JP2012204285A - 異方導電性シート、および異方導電性シートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の金属線3により、互いに対向する2面である面5と面6とが配置される方向に電気的導通を有する異方導電性シートにおいて、面5に粘着剤層を設け、金属線3は、面5から突出する端部としての突出部7を有している。粘着剤層4の層厚Fは、突出部7の端面と面5との距離B1よりも厚く、粘着剤層4の表面14には、金属線3が露出していないこととする。
【選択図】図2
Description
(異方導電性シート1の全体構成)
以下、本発明の第1の実施の形態に係る異方導電性シート1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、異方導電性シート1の概略の構成を示す斜視図である。図2は、図1における切断性A−Aにおける断面の概略の構成を示す断面図である。
絶縁シート2は、たとえば、シリコーンゴムから形成される。絶縁シート2としては、他に、ウレタンゴム、その他の合成ゴム、あるいは、熱可塑性エラストマ等を用いることができる。また、絶縁シート2は、金属線3を回路基板等の電極部に接触させた際に、電極部の高低差に追従できる可撓性および弾性を両立できるように、ショアA硬度を30度以上75度以下とすることが好ましい。また、耐久性の向上を考慮した場合には、ショアA硬度を、40度以上70度以下とすることが好ましい。
金属線3は、その長さ方向(中心軸)を、絶縁シート2の厚さ方向に向けられて配置されている。また、金属線3は、絶縁シート2を厚さ方向から見たときに、マトリクス状に配置されている。具体的には、本実施の形態に係る異方導電性シート1の場合、金属線3は、接続される相手電極の配設ピッチに応じたピッチで、縦方向および横方向に配置されている。金属線3の配設ピッチは、たとえば、0.03mm〜0.6mmの範囲で選択することができる。
面5には、粘着剤層4が積層されている。粘着剤層4は、可撓性および弾性を有し、たとえば、アクリル系の粘着剤により構成することができる。粘着剤としては、他に、ゴム系、ウレタン系等の粘着剤を用いることができる。粘着剤層4は、層厚Fが、突出部7の先端と面5との距離B1よりも厚くなるように、たとえば、距離B1が35μmであるのに対し、層厚Fは、50μmの層厚に構成されている。つまり、突出部7は、粘着剤層4からは突出していない。したがって、粘着剤層4の表面14は、全面に亘って粘着面として構成されている。
異方導電性シート1は、上述のように、複数の金属線3により、互いに対向する2面である面5と面6とが配置される方向に電気的導通を有する異方導電性シートである。面5は粘着剤層が設けられる粘着剤層設施面であり、粘着剤層4が積層されている。金属線3は、面5から突出する端部としての突出部7を有している。粘着剤層4の層厚Fは、突出部7の端面と面5との距離B1よりも厚く、粘着剤層4の表面14には、金属線3が露出していない。そのため、異方導電性シート1を、回路基板等の被接着部材に接着する際に、表面14の全面を接着面として利用することができる。つまり、異方導電性シート1の被接着部材に対する接着力を高いものとすることができる。
次に、図4〜図7を参照しながら、異方導電性シート1の製造方法について説明する。
図9に異方導電性シート20の他の構成を示す。上述の異方導電性シート1の構成部材と同様の部材については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略化する。金属線3は、図9に示されるように、突出部3の端面21が、金属線3の中心軸に対して傾斜している。すなわち、端面21は、尖形状となっている。
図10に異方導電性シート25の他の構成を示す。上述の異方導電性シート1の構成部材と同様の部材については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略化する。金属線26は、図10に示されるように、その中心軸(長手方向)が、面5,6に直交する方向に対して傾斜するように配置されている。
3,26 … 金属線
5 … 面(粘着剤層設施面)
4 … 粘着剤層
6 … 面
7,27 … 突出部(端部)
14 … 表面
18 … 露出部(端面)
21 … 端面
Claims (4)
- 複数の金属線によって、互いに対向する2面が配置される方向に電気的導通を有する異方導電性シートにおいて、
前記2面のうち少なくとも一方の面に重ねて粘着剤層が設けられ、
前記粘着剤層が設けられる粘着剤層設施面からは、前記金属線の端部が突出し、
前記粘着剤層の表面の総面積のうち、前記端部の端面が前記表面に露出している露出面積は、前記粘着剤層に対して前記2面が配置される方向における加圧が無い状態で10%以下であり、
前記粘着剤層は、前記粘着剤層設施面から突出する前記端部との間に所定の強さの押圧力が作用したときに、前記押圧力が作用する部分においてせん断が発生し、前記端面が前記粘着剤層の表面に露出することができるせん断強度である、
ことを特徴とする異方導電性シート。 - 請求項1に記載の異方導電性シートにおいて、
前記露出面積は、前記総面積の5%以下である、
ことを特徴とする異方導電性シート。 - 請求項1または2に記載の異方導電性シートであって、
前記端面は、前記金属線の中心軸に対して傾斜している、
ことを特徴とする異方導電性シート。 - 複数の金属線によって、互いに対向する2面が配置される方向に電気的導通を有し、前記2面のうち少なくとも一方の面から前記金属線の端部が突出する異方導電性シートと、剥離紙に粘着剤層が積層される粘着シートとを、前記異方導電性シートの前記金属線の端部が突出する面と、前記粘着シートの粘着剤層が露出する粘着面とを対向させる向きで、前記異方導電性シートと前記粘着シートとを重ね合わせる重ね合わせ工程と、
前記第1の工程により重ねられた前記粘着シートと前記異方導電性シートとを、前記異方導電性シートと前記粘着シートとが重ね合わせられる方向に押圧し、前記粘着剤層と前記金属線が突出する前記面とを接触させる押圧工程と、
を有することを特徴とする異方導電性シートの製造方法。
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