JP2012214801A - ポリカーボネートの製造方法および透明フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フルオレン構造を有する特定ジヒドロキシ化合物を含むジヒドロキシ化合物と、炭酸ジエステルと、重合触媒とを反応器に連続的に供給し、重縮合してポリカーボネートを製造するポリカーボネートの製造方法であって、下記条件(A)から(D)のすべてを満たすポリカーボネートの製造方法による。
(A)少なくとも2器の反応器を用いる。
(B)1器目の第1反応器で反応した反応物を2器目の第2反応器に入れる。
(C)前記第1反応器が還流冷却器を具備する。
(D)前記第1反応器における還流比が留出量に対して0.01以上5以下である。
【選択図】なし
Description
1.フルオレン構造を有する特定ジヒドロキシ化合物を含むジヒドロキシ化合物と、炭酸ジエステルと、重合触媒とを反応器に連続的に供給し、重縮合してポリカーボネートを製造するポリカーボネートの製造方法であって、下記条件(A)から(D)のすべてを満たすポリカーボネートの製造方法。
(A)少なくとも2器の反応器を用いる。
(B)1器目の第1反応器で反応した反応物を2器目の第2反応器に入れる。
(C)前記第1反応器が還流冷却器を具備する。
(D)前記第1反応器における還流比が留出量に対して0.01以上5以下である。
反応器へ原料として仕込んだ仕込み時における一のジヒドロキシ化合物のモル百分率と、得られたポリカーボネート中の当該ジヒドロキシ化合物構造単位のモル百分率との差を、反応器へ原料として仕込んだ仕込み時における当該ジヒドロキシ化合物のモル百分率で除した値の絶対値が、少なくとも1種のジヒドロキシ化合物については、0.03以下であり、いずれのジヒドロキシ化合物についても0.05を超えないことを特徴とする前項1乃至11のいずれか1に記載のポリカーボネートの製造方法。
0.5 ≦ Re450/Re550 ≦ 1.0 (4)
(A)少なくとも2器の反応器を用いる。
(B)1器目の第1反応器で反応した反応物を2器目の第2反応器に入れる。
(C)第1反応器が還流冷却器を具備する。
(D)第1反応器における還流比が留出量に対して0.01以上5以下である。
本発明の方法においては、少なくとも2器の反応器を用いる2段階以上の多段工程で、上記ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとを、通常、重合触媒の存在下で反応させる(溶融重縮合)ことによりポリカーボネートが製造される。
ポリカーボネートの原料として使用するフルオレン部位を有するジヒドロキシ化合物を含むジヒドロキシ化合物、及び炭酸ジエステルは、窒素またはアルゴン等の不活性ガスの雰囲気下、バッチ式、半回分式または連続式の攪拌槽型の装置を用いて、原料混合溶融液として調製するか、又は、反応槽にこれらを独立に投下する。
先ず、前段反応工程において、上記ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとの混合物を、溶融下に、好ましくは竪型反応器に供給して、好ましくは温度130℃〜250℃で重縮合反応を行い、オリゴマーを得る。
次に、前段の重縮合工程で得られたオリゴマーを横型攪拌反応器に供給して、好ましくは温度200℃〜260℃で重縮合反応を行い、ポリカーボネートを得る。該反応は好ましくは1器以上、より好ましくは1〜3器の横型攪拌反応器で連続的に行われる。
少なくとも2器の反応器により重縮合工程を多槽方式で行う本発明の製造方法では、竪型攪拌反応器を含む複数器の反応器を設けて、ポリカーボネートの平均分子量(還元粘度)を増大させる。
次に、図1を用いて、本実施の形態が適用される本発明の方法の一例を具体的に説明する。以下に説明する製造装置、原料または触媒は本発明の実施態様の一例であり、本発明は以下に説明する例に限定されるものではない。
本実施の形態では、ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとのエステル交換反応に基づく重縮合は、以下の手順に従い開始される。先ず、図1に示す前記のような連続製造装置において、直列に接続された4器の反応器(第1竪型攪拌反応器6a、第2竪型攪拌反応器6b、第3竪型攪拌反応器6c、第4横型攪拌反応器6d)を、予め、所定の内温と圧力とにそれぞれ設定する。ここで、各反応器の内温、熱媒温度と圧力とは、特に限定されないが、以下のように設定することが好ましい。
内温:130℃〜230℃、圧力:40kPa〜10kPa、熱媒温度130℃〜260℃、還流比0.01〜5
(第2竪型攪拌反応器6b)
内温:150℃〜240℃、圧力:40kPa〜8kPa、熱媒温度150℃〜260℃、還流比0.01〜5
(第3竪型攪拌反応器6c)
内温:180℃〜250℃、圧力:30kPa〜1kPa、熱媒温度180℃〜260℃
(第4横型攪拌反応器6d)
内温:210℃〜260℃、圧力:5kPa〜10Pa、熱媒温度210〜260℃
以下、本発明のポリカーボネートに使用可能な原料、触媒について説明する。
(ジヒドロキシ化合物)
本発明のポリカーボネートの製造に用いられるジヒドロキシ化合物は、少なくともフルオレン部位を有するジヒドロキシ化合物である特定ジヒドロキシ化合物を含むものである。この特定ジヒドロキシ化合物の好ましいものとしては、下記式(1)で表される化合物[以下、ジヒドロキシ化合物(1)ともいう]が挙げられる。
本発明のポリカーボネートは、上述した特定ジヒドロキシ化合物を含むジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルを原料として、エステル交換反応により重縮合させて得ることができる。該炭酸ジエステルとしては、通常、下記式(7)で表されるものが挙げられる。これらの炭酸ジエステルは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明のポリカーボネートは、上述のように特定ジヒドロキシ化合物を含むジヒドロキシ化合物と前記式(7)で表される炭酸ジエステルをエステル交換反応させてポリカーボネートを製造する。より詳細には、エステル交換させ、副生するモノヒドロキシ化合物等を系外に除去することによって得られる。この場合、エステル交換反応触媒存在下でエステル交換反応により重縮合を行うとよい。
試料約0.5gを精秤し、塩化メチレン5mLに溶解した後、総量が25mLになるようにアセトンを添加した。溶液を0.2μmディスクフィルターでろ過して、液体クロマトグラフィーにてフェノールの定量を行った後、含有量を算出した。
・装置:島津製作所製
システムコントローラ:CBM−20A
ポンプ:LC−10AD
カラムオーブン:CTO−10ASvp
検出器:SPD−M20A
分析カラム:Cadenza CD−18 4.6mmΦ×250mm
オーブン温度:40℃
・検出波長:260nm
・溶離液:A液:0.1%リン酸水溶液、B液:アセトニトリル
A/B=40/60(vol%)からA/B=0/100(vol%)まで10分間でグラジエント
・流量:1mL/min
・試料注入量:10μL
所定量のウンデカンをアセトニトリル250mLに溶解し、これを内部標準溶液とした。試料約1gを精秤し、内部標準溶液10mLをホールピペットで加えて溶解した。溶液を0.2μmディスクフィルターでろ過し、ガスクロマトグラフィーにてジヒドロキシ化合物の定量を行った後、ジヒドロキシ化合物の含有量を算出した。
・装置:アジレント・テクノロジー社製 6850
・カラム:アジレント・テクノロジー社製 DB−1
(内径250μm、長さ30m、膜圧0.25μm)
・オーブン温度:50℃ 3分保持 → 昇温10℃/min → 250℃
→ 昇温50℃/min → 300℃ 6分保持
・検出器:水素炎イオン化検出器
・注入口温度:250℃
・検出器温度:320℃
・キャリアガス:ヘリウム
・試料注入量:1μL
ポリカーボネート中の各ジヒドロキシ化合物構造単位比は、ポリカーボネート30mgを秤取し、重クロロホルム約0.7mLに溶解し、これを内径5mmのNMR用チューブに入れ、1H NMRスペクトルを測定した。各ジヒドロキシ化合物に由来する構造単位に基づくシグナル強度比より各ジヒドロキシ化合物に由来する構造単位比を求めた。
・装置:日本電子(株)製JNM−AL400(共鳴周波数400MHz)
・測定温度:常温
・緩和時間:6秒
・積算回数:512回
溶媒として塩化メチレンを用い、0.6g/dLの濃度のポリカーボネート溶液を調製した。森友理化工業社製ウベローデ型粘度管を用いて、温度20.0℃±0.1℃で測定を行い、溶媒の通過時間t0と溶液の通過時間tから次式より相対粘度ηrelを求め、
ηrel=t/t0
相対粘度から次式より比粘度ηspを求めた。
ηsp=(η−η0)/η0=ηrel−1
比粘度を濃度c(g/dL)で割って、還元粘度ηsp/cを求めた。この値が高いほど分子量が大きい。
ポリカーボネートの色相は、ASTM D1925に準拠して、ペレットの反射光におけるYI値(イエローインデックス値)を測定して評価した。装置はコニカミノルタ社製分光測色計CM−5を用い、測定条件は測定径30mm、SCEを選択した。
試料を白金製ボートに採取し、石英管管状炉[三菱化学(株)製AQF−100型]で加熱し、燃焼ガス中の硫黄分を0.03%の過酸化水素水溶液で吸収した。吸収液中のSO4 2−をイオンクロマトグラフ(Dionex社製ICS−1000型)で測定した。
80℃で5時間真空乾燥したサンプル4gを、幅8cm、長さ8cm、厚さ0.5mmのスペーサーを用いて、熱プレスにて熱プレス温度250℃で、予熱1分、圧力20MPaの条件で1分間加圧後、スペーサーごと取り出し、水管冷却式プレスで、圧力20MPaで3分間加圧冷却しフィルムを作製し、幅6cm、長さ6cmの試料を切り出した。
BHEPF:9,9−ビス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]フルオレン [大阪ガスケミカル(株)製]……硫黄元素含有量は5ppmから7ppmのものを用いた。
BCF:9,9−ビス(4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)フルオレン [大阪ガスケミカル(株)製]
ISB:イソソルビド [ロケットフルーレ社製、商品名:POLYSORB]
SPG:スピログリコール [三菱ガス化学(株)製]
PEG#1000:ポリエチレングリコール 数平均分子量1000 [三洋化成工業(株)製]
DEG:ジエチレングリコール [三菱化学(株)製]
CHDM:1,4−シクロヘキサンジメタノール [新日本理化(株)製、商品名:SKY CHDM]
HD:1,6−ヘキサンジオール [BASF社製]
DPC:ジフェニルカーボネート [三菱化学(株)製]
前述した図1に示すように、竪型攪拌反応器3器及び横型攪拌反応器1器を有する連続製造装置により、以下の条件でポリカーボネートを製造した。
第1竪型攪拌反応器の還流冷却器の温度を調節し、還流比を3.9とした以外、実施例1と同様に行ったところ、第1竪型攪拌反応器の内温が所定よりも低下したため、熱媒温度を上昇させたが、内温は190℃までしか上がらなかったため、この反応条件にて運転を行った。得られたポリカーボネートのペレットYI値は66であり、実施例1よりも色調が悪くなったが、ポリカーボネートの構造単位比のずれは小さくなった。
第1竪型攪拌反応器の還流冷却器の温度を調節し、還流比を0.1とした以外、実施例1と同様に行ったところ、得られたポリカーボネートのペレットYI値は33であり、実施例1よりも色調が向上した。さらに、ポリカーボネートの構造単位比のずれも小さく、実施例1と同等であった。
原料にBHEPF/ISB/DEG/DPC/酢酸マグネシウム(モル比:BHEPF/ISB/DEG/DPC/酢酸マグネシウム=0.349/0.495/0.156/1.00/1.50×10−5)を使用し、第1反応器の還流比を0.1に調節した。また、各反応槽の反応の進行具合に応じて、圧力条件を変更した以外は実施例1と同様に行った。得られたポリカーボネートの色調は良好であり、構造単位比のずれも小さかった。
原料にBHEPF/ISB/CHDM/DPC/酢酸マグネシウム(モル比:BHEPF/ISB/CHDM/DPC/酢酸マグネシウム=0.330/0.338/0.332/1.00/1.50×10−5)を使用し、第1反応器の還流比を0.1に調節した。また、各反応槽の反応の進行具合に応じて、圧力条件を変更した以外は実施例1と同様に行った。得られたポリカーボネートの色調は良好であり、構造単位比のずれも小さかった。
原料にBHEPF/ISB/HD/DPC/酢酸マグネシウム(モル比:BHEPF/ISB/HD/DPC/酢酸マグネシウム=0.323/0.517/0.160/1.00/1.50×10−5)を使用し、第1反応器の還流比を0.1に調節した。また、各反応槽の反応の進行具合に応じて、圧力条件を変更した以外は実施例1と同様に行った。得られたポリカーボネートの色調は良好であり、構造単位比のずれも小さかった。
原料にBHEPF/CHDM/DPC/酢酸マグネシウム(モル比:BHEPF/CHDM/DPC/酢酸マグネシウム=0.355/0.645/1.00/1.50×10−5)を使用し、第1反応器の還流比を0.1に調節した。また、各反応槽の反応の進行具合に応じて、圧力条件を変更した以外は実施例1と同様に行った。得られたポリカーボネートの色調は良好であり、構造単位比のずれも小さかった。
原料にBHEPF/HD/DPC/酢酸マグネシウム(モル比:BHEPF/HD/DPC/酢酸マグネシウム=0.602/0.398/1.00/1.50×10−5)を使用し、第1反応器の還流比を0.1に調節した。また、各反応槽の反応の進行具合に応じて、圧力条件を変更した以外は実施例1と同様に行った。得られたポリカーボネートの色調は良好であり、構造単位比のずれも小さかった。
原料にBCF/SPG/HD/DPC/酢酸カルシウム(モル比:BCF/SPG/HD/DPC/酢酸カルシウム=0.309/0.474/0.217/1.03/1.00×10−4)を使用し、第1反応器の還流比を0.1に調節した。また、各反応槽の反応の進行具合に応じて、圧力条件を変更した以外は実施例1と同様に行った。得られたポリカーボネートの色調は良好であり、構造単位比のずれも小さかった。
第1竪型攪拌反応器の圧力を常圧にし、還流を行わなかった(全留出)以外は実施例1と同様に行った。第1竪型攪拌反応器からの留出率が23%、反応液中のフェノール含有量が18.2wt%であり、実施例1よりもフェノールの生成量が少なく、反応の進行が遅かった。得られたポリカーボネートのペレットYI値は72であり、実施例1よりも著しく色調が悪化した。
第1竪型攪拌反応器の還流を行わなかった(全留出)以外は実施例1と同様に行ったが、ポリカーボネートの分子量が所定まで到達しなかったために、原料のモル比をBHEPF/ISB/PEG#1000/DPC=0.432/0.556/0.0120/0.980に変更したところ、分子量が所定に到達した。
第1竪型攪拌反応器の還流冷却器の温度を調節し、還流比を6.0とした以外、実施例1と同様に行ったところ、第1竪型攪拌反応器の内温が所定よりも低下したため、熱媒温度を上昇させたが、内温は188℃までしか上がらなかったため、この反応条件にて運転を行った。得られたポリカーボネートの構造単位比のずれは小さくなったが、ペレットYI値は70であり、実施例1よりも色調が悪化した。
第1竪型攪拌反応器の還流冷却器の温度を調節し、還流比を6.0とした以外、実施例4と同様に行ったところ、第1竪型攪拌反応器の内温が所定よりも低下したため、熱媒温度を上昇させたが、内温は190℃までしか上がらなかったため、この反応条件にて運転を行った。得られたポリカーボネートの構造単位比のずれは小さくなったが、ペレットYI値は61であり、実施例4よりも色調が悪化した。
第1竪型攪拌反応器の還流冷却器の温度を調節し、還流比を6.0とした以外、実施例5と同様に行ったところ、第1竪型攪拌反応器の内温が所定よりも低下したため、熱媒温度を上昇させたが、内温は189℃までしか上がらなかったため、この反応条件にて運転を行った。得られたポリカーボネートの構造単位比のずれは小さくなったが、ペレットYI値は54であり、実施例4よりも色調が悪化した。
第1竪型攪拌反応器の還流冷却器の温度を調節し、還流比を6.0とした以外、実施例5と同様に行ったところ、第1竪型攪拌反応器の内温が所定よりも低下したため、熱媒温度を上昇させたが、内温は190℃までしか上がらなかったため、この反応条件にて運転を行った。得られたポリカーボネートの構造単位比のずれは小さくなったが、ペレットYI値は56であり、実施例4よりも色調が悪化した。
第1竪型攪拌反応器の還流冷却器の温度を調節し、還流比を6.0とした以外、実施例7と同様に行ったところ、第1竪型攪拌反応器の内温が所定よりも低下したため、熱媒温度を上昇させたが、内温は190℃までしか上がらなかったため、この反応条件にて運転を行った。得られたポリカーボネートの構造単位比のずれは小さくなったが、ペレットYI値は13であり、実施例7よりも色調が悪化した。
第1竪型攪拌反応器の還流冷却器の温度を調節し、還流比を6.0とした以外、実施例8と同様に行ったところ、第1竪型攪拌反応器の内温が所定よりも低下したため、熱媒温度を上昇させたが、内温は191℃までしか上がらなかったため、この反応条件にて運転を行った。得られたポリカーボネートの構造単位比のずれは小さくなったが、ペレットYI値は15であり、実施例8よりも色調が悪化した。
第1竪型攪拌反応器の還流冷却器の温度を調節し、還流比を6.0とした以外、実施例9と同様に行ったところ、第1竪型攪拌反応器の内温が所定よりも低下したため、熱媒温度を上昇させたが、内温は195℃までしか上がらなかったため、この反応条件にて運転を行った。得られたポリカーボネートの構造単位比のずれは小さくなったが、ペレットYI値は50であり、実施例8よりも色調が悪化した。
表−1および表−2に示すように、本発明の製造方法において規定するように、第一段目の反応器の反応条件を適切に設定することで、ポリカーボネートの品質を向上できるとともに、未反応モノマーの留出が抑制されるために、重合反応と樹脂物性の制御が可能となることがわかった。さらに、原料原単位またはフェノール回収などのコスト面へのメリットが得られることがわかった。
1b、1c、1d 原料(ジヒドロキシ化合物)供給口
1e 触媒供給口
2a 原料混合槽
3a アンカー型攪拌翼
4a 原料供給ポンプ
4b、4c、4d ギアポンプ
5a 原料フィルター
6a 第1竪型攪拌反応器
6b 第2竪型攪拌反応器
6c 第3竪型攪拌反応器
6d 第4横型攪拌反応器
7a、7b、7c マックスブレンド翼
7d 2軸メガネ型攪拌翼
8a、8b 内部熱交換器
9a、9b 還流冷却器
10a、10b 還流管
11a、11b、11c、11d 留出管
12a、12b、12c、12d 凝縮器
13a、13b、13c、13d 減圧装置
14a 留出液回収タンク
15a:二軸押出機
15b:ポリマーフィルター
16a:ストランド冷却槽
16b:ストランドカッター
16c:空送ブロワー
16d:製品ホッパー
16e:計量器
16f:製品袋(紙袋、フレキシブルコンテナーバッグなど)
Claims (22)
- フルオレン構造を有する特定ジヒドロキシ化合物を含むジヒドロキシ化合物と、炭酸ジエステルと、重合触媒とを反応器に連続的に供給し、重縮合してポリカーボネートを製造するポリカーボネートの製造方法であって、下記条件(A)から(D)のすべてを満たすポリカーボネートの製造方法。
(A)少なくとも2器の反応器を用いる。
(B)1器目の第1反応器で反応した反応物を2器目の第2反応器に入れる。
(C)前記第1反応器が還流冷却器を具備する。
(D)前記第1反応器における還流比が留出量に対して0.01以上5以下である。 - 前記第1反応器の内温を130℃以上、250℃以下の値に設定し、設定温度の±10℃の範囲内で制御し、かつ、圧力を5kPa以上、80kPa以下の値に設定し、設定圧力の±5kPaの範囲内で制御する請求項1に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 第1反応器の熱媒温度が270℃以下で、第1反応器の内温との温度差が5℃以上80℃以下である請求項1または2に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 第2反応器が、還流冷却器を具備する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 前記第1反応器の内容積が20L以上である請求項1乃至4のいずれか1項に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 前記第1反応器において、エステル交換反応によって副生するモノヒドロキシ化合物の留出量が理論量の30%以上、90%以下である請求項1乃至5のいずれか1項に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 前記第1反応器出口の反応液中のモノヒドロキシ化合物の含有量が10wt%以下である請求項1乃至6のいずれか1項に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 前記ジヒドロキシ化合物が前記特定ジヒドロキシ化合物以外に少なくとも1種のジヒドロキシ化合物を含み、該ジヒドロキシ化合物の5kPaにおける沸点が250℃以下である請求項1乃至7のいずれか1項に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 前記重合触媒が、長周期型周期表第2族の金属からなる群及びリチウムより選ばれる少なくとも1種の金属化合物である請求項1乃至8のいずれか1項に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 前記のフルオレン構造を有する特定ジヒドロキシ化合物が、下記式(1)で表される化合物である請求項1乃至9のいずれか1項に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 前記のフルオレン構造を有する特定ジヒドロキシ化合物1molに含有される硫黄元素量が100μmol以下であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 前記のフルオレン構造を有する特定ジヒドロキシ化合物を含む複数種のジヒドロキシ化合物が反応に用いられ、
反応器へ原料として仕込んだ仕込み時における一のジヒドロキシ化合物のモル百分率と、得られたポリカーボネート中の当該ジヒドロキシ化合物構造単位のモル百分率との差を、反応器へ原料として仕込んだ仕込み時における当該ジヒドロキシ化合物のモル百分率で除した値の絶対値が、少なくとも1種のジヒドロキシ化合物については、0.03以下であり、いずれのジヒドロキシ化合物についても0.05を超えないことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のポリカーボネートの製造方法。 - 前記式(2)で表される部位を有するジヒドロキシ化合物が、環状エーテル構造を有する化合物である請求項13に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 前記フルオレン構造を有する特定ジヒドロキシ化合物と、さらに脂肪族炭化水素のジヒドロキシ化合物とが反応に用いられる請求項1乃至15のいずれか1項に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 前記脂肪族炭化水素のジヒドロキシ化合物が直鎖脂肪族のジヒドロキシ化合物及び脂環式炭化水素のジヒドロキシ化合物からなる群のうちの少なくとも1種である、請求項16に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 反応により副生する留出液からモノヒドロキシ化合物を蒸留により精製し、回収する工程を含む請求項1乃至17のいずれか1項に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 前記モノヒドロキシ化合物がフェノールである請求項4乃至18のいずれか1 項に記載のポリカーボネートの製造方法。
- 請求項1乃至19のいずれか1項に記載の製造方法で得られたポリカーボネートを製膜して得られることを特徴とする透明フィルム。
- 請求項20に記載の透明フィルムを、少なくとも一方向に延伸して得られる延伸フィルム。
- 波長450nmで測定した位相差(Re450)と波長550nmで測定した位相差(Re550)の比が下記式(4)を満足する請求項20または21に記載の延伸フィルム。
0.5 ≦ Re450/Re550 ≦ 1.0 (4)
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