JP2010021015A - 端子金具及び端子付き電線 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電線11の端末において露出する芯線13が配置される底板30と、底板30の両側部から電線11の延びる延び方向と交差する方向に突出すると共に、芯線13に巻きつくようにして芯線13を圧縮しながら芯線13に圧着される一対のワイヤーバレル16と、底板30のうち芯線13が配置される配置面27に設けられて、ワイヤーバレル16が芯線13に圧着された状態で芯線13を介してワイヤーバレル16の端部28と対向する位置に、延び方向に間隔を空けて並ぶ複数の凹部18と、を備える。
【選択図】図3
Description
前記凹部は、前記底板のうち、前記バレルが前記芯線に圧着された状態で、前記バレルの端部と対向する領域の全域に亘って形成されていてもよい。
本発明の実施形態1を図1ないし図3を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態は、電線11の端末から露出する芯線13に雌端子金具(本発明の端子金具に相当)12が圧着された端子付き電線10である。
図1に示すように、電線11は、複数の金属細線を撚り合せてなる芯線13と、この芯線13の外周を包囲する絶縁性の合成樹脂からなる絶縁被覆14と、を備える。金属細線は、銅、銅合金、アルミニウム、又はアルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属を用いることができる。本実施形態においては、アルミニウム合金が用いられている。図1に示すように、電線11の端末においては絶縁被覆14が剥がされて、芯線13が露出している。
雌端子金具12は、金属板材を図示しない金型により所定の形状にプレス加工してなる。雌端子金具12は、電線11の絶縁被覆14の外周を抱き込むようにかしめられるインシュレーションバレルと、このインシュレーションバレル15に連なって芯線13が載置(配置)される底板30と、この底板30の両側部から突出すると共に芯線13に外側から巻きつくようにして芯線13を圧縮して芯線13に圧着されるワイヤーバレル16(本発明のバレルに相当)と、底板30に連なって、図示しない雄端子金具(本発明の相手側端子金具に相当)と接続する接続部17と、を備える。図2に示すように、インシュレーションバレル15は、図2における上下方向にそれぞれ突出する一対の板状をなす。
図2に、展開状態(電線に圧着する前の状態)における底板30及びワイヤーバレル16の要部拡大平面図を示す。図3に示すように、ワイヤーバレル16は、底板30から、図2おける上下方向に突出して形成されており、一対の板状をなす。ワイヤーバレル16は、電線を圧着する前の状態において、図2における紙面を貫通する方向から見て、略矩形状をなしている。
図2に示すように、ワイヤーバレル16には、電線11が圧着されたときに電線11が配される配置面27(図2において紙面を貫通する方向手前側に位置する面)に、複数(本実施形態では7つ)の凹部18が形成されている。各凹部18の孔縁20は、電線11を圧着する前の状態において、図2の紙面を貫通する方向から見て、四角形状(多角形状)をなしている。詳細には、本実施形態においては、長方形状をなしている。なお、図2においては、凹部18の内部の構造については省略して記載してある。
次に、本発明の実施形態2を図4を参照して説明する。本実施形態においては、芯線13にワイヤーバレル16が圧着された状態においては、一対のワイヤーバレル16,16のうち、図4における左側に位置するワイヤーバレル16の上に、図4における右側に位置するワイヤーバレル16が、芯線13の径方向についてオーバーラップしてかしめられている。なお、一対のワイヤーバレル16,16の位置関係については、図4における左側に位置するワイヤーバレル16が上側に位置する構成であってもよい。
続いて、本発明の実施形態3を図5を参照して説明する。本実施形態においては、一対のワイヤーバレル16,16は、底板30のうち、電線11の延びる延び方向(図5において紙面を貫通する方向)について、ずれた位置に形成されている。詳細には、図5における左側に位置するワイヤーバレル16は、右側に位置するワイヤーバレル16よりも、紙面を貫通する方向手前側に位置して形成されている。ワイヤーバレル16が芯線13に圧着された状態においては、一対のワイヤーバレル16,16は、電線11の延び方向についてオーバーラップしてかしめられている。
続いて、本発明の実施形態4を図6及び図7を参照しつつ説明する。図6に示すように、ワイヤーバレル16には、電線11が圧着されたときに電線11が配される配置面27(図6において紙面を貫通する方向手前側に位置する面)に、複数の補助凹部38が形成されている。各補助凹部38の孔縁40は、電線11を圧着する前の状態において、図6の紙面を貫通する方向から見て、四角形状(多角形状)をなしている。詳細には、本実施形態においては、長方形状をなしている。なお、図6においては、補助凹部38の内部の構造については省略して記載してある。補助凹部38は、図示しない金型でプレス加工することにより形成される。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、凹部18の孔縁20は長方形状をなす構成としたが、凹部18の孔縁20は、台形状、平行四辺形状、菱形状、長方形状、正方形円形状等、任意の四角形状でもよく、また、長円形状、三角形状、五角形状等の多角形状でもよく、また、星形状、クロス状等、必要に応じて、任意の形状を取りうる。例えば、凹部18は、図8に示すように平行四辺形状とすることができる。
(2)本実施形態では、7つの凹部18が形成される構成としたが、これに限られず、凹部18は、2つ〜6つ、又は8つ以上設けられる構成としてもよい。
(3)本実施形態では各凹部18には一対の直交部19が形成される構成としたが、直交部19は省略しうる。また、凹部18に1つの直交部19が形成される構成としてもよく、また、1つの凹部18に3つ以上の複数の直交部19が形成される構成としてもよい。
(4)本実施形態においては、1つの凹部18に形成された一対の直交部19は、延び方向についてオーバーラップして配されていたが、これに限られず、各凹部18の直交部19は、延び方向についてオーバーラップしない配置としてもよい。
(5)本実施形態においては、複数並んで配されたそれぞれの凹部18に形成された直交部19は、延び方向についてオーバーラップして配されていたが、それぞれの凹部18の直交部19は、延び方向についてオーバーラップしない配置としてもよい。
(6)本実施形態では、凹部18は、ワイヤーバレル16の端部28と対向する領域の全域に亘って形成される構成とされたが、これに限られず、ワイヤーバレル16の端部28と対向する領域の一部にのみ形成されていてもよい。
(7)実施形態4では、補助凹部38の孔縁40は長方形状をなす構成としたが、補助凹部38の孔縁40の形状としては、円形状、長円形状でもよく、また、三角形状、四角形状、五角形状等の多角形状でもよく、また、溝状、星形状、クロス状等、必要に応じて任意の形状をとりうる。
(8)実施形態4では、補助凹部38は、延び方向に間隔を空けて複数並んで形成され、且つ、延び方向と交差する交差方向に間隔を空けて複数並んで形成される構成としたが、これに限られず、例えば延び方向に沿って延びる1つの補助凹部38を形成する構成としてもよい。
11…電線
12…雌端子金具(端子金具)
13…芯線
16…ワイヤーバレル(バレル)
18…凹部
19…直交部
20…孔縁
27…配置面
28…端部
30…底板
38…補助凹部
Claims (15)
- 電線の端末において露出する芯線が配置される底板と、前記底板の両側部から前記電線の延びる延び方向と交差する方向に突出すると共に、前記芯線に巻きつくようにして前記芯線を圧縮しながら前記芯線に圧着される一対のバレルと、前記底板のうち前記芯線が配置される配置面に設けられて、前記バレルが前記芯線に圧着された状態で、前記芯線を介して前記バレルの端部と対向する位置、一対の前記バレルが前記芯線の径方向についてオーバーラップする位置、及び一対の前記バレルが前記延び方向についてオーバーラップする位置のいずれか一つの位置に、前記延び方向に間隔を空けて並ぶ複数の凹部と、を備えた端子金具。
- 前記凹部は、前記底板のうち、前記バレルが前記芯線に圧着された状態で、前記バレルの端部と対向する領域の全域に亘って形成されている請求項1に記載の端子金具。
- 前記凹部の孔縁は多角形状をなしている請求項1または請求項2に記載の端子金具。
- 前記凹部の孔縁は、前記延び方向と実質的に直交する直交部を有する請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の端子金具。
- 複数の前記凹部の直交部は、前記延び方向についてオーバーラップして形成されている請求項4に記載の端子金具。
- 各前記凹部の孔縁には、複数の前記直交部が設けられている請求項4または請求項5に記載の端子金具。
- 前記凹部は、前記延び方向について直線状に並んで配されている請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の端子金具。
- 前記凹部は、前記バレルが前記芯線に圧着される前の状態において、前記底板のうち前記延び方向と交差する交差方向の中央付近の位置に、前記延び方向に延びて一列に並んで形成されている請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の端子金具。
- 前記底板及び前記バレルの双方又は一方には、前記芯線が配置される配置面のうち、前記凹部が形成された位置と異なる位置に、補助凹部が形成されている請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の端子金具。
- 前記補助凹部は、前記延び方向に間隔を空けて複数並んで形成されている請求項9に記載の端子金具。
- 前記補助凹部は、前記バレルが前記芯線に圧着される前の状態において前記延び方向と交差する交差方向に間隔を空けて複数並んで形成されている請求項9または請求項10に記載の端子金具。
- 前記補助凹部は、前記凹部を対称中心として前記交差方向について対称な位置に形成されている請求項11に記載の端子金具。
- 芯線を含む電線と、前記電線の端末に圧着される請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の端子金具と、を備えた端子付き電線。
- 前記芯線はアルミニウム又はアルミニウム合金からなる請求項13に記載の端子付き電線。
- 前記バレルにより圧着された前記芯線の圧縮率を、前記バレルが圧着された後の前記芯線の断面積の、前記バレルが圧着される前の前記芯線の断面積に対する百分率としたとき、前記圧縮率は、40%以上70%以下である請求項13または請求項14に記載の端子付き電線。
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JP2008180426A JP2010021015A (ja) | 2008-07-10 | 2008-07-10 | 端子金具及び端子付き電線 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015106428A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | 日本航空電子工業株式会社 | 圧着端子及びコネクタ |
JP2019186082A (ja) * | 2018-04-12 | 2019-10-24 | 矢崎総業株式会社 | 電磁圧接端子および電磁圧接端子の製造方法並びに接続端子 |
Citations (2)
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JPS55131068U (ja) * | 1979-03-09 | 1980-09-17 | ||
JPH05152011A (ja) * | 1991-11-26 | 1993-06-18 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 圧着端子 |
-
2008
- 2008-07-10 JP JP2008180426A patent/JP2010021015A/ja active Pending
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