JP2012231546A - 振幅不均衡観測装置及びそれらを用いる装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】振幅不均衡観測装置及びそれらを用いる装置を提供する。
【解決手段】互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置に用いられる振幅不均衡観測装置は、I信号の振幅の絶対値を得る第一絶対値獲得ユニット、Q信号の振幅の絶対値を得る第二絶対値獲得ユニット、得られたI信号の振幅の絶対値とQ信号の振幅の絶対値を比較する比較器、及び比較器の比較結果を平均化する平均器を含む。
【選択図】図3
【解決手段】互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置に用いられる振幅不均衡観測装置は、I信号の振幅の絶対値を得る第一絶対値獲得ユニット、Q信号の振幅の絶対値を得る第二絶対値獲得ユニット、得られたI信号の振幅の絶対値とQ信号の振幅の絶対値を比較する比較器、及び比較器の比較結果を平均化する平均器を含む。
【選択図】図3
Description
本発明は、互いに直交する二つの信号の不均衡を観測する必要がある装置に関し、特に、光通信システムにおける位相不均衡観測装置と振幅不均衡観測装置、及び、これら位相不均衡観測装置と振幅不均衡観測装置を有する受信装置に関する。
光通信システムの容量と柔軟性への要求が次第に高まるにつれて、コヒーレント光通信技術が益々重要になっている。光通信分野に幅広く応用されているインコヒーレント技術(例えば、オンオフキーイング(On-off-keying:OOK))又はセルフコヒーレント技術(例えば、π/4 DQPSK変調(Differential Quadrature Phase Shift Keying))に比べ、コヒーレント技術は、3dBの光信号対雑音比(OSNR)利得を持ち、等化技術を採用しやすく、効率がより良い変調技術(例えば、直交振幅変調(QAM))を採用することができるなどの利点を有する。
コヒーレント受信装置のうち一つの重要な部品は、90度ハイブリッド回路であり、例えば、Optoplex社により提供される製品である。部品の制限の故に、90度ハイブリッド回路における同相出力Iと直角位相出力Qとの間の位相が必ずしも90度ではなく、その偏差はIQ位相不均衡(又はIQ位相誤差)と称される。また、それら二つの出力のパワーも少し異なり、その偏差がIQ振幅不均衡と称される。これら不均衡は、システムの性能が下がる原因となるので、コヒーレント受信装置は、不均衡を測定し補償することを要する。
図1は、従来技術によるコヒーレント受信装置の構造を示す図である。図1に示すように、受信装置は、光90度ハイブリッド回路102、ローカル発振器103、PD部104と105、復元器106、I/Q位相不均衡観測部107、I/Q振幅不均衡観測部109、及び、制御部108と110を含む。
受信された光信号101とローカル発振器103の出力は、光90度ハイブリッド回路102に入力される。この光90度ハイブリッド回路102は、四つの光信号、即ち、S+L、S−L、S+jL、及び、S−jLを生成し、そのうち、Sは、受信された光信号であり、Lは、ローカル発振器103の出力であり、jは、90度の位相シフトを示す。光90度ハイブリッド回路102は、例えば、Celight社により提供される製品である。PD104と105は、それら四つの光信号を二つの電気信号に変換する。具体的には、例えば、PD104は、S+LとS−LをI信号に変換し、PD105は、S+jLとS−jLをQ信号に変換する。I信号とQ信号は、理論上で直交すべき信号である。復元器106は、搬送波位相復元器、整合フィルター、データ復元器などを利用してIブランチとQブランチの信号内のデータを復元する。復元器は、アナログ領域とデジタル領域のいずれかに実現されることができる。前述したように、その光90度ハイブリッド回路102のハードウェア性能などの原因で、IとQ信号には位相不均衡と振幅不均衡が生じる可能性がある。図1に示すように、I/Q位相不均衡観測器107は、位相不均衡に対して観測を行い、I/Q振幅不均衡観測器109は、振幅不均衡に対して監定を行う。また、制御部108と110は、それぞれ、I/Q位相不均衡観測器107とI/Q振幅不均衡観測器109の観測結果に基づいて光90度周波数混合部102に対して制御を行うことにより、測定された位相不均衡と振幅不均衡に対して補償を行わせる。具体的には、I/Q位相不均衡が正であるときに、制御部は、光90度周波数混合部の位相制御ポートに正電圧を出力し、Q(又はI)ブランチの位相シフトを減少し、また、これに反しては、同様である。
位相不均衡と振幅不均衡を検出する場合、非特許文献1に開示された技術及び特許文献1に開示された技術が現在用いられている。両者は何れも、デジタル領域においてIとQの相関を計算する。位相不均衡が0であるときは、その相関も0であり、また、その相関は、位相不均衡と正比例する。非特許文献1には、フィードバックデジタル補償ループが用いられているが、特許文献1には、フィードフォワードデジタル補償方法が用いられている。また、非特許文献1には、IQ振幅不均衡の観測と補償方法も提供されている。前記諸方法は、複雑なデジタル信号処理、例えば、複素数の乗算、二乗演算等を要する。あるシステム(例えば、光通信システム)の符号レートは非常に高く、例えば、34Gbit/sである。このような高速信号の下でのデジタル信号処理は非常に難しいので、前述した従来の電気通信システムの方法を適用することも非常に難しい。
また、アナログ信号に関しては、光通信システムの容量が43Gbit/sに達することが可能であるので、IとQブランチの帯域幅が20GHz又はそれ以上に達することができる。よって、前記文献に開示されている方法をアナログ信号に直接適用する場合、関連部品である乗算器が約20GHzの帯域幅を有することを要するが、このようなアナログ乗算器の実現は非常に困難である。
米国特許第6,917,031 B1号(Method For Quadrature Phase Angle Correction In A Coherent Receiver Of A Dual-polarization Optical Transport System)
Digital Filter Equalization Of Analog Gain And Phase Mismatch In I-Q Receivers, Fred Harris, 5th IEEE International Conference On Universal Personal Communications, 1996
本発明の目的は、従来技術に存在する一つ又は複数の問題を解決するための振幅不均衡観測装置及びそれらを用いる受信装置を提供することにある。
本発明の第一側面によれば、互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置に用いられる位相不均衡観測装置が提供される。この位相不均衡観測装置は、前記I信号と前記Q信号に対して前処理を行い、当該信号の相関関係に関する必須情報を抽出するための前処理ユニットと、抽出された必須情報に対して相関演算処理を行い、前記I信号と前記Q信号との間の位相不均衡を求める相関演算ユニットとを含むことを特徴とする位相不均衡観測装置である。
本発明の第二側面による位相不均衡観測装置は、前記I信号と前記Q信号が、デジタル信号であり、前記前処理ユニットが、前記I信号の符号を得るための第一符号獲得ユニット及び前記Q信号の符号を得るための第二符号獲得ユニットを含み、前記相関演算ユニットは、得られた前記I信号の符号と前記Q信号の符号に対して排他的論理和演算を行う排他的論理和ユニット及び前記排他的論理和ユニットの演算結果を平均化する平均器を含むことを特徴とする前記第一側面による位相不均衡観測装置である。
本発明の第三側面による位相不均衡観測装置は、前記I信号とQ信号が、多重化信号であり、前記位相不均衡観測装置又は前記互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置が、前記I信号と前記Q信号に対して並列化を行うための並列化装置を更に含み、前記第一符号獲得ユニットと前記第二符号獲得ユニットが、それぞれ、並列化された信号のうち、少なくとも1並列信号のI信号とQ信号の符号を得ることを特徴とする前記第二側面による位相不均衡観測装置である。
本発明の第四側面による位相不均衡観測装置は、前記互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置が、光通信システムの受信装置であることを特徴とする前記第一側面による位相不均衡観測装置である。
本発明の第五側面による位相不均衡観測装置は、前記位相不均衡観測装置又は前記互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置が、前記I信号と前記Q信号に対してダウンサンプリングを行うためのダウンサンプリング装置を更に含み、前記第一符号獲得ユニットと前記第二符号獲得ユニットが、それぞれ、ダウンサンプリングされたI信号とQ信号の符号を得ることを特徴とする前記第二側面又は前記第三側面による位相不均衡観測装置である。
本発明の第六側面による位相不均衡観測装置は、前記並列化装置が1:N直並列変換器であることを特徴とする前記第三側面による位相不均衡観測装置である。
本発明の第七側面による位相不均衡観測装置は、前記前処理ユニットが、前記I信号の帯域幅を減らすための第一信号帯域幅調整ユニット及び前記Q信号の帯域幅を減らすための第二信号帯域幅調整ユニットを含み、前記相関演算ユニットが、シリアルに配列される乗算器と平均器であることを特徴とする前記第一側面による位相不均衡観測装置である。
本発明の第八側面による位相不均衡観測装置は、前記第一信号帯域幅調整ユニットと前記第二信号帯域幅調整ユニットが、ローパスフィルター、ハイパスフィルター及びバンドパスフィルターのうち同一種類のものより構成されることを特徴する前記第七側面による位相不均衡観測装置である。
本発明の第九側面によれば、互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置に用いられる振幅不均衡観測装置が提供される。この振幅不均衡観測装置は、前記I信号の振幅の絶対値を得るための第一絶対値獲得ユニットと、前記Q信号の振幅の絶対値を得るための第二絶対値獲得ユニットと、得られた前記I信号の振幅の絶対値と前記Q信号の振幅の絶対値を比較する比較器と、前記比較器の比較結果を平均化する平均器とを含むことを特徴とする振幅不均衡観測装置である。
本発明の第十側面による振幅不均衡観測装置は、前記I信号と前記Q信号が、多重化信号であり、前記振幅不均衡観測装置又は前記互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置が、前記I信号と前記Q信号に対して並列化を行うための並列化装置を更に含み、前記第一絶対値獲得ユニットと前記第二絶対値獲得ユニットが、それぞれ、並列化された、又は、ダウンサンプリングされたI信号とQ信号の振幅の絶対値を得ることを特徴とする前記第九側面による振幅不均衡観測装置である。
本発明の第十一側面による振幅不均衡観測装置は、前記振幅不均衡観測装置又は前記互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置が、前記I信号と前記Q信号に対してダウンサンプリングを行うためのダウンサンプリング装置を更に含み、前記第一絶対値獲得ユニットと前記第二絶対値獲得ユニットが、それぞれ、ダウンサンプリングされたI信号とQ信号の振幅の絶対値を得ることを特徴とする前記第九側面又は前記第十側面による振幅不均衡観測装置である。
本発明の第十二側面による振幅不均衡観測装置は、前記並列化装置又はダウンサンプリング装置が1:N直並列変換器であり、そのうちNが1より大きい正整数であることを特徴とする前記第十側面による振幅不均衡観測装置である。
本発明の第十三側面による振幅不均衡観測装置は、前記互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置が、光通信システムの受信装置であることを特徴とする前記第九側面による振幅不均衡観測装置である。
本発明の第十四側面によれば、互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置に用いられる振幅不均衡観測装置が提供される。この振幅不均衡観測装置は、前記I信号のパワーを測定する第一パワー計量ユニットと、前記Q信号のパワーを測定する第二パワー計量ユニットと、前記I信号のパワーと前記Q信号のパワーとの差を算出する減算ユニットとを含むことを特徴とする振幅不均衡観測装置である。
本発明の第十五側面によれば、互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置が提供される。この装置は、前記第一ないし第八側面に記載の位相不均衡観測装置及び/又は前記第九ないし第十四側面に記載の振幅不均衡観測装置を含むことを特徴とする装置である。
本発明の第十六側面によれば、互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置に用いられる位相不均衡観測方法が提供される。この位相不均衡観測方法は、前記I信号の符号を得るための第一符号獲得ステップと、前記Q信号の符号を得るための第二符号獲得ステップと、得られた前記I信号の符号と前記Q信号の符号に対して排他的論理和演算を行うための排他的論理和ステップと、前記排他的論理和ステップの演算結果を平均化するための平均ステップとを含むことを特徴とする位相不均衡観測方法。
本発明の第十七側面によれば、互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置に用いられる位相不均衡観測方法が提供される。この位相不均衡観測方法は、前記I信号の帯域幅を減らすための第一信号帯域幅調整ステップと、前記Q信号の帯域幅を減らすための第二信号帯域幅調整ステップと、帯域幅が減らされたI信号とQ信号に対して相関演算を行うための相関演算ステップとを含むことを特徴とする位相不均衡観測方法である。
本発明の第十八側面によれば、互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置に用いられる振幅不均衡観測方法が提供される。この振幅不均衡観測方法は、前記I信号の振幅の絶対値を得るための第一絶対値獲得ステップと、前記Q信号の振幅の絶対値を得るための第二絶対値獲得ステップと、得られた前記I信号の振幅の絶対値と前記Q信号の振幅の絶対値を比較するための比較ステップと、前記比較ステップの比較結果を平均化するための平均ステップとを含むことを特徴とする振幅不均衡観測方法である。
本発明の第十九側面によれば、互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置に用いられる振幅不均衡観測方法が提供される。この振幅不均衡観測方法は、前記I信号のパワーを測定するための第一パワー計量ステップと、前記Q信号のパワーを測定するための第二パワー計量ステップと、前記I信号のパワーと前記Q信号のパワーとの差を算出するための減算ステップとを含むことを特徴とする振幅不均衡観測方法。
本発明は、低速アナログ方式と簡易化デジタル方式を採用する。アナログ方式には、アナログ部品の帯域幅が信号の符号レートより遥かに小さくすることができる一方、デジタル方式には、ロジック演算部のみが含まれ、デジタル信号処理部が含まれない。これにより、本発明は、ハードウェアへの要求を下げることができ、また、高符号レートの光通信システムにより良く適用できる。
次に、添付した図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、次に記載した同じ又は類似する部品は同じ符号で説明されるが、その重複した説明は省略される。
図2は、本発明の一実施例によるコヒーレント受信装置を示す図であり、具体的には、そのアナログ位相不均衡観測装置とアナログ振幅不均衡観測装置を示す。図2に示す本発明の受信装置と図1に示す従来技術の受信装置との相違点は、I/Q位相不均衡観測器の構造とI/Q振幅不均衡観測器の構造が異なることにある。具体的には、I/Q位相不均衡観測器107′により従来技術のI/Q位相不均衡観測器107を置換し、I/Q振幅不均衡観測器109′により従来技術のI/Q振幅不均衡観測器109を置換することにある。
なお、従来技術の受信装置の部分と同じ部分は、例示に過ぎず、本発明を制限するものではない。また、本発明の技術は、従来技術の受信装置の他の構造に適用することもできる。例えば、PD104と105は、従来技術のうちその他の光電気変換装置により置換されても良く、つまり、I信号とQ信号を生成することさえできれば良い。また、例えば、制御部108と110は、図中に別々の部品として示されているが、一つの部品により実現されることもできる。
図2に示すように、本発明によるI/Q位相不均衡観測器107′は、Iブランチに接続されるローパスフィルター201と、Qブランチに接続されるローパスフィルター202と、ローパスフィルター201と202の出力に対して乗算を行うための乗算器204と、乗算器204の乗算結果に対して平均を行うための平均器203とを含む。ローパスフィルター201と202は、本発明の信号帯域限定装置に対応し、信号の帯域幅を減らすために用いられることにより、乗算器204が要する帯域幅を信号の帯域幅より遥かに小さくさせることができる。なお、本実施例では、ローパスフィルター201と202が採用されているが、本発明は、他のフィルターを採用して信号の帯域幅を減らすこともでき、例えば、バンドパスフィルター、ハイパスフィルターなどを採用することができる。また、乗算器と平均器は、本発明の相関演算部品に対応するが、本発明の相関演算部品は、周知の他のコヒーレント部品により実現されても良い。更に、ローパスフィルター201と202、及び、後述の符号関数部303と304(図3参照)は、本発明の前処理ユニットに対応し、それらが得た情報、例えば、正負符号情報、低周波数情報、高周波数情報などは、信号の相関関係に関する必須情報である。
次に、本実施例の原理、即ち、フィルタリングされた信号の相関がIQ位相不均衡と依然正比例することについて説明を行う。
ここで、φは位相不均衡である。
IとQは独立的であり、且つ、多くの変調方式ではゼロ平均値であるため、
は0である。よって、前記第二項の積分は0となる。また、
は、ローフィルタリングされた後のI信号のパワーであり、それはほぼ定数であるため、フィルタリングされた信号の相関(即ち、I/Q位相観測器107′の出力)は、∝sin(φ)である。つまり、IQ位相不均衡と依然正比例する。
は0である。よって、前記第二項の積分は0となる。また、
は、ローフィルタリングされた後のI信号のパワーであり、それはほぼ定数であるため、フィルタリングされた信号の相関(即ち、I/Q位相観測器107′の出力)は、∝sin(φ)である。つまり、IQ位相不均衡と依然正比例する。
平均器203は、例えば、“Digital Communication, 3rd edition, John G. Proakis, McGraw-Hill Inc.”に述べられているように、フィードバック制御ループ技術のうち簡易化ローパスRCフィルター又はループフィルターにより実現されることができる。
制御部108は、前記IQ位相不均衡観測部107′からの観測信号を制御信号に変換し、また、それを光90度ハイブリッド回路102に伝送する。具体的には、観測信号が正である時に、制御部が光90度ハイブリッド回路の位相制御ポートに正電圧を出力してQブランチの位相シフトを増加し、これに反して、観測信号が負である時に、制御部が光90度ハイブリッド回路の位相制御ポートに負電圧を出力してQブランチの位相シフトを減少する。このようにすると、観測部107′、制御部108及び光90度周波数混合部102は、フィードバック制御ループを構成し、制御器108は、商用PID制御ユニットであっても良いことが当業者にとって周知の事項である。また、図中にフィードバック方法により補償を行うことが示されるが、補償装置によりI又はQブランチに対して補償を直接行うことも可能であり、これも当業者にとって周知の事項であるが、ハードウェアへの要求が比較的に高い。つまり、本実施例に開示されているフィードバックによる補償は、本発明を説明するための例示にすぎない。同様に、次に記載した、アナログ領域の振幅に対しての補償、及び、デジタル領域の位相と振幅に対しての補償は、フィードバック方法により実現されることができる他、直接補償方法により実現されることもできる。
図2は、I/Q振幅不均衡観測器109′も示す。図2に示すように、それは、二つのパワーメーター205と206、及び、一つの減算器207を含む。パワーメーター205と206は、それぞれ、I信号とQ信号のパワーを測定し、減算器207は、測定されたI信号のパワーとQ信号のパワーの差を計算する。このパワーの差はIブランチとQブランチとの間の振幅不均衡とも正比例することが容易に証明できる。パワーメーター205と206は、商用Vrms IC(例えば、Analog Device社の製品)により簡単に実現されることができ、この商用Vrms ICの出力電圧は、入力信号のVrms値、即ち、パワーの二乗演算根と正比例する。
制御部110は、IQ振幅不均衡観測器109′からの観測信号を制御信号に変換し、また、それを光90度周波数混合部102に伝送する。観測信号が正であるときに、光90度周波数混合部102は、Qブランチの利得を増やし又はIブランチの利得を減らす。これに反して、観測信号が負であるときに、光90度ハイブリッド回路102は、Qブランチの利得を減らし又はIブランチの利得を増やす。このようにして、観測器109′、制御部110と光90度ハイブリッド回路102は、フィードバック制御ループを形成し、制御部110は、商用PID制御ユニットであっても良く、商用PID制御ユニットは、当業者にとって周知のものである。
図3は、本発明の他の実施例によるコヒーレント受信装置を示す図であり、具体的には、そのデジタル位相不均衡観測装置とデジタル振幅不均衡観測装置を示す。図3に示す本発明の受信装置と図1に示す従来技術の受信装置との相違点は、I/Q位相不均衡観測器の構造とI/Q振幅不均衡観測器の構造が異なることにある。具体的には、I/Q位相不均衡観測器107′′により従来技術のI/Q位相不均衡観測器107を置換し、I/Q振幅不均衡観測器109′′により従来技術のI/Q振幅観測器109を置換することにある。
図3において、受信装置は、更に、アナログデジタル変換器(AD変換器)301と302を含む。IQ位相不均衡観測器107′′は、二つの符号関数部303と304、一つの排他的論理和(XOR)ゲート305、及び、一つの平均器306を含む。AD変換器301と302は、アナログ信号であるI信号とQ信号に対してサンプリングを行い、そして、サンプリングされた信号をデジタル信号に変換する。符号関数部303と304は、入力された信号(デジタル信号)の符号を得るために用いられる。デジタル領域において、符号関数部は、容易に実現される。例えば、符号ビットを得ることにより実現されることができる。それは、一つのロジック回路のみにより実現されることができる。ロジック値が1であるときに、XORゲート305の出力電圧は1となり、ロジック値が0であるときに、XORゲート305の出力電圧は−1となる。次に、このIQ位相不均衡観測器107の出力がIQ位相不均衡と依然正比例する原理について説明を行う。なお、本発明は、QPSK変調を例とするが、QPSKに限定されない。
図4の(a)は、搬送波位相が復元され且つIQ不均衡が存在しないときの典型的QPSKコンステレーションを示している。図3に示す受信装置の構造では、位相復元が分岐点311と312の後ろにある復元部106で行われる。結果として、IQ分岐点311と312は、一般的には、残留する位相誤差を有する。この位相誤差は、搬送波のノイズによる可能性があり、搬送波とローカル発振器との間の周波数の差による可能性もある。よって、図4の(a)に示すコンステレーションが回転し、図4の(b)に示すようになり、即ち、それは、円形であり、I=0である軸及びQ=0である軸に対して対称的である。第一象限、第二象限、第三象限、第四象限(即ち、図4の(c)の区域401、402、403、404)の曲線が等しい。負のIQ位相不均衡が存在するときに、即ち、φ<0であるときに、円形が図4の(c)に示す楕円形に変換され、この時は、対称性が崩れる。図示されているように、第一象限と第三象限(区域401と403)の曲線が短くなるが、第二象限と第四象限(区域402と404)の曲線が長くなる。点(I,Q)が第一象限と第三象限に位置する時(この時は、I信号とQ信号の符号が同じである)に、図3に示すXORゲート305の出力が−1(ロジック値が0)となるが、点(I,Q)が第二象限と第四象限に位置する時(この時は、I信号とQ信号の符号が異なる)に、XORゲート305の出力が1(ロジック値が1)となる。よって、IQ位相不均衡が負であるときに、平均器306の出力が正となり、位相不均衡が存在しないときに、第一象限ないし第四象限にある曲線が等しいので、平均器306の出力が0となる。最後に、107′′の出力とIQ位相不均衡の符号が互いに反しても、107′′の出力は、IQ位相不均衡と正比例する。よって、107′′は、IQ位相不均衡観測器として用いられることができる。
図3の109′′は、デジタルIQ振幅不均衡観測器を示す。それは、二つの絶対値関数部307と308、一つの比較器309及び一つの平均器310を含む。絶対値関数部307と308は、それぞれ、I信号とQ信号の振幅の絶対値を計算する。デジタル信号に関しては、絶対値関数部は、論理装置、例えば、絶対値計算部により実現されることができる。比較器も論理装置である。絶対値関数部307の出力が絶対値関数部308の出力より大きくなる時に、比較器は1を出力し、絶対値関数部307の出力が絶対値関数部208の出力以下になるときに、比較器は−1を出力する。
図4の(d)に示すように、正の振幅不均衡が存在するときに、即ち、Iブランチの振幅がQブランチの振幅より大きいときに、コンステレーションは、対称的な円形から楕円形になる。|I|=|Q|であるときの直線405と406は、I−Q平面全体を4つの区域407、408、409及び410に分割する。点が区域408、410に位置する時に、|I|>|Q|である。点が区域407、409に位置する時に、|I|<|Q|である。比較器309の原理によれば、点が区域408と410に位置する時に、出力が1であり、点が区域407と409に位置する時に、出力が−1である。結果として、図示するような、正の振幅不均衡が存在する場合、比較器309が生成した1は、−1より多い。よって、平均器310の出力は正である。振幅不均衡が存在しない場合、曲線は、区域407、408、409、410に均一に位置するので、平均器310の出力は0である。最後に、監視測器109′′の出力は、IQ振幅不均衡の程度と正比例するので、監視測器109′′は、IQ振幅不均衡観測器として用いられることができる。
平均器310、制御器110及びIQ振幅不均衡フィードバック制御回路の実現は、図2に示すような実現方法と同様である。
図5は、本発明の他の実施例によりコヒーレント受信装置を示す図であり、具体的には、その他のデジタル位相不均衡観測装置と他のデジタル振幅不均衡観測装置を示す。図5に示すデジタルIQ位相/振幅不均衡観測器/補償器は、ハードウェアへの要求が低い。図3に示すIQ位相/振幅不均衡観測器/補償器に比べ、その相違点は、二つの並列化装置又は並列化ユニット(例えば、1:N直並列変換器)501と502が、高速データ信号に対しての並列化を行うために用いられ、並列化された信号511と512の速度が、311と312の速度の1/N(Nは1より大きい正整数)である。I/Q位相観測器107′′と振幅観測器109′′の出力信号は、並列化された信号511と512であるので、部品503〜510の速度は、図3に示す303〜310よりN倍低くなる。これは、ハードウェアへの要求を大きく抑制する。図5における他の部分は、図3と同じである。なお、図5における部品503〜510は、図3における部品303〜310に対応し、ハードウェアへの要求が低いだけであるので、ここでは、それらについての更なる説明を省略する。また、図中に並列化ユニット501と502がI/Q位相不均衡観測ユニット及びI/Q振幅不均衡観測ユニットと別々に設置されるが、それらは、I/Q位相不均衡観測ユニット及びI/Q振幅不均衡観測ユニットにそれぞれ含まれても良い。また、本発明は、ダウンサンプリング装置(例えば、1/Nダウンサンプリング装置)を含んでも良い。ダウンサンプリング装置は、多重化されたI信号とQ信号に対しても良いが、多重化されていないI信号とQ信号に対しても良い。多重化されたI信号とQ信号に対する場合、それは、並列化ユニットにより並列化されたI信号とQ信号に対しても良いが、並列化されていないI信号とQ信号に対して良い。つまり、ダウンサンプリング装置は、前記並列化ユニットの代わりに用いられることがでるが、前記並列化ユニットと共に用いられることができる。前記並列化ユニットと共に用いられる時に、それらの処理順序には制限がない。即ち、並列化した後にダウンサンプリングを行っても良いし、ダウンサンプリングした後に並列化を行っても良い。また、並列化装置とダウンサンプリング装置は、図2に示す受信装置に用いられても良い。
図6は、本発明の実施例によるアナログIQ位相不均衡観測方法のフローチャートを示す図である。図6に示すように、本発明のアナログIQ位相不均衡観測方法では、まず、ステップ601においてIブランチとQブランチの信号の帯域幅を減らすことを行う。これは、例えば、IブランチとQブランチに接続されるローパスフィルター、バンドパスフィルター、ハイパスフィルター及びその他の周知の帯域幅調整装置により実現されることができる。一実施例では、ローパスフィルターにより実現される。次に、ステップ602において、帯域幅が減らされた信号に対して相関演算処理を行い、この相関演算処理は、例えば、順に接続される乗算器と平均器により実現されることができるが、その他の周知の相関演算装置により実現されることもできる。
図7は、本発明の実施例によるデジタルIQ位相不均衡観測方法のフローチャートを示す図である。図7に示すように、本発明のデジタルIQ位相不均衡観測方法では、まず、ステップ701において、IブランチとQブランチのデジタル信号の符号をそれぞれ獲得する。これは、例えば、IブランチとQブランチに接続される符号機能ユニットにより実現されることができる。次に、ステップ702において、図3に示すようなXORゲート305により、得られたI信号とQ信号の符号に対して排他的論理和を行う。最後に、ステップ703において、排他的論理和による結果に対して平均を行う。
図8は、本発明の実施例によるデジタルIQ位相不均衡観測方法の他のフローチャートを示す図である。図8のフローチャートと図7のフローチャートとの相違点は、図8のフローチャートに並列化及び/又はダウンサンプリングを行うステップ801を追加することにある。その他のステップは、図7と同じであるので、ここでは、その説明を省略する。
図9は、本発明の実施例によるアナログIQ振幅不均衡観測方法のフローチャートを示す図である。図9に示すように、本発明のアナログIQ振幅不均衡観測方法では、まず、ステップ901において、IブランチとQブランチの信号に対してパワー測定を行う。これは、例えば、IブランチとQブランチに接続されるパワーメーターにより実現されることができる。次に、ステップ902において、測定されたパワーの差を計算し、これにより、振幅不均衡の監視と測定を実現する。
図10は、本発明の実施例によりデジタルIQ振幅不均衡観測方法のフローチャートを示す図である。図10に示すように、本発明のデジタルIQ振幅不均衡観測方法では、まず、ステップ1001において、IブランチとQブランチのデジタル信号の振幅の絶対値をそれぞれ獲得する。これは、例えば、IブランチとQブランチに接続される絶対値ユニットにより実現されることができる。次に、ステップ1002において、図3に示すような比較器により、得られたI信号とQ信号の振幅の絶対値に対して比較を行う。最後に、ステップ1003において、比較された結果に対して平均を行う。
図11は、本発明の実施例によるデジタルIQ振幅不均衡観測方法の他のフローチャートを示す図である。図11のフローチャートと図10のフローチャートとの相違点は、図11のフローチャートに並列化及び/又はダウンサンプリングを行うステップ1101を追加することにある。その他のステップは、図10と同様であるので、ここでは、その説明を省略する。
図12ないし図15は、本発明の受信装置の他の実施例を示す図である。図12と図13に示すように、本発明の実施例によれば、受信装置は、本発明のI/Q位相不均衡観測装置107′又は107′′のみを含んで、本発明のI/Q振幅不均衡観測装置109′又は109′′を含まなくても良い。また、従来技術のI/Q振幅不均衡観測装置109を採用しても良く、或いは、I/Q振幅不均衡観測装置を一切含まなくても良い。図14と図15に示すように、本発明の実施例によれば、受信装置は、本発明のI/Q振幅不均衡観測装置109′又は109′′のみを含んで、本発明のI/Q位相不均衡観測装置107′又は107′′を含まなくても良い。また、従来技術のI/Q位相不均衡観測装置107を採用しても良く、或いは、I/Q位相不均衡観測装置を一切含まなくてもよい。
なお、前述したように、本発明は、光通信システムの受信装置についての説明を行うが、本発明は、互いに直交する信号間の不均衡を観測する必要の装置、例えば、無線通信システムなどに応用されても良い。また、I信号とQ信号は、広義には、直交する二つの信号として理解されても良い。
また、前述した本発明のI/Q位相不均衡観測装置、I/Q振幅不均衡観測装置及び受信装置の実施例は、単に本発明を説明するためのみのものであり、本発明を制限するものではない。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の範囲に属する。
101 光入力
102 光90度周波数混合部
103 ローカル発振器
104、105 PD
106 復元部
107 I/Q位相不均衡観測部
108 制御部
109 I/Q振幅不均衡観測部
110 制御部
201、202 ローパスフィルター
203 平均器
204 比較器
205、206 パワーメーター
207 減算器
301、302 ADC
303、304 符号関数部
305 XORゲート
306、310 平均器
307、308 絶対値関数部
309 比較器
501、502 1:N直並列変換器
503、504 符号関数部
505 XORゲート
506、510 平均器
507、508 絶対値関数部
509 比較器
102 光90度周波数混合部
103 ローカル発振器
104、105 PD
106 復元部
107 I/Q位相不均衡観測部
108 制御部
109 I/Q振幅不均衡観測部
110 制御部
201、202 ローパスフィルター
203 平均器
204 比較器
205、206 パワーメーター
207 減算器
301、302 ADC
303、304 符号関数部
305 XORゲート
306、310 平均器
307、308 絶対値関数部
309 比較器
501、502 1:N直並列変換器
503、504 符号関数部
505 XORゲート
506、510 平均器
507、508 絶対値関数部
509 比較器
Claims (5)
- 互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置に用いられる振幅不均衡観測装置であって、
前記I信号の振幅の絶対値を得るための第一絶対値獲得ユニットと、
前記Q信号の振幅の絶対値を得るための第二絶対値獲得ユニットと、
得られた前記I信号の振幅の絶対値と前記Q信号の振幅の絶対値を比較する比較器と、
前記比較器の比較結果を平均化する平均器と、
を含む、
振幅不均衡観測装置。 - 前記I信号と前記Q信号は、多重化信号であり、
前記振幅不均衡観測装置又は互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある前記装置は、前記I信号と前記Q信号を並列化する並列化装置を更に含み、
前記第一絶対値獲得ユニットと前記第二絶対値獲得ユニットは、それぞれ、並列化された前記I信号と前記Q信号の振幅の絶対値を得る、
請求項1に記載の振幅不均衡観測装置。 - 前記振幅不均衡観測装置又は互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある前記装置は、前記I信号と前記Q信号に対してダウンサンプリングを行うためのアンダーサンプリング装置を更に含み、
前記第一絶対値獲得ユニットと前記第二絶対値獲得ユニットは、それぞれ、ダウンサンプリングされた前記I信号と前記Q信号の振幅の絶対値を得る、
請求項1または請求項2に記載の振幅不均衡観測装置。 - 互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある前記装置は、光通信システムの受信装置である、
請求項1に記載の振幅不均衡観測装置。 - 互いに直交するI信号とQ信号との間の不均衡を観測する必要がある装置であって、
請求項1ないし4の何れかに記載の振幅不均衡観測装置を含む、
装置。
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