JPWO2014045423A1 - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

作業性を阻害することなく、剛性を高く維持することのできる、アンカ取付部材を備えた車両用シートを提供する。車体に取付けられる支持ベース12に、シートベルトを係止するシートベルトアンカRを取付けるためのアンカ取付部材8が設けられ、このアンカ取付部材8は、支持ベース12と連結される第一の壁85と、この第一の壁85から上方に向かって起立し、シートベルトアンカRと連結される第二の壁81,82とを備え、この第二の壁81,82には、表裏間を貫通する孔部81aと、上下方向において孔部81aが形成された領域と隣接するように延出した補強部83とを備える。

Description

本発明は、車両用シートに係り、特に、高剛性のシートベルトアンカ取付部材を備えた車両用シートに関する。
車両用シートには、一般的に、乗員の身体を固定して姿勢を安定化させるため、及び、衝突時等激しい衝撃力がかかった際に乗員の身体をホールドするために、シートベルトが配設されている。
このシートベルトは、引き出し式のアウタベルトを有している。
このアウタベルトは、通常人力により引き出されるように構成されている。
そして、アウタベルトに配設されているタングを、アウタベルトが配設される側と反対側のシート側方に配設されるシートベルトアンカに取付られたバックルに差し込むことにより、アウタベルトは固定され、一本の連続したアウタベルトを掛け渡して、肩ベルト及び腰ベルト(所謂三点式シートベルト)を構成する。
このような三点式シートベルト装置において、シートベルトアンカを取付ける様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、自動車用シートのシートベルトの取付構造が開示されている。
特許文献1の技術では、シートレッグに固定されたフックプレートが備えられている。
このフックプレートは、アッパレールに取付られた断面L字形状のブラケットに固定される。
実開平03−108568号公報
しかしながら、このように、単に断面L字形状に屈曲したブラケット(アンカ取付部材)に、ベルトアンカを取付けると、車両用シート外側と内側が、ブラケットのベルトアンカ取付面により遮断される。
つまり、車両用シート内側に配設される部材を組み立てる作業を行う際に、このブラケット(アンカ取付部材)が邪魔をして作業性が悪くなる。
また、作業性を向上させるために、取付部分の面積を小さくすると、剛性が低くなり、強度的な問題が生じる。
このため、作業性を阻害することなく、剛性を高く維持することのできる、アンカ取付部材を備えた車両用シートの開発が強く望まれていた。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作業性を阻害することなく、剛性を高く維持することのできる、アンカ取付部材を備えた車両用シートを提供することにある。
前記課題は、本願発明請求項1に係る車両用シートによれば、車体に取付けられる支持ベースに、シートベルトを係止するシートベルトアンカを取付けるためのアンカ取付部材が設けられ、該アンカ取付部材は、前記支持ベースと連結される第一の壁と、該第一の壁から上方に向かって起立し、前記シートベルトアンカと連結される第二の壁とを備え、該第二の壁には、表裏間を貫通する孔部と、上下方向において該孔部が形成された領域と隣接するように延出した補強部とを備えることにより解決される。
このように、本発明によれば、第二の壁に孔部が形成されることによって、低くなる剛性を、補強部を形成することによりカバーし、十分な剛性を確保することができる。
第二の壁に孔部が形成されることによって、車両用シート外側から内側へのアクセスが可能となるため、アンカ取付部材に対して車両内側に配設される部材の加工等を、この第二の壁の孔部を通して行うことができる。
しかし、このように孔部を形成すると、剛性が低下することが懸念されるが、本願発明においては、補強部を形成し、剛性もまた高い状態に保持することを可能とした。
このように、第二の壁に孔部が形成されることによって、作業性を向上させることが可能となるとともに、剛性をもまた高く確保することができる。
さらに、上記の車両用シートにおいて、具体的には、請求項2のように、前記補強部の自由端側は、左右外側に向かって曲げられて延出していると好適である。
また、上記の車両用シートにおいて、更に具体的には、請求項3のように、前記補強部は、湾曲して延出しており、前記補強部の自由端は、前記孔部が形成された領域に向かって延出していると好適である。
更に、上記の車両用シートにおいて、更に具体的には、請求項4のように、前記補強部は、前後方向に前記孔部よりも幅広に延出していると、取付剛性を確保できるため好適である。
また更に、上記の車両用シートにおいて、更に具体的には、請求項5のように、前記補強部は、前記孔部が形成された領域の上方に設けられていると好適である。
このように構成されていると、良好に取付剛性を確保できるため好適である。
また、上記の車両用シートにおいて、前記支持ベースと、シートクッションの骨格となる着座フレームとを連結するベース連結部材を備え、該ベース連結部材は、支持軸を介して前記支持ベースに直接的若しくは間接的に取付けられ、前記支持軸の端面と前記孔部とが対向すると好適である。
このように構成されていると、車両用シート外側から内側へのアクセスが可能となるため、支持ベースとベース連結部材とを連結する際に、第二の壁に形成された孔部を通して、支持ベースとベース連結部材との連結作業を効率良く実施することができる。
よって、作業性が向上する。
なお、「ベース連結部材は、支持軸を介して支持ベースに間接的に取付けられる」とは、例えば、支持ベースにブラケットを連結し、このブラケットに支持ベースを連結する場合を指す。
このように、直接的に支持ベースに取付けるのではなく、ブラケット等を介して間接的に取付ければ、保守管理が容易になるとともに、デザイン変更等にも柔軟に対応することが可能となる。
なお、後述する、発明を実施するための形態では、取付ブラケットを介して間接的に連結する例を示した。
請求項1の発明によれば作業性を向上させることが可能となるとともに、剛性をもまた高く確保することができる。
請求項2乃至請求項5の発明によれば、効率良く剛性を確保することができる。
請求項6の発明によれば、支持ベースとベース連結部材との連結作業を効率良く実施することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用シートの外観図である。 本発明の一実施形態に係るシートフレームの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るアンカ取付部材付近の拡大斜視図である。 本発明の一実施形態に係るアンカ取付け部材の取付状態を示す斜視説明図である。 本発明の一実施形態に係るアンカ取付部材の三面図である。 本発明の一実施形態に係るアンカ取付部材の機能説明図である。 本発明の一実施形態に係るアンカ取付部材の使用状態説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る車両用シートについて、図1乃至図7を参照しながら説明する。
なお、本実施形態の車両用シートは、アッパレールに固定されたアンカ取付部材に、シートベルトアンカが取付られるよう構成されている。
そして、本明細書においては、このアンカ取付部材とその機能についてを中心的に説明する。
以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることはもちろんであり、また本発明の均等物もまた包含するものである。
更に、本明細書において、乗物とは、自動車・鉄道など車輪を有する地上走行用乗物、地上以外を移動する航空機や船舶など、シートを装着できる移動用のものをいうものとする。
図1乃至図7は、本発明の一実施形態を示すものであり、これらを用いて以下、本発明の実施形態を説明する。
なお、図中の記号FRは車両前方を示し、記号RRは車両後方を示している。
また、以下の説明において、車両用シートSの幅方向とは、車両前方を向いた状態での左右方向であり、水平方向に相当する。
<車両用シートの構造>
以下では、先ず、車両用シートSを含むシートユニットの構造について概説する。
なお、車両用シートSは、アンカ取付部材8を除き、公知の車両用シートと同様であるため、説明は簡単にとめるものとする。
車両用シートSは、図1で示すように、シートバックS1(背部)、シートクッションとしての着座部S2、ヘッドレストS3より構成されており、シートバックS1(背部)及び着座部S2はシートフレームFにクッションパッドS1a,S2aを載置して、表皮材S1b,S2bで被覆されている。なお、ヘッドレストS3は、頭部の芯材(不図示)にクッションパッド材S3aを配して、表皮材S3bで被覆して形成される。また符号19は、ヘッドレストS3を支持するヘッドレストピラーである。
図1に図示された車両用シートSは、シートの一例であり、その骨格としてシートフレームF(図2参照)を有する。
シートフレームFは、金属材料によって形成されており、左右方向両端にサイドフレーム2aを備えた着座フレーム2、背側にシートバックフレーム1を、それぞれ備えて構成されている。
着座フレーム2は、上述のようにクッションパッドS2aを載置して、クッションパッドS2aの上から表皮材S2bによって覆われており、乗員を下部から支持する構成となっている。
また着座フレーム2の後端部は、リクライニング機構を介してシートバックフレーム1と連結されている。
本実施形態に係る着座フレーム2は、車両本体(車両のうち、シートユニットを除く部分)の車体フロアに固定され、サイドフレーム2a,2a、後方連結部材3、前方連結部材4、レール機構10、アンカ取付部材8、を主要構成として構成される。
図2に示すように、着座フレーム2を構成する各サイドフレーム2aは、前後方向に延出した板金部材であり、後端部にてシートバックフレーム1と連結している。また、左右方向一端側(左側)のサイドフレーム2aと、左右方向他端側(右側)のサイドフレーム2aとは、互いに平行な状態で左右方向に離間している。
サイドフレーム2a同士は、後方連結部材3により後端側が連結されるとともに、前方連結部材4により前端側が連結されている。
前方連結部材4及び後方連結部材3は各々、車両用シートSの幅方向一端から他端に亘って伸びたパイプ部材である。
また、サイドフレーム2aの間にはSバネ6が複数(図2に示すケースでは4本)配置されている。このSバネ6は、クッション体を下方から支持する支持ばねであり、蛇行しながら前後方向に延びている。
なお、各Sバネ6の架橋方法は特に限定されず公知の方法でよいが、例えば、その前端部がサイドフレーム2a間に架設された図示しない架設パンに掛けられ、後端部が上述の後方連結部材3(より具体的には、連結部材に嵌合された略円弧状の掛かり止め部材:図示しない)に掛けられることにより、サイドフレーム2aの間に配置されるよう構成することができる。そして、この例では、架設パン及びSバネ6の上にクッション体が搭載されるようになる。
サイドフレーム2aの構造について説明する。
サイドフレーム2aは、長尺状の板金を加工して形成されており、先端部が内側に曲がって車両用シートSの前端を規定している。
図2に示すように、レール機構10は、一対設けられ、一方(左側)のレール機構10と、他方(右側)のレール機構10とは、互いに平行な状態で左右方向に離間している。
各レール機構10は、車体フロアに対して固定されたロアレール11と、ロアレール11と係合しロアレール11上をスライド移動することが可能なアッパレール12とを有する。
ロアレール11及びアッパレール12は、いずれも一対ずつ備えてられており、各々は前後方向に沿って延出している。
一対のアッパレール12は、互いに平行な状態で左右方向に間隔を空けて並んでおり、アッパレール12間は、スライドレバー17によって連結されている。
一方、一対のロアレール11は、図2に示すように、互いに平行な状態で左右方向に間隔を空けて並んでおり、ロアレール11間は、図示しないメンバフレームによって連結されている。
また、ロアレール11の各々の下面には、図示しない支持ブラケットが取付られている。この支持ブラケットが車体フロアに締結されることにより、ロアレール11が車体フロアに対して固定されることになる。
そして、ロアレール11の各々には、車両用シートSが、取付ブラケット15を介して載置される。
より詳しく説明すると、ロアレール11上にはアッパレール12がスライド可能に配置され、さらにアッパレール12上には取付ブラケット15がボルト及びナットにて固定されている。
この取付ブラケット15に、車両用シートSのサイドフレーム2a,2aが直接的若しくは間接的に連結されることにより、車両用シートSが各アッパレール12に前後方向に可動となるよう連結される。
なお、本実施形態においては、車両用シートSの高さ調整を行う高さ調整機構7が搭載されており、取付ブラケット15には、この高さ調整機構7を構成するリンク部材L(「ベース連結部材」に相当)が取付られている。
つまり、本実施形態においては、サイドフレーム2a,2aは、高さ調整機構7を構成するリンク部材Lを介して間接的に取付ブラケット15へ取付られている。
これにより、本実施形態における車両用シートSは、各アッパレール12に前後方向及び上下方向に可動となるよう連結される。
なお、車両用シートSがロアレール11の各々に高さ調整機構7を介して連結された状態において、左右方向一端側(左側)のサイドフレーム2aは、左右方向一端側(左側)のロアレール11の上方に位置し、左右方向他端側(右側)のサイドフレーム2aは、左右方向他端側(右側)のロアレール11の上方に位置している。
また、車両用シートSがロアレール11の各々に高さ調整機構7を介して載置された状態では、前述した複数のSバネ6の各々が、左右方向に並んだ状態でロアレール11間に位置している。
また、図3に示すように、一方のアッパレール12(車両内側に配設される側)の後方部には、アンカ取付部材8が取付られている。
このアンカ取付部材8は、シートベルトアンカRを車両用シートS側に取付けるためのものである。
シートベルトアンカRは、公知のものが使用されている。
本実施形態においては、シートベルトアンカRは、バックル部R1とシート取付部R2を有して構成されている。
バックル部R1は、シートベルトタングQ(図7参照)を係止するためのものであり、その端部(シートベルトタングQ係止側と反対側の端部)には、シート取付部R2が取付られている。
このシート取付部R2の自由端側には、アンカ側貫通孔R21が形成されている。
また、このシート取付部R2の自由端側には、外方向に突出する鉤状のフック部R22が形成されている。
<アンカ取付ブラケットについて>
次いで、図3乃至図6により、本実施形態に係るアンカ取付部材8の構造とその機能について説明する。
なお、説明の便宜上、車両用シートSの幅方向において、第1レール部材から見て第2レール部材が位置する側を内側と呼び、第1レール部材から見て第2レール部材が位置する側とは反対側を外側と呼ぶこととする。
以下、左右の構成が共通する場合には、車両用シートSの幅方向一端側の構成についてのみ説明することとする。
まず、図4及び図5により、アンカ取付部材8の構成について説明する。
なお、図5(a)はアンカ取付部材8の正面図、図5(b)はアンカ取付部材8の上面図、図5(c)はアンカ取付部材8の上面図である。
また、図5は、説明のため、アンカ取付部材8を簡略化して模式的に示したものであり、各部の形成位置や起立角度及び屈曲角度等を厳密に図示したものではない。
本実施形態に係るアンカ取付部材8は鋼製部材であり、本体部81、段差部82、補強部83、アンカ取付部84、レール取付部85を有して構成されている。
なお、本体部81と段差部82とで、特許請求の範囲の「第二の壁」を構成する。
また、レール取付部85が、特許請求の範囲の「第一の壁」を構成する。
本体部81は、略矩形状の平板であり、その長手方向一端部(車両用シートSの前後方向前側端部)には、孔部としての本体貫通孔81aが形成されている。
また、本体部81の長手方向他端部(車両用シートSの前後方向後側端部)には、アンカ取付部84が突出形成されている。
段差部82は、本体部81の長手方向他端部(車両用シートSの前後方向後側端部)から延出した部分であり、連結部82aとアンカ係止面82bとを有して構成されている。
連結部82aは、本体部81の長手方向他端部(車両用シートSの前後方向後側端部)から車両用シートS外側方向に略垂直(本体部81に対して略垂直)に起立した壁であり、この連結部の車両用シートS外側端辺からは、車両用シートS後方へ向けてアンカ係止面82bが延出している(特に、図5(b)参照)。
なお、連結部82aとアンカ係止面82bとは略垂直となるように交わっている。
このように構成されているため、段差部82により、本体部81との段差が形成されるが、このように段差を形成したことにより、アンカ取付部材8の剛性が増すこととなる。
また、アンカ係止面82bには、略矩形状の貫通孔であるアンカ係止部82cが形成されている。
補強部83は、本体部81の車両用シートS前方側上部より上方向に延出した部分である(図5(a)及び図5(c)参照)。
補強部83は、側面視において、略U字形状に湾曲した部分で、本体部81の車両用シートS前方側上部より上方向に立ち上がった後、緩やかに車両用シートS外側方向に湾曲し(側面視で略円弧を描くように湾曲し)、車両用シートS外側方向下部に向かって垂下する形状を有する(特に、図5(a)及び図5(c)参照)。
つまり、補強部83は、その自由端辺部分と本体部81外側面との間に間隙が形成されるように、その自由端辺部分が垂下しており、車両用シートS外側方向にて、本体部81に形成された本体貫通孔81aの上部を覆うように形成されている。
ただし、その自由端部は、平面視において、本体貫通孔81aにかからない位置までしか垂下しないように構成される。
これは、後述するが、車両用シートS外側から内側へ向けてのアクセスを阻害しないようにするためである。
また、補強部83の車両用シートS前後方向の距離は、本体貫通孔81aの同前後方向の距離よりも大きくなるように構成されている。
これらは、剛性を確保するための構成であるが、本願発明の主要構成の一つであるため、アンカ取付部材8の機能の説明において併せて後述する。
なお、本実施形態においては、補強部83を側面視略U字形状に形成したがこれに限られることはなく、側面視略L字形状等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することができるものである。
つまり、要は、本体貫通孔81aを、車両用シートS外側方向上方からカバーすればよいのであって、このような構成がとれるのであれば、形状は特に限定されるものではない。
アンカ取付部84は、本体部81の長手方向他端部(車両用シートSの前後方向後側端部)に形成された突部である。
アンカ取付部84は、車両用シートSの外側方向に突出しており(つまり、段差部82及び補強部83が突出する方向と同方向に突出しており)、本体部81に固定された円柱状のベース部84aと、このベース部84aから突出した円柱状の取付部本体部84bとで構成されている。この取付部本体部84bは、ベース部84aよりも若干小さい径を有する底面を持ち、ベース部84aの底面と取付部本体部84bの底面とは同心上に並ぶよう形成されている(特に、図5(a)及び図5(b)参照)。
レール取付部85は、本体部81及び段差部82の下端辺から略垂直若しくは若干鈍角を成すように屈曲して車両用シートS内側方向へと延出する略矩形平板状の部分である。
なお、図示は省略するが、レール取付部85には、少なくとも一個のボルト孔が形成されており、このボルト孔からボルトを締結してアッパレール12の上面へ固定できるよう構成されている。
このボルト孔の個数や形成位置等においては、使用するモデル等により適宜変更できるものであるため、図示は省略する。
次いで、図6及び図7により、本実施形態に係るアンカ取付部材8の機能について説明する。
(シートベルトアンカ取付機能について)
図3及び図7に示すように、アンカ係止部82cに、シートベルトアンカRのシート取付部R2に形成されたフック部R22を係止した状態で、取付部本体部84bに、シート取付部R2に形成されたアンカ側貫通孔R21を挿通して固定することによって、シートベルトアンカRをアンカ取付部材8に固定する。
なお、ベース部84aの高さ(本体部81から車両用シートS外側方向への距離)は、段差部82を構成する連結部82aの突出距離(本体部81から車両用シートS外側方向への距離)とほぼ同じになるように構成されている。
これは、アンカ係止部82cにフック部R22を係止した状態で、取付部本体部84bにアンカ側貫通孔R21を挿通して固定する際に、2個の取付箇所がほぼ面一になるようにしたものであって、このため取付作業性が向上するとともに、取付剛性も高く保持できる。
つまり、シートベルトアンカRの取付剛性を高くするために、取付部付近に段差部82を形成したが、このために平板であるシート取付部R2の取付性が悪くなることを回避するため、ベース部84aにて調整を行ったものである。
以上のようにして、シートベルトアンカRは、高い剛性をもって効率良くアンカ取付部材8に固定される。
(剛性確保機能について)
上述の通り、段差部82を形成することにより、シートベルトアンカRの取付部付近の剛性確保が実現されているが、本実施形態においては、更に、補強部83により剛性確保を行っている。
本実施形態においては、後述する「作業効率確保機能」を備えるために、本体部81に本体貫通孔81aが形成されている。
このため、この周辺の剛性が低くなることを防止するために、補強部83が形成されている。
この補強部83は、前述の通り、本体貫通孔81aの車両用シートS外側上部を覆うように形成されており、これにより、本体貫通孔81a付近の剛性を高く保持することができる。
また、補強部83の車両用シートS前後方向の距離t1は、本体貫通孔81aの同前後方向の距離t2よりも大きくなるように構成されている。
このように構成されているため、本体貫通孔81a上方は、完全に補強部83にカバーされることとなる。
よって、当該部分の剛性を高く確保することができる。
(作業性確保機能について)
また、本実施形態に係る本体貫通孔81aは、高さ調整機構7を構成するリンク部材L(「ベース連結部材」に相当)と取付ブラケット15との連結地点と整合する位置に配設される。
取付ブラケット15には、上方に突出するリンク取付部15Aが形成されており、このリンク取付部15Aにはブラケット側軸貫通孔15aが形成されている。
そして、高さ調整機構7を構成するリンク部材Lの下端部には、リンク側軸貫通孔L1が形成されている。
リンク部材Lの下端部は、リンク側軸貫通孔L1と、リンク取付部15Aに形成されたブラケット側軸貫通孔15aとが連通するように(この連通孔を「連通孔M」と記す)積層される。
そして、この状態で支持軸Pを連通孔Mに挿入して、リンク部材Lに取付けることにより、リンク部材Lは取付ブラケット15に対して回動可能に連結される。
この時、支持軸Pをリンク部材Lに取付けるために、スピンかしめが行われる。
このようにスピンかしめを行うにあたっては、ポンチによるスピン加圧が必要であり、これを車両用シートSの外側から実行するために、本体貫通孔81aが利用される。
つまり、本体貫通孔81aの存在により、アンカ取付部材8に対して、車両用シートS外側と内側とがアクセス可能となる。
よって、この本体貫通孔81aの位置と、リンク部材Lと取付ブラケット15との連結地点の位置を整合させれば、本体貫通孔81aにより、車両用シートS外側からポンチを到達させて、支持軸Pのスピンかしめを行うことができる。
このため、リンク部材L及びリンク取付部15Aとアンカ取付部材8との間の狭小な空間にて作業を行ったり、連結してから組み上げたりすることが回避され、よって、作業性が向上する。
以上の機能をまとめると、アンカ取付部材8には、作業性を向上させるために本体貫通孔81aが形成されている。
しかし、このように貫通孔を形成してしまうと、剛性が低下する慮があるため、これを解消するため、本実施形態においては、補強部83を形成し、剛性を高く保持した。
また、更に、シートベルトアンカRの取付剛性を高くするために段差部82を更に備えた。
そして、この段差部82を形成したために、シートベルトアンカRの取付性が低下しないように、取付部本体部84bを底上げするベース部84aを備えた。
このように、本実施形態に係るアンカ取付部材8は、作業性を向上させることが可能になるとともに、剛性もまた高く確保することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、シートの一例として車両用シートSを例に挙げたが、これに限定されるものではなく、航空機や船舶等、他の乗物用シートに対しても本発明は適用可能である。さらに、乗物用に限定されず、荷重測定を必要とするシートであれば、本発明が適用可能である。
F シートフレーム、
1 シートバックフレーム、
2 着座フレーム、
2a サイドフレーム、
3 後方連結部材、
4 前方連結部材、
6 Sバネ、
7 高さ調整機構、
L リンク部材(ベース連結部材)、
L1 リンク側軸貫通孔、
P 支持軸、
8 アンカ取付部材、
81 本体部(第二の壁)、
81a 本体貫通孔(孔部)、
82 段差部(第二の壁)、
82a 連結部、
82b アンカ係止面、
82c アンカ係止部、
83 補強部、
84 アンカ取付部、
84a ベース部、
84b 取付部本体部、
85 レール取付部(第一の壁)、
10 レール機構、
11 ロアレール、
12 アッパレール(支持ベース)、
15 取付ブラケット、
15A リンク取付部、
15a ブラケット側軸貫通孔
17 スライドレバー、
R シートベルトアンカ、
R1 バックル部、
R2 シート取付部、
R21 アンカ側貫通孔、
R22 フック部、
Q シートベルトタング
S 車両用シート
S1 シートバック、
S2 着座部、
S3 ヘッドレスト
S1a,S2a、S3a クッションパッド、
S1b,S2b、S3b 表皮材、
19 ヘッドレストピラー

Claims (6)

  1. 車体に取付けられる支持ベースに、シートベルトを係止するシートベルトアンカを取付けるためのアンカ取付部材が設けられ、
    該アンカ取付部材は、前記支持ベースと連結される第一の壁と、該第一の壁から上方に向かって起立し、前記シートベルトアンカと連結される第二の壁とを備え、
    該第二の壁には、表裏間を貫通する孔部と、上下方向において該孔部が形成された領域と隣接するように延出した補強部とを備えることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記補強部の自由端側は、左右外側に向かって曲げられて延出していることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記補強部は、湾曲して延出しており、
    前記補強部の自由端は、前記孔部が形成された領域に向かって延出していることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記補強部は、前後方向に前記孔部よりも幅広に延出していることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載の車両用シート。
  5. 前記補強部は、前記孔部が形成された領域の上方に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか一項に記載の車両用シート。
  6. 前記支持ベースと、シートクッションの骨格となる着座フレームとを連結するベース連結部材を備え、
    該ベース連結部材は、支持軸を介して前記支持ベースに直接的若しくは間接的に取付けられ、
    前記支持軸の端面と前記孔部とが対向することを特徴とする請求項1乃至請求項5いずれか一項に記載の車両用シート。
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