JP2012216273A - 垂直磁気記録媒体用Fe−Co系合金軟磁性膜および垂直磁気記録媒体のFe−Co系合金軟磁性膜形成用粉末焼結スパッタリングターゲット材 - Google Patents

垂直磁気記録媒体用Fe−Co系合金軟磁性膜および垂直磁気記録媒体のFe−Co系合金軟磁性膜形成用粉末焼結スパッタリングターゲット材 Download PDF

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Abstract

【課題】 高い温度域でも結晶膜化を抑制可能な垂直磁気記録媒体等に用いられるFe−Co系合金軟磁性膜およびそのFe−Co系合金軟磁性膜形成用粉末焼結スパッタリングターゲット材を提供する。
【解決手段】 原子比における組成式が((Fe−Co100−X100−Y−Ni100−a−b−M−B、10≦X≦70、0≦Y≦25、7≦a、1≦b≦5、13≦a+b≦25で表され、前記組成式のM元素がNbおよび/またはTaからなる粉末焼結ターゲット材をスパッタリングして、膜厚20〜300nmに成膜されてなる垂直磁気記録媒体用Fe−Co系合金軟磁性膜である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、垂直磁気記録媒体等に用いられるFe−Co系合金軟磁性膜およびFe−Co系合金軟磁性膜形成用粉末焼結スパッタリングターゲット材に関するものである。
近年、磁気記録技術の進歩は著しく、ドライブの大容量化のために、磁気記録媒体の高記録密度化が進められている。しかしながら、現在、使用されている垂直磁気記録方式の磁気記録媒体で、記録密度を高めるために記録ビットを微細化していくと、磁気的に記録したデータが周囲の熱の影響で消える熱揺らぎの問題がある。そこで、これらの問題を解決し、記録密度を向上させる手段として熱アシスト磁気記録方式が検討されている。
熱アシスト磁気記録方式とは、熱揺らぎ対策のために保磁力を高めた媒体の微小領域に磁気ヘッドから光を照射して温度を上昇させ、その部分の保磁力を下げてデータの記録を行う方式である。この熱アシスト磁気記録方式においては、高い保磁力を有するFePt規則合金等の記録層と、記録層と基板との間に磁気ヘッドからの磁界とで磁気回路を形成するための軟磁性膜層とを有する記録媒体が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
このような垂直磁気記録媒体の軟磁性膜としては、高い飽和磁束密度を有することが要求されており、高い飽和磁束密度を有する合金としてFe−Co合金が知られている。また、優れた軟磁気特性を有するためと、軟磁性膜表面の凹凸部からのノイズ発生を抑制するために、軟磁性膜にはアモルファス性の高い合金膜が望まれている。なお、アモルファスとは、結晶のように原子配列が規則的ではなく、短距離秩序はあるが長距離秩序がない状態と定義される。
上述の特許文献1では、熱アシスト磁気記録方式においては、記録層であるFePt合金等を規則化させるために高温アニール処理が必要であり、それに伴って軟磁性膜が結晶化してアモルファスから結晶膜に変化して、高周波透磁率が低下し記録の際に高転送レートでの書込性が劣化してしまうという問題が指摘されている。そして、この文献では、記録層となるFePt合金等を基板上に塗布する前に結晶変態を生じさせ規則化させることで、基板に形成した後での高温(例えば約800℃)のアニール処理を不要とする技術が提案されている。
これまでの一般的な垂直磁気記録媒体のアモルファスの軟磁性膜としては、Fe−Co合金にアモルファス形成元素であるB(硼素)を添加したFe−Co−B合金膜(例えば、特許文献2参照)等が提案されている。
特開2008−71455号公報 特開2004−30740号公報
上述の特許文献1においては、より高温の加熱処理をせずに記録層の規則化が可能となる技術が提案されているが、それでもFePtの硬磁性ナノ粒子を固定化するため、なお400℃程度の加熱処理が必要とされている。軟磁性膜においては、この温度での加熱環境でも結晶膜に変化しないことが望まれる。
また、本発明者らの検討によれば、上述の特許文献2に開示されるFe−Co−B合金ではアモルファスの軟磁性膜を形成することができるが、膜形成後に比較的低い温度の加熱環境下でアモルファスから結晶膜に変化してしまうことを確認した。
本発明の目的は、上記の問題を解決し、高い温度域でも結晶膜化を抑制可能な垂直磁気記録媒体等に用いられるFe−Co系合金軟磁性膜およびそのFe−Co系合金軟磁性膜形成用粉末焼結スパッタリングターゲット材を提供することである。
本発明者らは、垂直磁気記録媒体等に用いられるFe−Co系合金軟磁性膜について、Fe−Co系合金への添加元素について種々の検討を行った結果、Nbおよび/またはTaとBとを複合添加し、そして、それぞれの好適な添加範囲を見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、原子比における組成式が((Fe−Co100−X100−Y−Ni100−a−b−M−B、10≦X≦70、0≦Y≦25、7≦a、1≦b≦5、13≦a+b≦25で表され、前記組成式のM元素がNbおよび/またはTaからなる粉末焼結ターゲット材をスパッタリングして、膜厚20〜300nmに成膜されてなる垂直磁気記録媒体用Fe−Co系合金軟磁性膜である。
また、6A族元素(Cr、W、Mo)をM元素およびBとの合計で25原子%以下となるように含有することが好ましい。
また、本発明は、原子比における組成式が((Fe−Co100−X100−Y−Ni100−a−b−M−B、10≦X≦70、0≦Y≦25、7≦a、1≦b≦5、13≦a+b≦25で表され、前記組成式のM元素がNbおよび/またはTaからなることを特徴とする垂直磁気記録媒体のFe−Co系合金軟磁性膜形成用粉末焼結スパッタリングターゲット材である。
本発明により、高温度域でもアモルファス維持に優れ、結晶膜化を抑制可能な垂直磁気記録媒体等に用いられるFe−Co系合金軟磁性膜を、また、そのFe−Co系合金軟磁性膜を形成するためのスパッタリングターゲット材を提供でき、垂直磁気記録媒体を製造する上で極めて有効な技術となる。
本発明の最も重要な特徴は、軟磁性膜としてFe−Co系合金中に、より高温域でも安定してアモルファスを維持可能な最適な添加元素の組合せとしてNbおよび/またはTaとBを選択し、さらに上記の効果を実現するためのそれぞれの最適な添加量を見出した点にある。
まず、本発明のベースとなるFe−Co系合金に関して説明する。
本発明のFe−Co合金は、原子比による組成式が((Fe−Co100−X100−Y−Ni)、10≦X≦70、0≦Y≦25で表される組成である。それは、この組成範囲にあるFe−Co合金は、低い保磁力と高い飽和磁束密度を有することから、軟磁性膜として適切であるためである。Coに対するFeの原子比が10%未満であると飽和磁束密度が低くなり、Coに対するFeの原子比が70%を超えると、保磁力が高くなるため、Coに対するFeの原子比を10%〜70%の範囲にする。
また、軟磁性膜には磁気記録媒体への書込み性を向上させるため、低保磁力が求められることがあるため、Fe−Co合金中のFeあるいはCoを、最大25原子%のNiで置換することも有効である。Niをこの範囲で含有させることで、薄膜の保磁力をより低減できる。なお、Niは、FeやCoに比べて飽和磁束密度が低いため、高い飽和磁束密度を有する膜が要求される場合にはNiは含有させない方が好ましい。また、Niの組成比が原子比で25%を超えると飽和磁束密度の低下が大きくなる。
本発明のFe−Co系合金では、上述のFe−Co合金にM元素としてNbおよび/またはTaを7原子%以上含有させる。それは、M元素の添加によりFe−Co合金をスパッタリング成膜した際に軟磁性膜をアモルファス膜として形成可能であると同時に、高温環境下であっても成膜後の軟磁性膜のアモルファスに維持でき、結晶化の抑制が可能となるためである。なお、M元素の添加量が7原子%に満たない場合には、Fe−Co系合金膜を安定してアモルファス化させることが困難である。
本発明のFe−Co系合金では、上述のFe−Co系合金にアモルファス性をさらに効果的に向上させると同時に、高温環境下においても成膜後の軟磁性膜の結晶化を抑制する必須元素としてB(硼素)を1原子%以上含有させる。Bは、Fe−Co系合金のアモルファスを促進維持させる元素であるが、特に原子半径の異なるNbおよび/またはTaからなるM元素と複合的に含有させることで、Fe−Co系合金のアモルファス化とアモルファスの維持をさらに安定的に促進させることが可能となる。
ただし、BとM元素は合計で13〜25原子%の範囲とする。BとM元素との合計が13原子%に満たない場合には、結晶化に到る温度を高める効果(結晶化の抑制効果)が少なく、25原子%を超えると飽和磁束密度の低下が大きくなるため、13〜25原子%の範囲に制御することが重要である。
また、本発明の垂直磁気記録媒体用Fe−Co系合金軟磁性膜においては、Bの含有量が5原子%以下である必要がある。それは、5原子%を超えるBを添加すると軟磁性膜の結晶化に到る温度が低下するためである。また、スパッタリング成膜用のターゲット材にBを添加する場合、Bはミクロ組織中でボライドとして存在する。このボライドがターゲット材組織中に多いとスパッタリング成膜時の異常放電やパーティクルなどの問題が生じる場合がある。そのため、Bの含有量は5原子%以下とした。
また、本発明の垂直磁気記録媒体用Fe−Co系合金軟磁性膜においては、膜厚を20〜300nmとする。膜厚が20nm未満であると、膜厚が薄いために、垂直磁気記録における記録効率低下が顕著になり、記録ビットの磁化反転が確実に行えない問題が生じる場合がある。一方、膜厚が300nmを超えると膜応力が大きくなり膜が剥れやすくなり、膜を形成するのに時間がかかり、生産性が低下するためである。望ましい膜厚は、40〜200nmである。
また、本発明の垂直磁気記録媒体用Fe−Co系合金軟磁性膜においては、M元素とB以外に6A族元素(Cr、Mo、W)から選ばれる1種もしくは2種以上をさらに添加することが好ましい。それは、Cr、Mo、Wを添加することによってアモルファス膜の形成や高い温度域での結晶化の抑制効果を維持しつつ、軟磁性膜の耐食性を向上することが可能となるためである。なお、Cr、Mo、Wは、同族元素であり性質が類似しているため、同様の効果を得ることが可能であるが、中でも緻密な不動態被膜を形成しやすいCrを添加することが耐食性の向上の点から特に望ましい。なお、Cr、MoおよびWの過剰な添加は軟磁性膜の飽和磁束密度の低下が大きくなるため、M元素およびBとの合計で25原子%以下であることが望ましい。
また、本発明の垂直磁気記録媒体用Fe−Co系合金軟磁性膜は、スパッタリング法で成膜されたものである。それは、高速に安定した膜が形成でき、Fe−Co系合金軟磁性膜と同一組成のターゲット材をスパッタリングして薄膜を形成できるためである。スパッタリング法の中でも、成膜速度が速く、ターゲット材の使用率が高いマグネトロンスパッタリング法を用いることが好ましい。
また、本発明の垂直磁気記録媒体用Fe−Co系合金軟磁性膜を形成するためのスパッタリング成膜用のターゲット材は、粉末焼結法により製造されるものを適用することができる。
一般的なスパッタリング成膜用ターゲット材の製造方法である溶解鋳造法では、ターゲット材の素材となる鋳造インゴット中に存在する鋳造欠陥の低減や組織の均一化を図るために鋳造インゴットに熱間圧延等の塑性加工を加える必要がある。このような鋳造欠陥の存在や組織の不均一性はスパッタリング成膜の際にパーティクルの発生やスパッタ膜厚やスパッタ速度のバラツキの原因になりやすい。本発明のNbおよび/またはTaとBを多量に含むFe−Co系合金においては、非常に硬くて脆い金属間化合物が形成されるため、熱間加工性が極めて悪く、安定してターゲット材を製造することが困難である。
一方、粉末焼結法では、Fe−Co系合金の最終組成の合金粉末を原料粉末として加圧焼結を行うことや、複数の合金粉末や純金属粉末をFe−Co系合金の最終組成となるように混合した混合粉末を原料粉末として加圧焼結を行うことによって、均一な組織を有するスパッタリングターゲット材を安定して製造することが可能である。また、加圧焼結による緻密で均一な組織のターゲット材を用いることで、パーティクル発生を抑制でき安定して良好なスパッタリング成膜が可能となる。なお、M元素の含有量が多いFe−Co系合金においては、融点が高く、最終組成の合金粉末を製造することが困難となる場合があるため、複数の合金粉末や純金属粉末を最終組成となるように混合した混合粉末を原料粉末とすることが好ましい。
また、上述の粉末焼結に用いる原料粉末は、所望の組成に成分調整した合金溶湯を鋳造したインゴットを粉砕して作製する方法や合金溶湯を不活性ガスにより噴霧することで粉末を形成するガスアトマイズ法によって作製することが可能である。中でも不純物の混入が少なく、充填率が高く焼結に適した球状粉末が得られるガスアトマイズ法が好ましい。酸化を抑制するには、アトマイズガスとして不活性ガスであるアルゴンガスもしくは窒素ガスを用いると良い。
また、上述の原料粉末の焼結方法としては、熱間静水圧プレス、ホットプレス、放電プラズマ焼結、押し出しプレス焼結等の加圧焼結を用いることが可能である。中でも熱間静水圧プレスは加圧圧力が高く、最高温度を低く抑えて拡散層の生成を抑制しても、緻密な焼結体が得られるため、特に好ましい。
以下の実施例で本発明を更に詳しく説明する。
(実施例1)
まず、純度99.9%以上の原料を用い(Fe30−Co7087−Ta10−B(原子%)合金組成となる合金溶湯を真空溶解し、Arガスによるガスアトマイズ法によってガスアトマイズ粉末を作製し、250μmの篩で分級し、粗粒を除去した。そして得られたガスアトマイズ粉末を軟鋼カプセルに充填し、脱気封止した後、温度950℃、圧力122MPa、保持時間1時間の条件で熱間静水圧プレスによって焼結し、焼結体を作製した。得られた焼結体に機械加工を施し直径180mm×厚さ5mmのFe−Co系合金の粉末焼結スパッタリングターゲット材を作製した。
上記で作製した粉末焼結ターゲット材をDCマグネトロンスパッタ装置(アネルバ社製3010)のチャンバ内に配置し、チャンバ内の真空到達度が2×10−5Pa以下となるまで排気を行った後、寸法75×25mmのガラス基板上にArガス圧0.6Paとし、投入電力を500Wの条件で膜厚200nmのFe−Co系合金軟磁性膜をスパッタリング成膜した。
(実施例2)
それぞれ純度99.9%以上のCo、Fe92−Ta(原子%)、Fe88−B12(原子%)合金組成となる各ガスアトマイズ粉末(粒径250μm以下)と純度99.9%以上のTa粉末(粒径45μm以下)を準備し、(Fe30−Co7082−Ta15−B(原子%)合金組成となるように、秤量、混合して混合粉末を作製した。得られた混合粉末を軟鋼カプセルに充填し、脱気封止した後、温度1250℃、圧力122MPa、保持時間2時間の条件で熱間静水圧プレスによって焼結し、焼結体を作製した。得られた焼結体に機械加工を施し直径180mm×厚さ5mmのFe−Co系合金の粉末焼結スパッタリングターゲット材を作製した。
上記で作製した粉末焼結ターゲット材を用いて、実施例1と同様の条件でFe−Co系合金軟磁性膜をスパッタリング成膜した。
(実施例3)
純度99.9%以上の原料を用い(Fe65−Co3587−Ta−B(原子%)合金組成となる合金溶湯を真空溶解し、Arガスによるガスアトマイズ法によってガスアトマイズ粉末を作製する以外は、実施例1と同様の条件で直径180mm×厚さ5mmのFe−Co系合金の粉末焼結スパッタリングターゲット材を作製した。
上記で作製した粉末焼結ターゲット材を用いて、実施例1と同様の条件でFe−Co系合金軟磁性膜をスパッタリング成膜した。
(実施例4)
それぞれ純度99.9%以上のCo、Co80−Nb20(原子%)、Fe88−B12(原子%)合金からなる各ガスアトマイズ粉末(粒径250μm以下)とFe粉末(粒径250μm以下)を準備し、(Fe30−Co7087−Nb10−B(原子%)合金組成となるように、秤量、混合して混合粉末を作製する以外は、実施例2と同様の条件で直径180mm×厚さ5mmのFe−Co系合金の粉末焼結スパッタリングターゲット材を作製した。
上記で作製した粉末焼結ターゲット材を用いて、スパッタリングの際の投入電力を1000W、軟磁性膜の膜厚を40nmとする以外は、実施例1と同様の条件でFe−Co系合金軟磁性膜をスパッタリング成膜した。
(実施例5)
それぞれ純度99.9%以上のCo80−Nb20(原子%)、Fe88−B12(原子%)合金からなる各ガスアトマイズ粉末(粒径250μm以下)と、それぞれ純度99.9%以上のFe粉末(粒径250μm以下)、Nb粉末(粒径150μm以下)を準備し、(Fe65−Co3580−Nb15−B(原子%)合金組成となるように、秤量、混合して混合粉末を作製する以外は、実施例2と同様の条件で直径180mm×厚さ5mmのFe−Co系合金の粉末焼結スパッタリングターゲット材を作製した。
上記で作製した粉末焼結ターゲット材を用いて、スパッタリングの際の投入電力を1000W、軟磁性膜の膜厚を40nmとする以外は、実施例1と同様の条件でFe−Co系合金軟磁性膜をスパッタリング成膜した。
(実施例6)
それぞれ純度99.9%以上のCo、Co80−Nb20(原子%)、Fe70−B30(原子%)合金からなる各ガスアトマイズ粉末(粒径250μm以下)と、それぞれ純度99.9%以上のFe粉末(粒径250μm以下)、Ni粉末(粒径45μm以下)を準備し、(Fe10−Co80−Ni1082−Nb15−B(原子%)合金組成となるように、秤量、混合して混合粉末を作製する以外は、実施例1と同様の条件で直径180mm×厚さ5mmのFe−Co系合金の粉末焼結スパッタリングターゲット材を作製した。
上記で作製した粉末焼結ターゲット材を用いて、スパッタリングの際の投入電力を1000W、軟磁性膜の膜厚を40nmとする以外は、実施例1と同様の条件でFe−Co系合金軟磁性膜をスパッタリング成膜した。
(実施例7)
それぞれ純度99.9%以上のCo90−Ta10(原子%)、Fe92−Ta(原子%)、Co63−B37(原子%)合金からなる各ガスアトマイズ粉末(粒径250μm以下)と、それぞれ純度99.9%以上のTa粉末(粒径45μm以下)、Nb粉末(粒径150μm以下)を準備し、(Fe30−Co7082−Ta−Nb−B(原子%)合金組成となるように、秤量、混合して混合粉末を作製する以外は、実施例1と同様の条件で直径180mm×厚さ5mmのFe−Co系合金の粉末焼結スパッタリングターゲット材を作製した。
上記で作製した粉末焼結ターゲット材を用いて、スパッタリングの際の投入電力を1000W、軟磁性膜の膜厚を40nmとする以外は、実施例1と同様の条件でFe−Co系合金軟磁性膜をスパッタリング成膜した。
(実施例8)
それぞれ純度99.9%以上のCo90−Ta10(原子%)、Fe92−Ta(原子%)、Co63−B37(原子%)からなる各ガスアトマイズ粉末(粒径250μm以下)と、それぞれ純度99.9%以上のTa粉末(粒径45μm以下)、Cr粉末(粒径150μm以下)を準備し、(Fe30−Co7081−Ta10−B−Cr(原子%)合金組成となるように、秤量、混合して混合粉末を作製する以外は、実施例1と同様の条件で直径180mm×厚さ5mmのFe−Co系合金の粉末焼結スパッタリングターゲット材を作製した。
上記で作製した粉末焼結ターゲット材を用いて、スパッタリングの際の投入電力を1000W、軟磁性膜の膜厚を40nmとする以外は、実施例1と同様の条件でFe−Co系合金軟磁性膜をスパッタリング成膜した。
(比較例1)
また、純度99.9%以上の原料を用い(Fe30−Co7087−Ta−B(原子%)合金組成となる合金溶湯を真空溶解し、Arガスによるガスアトマイズ法によってガスアトマイズ粉末を作製する以外は、実施例1と同様の条件で直径180mm×厚さ5mmのFe−Co系合金の粉末焼結スパッタリングターゲット材を作製した。
上記で作製した溶解鋳造ターゲット材を用いて、実施例1と同様の条件でFe−Co系合金軟磁性膜をスパッタリング成膜した。
(比較例2)
それぞれ純度99.9%以上のFe88−B12(原子%)、Co88−B12(原子%)合金からなる各ガスアトマイズ粉末(粒径250μm以下)と純度99.9%以上のFe粉末(粒径250μm以下)を準備し、(Fe65−Co3587−B13(原子%)合金組成となるように、秤量、混合して混合粉末を作製する以外は、実施例2と同様の条件で直径180mm×厚さ5mmのFe−Co系合金の粉末焼結スパッタリングターゲット材を作製した。
上記で作製した粉末焼結ターゲット材を用いて、実施例1と同様の条件でFe−Co系合金軟磁性膜をスパッタリング成膜した。
(結晶化温度評価)
上記、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例5、実施例6、実施例7、実施例8、比較例1および比較例2のFe−Co系合金軟磁性膜を形成した各ガラス基板を5個(寸法25×25mm)に切断し、4個の試料については、0.5Pa以下に減圧した真空雰囲気で、それぞれ300℃×10分、350℃×10分、400℃×10分、450℃×10分の加熱処理を施した。そして、各試料について、(株)リガク製X線回折装置RINT2500Vを使用し、線源にCoを用いてX線回折測定を行った。得られたX線回折パターンから2θ=52°付近のブロードなピークの半価幅を求めた。ここで、半価幅とは、X線回折ピークの1/2強度におけるピーク幅であり、半価幅が3°以上でアモルファス膜であると見なし、X線回折パターンの2θ=52°付近のピークの半価幅が3°に満たなくなる加熱温度を結晶化温度と定義し、表1に示した。
Figure 2012216273
表1から、本発明の組成範囲の焼結ターゲット材をスパッタリング成膜して得たFe−Co系合金軟磁性膜は、400℃の加熱まではアモルファスを維持できていることが分かる。一方、M元素のTaが5原子%と添加量の少ない比較例1やBのみが添加される比較例2のFe−Co系合金軟磁性膜ではそれぞれ350℃、300℃で結晶化しており、加熱時の結晶化の抑制が十分でないことが分かる。さらに、実施例6、実施例7のFe−Co系合金軟磁性膜については、450℃の加熱後もX線回折ピークの半価幅が3°以上であったため、表1では結晶化温度を>450℃と示している。なお、本発明のFe−Co系合金軟磁性膜について、東英工業(株)製振動試料型磁力計VSM−3を用いて、外部磁場800kA/mを印加して飽和磁束密度を測定したところ、垂直磁気記録媒体等の軟磁性膜として使用可能な飽和磁束密度を有していることが確認できた。
(軟磁気特性に関する評価)
次に、本発明のFe−Co系合金軟磁性膜の軟磁気特性を評価するため下記の実験を行った。
実施例4、実施例6、実施例7、実施例8で作製した粉末焼結ターゲット材をDCマグネトロンスパッタ装置(アネルバ社製3010)のチャンバ内に配置し、チャンバ内を真空到達度2×10−5Pa以下となるまで排気を行った後、寸法φ10mmのガラス基板上にArガス圧0.6Paとし、投入電力を1kWの条件で膜厚40nmのFe−Co系合金軟磁性膜をスパッタリング成膜した。
上記でガラス基板(φ10mm)上に形成した実施例4、実施例6、実施例7、実施例8の軟磁性膜の試料について、東英工業(株)製振動試料型磁力計VSM−3を使用し、面内方向に最大磁場16kA/mを印加してB−Hカーブを測定した。B−Hカーブから保磁力を求めた。その結果を表2に示した。
Figure 2012216273
表2から、本発明例の実施例6のFe、Coの一部をNiで置換させた焼結ターゲット材をスパッタリング成膜して得たFe−Co系合金軟磁性膜は、Niを含有していない実施例4、実施例7、実施例8のFe−Co系合金軟磁性膜と比較して保磁力が低いことが分かる。なお、表1に示すように実施例6のFe、Coの一部をNiで置換したFe−Co系合金軟磁性膜は実施例7と同様に高い温度域での結晶化の抑制効果も維持されている。以上から、本発明のFe−Co系合金軟磁性膜において、保磁力を低減し一定以上の飽和磁束密度保持した軟磁気特性に優れた軟磁性膜が求められる場合にはFe、Coの一部をNiで置換することがより望ましいことが分かる。
(耐食性に関する評価)
次に、本発明のFe−Co系合金軟磁性膜の耐食性を評価するため下記の実験を行った。
実施例1、実施例2、実施例6、実施例7、実施例8で作製した粉末焼結ターゲット材をDCマグネトロンスパッタ装置(アネルバ社製3010)のチャンバ内に配置し、チャンバ内を真空到達度2×10−5Pa以下となるまで排気を行った後、寸法50×25mmのガラス基板上にArガス圧0.6Paとし、投入電力を1000Wの条件で膜厚200nmのFe−Co系合金軟磁性膜をスパッタリング成膜した。
上記でガラス基板(寸法50×25mm)上に形成した実施例1、実施例2、実施例6、実施例7、実施例8の軟磁性膜の試料を、純水で10%に希釈した硝酸溶液に24時間浸漬させた後、硝酸10%溶液中に溶出したCo量を誘導結合プラズマ発光分光分析法により分析した。その結果を表3に示し、耐食性の評価をおこなった。
Figure 2012216273
表3から、本発明例の実施例8のCrを含有させた粉末焼結ターゲット材をスパッタリング成膜して得たFe−Co系合金軟磁性膜は、Crを含有しない実施例1、実施例2、実施例6、実施例7のFe−Co系合金軟磁性膜と比較して硝酸10%溶液中に溶出したCo量が少なく、耐食性に優れていることが分かる。なお、表1に示すように実施例8のCrを含有するFe−Co系合金軟磁性膜は実施例1、2と同様に高い温度域での結晶化の抑制効果も維持されている。以上から、本発明のFe−Co系合金軟磁性膜において、M元素とB以外にCrを添加することがより望ましいことが分かる。
本発明のFe−Co系合金軟磁性膜は、高い温度域においても結晶膜化が抑制可能であるため、垂直磁気記録媒体等の軟磁性膜として有用であり、適用が可能である。

Claims (4)

  1. 原子比における組成式が((Fe−Co100−X100−Y−Ni100−a−b−M−B、10≦X≦70、0≦Y≦25、7≦a、1≦b≦5、13≦a+b≦25で表され、前記組成式のM元素がNbおよび/またはTaからなる粉末焼結ターゲット材をスパッタリングして、膜厚20〜300nmに成膜されてなることを特徴とする垂直磁気記録媒体用Fe−Co系合金軟磁性膜。
  2. 6A族元素をM元素およびBとの合計で25原子%以下となるように含有することを特徴とする請求項1に記載の垂直磁気記録媒体用Fe−Co系合金軟磁性膜。
  3. 原子比における組成式が((Fe−Co100−X100−Y−Ni100−a−b−M−B、10≦X≦70、0≦Y≦25、7≦a、1≦b≦5、13≦a+b≦25で表され、前記組成式のM元素がNbおよび/またはTaからなることを特徴とする垂直磁気記録媒体のFe−Co系合金軟磁性膜形成用粉末焼結スパッタリングターゲット材。
  4. 6A族元素をM元素およびBとの合計で25原子%以下となるように含有することを特徴とする請求項3に記載の垂直磁気記録媒体のFe−Co系合金軟磁性膜形成用粉末焼結スパッタリングターゲット材。
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