JP2012210965A - 筒状フィルム、及びラベル付き容器の製造方法 - Google Patents

筒状フィルム、及びラベル付き容器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、1回の装着作業で、キャップフィルムと胴フィルムを容器のキャップ部と胴部にそれぞれ独立して装着することができる筒状フィルムを提供する。
【解決手段】 本発明の筒状フィルム1は、キャップ部92と胴部91の間に凹み部93を有する容器9に熱収縮装着される筒状フィルムであって、前記容器9のキャップ部92の周囲に熱収縮装着される筒状のキャップフィルム2と、前記キャップフィルム2に一体的に繋がり且つ前記容器9の胴部91の周囲に熱収縮装着される筒状の胴フィルム3と、を有し、前記キャップフィルム2と胴フィルム3の境界に、周方向に延びるミシン目線4が形成され、前記ミシン目線4は、複数の貫通孔部41と、前記複数の貫通孔部41の間に存在する非貫通部42と、からなり、前記非貫通部42の周方向長さが、0.5mm以上4.0mm未満であり、前記複数の非貫通部42及び貫通孔部41が、所定の関係を満たしている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、容器のキャップ部と胴部に同時に且つ独立して装着できる筒状フィルムなどに関する。
調味料、飲料、食品、医薬品、化粧品などが収納された容器の胴部には、商品名、成分表示、製造者名などの各種のデザインが表されている。これらのデザインの表示手段として、前記デザインが印刷された熱収縮性の筒状フィルムを容器の胴部に装着することが広く行われている。以下、容器の胴部の周囲に装着されるものを、胴フィルムという。
また、容器のキャップ部への粉塵付着防止やキャップ部の不正開封防止などのため、容器のキャップ部に筒状フィルムを装着することも広く行われている(例えば、特許文献1)。なお、キャップ部に装着される筒状フィルムは、一般に、キャップシールと呼ばれる。以下、容器のキャップ部の周囲に装着されるものを、キャップフィルムという。
従来、前記キャップフィルムと胴フィルムは、1つの容器に対してそれぞれ別個に装着されている。
このようにキャップフィルムと胴フィルムが別個独立して容器に装着されていれば、キャップフィルムを任意の方法で除去することにより、容器の胴フィルムが装着されたままで(つまり、容器の胴部にデザインを残したままで)、容器のキャップ部を開封できる。
しかしながら、キャップフィルムと胴フィルムを別個に装着するには、1つの容器に対して、2回の装着作業を行わなければならない。かかる装着作業を機械的に行う場合には、1つの製造ラインに2台の装着装置を順次設置する必要があるため、コストアップになるという問題点がある。
他方、比較的縦長に形成された1つの筒状フィルムを、容器のキャップ部と胴部に跨って熱収縮装着することも知られている。なお、このようにキャップ部と胴部に跨って装着する筒状フィルムは、一般にフルシュリンクフィルムとも呼ばれる。
このような筒状フィルムは、1回の装着作業で、容器のキャップ部と胴部に装着できる。
しかしながら、かかる筒状フィルムは、容器に装着後、上記キャップフィルムに相当する部分と胴フィルムに相当する部分が一体的に繋がっているので、容器の胴部にデザインを残したままでキャップ部を開封するためには、キャップフィルムに相当する部分のみを上手に除去しなければならない。
ところが、キャップフィルムに相当する部分のみを切り取る際に、胴フィルムに相当する部分に切れ目が生じ、キャップフィルムに相当する部分のみを綺麗に切り取ることができない場合がある。もちろん、従来のフルシュリンクフィルムには、キャップフィルムに相当する部分と胴フィルムに相当する部分の間に、切取り用のミシン目線が形成されているが、子供、高齢者及び指先が器用でない者などにとっては、この切取り用のミシン目線に沿ってフィルムを綺麗に切り取ることができない場合がある。
それ故、上述のように、キャップフィルムと胴フィルムが別個独立して容器に装着されていることが好ましい。
特開2003−231539号公報
本発明の第1の目的は、1回の装着作業で、キャップフィルムと胴フィルムを容器のキャップ部と胴部にそれぞれ独立して装着することができる筒状フィルムを提供することである。
本発明の第2の目的は、1回の装着作業で、キャップフィルムと胴フィルムが容器のキャップ部と胴部にそれぞれ独立して装着されたラベル付き容器の製造方法を提供することである。
本発明者らは、上記新規な課題を解決するために鋭意研究し、キャップフィルムと胴フィルムが一体化された筒状フィルムを容器に熱収縮装着したときに、ミシン目線を利用し、両フィルムに分離できるようにするという着想に至り、本発明を完成させた。
本発明の筒状フィルムは、キャップ部と胴部の間に凹み部を有する容器に熱収縮装着される周方向に熱収縮可能な筒状フィルムであって、前記容器のキャップ部の周囲に熱収縮装着される筒状のキャップフィルムと、前記キャップフィルムに一体的に繋がり且つ前記容器の胴部の周囲に熱収縮装着される筒状の胴フィルムと、を有し、前記キャップフィルムと胴フィルムの境界に、周方向に延びるミシン目線が形成され、前記ミシン目線は、複数の貫通孔部と、前記複数の貫通孔部の間に存在する非貫通部と、からなり、前記非貫通部の周方向長さが、0.5mm以上4.0mm未満であり、前記複数の非貫通部及び貫通孔部が、下記関係1、関係2及び関係3から選ばれる少なくとも1つの関係を満たしている。
関係1:0.5mm≦非貫通部の周方向長さ<2.0mm、且つ、その非貫通部の周方向長さ×2≦その非貫通部の間にある貫通孔部の周方向長さ。
関係2:2.0mm≦非貫通部の周方向長さ<3.0mm、且つ、その非貫通部の周方向長さ×3≦その非貫通部の間にある貫通孔部の周方向長さ。
関係3:3.0mm≦非貫通部の周方向長さ<4.0mm、且つ、その非貫通部の周方向長さ×4≦その非貫通部の間にある貫通孔部の周方向長さ。
上記本発明の筒状フィルムを、キャップ部と胴部の間に存在する容器の凹み部に前記ミシン目線が対応するように、容器に被せた後、これを加熱すると、筒状フィルムは熱収縮する。凹み部にミシン目線が対応するように位置合わせした筒状フィルムは、そのキャップフィルムが容器のキャップ部の周囲に熱収縮により密着し、且つ、その胴フィルムが容器の胴部の周囲に熱収縮により密着すると共に、容器の凹み部に対応するフィルム部分が、熱収縮により小径な凹み部に向かって大きく縮径する。
本発明の筒状フィルムは、ミシン目線が上記関係1、関係2及び関係3から選ばれる少なくとも1つの関係を満たしているので、熱収縮によって容器の凹み部に対応するフィルム部分が大きく縮径すると、それに引っ張られてミシン目線の非貫通部が破断する。
よって、ミシン目線を境界にしてキャップフィルムと胴フィルムが分離し、キャップフィルムと胴フィルムが容器のキャップ部と胴部にそれぞれ独立して装着された、ラベル付き容器を得ることができる。
本発明の好ましい筒状フィルムは、前記筒状フィルムが、熱収縮性フィルムを筒状にし且つその両側端部を重ね合わせて接着することにより形成された重合接着部を有し、前記重合接着部を分断する分断線が前記ミシン目線に連なって設けられている。
前記重合接着部は、熱収縮性フィルムが2層重なった厚肉部分であるが、この重合接着部を分断する分断線が前記ミシン目線に連なって設けられていることにより、熱収縮によってミシン目線に沿って筒状フィルムが破断すると、キャップフィルムと胴フィルムが確実に分離する。
本発明の好ましい筒状フィルムは、前記筒状フィルムが、筒状フィルムの縦方向に延び且つ対向する2本の折り目において、扁平状に折り畳まれており、前記2本の折り目に、前記ミシン目線の非貫通部がそれぞれ位置している。
扁平状に折り畳まれた筒状フィルムは、保管・運搬時に、扁平状の筒状フィルムの両側縁に相当する2本の折り目において、異物と接触する蓋然性が高くなる。
上記好ましい筒状フィルムは、ミシン目線の貫通孔部が折り目に交差していないので、扁平状にした筒状フィルムを保管・運搬する時に、異物が折り目に接触しても、折り目から切れ目が生じ難い。従って、上記好ましい筒状フィルムは、保管・運搬時にミシン目線から筒状フィルムが破れることを防止できる。
本発明の別の局面によれば、ラベル付き容器の製造方法を提供する。
このラベル付き容器の製造方法は、キャップ部と胴部の間に凹み部を有する容器と、周方向に熱収縮性を有し、筒状のキャップフィルムと筒状の胴フィルムが一体的に形成され且つ前記2つのフィルムの間に周方向に延びるミシン目線が形成された筒状フィルムと、を用い、前記容器の凹み部に前記ミシン目線が対応するように前記筒状フィルムを容器に被せて加熱することにより、前記ミシン目線の各貫通孔部の間に存する非貫通部を前記筒状フィルムの熱収縮によって破断させ、前記キャップフィルムが前記キャップ部に且つ前記胴フィルムが前記胴部にそれぞれ独立して装着されたラベル付き容器を得る。
好ましくは、前記製造方法において、熱収縮前の筒状フィルムにおけるミシン目線の非貫通部の周方向長さが、0.5mm以上4.0mm未満である。
本発明の筒状フィルムは、1回の装着作業で、キャップフィルムと胴フィルムを容器のキャップ部と胴部にそれぞれ独立して装着することができる。
また、本発明の製造方法によれば、筒状フィルムの装着作業を1回行うだけで、キャップフィルムと胴フィルムが容器のキャップ部と胴部にそれぞれ独立して装着されたラベル付き容器を得ることができる。
1つの実施形態に係る筒状フィルムの正面図。 同背面図。 図1のIII−III線断面図。 筒状フィルムを装着する容器の正面図。 容器に筒状フィルムを被せた状態を示す正面図。 筒状フィルムが容器に熱収縮装着された、ラベル付き容器の正面図。 実施例で使用した筒状フィルムの正面図。
以下、本発明について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1乃至図3は、2つの折り目において扁平状に折り畳んだ状態の本発明の筒状フィルムを示している。
図1乃至図3において、本発明の筒状フィルム1は、熱収縮性フィルムを筒状にした筒状体であり、その周方向に熱収縮可能である。
この筒状フィルム1は、容器のキャップ部の周囲に熱収縮装着されるキャップフィルム2と、容器の胴部の周囲に熱収縮装着される胴フィルム3と、を有する。胴フィルム3は、キャップフィルム2の下方に一体的に繋がっている。従って、キャップフィルム2は、筒状フィルム1の上方領域を構成しており、胴フィルム3は、筒状フィルム1の下方領域を構成しており、キャップフィルム2及び胴フィルム3はいずれも筒状である。
胴フィルム3には、商品名などのデザインが印刷などの方法で表示されている。また、キャップフィルム2には、デザインが表示されていてもよいし、或いは、表示されていなくてもよい。デザインが表示されていない箇所は、熱収縮性フィルムの性状に応じて、無色透明、有色透明又は有色非透明である。
キャップフィルム2と胴フィルム3の境界には、筒状フィルム1の周方向に延びるミシン目線4が形成されている。換言すると、熱収縮性フィルムを筒状にした筒状フィルム1のうち、ミシン目線4よりも上方の領域がキャップフィルム2に相当し、ミシン目線4よりも下方の領域が胴フィルム3に相当する。
前記筒状フィルム1は、熱収縮性フィルムの横方向が周方向となるように筒状に丸め、その熱収縮性フィルムの一側端部及び他側端部を重ね合わせて接着することにより形成されている。
なお、前記熱収縮性フィルムの一側端部は、熱収縮性フィルムの縦方向に沿った2つの側端部のうちの一方の側端部であり、前記熱収縮性フィルムの他側端部は、前記2つの側端部の他方である。
本明細書において、熱収縮性フィルムの横方向は、筒状フィルム1の周方向に相当し、熱収縮性フィルムの縦方向は、熱収縮性フィルムの面内で前記横方向に直交する方向であって、筒状フィルム1の縦方向に相当する。
前記熱収縮性フィルムの両側端部を重ね合わせて接着した部分が、重合接着部5である。前記両側端部は、例えば、溶剤や接着剤を用いて接着できる。
重合接着部5は、熱収縮性フィルムが2層重なった厚肉部分であって、筒状フィルム1の上縁1aから下縁1bに亘って形成された帯状厚肉部分である。重合接着部5の幅(周方向長さ)は、特に限定されないが、通常、3mm〜10mm程度である。
上記筒状フィルム1は、容器に装着する前には、保管・運搬などの便のため、縦方向に延び且つ対向する2本の折り目11,12において、扁平状に折り畳まれている(図3参照)。
また、本発明の筒状フィルム1は、通常、長尺状の熱収縮性フィルムを筒状に形成した長尺状の筒状体の態様で、保管・運搬され且つ使用される。詳しくは、長尺状の筒状体をロールに巻いた状態で保管・運搬され、ロールに巻いた筒状体は装着装置に装填される。その装着装置では、長尺状の筒状体を引き出して所定長さに切断することにより、1つの筒状フィルム1を形成し、その筒状フィルム1を拡げて容器に装着する。
もっとも、本発明の筒状フィルム1は、このような長尺状の態様に限られず、1つずつの枚葉体の態様で提供することもできる。
前記熱収縮性フィルムは、特に限定されず、例えば、ポリスチレンなどのスチレン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸などのポリエステル系樹脂;ポリプロピレン、環状オレフィンなどのオレフィン系樹脂;ポリカーボネート;塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂から選ばれる1種又は2種以上の混合物を含む熱可塑性樹脂フィルムを用いることができる。また、熱収縮性フィルムとして、2種以上の熱可塑性樹脂フィルムが積層された積層フィルムや、金属蒸着膜が積層された積層フィルムを用いることもできる。これらのフィルムは公知の製法で製膜し延伸処理することにより熱収縮性を付与できる。
前記熱収縮性フィルムは、熱収縮温度(例えば、60℃〜130℃)において、少なくとも横方向に熱収縮し得るフィルムが用いられ、また、熱収縮性フィルムは、縦方向にも熱収縮し得るフィルムでもよい。
熱収縮性フィルムの熱収縮率は、容器のキャップ部及び胴部に密着するまで熱収縮し得る程度であれば特に限定されない。
例えば、熱収縮性フィルムは、85℃に加熱した際の横方向における熱収縮率が30%以上のフィルムであることが好ましく、さらに、40%以上がより好ましく、50%以上のフィルムが特に好ましい。また、熱収縮性フィルムが縦方向にも熱収縮し得る場合、その熱収縮性フィルムの、85℃に加熱した際の縦方向における熱収縮率は、1%〜15%であり、好ましくは1%〜10%である。
ここで、前記85℃に加熱した際の熱収縮率は、加熱前のフィルムの長さ(元の長さ)と、フィルムを85℃の温水中に10秒間浸漬した後のフィルムの長さ(浸漬後の長さ)の割合である。前記熱収縮率は、下記式に代入して求められる。
式:熱収縮率(%)=[{(フィルムの横方向(又は縦方向)の元の長さ)−(フィルムの横方向(又は縦方向)の浸漬後の長さ)}/(フィルムの横方向(又は縦方向)の元の長さ)]×100。
ミシン目線4は、筒状フィルム1の縦方向中途部において、筒状フィルム1の周方向全体に亘って周設されている。
ミシン目線4は、ミシン針の縫い跡の如く熱収縮性フィルムの表裏面に貫通する貫通孔部41が周方向に断続的に形成された線である。従って、ミシン目線4は、複数の貫通孔部41と、前記複数の貫通孔部41の間に存在する非貫通部42(貫通処理されていないフィルム部分)と、からなり、これら貫通孔部41及び非貫通部42が交互に連なった集合である。
貫通孔部41の正面視形状は、円形状、周方向に細長く延びる短い直線状などである。熱収縮時に非貫通部42が破断し易いこと及びミシン目線4に沿って分離された後に生じるキャップフィルム2の下縁と胴フィルム3の上縁が鋸刃形状とならないことから、貫通孔部41の正面視形状は、周方向に細長く延びる短い直線状であることが好ましい。
ミシン目線4の貫通孔部41は、ミシン目刃(ディスクカッターなど)、レーザーなどの切断手段を用いて形成できる。
本発明においては、筒状フィルム1は、容器装着前には、ミシン目線4で筒状フィルム1が破れず、容器装着時に、ミシン目線4で筒状フィルム1が分離する必要がある。
このような条件を満たすミシン目線4を筒状フィルム1に形成したことが本発明の特徴である。
すなわち、前記ミシン目線4は、前記複数の非貫通部42の周方向長さが、0.5mm以上4.0mm未満の範囲内であり、さらに、前記複数の非貫通部42及び貫通孔部41が、下記関係1、関係2及び関係3から選ばれる少なくとも1つの関係を満たしている。
関係1:0.5mm≦非貫通部42の周方向長さ<2.0mm、且つ、その非貫通部42の周方向長さ×2≦その非貫通部42の間にある貫通孔部41の周方向長さ。
関係2:2.0mm≦非貫通部42の周方向長さ<3.0mm、且つ、その非貫通部42の周方向長さ×3≦その非貫通部42の間にある貫通孔部41の周方向長さ。
関係3:3.0mm≦非貫通部42の周方向長さ<4.0mm、且つ、その非貫通部42の周方向長さ×4≦その非貫通部42の間にある貫通孔部41の周方向長さ。
なお、非貫通部42の周方向長さは、筒状フィルム1の周方向における非貫通部42の長さであり、同様に、貫通孔部41の周方向長さは、筒状フィルム1の周方向における貫通孔部41の長さである。
関係1において、「その非貫通部42の周方向長さ×2≦その非貫通部42の間にある貫通孔部41の周方向長さ」は、0.5mm以上2.0未満の周方向長さを有する非貫通部42(以下、関係1の非貫通部42という)の2つの間に挟まれた貫通孔部41の周方向長さが、関係1の非貫通部42の周方向長さの2倍以上という意味である。
関係1において、貫通孔部41の周方向長さは、関係1の非貫通部42の周方向長さの2.5倍以上が好ましく、3倍以上がより好ましい。貫通孔部41の周方向長さが関係1の非貫通部42の周方向長さの2.5倍以上(特に3.0倍以上)であれば、重合接着部5を分断する分断線を形成せず且つその重合接着部5に上記ミシン目線4を形成しているだけで、熱収縮時にミシン目線4に沿って重合接着部5も確実に分断できる。
関係1において、貫通孔部41の周方向長さの上限は特に限定されないが、貫通孔部41の周方向長さが余りに長過ぎると、筒状フィルム1の保管・運搬時に、筒状フィルム1がミシン目線4から破れるおそれがある。さらに、貫通孔部41の周方向長さが余りに長過ぎると、容器に熱収縮装着しにくくなる。このため、関係1において、貫通孔部41の周方向長さは、関係1の非貫通部42の周方向長さの20倍以下が好ましく、10倍以下がより好ましい。
関係2において、「その非貫通部42の周方向長さ×3≦その非貫通部42の間にある貫通孔部41の周方向長さ」とは、2.0mm以上3.0未満の周方向長さを有する非貫通部42(以下、関係2の非貫通部42という)の間に挟まれた貫通孔部41の周方向長さが、関係2の非貫通部42の周方向長さの3倍以上という意味である。
関係2において、貫通孔部41の周方向長さは、関係2の非貫通部42の周方向長さの3.5倍以上が好ましく、4倍以上がより好ましい。貫通孔部41の周方向長さが関係2の非貫通部42の周方向長さの3.5倍以上(特に4.0倍以上)であれば、重合接着部5を分断する分断線を形成せず且つその重合接着部5に上記ミシン目線4を形成しているだけで、熱収縮時にミシン目線4に沿って重合接着部5も確実に分断できる。
関係2において、貫通孔部41の周方向長さの上限は特に限定されないが、貫通孔部41の周方向長さが余りに長過ぎると、筒状フィルム1の保管・運搬時に、筒状フィルム1がミシン目線4から破れるおそれがある。さらに、貫通孔部41の周方向長さが余りに長過ぎると、容器に熱収縮装着しにくくなる。このため、関係2において、貫通孔部41の周方向長さは、関係2の非貫通部42の周方向長さの20倍以下が好ましく、10倍以下がより好ましい。
関係3において、「その非貫通部42の周方向長さ×4≦その非貫通部42の間にある貫通孔部41の周方向長さ」とは、3.0mm以上4.0未満の周方向長さを有する非貫通部42(以下、関係3の非貫通部42という)の間に挟まれた貫通孔部41の周方向長さが、関係3の非貫通部42の周方向長さの4倍以上という意味である。
関係3において、貫通孔部41の周方向長さは、関係3の非貫通部42の周方向長さの4.5倍以上が好ましく、5倍以上がより好ましい。貫通孔部41の周方向長さが関係3の非貫通部42の周方向長さの4.5倍以上(特に5.0倍以上)であれば、重合接着部5を分断する分断線を形成せず且つその重合接着部5に上記ミシン目線4を形成しているだけで、熱収縮時にミシン目線4に沿って重合接着部5も確実に分断できる。
関係3において、貫通孔部41の周方向長さの上限は特に限定されないが、貫通孔部41の周方向長さが余りに長過ぎると、筒状フィルム1の保管・運搬時に、筒状フィルム1がミシン目線4から破れるおそれがある。さらに、貫通孔部41の周方向長さが余りに長過ぎると、容器に熱収縮装着しにくくなる。このため、関係3において、貫通孔部41の周方向長さは、関係3の非貫通部42の周方向長さの20倍以下が好ましく、10倍以下がより好ましい。
ミシン目線4の貫通孔部41及び非貫通部42のそれぞれの周方向長さは、上記関係を満たしていれば、その具体的な数値は特に限定されない。
また、複数の貫通孔部41が、全て同じ周方向長さであってもよいし、複数の貫通孔部41のうちの一部の貫通孔部41と残りの貫通孔部41の各周方向長さが、異なっていてもよい。同様に、複数の非貫通部42が、全て同じ周方向長さであってもよいし、複数の非貫通部42のうちの一部の非貫通部42と残りの貫通孔部41の各周方向長さが、異なっていてもよい。
また、1つの筒状フィルム1に対する非貫通孔部42の個数は、特に限定されない。筒状フィルム1の保管・運搬時に、筒状フィルム1がミシン目線4から破れないようにするために、非貫通孔部42は、筒状フィルム1の周方向全体において4箇所以上点在していることが好ましく、8箇所以上がより好ましい。
例えば、ミシン目線4(非貫通部42と貫通孔部41の集合)のうち、幾つかの非貫通部42と貫通孔部41が交互に連なった1つの集合部分が、上記関係1を満足し、幾つか非貫通部42と貫通孔部41が交互に連なった他の集合部分が、上記関係2を満足し、幾つか非貫通部42と貫通孔部41が交互に連なった更なる他の集合部分が、上記関係3を満足しているというように、ミシン目線4は、関係1乃至関係3から選ばれる2つ以上の関係を満たしていてもよい。
図1及び図2では、上記関係2と関係3を満たすミシン目線4が形成された場合を参考的に図示している。ただし、図1及び図2に図示されたミシン目線4の各部の寸法は、実際の寸法とは違っていることに留意されたい。
さらに、扁平状の筒状フィルム1の2本の折り目11,12においては、前記ミシン目線4の貫通孔部41がそれぞれ形成されていない。つまり、扁平状の筒状フィルム1の2本の折り目11,12においては、ミシン目線4の非貫通部42がそれぞれ位置している。
通常、ミシン目線4は、熱収縮性フィルムを筒状にして筒状フィルム1を形成した後に形成される。具体的には、扁平状に折り畳んだ筒状フィルム1又は扁平状に折り畳んだ長尺状の筒状体(以下、扁平体という)の一方面側から反対面側にミシン目刃などの切断手段を貫通させることにより、ミシン目線4は形成される。従って、ミシン目線4は、前記扁平体の一方面と反対面に同時に形成される。
この扁平体の2本の折り目11,12に貫通孔部41が交差しないようにミシン目線4を形成することにより、2本の折り目11,12において非貫通部42がそれぞれ位置した扁平状の筒状フィルム1が得られる。
扁平状の折り畳まれた筒状フィルム1は、保管・運搬時に、その両側縁に相当する2本の折り目11,12において、異物と接触する蓋然性が高くなるが、本発明の筒状フィルム1は、ミシン目線4の貫通孔部41が折り目11,12に交差していないので、扁平状にした筒状フィルム1を保管・運搬する時に、異物が折り目11,12に接触しても、折り目11,12から切れ目が生じ難い。従って、保管・運搬時にミシン目線4から筒状フィルム1が破れることを防止できる。
なお、上述のように、扁平体の一方面側から反対面側に切断手段を貫通させることによってミシン目線4を形成した場合には、扁平体の正面(一方面側)から見たときのミシン目線4の形状(図1参照)は、背面(正面とは反対側、つまり、他方面側)から見たときのミシン目線4の形状と対称になっている。
もっとも、本発明の筒状ラベルは、2本の折り目11,12の少なくとも何れか一方の折り目11,12においてミシン目線4の貫通孔部41が位置しているものでもよい。
また、前記筒状フィルム1には、前記重合接着部5を分断する分断線6が前記ミシン目線4に連なって設けられている。
この分断線6は、重合接着部5を上下2つに分断するものであり、重合接着部5を横切るように筒状フィルム1の周方向に延びている。分断線6の両端部には、ミシン目線4の端部がそれぞれ連続している。
分断線6は、熱収縮性フィルムが2層重なった厚肉部分の表裏面に貫通する線であり、周方向に細長く延びた直線状に形成されている。従って、分断線6は、重合接着部5を分断するミシン目線4の貫通孔部41の一部(細長い直線状の貫通孔部)とも言える。
分断線6の周方向長さは、重合接着部5の幅以上であればよいが、それが余りに長いと、筒状フィルム1の保管・運搬時に、筒状フィルム1が分断線6から破れるおそれがある。このような点から、分断線6は、重合接着部5の幅+10mm以下であることが好ましい。例えば、分断線6の周方向長さは、7mm〜10mmに形成される。
なお、2本の折り目11,12の略中央に重合接着部5を位置させて扁平状にした筒状フィルム1(扁平体)の一方面側から反対面側に切断手段を貫通させることによって分断線6を形成した場合には、図2に示すように、その反対面にも分断線6に対応した切断線61が対称的に形成される。この切断線61が筒状フィルム1の反対面に形成されていても、それは分断線6と同じ長さで且つ1箇所だけなので、保管・運搬時にそこから筒状フィルム1が破れるおそれはない。
もっとも、ミシン目線4の貫通孔部41の周方向長さとして、上記関係1乃至関係3の中の好ましい長さを選択すれば、重合接着部5に分断線6を形成しなくてもよい。
また、キャップフィルム2の面内には、筒状フィルム1の上縁1aからミシン目線4にまで縦方向に延びる、2本の開封用ミシン目線7が形成されている。この開封用ミシン目線7は、容器装着後のキャップフィルム2を除去すべく、キャップフィルム2を左右に2分するために用いられるミシン目線である。開封用ミシン目線7は、上記ミシン目線4のような関係1乃至関係3を満たしているものでよいが、熱収縮時に開封用ミシン目線7の非貫通部が破断し難いという点から、開封用ミシン目線7は上記関係1乃至関係3をいずれも満たしていないことが好ましい。例えば、開封用ミシン目線7の貫通孔部及び非貫通部は、0.5mm〜1.5mm程度に形成される。
次に、キャップ部と胴部の間に凹み部を有する容器と、周方向に熱収縮性を有し、筒状のキャップフィルム2と筒状の胴フィルム3が一体的に形成され且つその間に周方向に延びるミシン目線4が形成された上記筒状フィルム1と、を用いた、本発明のラベル付き容器の製造方法について説明する。
用いられる容器9は、図4に示すように、収納物を入れる胴部91と、胴部91の上方開口部を塞ぎ且つ胴部91の上方に着脱できる(例えば、ネジによる螺合や凹凸嵌合などによって着脱できる)キャップ部92と、を有し、胴部91とキャップ部92の間に、胴部91の中心方向に凹んだ凹み部93が胴部91の周方向に存在している。
凹み部93の深さ93Dは、特に限定されないが、通常、2mm〜10mm程度である。また、凹み部93の縦方向長さ93Lは、特に限定されないが、通常、3mm〜15mm程度である。
胴部91及びキャップ部92の形状は、特に限定されないが、キャップ部92の上面側から見て、例えば略円形状である。もっとも、胴部91及びキャップ部92の形状は、略矩形状などの他の形状でもよい。
容器9の大きさも特に限定されず、例えば、略円形状の胴部91及びキャップ部92を例に採ると、その直径が30mm〜200mmである。
上記筒状フィルム1は、ミシン目線4が上記関係1乃至関係3を満たしているので、保管・運搬時にミシン目線4から破れることがない。
そして、扁平状の筒状フィルム1を拡げ、図5に示すように、この筒状フィルム1を、キャップ部92と胴部91の間に存在する容器9の凹み部93に前記ミシン目線4が対応するように位置合わせして、容器9に被せた後(容器9に外嵌した後)、これを加熱すると、筒状フィルム1が熱収縮により縮径する。好ましくは、容器9の凹み部93の縦方向中間部に前記ミシン目線4が対応するように位置合わせして、筒状フィルム1を容器9に被せる。
このように凹み部93にミシン目線4が対応するように位置合わせした筒状フィルム1は、そのキャップフィルム2が容器9のキャップ部92の周囲に熱収縮により密着し、且つ、その胴フィルム3が容器9の胴部91の周囲に熱収縮により密着すると共に、容器9の凹み部93に対応するフィルム部分は、小径な凹み部93に向かって大きく縮径する。
凹み部93に対応するフィルム部分が大きく縮径すると、その収縮力に引っ張られて、ミシン目線4の非貫通部42が破断する。
このように筒状フィルム1を熱収縮させると、ミシン目線4の各貫通孔部41の間に存する非貫通部42を破断させることでき、これにより、キャップフィルム2と胴フィルム3が分離する。従って、キャップフィルム2と胴フィルム3が容器9のキャップ部92と胴部91にそれぞれ独立して装着された状態となる(図6参照)。
得られたラベル付き容器10は、キャップ部92の周囲がキャップフィルム2で封緘され且つ胴部91の周囲が胴フィルム3で被包されている。
本発明の筒状フィルム1及び製造方法によれば、1回の装着作業で、キャップフィルム2が容器9のキャップ部92に且つ胴フィルム3が容器9の胴部91にそれぞれ独立して装着されたラベル付き容器を得ることができる。
得られたラベル付き容器10は、図6に示すように、ミシン目線4の破断跡であるキャップフィルム2の下縁2bと胴フィルム3の上縁3aがそれぞれ綺麗な直線状を成しており、独立したキャップフィルム2と胴フィルム3を別々に装着したように見える。もっとも、非貫通孔部42の周方向長さによっては、ミシン目4の破断跡がわずかに残る可能性があるが、外観的には前記下縁2bと上縁3aはほぼ直線状を成しており、美観が損なわれることはない。
ラベル付き容器10のキャップ部92を開封する際には、開封用ミシン目線7などを利用してキャップフィルム2が切り取られる。キャップフィルム2と胴フィルム3は、別個独立しているので、キャップシールをどのように切り取っても、胴フィルム3は何ら影響を受けずに容器9の胴部91に残ったままとなる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明をさらに説明する。ただし、本発明は、下記実施例に限定されるものではない。
[使用した筒状フィルム]
厚み50μmのポリエチレンテレフタレート製熱収縮性フィルムを筒状にし、その両側端部を溶剤を用いて接着することにより、筒状フィルムを作製した。
この筒状フィルムの寸法を図7に示す。なお、図7においては、扁平状に折り畳んだ状態で表しているので、この筒状フィルムの周長は440mm(直径約140mm)である。また、重合接着部の幅は、4.5mmとした。
使用したポリエチレンテレフタレート製熱収縮性フィルムの横方向の熱収縮率は、約80%で、縦方向の熱収縮率は、約1%であった。熱収縮率は、上記に記載した方法で測定した。
[装着用の容器]
図4に示すような形状の市販のキャップ付き容器を使用した。
この容器の凹み部の深さは、4mm、凹み部の縦方向長さは、10mmであった。容器の胴部及びキャップ部の外形は、いずれも円形状であり、胴部及びキャップ部の直径は、いずれも約135mmであった。胴部の縦方向長さは、約145mmで、キャップ部の縦方向長さは、約25mmであった。
[各試験例]
上記ポリエチレンテレフタレート製熱収縮性フィルムからなる筒状フィルムに、表1に示すようなミシン目を形成した。
なお、ミシン目の形成位置は、図7に示すように、筒状フィルムの上縁から41mmの位置である。各試験例におけるミシン目の貫通孔部は、筒状フィルムの周方向に延びる細長い直線状に形成した。また、各試験例においては、表1に示す寸法で貫通孔部及び非貫通部を交互に筒状フィルムの周方向に形成しており、重合接着部を分断するための分断線は特に形成しなかった。
Figure 2012210965
[装着及び評価]
各試験例の筒状フィルムを、そのミシン目線が上記容器の凹み部の中間部に位置するように、容器に被せ、これを概ね120℃〜130℃に加熱して、筒状フィルムを容器に密着させた。
加熱後の筒状フィルムを観察した結果を表1に併せて示す。
なお、表1のA乃至Dは、下記の評価を意味する。
A:熱収縮時に筒状フィルムがミシン目線に沿って完全に分離し、キャップフィルムと胴フィルムがそれぞれ独立して容器のキャップ部と胴部に装着されていた。
B:熱収縮時に筒状フィルムがミシン目線に沿ってほぼ分離し、キャップフィルムと胴フィルムがそれぞれ独立して容器のキャップ部と胴部に装着されていた。ただし、重合接着部においては、キャップフィルムと胴フィルムが僅かに繋がった部分が残っていた。
C:熱収縮させてもキャップフィルムと胴フィルムが周方向全体で繋がったままで両フィルムが分離しなかった。
D:容器に被せにくく、又、加熱すると筒状フィルムが容器から外れてしまい、容器への装着自体ができなかった。
[評価]
実施例1−1〜1−4と比較例1−1〜1−3との対比から明らかなように、関係1を満たしているミシン目線を有する筒状フィルムは、熱収縮によってミシン目線に沿って分離することが判った。
実施例2−1及び2−2と比較例2−1及び2−2との対比から明らかなように、関係2を満たしているミシン目線を有する筒状フィルムは、熱収縮によってミシン目線に沿って分離することが判った。
実施例3−1及び3−2と比較例3−1との対比から明らかなように、関係3を満たしているミシン目線を有する筒状フィルムは、熱収縮によってミシン目線に沿って分離することが判った。
比較例4−1〜4−4から、非貫通部の周方向長さが4.0mmの場合には、貫通孔部の周方向長さを大きくしても、熱収縮によってミシン目線に沿って分離しなかった。
1…筒状フィルム、11,12…折り目、2…キャップフィルム、3…胴フィルム、4…ミシン目線、41…貫通孔部、42…非貫通部、5…重合接着部、6…分断線、9…容器、91…容器の胴部、92…容器のキャップ部、93…容器の凹み部、10…ラベル付き容器

Claims (5)

  1. キャップ部と胴部の間に凹み部を有する容器に熱収縮装着される周方向に熱収縮可能な筒状フィルムであって、
    前記容器のキャップ部の周囲に熱収縮装着される筒状のキャップフィルムと、前記キャップフィルムに一体的に繋がり且つ前記容器の胴部の周囲に熱収縮装着される筒状の胴フィルムと、を有し、
    前記キャップフィルムと胴フィルムの境界に、周方向に延びるミシン目線が形成され、
    前記ミシン目線は、複数の貫通孔部と、前記複数の貫通孔部の間に存在する非貫通部と、からなり、
    前記非貫通部の周方向長さが、0.5mm以上4.0mm未満であり、前記複数の非貫通部及び貫通孔部が、下記関係1、関係2及び関係3から選ばれる少なくとも1つの関係を満たしている、ことを特徴とする筒状フィルム。
    関係1:0.5mm≦非貫通部の周方向長さ<2.0mm、且つ、その非貫通部の周方向長さ×2≦その非貫通部の間にある貫通孔部の周方向長さ、
    関係2:2.0mm≦非貫通部の周方向長さ<3.0mm、且つ、その非貫通部の周方向長さ×3≦その非貫通部の間にある貫通孔部の周方向長さ、
    関係3:3.0mm≦非貫通部の周方向長さ<4.0mm、且つ、その非貫通部の周方向長さ×4≦その非貫通部の間にある貫通孔部の周方向長さ。
  2. 前記筒状フィルムが、熱収縮性フィルムを筒状に且つその両側端部を重ね合わせて接着することにより形成された重合接着部を有し、
    前記重合接着部を分断する分断線が前記ミシン目線に連なって設けられている、請求項1に記載の筒状フィルム。
  3. 前記筒状フィルムが、縦方向に延び且つ対向する2本の折り目において、扁平状に折り畳まれており、
    前記2本の折り目に、前記ミシン目線の非貫通部がそれぞれ位置している、請求項1又は2に記載の筒状フィルム。
  4. キャップ部と胴部の間に凹み部を有する容器と、周方向に熱収縮性を有し、筒状のキャップフィルムと筒状の胴フィルムが一体的に形成され且つ前記2つのフィルムの間に周方向に延びるミシン目線が形成された筒状フィルムと、を用い、
    前記容器の凹み部に前記ミシン目線が対応するように前記筒状フィルムを容器に被せて加熱することにより、前記ミシン目線の各貫通孔部の間に存する非貫通部を前記筒状フィルムの熱収縮によって破断させ、前記キャップフィルムが前記キャップ部に且つ前記胴フィルムが前記胴部にそれぞれ独立して装着されたラベル付き容器を得ることを特徴とするラベル付き容器の製造方法。
  5. 熱収縮前の筒状フィルムにおけるミシン目線の非貫通部の周方向長さが、0.5mm以上4.0mm未満である、請求項4に記載のラベル付き容器の製造方法。
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