JP2002067242A - 化粧シート - Google Patents

化粧シート

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JP2002067242A
JP2002067242A JP2000253327A JP2000253327A JP2002067242A JP 2002067242 A JP2002067242 A JP 2002067242A JP 2000253327 A JP2000253327 A JP 2000253327A JP 2000253327 A JP2000253327 A JP 2000253327A JP 2002067242 A JP2002067242 A JP 2002067242A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩化ビニル樹脂シートを使用せずに、真空成
形性、折曲加工性及び接着性が良好な上、耐摩耗性、耐
擦傷性等の表面強度も良好な化粧シートとする。 【解決手段】 基材層1上にポリオレフィン系樹脂から
なる表面層2を積層した化粧シートSについて、基材層
が非晶性ポリエステル樹脂からなり、且つ表面層上に更
に電離放射線硬化性樹脂の硬化物からなる硬化樹脂層3
が積層された構成とする。また、装飾処理として、基材
層と表面層間等には絵柄層4等を適宜印刷形成したりす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の外装、内
装、建具、家具、車両内装等の表面装飾等に用いられる
化粧シートに関する。特に、塩化ビニル樹脂シートを使
用しない非塩ビ系の化粧シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧シートの基材層や表面層等と
する樹脂シートには、塩化ビニル樹脂シートが多用され
てきたが、最近では、それに替わってポリオレフィン系
樹脂シート等の非塩ビ系の樹脂シートが使用される様に
なってきた。例えば、(1) 特開平6−16832号公
報、特許第2916130号公報等では、着色したポリ
オレフィン系樹脂シートを基材層として用い、これに絵
柄層を印刷形成した上で、オレフィン系熱可塑性エラス
トマー等のポリオレフィン系樹脂からなる透明な表面層
(表面シート)を積層し、基材層及び表面層共にポリオ
レフィン系樹脂からなる構成の化粧シートを開示してい
る。 (2) また、表面層はポリオレフィン系樹脂だが、基材層
にアクリル樹脂を用いた化粧シート等も試みられてき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1) の様に基材層及び表面層の両層にポリオレフィン系
樹脂を用いた化粧シート、或いは上記(2) の様に基材層
にアクリル樹脂を用い表面層にポリオレフィン系樹脂を
用いた化粧シートは、いずれも、従来の塩化ビニル樹脂
シートを使用した化粧シートに比べて、必ずしも満足す
べき性能が得られてはいなかった。
【0004】例えば、真空成形性が不十分な場合があっ
た。この為、被着体の凹凸面へ真空成形積層法等で化粧
シートをラミネートする場合に、化粧シートの凹凸追従
性が不十分となったり、熱成形加工の適正条件幅が狭か
ったり(特に高結晶性ポリオレフィンを用いた場合)、
或いは、化粧シートが延ばされる部分でネッキングが発
生して局所的に不均一な伸びが発生したりする事があっ
た。また、Vカット加工等の折曲加工性が不十分な場合
があり、白化、亀裂、割れを生じ易かった。また、基材
層をポリオレフィン系樹脂とした場合は、ポリオレフィ
ン系樹脂は一般に難接着性の為に、化粧シートを被着体
にラミネートする際には、コロナ放電処理、オゾン処理
等の易接着処理や、2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤を
使用する等、接着性を十分に留意した処方とする必要が
あった。
【0005】一方、基材層にアクリル樹脂を用い表面層
にポリオレフィン系樹脂を用いた化粧シートの場合で
は、上記被着体との接着性の問題は解消するが、アクリ
ル樹脂は耐有機溶剤性が弱く、基材層とするアクリル樹
脂シートに絵柄インキ層を印刷形成したり、表面層を塗
工形成する場合に、アクリル樹脂シートが膨潤して絵柄
インキ層の見当ズレが発生したり、アクリル樹脂シート
が版に巻き付いたり白化したりする事があった。また、
真空成形性、或いは、Vカット加工等の折曲加工性も十
分とは言えない場合があった。
【0006】また、最表面がポリオレフィン系樹脂から
なる表面層では、耐摩耗性、耐擦傷性等の表面強度が不
足する場合もあった。
【0007】すなわち、本発明の課題は、塩化ビニル樹
脂シートを使用しない化粧シートでありながら、真空成
形性等の成形性、Vカット加工等の折曲加工性、及び、
被着体に対する接着性を良好にし、更に、耐摩耗性、耐
擦傷性等の表面強度も良好にする事である。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために、本発明の化粧シートは、基材層上にポリオ
レフィン系樹脂からなる表面層を積層してなる化粧シー
トにおいて、基材層が非晶性ポリエステル樹脂からな
り、且つ表面層上に更に電離放射線硬化性樹脂の硬化物
からなる硬化樹脂層が積層されてなる構成とした。
【0009】この様に基材層に非晶性ポリエステル樹脂
を用いた構成とすることで、その物性によって、真空成
形性等の成形性、Vカット加工等の折曲加工性、及び被
着体に対する接着性を良好にすることができる。従っ
て、凹凸面へのラミネート時でも化粧シートの凹凸追従
性は良好となる。また、熱成形加工の適正条件幅も広く
成形加工し易い上、基材層によるネッキング発生も起き
ず、Vカット加工等の折曲加工時に白化、亀裂、割れを
生じ難い。そして、被着体にラミネート時に、易接着層
や接着剤に特別に留意する必要も無い。しかも、ポリオ
レフィン系樹脂からなる表面層の上に更に、電離放射線
硬化性樹脂の硬化物による硬化樹脂層を設けてあるの
で、耐摩耗性、耐擦傷性等の表面強度も良好となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の化粧シートについ
て、図面を参照しながら実施の形態を説明する。
【0011】〔概要〕先ず、図1は本発明の化粧シート
の形態例を示す断面図である。図1(A)の化粧シート
Sは、最も基本的な層構成と言えるものであり、非晶性
ポリエステル樹脂からなる基材層1上に、ポリオレフィ
ン系樹脂からなる表面層2が形成され、更に表面層2の
上に、電離放射線硬化性樹脂の硬化物からなる硬化樹脂
層3が形成された構成の化粧シートである。
【0012】なお、もちろんの事だが、例えば図1
(A)の様な構成の本発明の化粧シートSは、何らかの
装飾機能を有する。図1(A)の如く基材層1、表面層
2及び硬化樹脂層3のみからなる構成の化粧シートS
で、これら全層が無着色透明層の場合では、化粧シート
を貼着する被着体に対して、塗装感等の装飾効果を付与
できる化粧シートとなる。但し、通常は更に高意匠とす
べく何らかの装飾処理が成された化粧シートとなる。例
えば図1(A)の場合では、基材層を着色剤添加により
着色した層とする装飾処理である。或いはまた、例えば
次の図1(B)で例示する如く、絵柄層4等の印刷形成
による装飾処理等である。
【0013】次に、図1(B)の化粧シートSは、非晶
性ポリエステル樹脂からなる基材層1上に、絵柄層4が
印刷等で形成された上に、ポリオレフィン系樹脂からな
る表面層2、及び電離放射線硬化性樹脂からなる硬化樹
脂層3がこの順に形成された構成例である。なお、図1
(B)の形態に於いて、基材層1は着色隠蔽性として、
表面層2及び硬化樹脂層3は無着色の透明とする構成
は、代表的構成でもある。
【0014】なお、上記絵柄層4は必須ではないが、意
匠表現上、通常は、各種模様を表現する為に印刷法等
で、基材層とする非晶性ポリエステル樹脂シートに対し
て形成する。そして、この絵柄層が形成された基材層
(印刷シート)に対して、表面層をポリオレフィン系樹
脂シートのドライラミネーション法や、或いは該樹脂の
溶融押出塗工法によって積層した後、硬化樹脂層を塗工
形成する等して、化粧シートとする。
【0015】以下、各層について順をおって更に詳述す
る。
【0016】〔基材層〕基材層1は、非晶性ポリエステ
ル樹脂から構成する。この基材層は、通常は、該ポリエ
ステル樹脂からなる樹脂シートとして構成する。しか
し、基材層は、表面層を表面シートとして用意し、該表
面シートに対して該非晶性ポリエステル樹脂の溶融塗工
法で形成したりする他の方法によって形成する事も可能
である。そして、基材層に非晶性ポリエステル樹脂を使
用する事で、真空成形性等の成形性、折曲加工性、及び
被着体への接着性が良好となる。
【0017】上記非晶性ポリエステル樹脂としては、市
販されているものとして、例えば、イーストマンケミカ
ル社製の「Eastar PETG 6763」(商品
名)(押出グレード)が使用出来る他、既に樹脂シート
となっているものとしては、鐘紡株式会社による「カネ
ボウPETシート」(商品名)、帝人株式会社による
「テイジンテトロンシート」(商品名)、電気化学工業
株式会社による「デンカA−PETシート」(商品
名)、東洋紡績株式会社による「東洋紡PETMAXシ
ート」(商品名)、長瀬産業株式会社による「NAGA
SE A−PETシート」(商品名)、ポリテック株式
会社による「ポリテックA−PETシート」(商品
名)、SAEHAN社による「SAEHAN APET
SEET」(商品名)、三菱化学株式会社による「ノ
バクリアー」(商品名)、三井・デュポンポリケミカル
社による「シーラーPT」(商品名)等が使用できる。
なお、包装材料分野でA−PETと呼ばれている樹脂乃
至はシートは、非晶性ポリエステル樹脂である。
【0018】非晶性ポリエステル樹脂の酸成分及びジオ
ール成分は、例えば上記イーストマンケミカル社製の
「Eastar PETG 6763」の場合は、酸成
分にはテレフタル酸を、ジオール成分にはエチレングリ
コールの他の更に1,4−シクロヘキサンジメタノール
を併用した共重合樹脂である。エチレングリコールと
1,4−シクロヘキサンジメタノールとの割合を調整す
る事で、結晶化速度を約ゼロとする事ができると言われ
ている。また、この割合を調整する事で、物性を調整す
る事も出来る。
【0019】上記は非晶性ポリエステル樹脂の酸成分及
びジオール成分の一例であったが、本発明で使用する非
晶性ポリエステル樹脂としては、この他の酸成分及びジ
オール成分から構成される樹脂でも非晶性を呈する樹脂
であれば構わない。例えば、酸成分としては、テレフタ
ル酸以外にも、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸の芳香族ジカルボン酸、或いは脂環式ジカルボ
ン酸、或いは、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン酸等が挙げられ
る。また、ジオール成分としては、上述1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール以外のその他の脂環式ジオール、
或いは、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル等の脂肪族ジオール、キシレングリコール等の芳香族
ジオール等が挙げられる。非晶性ポリエステル樹脂は、
通常、ジオール及び酸成分の合計が3種以上となる様
に、これらの、1種又は2種以上のジオール成分と、1
種又は2種以上の酸成分との共重合体として得られる。
なお、非晶性とは結晶化を全く起こさない様な樹脂でも
良いが、非結晶性を呈する部分と共に結晶性を呈する部
分を有する樹脂でも良い。また、非晶性ポリエステル樹
脂には結晶性ポリエステル樹脂が混合されていても良
い。
【0020】なお、従来から化粧シートの基材層として
ポリエステル樹脂が使用される場合、該ポリエステル樹
脂としては2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PE
T)シートが一般的であり、このポリエチレンテレフタ
レートはエチレングリコール成分とテレフタル酸成分と
からなる結晶性ポリエステル樹脂であった。従って、真
空成形性等の成形性、Vカット加工等の折曲加工性が乏
しく、この様な用途の化粧シートに対しては使えなかっ
たのである。
【0021】なお、上述の如き非晶性ポリエステル樹脂
からなる基材層は、無着色透明でも良いが、無着色不透
明、着色透明、着色不透明(着色隠蔽性)等でも良い。
基材層を着色するには、後述する絵柄層で述べる様な公
知の着色剤を樹脂中に添加すれば良い。
【0022】基材層は、通常は樹脂シートとして用意さ
れるが、その様な基材層の厚みは用途によるが、通常は
50〜300μm程度である。また、基材層は単層の他
に2層、3層等の複層構成であっても良い。この場合、
基材層の表面層側には、該表面層や絵柄層等の基材層に
接して形成される層との密着性向上、絵柄層印刷時の印
刷適性向上等の要求物性に応じて、ポリオレフィン系樹
脂からなる層を、該基材層の一部として設けても良い。
【0023】〔表面層〕表面層2は、ポリオレフィン系
樹脂で構成した層である。該ポリオレフィン系樹脂とし
ては、ポリエチレン(低密度、中密度、又は高密度)、
ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エ
チレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重
合体等の高結晶質の非エラストマーポリオレフィン系樹
脂、或いは各種のオレフィン系熱可塑性エラストマーが
用いられる。オレフィン系熱可塑性エラストマーとして
は、例えば下記のものが使用できる。
【0024】(1)特公平6−23278号公報記載
の、(A) ソフトセグメントとして、数平均分子量Mnが
25,000以上、且つ、質量平均分子量Mwと数平均
分子量Mnとの比Mw/Mn≦7の沸騰ヘプタンに可溶
なアタクチックポリプロピレン10〜90質量%と、
(B) ハードセグメントとして、メルトインデックスが
0.1〜4g/10分の沸騰ヘプタン不溶性のアイソタ
クチックポリプロピレン90〜10質量%、との混合物
からなる軟質ポリプロピレン。
【0025】この種のオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーの中でも、所謂「ネッキング」を生じ難く、加熱、加
圧により各種形状に成形したりエンボス加工する際に適
性良好なものとしては、アイソタクチックポリプロピレ
ンとアタクチックポリプロピレンとの混合割合が、アタ
クチックポリプロピレンの質量比で5質量%以上50質
量%以下のものである。ポリプロピレン系のオレフィン
系熱可塑性エラストマー自体は既に公知のものである
が、包装容器等従来公知の用途に用いられる場合は、強
度を重視する為に、ソフトセグメントとなるアタクチッ
クポリプロピレンの質量比が5質量%未満のものが専ら
使用されていた。しかしながら、三次元形状、乃至凹凸
形状に成形したりエンボス加工するという新規な用途に
これを適用しようとすると、前記の如くネッキングを生
じて良好な加工が不可能であった。そこで、従来の組成
の設計とは逆に、ポリプロピレン系のオレフィン系熱可
塑性エラストマーに於いて、アタクチックポリプロピレ
ンの質量比を5質量%以上とすることにより、エンボス
加工したり、三次元形状、乃至凹凸形状の物品表面形状
に成形する際のネッキングによる不均一なシートの変
形、及びその結果としての皺、絵柄の歪み等の欠点を解
消する事ができる。特にアタクチックポリプロピレンの
質量比が20質量%以上の場合が良好である。一方、ア
タクチックポリプロピレンの質量比が増加し過ぎると、
シート自体が変形し易くなり、シートを印刷機に通した
ときにシートが変形し、絵柄が歪んだり、多色刷りの場
合に見当が合わなくなる等の不良が発生し易くなる。ま
た、成形時にも破れ易くなる為に好ましくない。アタク
チックポリプロピレンの質量比の上限としては、輪転グ
ラビア印刷等の通常の輪転印刷機を用いて絵柄層を印刷
し、また、シートのエンボス加工、真空成形、Vカット
加工、射出成形同時ラミネート等を採用する場合は50
質量%以下、より好ましくは40質量%以下である。
【0026】(2)エチレン−プロピレン−ブテン共重
合体樹脂からなる熱可塑性エラストマー。ここで、その
ブテンとして、1−ブテン、2−ブテン、イソブチレン
の3種の構造異性体のいずれも用いることができる。共
重合体としては、ランダム共重合体で、非晶質の部分を
一部含む上記エチレン−プロピレン−ブテン共重合体の
好ましい具体例としては次の(i) 〜(iii) が挙げられ
る。 (i) 特開平9−111055号公報記載のもの。これ
は、エチレン、プロピレン及びブテンの三元共重合体に
よるランダム共重合体である。単量体成分の質量比はプ
ロピレンが90質量%以上とする。メルトフローレート
は、230℃、2.16kgで1〜50g/10分のも
のが好適である。そして、このような三元ランダム共重
合体100質量部に対して、燐酸アリールエステル化合
物を主成分とする透明造核剤を0.01〜50質量部、
炭素数12〜22の脂肪酸アミド0.003〜0.3質
量部を熔融混練してなるものである。 (ii)特開平5−77371号公報記載のもの。これは、
エチレン、プロピレン、1−ブテンの三元共重合体であ
って、プロピレン成分含有率が50質量%以上の非晶質
重合体20〜100質量%に、結晶質ポリプロピレンを
80〜0質量%添加してなるものである。 (iii) 特開平7−316358号公報記載のもの。これ
は、エチレン、プロピレン、1−ブテンの三元共重合体
であって、プロピレン及び/又は1−ブテンの含有率が
50質量%以上の低結晶質重合体20〜100質量%に
対して、アイソタクチックポリプロピレン等の結晶質ポ
リオレフィン80〜0質量%を混合した組成物に対し
て、N−アシルアミノ酸アミン塩、N−アシルアミノ酸
エステル等の油ゲル化剤を0.5質量%添加してなるも
のである。
【0027】なお、エチレン−プロピレン−ブテン共重
合体樹脂は、単独で用いても良いし、上記(i) 〜(iii)
に必要に応じ更に他のポリオレフィン系樹脂を混合して
用いても良い。
【0028】(3)特公昭53−21021号公報記載
の如き、(A) ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチ
ルペンテン等のオレフィン重合体(結晶性高分子)をハ
ードセグメントとし、これに(B) 部分架橋したエチレン
−プロピレン共重合体ゴム、不飽和エチレン−プロピレ
ン−非共役ジエン三元共重合体ゴム等のモノオレフィン
共重合体ゴムをソフトセグメントとし、これらを均一に
配合し混合してなるオレフィン系エラストマー。なお、
モノオレフィンゴム/オレフィン重合体=50/50〜
90/10(質量比)の割合で混合する。
【0029】(4)特公昭53−34210号公報等に
記載の如き、(B) 未架橋モノオレフィン共重合体ゴム
(ソフトセグメント)と、(A) オレフィン系共重合体
(結晶性、ハードセグメント)と架橋剤とを混合し、加
熱し剪断応力を加えつつ動的に部分架橋させてなるオレ
フィン系エラストマー。なお、(B) モノオレフィンゴム
/(A) オレフィン系共重合体=60/40〜80/20
(質量比)である。
【0030】(5)特公昭56−15741号公報等に
記載の如き、(A) アイソタクチックポリプロピレン、プ
ロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン−1
共重合体等のペルオキシドと混合・加熱すると分子量を
減じ、流動性を増すペルオキシド分解型オレフィン重合
体(ハードセグメント)と、(B) エチレン−プロピレン
共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン三
元共重合体ゴム等のペルオキシドと混合・加熱すること
により、架橋して流動性が減じるペルオキシド架橋型モ
ノオレフィン共重合体ゴム(ソフトセグメント)、(C)
ポリイソブチレン、ブチルゴム等のペルオキシドと混合
・加熱しても架橋せず、流動性が不変の、ペルオキシド
非架橋型炭化水素ゴム(ソフトセグメント兼流動性改質
成分)、及び(D) パラフィン系、ナフテン系、芳香族系
等の鉱物油系軟化剤、とを混合し、有機ペルオキシドの
存在下で動的に熱処理してなるオレフィン系エラストマ
ー。なお、(A) が90〜40質量部、(B) が10〜60
質量部で、(A) +(B) =100質量部として、これに、
(C) 及び/又は(D) が5〜100質量部の配合比とな
る。
【0031】(6)特開平2−139232号公報に記
載の如き、エチレン−スチレン−ブチレン共重合体から
なるオレフィン系熱可塑性エラストマー。
【0032】(7)極性官能基としてヒドロキシル基又
は/及びカルボキシル基を持たせた、上記(1)から
(6)のオレフィン系熱可塑性エラストマー。例えば、
エチレン−ビニルアルコール共重合体等のグラフト重合
でヒドロキシル基を、また、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸等の共重合体でカルボキシル基を導入したオレ
フィン系熱可塑性エラストマーを用いる。極性官能基が
この様に例えばヒドロキシル基とカルボキシル基の場
合、どちらか一方、又は両方を併用してもよい。また、
極性官能基としては、カルボニル基等でも良い。これら
極性官能基は、基材層、硬化樹脂層、絵柄層等の表面層
と接して形成される他の層と該表面層との密着性を向上
させる作用を持つ。
【0033】なお、上記(7)は、オレフィン系熱可塑
性エラストマーに於いて極性官能基を付与した(極性官
能基含有)ポリオレフィン系樹脂の例示であったが、上
記の様な極性官能基をオレフィン系熱可塑性エラストマ
ー以外のポリオレフィン系樹脂に付与した樹脂も使用で
きる。例えば、ポリエチレン(低密度、中密度、又は高
密度)、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリブ
テン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブ
テン共重合体等の高結晶質の非エラストマーポリオレフ
ィン系樹脂等に上記の様な極性官能基を付与した樹脂で
ある。
【0034】なお、極性官能基含有ポリオレフィン系樹
脂としては、エチレンと、カルボン酸、カルボン酸塩、
カルボン酸無水物、カルボン酸エステル、カルボン酸ア
ミド又はカルボン酸イミド、アルデヒド、ケトン等に基
づくカルボニル基を単独で、或いは、シアノ基、ヒドロ
キシル基、エーテル基、オキシラン環等との組み合わせ
で有するエチレン系不飽和単量体の1種又は2種との共
重合体等も用いることができる。なお、この様な極性官
能基含有単量体の共重合比は、通常0.1〜10質量%
程度でその密着性向上効果が得られる。
【0035】なお、上記エチレン系不飽和単量体として
は、例えば次の(A) 〜(D) 等が挙げられる。なお、好ま
しくは、(A) エチレン系不飽和カルボン酸、或いは(B)
エチレン系不飽和無水カルボン酸が用いられる。また、
エチレンとエチレン系不飽和カルボン酸との共重合体の
金属中和物(アイオノマー)等も使用する事ができる。
【0036】(A) エチレン系不飽和カルボン酸;アクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン
酸、イタコン酸、シトラコン酸、5−ノルボルネン−
2,3−ジカルボン酸等。 (B) エチレン系不飽和無水カルボン酸;テトラヒドロ無
水フタル酸等。 (C) エチレン系不飽和エステル;アクリル酸エチル、メ
タクリ酸エチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、マレ
イン酸モノエチル、マレイン酸ジエチル、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、γ−ヒドロキシメタクリル酸プロ
ピル、β−ヒドロキシアクリル酸エチル、グリシジルア
クリレート、グリシジルメタクリレート、β−N−エチ
ルアミノエチルアクリレート等。 (D) エチレン系不飽和アミド又はイミド;アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、マレインイミド等。
【0037】なお、表面層の形成は、予め熔融押出法、
カレンダー法等の公知の成膜方法によってシート(フィ
ルム)化した樹脂シートを、基材層とする樹脂シート
に、必要に応じ絵柄層を印刷形成した後の印刷シートに
対して、ドライラミネーション、或いは熱融着によって
積層する事で形成できる。或いは、表面層とする樹脂
を、基材層とする樹脂シートに対して、熔融押出塗工法
(EC法)によって成膜と同時に形成しても良い。な
お、表面層の厚みは、用途等によるが、通常は10〜3
00μm程度である。また、表面層を2層等の多層構成
としても良いが、その場合、基材層等の他の層と接する
側を、極性官能基含有ポリオレフィン系樹脂からなる層
(成膜技術の観点から通常5μm以上とする)で構成す
るのは、層間密着性向上の点で、好ましい態様である。
【0038】なお、表面層2中には、必要に応じ、着色
剤、充填剤、難燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安
定剤等の各種の添加剤を添加する。また、表面層は、そ
の下側に絵柄層を設ける場合は、該絵柄層が透視可能な
様に、透明(無着色又は着色)である。
【0039】なお、上記紫外線吸収剤としては、ベンゾ
トリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリチル酸エステ
ル系等の有機物の紫外線吸収剤の他に、粒径0.2μm
以下の微粒子状の酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化チタン
等の無機物を用いることができる。光安定剤としては、
ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ニル)セバケート等のヒンダードアミン系ラジカル捕捉
剤、ピペリジン系ラジカル捕捉剤等のラジカル捕捉剤を
用いることができる。
【0040】〔硬化樹脂層〕硬化樹脂層3は、電離放射
線硬化性樹脂の硬化物で構成する。この硬化樹脂層によ
って、用途によっては表面層のみでは不足する耐摩耗
性、耐擦傷性、耐汚染性等の表面強度を向上させる事が
できる。硬化樹脂層は、2液硬化型ウレタン樹脂等の熱
硬化性樹脂の硬化物でも形成できるが、本発明の如く、
電離放射線硬化性樹脂の硬化物で形成する事で、より優
れた表面強度が得られる。また、硬化樹脂層3となる電
離放射線硬化性樹脂の硬化物は、通常、表面強度が強く
なる点で、架橋硬化物として形成される。なお、硬化樹
脂層は、表面強度を向上させる以外に、表面艶を調整
(艶有り、艶消し等)する事もできる。なお、硬化樹脂
層は、通常は無着色透明とするが、着色透明としても良
い。
【0041】なお、上記電離放射線硬化性樹脂は、電離
放射線により硬化可能な組成物であり、具体的には、分
子中にラジカル重合性不飽和結合、又はカチオン重合性
官能基を有する、プレポリマー(所謂オリゴマーも包含
する)及び/又はモノマーを適宜混合した電離放射線に
より硬化可能な組成物が好ましくは用いられる。これら
プレポリマー又はモノマーは単体又は複数種を混合して
用いる。
【0042】上記プレポリマー又はモノマーは、具体的
には、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アク
リロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、エポキ
シ基等のカチオン重合性官能基等を有する化合物からな
る。また、ポリエンとポリチオールとの組み合わせによ
るポリエン/チオール系のプレポリマーも好ましくは用
いられる。なお、例えば(メタ)アクリロイル基とは、
アクリロイル基又はメタクリロイル基の意味である。ラ
ジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーの例として
は、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メ
タ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メ
ラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アク
リレート、シリコーン(メタ)アクリレート等が使用で
きる。分子量としては、通常250〜100,000程
度のものが用いられる。
【0043】ラジカル重合性不飽和基を有するモノマー
の例としては、単官能モノマーとして、メチル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等がある。
また、多官能モノマーとして、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチールプロパントリ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサ
イドトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート等もある。カチオン重合
性官能基を有するプレポリマーの例としては、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ化合物等
のエポキシ系樹脂、脂肪酸系ビニルエーテル、芳香族系
ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂のプレポリマ
ーがある。チオールとしては、トリメチロールプロパン
トリチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラチ
オグリコレート等のポリチオールがある。また、ポリエ
ンとしては、ジオールとジイソシアネートによるポリウ
レタンの両端にアリルアルコールを付加したもの等があ
る。
【0044】なお、紫外線又は可視光線にて硬化させる
場合には、上記電離放射線硬化性樹脂に、さらに光重合
開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹
脂系の場合は、光重合開始剤として、アセトフェノン
類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル類を単独又は混合して用
いることができる。また、カチオン重合性官能基を有す
る樹脂系の場合は、光重合開始剤として、芳香族ジアゾ
ニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム
塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル
等を単独又は混合物として用いることができる。なお、
これらの光重合開始剤の添加量としては、電離放射線硬
化性樹脂100質量部に対して、0.1〜10質量部程
度である。
【0045】なお、電離放射線としては、電離放射線硬
化性樹脂中の分子を硬化反応させ得るエネルギーを有す
る電磁波又は荷電粒子が用いられる。通常用いられるも
のは、紫外線又は電子線であるが、この他、可視光線、
X線、イオン線等を用いる事も可能である。紫外線源と
しては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カー
ボンアーク灯、ブラックライト、メタルハライドランプ
等の光源が使用される。紫外線の波長としては通常19
0〜380nmの波長域が主として用いられる。電子線
源としては、コッククロフトワルトン型、バンデグラフ
ト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、或いは、直線
型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器
を用い、100〜1000keV、好ましくは、100
〜300keVのエネルギーをもつ電子を照射するもの
が使用される。
【0046】また、上記電離放射線硬化性樹脂には、更
に必要に応じて、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、酢
酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、セルロース系樹脂等の熱
可塑性樹脂等の他、公知の各種添加剤を添加することが
できる。例えば、炭カルシウム、シリカ等の艶消し剤、
アルミナ、シリカ等の減磨剤、体質顔料、紫外線吸収
剤、光安定剤、着色剤、滑剤等である。
【0047】なお、減摩剤は、耐摩耗性向上が必要な場
合に使用され、例えば、アルミナ(α−アルミナ等)、
シリカ、硝子、炭化ケイ素、ダイヤモンド等の硬質の無
機質粒子が使用される。該粒子の形状は、球、多角形、
鱗片状、不定形等である。減摩剤の平均粒径は通常3〜
30μm程度とする。平均粒径が小さ過ぎると耐摩耗性
向上効果が低下し、大き過ぎると表面の平滑性が低下す
る。減摩剤の添加量は、樹脂分全量に対して5〜30質
量%程度である。また、使用する減摩剤の平均粒径は、
硬化樹脂層の厚みに応じた平均粒径とする事も好まし
い。硬化樹脂層の厚みをtとし、耐摩性粒子の平均粒径
をdとした場合に、該平均粒径dと硬化樹脂層厚みtと
の関係を、0.3t≦d≦2.0tとするのが特に好ま
しい。それは、平均粒径dが硬化樹脂層厚みtの2倍よ
りも大きいと、硬化樹脂層表面からはみ出した耐摩性粒
子によって、硬化樹脂層外観が低下したり、硬化樹脂層
表面に接した接触物の表面を摩耗したり傷付けたりする
からである。一方、平均粒径dが硬化樹脂層厚みtの
0.3倍未満であると、十分な耐摩耗性を得にくい。
【0048】なお、減摩剤等の金属酸化物粒子は、必要
に応じ適宜、その粒子表面を表面処理剤で公知の表面処
理を行っても良い。表面処理剤としては、例えば、シラ
ンカップリング剤、チタネート系カップリング剤、アル
ミニウム系カップリング剤、チタニウム系キレート剤、
アルミニウム系キレート剤、チタニウム系アルコラー
ト、アルミニウム系アルコラート等である。表面処理に
よって、硬化樹脂層を形成する為の塗液又はインキに於
ける減摩剤等の粒子の分散性等を向上させる事ができ
る。
【0049】例えば、シランカップリング剤としては、
アルコキシ基の他に更に、アミノ基、ビニル基、エポキ
シ基、メルカプト基、クロル基等を有する公知のシラン
カップリング剤を用いれば良い。具体的には、例えば、
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルジメチルメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプ
ロピルジメチルエトキシシラン、γ−アクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルジメ
チルメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリエ
トキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメチルジエト
キシシラン、γ−アクリロキシプロピルジメチルエトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシランなどである。
【0050】また、チタネート系カップリング剤として
はイソプロピルトリイソステアロイルチタネート等があ
り、アルミニウム系カップリング剤としてはアセトアル
コキシアルミニウムジイソプロピレート等があり、チタ
ニウム系キレート剤としてはジイソプロポキシビス(ア
セチルアセトナト)チタン等があり、アルミニウム系キ
レート剤としてはエチルエセトアセテートアルミニウム
ジイソプロピレート等がある。
【0051】そして、上記の様な組成からる電離放射線
硬化性樹脂は、通常は常温(室温乃至は適宜加熱した塗
工温度において)にて液状の塗液として、ロールコー
ト、フローコート等の従来公知の塗工法で塗工する。塗
工対象物は、表面層とする樹脂シート、或いは、適宜絵
柄層が形成された基材層と、表面層とを積層済みの積層
シート等である。硬化樹脂層の厚さは、通常1〜10μ
m程度である。また、硬化樹脂層は、装飾処理として、
後述する凹凸模様を表面層の硬化樹脂層側に賦形する場
合、或いは該凹凸模様の凹部内に着色部を設ける場合
は、通常これら装飾処理の後に、最表面層となる様に形
成する。
【0052】〔装飾処理〕前述した如く、本発明の化粧
シートには通常は何らかの装飾処理が施されている。装
飾処理としては、基材層や表面層、或いは硬化樹脂層中
への着色剤添加による着色(透明又は不透明着色)、装
飾層として図1(B)の化粧シートSで示す様な、模様
等を表現する印刷等による絵柄層4の付与、或いは、エ
ンボス加工(加熱プレス)、ヘアライン加工等による表
面層表側面等への凹凸模様賦形等である。この様な装飾
処理は、化粧シートに於ける従来公知の各種装飾処理で
良い。また、各種装飾処理は、用途に応じて適宜組み合
わせても使用する。なかでも、次に述べる絵柄層4は、
装飾処理によって設ける代表例でもある。
【0053】絵柄層4は、例えば、グラビア印刷、オフ
セット印刷、シルクスクリーン印刷、転写シートからの
転写印刷、昇華転写印刷、インキジェット印刷等公知の
印刷法によってインキにて形成する。また、全面ベタ柄
の場合は、グラビアコート、ロールコート等の公知の塗
工法によって塗料で形成する事もできる。絵柄層の模様
としては、木目模様、石目模様、布目模様、皮絞模様、
幾何学図形、文字、記号、或いは全面ベタ等がある。な
お、絵柄層は、木目模様等の模様を表現する柄パターン
層と、全面ベタ層との組み合わせでも使用される。全面
ベタ層は、通常、隠蔽層、着色層、着色隠蔽層等として
使用される。
【0054】なお、絵柄層は、通常は、基材層1とする
樹脂シートに印刷形成する為、図1(B)で例示する化
粧シートSの如く、基材層1の表側面に形成されるが、
この他、絵柄層は、基材層の裏面、表裏両面、或いは、
表面層を樹脂シートで形成する場合では、該樹脂シート
の裏側面、表側面、表裏両面等も可能である。特に、本
発明では、基材層に非晶性ポリエステル樹脂を使用して
いるので、従来、基材層にアクリル樹脂シートを使用し
た場合に起き易かった印刷時の耐有機溶剤性の問題が起
き難いので、基材層とする樹脂シートに対して絵柄層を
形成する方法、及びそれによる層構成は、好ましい形態
の一つである。
【0055】なお、上記絵柄層形成に用いるインキ(或
いは)塗料としては、バインダーとして、ポリエステル
樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂、
或いは、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等
の塩素化ポリオレフィン樹脂等を、1種又2種以上混合
して用いる。但し、塩素化ポリオレフィン樹脂は塩化ビ
ニル樹脂同様に塩素を含有する樹脂となる為、本発明の
非塩ビ系の化粧シートとしては、好ましくは使用しない
方が良い。また、上記インキ(或いは)塗料に用いる着
色剤としては、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コ
バルトブルー、チタン黄、黄鉛、カーボンブラック等の
無機顔料、イソインドリノンイエロー、ハンザイエロー
A、キナクリドンレッド、パーマネントレッド4R、フ
タロシアニンブルー、インダスレンブルーRS、アニリ
ンブラック等の有機顔料(或いは染料も含む)、アルミ
ニウム、真鍮、等の金属粉末からなる金属顔料、二酸化
チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の箔粉からなる真珠光
沢(パール)顔料、蛍光顔料等を、1種又は2種以上混
合して用いる。
【0056】上述絵柄層は、装飾層として形成する代表
的な層の一つであったが、装飾層としては、金属薄膜層
等でも良い。金属薄膜層の形成は、アルミニウム、クロ
ム、金、銀、銅等の金属を用い、真空蒸着、スパッタリ
ング等の方法で製膜する。或いはこれらの組み合わせで
も良い。該金属薄膜層は、全面に設けても、或いは、部
分的にパターン状に設けても良い。
【0057】装飾処理としての凹凸模様賦形では、凹凸
模様を、ヘアライン加工、サンドブラスト加工、エンボ
ス加工等により賦形する。例えば、エンボス加工は、熱
プレス方式の枚葉又は輪転式エンボス機を用いて、加熱
軟化させた樹脂シートの表面にエンボス版を押圧して形
成する。該樹脂シートは、表面層とする樹脂シート、或
いは基材層とする樹脂シートである。また、凹凸模様の
賦形は、樹脂シートの成膜と同時に賦形しても良い。例
えば、Tダイ溶融押出法にて、冷却ローラとして凹凸模
様を冷却面に有するエンボス兼冷却ローラを用いて、成
膜と同時に賦形する方法等である。また、凹凸模様の賦
形は、基材層とする樹脂シートと、表面層とする樹脂シ
ートとを積層すると同時に、表面層とする樹脂シートの
表側面に熱圧によるエンボス加工で賦形する所謂ダブリ
ングエンボス法によって、賦形する方法もある。なお、
凹凸模様としては、木目板導管溝、石板表面凹凸(花崗
岩劈開面等)、布表面テクスチュア、梨地、砂目、ヘア
ライン、万線条溝等である。また、凹凸模様は通常は表
面層の表側面だが、表面層裏側面、基材層表側面、基材
層裏側面の場合もある。
【0058】また、装飾処理としては、凹凸模様の凹部
内に公知のワイピング法(特公昭58−14312号公
報等参照)によって、着色インキを充填して着色部を形
成することもできる。着色インキは前記絵柄層と同様の
物が可能である。但し、耐摩耗性の点で、2液硬化型ウ
レタン樹脂をバインダーとする物が好ましい。なお、ワ
イピング法は、ドクダーブレード法、ロールコート法
等、従来から使用されているワイピング法のいずれによ
っても良い。すなわち、凹凸模様全面に着色インキを塗
工し、而る後に、凸部のインキをドクダーブレード、ス
ポンジロール、布等で掻き落としたり、拭き取ったりし
て、凹部に着色インキを残留させるようにする。
【0059】〔化粧シートの被着体〕なお、本発明の化
粧シートの用途は特に限定されず、各種被着体の表面に
積層して表面を化粧する用途に用いる。被着体は各種素
材の平板、曲面板等の板材、立体形状物品、シート(或
いはフィルム)等である。例えば、木材単板、木材合
板、パーティクルボード、MDF(中密度繊維板)等の
木質繊維板等の板材や立体形状物品等として用いられる
木質板素材、鉄、アルミニウム等の板材、立体形状物品
或いはシート等として用いられる金属素材、ガラス、陶
磁器等のセラミックス、石膏等の非セメント窯業系材
料、ALC(軽量気泡コンクリート)板等の非陶磁器窯
業系材料等の板材や立体形状物品等として用いられる窯
業系素材、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチ
レン樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、
ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体)樹脂、フェノール樹脂、塩化ビニル樹脂、セルロ
ース系樹脂、ゴム等の板材、立体形状物品或いはシート
等として用いられる樹脂素材、或いは、専らシートとし
て用いられる上質紙、和紙等の紙、炭素、石綿、ガラ
ス、合成樹脂等の繊維からなる不織布または織布、或い
は、これら2種以上の素材を複合した素材、例えば、板
材や立体形状物品等として用いられる、木粉プラスチッ
ク、紙粉プラスチック、FRP(繊維強化プラスチッ
ク)等の複合(素)材が挙げられる。
【0060】〔化粧シートの被着体への積層方法〕被着
体への化粧シートの積層方法としては、例えば(1) 接着
剤を間に介して板状の被着体に加圧ローラーで加圧して
積層する方法、(2) 特公昭50−19132号公報、特
公昭43−27488号公報等に記載される様に、化粧
シートを射出成形の雌雄両金型間に配置した後、溶融樹
脂を型内に射出充填し、樹脂成型品である被着体の成形
と同時にその表面に化粧シートを接着積層する、所謂射
出成形同時ラミネート方法、(3) 特公昭56−4576
8号公報、特公昭60−58014号公報等に記載され
る様に、立体形状の被着体の表面に化粧シートを、間に
接着剤を介して対向又は載置し、被着体側からの少なく
とも真空吸引と更に適宜化粧シート側からの圧空押付け
の併用による圧力差により化粧シートを被着体の表面に
積層する、所謂真空成形積層方法、(4) 特公昭61−5
895号公報、特公平3−2666号公報等に記載され
るように、円柱、多角柱等の柱状の被着体の長軸方向
に、化粧シートを間に接着剤を介して供給しつつ、複数
の向きの異なるローラーにより、被着体を構成する複数
の側面に順次化粧シートを加圧接着して積層してゆく、
所謂ラッピング加工方法が有る。
【0061】なお、化粧シートを積層して化粧板とした
物に対する更なる加工方法としては、実公大15−31
122号公報、特開昭48−47972号公報に記載さ
れる様に、まず化粧シートを板状の被着体に間に接着剤
を介して積層して化粧板とし、化粧シートとは反対側の
面に、化粧シートと被着体との界面に到達する、断面が
V字状、又はU字状溝を切削し、次いで該溝内に接着剤
を塗布した上で該溝を折り曲げ箱体又は柱状体を成形す
る所謂、Vカット又はUカット加工法等の折曲加工法が
ある。
【0062】特に、本発明の化粧シートでは、真空成形
性等の成形性、及び折曲加工性を確保してあるので、上
記方法のうち(2) 、(3) 、(4) 等の積層方法、及びVカ
ット加工法等の折曲加工方法が好適である。
【0063】〔化粧シート及びその積層物の用途〕本発
明の化粧シートは各種被着体に積層し、必要に応じて所
定の成形加工等を施して、各種用途に用いる。例えば、
壁、天井、床等建築物の内装、窓枠、扉、手摺等の建具
の表面化粧(例えばキッチンキャビネット等)、家具又
は弱電・OA機器のキャビネットの表面化粧、自動車、
電車等の車輛内装、航空機内装、船舶内装、窓硝子の化
粧等である。
【0064】
【実施例】以下、本発明の化粧シートを実施例により更
に説明する。
【0065】〔実施例1〕図1(A)に示す構成の化粧
シートSを、次の様にして作製した。先ず、基材層1と
して、非晶性ポリエステル樹脂〔イーストマンケミカル
社製、「Eastar PETG 6763」(商品
名)〕に、着色剤としてチタン白、黄鉛、弁柄を主体と
する着色顔料を添加して黄褐色に着色した着色樹脂を、
溶融押出法で成膜して、厚さ60μmの着色樹脂シート
を用意した。
【0066】次に、上記着色樹脂シートの片面に、木目
模様の絵柄層4を印刷形成して印刷シートとした。な
お、絵柄層は、バインダーの樹脂に2液硬化型ウレタン
樹脂を用い、着色剤には弁柄及びカーボンブラックを用
いた着色インキをグラビア印刷して形成した。
【0067】そして、上記印刷シートの絵柄層形成面に
対して、エチレン−プロピレンランダム共重合体にベン
ゾトリアゾール系紫外線吸収剤を0.5重量%及びヒン
ダードアミン系光安定剤を0.3重量%添加したポリオ
レフィン系樹脂を用いた、Tダイからの溶融押出塗工法
によって、厚さ60μmで無着色透明な表面層2を成膜
と同時に積層して積層シートとした。
【0068】。次いで、上記積層シートの表面層形成面
に対して、ビスフェノールA系エポキシアクリレート2
0質量部、フェノール系エポキシアクリレート20質量
部、トリメチロールプロパントリアクリレート20質量
部、ウレタンアクリレートプレポリマー20質量部、シ
リコーンアクリレート1質量部、及びシリカ(平均粒径
5μmの艶消し剤)15質量部を、適当量の希釈溶剤
(酢酸エチルとトルエンの1対1質量比混合溶剤)で希
釈してなる電離放射線(電子線)硬化性樹脂塗料をグラ
ビア塗工後、電子線を175keV、30kGy(3M
rad)の条件で照射して塗膜を架橋硬化させて、電離
放射線硬化性樹脂の硬化物からなる厚さ5μmで無着色
透明な硬化樹脂層3を形成し、化粧シートSを得た。
【0069】〔比較例1〕基材層としてエチレン−プロ
ピレンランダム共重合体からなる厚み60μmの樹脂シ
ートを使用して、この樹脂シートの片面に実施例1同様
の絵柄層を印刷形成して印刷シートとした後、該絵柄層
印刷面に、表面層としてエチレン−プロピレンランダム
共重合体系のオレフィン系熱可塑性エラストマーを熔融
押出塗工法で成膜と同時に積層して化粧シートを作製し
た。なお、硬化樹脂層の形成は省略した。
【0070】〔性能評価〕真空成形性、折曲加工性(V
カット加工適性)、(被着体に対する)接着性、及び、
耐摩耗性、耐擦傷性を評価した。なお、真空成形性、耐
摩耗性及び耐擦傷性(耐傷付き性)は、次の様にして評
価した。
【0071】(1) 真空成形性:縦横各100mm、厚さ
30mmのラワン合板の表面中央部に、深さ5mmで角
度90度の断面V字状の直線状V溝を形成したものを被
着体として、この被着体に、裏面にウレタン系接着剤を
施した上記化粧シートを、真空成形積層方法にて貼り合
わせた。そして、化粧シートが上記V溝内に綺麗に成形
されて入り込んだものは良好、V溝から浮いていたもの
は不良とした。 (2) 耐摩耗性:スチールウールで化粧シートの表面を1
0往復擦り、表面に傷が付けば不良、付かなければ良好
とした。 (3) 耐傷付き性:化粧シートを木質基材の被着体に貼っ
て化粧板とし、その化粧シート面に少量のおが屑をまい
て、2枚の化粧板をそれら化粧シート面同士をおが屑を
挟んで合わせ、水平に10cmの距離を10往復ずらし
て表面に傷が付けば不良、付かなければ良好とした。
【0072】性能評価の結果、実施例1は、真空成形
性、折曲加工性、接着性、耐摩耗性、及び耐擦傷性(耐
傷付き性)は、全て良好であった。一方、比較例1は、
真空成形性、折曲加工性、及び接着性はいずれも十分と
は言えず不良となった他、最表面に硬化樹脂層が無い為
に、耐摩耗性及び耐擦傷性(耐傷付き性)も不十分であ
った。
【0073】
【発明の効果】本発明の化粧シートによれば、真空成形
等の成形性、折曲加工性、及び被着体に対する接着性が
良好となる。この結果、成形性が良好な為に、凹凸面へ
のラミネート時でも化粧シートの凹凸追従性が良く、ま
た、熱成形加工の適正条件幅も広く成形加工し易い上、
基材層によるネッキング発生も起きない。また、折曲加
工性が良好な為に、Vカット加工等の折曲加工時に、ネ
ッキングや、白化、亀裂、割れを生じ難い。そして、被
着体にラミネート時に、易接着層や接着剤に特別に留意
する必要も無い。しかも、ポリオレフィン系樹脂からな
る表面層の上に更に、電離放射線硬化性樹脂の硬化物に
よる硬化樹脂層を設けてあるので、耐摩耗性、耐擦傷性
等の表面強度も良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧シートの形態例を示す断面図。
【符号の説明】
1 基材層 2 表面層 3 硬化樹脂層 4 絵柄層 S 化粧シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA20 AK01C AK03B AK04 AK07 AK25 AK41A AK51 AK53 AL03 AL06 AT00A BA03 BA05 BA07 BA10C CA06 CA07 GB07 GB32 GB81 HB00B JA12A JB14C JL01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材層上にポリオレフィン系樹脂からな
    る表面層を積層してなる化粧シートにおいて、 基材層が非晶性ポリエステル樹脂からなり、且つ表面層
    上に更に電離放射線硬化性樹脂の硬化物からなる硬化樹
    脂層が積層されてなる、化粧シート。
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