JP2012213891A - 真空成形用加飾フィルム、加飾成形品、およびその製造方法 - Google Patents
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【解決手段】本発明の真空成形用加飾フィルムは、 基材層と、装飾層と、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体を含んでなる樹脂層と、粘着性樹脂層とをこの順に有してなる。このような真空成形用加飾フィルムは、加飾成形品を真空成形法により製造する際に、展延性、折曲性、および形状追従性等の真空成形加工性に優れ、また加飾成形品としての耐久性に優れる。
【選択図】図1
Description
基材層と、
装飾層と、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体を含んでなる樹脂層と、
粘着性樹脂層と
をこの順に有してなる、真空成形用加飾フィルムが提供される。
成形体と、該成形体上に、上記の真空成形用加飾フィルムによって加飾された装飾層とを有してなる、加飾成形品が提供される。
上記の真空成形用加飾フィルムを用いて、成形体に装飾層を加飾する工程を含んでなる、加飾成形品の製造方法が提供される。
本発明の真空成形用加飾フィルムは、基材層と、装飾層と、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体を含んでなる樹脂層(以下、「ABS樹脂層」という)と、粘着性樹脂層とをこの順に有してなるものであり、さらに粘着性樹脂層上に剥離層を有してもよい。以下、本発明の真空成形用加飾フィルムの構成を、図面を参照しながら説明する。
本発明における基材層は、通常、熱可塑性樹脂からなる樹脂層であり、アクリル系樹脂からなることが好ましい。アクリル系樹脂を用いて基材層を形成することで、加飾成形品を真空成形法により製造する際に要求される、展延性、折曲性、および形状追従性等の真空成形加工性に優れたものにできる。
本発明における装飾層は、加飾フィルムの意匠性を付与するために設けられる層であり、模様、文字、およびパターン状の絵柄等を表現する柄層である。柄としては、例えば、木目、石目、布目、砂目、幾何学模様、文字、ストライプ状やグラデーションの絵柄等が挙げられる。
本発明におけるABS樹脂層は、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)を含んでなる樹脂層である。本発明においては、成形性に優れ、基材層よりも延伸に対する応力が低く、残留応力も小さいABS樹脂を用いることで、加飾フィルムを成形体にラミネートした後の加飾フィルムの収縮を抑えることができる。そのため、加飾成形品としての耐候性を向上できる。
本発明における粘着性樹脂層は、装飾層を成形体に接着させるための層である。本発明においては、粘着性樹脂層は、粘接着剤を含んでなる粘接着層であるか、あるいは粘着剤を含んでなる粘着層であることが好ましい。
本発明において、粘接着層は粘接着剤を含んでなるものである。粘接着剤については、下記で詳述する。粘接着剤は硬化前には適度な粘弾性を有するので、弱い圧力で被着体に圧着させることができ、かつ、高温下で長時間反応させることなく高い凝集力を示すことができる。そのため、粘接着剤を用いて粘接着層を形成することで、加飾成形品を真空成形法により製造する際に高い接着力を発揮でき、接着強度に優れる加飾フィルムを得ることができる。
本発明において、粘接着剤は、従来公知のものを用いることができる。例えば、脂肪族ポリアミドと、ダイマー酸変性エポキシ樹脂および/ またはNBR変性エポキシ樹脂と、異なる2種以上の硬化剤とを含有し、該異なる2種以上の硬化剤のうち少なくとも2種が、エポキシ樹脂を硬化させる化合物および活性水素と反応しうる官能基を有する化合物からなるものを用いることが好ましい。このような粘接着剤によれば、硬化前には適度な粘弾性を有するので、弱い圧力で被着体に圧着させることができ、かつ、硬化の際には高温下で長時間反応させることなく高い凝集力を示すので、特に、真空形成法における真空加工適性を向上させることができる。以下、粘接着剤に含まれる各成分について、具体的に説明する。
本発明における粘接着剤は、熱可塑性樹脂である脂肪族ポリアミドを含有する。本発明における粘接着層は脂肪族ポリアミドを含有するので、被着体に弱い圧力で圧着させることができる。脂肪族ポリアミドとしては、例えば、脂肪族ナイロンおよびその共重合体が挙げられる。具体的には、ポリカプロアミド(ナイロン−6)、ポリアミノウンデカン酸(ナイロン−11)、ポリラウリルラクタム(ナイロン−12)、ポリヘキサメチレンジアミノアジピン酸(ナイロン−66)、ポリヘキサメチレンジアミノセバシン酸(ナイロン−610)、ポリヘキサメチレンジアミノドデカン二酸(ナイロン−612)、カプロラクタムノラウリルラクタム共重合体(ナイロン−6/12)、カプロラクタムノアミノウンデカン酸共重合体、(ナイロン−6/11)、カプロラクタムノヘキサメチレンジアミノアジピン醸共重合体(ナイロン−6/66)、カプロラクタムノヘキサメチレンジアミノアジピン酸ノアミノドデカン二酸(ナイロン−6/66/12)、カプロラクタムノヘキサメチレンジアミノアジピン酸ノラウリルラクタム(ナイロン−6/66/12)、カプロラクタムノヘキサメチレンジアミノアジピン酸/ヘキサメチレンジアミノセバシン酸(ナイロン−6/66/610)、カプロラクタムノヘキサメチレンジアミノアジピン酸/ ヘキサメチレンジアミノドデカン二酸(ナイロン−6/66/612)等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明においてダイマー酸変性エポキシ樹脂とは、ダイマー酸で変性したエポキシ樹脂をいう。ダイマー酸変性エポキシ樹脂によれば、粘接着剤の硬化物の可撓性および被着体との密着性を向上させることができる。本発明における粘接着剤では、ダイマー酸変性エポキシ樹脂は、特に限定されるものではなく、例えば、ビスフェノール型、エーテルエステル型、ノボラックエポキシ型、エステル型、脂肪族型、芳香族型等のエポキシ樹脂をダイマー酸で変性した公知のダイマー酸変性エポキシ樹脂を用いることができる。本発明における粘接着剤では、短時間での硬化を実現するために、反応性が高く、かつ、エポキシ当量が低いダイマー酸変性エポキシ樹脂を用いることが好ましい。例えば、エポキシ当量は、100〜800g/eq.の範囲内であることが好ましい。上記のエポキシ当量は、JIS K 7236に準拠した方法により測定した1グラム当量のエポキシ基を含む樹脂のグラム数である。また、ダイマー酸変性エポキシ樹脂の質量平均分子量は、特に限定されるものではなく、用途に応じて適宜選択すればよいが、好ましくは300〜2000の範囲内である。そして、形成される粘接着層の接着力、耐久性等を向上させるためには、上記の範囲内において高分子量のものを用いることがより好ましい。
本発明においてNBR変性エポキシ樹脂とは、ブタジエンとアクリロニトリルとの共重合体であるアクリロニトリルブタジエンゴム(「NBR」という)で変性したエポキシ樹脂またはNBRをエポキシ樹脂由来のグリシジル基(エポキシ基)で変性したものをいう。NBR変性エポキシ樹脂によれば、粘接着剤の硬化物の可撓性、耐熱性、および被着体との密着性を向上させることができる。また、ゴム相が硬化したエポキシ樹脂中では相溶性を示さないので、耐熱性を維持した状態で、可撓性および被着体に対する接着性の付与が可能となる。上記の粘接着剤では、NBR変性エポキシ樹脂は、特に限定されるものではなく、例えば、ビスフェノール型、ノボラックエポキシ型、エーテルエステル型、エステル型、脂肪族型、および芳香族型等のエポキシ樹脂をNBRで変性した公知のNBR変性エポキシ樹脂を用いることができる。本発明においては、コスト、粘着物性、および反応性のバランスの観点からビスフェノールA型のエポキシ樹脂を用いることが好ましい。なお、耐熱性の観点では、ノボラックエポキシ型および芳香族型のエポキシ樹脂を用いることが好ましく、可撓性の観点では、エーテルエステル型、エステル型、および脂肪族型のエポキシ樹脂を用いることが好ましい。
上記の粘接着剤は、異なる2種以上の硬化剤を含有し、該異なる2種以上の硬化剤のうち少なくとも2種が、エポキシ樹脂を硬化させる化合物および活性水素と反応しうる官能基を有する化合物である。上記の粘接着剤では、上記のダイマー酸変性エポキシ樹脂および上記のNBR変性エポキシ樹脂を硬化させるために、少なくともエポキシ樹脂を硬化させる化合物および活性水素と反応しうる官能基を有する化合物を含有する。
上記の粘接着剤には、本発明の目的を損なわない範囲で必要に応じて、各種樹脂および各種添加剤等の他の成分を配合してもよい。例えば、ビスフェノールA 型エポキシ樹脂、ビスフェノールF 型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂等のダイマー酸変性またはNBR 変性していない芳香族エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリビニルホルマール樹脂等の各種樹脂を被着体に対する接着性や耐久性の向上、粘接着層に対する可撓性の付与、硬化条件の調整等のために配合してもよい。また、粘接着剤の硬化速度を調整するために硬化促進剤を配合してもよいし、被着体に対する接着性や密着性を向上させるためにカップリング剤を配合してもよい。更に、酸化防止剤、顔料、染料、帯電防止剤、界面活性剤等の各種添加剤も配合することができる。
本発明において、粘着層は、粘着剤を含んでなるものである。粘着剤については、下記で詳述する。
本発明において、粘着剤としては、従来公知のものを用いることができる。例えば、アクリル系粘着剤を用いることが好ましい。アクリル系粘着剤としては、アクリル系粘着剤は、アクリル系粘着性樹脂を主剤としており、さらに、必要に応じて架橋剤を添加してもよい。本発明においては、アクリル系粘着剤を用いることで、粘着層の接着強度が増すため好ましい。
上記の架橋剤は、粘着剤の凝集力を向上させるものであり、このような架橋剤としては、室温架橋型架橋剤または加熱架橋型架橋剤がある。
本発明における剥離層は、加飾フィルムの粘着性樹脂層を保護するための層である。剥離層は、加飾成形品を真空成形法により製造する際には、粘着性樹脂層から容易に剥離可能なものである。剥離層には、剥離性を向上させるために、離型剤が用いられる。離型剤としては、メラミン樹脂系離型剤、シリコーン系離型剤、フッ素樹脂系離型剤、セルロース樹脂系離型剤、尿素樹脂系離型剤、ポリオレフィン樹脂系離型剤、パラフィン系離型剤、アクリル樹脂系離型剤、およびこれらの複合型離型剤等の離型剤が好ましい。これらのなかで、シリコーン系離型剤が特に好ましい。
本発明の真空成形用加飾フィルムの製造方法は、加飾フィルムが上記の各層構成を有するものであれば、特に限定されず、従来公知の方法により製造することができる。例えば、基材層上に、着色剤を含む装飾層用塗工液を塗工し、装飾層を形成する。次に、装飾層上に、ABS樹脂層を形成する。続いて、該ABS樹脂層上に、粘着性樹脂層用塗工液を塗工して、粘着性樹脂層を形成することで、加飾フィルムを製造することができる。なお、剥離層を設ける場合には、剥離層となる剥離シート上に粘着性樹脂層用塗工液を塗工して粘着性樹脂層を形成した後、基材のABS樹脂層と、剥離シートの粘着性樹脂層とをラミネートして、加飾フィルムを製造してもよい。
本発明の加飾成形品は、成形体と、該成形体上に、本発明の真空成形用加飾フィルムによって加飾された装飾層とを有してなるものである。本発明の加飾成形品は本発明の真空成形用加飾フィルムを用いることで、高い機能性や意匠性を発現することができる。以下、本発明の加飾成形品の構成を、図面を参照しながら説明する。
本発明における成形体は、本発明の真空成形用加飾フィルムの被着体であり、真空成形法により積層可能なものであればよい。例えば、成形体は、各種素材の平板や曲面板等の板材、立体形状物品、およびシート(あるいはフィルム)等である。より詳細には、各種素材としては、木材単板、木材合板、パーティクルボード、MDF(中密度繊維板)等の木質繊維板、鉄やアルミニウム等の金属素材、ガラス、陶磁器等のセラミックス、石膏等の非セメント窯業系材料、ALC(軽量気泡コンクリート)板等の非陶磁器窯業系材料、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂(ABS樹脂)、ポリカーボネート樹脂、フェノール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂およびゴム等の樹脂素材が挙げられる。
本発明における保護層は、本発明の真空成形用加飾フィルムがラミネートされた後は、加飾フィルムの基材層が加飾成形品の最外層となる。すなわち、保護層は、加飾フィルムの基材層に該当する。保護層の詳細については、上記で説明した真空成形用加飾フィルムの基材層と同様である。上記のような樹脂で保護層を形成することで、耐摩耗性、耐薬品性、および耐候性等の耐久性に優れたものにできる。
本発明の加飾成形品の製造方法は、本発明の真空成形用加飾フィルムを用いて、成形体に装飾層を加飾する工程を含んでなるものである。被着体である成形体に加飾フィルムを積層する真空成形法としては、TOM(Three dimension Overlay Method)工法が好ましく用いられる。TOM工法とは、例えば、固定枠に固定した加飾フィルムが分断する装置内を両空間とも真空ポンプ等で空気を吸引し、装置内を真空引きする。同時に、加飾フィルムが軟化する所定の温度になるまで赤外線ヒーターで加熱し、加飾フィルムが加熱され軟化したタイミングで、装置内空間の片側のみに大気を送り込むことにより、真空雰囲気下の、被着体である成形体の立体形状に、加飾フィルムをしっかりと密着させる。必要に応じ、さらに適宜シリコーンゴムシート側からの圧空押付けを併用してもよい。加飾フィルムが成形体に密着した後、シリコーンゴムシートを加飾フィルムより放した後、固定枠から成形された加飾フィルムをはずして加飾成形品を得る。真空成形は、通常80〜150℃、好ましくは110〜140℃程度で行われる。
脂肪族ポリアミド(重合脂肪酸系ポリエーテルエステルアミドブロック共重合体、アミノ基含有、質量平均分子量:1万、富士化成工業(株)製、商品名:TAPE−826−5A)20質量部と、ダイマー酸変性エポキシ樹脂(エポキシ当量:650g/eq.、三菱化学(株)製、商品名:jER872)15質量部と、NBR変性エポキシ樹脂(エポキシ当量:380g/eq.、ADEKA(株)製、商品名:EPR−4030)10質量部と、芳香族エポキシ樹脂(ビスフェノールA型エポキシ樹脂、エポキシ当量:480g/eq.、三菱化学(株)製、商品名:jER1001)50質量部と、ポリイミド樹脂(三菱ガス化学(株)製、商品名:ネオプリム)5質量部と、希釈溶剤(MEK:トルエン=1:1、DICグラフィックス(株)製、商品名:KT−11)400質量部とを80℃に加熱しながら100分間攪拌し、溶解させた後、室温にて放冷した。その後、硬化剤(キシリレンジイソシアネート、綜研化学(株)製、商品名:TD−75)5質量部と、硬化剤(芳香族スルホニウム塩、三新化学(株)製、商品名:サンエイド SI−80L)2.25質量部とを添加し、さらに20分間攪拌し、粘接着層用塗工液を調製した。
アクリル系粘着剤(綜研化学(株)製、商品名:SKダイン2953:下記組成)100質量部と、架橋剤(エポキシ系、綜研化学(株)製、商品名:E−5XM)0.46質量部と、希釈溶剤(酢酸エチル)10質量部とを攪拌して、粘着層用塗工液を調製した。
SKダイン2953の組成(配合割合)
・アクリル酸エステル共重合体: 30〜40質量部
・メタクリル酸エステル共重合体: 30〜40質量部
・メチルエチルケトン: 30〜40質量部
・酢酸エチル: 20〜30質量部
・トルエン: 1〜10質量部
・アクリル酸ブチル: 1〜10質量部
アクリル系樹脂(クラレ(株)製、商品名:LAポリマー LA410Lトリブロックエラストマー)97.5質量部と、アクリル系樹脂(クラレ(株)製、商品名:LAポリマー LA4285トリブロックエラストマー)2.5質量部と、熱安定化剤(BASF(株)製、商品名:IRGANOX1726)0.5質量部と、希釈溶剤(MEK:トルエン=1:1、DICグラフィックス(株)製、商品名:KT−11)150質量部とを混合して得たアクリル系粘着剤を乾燥後の膜厚が35〜45μmとなるように塗工した以外は、実施例2と同様にして、加飾フィルムを得た。
ABS樹脂層を設けなかった以外は、実施例1と同様にして、加飾フィルムを得た。
ABS樹脂層を設けなかった以外は、実施例2と同様にして、加飾フィルムを得た。
ABS樹脂層を設けなかった以外は、実施例3と同様にして、加飾フィルムを得た。
上記の実施例および比較例で作製した真空成形用加飾フィルムについて、(1)耐熱性試験の評価を行った。
上記で得られた加飾フィルムを130℃に加温したテンシロンで200%に延伸し、ABS樹脂成形体にローラーにて密着させた。その後、10mm角のクロスカットを入れ、(−20×2時間→1時間→70℃×2時間)×7サイクルの条件のサイクル試験機に入れ、保管した。その後、クロスカット部の収縮率を測定した。
11 基材層
12 装飾層
13 ABS樹脂層
14 粘着性樹脂層
20 加飾フィルム
21 基材層
22 装飾層
23 ABS樹脂層
24 粘着性樹脂層
25 剥離層
30 加飾成形品
31 保護層
32 装飾層
33 ABS樹脂層
34 粘着性樹脂層
36 成形体
Claims (9)
- 基材層と、
装飾層と、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体を含んでなる樹脂層と、
粘着性樹脂層と
をこの順に有してなる、真空成形用加飾フィルム。 - 前記基材層が、アクリル系樹脂を含んでなる、請求項1に記載の真空成形用加飾フィルム。
- 前記粘着性樹脂層が、粘接着剤を含んでなる粘接着層であるか、あるいは粘着剤を含んでなる粘着層である、請求項1または2に記載の真空成形用加飾フィルム。
- 前記粘接着層が、脂肪族ポリアミドと、ダイマー酸変性エポキシ樹脂および/またはアクリロニトリルブタジエンゴム変性エポキシ樹脂と、異なる2種以上の硬化剤とを含有し、該異なる2種以上の硬化剤のうち少なくとも2種が、エポキシ樹脂を硬化させる化合物および活性水素と反応しうる官能基を有する化合物からなる粘接着剤を含んでなる、請求項3に記載の真空成形用加飾フィルム。
- 前記エポキシ樹脂を硬化させる化合物が、カチオン重合開始剤である、請求項4に記載の真空成形用加飾フィルム。
- 前記粘着層が、アクリル系粘着剤を含んでなる、請求項3に記載の真空成形用加飾フィルム。
- 前記粘着性樹脂層上に、剥離層をさらに有してなる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の真空形成用加飾フィルム。
- 成形体と、前記成形体上に、請求項1〜7のいずれか一項に記載の真空成形用加飾フィルムによって加飾された装飾層とを有してなる、加飾成形品。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の真空成形用加飾フィルムを用いて、成形体に装飾層を加飾する工程を含んでなる、加飾成形品の製造方法。
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