JP2012214375A - 磁気ディスク用板状ガラス素材の製造方法、磁気ディスク用ガラス基板の製造方法 - Google Patents
磁気ディスク用板状ガラス素材の製造方法、磁気ディスク用ガラス基板の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】磁気ディスク用板状ガラス素材Gであって、溶融したガラスLGの塊を落下させる落下工程と、ゴブGGの落下経路の両側から、互いに対向する一対の型121,122の面でゴブGGを挟み込みプレス成形することにより、板状ガラス素材Gを成形するプレス工程と、を有し、一対の型121,122の少なくとも一方は、ゴブGGの落下経路側が凹形状であることを特徴とする磁気ディスク用板状ガラス素材Gの製造方法。
【選択図】図4
Description
また、磁気ヘッドの浮上距離が短いことによりヘッドクラッシュ障害やサーマルアスペリティ障害を引き起こし易い。これらの障害は磁気ディスク面上の微小な凹凸あるいはパーティクルによって発生するため、ガラス基板の主表面の他にガラス基板の端面の表面凹凸も可能な限り小さく作製されている。
研磨工程は、例えば、酸化セリウム等の遊離砥粒および硬質樹脂材ポリッシャ等を用いた第1研磨工程と、例えばコロイダルシリカおよび軟質樹脂材ポリッシャ等を用いた第2研磨工程とを含む。第1研磨工程で用いる砥粒の粒子サイズは、研削工程中の第2研削工程で用いる砥粒の粒子サイズに比べて小さい。さらに、第2研磨工程で用いる砥粒の粒子サイズは、第1研磨工程で用いる砥粒の粒子サイズに比べて小さい。
また、研磨工程における取り代が大きくなるため、研磨工程は長時間を要する等により実用上好ましくない。
更に、ディスク状のガラス素材の真円度が例えば10μm以下であると、外周部を加工する必要がなくなるため、外周部からのガラス成分の溶出(例えばアルカリ溶出)を抑制することができる。
以下、本発明の磁気ディスク用ガラス基板の製造方法について詳細に説明する。
(磁気ディスクおよび磁気ディスク用ガラス基板)
まず、図1を参照して、磁気ディスク用ガラス基板を用いて作製される磁気ディスクについて説明する。図1(a)は、磁気ディスク用ガラス基板を用いて作製される磁気ディスクの一例を示す概略構成図である。図1(b)は、磁気ディスクの概略断面図である。図1(c)は、磁気ヘッドが磁気ディスクの表面を浮上する状態を示す図である。
なお、磁性層3A,3B以外には、例えば、図示されない付着層、軟磁性層、非磁性下地層、垂直磁気記録層、保護層および潤滑層等が成膜される。付着層には、例えばCr合金等が用いられる。付着層は、ガラス基板2との接着層として機能する。軟磁性層には、例えばCoTaZr合金等が用いられる。非磁性下地層には、例えばRu合金等が用いられる。垂直磁気記録層には、例えばグラニュラー磁性層等が用いられる。保護層には、例えば水素化カーボンからなる材料が用いられる。潤滑層には、例えばフッ素系樹脂等が用いられる。
このとき、磁気ディスク1のガラス基板2の中央部から外周エッジ部5まで、目標とする表面精度で正確に加工され、距離H=5nmを保った状態で磁気ヘッド4A,4Bを正確に動作させることができる。
主表面の粗さ(Ra)は、例えば、エスアイアイナノテクノロジーズ社製走査型プローブ顕微鏡(原子間力顕微鏡)を用いて、1μm×1μmの範囲を512×256ピクセルの解像度で測定したときに得られる表面粗さの算術平均Raとすることができる。
アルミノシリケートガラスとして、モル%表示で、SiO2を50〜75%、Al2O3を1〜15%、Li2O、Na2O及びK2Oから選択される少なくとも1種の成分を合計で5〜35%、MgO、CaO、SrO、BaO及びZnOから選択される少なくとも1種の成分を合計で0〜20%、及び、ZrO2、TiO2、La2O3、Y2O3、Ta2O5、Nb2O5及びHfO2から選択される少なくとも1種の成分を合計で0〜10%を用いることが好ましい。また、アミノシリケートガラスとして、モル%表示で、SiO2を57〜74%、ZnO2を0〜2.8%、Al2O3を3〜15%、Li2Oを7〜16%、Na2Oを4〜14%、を主成分として含有する、化学強化用ガラス材を用いることもできる。
次に、図2を参照して、磁気ディスク用ガラス基板の製造方法のフローを説明する。図2は、磁気ディスク用ガラス基板の製造方法の一実施形態のフローを示す図である。
図2に示されるように、まず、板状ガラス素材をプレス成形により作製する(ステップS10)。次に、成形された板状ガラス素材をスクライブする(ステップS20)。次に、スクライブされた板状ガラス素材を形状加工する(ステップS30)。次に、板状ガラス素材に対して、固定砥粒による研削を施す(ステップS40)。次に、板状ガラス素材の端面研磨を行う(ステップS50)。次に、板状ガラス素材の主表面に、第1研磨を施す(ステップS60)。次に、第1研磨後の板状ガラス素材に化学強化を施す(ステップS70)。次に、化学強化された板状ガラス素材に第2研磨を施す(ステップS80)。
以下、各工程について、詳細に説明する。
まず、図3を参照して、プレス成形工程(ステップS10)について説明する。図3は、プレス成形において用いられる装置の平面図である。図3に示されるように、装置101は、4組のプレスユニット120,130,140,150と、切断ユニット160と、を備える。
切断ユニット160は、溶融ガラス流出口111から溶融ガラスが流出する経路上に設けられる。切断ユニット160によって溶融ガラスが切断されることにより、溶融ガラスの塊が鉛直方向下向きに落下する。プレスユニット120,130,140,150は、塊の落下経路の両側から、互いに対向する一対の型の面で塊を同じタイミングで挟み込みプレス成形することにより、板状ガラス素材を成形する。
図3に示される例では、4組のプレスユニット120,130,140,150は、溶融ガラス流出口111を中心として90度おきに設けられている。
第1の型121と第2の型122の各々は、ゴブをプレス成形するための面を有する部材である。この2つの面は、互いに対向するよう配置されている。第1の型121、第2の型122の詳細な構成は、後述する。
なお、プレスユニット130,140及び150の構造は、プレスユニット120と同様であるため、説明は省略する。
なお、1つのプレスユニット120のみを用いて、連続的にゴブを挟み込んで板状ガラス素材Gの成形を行うこともできる。この場合、第1の型121と第2の型122は、ゴブGGをプレス成形した直後に開放され、次に落下する溶融ガラスの塊をプレス成形する。
ここで、第1金属板121a、122aの熱膨張係数は、第2金属板121b、122bの熱膨張係数より大きい。第1金属板121a、122aの熱膨張係数は、例えば、10×10−6/Kより大きい。また、第2金属板121b、122bの熱膨張係数は、例えば、10×10−6/Kより小さい。
第1金属板121a、122aには、例えば、Al合金(7075)、SUS304、銅、ステライト(Co合金)、FCD(球状黒鉛鋳鉄)、SDK61(合金工具鋼)、ニッケル(ハステロイ)、SS41(軟鋼)が用いられる。また、第2金属板121b、122bには、例えば、コルモノイ(Ni合金)、チタン、VM40(超硬)が用いられる。
また、プレスユニット120がゴブGGと接触する前の状態において、第1の型121及び第2の型122は、それぞれ、ゴブGGの落下経路側が凹形状となるお椀形である。例えば、この凹形状の面はゆるやかで連続的な曲面で形成された球面であって、金型外径を100mmとしたならば、中心の最も凹んだ部分の凹み量は例えば10μmである。但し、この寸法例は単なる例示に過ぎず、最終的に板状ガラス素材が平坦となるように、金型の材料や板厚や外径、上記凹み量等を設定すればよい。
第1の型121、第2の型122は、ゴブGGと接触する前にはゴブGGの落下経路側が凹形状となるような温度に、不図示の温度調節機構によって温度が制御されている。なお、第1の型121、第2の型122は、例えば、アール加工によって凹形状に形成される。
なお、凹形状の第1の型121と第2の型122の底付近がゴブGGの中心と接触するように、第1駆動部123、第2駆動部124は、それぞれ第1の型121、第2の型122を駆動させるタイミングを制御することができる。
また、本実施形態では第2の型122の内面に突起状のスペーサ122cが設けられる例について説明したが、第1の型121や第2の型122とは独立してスペーサが設けられてもよい。また、第1の型121と第2の型122とが所定の距離以上接近しないように第1駆動部123、第2駆動部124が第1の型121、第2の型122をそれぞれ制御してもよい。
なお、本実施形態において成形される板状ガラス素材Gは、例えば、直径75〜80mm、厚さ約1mmの円形状の板である。
これに対し、本実施形態では、第1の型121、第2の型122が、それぞれ、ゴブGGの落下経路側が凹形状であるため、ゴブGGの粘度が低い場合においても、ゴブGGが鉛直方向に広がりにくくなる。これにより、作製される板状ガラス素材Gの真円度を向上させることができる。板状ガラス素材Gの真円度を向上させることにより、後述するチャンファリング工程における取り代を小さくすることができ、研削工程や研磨工程においてクラックが発生するのを抑制することができる。
次に、スクライブ工程(ステップS20)について説明する。プレス成形工程の後、スクライブ工程では、成形された板状ガラス素材Gに対してスクライブが行われる。
ここでスクライブとは、成形された板状ガラス素材Gを所定のサイズのリング形状とするために、板状ガラス素材Gの表面に超鋼合金製あるいはダイヤモンド粒子からなるスクライバにより2つの同心円(内側同心円および外側同心円)状の切断線(線状のキズ)を設けることをいう。2つの同心円の形状にスクライブされた板状ガラス素材Gは、部分的に加熱され、板状ガラス素材Gの熱膨張の差異により、外側同心円の外側部分および内側同心円の内側部分が除去される。これにより、リング形状の板状ガラス素材となる。
なお、板状ガラス素材をスクライブを必要としない程度の外径、真円度とし、このような板状ガラス素材に対してコアドリル等を用いて円孔を形成することによりリング形状とすることもできる。
次に、形状加工工程(ステップS30)について説明する。形状加工工程では、スクライブされた板状ガラス素材Gの形状加工が行われる。形状加工は、チャンファリング(外周端部および内周端部の面取り)を含む。
リング形状の板状ガラス素材Gの外周端部および内周端部に、ダイヤモンド砥石により
面取りが施される。
次に、固定砥粒による研削工程(ステップS40)について説明する。固定砥粒による研削工程では、リング形状の板状ガラス素材Gに対して、固定砥粒による研削が施される。固定砥粒による研削による取り代は、例えば、数μm〜100μm程度である。固定砥粒の粒子サイズは、例えば10μm程度である。
図5(a)及び図6に示されるように、装置400は、下定盤402と、上定盤404と、インターナルギヤ406と、キャリヤ408と、ダイヤモンドシート410と、太陽ギヤ412と、インターナルギヤ414と、容器416と、ポンプ420と、を有する。また、容器416は、クーラント418を有する。
下定盤402および上定磐404に平面的に接着したダイヤモンドシート410の面が研削面となる。すなわち、板状ガラス素材Gは、ダイヤモンドシート410を用いた固定砥粒による研削が行われる。
一方、板状ガラス素材Gは、下定盤402の上で、外周にギヤ409を有するキャリヤ408に保持される。このキャリヤ408は、下定盤402に設けられた太陽ギヤ412、インターナルギヤ414と噛合する。太陽ギヤ412を矢印方向に回転させることにより、各キャリヤ408はそれぞれの矢印方向に遊星歯車として自転しながら公転する。これにより、板状ガラス素材Gは、ダイヤモンドシート410を用いて研削が行われる。
次に、端面研磨工程(ステップS50)について説明する。固定砥粒による研削後、端面研磨工程では、板状ガラス素材Gの端面研磨が行われる。
端面研磨では、板状ガラス素材Gの内周側端面及び外周側単面にブラシ研磨により鏡面仕上げを行う。このとき、酸化セリウム等の微粒子を遊離砥粒として含むスラリーが用いられる。端面研磨を行うことにより、板状ガラス素材Gの端面での塵等が付着した汚染、ダメージあるいはキズ等の損傷の除去を行うことにより、ナトリウムやカリウム等のコロージョンの原因となるイオン析出の発生を防止することができる。
次に、第1研磨工程(ステップS60)について説明する。端面研磨工程の後、第1研磨工程では、板状ガラス素材Gの主表面に第1研磨が施される。第1研磨による取り代は、例えば数μm〜50μm程度である。
第1研磨は、固定砥粒による研削により主表面に残留したキズ、歪みの除去を目的とする。第1研磨では、固定砥粒による研削(ステップS40)で用いた装置400を用いる。固定砥粒による研削と異なり、第1研磨工程では、固定砥粒の代わりにスラリーに混濁した遊離砥粒を用いる。また、第1研磨工程では、クーラントは用いない。また、第1研磨工程では、ダイヤモンドシート410の代わりに樹脂ポリッシャが用いられる。
第1研磨に用いる遊離砥粒として、例えば、スラリーに混濁させた酸化セリウム等の微粒子(粒子サイズ:直径1〜2μm程度)が用いられる。
次に、化学強化工程(ステップS70)について説明する。第1研磨工程の後、化学強化工程では、第1研磨後の板状ガラス素材Gが化学強化される。
化学強化液として、例えば、硝酸カリウム(60%)と硫酸ナトリウム(40%)の混合液等を用いられる。化学強化では、化学強化液が、例えば300℃〜400℃に加熱され、洗浄した板状ガラス素材Gが、例えば200℃〜300℃に予熱された後、板状ガラス素材Gが化学強化液中に、例えば3時間〜4時間浸漬される。この浸漬の際には、板状ガラス素材Gの両主表面全体が化学強化されるように、複数の板状ガラス素材Gが端面で保持されるように、ホルダに収納した状態で行うことが好ましい。
なお、化学強化処理された板状ガラス素材Gは洗浄される。例えば、硫酸で洗浄された後に、純水、IPA(イソプロピルアルコール)等で洗浄される。
次に、第2研磨工程(ステップS80)について説明する。第2研磨工程では、化学強化されて十分に洗浄された板状ガラス素材Gに第2研磨が施される。第2研磨による取り代は、例えば1μm程度である。
第2研磨は、主表面の鏡面研磨を目的とする。第2研磨では、固定砥粒による研削(ステップS40)および第1研磨(ステップS60)で用いた装置400を用いる。第2研磨では、遊離砥粒の種類及び粒子サイズが第1研磨と異なる。また、第2研磨では、樹脂ポリッシャの硬度が第1研磨とは異なる。
こうして、研磨された板状ガラス素材Gは、洗浄される。洗浄では、中性洗剤、純水、IPAが用いられる。
第2研磨により、主表面の平坦度が4μm以下であり、主表面の粗さが0.2nm以下
の表面凹凸を有する、磁気ディスク用ガラス基板2が得られる。
この後、磁気ディスク用ガラス基板2に、図1に示されるように、磁性層層3A,3Bが成膜されて、磁気ディスク1が作製される。
しかし、これらの工程の順番は、特に限定されるものではない。固定砥粒による研削(ステップS40)の後、第1研磨(ステップS60)、その後第2研磨(ステップS80)が行われる限り、スクライブ(ステップS20)、形状加工(ステップS30)および化学強化(ステップS70)の各工程は、適宜配置することができる。
上述した実施形態では、第1の型121、第2の型122がそれぞれバイメタルによって形成される例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1の型121、第2の型122のうち一方のみが上述した実施形態と同様にバイメタルによって形成され、他方はバイメタルではない型によって形成されるものを用いることもできる。
2 ガラス基板
3A,3B 磁性層
4A,4B 磁気ヘッド
5 外周エッジ部
101 装置
111 溶融ガラス流出口
120、130、140,150 プレスユニット
121 第1の型
121a 第1金属板
121b 第2金属板
122 第2の型
122a 第1金属板
122b 第2金属板
122c スペーサ
123 第1駆動部
124 第2駆動部
160 切断ユニット
161 第1切断刃
162 第2切断刃
171 第1コンベア
172 第2コンベア
173 第3コンベア
174 第4コンベア
402 下定盤
404 上定盤
406 インターナルギヤ
408 キャリヤ
409 ギヤ
410 ダイヤモンドシート
412 太陽ギヤ
414 インターナルギヤ
416 容器
418 クーラント
420 ポンプ
422 フィルタ
Claims (10)
- 磁気ディスク用板状ガラス素材の製造方法であって、
溶融したガラスの塊を落下させる落下工程と、
前記塊の落下経路の両側から、互いに対向する一対の型の面で前記塊を挟み込みプレス成形することにより、板状ガラス素材を成形するプレス工程と、を有し、
前記一対の型の少なくとも一方は、前記塊の落下経路側が凹形状であることを特徴とする磁気ディスク用板状ガラス素材の製造方法。 - 前記塊の落下経路側が凹形状である型は、熱膨張係数の異なる物質からなる複数の板材または薄膜を密着させて形成されており、かつ、前記一対の型が前記塊をプレスすることにより凹形状の前記型が平坦となるように、前記複数の板材または薄膜のうち前記塊と接触する板材または薄膜の熱膨張係数が最も大きくなっていることを特徴とする、請求項1に記載の磁気ディスク用板状ガラス素材の製造方法。
- 前記ガラスの転移温度Tgは600℃以上である、請求項1又は2に記載の磁気ディスク用板状ガラス素材の製造方法。
- 前記プレス工程時において、前記塊の粘度は、700dPa・s以下である、請求項1乃至3のいずれかに記載の磁気ディスク用板状ガラス素材の製造方法。
- 前記塊と接触する部分の前記一対の型の温度は、前記ガラスの歪点以下の温度である、請求項1乃至4のいずれかに記載の磁気ディスク用板状ガラス素材の製造方法。
- 前記ガラスは、酸化物基準に換算した際に、モル%表示で、
SiO2を50〜75%、
Al2O3を1〜15%、
Li2O、Na2O及びK2Oから選択される少なくとも1種の成分を合計で5〜35%、
MgO、CaO、SrO、BaO及びZnOから選択される少なくとも1種の成分を合計で0〜20%、及び、
ZrO2、TiO2、La2O3、Y2O3、Ta2O5、Nb2O5及びHfO2から選択される少なくとも1種の成分を合計で0〜10%、
有する組成からなる、請求項1乃至5のいずれかに記載の磁気ディスク用板状ガラス素材の製造方法。 - 前記一対の型が第1の板と第2の板とを貼り合わせてかつ第1の板が前記塊と接触するように配置され、
前記第1の板の熱膨張係数は、10×10−6/Kより大きく、前記第2の板の熱膨張係数は、10×10−6/Kより小さい、請求項1乃至6のいずれかに記載の磁気ディスク用板状ガラス素材の製造方法。 - 前記第1の板は、Al合金(7075)、SUS304、銅、ステライト(Co合金)、FCD(球状黒鉛鋳鉄)、SDK61(合金工具鋼)、ニッケル(ハステロイ)、またはSS41(軟鋼)であり、前記第2の板は、コルモノイ(Ni合金)、チタン、またはVM40(超硬)である、請求項7に記載の磁気ディスク用板状ガラス素材の製造方法。
- 請求項1〜8のいずれかの磁気ディスク用板状ガラス素材の製造方法により製造された板状ガラス素材を加工する加工工程、を備え、
前記加工工程は、
固定砥粒を用いて前記主表面を研削する研削工程と、
前記研削工程の後に、遊離砥粒を用いて前記主表面を研磨する研磨工程と、
を有する、請求項1乃至8のいずれかに記載の磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。 - 前記加工工程は化学強化を含む、請求項9に記載の磁気ディスク用ガラス基板の製造方法。
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