JP5615765B2 - 異方導電性コネクタおよび異方導電性コネクタの製造方法 - Google Patents
異方導電性コネクタおよび異方導電性コネクタの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5615765B2 JP5615765B2 JP2011141091A JP2011141091A JP5615765B2 JP 5615765 B2 JP5615765 B2 JP 5615765B2 JP 2011141091 A JP2011141091 A JP 2011141091A JP 2011141091 A JP2011141091 A JP 2011141091A JP 5615765 B2 JP5615765 B2 JP 5615765B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating layer
- conductive connector
- anisotropic conductive
- adhesive layer
- metal wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Description
図1に示すように、異方導電性コネクタ10は、絶縁性を有すると共に弾性変形可能な絶縁層20と、導電性を有すると共に弾性変形可能な複数の金属線30と、粘着層40とを有している。この異方導電性コネクタ10は、粘着層40を介して、検査装置における基板の設置部位(図示省略)に固定することができる。その状態で、異方導電性コネクタ10の粘着層40とは反対側(以下、上面側とする。なお、以下の説明では、粘着層40の表面を下面側と規定する。)に電子部品を載せることで、その電子部品に対して電気的な導電性を確保することができ、電子部品の特性の検査等を行うことを可能としている。なお、基板の設置部位は、請求項でいう他の平滑部分に対応する。
絶縁層20は、絶縁性を有していて、当該絶縁層20を貫通している金属線30同士の間が電気的に導通するのを防いでいる。このような絶縁層20は、絶縁性を有する材料であって基板の設置部位の凹凸に追従する程度の柔軟性を有する材料から構成されていて、具体的には、エラストマーが挙げられる。かかるエラストマーの具体例としては、シリコーンゴム、シリコーンゲル、ウレタンゴム、ウレタンゲル等が挙げられる。その中でも、特にシリコーンゴムが好ましい。ただし、絶縁層20は、後述する粘着層40と同等か、それよりも硬度が高いことが望まれている。そのため、絶縁層20の硬度(ショアA硬度)は、20度以上80度以下であることが好ましいが、30度以上70度以下であることがさらに好ましい。なお、絶縁層20の厚さは、0.1mm〜3.0mmとすることが可能である。
図1に示す異方導電性コネクタ10では、金属線30は、その長さ方向(中心軸)を、絶縁層20の厚み方向(Z方向)に沿って設けられている。ただし、金属線30は、厚み方向(Z方向)に沿って設けられていなくても良く、図2に示すように、金属線30を厚み方向(Z方向)に対して傾斜した方向に沿って設けるように構成しても良い。
粘着層40は、絶縁層20の下面21側に設けられている。この粘着層40の材料としては、表示画面に対して再剥離可能に接着できる程度の粘着力を有するもの(離型性の良好なもの)であれば良い。また、好ましくは、基板の設置部位から剥離させたときに糊残りが少ないものが好ましい。
terephthalate)等を材質とするフィルム部材の表面と同等の鏡面に設けられていて、その光沢度は、100%以上であれば良いが、120%以上(いずれも光沢度測定方法がJISZ8741で入射角(測定角度)が60度の場合)であれば特に好ましい。なお、粘着層40の下面41における光沢度は、実用上は200%以下となっている。
続いて、上述のような構成を有する異方導電性コネクタ10の製造方法について説明する。まず、金属線30が絶縁層20となる部分で覆われて、板状に形成されている板状部材が、それぞれ接着される状態として複数積層して積層体を得る。なお、この板状部材においては、その幅方向の中央に金属線30が存在していても良いが、板状部材の間に金属線30が挟まれるものであっても良い。
以上説明した異方導電性コネクタ10および異方導電性コネクタ10の製造方法によれば、粘着層40が存在することにより、異方導電性コネクタ10を基板の設置部位に固定することが可能となる。すなわち、本実施の形態においては、特に、粘着層40の下面41が鏡面状に設けられている。そのため、当該下面41には粘着性を発現させることが可能となり、その粘着層40(下面41)により異方導電性コネクタ10を基板の設置部位に固定することが可能となる。
以上、本発明の一実施の形態に係る、異方導電性コネクタ10および異方導電性コネクタ10の製造方法について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
20…絶縁層
21…下面(一方の面に対応)
22…上面
30…金属線
30a…先端部分
30b…切断面
31…芯材
32…被覆層
33…被覆部
40…粘着層
41…下面(表面に対応)
42…凹部
321…ニッケル被覆層
322…金被覆層(銅被覆層)
331…ニッケル被覆層
332…金被覆層
Claims (5)
- 絶縁性を有する材料から構成される絶縁層と、
前記絶縁層を貫通すると共に先端部分が絶縁層から突出して設けられる複数の金属線と、
前記絶縁層の一方の面側に設けられると共に離型性を有し、前記金属線の先端部分の少なくとも一部を覆わずに露呈させている粘着層と、
を有し、前記粘着層の前記絶縁層の一方の面と反対の面は、測定角度が60度における光沢度が100%以上に設けられている、
ことを特徴とする異方導電性コネクタ。 - 請求項1記載の異方導電性コネクタであって、
前記粘着層の硬度は、前記絶縁層の硬度よりも小さく設けられている、
ことを特徴とする異方導電性コネクタ。 - 請求項1または2記載の異方導電性コネクタであって、
前記金属線のうち、前記絶縁層の前記先端部分には、メッキ処理による被覆部が設けられている、
ことを特徴とする異方導電性コネクタ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の異方導電性コネクタであって、
前記粘着層のうち前記絶縁層側とは反対側の表面には、前記金属線の前記先端部分から離れるにしたがって、前記絶縁層に向かって凹む凹部が設けられていて、この凹部の凹み深さは、前記粘着層が他の平滑部分に押し当てられ、その押し当てが開放された後に、その平滑部分に対して粘着力を維持する程度の深さである、
ことを特徴とする異方導電性コネクタ。 - 絶縁性を有する材料から構成される絶縁層と、前記絶縁層を貫通すると共に先端が絶縁層から突出して設けられる複数の金属線と、前記絶縁層の一方の面側に設けられると共に離型性を有し、前記金属線の先端部分の少なくとも一部を覆わずに露呈させている粘着層とを備える異方導電性コネクタの製造方法であって、
測定角度が60度における光沢度が100%以上に設けられているシート部材の表面に、液体状のシリコーンゴムを塗布する塗布工程と、
前記塗布工程後に、前記金属線が貫通すると共に前記金属線の先端が突出して設けられている絶縁層の一方の面側を、前記液体状のシリコーンゴムが塗布された前記シート部材の表面に対して、前記金属線の先端が突き当たるように押し当てる押当工程と、
前記押当工程の後に、前記液体状のシリコーンゴムを硬化させて前記粘着層を形成する硬化工程と、
前記硬化工程後に前記シート部材を取り除く工程と、
を具備することを特徴とする異方導電性コネクタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011141091A JP5615765B2 (ja) | 2011-06-24 | 2011-06-24 | 異方導電性コネクタおよび異方導電性コネクタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011141091A JP5615765B2 (ja) | 2011-06-24 | 2011-06-24 | 異方導電性コネクタおよび異方導電性コネクタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013008591A JP2013008591A (ja) | 2013-01-10 |
JP5615765B2 true JP5615765B2 (ja) | 2014-10-29 |
Family
ID=47675770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011141091A Active JP5615765B2 (ja) | 2011-06-24 | 2011-06-24 | 異方導電性コネクタおよび異方導電性コネクタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5615765B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6412587B2 (ja) * | 2014-12-19 | 2018-10-24 | 富士フイルム株式会社 | 多層配線基板 |
JP6422913B2 (ja) * | 2015-04-22 | 2018-11-14 | 信越ポリマー株式会社 | 異方導電性シートおよびその製造方法 |
JP7365767B2 (ja) * | 2018-11-19 | 2023-10-20 | 信越ポリマー株式会社 | 異方導電性シートの製造方法 |
US20220151069A1 (en) * | 2019-02-28 | 2022-05-12 | Mitsui Chemicals, Inc. | Anisotropic conductive sheet, electrical inspection apparatus, and electrical inspection method |
JP7336894B2 (ja) * | 2019-06-27 | 2023-09-01 | 信越ポリマー株式会社 | フレーム付き異方導電性シート及びその製造方法、並びにその使用方法 |
WO2021100825A1 (ja) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 三井化学株式会社 | シートコネクタ、シートセット、電気検査装置および電気検査方法 |
JP7437970B2 (ja) * | 2020-02-27 | 2024-02-26 | 信越ポリマー株式会社 | 異方導電性シート |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5937934Y2 (ja) * | 1977-10-13 | 1984-10-22 | 東レ株式会社 | 異方導電性シ−ト |
JP5363131B2 (ja) * | 2009-02-02 | 2013-12-11 | 富士フイルム株式会社 | 異方導電性部材およびその製造方法 |
-
2011
- 2011-06-24 JP JP2011141091A patent/JP5615765B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013008591A (ja) | 2013-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5615765B2 (ja) | 異方導電性コネクタおよび異方導電性コネクタの製造方法 | |
JP7080879B2 (ja) | 電気コネクターおよびその製造方法 | |
JP5620865B2 (ja) | 異方導電性シート | |
KR102325435B1 (ko) | 유연인쇄회로기판상 유연센서 접합방법, 및 유연센서가 접합된 유연센서인쇄회로기판 | |
JP6560156B2 (ja) | 異方導電性シートおよびその製造方法 | |
TWI478296B (zh) | 樹脂密封型半導體裝置 | |
JP7405337B2 (ja) | 電気接続シート、及び端子付きガラス板構造 | |
JP6422913B2 (ja) | 異方導電性シートおよびその製造方法 | |
TWI819337B (zh) | 柔性印刷電路板及其製造方法 | |
JP3909771B2 (ja) | コネクタ | |
KR101088891B1 (ko) | 전기전도성 시트 | |
JP2008235656A (ja) | 回路基板の実装体 | |
JPWO2019124484A1 (ja) | 電気コネクターおよびその製造方法 | |
KR20120124000A (ko) | 불소 이형 필름 및 불소 이형 필름을 사용한 실리콘 접착 필름 | |
JP2008159749A (ja) | フレキシブルプリント配線板固定構造 | |
JP4763409B2 (ja) | コネクタ | |
JPH10288627A (ja) | 検査用プローブ | |
JP2019021507A (ja) | 電気コネクターおよびその製造方法 | |
JP2021197211A (ja) | 電気コネクター | |
JP2003304597A (ja) | 圧電振動板の製造方法および製造装置 | |
TW202214054A (zh) | 柔性印刷電路板及其製造方法 | |
JP2021136148A (ja) | 異方導電性シート | |
US20080318480A1 (en) | Electrical connection sheet having a frame embedded in an elastic insulator | |
JP3040889U (ja) | 検査用プローブ | |
JP2020140805A (ja) | 接点部材およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130812 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140320 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140430 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140613 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140902 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140910 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5615765 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |