JP2012229856A - レンジフード - Google Patents

レンジフード Download PDF

Info

Publication number
JP2012229856A
JP2012229856A JP2011098369A JP2011098369A JP2012229856A JP 2012229856 A JP2012229856 A JP 2012229856A JP 2011098369 A JP2011098369 A JP 2011098369A JP 2011098369 A JP2011098369 A JP 2011098369A JP 2012229856 A JP2012229856 A JP 2012229856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rectifying plate
exhaust fan
exhaust
hood
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011098369A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5061252B1 (ja
Inventor
Masatsuna Fukuda
正綱 福多
Kenji Takahata
賢志 高畑
Shinji Yamamoto
信次 山本
Katsushi Tanaka
克司 田中
Hideaki Tsujinaka
英昭 辻中
Muneyuki Miura
宗之 三浦
Atsushi Kurihara
淳 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harman Co Ltd
Watanabe Seisakusho KK
Original Assignee
Harman Co Ltd
Watanabe Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Harman Co Ltd, Watanabe Seisakusho KK filed Critical Harman Co Ltd
Priority to JP2011098369A priority Critical patent/JP5061252B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5061252B1 publication Critical patent/JP5061252B1/ja
Publication of JP2012229856A publication Critical patent/JP2012229856A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

【課題】ケーシング内部のメンテナンスや整流板の清掃を容易且つ安全に行う。
【解決手段】 整流板8が使用状態用位置に位置しているか、非使用状態用位置に位置しているかを検出する検出部10を備え、整流板8の使用状態用位置を検出したときは通常モード用制御を実行し、非使用状態用位置を検出したときは非使用モード用制御を実行して排気用ファン4の運転を停止し且つ排気用ファン4の起動指令が入力されたときにも排気用ファン4の停止を維持し、その後、整流板8の使用状態用位置を検出したときでも排気用ファン4の起動指令が入力されるまでは排気用ファン4の停止を維持する制御部5を備えたレンジフード1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンジフードに関し、詳しくは例えば、ガスコンロ、電気コンロ、および電磁誘導感熱式クッキングヒータ(IHヒータ)などの加熱調理器具の上方に設置されて、調理中に発生する廃ガスなどの汚染空気(汚染物質)を吸い込み捕集して屋外に排気するためのレンジフードに関するものである。
従来より、ケーシング内に排気用ファンが配設され、ケーシング底壁に排気用吸い込み口が形成され、ケーシング底壁の排気用吸い込み口に臨ませて整流板が配設され、整流板とケーシング囲壁との間に狭幅の流路が形成されたレンジフードが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来例では、汚染空気が狭幅の流路ヘ高速で流入し、この結果、ケーシング側方への汚染空気の溢流が抑制され、排気用吸い込み口を介する汚染空気の捕獲率を向上させるようにしている。また、整流板の一辺をケーシングに揺動可能に取り付けることによって、レンジフードのケーシングの内部のメンテナンスや整流板を清掃する場合には、整流板の一辺を中心に一辺と対向する他辺をケーシングから垂下させることで、ケーシングの排気用吸い込み口を下方から広く臨むことができるようになり、これにより整流板の上面側もケーシング外に露出させることが可能となるから、整流板を取り外すことなく、容易にケーシングの内部や整流板のメンテナンスができるようにしている。
特開平8−271001号公報
ところが前記特許文献1に示された従来例では、メンテナンス時に整流板の他辺をケーシングから垂下させて排気用吸い込み口を下方から広く臨む状態にしたときに、レンジフードへの電源供給を遮断することを失念すると、誤って排気用ファンを始動するスイッチを入り操作してしまったときには、排気用ファンが回転してしまい、メンテナンス者が回転する排気用ファンに接触する虞がある。そこで、メンテナンス時においては安全性に十分に配慮することが重要である。
本発明はこれらの事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ケーシング内部のメンテナンスや整流板の清掃を容易且つ安全に行うことができるレンジフードを提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明は、ケーシング2内に排気用ファン4が配設され、前記排気用ファン4の起動および停止を制御する制御部5と、前記制御部5に前記排気用ファン4の起動および停止のための指令を入力するスイッチ部6とを備え、ケーシング2底壁に排気用吸い込み口7が形成され、排気用吸い込み口7の下方に整流板8が配設され、前記整流板8と排気用吸い込み口7とを囲繞するフード部3を有し、前記排気用ファン4で排気を行う使用状態において前記整流板8が使用状態用位置に位置するときに、前記整流板8と前記フード部3との間に前記排気用吸い込み口7に連通する狭幅の流路9が形成されるレンジフード1であって、前記整流板8が使用状態用位置に位置しているか、前記整流板8が使用状態用位置ではない非使用状態用位置に位置しているかの、いずれの状態であるのかを検出する検出部10を備える。前記制御部5は、前記検出部10によって前記整流板8が使用状態用位置に位置していることを検出したときに、前記スイッチ部6により前記排気用ファン4を起動する指令が入力されたときに前記排気用ファン4の起動を行う、通常モード用制御を実行し、前記通常モード用制御の実行中に前記検出部10によって前記整流板8が非使用状態用位置に位置していることを検出したときには、前記排気用ファン4の運転を停止し且つ前記スイッチ部6により前記排気用ファン4を起動する指令が入力されたときにも前記排気用ファン4の起動を行わずに前記排気用ファン4の停止を維持する、非使用モード用制御を実行し、前記非使用モード用制御の実行中においては、前記整流板8が使用状態用位置に位置していることを検出した場合であっても、前記スイッチ部6から前記排気用ファン4の起動のための指令が入力されるまでは前記排気用ファン4の停止を維持することを特徴としている。
このような構成とすることで、メンテナンス時に、ケーシング2の排気用吸い込み口7を広く望めるようにするために、整流板8を非使用状態用位置に移動させると、制御部5が非使用モード用制御を実行して排気用ファン4の回転を停止させる。従って、たとえレンジフード1への電源供給を遮断することを失念してしまい、誤って排気用ファン4を始動するスイッチを入り操作してしまったときにも、排気用ファン4が回転することがないため、メンテナンスを行う者が回転する排気用ファン4に接触する事態を回避でき、メンテナンスの容易性に加えて、安全性をも向上させることができる。また、メンテナンスを終了した後には、整流板8を使用状態用位置に戻しただけでは不用意に排気用ファン4が回転運転を開始することがなく、スイッチ部6から排気用ファン4の起動のための指令が入力されるまでは排気用ファン4の停止が維持されるため、安全性が保たれる。特に排気用ファン4が大型で大径である場合に、回転を開始するときに徐々に回転数が上昇することに起因して、不用意に排気用ファン4が回転運転を開始した直後においては、メンテナンス者が排気用ファン4の起動に気づかずその場を離れてしまうような事態も回避できる。
また、前記整流板8は平面視矩形状に形成され、前記整流板8の一辺8aには、前記整流板8の一辺8aを前記ケーシング2または前記フード部3に軸支するための軸支部15を形成し、前記一辺8aと対向する整流板8の他辺8bが前記軸支部15を中心として揺動自在となるように構成し、前記整流板8の他辺8b側に、前記検出部10を設けた構成とするのが好ましい。この場合、整流板8の他辺8bを一辺8aの軸支部15を中心にして開くことで、整流板8をケーシング2或いはフード部3から取り外すことなく、容易にケーシング2内部や整流板8のメンテナンスや清掃を行うことができる。しかも整流板8の一辺8aがフード部3側に軸支されることで他辺8bに設けた検出部10の位置のずれが小さいものとなり、整流板8が使用状態用位置に位置しているか、整流板8が非使用状態用位置に位置しているかの、いずれの状態であるのかの識別が正確なものとなる。
また、前記検出部10は、前記整流板8に設けられる磁性体12と、前記ケーシング2または前記フード部3のいずれかに設けられて前記磁性体12の近接を検出する近接センサ11とで構成され、前記近接センサ11の検出面11aが前記フード部3下面を構成する磁性材料から成る隔壁13の上方位置で且つ該隔壁13に開口した検出用孔19に臨む形態で配置され、前記整流板8が使用状態用位置に位置しているときは前記磁性体12が前記近接センサ11の検出面11aに近接して検出状態となり、且つ前記整流板8が非使用状態用位置に位置しているときは前記磁性体12が前記近接センサ11の検出面11aから離間して非検出状態となるように構成するのが好ましい。この場合、フード部3内に近接センサ11を収納した状態で、フード部3下面の隔壁13を介して磁性体12の検出が可能となる。
また、前記隔壁13の検出用孔19を、非磁性体から成る閉塞部材14で閉塞する構成とするのが好ましい。この場合、排気用吸い込み口7に吸い込まれる汚染空気などが検出用孔19を介して近接センサ11に接触するのを閉塞部材14にて防止でき、しかも閉塞部材14によって隔壁13の検出用孔19付近の凹凸を極力少なくして清掃性を良くすることができる。
また、前記制御部5は、前記非使用モード用制御の実行中において所定の解除操作が行われたときは、前記検出部10によって前記整流板8が非使用状態用位置に位置していることを検出しているときにも前記スイッチ部6により前記排気用ファン4を起動する指令が入力されたときには前記排気用ファン4の起動を行う、メンテナンスモード用制御を実行するように構成するのが好ましい。この場合、整流板8を開いた状態で所定の解除操作を行うと、メンテナンスモード用制御が実行されて、排気用ファン4が回転運転が実施され、排気用ファン4の回転運転を伴うメンテナンスが容易となる。
また、前記メンテナンスモード用制御を実行しているときに、前記検出部10によって前記整流板8が使用状態用位置に位置していることを検出したときには、前記通常モード用制御を実行するように構成するのが好ましい。この場合、メンテナンス終了後、整流板8を使用状態用位置に戻すだけでメンテナンスモード用制御から通常モード用制御に切り替わるから、スイッチ部6により排気用ファン4を起動する指令を入力するまでは排気用ファン4の停止状態が維持されて、メンテナンス後において安全性が高められる。
本発明のうち請求項1記載の発明は、レンジフードのケーシングの内部のメンテナンスや整流板を清掃する場合は、整流板を非使用状態用位置に移動させると非使用モード用制御が実行されて、排気用ファンの回転を停止するのでメンテナンスを安全に行うことができる。しかも、メンテナンスを終了した後に、整流板を使用状態用位置に戻したときにも、不用意に排気用ファンが回転運転を開始することがないため、安全性が保たれると共に、メンテナンス者が排気用ファンの起動に気づかずその場を離れてしまう事態を回避でき、省エネルギの観点からも有効である。
請求項2記載の発明は、整流板を一辺の軸支部を中心にして他辺を開くことで、整流板を取り外すことなく、容易にメンテナンスを行うことができる。しかも整流板の他辺側に検出部を設けることで、整流板が使用状態用位置に位置しているときの検出部の位置のずれが小さいものとなり、整流板の位置識別が容易に行えるものであり、さらに検出部の数も一つでよいのでコスト面でも有利となる。
請求項3記載の発明は、フード部内に近接センサを収納した状態でフード部下面の隔壁を介して近接センサによる磁性体の検出が可能となるので、近接センサが外部に露出することがなくなり、しかも隔壁をレンジフードで広く用いられている鉄板によって構成することが可能となり、コストアップを抑えることができる。
請求項4記載の発明は、隔壁の検出用孔を非磁性体から成る閉塞部材で閉塞するので、排気用吸い込み口に吸い込まれる汚染空気などが検出用孔を介して近接センサに接触するのを防止でき、近接センサの信頼性が向上すると共に、閉塞部材によって隔壁の凹凸を極力少なくできるから、お手入れ性も良くなる。
請求項5記載の発明は、メンテナンスモード用制御の実行により、メンテナンス時に排気用吸い込み口を下方から広く臨むことができる状態で、排気用ファンの回転運転が実施可能となり、排気用ファンの回転運転を伴うメンテナンスが容易に行えるものとなる。
請求項6記載の発明は、メンテナンスモード用制御の実行中に整流板を使用状態用位置に戻したときは通常モード用制御を実行することにより、メンテナンス後における安全性を高いものとすることができる。
本発明の一実施形態であり、整流板の他辺をフード部に係止させたレンジフードの使用可能状態における側面断面図である。 同上の正面断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図1のA−A線断面図である。 (a)は図3のF部で示す近接センサ付近の拡大図、(b)は(a)の閉塞部材付近の拡大図である。 図4のG部で示す近接センサ付近の拡大図である。 同上の整流板の他辺を垂下させたレンジフードの非使用状態用位置を説明する側面断面図である。 同上のレンジフードの構成を示すブロック図である。 同上のレンジフードの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態のレンジフード1の側面断面図であり、図2は正面断面図であり、図3は図2のB−B線に沿う断面図であり、図4は図1のA−A線に沿う断面図である。
本実施形態のレンジフード1は、図示しない台所等に設置されるコンロの上方に配設されている。
レンジフード1は、図1、図2に示すように、吸い込み部を有する排気用ファン4と、排気用ファン4を収容するケーシング2と、整流板8を揺動可能に取り付けたフード部3とを備えている。排気用ファン4は例えば遠心ファンからなる。
ケーシング2底壁側には、下方に開口した排気用吸い込み口7が形成されており、排気用ファン4の吸い込み部が排気用吸い込み口7と連通している。排気用ファン4の吹き出し部に接続された排気ダクト30は、ケーシング2の外部へ延びている。
前記フード部3は、下面が開口された平面視矩形状に形成されている。
フード部3の下面は隔壁13で構成され、フード部3の上面は天板21で構成されている。
天板21はケーシング2底壁の排気用吸い込み口7を塞がないように配置される。天板21と隔壁13との間は、制御部5、スイッチ部6、近接センサ11等の配線を行う配線用通路23となっている。
隔壁13の下方には、平面視矩形状の整流板8が配設されている。フード部3に対する整流板8の係止構造については後述する。
この整流板8が使用状態用位置に位置しているときは、整流板8の外周端部とフード部3の外周側壁との間に環状の狭幅の流路9が形成されている。また隔壁13下面と整流板8の上面との間はフード内通路22となっており、このフード内通路22を介して流路9とケーシング2底壁の排気用吸い込み口7とが連通している。ここで、環状の流路9を狭幅に形成することで、整流板8に当たった汚染空気が狭幅の流路9内ヘと高速で流入するようになり、これにより、ケーシング2側方への汚染空気の溢流が抑制されて、ケーシング2底壁の排気用吸い込み口7を経由する汚染空気の捕獲率が向上する。
前記フード部3の前面には、排気用ファン4の起動および停止のための指令を入力するスイッチ部6が設けられる。スイッチ部6は、図8に示すように、停止スイッチ、強スイッチ、中スイッチ、弱スイッチ、照明スイッチ、チャイルドロックスイッチを備えている。このスイッチ部6は、押し操作している間だけ接点を閉じられるモーメンタリスイッチ(例えば、タクトスイッチ)が用いられると共に、各スイッチの操作面は図示しないメンブレンシートにより覆われている。
スイッチ部6からの指令信号は、制御部5(図8)に入力される。制御部5は、スイッチ部6からの信号に応じて排気用ファン4の起動および停止を制御する。
本例では、チャイルドロックスイッチを所定時間(例えば、3秒)以上継続して押し操作することで、排気用ファン4の運転中には排気用ファン4の運転を停止し、また、排気用ファン4の運転停止中に強スイッチ、または、中スイッチ、または、弱スイッチが押し操作されても排気用ファン4の回転を開始しない状態である、チャイルドロックモードに移行する。これにより老齢者等の誤操作を未然に防止できる。なお、チャイルドロックモードにおいて、チャイルドロックスイッチを所定時間(例えば、3秒)以上継続して押し操作することでチャイルドロックモードが解除され、通常モード用制御に切り換わり、強スイッチ、または、中スイッチ、または、弱スイッチの押し操作による排気用ファン4の回転が可能となる。
また、強スイッチ、または、中スイッチ、または、弱スイッチが押し操作されて、排気用ファン4が強回転、または、中回転、または、弱回転でレンジフード1が運転しているときは、台所等のコンロで発生した上昇汚染空気流が、コンロ上方の吸い込み口(狭幅の流路9)からレンジフード1内へ吸引され、更に排気用ファン4と排気ダクト30とを経て屋外へ排出される。
前記フード部3内の後端側には、照明用のランプ50を設置するための照明器具設置部51が収納されている。スイッチ部6の照明スイッチを押し操作することによりランプ50に通電され、また、ランプ50に通電された状態で、再度、照明スイッチを押し操作することによりランプ50への通電が遮断される。
本例のランプ50は、整流板8の一辺8a側に開設された透光孔32に臨ませて配置されている。本例の透光孔32の周囲は、整流板8の一部を上方に膨出させた膨出部31で囲まれている。膨出部31は、ランプ50に向かって上り傾斜しており、ランプ50の光は膨出部31の下側に開口している透光孔32を通ってレンジフード1の下方に向けて照射されるものである。本例の膨出部31は、整流板8の一辺8aと平行な左右方向に長く形成されており、これに伴い透光孔32も左右方向に長く開口しており、レンジフード1の下方の照明効果が高められている。
さらに前記膨出部31は、フード部3内の隔壁13と整流板8間のフード内通路22内に流れ込む空気流のバランスを良好に保つ働きもする。つまり、汚染空気は図1の矢印aで示すように、環状の狭幅の流路9からフード内通路22内に吸い込まれ、更に矢印a1,a2で示すように、ケーシング2底壁の排気用吸い込み口7から排気用ファン4に吸い込まれる。このとき、整流板8において、透光孔32を形成するために、単に整流板8の一辺8aの一部を切り欠いただけでは、狭幅の流路9における透光孔32の形成箇所付近の汚染空気通過用流路幅が、狭幅の流路9における他の部分と比べて広くなってしまうことに起因して、汚染空気の流速が低下してしまい、汚染空気の捕捉率が低下してしまうのであるが、本例では膨出部31によってフード内通路22における整流板8とフード部3の下面との間隔を狭くなるように構成している。これにより汚染空気の流速の低下を防いで、汚染空気の捕捉率の低下を防止するものである。
<整流板8における一辺8a側の軸支と他辺8b側の係止構造>
整流板8の一辺8aは、フード部3の後端側に揺動可能に軸支されており、該一辺8aと対向する他辺8bは、フード部3の前端側に着脱自在に係止可能とされている。
図1〜図4に示す例では、整流板8の一辺8aの左右両側にそれぞれ軸支部15が設けられ、各軸支部15は、フード部3内の隔壁13の後端両側に取り付けた一対の支軸支持用金具16にそれぞれ軸支されている。
整流板8の他辺8bの左右両端側のコーナー部には、それぞれ、整流板係止金具17が設けられている。図5(a)および図6は、整流板8の他辺8bの左右両端側に備える2個の整流板係止金具17のうち正面視右側の整流板係止金具17を示している。この整流板係止金具17は、図6に示すように、整流板8の上面に固定される固定部17aと、固定部17aの一端から上方に突出するストッパー17bと、固定部17aの他端から整流板8の端部よりも上方に立ち上がる立上り部17cとが一体に構成されている。立上り部17cの上端には係止孔17dが穿孔されている。更に立上り部17cの上端からは、上端に行くほど右側に向かって傾斜した傾斜ガイド部17eが連設されており、この傾斜ガイド部17eの上端から外側方Eに向かって水平部17fが突設されている。この水平部17fは磁性体12で構成されており、後述する近接センサ11と共に検出部10を構成する。
一方、フード部3内の隔壁13の前端両側には、それぞれ整流板取付金具18が取り付けられている。この整流板取付金具18は、図6に示すように、隔壁13の上面にネジ止めされる取付片18aと、取付片18aの端部から隔壁13を貫通して、前記整流板係止金具17の立上り部17cの内側(外側方Eと反対側)に沿って下方に突出する突出片18bとを備える。突出片18bの背後にはスプリングケース18cが取り付けられ、スプリングケース18c内には、突出片18bに設けた開口部18dから外側方Eに向かって出没自在なシャフト部18eと、シャフト部18eを外側方Eに付勢するコイルスプリング18fとが収納されており、このコイルスプリング18fによってシャフト部18eの先端が突出片18bの開口部18dを貫通して外側方Eに突出する方向に常に付勢されている。また本例では、シャフト部18eが突出する外側方Eには、シャフト部18eの先端を指等で押し込み操作可能とするための下方に開口したスペース20が確保されている。
整流板8の他辺8bをフード部3に係止させるには、整流板8の他辺8bを垂下させた状態(図7の状態)から使用状態用位置(図1の状態)に向かって押し上げる。このとき、最初に、整流板係止金具17の傾斜ガイド部17eが整流板取付金具18のシャフト部18eの先端に当たり、これによりシャフト部18eは傾斜ガイド部17eに沿ってスライドしながらコイルスプリング18fの付勢力に抗して引退していく。引き続き整流板8の他辺8bの押し上げを継続させると、整流板係止金具17の係止孔17dがシャフト部18eと同じ高さまで上昇した段階で、コイルスプリング18fの付勢力によってシャフト部18eの先端が係止孔17dに嵌入する(図6の状態)。これにより、整流板係止金具17は整流板取付金具18から離脱しない状態となり、結果、整流板8の他辺8bのフード部3に対する固定が完了する。またシャフト部18eの先端が係止孔17dに嵌入したときには、整流板係止金具17のストッパー17bが整流板取付金具18のスプリングケース18cの下面に当接して整流板8の他辺8bのそれ以上の押し上げを規制する。これにより、整流板係止金具17の磁性体12が隔壁13に開設した検出用孔19の手前で停止し、後述する近接センサ11の検出面11aに対峙した位置で保たれるようになる。
レンジフード1のメンテナンス時には、スペース20内に手を入れて、シャフト部18eの先端を指先で図6の矢印方向Pに押し込むことで、シャフト部18eはコイルスプリング18fの付勢力に抗して整流板係止金具17の係止孔17dから離脱する。これにより、整流板係止金具17と整流板取付金具18との係止保持が解除され、整流板8の他辺8bをフード部3から離して一辺8aを支軸として下方に回動可能となる。
<レンジフード1の整流板8の他辺8bを垂下させた状態における安全装置>
レンジフード1の整流板8の他辺8bを垂下させた状態において不用意に排気用ファン4が回転しないようにするための安全装置としての近接センサ11を備えており、レンジフード1が使用可能状態であること、すなわち、整流板8の他辺8bがフード部3に固定された状態であることを、近接センサ11により検出するようにしてある。
本例の近接センサ11は、整流板8の他辺8b側と対向するフード部3内の前端側に収納されていると共に、フード部3の天板21の下面側に取り付けられている。近接センサ11の内部には、整流板8に取り付けた整流板係止金具17の磁性体12の近接を検出するための、図示しないリードスイッチと永久磁石とが設けられており、近接センサ11の検出面11aに磁性体12が近接しないときには永久磁石からの磁束がリードスイッチの電極(接点)間を通過せずリードスイッチの電極(接点)が接触せずに非検出状態(本例ではOFF)となり、一方、検出面11aに磁性体12が近接したときには永久磁石からの磁束がリードスイッチの電極(接点)間を通過してリードスイッチの電極(接点)が接触して検出状態(本例ではON)となるものである。これにより近接センサ11と磁性体12は、整流板8が使用状態用位置に位置しているか、或いは使用状態用位置ではない非使用状態用位置に位置しているかの、いずれの状態であるのかを検出する検出部10を構成する。
近接センサ11の検出面11aは、フード部3内の隔壁13よりも上方位置で且つ該隔壁13に開口した検出用孔19に臨む形態で配置されている。すなわち、整流板8の他辺8bをフード部3に係止させた使用状態用位置では、磁性体12が近接センサ11の検出面11aと所定距離(実施例では3.2mm)を隔てて対峙するようにしてあり、この磁性体12が近接センサ11に対する検出体として作用し、近接センサ11内に備えるリードスイッチの電極(接点)がONとなるように構成してある。また、整流板8の他辺8bをフード部3から外して下方に揺動させていくと、磁性体12が近接センサ11の検出面11aから離れていくことになるが、このとき磁性体12と検出面11aとの距離が所定の距離(実施例では6mm)以上になると近接センサ11内に備えるリードスイッチの電極(接点)がOFFとなるように構成してある。
本例のフード部3内の隔壁13は塗装した鉄板により構成されており、その一部に検出用孔19を設けてある。この検出用孔19は、図5(b)に示すように、樹脂などの非磁性材料から成る閉塞部材14で閉塞可能とされる。本例では、検出用孔19は、隔壁13の上方に向けて段押し加工されており、閉塞部材14の板厚分だけ上方に向けた凹部となっている。閉塞部材14は、凹部内に接着され、近接センサ11を保護する機能を有すると共に、検出用孔19周辺を隔壁13の下面と面一に連続させることで、フード部3内の隔壁13の拭き掃除が容易にできるようにしている。
次に、制御部5の制御動作を説明する。 前記検出部10の検出結果は制御部5(図8)に入力される。制御部5は当該検出結果に応じて、通常モード用制御と、非使用モード用制御のいずれか1つを実行する。以下、順次説明する。
<レンジフード1の通常使用における動作>
整流板8の他辺8bがフード部3に係止されているときは、近接センサ11内に備えるリードスイッチの電極(接点)がONとなり(図9のステップS1)、制御部5は通常モード用制御を実行して、ロックモードフラグを「0」に設定する。(図9のステップS2)。ロックモードフラグが「0」のときは、強スイッチ、中スイッチ、弱スイッチの押し操作に応じて、排気用ファン4が強回転運転、または、中回転運転、または、弱回転運転を行い、レンジフード1の排気運転を行う。また、強回転、または中回転運転、または弱回転で運転している場合において、停止スイッチの押し操作をすることで、排気用ファン4は回転を停止し、レンジフード1の運転は停止する。
<近接センサ11内に備えるリードスイッチがOFFしたときの制御>
シャフト部18eを指で押して整流板8の他辺8bをフード部3から外して垂下させた非使用状態用位置にすると、磁性体12が近接センサ11の検出面から所定距離(実施例では6mm)以上離れることで、近接センサ11内に備えるリードスイッチの電極(接点)がOFFとなり(図9のステップS1)、制御部5は非使用モード用制御を実行して、排気用ファン4への電源供給が遮断されて、排気用ファン4の運転を停止する(ステップS3)と共に、ロックモードフラグを「1」に設定する(ステップS4)。ロックモードフラグが「1」のときには、強スイッチ、中スイッチ、弱スイッチのいずれの押し操作を行っても排気用ファン4のモータには電源供給がされず、レンジフード1の排気運転は行われない。
<近接センサ11による整流板係止金具17の近接の検出>
その後、整流板8の他辺8bを使用状態用位置に戻すと、フード部3側のシャフト部18eが整流板8側の係止孔17dに嵌まり込むことにより、整流板8がフード部3に対して固定される。このとき、整流板8側の磁性体12がフード部3側の近接センサ11の検出面11aに近接して近接センサ11内のリードスイッチの電極(接点)がONとなるが、この場合でも、制御部5は非使用モード用制御を継続して実行する。すなわち、整流板8を閉じただけでは、排気用ファン4の停止は維持される。その後、スイッチ部6から排気用ファン4の起動のための指令が入力されたときには、制御部5は通常モード用制御を実行して、排気用ファン4を起動させる。
しかして、本レンジフード1の構成によれば、整流板8の他辺8bを一辺8aの軸支部15を中心にして開くことで、整流板8をケーシング2或いはフード部3から取り外すことなく、容易にメンテナンスや清掃ができると共に、整流板8の他辺8b側に磁性体12を設けたので、他辺8bを閉じたときに磁性体12と近接センサ11との位置のずれが小さいものとなり、整流板8が使用状態用位置に位置しているか、整流板8が非使用状態用位置に位置しているかの、いずれの状態であるのかの識別が容易に行える。さらに検出部10の数も一つでよいのでコスト面でも有利となる。
また、整流板8の他辺8bを使用状態用位置から非使用状態用位置にしたときに、非使用モード用制御が自動的に実行されるため、排気用ファン4が停止する。これにより、たとえレンジフード1への電源供給を遮断することを失念してしまい、メンテナンス途中で誤って排気用ファン4を始動するスイッチを入り操作してしまったときにも、排気用ファン4が回転することがないため、メンテナンス者が回転する排気用ファン4に接触する心配がなくなり、安全性が確保される。
さらにメンテナンス終了後に、整流板8の他辺8bをフード部3に係止させて使用状態用位置に戻したときに、近接センサ11のリードスイッチがONしたした場合でも、排気用ファン4が回転運転を開始しないから、メンテナンスや清掃を終えた後に、不用意に排気用ファン4が回転運転を開始することもないため、安全性が保たれる。特に排気用ファン4が大型で大径である場合に、回転を開始するときに徐々に回転数が上昇することに起因して、不用意に排気用ファン4が回転運転を開始した直後においては、メンテナンス者や清掃者が排気用ファン4の起動に気づかずその場を離れてしまうおそれがあることを考慮すると、省エネルギの観点からも有効である。
また本例では、フード部3内の隔壁13を磁性材料で構成することで、レンジフード1で広く用いられている鉄板によって構成できるものであり、しかもこの隔壁13に開設される検出用孔19を樹脂シートからなる閉塞部材14(図5(b))で保護しているので、近接センサ11による磁性体12の検出を支障なくできるようにしながら、フード部3内部への油、水、埃の侵入を防ぐことができるとともに、近接センサ11を外的環境と隔離することで近接センサ11の長寿命化を図ることができる。しかも閉塞部材14を隔壁13の下面とフラットにしているので、隔壁13を拭き掃除する際のお手入れ性を向上させることが可能である。
前記実施形態では、整流板8が非使用状態用位置にあるときは、制御部5は非使用モード用制御を実行して排気用ファン4の停止を維持させるようにしたが、他例として、非使用モード用制御の実行中において所定のロックモード解除操作が行われたときは、排気用ファン4の回転運転を可能とするメンテナンスモード用制御を実行する構成としてもよい。所定のロックモード解除操作としては、例えば、3個以上のスイッチの3秒以上の同時押しを行なうことが挙げられるが、勿論これに限らず、解除方法は任意に設定自在である。
本例では、非使用モード用制御の実行中は、ロックモードフラグを「1」に設定する(図9のステップS3)。ロックモードフラグが「1」となった後、所定のロックモード解除操作を行なうと、ロックモードフラグが「0」に設定され、ロックモードフラグを「0」に維持する動作を継続するメンテナンスモード用制御に移行する。すなわち、ロックモードフラグが「0」のときは、強スイッチ、中スイッチ、弱スイッチの押し操作に応じて、排気用ファン4が強回転運転、または、中回転運転、または、弱回転運転を行い、レンジフード1の排気運転を行う。また、強回転、または中回転運転、または弱回転で運転している場合において、停止スイッチの押し操作をすることで、排気用ファン4は回転を停止し、レンジフード1の運転は停止する。
このように、近接センサ11がOFFとなり、ロックモードフラグが「1」となった後、所定のロックモード解除操作によりロックモードフラグが「0」に設定され、ロックモードフラグを「0」に維持する動作を継続するメンテナンスモード用制御に移行するように構成したことで、整流板8を開いて排気用吸い込み口7を下方から広く臨むことができる状態においてメンテナンス者が誤って回転する排気用ファン4に接触することがないようにでき、しかも、このメンテナンス時には、メンテナンス者の意思で排気用ファン4の回転運転が実施できるから、排気用ファン4の回転運転を伴うメンテナンスが容易に行えるものとなる。
さらに本例ではメンテナンスモード用制御を実行しているときに、整流板8が閉じられて近接センサ11がONになると、制御部5はメンテナンスモード用制御を終了して通常モード用制御を実行するように構成するのが望ましい。これにより、メンテナンス終了後に通常モード用制御に戻るようになり、スイッチ部6により排気用ファン4を起動する指令を入力するまでは排気用ファン4の停止状態が維持されることで、メンテナンス後において安全性が高められる。
なお、上記実施形態では、整流板8の一辺8aをフード部3に軸支し、他辺8bが遥動するように構成したが、整流板8の複数箇所をフード部3内に着脱可能に固定し、メンテナンス時や清掃時には整流板8全体をフード部3から取り外すように構成してもよい。
上記実施形態では、チャイルドロックスイッチ(図8参照)を設けたが、チャイルドロックスイッチを設けるのではなく、2個以上のスイッチ(例えば、停止スイッチと照明スイッチ)の所定時間(例えば、3秒)以上継続した同時押しにより、チャイルドロックモードとなり、チャイルドロックモードにおいて2個以上のスイッチ(例えば、停止スイッチと照明スイッチ)の所定時間(例えば、3秒)以上継続した同時押しによりチャイルドロックモードが解除されるように構成してもよい。このようにすることで操作部に用いるスイッチの数を少なくすることができる。
また上記実施形態では、強運転、中運転、弱運転の3段階の回転速度で排気用ファン4を運転する場合を示したが、2段以下、または、4段階以上の回転速度で運転するように構成しても良い。また、排気用ファン4として遠心ファンを用いる例を示したが、プロペラファンなど異なる形式のファンを用いても良い。
また上記実施形態ではリードスイッチと永久磁石とを備える近接センサ11を用いているが、別の磁気的原理による近接センサや磁気的原理によらないフォトインタラプタなどの近接センサやマイクロスイッチを用いるなど種々変更可能である。
また上記実施形態では、近接センサ11を保護する閉塞部材14として、樹脂シートを用いているが、非磁性体であればどのような材料を用いても良く、意匠上の美観を向上せしめるために、例えば、木材を用いても良い。
更に他例として、非磁性体より成る閉塞部材14を備える必要はなく、近接センサ11の検出面11aによって検出用孔19を閉塞する構成であってもよい。
1 レンジフード
2 ケーシング
3 フード部
4 排気用ファン
5 制御部
6 スイッチ部
7 排気用吸い込み口
8 整流板
8a 一辺
8b 他辺
9 流路
10 検出部
11 近接センサ
11a 検出面
12 磁性体
13 隔壁
14 閉塞部材
15 軸支部
16 支軸支持用金具
17 係止金具
18 取付金具
19 検出用孔
21 天板
22 フード内通路
23 配線用通路
30 排気ダクト
31 膨出部
32 透光孔
E 外側方
本発明は、レンジフードに関し、詳しくは例えば、ガスコンロ、電気コンロ、および電磁誘導感熱式クッキングヒータ(IHヒータ)などの加熱調理器具の上方に設置されて、調理中に発生する廃ガスなどの汚染空気(汚染物質)を吸い込み捕集して屋外に排気するためのレンジフードに関するものである。
従来より、ケーシング内に排気用ファンが配設され、ケーシング底壁に排気用吸い込み口が形成され、ケーシング底壁の排気用吸い込み口に臨ませて整流板が配設され、整流板とケーシング囲壁との間に狭幅の流路が形成されたレンジフードが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来例では、汚染空気が狭幅の流路ヘ高速で流入し、この結果、ケーシング側方への汚染空気の溢流が抑制され、排気用吸い込み口を介する汚染空気の捕獲率を向上させるようにしている。また、整流板の一辺をケーシングに揺動可能に取り付けることによって、レンジフードのケーシングの内部のメンテナンスや整流板を清掃する場合には、整流板の一辺を中心に一辺と対向する他辺をケーシングから垂下させることで、ケーシングの排気用吸い込み口を下方から広く臨むことができるようになり、これにより整流板の上面側もケーシング外に露出させることが可能となるから、整流板を取り外すことなく、容易にケーシングの内部や整流板のメンテナンスができるようにしている。
特開平8−271001号公報
ところが前記特許文献1に示された従来例では、メンテナンス時に整流板の他辺をケーシングから垂下させて排気用吸い込み口を下方から広く臨む状態にしたときに、レンジフードへの電源供給を遮断することを失念すると、誤って排気用ファンを始動するスイッチを入り操作してしまったときには、排気用ファンが回転してしまい、メンテナンス者が回転する排気用ファンに接触する虞がある。そこで、メンテナンス時においては安全性に十分に配慮することが重要である。
本発明はこれらの事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ケーシング内部のメンテナンスや整流板の清掃を容易且つ安全に行うことができるレンジフードを提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明のレンジフードは、ケーシング2内に排気用ファン4が配設され、前記排気用ファン4の起動および停止を制御する制御部5と、前記制御部5に前記排気用ファン4の起動および停止のための指令を入力するスイッチ部6とを備え、ケーシング2底壁に排気用吸い込み口7が形成され、排気用吸い込み口7の下方に整流板8が配設され、前記整流板8と排気用吸い込み口7とを囲繞するフード部3を有し、前記排気用ファン4で排気を行う使用状態において前記整流板8が使用状態用位置に位置するときに、前記整流板8と前記フード部3との間に前記排気用吸い込み口7に連通する狭幅の流路9が形成されるレンジフード1であって、前記整流板8が使用状態用位置に位置しているか、前記整流板8が使用状態用位置ではない非使用状態用位置に位置しているかの、いずれの状態であるのかを検出する検出部10を備え前記制御部5は、前記検出部10によって前記整流板8が使用状態用位置に位置していることを検出したときに、前記スイッチ部6により前記排気用ファン4を起動する指令が入力されたときに前記排気用ファン4の起動を行う、通常モード用制御を実行し、前記通常モード用制御の実行中に前記検出部10によって前記整流板8が非使用状態用位置に位置していることを検出したときには、前記排気用ファン4の運転を停止し且つ前記スイッチ部6により前記排気用ファン4を起動する指令が入力されたときにも前記排気用ファン4の起動を行わずに前記排気用ファン4の停止を維持する、非使用モード用制御を実行し、前記非使用モード用制御の実行中においては、前記整流板8が使用状態用位置に位置していることを検出した場合であっても、前記スイッチ部6から前記排気用ファン4の起動のための指令が入力されるまでは前記排気用ファン4の停止を維持するものであり、前記検出部10は、前記整流板8に設けられる磁性体12と、前記ケーシング2または前記フード部3のいずれかに設けられて前記磁性体12の近接を検出する近接センサ11とで構成され、前記近接センサ11の検出面11aが前記フード部3下面を構成する磁性材料から成る隔壁13の上方位置で且つ該隔壁13に開口した検出用孔19に臨む形態で配置され、前記整流板8が使用状態用位置に位置しているときは前記磁性体12が前記近接センサ11の検出面11aに近接して検出状態となり、且つ前記整流板8が非使用状態用位置に位置しているときは前記磁性体12が前記近接センサ11の検出面11aから離間して非検出状態となるように構成することを特徴としている。
このような構成とすることで、メンテナンス時に、ケーシング2の排気用吸い込み口7を広く望めるようにするために、整流板8を非使用状態用位置に移動させると、制御部5が非使用モード用制御を実行して排気用ファン4の回転を停止させる。従って、たとえレンジフード1への電源供給を遮断することを失念してしまい、誤って排気用ファン4を始動するスイッチを入り操作してしまったときにも、排気用ファン4が回転することがないため、メンテナンスを行う者が回転する排気用ファン4に接触する事態を回避でき、メンテナンスの容易性に加えて、安全性をも向上させることができる。また、メンテナンスを終了した後には、整流板8を使用状態用位置に戻しただけでは不用意に排気用ファン4が回転運転を開始することがなく、スイッチ部6から排気用ファン4の起動のための指令が入力されるまでは排気用ファン4の停止が維持されるため、安全性が保たれる。特に排気用ファン4が大型で大径である場合に、回転を開始するときに徐々に回転数が上昇することに起因して、不用意に排気用ファン4が回転運転を開始した直後においては、メンテナンス者が排気用ファン4の起動に気づかずその場を離れてしまうような事態も回避できる。また、フード部3内に近接センサ11を収納した状態で、フード部3下面の隔壁13を介して磁性体12の検出が可能となる。
また、前記隔壁13の検出用孔19を、非磁性体から成る閉塞部材14で閉塞する構成とするのが好ましい。この場合、排気用吸い込み口7に吸い込まれる汚染空気などが検出用孔19を介して近接センサ11に接触するのを閉塞部材14にて防止でき、しかも閉塞部材14によって隔壁13の検出用孔19付近の凹凸を極力少なくして清掃性を良くすることができる。
また、本発明の他のレンジフードは、ケーシング2内に排気用ファン4が配設され、前記排気用ファン4の起動および停止を制御する制御部5と、前記制御部5に前記排気用ファン4の起動および停止のための指令を入力するスイッチ部6とを備え、ケーシング2底壁に排気用吸い込み口7が形成され、排気用吸い込み口7の下方に整流板8が配設され、前記整流板8と排気用吸い込み口7とを囲繞するフード部3を有し、前記排気用ファン4で排気を行う使用状態において前記整流板8が使用状態用位置に位置するときに、前記整流板8と前記フード部3との間に前記排気用吸い込み口7に連通する狭幅の流路9が形成されるレンジフード1であって、前記整流板8が使用状態用位置に位置しているか、前記整流板8が使用状態用位置ではない非使用状態用位置に位置しているかの、いずれの状態であるのかを検出する検出部10を備え、前記制御部5は、前記検出部10によって前記整流板8が使用状態用位置に位置していることを検出したときに、前記スイッチ部6により前記排気用ファン4を起動する指令が入力されたときに前記排気用ファン4の起動を行う、通常モード用制御を実行し、前記通常モード用制御の実行中に前記検出部10によって前記整流板8が非使用状態用位置に位置していることを検出したときには、前記排気用ファン4の運転を停止し且つ前記スイッチ部6により前記排気用ファン4を起動する指令が入力されたときにも前記排気用ファン4の起動を行わずに前記排気用ファン4の停止を維持する、非使用モード用制御を実行し、前記非使用モード用制御の実行中においては、前記整流板8が使用状態用位置に位置していることを検出した場合であっても、前記スイッチ部6から前記排気用ファン4の起動のための指令が入力されるまでは前記排気用ファン4の停止を維持するものであり、前記制御部5は、前記非使用モード用制御の実行中において所定の解除操作が行われたときは、前記検出部10によって前記整流板8が非使用状態用位置に位置していることを検出しているときにも前記スイッチ部6により前記排気用ファン4を起動する指令が入力されたときには前記排気用ファン4の起動を行う、メンテナンスモード用制御を実行することを特徴としている。このような構成とすることで、メンテナンス時に、ケーシング2の排気用吸い込み口7を広く望めるようにするために、整流板8を非使用状態用位置に移動させると、制御部5が非使用モード用制御を実行して排気用ファン4の回転を停止させる。従って、たとえレンジフード1への電源供給を遮断することを失念してしまい、誤って排気用ファン4を始動するスイッチを入り操作してしまったときにも、排気用ファン4が回転することがないため、メンテナンスを行う者が回転する排気用ファン4に接触する事態を回避でき、メンテナンスの容易性に加えて、安全性をも向上させることができる。また、メンテナンスを終了した後には、整流板8を使用状態用位置に戻しただけでは不用意に排気用ファン4が回転運転を開始することがなく、スイッチ部6から排気用ファン4の起動のための指令が入力されるまでは排気用ファン4の停止が維持されるため、安全性が保たれる。特に排気用ファン4が大型で大径である場合に、回転を開始するときに徐々に回転数が上昇することに起因して、不用意に排気用ファン4が回転運転を開始した直後においては、メンテナンス者が排気用ファン4の起動に気づかずその場を離れてしまうような事態も回避できる。また、整流板8を開いた状態で所定の解除操作を行うと、メンテナンスモード用制御が実行されて、排気用ファン4が回転運転が実施され、排気用ファン4の回転運転を伴うメンテナンスが容易となる。
また、前記メンテナンスモード用制御を実行しているときに、前記検出部10によって前記整流板8が使用状態用位置に位置していることを検出したときには、前記通常モード用制御を実行するように構成するのが好ましい。この場合、メンテナンス終了後、整流板8を使用状態用位置に戻すだけでメンテナンスモード用制御から通常モード用制御に切り替わるから、スイッチ部6により排気用ファン4を起動する指令を入力するまでは排気用ファン4の停止状態が維持されて、メンテナンス後において安全性が高められる。
また、前記整流板8は平面視矩形状に形成され、前記整流板8の一辺8aには、前記整流板8の一辺8aを前記ケーシング2または前記フード部3に軸支するための軸支部15を形成し、前記一辺8aと対向する整流板8の他辺8bが前記軸支部15を中心として揺動自在となるように構成し、前記整流板8の他辺8b側に、前記検出部10を設けた構成とするのが好ましい。この場合、整流板8の他辺8bを一辺8aの軸支部15を中心にして開くことで、整流板8をケーシング2或いはフード部3から取り外すことなく、容易にケーシング2内部や整流板8のメンテナンスや清掃を行うことができる。しかも整流板8の一辺8aがフード部3側に軸支されることで他辺8bに設けた検出部10の位置のずれが小さいものとなり、整流板8が使用状態用位置に位置しているか、整流板8が非使用状態用位置に位置しているかの、いずれの状態であるのかの識別が正確なものとなる
本発明のうち請求項1記載の発明は、レンジフードのケーシングの内部のメンテナンスや整流板を清掃する場合は、整流板を非使用状態用位置に移動させると非使用モード用制御が実行されて、排気用ファンの回転を停止するのでメンテナンスを安全に行うことができる。しかも、メンテナンスを終了した後に、整流板を使用状態用位置に戻したときにも、不用意に排気用ファンが回転運転を開始することがないため、安全性が保たれると共に、メンテナンス者が排気用ファンの起動に気づかずその場を離れてしまう事態を回避でき、省エネルギの観点からも有効である。また、フード部内に近接センサを収納した状態でフード部下面の隔壁を介して近接センサによる磁性体の検出が可能となるので、近接センサが外部に露出することがなくなり、しかも隔壁をレンジフードで広く用いられている鉄板によって構成することが可能となり、コストアップを抑えることができる。
また、請求項2記載の発明は、隔壁の検出用孔を非磁性体から成る閉塞部材で閉塞するので、排気用吸い込み口に吸い込まれる汚染空気などが検出用孔を介して近接センサに接触するのを防止でき、近接センサの信頼性が向上すると共に、閉塞部材によって隔壁の凹凸を極力少なくできるから、お手入れ性も良くなる。
また、請求項3記載の発明は、レンジフードのケーシングの内部のメンテナンスや整流板を清掃する場合は、整流板を非使用状態用位置に移動させると非使用モード用制御が実行されて、排気用ファンの回転を停止するのでメンテナンスを安全に行うことができる。しかも、メンテナンスを終了した後に、整流板を使用状態用位置に戻したときにも、不用意に排気用ファンが回転運転を開始することがないため、安全性が保たれると共に、メンテナンス者が排気用ファンの起動に気づかずその場を離れてしまう事態を回避でき、省エネルギの観点からも有効である。また、メンテナンスモード用制御の実行により、メンテナンス時に排気用吸い込み口を下方から広く臨むことができる状態で、排気用ファンの回転運転が実施可能となり、排気用ファンの回転運転を伴うメンテナンスが容易に行えるものとなる。
また、請求項4記載の発明は、メンテナンスモード用制御の実行中に整流板を使用状態用位置に戻したときは通常モード用制御を実行することにより、メンテナンス後における安全性を高いものとすることができる。
また、請求項5記載の発明は、整流板を一辺の軸支部を中心にして他辺を開くことで、整流板を取り外すことなく、容易にメンテナンスを行うことができる。しかも整流板の他辺側に検出部を設けることで、整流板が使用状態用位置に位置しているときの検出部の位置のずれが小さいものとなり、整流板の位置識別が容易に行えるものであり、さらに検出部の数も一つでよいのでコスト面でも有利となる
本発明の一実施形態であり、整流板の他辺をフード部に係止させたレンジフードの使用可能状態における側面断面図である。 同上の正面断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図1のA−A線断面図である。 (a)は図3のF部で示す近接センサ付近の拡大図、(b)は(a)の閉塞部材付近の拡大図である。 図4のG部で示す近接センサ付近の拡大図である。 同上の整流板の他辺を垂下させたレンジフードの非使用状態用位置を説明する側面断面図である。 同上のレンジフードの構成を示すブロック図である。 同上のレンジフードの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態のレンジフード1の側面断面図であり、図2は正面断面図であり、図3は図2のB−B線に沿う断面図であり、図4は図1のA−A線に沿う断面図である。
本実施形態のレンジフード1は、図示しない台所等に設置されるコンロの上方に配設されている。
レンジフード1は、図1、図2に示すように、吸い込み部を有する排気用ファン4と、排気用ファン4を収容するケーシング2と、整流板8を揺動可能に取り付けたフード部3とを備えている。排気用ファン4は例えば遠心ファンからなる。
ケーシング2底壁側には、下方に開口した排気用吸い込み口7が形成されており、排気用ファン4の吸い込み部が排気用吸い込み口7と連通している。排気用ファン4の吹き出し部に接続された排気ダクト30は、ケーシング2の外部へ延びている。
前記フード部3は、下面が開口された平面視矩形状に形成されている。
フード部3の下面は隔壁13で構成され、フード部3の上面は天板21で構成されている。
天板21はケーシング2底壁の排気用吸い込み口7を塞がないように配置される。天板21と隔壁13との間は、制御部5、スイッチ部6、近接センサ11等の配線を行う配線用通路23となっている。
隔壁13の下方には、平面視矩形状の整流板8が配設されている。フード部3に対する整流板8の係止構造については後述する。
この整流板8が使用状態用位置に位置しているときは、整流板8の外周端部とフード部3の外周側壁との間に環状の狭幅の流路9が形成されている。また隔壁13下面と整流板8の上面との間はフード内通路22となっており、このフード内通路22を介して流路9とケーシング2底壁の排気用吸い込み口7とが連通している。ここで、環状の流路9を狭幅に形成することで、整流板8に当たった汚染空気が狭幅の流路9内ヘと高速で流入するようになり、これにより、ケーシング2側方への汚染空気の溢流が抑制されて、ケーシング2底壁の排気用吸い込み口7を経由する汚染空気の捕獲率が向上する。
前記フード部3の前面には、排気用ファン4の起動および停止のための指令を入力するスイッチ部6が設けられる。スイッチ部6は、図8に示すように、停止スイッチ、強スイッチ、中スイッチ、弱スイッチ、照明スイッチ、チャイルドロックスイッチを備えている。このスイッチ部6は、押し操作している間だけ接点を閉じられるモーメンタリスイッチ(例えば、タクトスイッチ)が用いられると共に、各スイッチの操作面は図示しないメンブレンシートにより覆われている。
スイッチ部6からの指令信号は、制御部5(図8)に入力される。制御部5は、スイッチ部6からの信号に応じて排気用ファン4の起動および停止を制御する。
本例では、チャイルドロックスイッチを所定時間(例えば、3秒)以上継続して押し操作することで、排気用ファン4の運転中には排気用ファン4の運転を停止し、また、排気用ファン4の運転停止中に強スイッチ、または、中スイッチ、または、弱スイッチが押し操作されても排気用ファン4の回転を開始しない状態である、チャイルドロックモードに移行する。これにより老齢者等の誤操作を未然に防止できる。なお、チャイルドロックモードにおいて、チャイルドロックスイッチを所定時間(例えば、3秒)以上継続して押し操作することでチャイルドロックモードが解除され、通常モード用制御に切り換わり、強スイッチ、または、中スイッチ、または、弱スイッチの押し操作による排気用ファン4の回転が可能となる。
また、強スイッチ、または、中スイッチ、または、弱スイッチが押し操作されて、排気用ファン4が強回転、または、中回転、または、弱回転でレンジフード1が運転しているときは、台所等のコンロで発生した上昇汚染空気流が、コンロ上方の吸い込み口(狭幅の流路9)からレンジフード1内へ吸引され、更に排気用ファン4と排気ダクト30とを経て屋外へ排出される。
前記フード部3内の後端側には、照明用のランプ50を設置するための照明器具設置部51が収納されている。スイッチ部6の照明スイッチを押し操作することによりランプ50に通電され、また、ランプ50に通電された状態で、再度、照明スイッチを押し操作することによりランプ50への通電が遮断される。
本例のランプ50は、整流板8の一辺8a側に開設された透光孔32に臨ませて配置されている。本例の透光孔32の周囲は、整流板8の一部を上方に膨出させた膨出部31で囲まれている。膨出部31は、ランプ50に向かって上り傾斜しており、ランプ50の光は膨出部31の下側に開口している透光孔32を通ってレンジフード1の下方に向けて照射されるものである。本例の膨出部31は、整流板8の一辺8aと平行な左右方向に長く形成されており、これに伴い透光孔32も左右方向に長く開口しており、レンジフード1の下方の照明効果が高められている。
さらに前記膨出部31は、フード部3内の隔壁13と整流板8間のフード内通路22内に流れ込む空気流のバランスを良好に保つ働きもする。つまり、汚染空気は図1の矢印aで示すように、環状の狭幅の流路9からフード内通路22内に吸い込まれ、更に矢印a1,a2で示すように、ケーシング2底壁の排気用吸い込み口7から排気用ファン4に吸い込まれる。このとき、整流板8において、透光孔32を形成するために、単に整流板8の一辺8aの一部を切り欠いただけでは、狭幅の流路9における透光孔32の形成箇所付近の汚染空気通過用流路幅が、狭幅の流路9における他の部分と比べて広くなってしまうことに起因して、汚染空気の流速が低下してしまい、汚染空気の捕捉率が低下してしまうのであるが、本例では膨出部31によってフード内通路22における整流板8とフード部3の下面との間隔を狭くなるように構成している。これにより汚染空気の流速の低下を防いで、汚染空気の捕捉率の低下を防止するものである。
<整流板8における一辺8a側の軸支と他辺8b側の係止構造>
整流板8の一辺8aは、フード部3の後端側に揺動可能に軸支されており、該一辺8aと対向する他辺8bは、フード部3の前端側に着脱自在に係止可能とされている。
図1〜図4に示す例では、整流板8の一辺8aの左右両側にそれぞれ軸支部15が設けられ、各軸支部15は、フード部3内の隔壁13の後端両側に取り付けた一対の支軸支持用金具16にそれぞれ軸支されている。
整流板8の他辺8bの左右両端側のコーナー部には、それぞれ、整流板係止金具17が設けられている。図5(a)および図6は、整流板8の他辺8bの左右両端側に備える2個の整流板係止金具17のうち正面視右側の整流板係止金具17を示している。この整流板係止金具17は、図6に示すように、整流板8の上面に固定される固定部17aと、固定部17aの一端から上方に突出するストッパー17bと、固定部17aの他端から整流板8の端部よりも上方に立ち上がる立上り部17cとが一体に構成されている。立上り部17cの上端には係止孔17dが穿孔されている。更に立上り部17cの上端からは、上端に行くほど右側に向かって傾斜した傾斜ガイド部17eが連設されており、この傾斜ガイド部17eの上端から外側方Eに向かって水平部17fが突設されている。この水平部17fは磁性体12で構成されており、後述する近接センサ11と共に検出部10を構成する。
一方、フード部3内の隔壁13の前端両側には、それぞれ整流板取付金具18が取り付けられている。この整流板取付金具18は、図6に示すように、隔壁13の上面にネジ止めされる取付片18aと、取付片18aの端部から隔壁13を貫通して、前記整流板係止金具17の立上り部17cの内側(外側方Eと反対側)に沿って下方に突出する突出片18bとを備える。突出片18bの背後にはスプリングケース18cが取り付けられ、スプリングケース18c内には、突出片18bに設けた開口部18dから外側方Eに向かって出没自在なシャフト部18eと、シャフト部18eを外側方Eに付勢するコイルスプリング18fとが収納されており、このコイルスプリング18fによってシャフト部18eの先端が突出片18bの開口部18dを貫通して外側方Eに突出する方向に常に付勢されている。また本例では、シャフト部18eが突出する外側方Eには、シャフト部18eの先端を指等で押し込み操作可能とするための下方に開口したスペース20が確保されている。
整流板8の他辺8bをフード部3に係止させるには、整流板8の他辺8bを垂下させた状態(図7の状態)から使用状態用位置(図1の状態)に向かって押し上げる。このとき、最初に、整流板係止金具17の傾斜ガイド部17eが整流板取付金具18のシャフト部18eの先端に当たり、これによりシャフト部18eは傾斜ガイド部17eに沿ってスライドしながらコイルスプリング18fの付勢力に抗して引退していく。引き続き整流板8の他辺8bの押し上げを継続させると、整流板係止金具17の係止孔17dがシャフト部18eと同じ高さまで上昇した段階で、コイルスプリング18fの付勢力によってシャフト部18eの先端が係止孔17dに嵌入する(図6の状態)。これにより、整流板係止金具17は整流板取付金具18から離脱しない状態となり、結果、整流板8の他辺8bのフード部3に対する固定が完了する。またシャフト部18eの先端が係止孔17dに嵌入したときには、整流板係止金具17のストッパー17bが整流板取付金具18のスプリングケース18cの下面に当接して整流板8の他辺8bのそれ以上の押し上げを規制する。これにより、整流板係止金具17の磁性体12が隔壁13に開設した検出用孔19の手前で停止し、後述する近接センサ11の検出面11aに対峙した位置で保たれるようになる。
レンジフード1のメンテナンス時には、スペース20内に手を入れて、シャフト部18eの先端を指先で図6の矢印方向Pに押し込むことで、シャフト部18eはコイルスプリング18fの付勢力に抗して整流板係止金具17の係止孔17dから離脱する。これにより、整流板係止金具17と整流板取付金具18との係止保持が解除され、整流板8の他辺8bをフード部3から離して一辺8aを支軸として下方に回動可能となる。
<レンジフード1の整流板8の他辺8bを垂下させた状態における安全装置>
レンジフード1の整流板8の他辺8bを垂下させた状態において不用意に排気用ファン4が回転しないようにするための安全装置としての近接センサ11を備えており、レンジフード1が使用可能状態であること、すなわち、整流板8の他辺8bがフード部3に固定された状態であることを、近接センサ11により検出するようにしてある。
本例の近接センサ11は、整流板8の他辺8b側と対向するフード部3内の前端側に収納されていると共に、フード部3の天板21の下面側に取り付けられている。近接センサ11の内部には、整流板8に取り付けた整流板係止金具17の磁性体12の近接を検出するための、図示しないリードスイッチと永久磁石とが設けられており、近接センサ11の検出面11aに磁性体12が近接しないときには永久磁石からの磁束がリードスイッチの電極(接点)間を通過せずリードスイッチの電極(接点)が接触せずに非検出状態(本例ではOFF)となり、一方、検出面11aに磁性体12が近接したときには永久磁石からの磁束がリードスイッチの電極(接点)間を通過してリードスイッチの電極(接点)が接触して検出状態(本例ではON)となるものである。これにより近接センサ11と磁性体12は、整流板8が使用状態用位置に位置しているか、或いは使用状態用位置ではない非使用状態用位置に位置しているかの、いずれの状態であるのかを検出する検出部10を構成する。
近接センサ11の検出面11aは、フード部3内の隔壁13よりも上方位置で且つ該隔壁13に開口した検出用孔19に臨む形態で配置されている。すなわち、整流板8の他辺8bをフード部3に係止させた使用状態用位置では、磁性体12が近接センサ11の検出面11aと所定距離(実施例では3.2mm)を隔てて対峙するようにしてあり、この磁性体12が近接センサ11に対する検出体として作用し、近接センサ11内に備えるリードスイッチの電極(接点)がONとなるように構成してある。また、整流板8の他辺8bをフード部3から外して下方に揺動させていくと、磁性体12が近接センサ11の検出面11aから離れていくことになるが、このとき磁性体12と検出面11aとの距離が所定の距離(実施例では6mm)以上になると近接センサ11内に備えるリードスイッチの電極(接点)がOFFとなるように構成してある。
本例のフード部3内の隔壁13は塗装した鉄板により構成されており、その一部に検出用孔19を設けてある。この検出用孔19は、図5(b)に示すように、樹脂などの非磁性材料から成る閉塞部材14で閉塞可能とされる。本例では、検出用孔19は、隔壁13の上方に向けて段押し加工されており、閉塞部材14の板厚分だけ上方に向けた凹部となっている。閉塞部材14は、凹部内に接着され、近接センサ11を保護する機能を有すると共に、検出用孔19周辺を隔壁13の下面と面一に連続させることで、フード部3内の隔壁13の拭き掃除が容易にできるようにしている。
次に、制御部5の制御動作を説明する。前記検出部10の検出結果は制御部5(図8)に入力される。制御部5は当該検出結果に応じて、通常モード用制御と、非使用モード用制御のいずれか1つを実行する。以下、順次説明する。
<レンジフード1の通常使用における動作>
整流板8の他辺8bがフード部3に係止されているときは、近接センサ11内に備えるリードスイッチの電極(接点)がONとなり(図9のステップS1)、制御部5は通常モード用制御を実行して、ロックモードフラグを「0」に設定する。(図9のステップS2)。ロックモードフラグが「0」のときは、強スイッチ、中スイッチ、弱スイッチの押し操作に応じて、排気用ファン4が強回転運転、または、中回転運転、または、弱回転運転を行い、レンジフード1の排気運転を行う。また、強回転、または中回転運転、または弱回転で運転している場合において、停止スイッチの押し操作をすることで、排気用ファン4は回転を停止し、レンジフード1の運転は停止する。
<近接センサ11内に備えるリードスイッチがOFFしたときの制御>
シャフト部18eを指で押して整流板8の他辺8bをフード部3から外して垂下させた非使用状態用位置にすると、磁性体12が近接センサ11の検出面から所定距離(実施例では6mm)以上離れることで、近接センサ11内に備えるリードスイッチの電極(接点)がOFFとなり(図9のステップS1)、制御部5は非使用モード用制御を実行して、排気用ファン4への電源供給が遮断されて、排気用ファン4の運転を停止する(ステップS3)と共に、ロックモードフラグを「1」に設定する(ステップS4)。ロックモードフラグが「1」のときには、強スイッチ、中スイッチ、弱スイッチのいずれの押し操作を行っても排気用ファン4のモータには電源供給がされず、レンジフード1の排気運転は行われない。
<近接センサ11による整流板係止金具17の近接の検出>
その後、整流板8の他辺8bを使用状態用位置に戻すと、フード部3側のシャフト部18eが整流板8側の係止孔17dに嵌まり込むことにより、整流板8がフード部3に対して固定される。このとき、整流板8側の磁性体12がフード部3側の近接センサ11の検出面11aに近接して近接センサ11内のリードスイッチの電極(接点)がONとなるが、この場合でも、制御部5は非使用モード用制御を継続して実行する。すなわち、整流板8を閉じただけでは、排気用ファン4の停止は維持される。その後、スイッチ部6から排気用ファン4の起動のための指令が入力されたときには、制御部5は通常モード用制御を実行して、排気用ファン4を起動させる。
しかして、本レンジフード1の構成によれば、整流板8の他辺8bを一辺8aの軸支部15を中心にして開くことで、整流板8をケーシング2或いはフード部3から取り外すことなく、容易にメンテナンスや清掃ができると共に、整流板8の他辺8b側に磁性体12を設けたので、他辺8bを閉じたときに磁性体12と近接センサ11との位置のずれが小さいものとなり、整流板8が使用状態用位置に位置しているか、整流板8が非使用状態用位置に位置しているかの、いずれの状態であるのかの識別が容易に行える。さらに検出部10の数も一つでよいのでコスト面でも有利となる。
また、整流板8の他辺8bを使用状態用位置から非使用状態用位置にしたときに、非使用モード用制御が自動的に実行されるため、排気用ファン4が停止する。これにより、たとえレンジフード1への電源供給を遮断することを失念してしまい、メンテナンス途中で誤って排気用ファン4を始動するスイッチを入り操作してしまったときにも、排気用ファン4が回転することがないため、メンテナンス者が回転する排気用ファン4に接触する心配がなくなり、安全性が確保される。
さらにメンテナンス終了後に、整流板8の他辺8bをフード部3に係止させて使用状態用位置に戻したときに、近接センサ11のリードスイッチがONしたした場合でも、排気用ファン4が回転運転を開始しないから、メンテナンスや清掃を終えた後に、不用意に排気用ファン4が回転運転を開始することもないため、安全性が保たれる。特に排気用ファン4が大型で大径である場合に、回転を開始するときに徐々に回転数が上昇することに起因して、不用意に排気用ファン4が回転運転を開始した直後においては、メンテナンス者や清掃者が排気用ファン4の起動に気づかずその場を離れてしまうおそれがあることを考慮すると、省エネルギの観点からも有効である。
また本例では、フード部3内の隔壁13を磁性材料で構成することで、レンジフード1で広く用いられている鉄板によって構成できるものであり、しかもこの隔壁13に開設される検出用孔19を樹脂シートからなる閉塞部材14(図5(b))で保護しているので、近接センサ11による磁性体12の検出を支障なくできるようにしながら、フード部3内部への油、水、埃の侵入を防ぐことができるとともに、近接センサ11を外的環境と隔離することで近接センサ11の長寿命化を図ることができる。しかも閉塞部材14を隔壁13の下面とフラットにしているので、隔壁13を拭き掃除する際のお手入れ性を向上させることが可能である。
前記実施形態では、整流板8が非使用状態用位置にあるときは、制御部5は非使用モード用制御を実行して排気用ファン4の停止を維持させるようにしたが、他例として、非使用モード用制御の実行中において所定のロックモード解除操作が行われたときは、排気用ファン4の回転運転を可能とするメンテナンスモード用制御を実行する構成としてもよい。所定のロックモード解除操作としては、例えば、3個以上のスイッチの3秒以上の同時押しを行なうことが挙げられるが、勿論これに限らず、解除方法は任意に設定自在である。
本例では、非使用モード用制御の実行中は、ロックモードフラグを「1」に設定する(図9のステップS3)。ロックモードフラグが「1」となった後、所定のロックモード解除操作を行なうと、ロックモードフラグが「0」に設定され、ロックモードフラグを「0」に維持する動作を継続するメンテナンスモード用制御に移行する。すなわち、ロックモードフラグが「0」のときは、強スイッチ、中スイッチ、弱スイッチの押し操作に応じて、排気用ファン4が強回転運転、または、中回転運転、または、弱回転運転を行い、レンジフード1の排気運転を行う。また、強回転、または中回転運転、または弱回転で運転している場合において、停止スイッチの押し操作をすることで、排気用ファン4は回転を停止し、レンジフード1の運転は停止する。
このように、近接センサ11がOFFとなり、ロックモードフラグが「1」となった後、所定のロックモード解除操作によりロックモードフラグが「0」に設定され、ロックモードフラグを「0」に維持する動作を継続するメンテナンスモード用制御に移行するように構成したことで、整流板8を開いて排気用吸い込み口7を下方から広く臨むことができる状態においてメンテナンス者が誤って回転する排気用ファン4に接触することがないようにでき、しかも、このメンテナンス時には、メンテナンス者の意思で排気用ファン4の回転運転が実施できるから、排気用ファン4の回転運転を伴うメンテナンスが容易に行えるものとなる。
さらに本例ではメンテナンスモード用制御を実行しているときに、整流板8が閉じられて近接センサ11がONになると、制御部5はメンテナンスモード用制御を終了して通常モード用制御を実行するように構成するのが望ましい。これにより、メンテナンス終了後に通常モード用制御に戻るようになり、スイッチ部6により排気用ファン4を起動する指令を入力するまでは排気用ファン4の停止状態が維持されることで、メンテナンス後において安全性が高められる。
なお、上記実施形態では、整流板8の一辺8aをフード部3に軸支し、他辺8bが遥動するように構成したが、整流板8の複数箇所をフード部3内に着脱可能に固定し、メンテナンス時や清掃時には整流板8全体をフード部3から取り外すように構成してもよい。
上記実施形態では、チャイルドロックスイッチ(図8参照)を設けたが、チャイルドロックスイッチを設けるのではなく、2個以上のスイッチ(例えば、停止スイッチと照明スイッチ)の所定時間(例えば、3秒)以上継続した同時押しにより、チャイルドロックモードとなり、チャイルドロックモードにおいて2個以上のスイッチ(例えば、停止スイッチと照明スイッチ)の所定時間(例えば、3秒)以上継続した同時押しによりチャイルドロックモードが解除されるように構成してもよい。このようにすることで操作部に用いるスイッチの数を少なくすることができる。
また上記実施形態では、強運転、中運転、弱運転の3段階の回転速度で排気用ファン4を運転する場合を示したが、2段以下、または、4段階以上の回転速度で運転するように構成しても良い。また、排気用ファン4として遠心ファンを用いる例を示したが、プロペラファンなど異なる形式のファンを用いても良い。
また上記実施形態ではリードスイッチと永久磁石とを備える近接センサ11を用いているが、別の磁気的原理による近接センサや磁気的原理によらないフォトインタラプタなどの近接センサやマイクロスイッチを用いるなど種々変更可能である。
また上記実施形態では、近接センサ11を保護する閉塞部材14として、樹脂シートを用いているが、非磁性体であればどのような材料を用いても良く、意匠上の美観を向上せしめるために、例えば、木材を用いても良い。
更に他例として、非磁性体より成る閉塞部材14を備える必要はなく、近接センサ11の検出面11aによって検出用孔19を閉塞する構成であってもよい。
1 レンジフード
2 ケーシング
3 フード部
4 排気用ファン
5 制御部
6 スイッチ部
7 排気用吸い込み口
8 整流板
8a 一辺
8b 他辺
9 流路
10 検出部
11 近接センサ
11a 検出面
12 磁性体
13 隔壁
14 閉塞部材
15 軸支部
16 支軸支持用金具
17 係止金具
18 取付金具
19 検出用孔
21 天板
22 フード内通路
23 配線用通路
30 排気ダクト
31 膨出部
32 透光孔
E 外側方

Claims (6)

  1. ケーシング内に排気用ファンが配設され、前記排気用ファンの起動および停止を制御する制御部と、前記制御部に前記排気用ファンの起動および停止のための指令を入力するスイッチ部とを備え、ケーシング底壁に排気用吸い込み口が形成され、排気用吸い込み口の下方に整流板が配設され、前記整流板と排気用吸い込み口とを囲繞するフード部を有し、前記排気用ファンで排気を行う使用状態において前記整流板が使用状態用位置に位置するときに、前記整流板と前記フード部との間に前記排気用吸い込み口に連通する狭幅の流路が形成されるレンジフードであって、
    前記整流板が使用状態用位置に位置しているか、前記整流板が使用状態用位置ではない非使用状態用位置に位置しているかの、いずれの状態であるのかを検出する検出部を備え、
    前記制御部は、前記検出部によって前記整流板が使用状態用位置に位置していることを検出したときに、前記スイッチ部により前記排気用ファンを起動する指令が入力されたときに前記排気用ファンの起動を行う、通常モード用制御を実行し、
    前記通常モード用制御の実行中に前記検出部によって前記整流板が非使用状態用位置に位置していることを検出したときには、前記排気用ファンの運転を停止し且つ前記スイッチ部により前記排気用ファンを起動する指令が入力されたときにも前記排気用ファンの起動を行わずに前記排気用ファンの停止を維持する、非使用モード用制御を実行し、
    前記非使用モード用制御の実行中においては、前記整流板が使用状態用位置に位置していることを検出した場合であっても、前記スイッチ部から前記排気用ファンの起動のための指令が入力されるまでは前記排気用ファンの停止を維持することを特徴とするレンジフード。
  2. 前記整流板は平面視矩形状に形成され、前記整流板の一辺には、前記整流板の一辺を前記ケーシングまたは前記フード部に軸支するための軸支部を形成し、前記一辺と対向する整流板の他辺が前記軸支部を中心として揺動自在となるように構成し、前記整流板の他辺側に、前記検出部を設けたことを特徴とする請求項1記載のレンジフード。
  3. 前記検出部は、前記整流板に設けられる磁性体と、前記ケーシングまたは前記フード部のいずれかに設けられて前記磁性体の近接を検出する近接センサとで構成され、前記近接センサの検出面が前記フード部下面を構成する磁性材料から成る隔壁の上方位置で且つ該隔壁に開口した検出用孔に臨む形態で配置され、前記整流板が使用状態用位置に位置しているときは前記磁性体が前記近接センサの検出面に近接して検出状態となり、且つ前記整流板が非使用状態用位置に位置しているときは前記磁性体が前記近接センサの検出面から離間して非検出状態となるように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のレンジフード。
  4. 前記隔壁の検出用孔を、非磁性体から成る閉塞部材で閉塞することを特徴とする請求項3記載のレンジフード。
  5. 前記制御部は、前記非使用モード用制御の実行中において所定の解除操作が行われたときは、前記検出部によって前記整流板が非使用状態用位置に位置していることを検出しているときにも前記スイッチ部により前記排気用ファンを起動する指令が入力されたときには前記排気用ファンの起動を行う、メンテナンスモード用制御を実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレンジフード。
  6. 前記メンテナンスモード用制御を実行しているときに、前記検出部によって前記整流板が使用状態用位置に位置していることを検出したときには、前記通常モード用制御を実行することを特徴とする請求項5記載のレンジフード。
JP2011098369A 2011-04-26 2011-04-26 レンジフード Active JP5061252B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011098369A JP5061252B1 (ja) 2011-04-26 2011-04-26 レンジフード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011098369A JP5061252B1 (ja) 2011-04-26 2011-04-26 レンジフード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5061252B1 JP5061252B1 (ja) 2012-10-31
JP2012229856A true JP2012229856A (ja) 2012-11-22

Family

ID=47189588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011098369A Active JP5061252B1 (ja) 2011-04-26 2011-04-26 レンジフード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5061252B1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013024449A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード
JP2013036732A (ja) * 2011-07-12 2013-02-21 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード
JP2013036722A (ja) * 2011-08-11 2013-02-21 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード及び近接スイッチの取付装置
JP2014178056A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード
JP2015161419A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンジフード
US20180087781A1 (en) * 2016-09-26 2018-03-29 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Range hood

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4512949Y1 (ja) * 1967-12-20 1970-06-04
JPS618537A (ja) * 1984-06-22 1986-01-16 Toshiba Corp 換気装置
JP2001004181A (ja) * 1999-04-23 2001-01-12 Fuji Industrial Co Ltd レンジフードファン
JP2003050033A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Toshiba Kyaria Kk レンジフードファン
JP2010236840A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Toto Ltd レンジフード

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4512949Y1 (ja) * 1967-12-20 1970-06-04
JPS618537A (ja) * 1984-06-22 1986-01-16 Toshiba Corp 換気装置
JP2001004181A (ja) * 1999-04-23 2001-01-12 Fuji Industrial Co Ltd レンジフードファン
JP2003050033A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Toshiba Kyaria Kk レンジフードファン
JP2010236840A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Toto Ltd レンジフード

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036732A (ja) * 2011-07-12 2013-02-21 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード
JP2013024449A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード
JP2013036722A (ja) * 2011-08-11 2013-02-21 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード及び近接スイッチの取付装置
JP2014178056A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード
JP2015161419A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンジフード
US20180087781A1 (en) * 2016-09-26 2018-03-29 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Range hood

Also Published As

Publication number Publication date
JP5061252B1 (ja) 2012-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5061252B1 (ja) レンジフード
JP5816255B2 (ja) 電気器具を制御するための制御システム及びファン
RU2539647C2 (ru) Робот-пылесос
EP3258177B1 (en) Cooking top
JP2018105568A (ja) レンジフード
JP5841448B2 (ja) レンジフード
JP6376507B2 (ja) 空調装置
JP2008082634A (ja) レンジフード
JP2013002685A (ja) レンジフード
CN109567670A (zh) 一种智能吸尘器
JP2010281517A (ja) レンジフード
JP2010190506A (ja) 換気装置
JP5777963B2 (ja) レンジフード
JP5777968B2 (ja) レンジフード
JP6072607B2 (ja) 手乾燥装置
JP5871391B2 (ja) レンジフード
JP2006059740A (ja) 組み込み式誘導加熱調理器
JP2006302647A (ja) 誘導加熱調理器
JP2013017971A (ja) 空気清浄機
JP5795505B2 (ja) レンジフード
JP6072572B2 (ja) 手乾燥装置及び手乾燥装置付き洗面台
JP5786119B2 (ja) 換気装置
JP2548913Y2 (ja) レンジフード
JP6183786B2 (ja) 手乾燥装置
JP6824573B2 (ja) レンジフード

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120710

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120806

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5061252

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250