JP2012220984A - 交差点情報提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバの負担を軽減することのできる交差点情報提供システムを提供する。
【解決手段】交差点100に繋がる道路101〜104の状況を撮影する撮影手段11を有する複数の車道用路上機10a〜10dと、交差点100を横断するための横断路105〜108の状況を撮影する撮影手段21を有する複数の横断路用路上機20a〜20dと、方向指示器70から右折信号が入力される演算手段59と、を有する車載機30と、を備える。そして、演算手段59は、方向指示器70から右折信号が入力されている間、複数の車道用路上機10aにて撮影された映像のうち車両110が位置する道路103に対して交差点100を挟んで位置する道路101の映像を表示手段54に表示すると共に、複数の横断路用路上機20aにて撮影された映像のうち右折先横断路106の映像を表示手段54に表示するようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両が交差点を走行する際の視認性を向上させる交差点情報提供システムに関するものである。
従来より、交差点での右折において、対向直進車両が途切れるのを交差点中央部で待っているとき、交差点対向道路(自車両を挟んで交差点と反対側の道路)にも右折待機車両が停車している場合には交差点対向道路の視認性が著しく低下するため、視認性を向上させるために次の交差点情報提供システムが提案されている。すなわち、交差点に撮影装置を設置して交差点対向道路の状況を撮影し、その映像を無線信号で待機車両(自車両)に送信して交差点対向道路の映像を液晶パネル等の表示装置に表示する交差点情報提供システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これによれば、ドライバは表示装置に表示された映像を視認することで、交差点対向道路の状況、つまり交差点対向道路を直進する対向直進車両の存在の有無を把握することができるため、対向直進車両と接触する危険性を低減することができる。
特開2005−11251号公報
しかしながら、上記情報提供システムでは、交差点対向道路の状況を映像として表示するものの、右折先の横断歩道等の横断路を横断中、または横断しようとする歩行者や自転車に対する情報提供はない。このため、ドライバは表示画面を確認しつつ右折先横断路の状況を目視しなければならず、負担が大きいという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、ドライバの負担を軽減することのできる交差点情報提供システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、交差点(100)に繋がる道路(101〜104)の状況を撮影する撮影手段(11)と、当該撮影手段(11)が撮影した映像を送信する送信手段(13)と、を有する複数の車道用路上機(10a〜10d)と、交差点(100)を横断するための横断路(105〜108)の状況を撮影する撮影手段(21)と、当該撮影手段(21)が撮影した映像を送信する送信手段(23)と、を有する複数の横断路用路上機(20a〜20d)と、車道用路上機(10a〜10d)および横断路用路上機(20a〜20d)から送信された映像信号を受信する受信手段(40)と、受信した映像信号を映像として表示する表示手段(54)と、表示手段(54)に映像を表示させると共に方向指示器(70)から右折信号が入力される演算手段(59)と、を有する車両(110)に搭載される車載機(30)と、を備え、演算手段(59)は、方向指示器(70)から右折信号が入力されている間、複数の車道用路上機(10a〜10d)にて撮影された映像のうち車両(110)が位置する道路(103)に対して交差点(100)を挟んで位置する道路(101)の映像を表示手段(54)に表示すると共に、複数の横断路用路上機(20a〜20d)にて撮影された映像のうち右折先横断路(106)の映像を表示手段(54)に表示することを特徴としている。
このような交差点情報提供システムでは、ドライバは表示手段(54)を確認することによって、車両(110)が位置する道路(103)に対して交差点(100)を挟んで位置する道路(101)の状況を把握することができると共に右折先横断路(106)の状況を把握することができる。したがって、ドライバの負担を軽減することができる。
そして、請求項2に記載の発明のように、演算手段(59)を方向指示器(70)から右折信号に加えて左折信号も入力されるようにし、左折信号が入力されている間、複数の車道用路上機(10a〜10d)にて撮影された映像のうち車両(110)が位置する道路(103)の映像を表示手段(54)に表示すると共に、複数の横断路用路上機(20a〜20d)にて撮影された映像のうち左折先横断路(104)の映像を表示手段(54)に表示するものとすることができる。
これによれば、方向指示器(70)から左折信号が入力されている場合、ドライバは表示手段(54)を確認することによって、車両(110)が位置する道路(103)の状況を把握することができると共に左折先横断路(108)の状況を把握することができる。このため、巻き込み事故を防止しつつ、左折する際のドライバの負担を軽減することができる。
そして、請求項3に記載の発明のように、演算手段(59)に表示手段(54)に表示する映像に移動体が含まれているか否かを検出する移動体検出部(59a)を備え、車載機(30)に移動体検出部(59a)にて移動体を検出した場合に移動体の存在をドライバに報知する報知手段(54、60)を備えることができる。なお、移動体とは、対向車、歩行者、自転車等である。
このように、表示手段(54)に表示する映像に移動体が存在する場合にドライバに報知する報知手段(54、60)を備えることにより、移動体が存在する場合のドライバの注意力を向上させることができる。
この場合、請求項4に記載の発明のように、報知手段(60)を移動体の存在を音声で報知する音声再生装置とすることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における交差点情報提供システムのブロック図である。 図1に示す交差点情報提供システムが用いられる交差点の様子を示す図である。 図1に示す演算装置が実行するプログラムのフローチャートである。 本発明の第2実施形態における演算装置が実行するプログラムのフローチャートである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、交差点情報提供システムのブロック図である。
図1に示されるように、交差点情報提供システムは、車道用路上機10a〜10d、横断路用路上機20a〜20d、車載機30を備えている構成されている。以下では、十字路の交差点を例に挙げて交差点情報提供システムを説明するため、車道用路上機10a〜10dおよび横断路用路上機20a〜20dは、4機ずつ備えられている。
各車道用路上機10a〜10dは、撮影装置11と、処理装置12と、送信装置13とを備えている。撮影装置11は、CCDカメラやCMOSカメラ等であり、交差点付近に設置され、交差点に繋がる道路の状況を撮影するものである。処理装置12は、撮影装置11で撮影された映像信号に対して変調、周波数変換等を行うものである。送信装置13は、処理装置12で変調、周波数変換等された信号をアンテナ14を介して送信するものである。
このような車道用路上機10a〜10dは、それぞれ異なるIDおよびチャンネル(以下、CH−ID)が設定されており、各撮影装置11で撮影した映像信号にCH−ID情報を含んだ映像信号を送信する。なお、各車道用路上機10a〜10dのチャンネルは、本実施形態では、送信する電波の周波数を異ならせることによって互いに異なるものとしている。
各横断路用路上機20a〜20dは、各車道用路上機10a〜10dと同様に、撮影装置21と、処理装置22と、送信装置23とを備えている。撮影装置21は、CCDカメラやCMOSカメラ等であり、交差点付近に設置され、交差点近傍に位置する歩行者や自転車が道路を横断するための横断歩道等の横断路の状況を撮影するものである。処理装置22は、撮影装置21で撮影された映像信号に対して変調、周波数変換等を行うものである。送信装置23は、処理装置22で変調、周波数変換等された信号をアンテナ24を介して送信するものである。
このような横断路用路上機20a〜20dは、それぞれ異なるIDおよびチャンネル(以下、CH−ID)が設定されており、各撮影装置21で撮影した映像信号にCH−ID情報を含んだ映像信号を送信する。なお、横断路用路上機20a〜20dのチャンネルは、例えば、送信する電波の周波数を異ならせることによって互いに異なるものとしている。
次に、上記車道用路上機10a〜10d、横断路用路上機20a〜20dが備えられる交差点の状態について説明する。図2は、交差点情報提供システムが用いられる交差点の様子を示した図である。
図2に示されるように、車道用路上機10a〜10dは、交差点100の各コーナー部に1機ずつ備えられており、それぞれ交差点100に繋がる道路101〜104の状況を撮影できるように設置されている。具体的には、車道用路上機10aは道路101の状況を撮影できるように設置され、車道用路上機10bは道路102の状況を撮影できるように設置され、車道用路上機10cは道路103の状況を撮影できるように設置され、車道用路上機10dは道路104の状況を撮影できるように設置されている。
また、横断路用路上機20a〜20は、交差点100の各コーナー部近傍に1機ずつ備えられており、交差点100近傍の横断路105〜108の状況を撮影できるように設置されている。具体的には、横断路用路上機20aは横断路106の状況を撮影できるように設置され、横断路用路上機20bは横断路107の状況を撮影できるように設置され、横断路用路上機20cは横断路108の状況を撮影できるように設置され、横断路用路上機20dは横断路105の状況を撮影できるように設置されている。
また、本実施形態では、車道用路上機10aと横断路用路上機20a、車道用路上機10bと横断路用路上機20b、車道用路上機10cと横断路用路上機20c、車道用路上機10dと横断路用路上機20d、とはそれぞれ同じチャンネルとされている。すなわち、同じ周波数で映像信号を送信するようになっている。なお、図2中では、各撮影装置11、21が撮影する範囲を破線で示している。
車載機30は、車両に搭載されるものであり、図1に示されるように、受信装置40と、カーナビゲーション装置50と、方向指示器70とを備えて構成されている。
受信装置40は、各送信装置13、23から送信される映像信号CH−IDをアンテナ41を介して受信する。
カーナビゲーション装置50は、処理装置51と、GPS受信装置52と、データ入力装置53と、表示装置54と、外部記憶装置55と、地図データ記憶装置56と、方位センサ57と、車速センサ58と、演算装置59と、音声再生装置60と、を備えて構成されている。
処理装置51は、受信装置40が受信した無線信号に対して所定の周波数変換、増幅、復調等を行い、その結果のデータを演算装置59に出力するものである。
GPS受信装置52は、GPS衛星から現在時刻と自分の位置に関する情報を含んだ側位信号が地上に発信されているため、図示しないアンテナを通じてその側位信号を受け取り、車両の緯度および経度を特定して車両の現在位置を得るものである。
データ入力装置53は、カーナビゲーション装置50に設けられた複数のメカニカルスイッチや、表示装置54の表示面に重ねて設けられたタッチパネル、マイク等の入力装置から成り、ユーザによるメカニカルスイッチの押下や、タッチパネルのタッチ、マイクを用いた音声入力に基づいた信号を演算装置59に出力する。
表示装置54は、演算装置59から入力される映像情報を表示するものであり、液晶パネルやヘッドアップディスプレイが採用される。
外部記憶装置55は、HDD等の不揮発性の記憶媒体であり、演算装置59が読み出して実行するプログラム等が記憶されたものである。
地図データ記憶装置56は、HDD等の不揮発性の記憶媒体やDVD等のディスクであり、地図データを記憶したものである。地図データは、道路およびその道路の配置、幅員等を示す道路データ、およびその道路沿いにある大きな交差点、高速道路、有料道路のインターチェンジ、橋、店舗、公共施設等の位置、名称等の地点データを含んでいる。
また、地図データには、交差点100の交差点ID、交差点100を構成する道路101〜104の道路ID、交差点100に設置されている車道用路上機10a〜10dおよび横断路用路上機20a〜20dのIDとそのチャンネルが交差点情報として格納されている。
方位センサ57は、車両がどの方向に運行しているのかを検出するものであり、例えばヨーレートセンサやジャイロセンサによって構成される。具体的には、ヨーレートセンサにより車両重心を通る鉛直軸まわりの車両回転角を検出し、ジャイロセンサによって道路の傾きを検出し、これらに基づいて車両の運行方向に関する信号を送信する。また、車速センサ58は、車両の速度を検出するものである。カーナビゲーション装置50では、これら、複数のセンサを各々補間しながら使用するように構成されている。
演算装置59は、図示しないRAM、ROM、CPUを有している。このCPUは、ROMおよび外部記憶装置55から読み出したカーナビゲーション装置50の動作のためのプログラムを実行し、その実行の際には上記ROM、RAM、外部記憶装置55から情報を読み出し、RAM、外部記憶装置55に対して情報の書き込みを行い、GPS受信装置52、データ入力装置53、表示装置54、方位センサ57、そして車速センサ58と信号の授受を行う。
演算装置59のCPUがプログラムを実行することによって行う具体的な処理としては、GPS受信装置52、方位センサ57そして車速センサ58からの信号に基づいて、道路や立体駐車場の形状を利用した周知のマップマッチング等の技術を用いて車両の現在位置を特定する現在位置特定処理、データ入力装置53からユーザによる目的地の入力を受け付け、現在位置から当該目的地までの最適な案内ルートを算出する案内ルート検索処理、外部記憶装置55から地図データを読み出し、算出された走行ルートやメモリ地点等を地図データと共に表示装置54に映像表示させ、また交差点100における曲折方向の指示を音声再生装置60に音声出力させることで、ユーザの案内ルートに沿った運転を促すルート案内処理等がある。
また、演算装置59は、各撮影装置11、21で撮影され、各送信装置13、23から送信されている各映像信号を受信するために受信チャンネルを設定し、各送信装置13、23から送信されている映像信号のうち特定の映像信号のみを受信装置40で受信できるようにする。そして、受信した映像信号の映像を表示装置54に表示する。
本実施形態では、上記のように、車道用路上機10aと横断路用路上機20a、車道用路上機10bと横断路用路上機20b、車道用路上機10cと横断路用路上機20c、車道用路上機10dと横断路用路上機20d、とはそれぞれ同じチャンネルとされているため、所定の受信チャンネルに設定すると1組の道路の映像および横断路の映像を受信する。このため、映像信号に含まれているIDに基づいて道路の映像と横断路の映像とを識別し、それぞれを表示装置54に表示する。
さらに、演算装置59は、移動体検出部59aを有しており、受信した映像信号から対向車、歩行者、自転車等の移動体の検出の有無を判定する。そして、移動体が存在する場合には、音声再生装置60から音声警告をすることでドライバに報知する。
方向指示器70は、車両の右左折を示した信号を演算装置59に入力するものである。以上が、本実施形態に係る運転支援システムの構成である。
次に、交差点100に進入した車両に対して交差点100の様子を映像表示させる作動について説明する。以下では図2に示されるように、右折待機中の車両110に映像表示させる作動について説明する。図3は、撮影装置11、21で撮影された映像を表示装置54に表示する演算装置59が実行するプログラムのフローチャートである。演算装置59は、カーナビゲーション装置50が起動した状態となるとこのプログラムの実行を開始する。
また、交差点100付近に設置された各車道用路上機10a〜10dの撮影装置11にてそれぞれの道路101〜104の状況が撮影され、交差点100付近に設置された各横断路用路上機20a〜20dの撮影装置21にてそれぞれの横断路105〜108の状況が撮影され、これらの映像信号が各送信装置13、23に備えられた各アンテナ14、24から交差点100内を含む所定範囲内に送信された状態になっている。
図3に示されるように、ステップ100では、方向指示器70は右折を指示しているか否かを判定する。具体的には、方向指示器70が操作されると、方向指示器70から演算装置59に右折信号または左折信号が入力されるため、右折信号が入力されたか否かを判定する。そして、方向指示器70から右折信号が入力されていないと判定した場合には、再び方向指示器70からの信号の入力の有無を判定する。これに対し、方向指示器70から右折信号が入力されていると判定した場合にはステップ110に進む。
ステップ110では、交差点100への進入路を入手する。すなわち、演算装置59に入力されるGPS受信装置52、方位センサ57、そして車速センサ58の各信号および地図データに基づいて、車両110がどの道路から交差点100のどの方向に進入したのか、その進入路を得る。
ステップ120では、車道用路上機10a〜10dおよび横断路用路上機20a〜20dから送信されている映像信号のうち所望の映像信号を受信するための受信チャンネルの設定を行う。
具体的には、ステップ110にて交差点100に対する車両110の進入路を得ているため、地図データから交差点IDと、道路IDとを得る。上述のように、地図データには、交差点100の交差点ID、交差点100を構成する道路101〜104の道路ID、交差点100付近に設置されている車道用路上機10a〜10dおよび横断路用路上機20a〜20dのIDとそのチャンネルが格納されている。したがって、まず、地図データに基づき、車両110が走行する道路の道路IDから交差点100に進入する車両110の進入方向を得る。そして、交差点100に繋がる道路101〜104のうち、車両110の位置する道路103に対して交差点100を挟んで位置する道路(以下では、単に交差点対向道路という)101の状況を撮影した映像の映像信号を送信する車道用路上機10aおよび車両110が右折した後に進入する右折先横断路106の状況を撮影した映像の映像信号を送信する横断路用路上機20aのIDを得て、そのIDに対応したチャンネルで映像信号が受信できるように受信チャンネルを設定する。
上記のように、本実施形態では、車道用路上機10aと横断路用路上機20a、車道用路上機10bと横断路用路上機20b、車道用路上機10cと横断路用路上機20c、車道用路上機10dと横断路用路上機20d、とはそれぞれ同じチャンネルとされている。このため、車道用路上機10aのチャンネルに設定すると、車道用路上機10aの映像と共に横断路用路上機20aの映像も同時に受信される。
ステップ130では、ステップ120にて受信した映像信号を表示装置54に出力して映像として表示する。すなわち、ステップ120では、車道用路上機10aおよび横断路用路上機20aから映像信号を受信しているため、受信した映像信号のIDに基づいて、車道用路上機10aの映像と横断路用路上機20aの映像とを識別し、各映像を表示装置54に出力する。特に限定されるものではないが、例えば、表示装置54のうちドライバ側から視たときの左側の領域に交差点対向道路101の映像を表示し、右側の領域に右折先横断路106の映像を表示するようにすることができる。
ステップ140では、表示装置54に表示した映像に移動体が存在するか否かを検出する。具体的には、ステップ120にて受信した映像信号を所定期間毎に照らし合わせて移動体が存在するか否かを検出する。例えば、図2に示されるように、車道用路上機10aから受信した映像に基づいて、交差点対向道路101の車両120や二輪車130を検出し、横断路用路上機20aから受信した映像に基づいて、右折先横断路106の歩行者140や右折先横断路106近傍の自転車150を検出する。そして、移動体が存在すると判定した場合にはステップ150に進み、移動体が存在しないと判定した場合にはステップ160に進む。
ステップ150では、移動体が存在する旨をドライバに報知する。例えば、車道用路上機10aから受信した映像に基づいて移動体が存在すると判定した場合には、音声再生装置60から「交差点対向道路に対向直進車両がいます」という音声警告をすることができる。同様に、横断路用路上機20aから受信した映像に基づいて移動体が存在すると判定した場合には、音声再生装置60から「横断路に歩行者がいます」という音声警告をすることができる。
ステップ160では、方向指示器70が右折を指示しているか否かを判定する。すなわち、方向指示器70が右折を指示していない場合には既に車両110は右折し終わったことになるため、方向指示器70が右折をしているか否かを判定することによって映像表示を停止させるか否かを判定する。なお、このステップ160では、ステップ100と同様に、方向指示器70から右折信号が入力されているか、つまり右折信号が入力されたままの状態であるか否かを判定する。そして、右折信号が入力されたままの状態である場合には、まだ右折が完了していないため、映像を表示し続け、ステップ140に戻って移動体の有無を検出する。一方、方向指示器70が右折を指していないと判定した場合には、車両の右折は完了したとして本フローチャートを終了する。
なお、本実施形態では、撮影装置11、21が本発明の撮影手段に相当し、送信装置13、23が本発明の送信手段に相当し、受信装置40が本発明の受信手段に相当し、表示装置54が本発明の表示手段に相当し、演算装置59が本発明の演算手段に相当し、音声再生装置60が本発明の報知手段に相当している。
以上説明したように、本実施形態では、車両が右折する際に、交差点対向道路101の映像を表示装置54に表示すると共に、右折先横断路106の映像も表示装置54に表示している。このため、ドライバは表示装置54を確認することにより、交差点対向道路101の状況、つまり図2中では車両120や二輪車130の状況を把握することができ、右折先横断路106の状況、つまり図2では歩行者140や自転車150の状況を把握することができる。したがって、ドライバの負担を軽減することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して左折する際にも車道用路上機10a〜10dおよび横断路用路上機20a〜20dからの映像を表示装置54に表示するようにしてものであり、その他に関しては上記第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。図4は、演算装置59が実行するプログラムのフローチャートである。なお、以下では、図2に示されるように、道路103に位置する車両110に映像表示させる作動について説明する。
図4に示されるように、ステップ200では、方向指示器70から右折信号または左折信号が入力されたか否かを判定し、方向指示器70から右折信号または左折信号が入力されていないと判定した場合には、再び方向指示器70からの信号の入力の有無を判定する。これに対し、方向指示器70から右折信号または左折信号が入力されていると判定した場合にはステップ210に進む。
ステップ210では、ステップ110と同様に、交差点100への進入路を入手する。
ステップ220では、方向指示器70から右折信号または左折信号のいずれの信号が入力されているのかを判定し、右折信号が入力されている場合にはステップ230に進み、左折信号が入力されている場合にはステップ240に進む。
ステップ230では、ステップ120と同様に、交差点対向道路101の状況を撮影した映像の映像信号を送信する車道用路上機10aおよび車両110が右折した後に進入する右折先横断路106の状況を撮影した映像の映像信号を送信する横断路用路上機20aのIDを得て、そのIDに対応したチャンネルで映像信号が受信できるように受信チャンネルを設定する。
ステップ240では、ステップ230のように、車両110が位置する道路(以下では、単に交差点自車両道路という)103の状況を撮影した映像の映像信号を送信する車道用路上機10cおよび車両110が左折した後に進入する左折先横断路108の状況を撮影した映像の映像信号を送信する横断路用路上機20cのIDを得て、そのIDに対応したチャンネルで映像信号が受信できるように受信チャンネルを設定する。
方向指示器70から左折信号が入力されていると判定した場合に車道用路上機10cおよび横断路用路上機20cから送信されている映像信号を受信できるように受信チャンネルを設定するのは、左折する際の二輪車等の巻き込み事故を防止するためである。
その後は、上記ステップ130〜160と同様に、ステップ250では表示装置54に映像を表示する。そして、ステップ260では受信した映像に移動体が存在するか否かを検出し、受信した映像に移動体が存在する場合にはステップ270にてドライバに報知する。また、ステップ280では方向指示器70から左折信号または右折信号の入力があるか否かを判定する。そして、入力がある場合には映像を表示し続け、ステップ260に戻って移動体の有無を検出する。これに対し、入力がない場合には本フローチャートを終了する。
このように、方向指示器70から左折信号が入力されている場合、交差点自車両道路103の状況および左折先横断路108の状況を表示装置54に表示し、移動体が存在する場合にはドライバに移動体の存在を報知することによって、巻き込み事故を防止しつつ、左折する際のドライバの負担を軽減することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、受信チャンネルを設定して所望の映像のみを受信するものを説明したが、例えば、受信チャンネルの設定を行わずに全ての車道用路上機10a〜10dおよび横断路用路上機20a〜20dから映像信号を受信するようにし、受信した映像信号のIDから所望の映像信号を抽出して表示装置54に表示するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、報知手段として音声警告する例について説明したが、次のようにすることもできる。すなわち、移動体が存在する場合には、ドライバの注意を引きつけるように、表示装置54に移動体を矢印で示したり、移動体の周囲を薄暗くしたりする等してもよい。さらに、音声警告を行いつつ、表示装置54の表示を変更するような報知の仕方であってもよく、報知の仕方は適宜変更可能である。
さらに、上記各実施形態では、移動体検出部59aおよび音声再生装置60を備えたものについて説明したが、移動体検出部59aおよび音声再生装置は備えられていなくてもよい。
10 車道用路上機
11 撮影装置
13 送信装置
20 横断路用路上機
21 撮影装置
23 送信装置
30 車載機
40 受信装置
50 カーナビゲーション装置
59 演算装置
70 方向指示器

Claims (4)

  1. 交差点(100)における車両(110)の運転を支援する交差点情報提供システムにおいて、
    前記交差点(100)に繋がる道路(101〜104)の状況を撮影する撮影手段(11)と、当該撮影手段(11)が撮影した映像を送信する送信手段(13)と、を有する複数の車道用路上機(10a〜10d)と、
    前記交差点(100)を横断するための横断路(105〜108)の状況を撮影する撮影手段(21)と、当該撮影手段(21)が撮影した映像を送信する送信手段(23)と、を有する複数の横断路用路上機(20a〜20d)と、
    前記車道用路上機(10a〜10d)および前記横断路用路上機(20a〜20d)から送信された前記映像信号を受信する受信手段(40)と、受信した前記映像信号を映像として表示する表示手段(54)と、前記表示手段(54)に映像を表示させると共に方向指示器(70)から右折信号が入力される演算手段(59)と、を有する前記車両(110)に搭載される車載機(30)と、を備え、
    前記演算手段(59)は、前記方向指示器(70)から右折信号が入力されている間、前記複数の車道用路上機(10a〜10d)にて撮影された映像のうち前記車両(110)が位置する道路(103)に対して前記交差点(100)を挟んで位置する道路(101)の映像を前記表示手段(54)に表示すると共に、前記複数の横断路用路上機(20a〜20d)にて撮影された映像のうち右折先横断路(106)の映像を前記表示手段(54)に表示することを特徴とする交差点情報提供システム。
  2. 前記演算手段(59)は、前記方向指示器(70)から前記右折信号に加えて左折信号も入力されるようになっており、前記左折信号が入力されている間、前記複数の車道用路上機(10a〜10d)にて撮影された映像のうち前記車両(110)が位置する道路(103)の映像を前記表示手段(54)に表示すると共に、前記複数の横断路用路上機(20a〜20d)にて撮影された映像のうち左折先横断路(104)の映像を前記表示手段(54)に表示することを特徴とする請求項1に記載の交差点情報提供システム。
  3. 前記演算手段(59)は、前記表示手段(54)に表示する映像に移動体が存在するか否かを検出する移動体検出部(59a)を有し、
    前記車載機(30)は、前記移動体検出部(59a)にて移動体を検出した場合に移動体の存在をドライバに報知する報知手段(54、60)を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の交差点情報提供システム。
  4. 前記報知手段(60)は、移動体の存在を音声で報知する音声再生装置であることを特徴とする請求項3に記載の交差点情報提供システム。

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