットの沈みを防止可能な簡潔な構成の車両後部構造を提供することが可能となる。
図1は本実施形態にかかる車両後部構造を示す図である。 図1(b)のチャイルドシート取付部材を示す図である。 図1(b)の各断面図である。 図1(b)の各断面図である。 本実施形態と比較する従来例としての車両後部構造を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(車両後部構造)
図1は本実施形態にかかる車両後部構造100を示す図である。図1(a)は、車両後部構造100を車両の右側後方から示した斜視図である。なお、図1を含む以下の図では、車両幅方向をX軸、車両前後方向をY軸、上下方向をZ軸で表示している。
図1(a)に示すように、当該車両後部構造100にはチャイルドシート102を取り付けることが可能である。チャイルドシート102は、リアシート104のシートクッション106の上に取り付ける。チャイルドシート102はISO−FIX規格に準拠していて、取付けには背面側に設けられた2つのチャイルドシート係合部材108a・108bを使用する。
チャイルドシート係合部材108a・108bは、チャイルドシート102から車両後方へ伸びるコネクタである。チャイルドシート102を取り付ける際には、チャイルドシート係合部材108a・108bをシートバック105とシートクッション106との間隙S1へ差し込み、このチャイルドシート係合部材108a・108bをチャイルドシート取付部材112(図1(b)参照)へ連結させる。
図1(b)は、図1(a)のA部拡大図である。図1(b)では、リアフロアカーペット110の一部を省略してその下方の構造を示している。図1(b)に示すように、リアフロアカーペット110は、チャイルドシート取付部材112を覆って設置されている。
チャイルドシート取付部材112は、リアシート104の背面近傍のリアフロアパネル114に設置され、チャイルドシート102(図1(a)参照)と連結しこれを固定する。特に、本実施形態におけるチャイルドシート取付部材112は、リアシート104の背面近傍にまで、リアフロアカーペット110に沈み込みを生じさせることなくこれを設置させることが可能になっている。
(チャイルドシート取付部材)
図2は、図1(b)のチャイルドシート取付部材112を示す図である。図2(a)は、図1(b)のチャイルドシート取付部材112を車両右側前方から示した斜視図である。
図2(a)に示すように、基部116は、一枚のパネル(金属板)を曲げ加工することによって成形されている。「曲げ加工」としては典型的にはプレス加工を用いるが、金属板に外力を加えて変形させるいかなる加工方法を用いてもよい。基部116は図1(b)に示したリアフロアパネル114の段差部P1の形状に沿った形状に曲げ加工され、段差部P1にがたつかないよう固定される。基部116のリアフロアパネル114への固定は、溶接またはボルト締結等によって行われる。
チャイルドシートアンカ118a・118bはチャイルドシート係合部材108a・108b(図1(a))とそれぞれ連結する部分である。この2本のチャイルドシートアンカ118a・118bは、所定の形状としてISO−FIX規格に準拠した形状に形成されている。詳細には、金属製のバーを水平部を有するよう湾曲させ、この水平部が車両前方へ突出するように設置することで形成されている。これらチャイルドシートアンカ118a・118bは、第1隆起部124a・124bの上部にそれぞれ溶接される。
また、チャイルドシート取付部材112には、リアシート104と連結するリアシートアンカ120も設けられている。リアシート104のシートクッション106にはリアシート係合部材122(図3(b)参照)が設けられている。リアシートアンカ120には、このリアシート係合部材122を連結させ、リアシート104を取り付ける(位置決め)することができる。
第1隆起部124a・124bは、チャイルドシートアンカ118a・118bの土台となる部分である。第1隆起部124a・124bは、曲げ加工によって周囲の基部116から隆起した形状に形成されている。第1隆起部124a・124bは、基部116上の各チャイルドシートアンカ118a・118bの位置を、チャイルドシート係合部材108a・108b(図1(a)参照)に対応する高さにまで高くする。
第1隆起部124a・124bの間の基部116には、第2隆起部126が形成されている。第2隆起部126もまた、曲げ加工によって周囲の基部116から隆起した形状に形成されている。第2隆起部126は、チャイルドシート取付部材112の上に設置されるリアフロアカーペット110を、チャイルドシートアンカ118a・118b上とほぼ同じ高さにまで高くする機能を有している。第2隆起部126には肉抜穴128a・128bが設けられ、設け加工の対象となるパネル領域が削減されている。
以下、第2隆起部126の機能について具体的に説明する。図3は、図1(b)の各断面図である。図3(a)は、図1(b)のB−B断面図であって、主に第1隆起部124aを示している。図3(a)に示すように、チャイルドシートアンカ118aへは、チャイルドシート係合部材108a(図1(a)参照)が噛み合うように連結する。第1隆起部124aは、チャイルドシート係合部材108aが届く位置(差し込まれる位置)にチャイルドシートアンカ118aを配置させる役割を果たす。そのため、第1隆起部124aの高さは、チャイルドシート係合部材108が差し込まれるシートバック105とシートクッション106との間隙S1の位置に対応する高さに設定されている。
再び図1(b)を参照する。前述した第1隆起部124a・124bを設けたことでチャイルドシート102が好適に取付け可能になるものの、第1隆起部124a・124bだけを隆起させていては、それらの間の領域においてリアフロアカーペット110が沈み込んでしまう。そこで第2隆起部126が設けられている。
図3(b)は、図1(b)のC−C断面図であって、主に第2隆起部126を示している。図3(b)に示すように、第2隆起部126を設けることでリアフロアカーペット110を沈み込ませることなくリアシート104のシートバック105近傍にまで設置可能になっている。
第2隆起部126には、リアフロアカーペット110が円滑に設置できるよう工夫が施されている。図2(b)は、図2(a)のチャイルドシート取付部材112を上方から見た図である。図2(b)に示すように、第2隆起部126は第1隆起部124a・124bよりも後方にまで存在するよう形成されている。具体的には、第2隆起部126の後縁L2は、第1隆起部124aの後縁L1よりも後方に位置している。この構成によって、リアフロアカーペット110を後方から設置する際に、リアフロアカーペット110は図3(a)に示す第1隆起部124a上のチャイルドシートアンカ118aに到達する手前で第2隆起部126によって持ち上げられる。
さらに、図3(b)に示すように、第2隆起部126は前方へ向かって緩やかな傾斜を描いて上昇している。これらによって、第2隆起部126にリアフロアカーペット110を案内させることで、リアフロアカーペット110をチャイルドシートアンカ118(図3(a))に引っかけることなく設置できる。したがって、設置作業が容易になり、工数削減に資することができる。
なお、リアフロアカーペット110は、チャイルドシート取付部材112にクリップ等で固定することが可能である。この場合、リアフロアパネル114に直接にリアフロアカーペット110を固定する場合と比べて、車外に通じる孔を設ける必要が無くなるため、浸水等を防止できる点で有益である。
図4は、図1(b)の各断面図である。図4(a)は図1(b)のD−D断面図である。図4(a)に示すように、第2隆起部126の高さh2は、第1隆起部のチャイルドシートアンカ118上までの高さh1とほぼ同じに設定されている。この構成によって、リアフロアカーペット110の凹凸を減らして外観品質の向上を図っている。
また、図1(b)に示すように、第2隆起部126の下方のリアフロアパネル114には台座部130が設けられている。台座部130は周囲のリアフロアパネル114から隆起した部位であって、少なくとも車両幅方向および車両後方向において第2隆起部126よりも広い領域に形成されている。図4(b)は図1(b)のE−E断面図である。図4(b)に示すように、第2隆起部126は台座部130の高さh3が利用できるため、第2隆起部126は急激に隆起させる(屈曲させる)必要がなくなる。例えば、台座部130が無い場合では、第2隆起部126はリアフロアパネル114上の基部116から高さh4ほど隆起させなくてはならない。しかし、本実施形態では、既に基部116が台座部130によって高い位置にあるため、第2隆起部を台座部130上の基部116から高さh5程度の少ない屈曲で形成できる。
図3(a)・図3(b)に示したように、当該車両後部構造100では、リアシート104のシートバック105にリアフロアカーペット110を接続させていない。図5は、本実施形態と比較する従来例としての車両後部構造10を示す図である。図5(a)はシートバック105を倒した図であって、図5(b)は図5(a)のシートバック105を起立させた図である。図5(a)に示すように、従来の車両後部構造10では、シートバック105にリアフロアカーペット14が接続している。この構造であれば、トランクルームR1の小物類が、シートバック105とリアフロアパネル114との間に落ちることはない。
しかし、この図5(a)の状態から図5(b)に示すようにシートバック105を起立させた場合、リアフロアカーペット14にたるみが生じて、シートバック105とシートクッション106との間にリアフロアカーペット14が挟まれてしまうおそれがあった。このような事態が起こると、チャイルドシートアンカ118aにリアフロアカーペット14が干渉し、チャイルドシート係合部材108a(図1(a)参照)が連結できなくなるおそれがある。
一方、図3(a)に示したように、本実施形態ではシートバック105にリアフロアカーペット110を接続させていない。そのため、例え図3(a)のシートバック105を倒したり起立させたりしても、リアフロアカーペット110がシートバック105とシートクッション106との間に挟まれることはない。また、上記説明したチャイルドシート取付部材112によってリアフロアカーペット110の沈み込みは防がれているため、リアフロアカーペット110は不安なくシートバック105の直近にまで延ばして設置できる。これによって、小物類がシートバック105とリアフロアパネル114との間に落ちる心配はなくなる。またリアフロアカーペット110は、図5(b)のリアフロアカーペット14と比べて縮小しているため、コスト削減にも資する。
また、チャイルドシート取付部材112は、第2隆起部126を設けていることで断面2次モーメントは大きくなるため、曲げ剛性が高まる。したがって、チャイルドシート102をより強固に支えることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、リアシートの背面近傍のフロアパネルに設置されるチャイルドシート取付部材、およびこのチャイルドシート取付部材を覆って設置されるカーペットを含む車両後部構造に利用することができる。
S1 …間隙、P1 …段差部、L1・L2 …後縁、R1 …トランクルーム、10・100 …車両後部構造、102 …チャイルドシート、104 …リアシート、105 …シートバック、106 …シートクッション、108a・108b …チャイルドシート係合部材、110 …リアフロアカーペット、112 …チャイルドシート取付部材、114 …リアフロアパネル、116 …基部、118a・118b …チャイルドシートアンカ、120 …リアシートアンカ、122 …リアシート係合部材、124a・124b …第1隆起部、126 …第2隆起部、128a・128b …肉抜穴130 …台座部

Claims (3)

  1. リアシートの背面近傍のフロアパネルに設置されるチャイルドシート取付部材、および該チャイルドシート取付部材を覆って設置されるカーペットを含む車両後部構造において、
    前記チャイルドシート取付部材は、
    前記フロアパネルの段差部に固定される曲げ加工されたパネル状の基部と、
    前記基部に取り付けられ、チャイルドシートから車両後方に伸びる少なくとも2本のチャイルドシート取付用のチャイルドシート係合部材とそれぞれ連結する複数の所定形状のチャイルドシートアンカとを有し、
    前記基部は、
    前記曲げ加工によって各チャイルドシートアンカの位置に形成され、該チャイルドシートアンカの高さを高くしている複数の第1隆起部と、
    前記曲げ加工によって前記第1隆起部同士の間に形成され、前記カーペットを前記チャイルドシートアンカ上とほぼ同じ高さにまで高くしている第2隆起部とを含むことを特徴とする車両後部構造。
  2. 前記第2隆起部の後縁は、前記第1隆起部の後縁よりも後方に位置し、
    前記第2隆起部は前方へ向かって緩やかな傾斜を描いて上昇することを特徴とする請求項1に記載の車両後部構造。
  3. 当該車両後部構造はさらに、
    前記チャイルドシート取付部材の第2隆起部の下方のフロアパネルに形成される台座部であって、少なくとも車両幅方向および車両後方向において該第2隆起部よりも広い領域に形成されて隆起する台座部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の車両後部構造。
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