JP2012229004A - スロープ装置の車体連結構造及び回動アシスト構造 - Google Patents
スロープ装置の車体連結構造及び回動アシスト構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012229004A JP2012229004A JP2011100087A JP2011100087A JP2012229004A JP 2012229004 A JP2012229004 A JP 2012229004A JP 2011100087 A JP2011100087 A JP 2011100087A JP 2011100087 A JP2011100087 A JP 2011100087A JP 2012229004 A JP2012229004 A JP 2012229004A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slope
- slope device
- vehicle body
- vehicle
- assist
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
【解決手段】車室内から車外に展開するスロープ装置の車体連結構造であって、スロープ装置の回動中心軸を車体側に設けた立設ブラケットに軸着又は枢着することで、スロープ装置を車室内側に概ね水平状態又は水平状態からの角度が80度以内になるように傾斜させた格納状態からスロープの先端が地面に当接する範囲まで回動可能に連結したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
例えば、特許文献1は折り畳み格納可能に連結したスロープ装置を車両のテールゲートに連結した構造を開示し、特許文献2は2枚のスロープパネルを伸縮自在に連結したスロープ装置を車体のフロアに蝶番連結した構造を開示する。
しかし、これらのスロープ装置は車室内側に倒すことができず、車室内を広く使用することができないだけでなく、概ね起立した状態で車室内に格納するものであるために車体側の第一スロープパネルに折り畳んだ第二スロープパネル、あるいは第一スロープパネルのレールに沿ってスライド収納した第二スロープパネルは車両の走行中の振動にて揺れるので、第一スロープパネルとの間に生じるガタ音や干渉音が発生する問題があり、ガタ止め装置が別に必要となり、格納操作の手間がかかったり、構造上コストアップの要因になっていた。
例えば、特許文献3はアシスト機構を有するテールゲードに連結したスロープ装置を開示し、特許文献4はリンク機構によるアシスト機構を開示する。
しかし、特許文献3はテールゲードに連結したので、車室内側に倒すことができず、特許文献4はスロープの回動中心とアシストリンクの回動中心が異なるために構造が複雑であるのみならず、やはりスロープ装置を車室内側に倒して格納することができなかった。
また、構造が簡単で、回動範囲が広く、見栄えの良い回動アシスト構造の提供を目的とする。
ここで、立設ブラケットとは軸着又は枢着したスロープ装置がこのブラケットや車体のフロアに干渉することなく、車室内側に回動可能にしつつ、車外に回動展開できるように車体から上方に向けて離間した位置に回動連結部を有することをいう。
特に、レール部に沿って形成したスライド溝の条状の開口部がスロープ面に沿って有するようにすると、アシストアームの回動力が直接的にレール部に伝達されるように作用する。
ここで、スロープ面とは、スロープ装置が起立した状態で車両側に面した面をいう。
また、左右とはスロープ方向に対する直角方向をいう。
また、条状の溝部はレール部の左右方向外側の側面と、レール部のスロープ面に沿った面とのどちらに設けてもよいが、レール部のスロープに沿った面に設けるとアシスト力がそのままレール部に伝達されやすい効果がある。
本実施例は第一スロープ11の内側に第二スロープ12がスライド伸縮するスロープ装置を例に示したが、三段以上のスライド式スロープ装置でも複数枚のスロープパネルを折り畳んで格納する折り畳み式スロープ装置でもよい。
図2に示すように、第一スロープ11はパネル11aの両側にレール部11b,11cを連結してあり、このレール部に沿って第二スロープ12のレール部がスライド伸縮する。
第一スロープの根元部に回動中心軸21を設け、車両1の車体側から立設した立設ブラケット20に軸着又は枢着した。
本実施例では、パネル11aの下端部に回動中心軸21を配置し、パネル11aの両側から突出したレール部11b、11cの上端が、スロープ装置を車室内側に倒した際に、車内フロア面に干渉しない高さ以上に、回動中心軸21が位置するように立設ブラケット20を車体側に取り付けてある。
なお、立設ブラケット20の構造としては、図2,3に示すように車体のフロア2aからの立上げ部3にボルト等の締結部材20aを用いて垂直方向にブラケット20を立設してもよく、図4に示すようにフロア2aから略L字形状等のブラケット20Aを立設し、回動ピン21Aで連結してもよく、またシャフト21Bで軸着してもよい。
このようにすると、図1に示すように車室内側に概ね水平状態になるaの状態まで倒すことで、室内を広く利用できるようにしたり、フロア2aからの傾斜角度θ1≦80度以内に傾斜したbで示した傾斜状態に格納してもよい。
傾斜状態に格納すると、図5(a)に示すように起立状態、(b)の重心W0の高さH2よりも、重心W0の高さがH1に低くなることでスロープ装置が安定するとともに、第一スロープの内側に収納した第二スロープに倒れ込み方向のモーメントfMが発生するので、第二スロープのガタつきを防止する方向に保持力が働く。
また、スロープ装置10の連結部を中心にそのままスロープ11,12を車外にcの状態まで展開できる。
回動範囲θ2は135度以上が望ましい。
この場合に図6にてスロープの先端が車外に展開する際にレール溝とアシストアーム30が干渉しないように図8に示すように根元側に切欠き部11fを設けるとよい。
このようにすると、スロープのレール部に沿ってスライド用のレール溝が形成されるので、簡単な構造にてスロープの格納又は展開をアシストでき、例えばアシストアーム30の根元側をギア式の駆動部31に連結するだけで室内に概ね水平状態に格納するaの状態から車外に展開したcの状態まで連続的にアシストできる。
従って、アシストアーム30の回動範囲も広い。
また、レール溝の開口部11eをアシストアーム30の回動方向で、スロープ面に沿って設けることで、アシストアームの回動力がレール部にそのまま伝達される。
図9はレール溝をレール部11cの上端部に沿って設けた例である。
図10はレール溝をレール部11cの外側の側面に沿って設けた例で、この場合には図6に示すように車外に展開する際に切欠部11fは不要になる。
図11〜図13はアシストアーム30にさらにダンパーアーム40を連結した例を示し、図11(a)はアシストアーム30の先端部32の回転軌道R1に対してダンパーアーム40の先端部42をアシストアーム30の途中に軸着し、回転軌道R2によりアシストするようにダンパーアーム40の基部41をフロア2aに取り付けた例で、ダンパーアームの回転軌道R2に対してダンパーアームが伸張し展開方向にアシストする。
図11(b)はダンパーアーム40が展開側で伸張し、格納側で収縮することで両方向にアシストする例である。
図12はダンパーアーム40が伸張し格納方向にアシストする例を示す。
図13はダンパー装置40Aをレール部の内部に内臓した例である。
11 第一スロープ
12 第二スロープ
20 ブラケット
21 回動中心軸
Claims (4)
- 車室内から車外に回動展開するスロープ装置の車体連結構造であって、
スロープ装置の回動中心軸を車体側に設けた立設ブラケットに軸着又は枢着することで、スロープ装置を車室内側に概ね水平状態又は水平状態からの角度が80度以内になるように傾斜させた格納状態からスロープの先端が地面に当接する範囲まで回動可能に連結したことを特徴とするスロープ装置の車体連結構造。 - 前記スロープ装置を回動させる操作力を低減するためのアシスト機構を備えたことを特徴とする請求項1記載のスロープ装置の車体連結構造。
- 前記スロープ装置は、前記立設ブラケットに軸着又は枢着した第一スロープに他のスロープがスライド伸縮可能又は折り畳み可能に設けてあり、
前記第一スロープはパネルの両側にレール部を有し、
前記アシスト機構に備えるアシストアームがスロープ装置の展開又は/及び格納方向に回動するとともに当該アシストアームの先端部がスライドするスライド溝を前記レール部に沿って有することを特徴とする請求項2記載のスロープ装置の車体連結構造。 - 前記レール部に沿って形成したスライド溝の条状の開口部がスロープ面に沿って有することを特徴とする請求項3記載のスロープ装置の車体連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011100087A JP5823722B2 (ja) | 2011-04-27 | 2011-04-27 | スロープ装置の車体連結構造及び回動アシスト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011100087A JP5823722B2 (ja) | 2011-04-27 | 2011-04-27 | スロープ装置の車体連結構造及び回動アシスト構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012229004A true JP2012229004A (ja) | 2012-11-22 |
JP5823722B2 JP5823722B2 (ja) | 2015-11-25 |
Family
ID=47430942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011100087A Active JP5823722B2 (ja) | 2011-04-27 | 2011-04-27 | スロープ装置の車体連結構造及び回動アシスト構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5823722B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015134594A (ja) * | 2013-12-18 | 2015-07-27 | アイシン軽金属株式会社 | 反転式スロープ装置 |
JP2015160506A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | アイシン軽金属株式会社 | スロープ装置 |
JP2017170974A (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | 本田技研工業株式会社 | スロープユニット構造体 |
CN113103960A (zh) * | 2020-01-10 | 2021-07-13 | 爱信轻金属株式会社 | 车辆用斜坡装置 |
CN113525238A (zh) * | 2020-04-17 | 2021-10-22 | 爱信轻金属株式会社 | 斜坡装置的把手安装结构 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0162120U (ja) * | 1987-10-16 | 1989-04-20 | ||
US5393192A (en) * | 1993-10-01 | 1995-02-28 | Reb Manufacturing Co., Inc. | Underfloor extendible ramp for vehicles |
JPH1086739A (ja) * | 1996-09-17 | 1998-04-07 | Otec Japan:Kk | 車両の車椅子用昇降装置 |
US5944332A (en) * | 1997-12-29 | 1999-08-31 | Lee; Hsi Sin | Dirt removing running board for automobile |
JP2000166971A (ja) * | 1998-12-03 | 2000-06-20 | Takashi Habuka | 車椅子アクセスランプ |
JP2001276133A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-09 | Kanto Auto Works Ltd | 収納式スライドスロープ |
JP2004203282A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 車両用スロープ装置 |
JP2010089586A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 多段スライド式車両用スロープ装置 |
JP2010179852A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 車両用スロープ装置 |
-
2011
- 2011-04-27 JP JP2011100087A patent/JP5823722B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0162120U (ja) * | 1987-10-16 | 1989-04-20 | ||
US5393192A (en) * | 1993-10-01 | 1995-02-28 | Reb Manufacturing Co., Inc. | Underfloor extendible ramp for vehicles |
JPH1086739A (ja) * | 1996-09-17 | 1998-04-07 | Otec Japan:Kk | 車両の車椅子用昇降装置 |
US5944332A (en) * | 1997-12-29 | 1999-08-31 | Lee; Hsi Sin | Dirt removing running board for automobile |
JP2000166971A (ja) * | 1998-12-03 | 2000-06-20 | Takashi Habuka | 車椅子アクセスランプ |
JP2001276133A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-09 | Kanto Auto Works Ltd | 収納式スライドスロープ |
JP2004203282A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 車両用スロープ装置 |
JP2010089586A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 多段スライド式車両用スロープ装置 |
JP2010179852A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | Aisin Keikinzoku Co Ltd | 車両用スロープ装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015134594A (ja) * | 2013-12-18 | 2015-07-27 | アイシン軽金属株式会社 | 反転式スロープ装置 |
JP2015160506A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | アイシン軽金属株式会社 | スロープ装置 |
JP2017170974A (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | 本田技研工業株式会社 | スロープユニット構造体 |
CN113103960A (zh) * | 2020-01-10 | 2021-07-13 | 爱信轻金属株式会社 | 车辆用斜坡装置 |
CN113525238A (zh) * | 2020-04-17 | 2021-10-22 | 爱信轻金属株式会社 | 斜坡装置的把手安装结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5823722B2 (ja) | 2015-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5823722B2 (ja) | スロープ装置の車体連結構造及び回動アシスト構造 | |
CN110486600A (zh) | 一种具有伸缩和收纳功能的折叠装置及其折叠风扇 | |
JP6562944B2 (ja) | 車両用のリアスポイラ装置 | |
JP4949090B2 (ja) | 車両用ステップ構造 | |
TW201507908A (zh) | 車輛的擺折連動結構 | |
ES2946444T3 (es) | Estructura de pared plegable para ampliar el espacio interior de construcciones transportables, en particular autocaravanas | |
JP2011183821A (ja) | 車両用格納式シート | |
JP2008529865A (ja) | 自動車ハードトップ用の連結アームメカニズム | |
JP6642492B2 (ja) | スロープ及び車両用スロープ装置 | |
JP5893943B2 (ja) | スロープ装置 | |
JP2007306997A (ja) | 折り畳みスロープ | |
JP4261499B2 (ja) | 車両用テーブル構造 | |
JP2015214243A (ja) | 乗物用テーブル | |
JP6820898B2 (ja) | 乗物用サンバイザ装置 | |
KR101902332B1 (ko) | 차량용 시트의 싱킹 메커니즘 | |
KR101351506B1 (ko) | 시야 확보 기능을 갖는 수륙양용차량의 전방관측장치 | |
JP6233179B2 (ja) | 乗物用テーブル | |
US20100156136A1 (en) | Convertible top with in-folding side rails | |
JP2010052466A (ja) | 貨物自動車用幌構造 | |
JP2018002003A (ja) | フロアリッド | |
JP6827750B2 (ja) | スロープ装置 | |
JP2016128281A (ja) | 運搬車 | |
JP2022023252A (ja) | スロープ装置のブラケット取付構造 | |
JP3186780U (ja) | スタンド式扇風機の支持体 | |
JP6674488B2 (ja) | 車両用スロープ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141008 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141027 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150706 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150828 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150916 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151008 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5823722 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |