JP5386863B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5386863B2
JP5386863B2 JP2008161299A JP2008161299A JP5386863B2 JP 5386863 B2 JP5386863 B2 JP 5386863B2 JP 2008161299 A JP2008161299 A JP 2008161299A JP 2008161299 A JP2008161299 A JP 2008161299A JP 5386863 B2 JP5386863 B2 JP 5386863B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
wiring
connection terminal
semiconductor chip
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008161299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010003870A (ja
Inventor
篤 小邑
哲夫 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008161299A priority Critical patent/JP5386863B2/ja
Publication of JP2010003870A publication Critical patent/JP2010003870A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5386863B2 publication Critical patent/JP5386863B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
    • H01L2924/13055Insulated gate bipolar transistor [IGBT]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1306Field-effect transistor [FET]
    • H01L2924/13091Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor [MOSFET]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Die Bonding (AREA)

Description

この発明は、半導体チップの表面に配置されたパッドの表面に導電性の配線部材が接続されてなる半導体装置およびその製造方法に関する。
従来、この種の半導体装置として、パッドの直下に層間絶縁膜などの緩衝構造を形成し、パッドにワイヤボンディングを行うときのパッドに作用する応力を上記の緩衝構造によって緩和するものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開平8−236706号公報(第32段落、図2)。
しかし、前述した従来の技術では、パッドの直下に層間絶縁膜などの緩衝構造を形成しなければならないため、製造工程が増加するので、製造効率が悪くなるという問題がある。
そこでこの発明は、係る問題を解決するためになされたものであり、パッドの直下に層間絶縁膜などの緩衝構造を形成しなくても、パッドの表面に導電性の配線部材を接続するときの応力を緩和することのできる半導体装置およびその製造方法を実現することを目的とする。
請求項に記載の発明では、表面にパッド(3)が配置された半導体チップ(2)と、導電性の配線部材(5,5b,5j)と、前記配線部材の先端部が前記パッドの表面と対向するように前記配線部材を保持する保持部材(4)と、前記配線部材と前記保持部材との間に設けられており、前記パッドの表面を押圧したときに前記パッドに作用する応力を、前記押圧したときに弾性変形することによって緩和する弾性部材(9)と、前記保持部材によって保持された前記配線部材の先端部が前記パッドの表面に接続された状態が維持されるように前記保持部材が固定された固定部材(6)と、が備えられたという技術的手段を用いる。
配線部材(5,5b,5j)と保持部材(4)との間に設けられた弾性部材(9)は、半導体チップ(2)の表面に配置されたパッド(3)の表面を押圧したときに弾性変形するため、パッドの表面を押圧したときにパッドに作用する応力を緩和することができる。
したがって、層間絶縁膜などの緩衝構造をパッドの直下に形成する必要がない。
また、請求項に記載の発明では、前記配線部材(5,5b,5j)は、前記パッド(3)の表面を押圧したときに前記パッドに作用する応力を、前記押圧したときに変形することによって緩和する緩和部(5e)を有するという技術的手段を用いる。
半導体チップ(2)の表面に配置されたパッド(3)の表面を押圧したときにパッドに作用する応力を、弾性部材(9)が弾性変形することによって緩和することに加え、配線部材(5,5b,5j)の緩和部(5b)が変形することによっても緩和することができる。
したがって、パッドから受ける応力をより一層大きく緩和することができる。
また、請求項に記載の発明では、前記配線部材(5,5b,5j)の緩和部(5b,5e)は、弾性変形する材料により形成されてなるという技術的手段を用いる。
配線部材(5,5b,5j)の緩和部(5b,5e)は、弾性変形する材料により形成されてなるため、配線部材によってパッド(3)の表面を押圧したときに緩和部が弾性変形することにより、押圧時の応力を緩和することができる。
また、請求項に記載の発明では、前記配線部材(5,5b,5j)は、バネ性を有するという技術的手段を用いる。
配線部材(5,5b,5j)は、バネ性を有するため、配線部材によってパッド(3)の表面を押圧したときの応力を配線部材自身によって緩和することができる。
また、請求項に記載の発明では、前記半導体チップ(2)の表面には複数の前記パッド(3)が配置されており、前記保持部材(4)には、接続すべきパッドの表面に前記先端部(5b,5c)を対向させた複数の前記配線部材(5,5b,5j)が保持されており、前記固定部材(6)は、前記保持部材により保持された各配線部材の各先端部が、接続されたパッドの表面に押圧された状態が維持されるように前記保持部材を固定してなり、前記複数の配線部材は、前記保持部材のうち前記固定部材に固定される側と反対側の表面に配置される配線に対して前記保持部材の内部に形成されたビアを介してそれぞれ電気的に接続されるという技術的手段を用いる。
複数のパッド(3)のそれぞれに配線部材(5,5b,5j)を接続する構成であっても、請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の技術的手段を用いれば、各パッドに作用する応力を緩和することができる。
したがって、層間絶縁膜などの緩衝構造を各パッドの直下に形成する必要がない。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の半導体装置(1)において、前記パッド(3)は前記半導体チップ(2)の表面全面に2次元配列されてなるという技術的手段を用いる。
パッド(3)が半導体チップ(2)の表面全面に2次元配列されてなるため、1次元配列されたものよりもパッドの数を増やすことができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
〈第1実施形態〉
この発明に係る第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係る半導体装置の縦断面図である。図2(a)は、図1に示す半導体装置に備えられた半導体チップの平面図であり、(b)はソケットの平面図であり、(c)は固定部材の平面図である。
[半導体装置の構造]
図1に示すように、半導体装置1は、回路基板7と、この回路基板7の表面に接着層8によって接着された半導体チップ2と、この半導体チップ2の表面に配置された複数のパッド(電極パッド)3と、各パッド3の表面と電気的に接続された複数の接続端子5と、各接続端子5の各先端部がパッド3の表面と対向するように各接続端子5を保持するソケット4と、このソケット4によって保持された各接続端子5の各先端部がそれぞれ接続すべき各パッド3の表面に接続された状態が維持されるようにソケット4を回路基板7に固定する固定部材6とを備える。
この実施形態では、半導体チップ2は、MOSFET、IGBTなどのICチップである。たとえば、半導体チップ2がMOSFETである場合は、各パッド3は、半導体チップ2を構成する複数のセルの各ソースと電気的接続されたソース電極パッドと、各ゲートと電気的に接続されたゲート電極パッドと、各ドレインと電気的に接続されたドレイン電極パッドとを含む。
各接続端子5は、ソケット4の内部に形成されたビア5jを介して配線5iと電気的に接続されている。各配線5iは、回路基板7に形成された回路(図示せず)と電気的に接続される。図2(a)に示すように、半導体チップ2の表面全面には、接続端子5と電気的に接続される複数のパッド3が2次元配列されている。この実施形態では、各パッド3は、マトリクス状に配置されている。
図2(b)に示すように、この実施形態では、ソケット4は板状に形成されており、ソケット4の各接続端子5に対応する部位には、ビア5jを形成するためのビアホール4aが貫通形成されている。図2(c)に示すように、この実施形態では、固定部材6は、平面視矩形の枠状に形成されている。また、固定部材6の表面は、ソケット4の裏面と一体形成されており、固定部材6の裏面は、接着剤または半田などの固定材料によって回路基板7の表面に固定されている。ソケット4が固定部材6によって回路基板7に固定されることで、各接続端子5が接続すべき各パッド3に電気的に接続された状態が保持されている。
図3(a)は、接続端子5を拡大して示す断面図である。接続端子5は外殻5cおよび内殻5dの二重構造に形成されている。外殻5cは合成樹脂などの非導電性材料によって形成されており、内殻5dは導電性材料によって形成されている。内殻5dの先端(下端)には、内殻5dと一体形成された緩和部5bが突出している。パッド3の表面には、導電性材料により形成された緩衝パッド5aが配置されている。緩衝パッド5aは、緩和部5bがパッド3の表面を押圧するときにパッド3の変形を防止するためのものである。内殻5dはビア5jと電気的に接続されている。
緩和部5bは、ソケット4が半導体チップ2に向けて下降し、パッド3を押圧したときにパッド3から受ける応力を受けて変形し、その応力を緩和する性質を有する。また、固定部材6は、固定部材6を回路基板7に固定したときに、ソケット4に保持されている各接続端子5の緩和部5bがパッド3からの応力を受けて変形することのできる高さに形成されている。
この実施形態では、緩和部5bは、塑性変形または弾性変形可能な材料により、ピン形状に形成されている。また、緩和部5bは、パッド3から受ける応力によって塑性変形または弾性変形することのできる径に形成されている。内殻5dおよび緩和部5bを形成する材料として、Al、Au、Ag、Sn、Pb、Cu、あるいは、それらのうち2つ以上の化合物を用いることができる。
ソケット4および固定部材6は、合成樹脂などの非導電性材料により形成されている。各パッド3は、Al、Auなどの導電性材料により形成されており、半導体チップ2を構成する半導体素子や回路と電気的に接続されている。また、各パッド3の直下には、半導体素子の他、保護回路やバッファ回路などが配置されている。
[半導体装置の製造方法]
次に、半導体装置1の製造方法について説明する。
接着層6によって半導体チップ2が表面に固定された回路基板7と、裏面に固定部材6が一体形成されたソケット4とを用意する。なお、ソケット4の各接続端子5の先端からは、緩和部5bがそれぞれ突出している。
まず、ソケット4と一体形成された固定部材6の裏面に接着剤を配置する。接着剤は、ゲル状の接着剤でも良いし、シート状の接着剤でも良い。また、回路基板7の表面に接着剤を配置しても良い。次に、各接続端子5の緩和部5bが接続すべき各パッド3の表面と対向する位置になるようにソケット4を半導体チップ3の上方に配置する。なお、ソケット4を配置してから接着剤を配置しても良い。
次に、ソケット4を半導体チップ2に向けて真っ直ぐに下降させ、固定部材6の裏面を回路基板7の表面に固定する。このとき、ソケット4によって保持されている各接続端子5の各緩和部5bは、対応するパッド3の表面に接触し、パッド3から受ける応力によって塑性変形または弾性変形した状態になる。これにより、各接続端子5が対応する各パッド3に電気的に接続された半導体装置1が完成する。なお、ソケット4の配置から下降までの工程は、公知のチップマウンタを用いて行うことができる。
[第1実施形態の効果]
(1)以上のように、上述した第1実施形態の半導体装置1を実施すれば、半導体チップ2の表面に配置された各パッド3の表面を押圧したときに各パッド3に作用する応力を、各接続端子5の各緩和部5bが塑性変形または弾性変形することによって緩和することができる。つまり、各接続端子5自身によって応力を緩和することができる。
したがって、層間絶縁膜などの緩衝構造を各パッド3の直下に形成する必要がない。
(2)しかも、半導体チップ2の上方に配置されたソケット4を下降させ、固定部材6によってソケット4を回路基板7に固定することにより、各接続端子5を接続すべき各パッド3に同時に接続することができる。
したがって、ボンディングワイヤを1本ずつパッド3に接続するワイヤボンディングよりも、半導体チップ2の配線時間を短縮することができる。
(3)さらに、パッド3が半導体チップ2の表面全面に2次元配列されてなる場合であっても、各パッド3それぞれに接続端子5を接続することができる。
したがって、2次元配列されたパッド3に接続端子5を接続することが困難なワイヤボンディングよりも、半導体チップ2の表面に配置するパッド3の数を増やすことができる。
[第1変更例]
図3(b)は、第1実施形態の第1変更例を示す断面図である。パッド3が変形するおそれのない場合は、同図に示すように、図3(a)に示した緩衝パッド5aを配置しないで緩和部5bを直接パッド3と接続する構成でも良い。つまり、緩衝パッド5aを配置するか否かの選択は、緩和部5bの材質または径など、緩和部5bの塑性または弾性の程度に応じて決定する。
[第2変更例]
図4(a)は、第2変更例を示す緩和部5bの断面図である。接続端子5の内部には、ピン形状の緩和部5bが挿通固定されている。緩和部5bの先端部L1を基部L2よりも塑性変形または弾性変形の度合いが大きい材料により形成されている。たとえば、先端部L1は、Al、Au、Ag、Sn、Pb、Cu、あるいは、それらのうち2つ以上の化合物により形成し、基部L2は、Ti、W、Ni、Cr、Mo、Fe、Co、あるいは、それらのうち2つ以上の化合物により形成する。先端部L1および基部L2は、溶接によって接合しても良いし、金属間化合物を介在させて接合しても良い。なお、第1実施形態において接続端子5の内殻5dを緩和部5bよりも塑性変形または弾性変形の度合いが大きい材料により形成することもできる。
[第3変更例]
図4(b)は、第3変更例を示す緩和部5bの断面図である。接続端子5の内部には、ピン形状の緩和部5bが挿通固定されている。緩和部5bの先端部L1は基部L2よりも細い径に形成されており、先端部L1が塑性変形または弾性変形し易いようになっている。細径化する手法としては、サンドペーパなどの研磨シート、あるいは、研磨剤微粒子を包含した研磨材料によって周面を研磨する手法、希硫酸やナトリウム水溶液などに浸漬して溶解する手法、電解研磨などを用いることができる。
[第4変更例]
さらに、接続端子5の緩和部5bをバネ形状に形成することもできる。この構成によっても、パッド3から受ける応力を接続端子5の緩和部5bが弾性変形することによって緩和することができる。しかも、先端部5bの弾性力によって接触部5aがパッド3を常に押圧した状態にすることができるため、接続端子5とパッド3との電気的接続状態を確実に保持することができる。
〈第2実施形態〉
次に、この発明の第2実施形態について図を参照して説明する。図5は、接続端子5とパッド3との接続部位を拡大して示す断面図である。この実施形態に係る半導体装置は、弾性部材を用いて応力を緩和することを特徴とする。
ソケット4の裏面には弾性部材9が配置されており、その弾性部材9の周面および下面には、接続端子5を構成する導電性膜5cが被覆されている。導電性膜5cのうち弾性部材9の下面に被覆された部分には、導電性材料により形成された接触部5jが突出形成されている。
ソケット4に貫通形成された挿通孔4bには、導電性膜5cと電気的に接続された導出部5dが挿通されている。つまり、接続端子5は、接触部5jと、導電性膜5cと、導出部5dとから構成されている。導出部5dは、回路基板7に形成された回路(図示せず)と電気的に接続される。
ソケット4を半導体チップ2に向けて下降させ、接続端子5の接触部5jによってパッド3の表面が押圧されると、パッド3から受ける応力によって弾性部材9が弾性変形する。つまり、パッド3から受ける応力は、弾性部材9によって緩和することができる。このとき、弾性部材9の周面に被覆された導電性膜5cは、弾性部材9の弾性変形に伴って弾性変形するため、パッド3との電気的接続状態が保持される。
弾性部材9は、弾性を有する絶縁性材料、たとえば、ゴム、合成樹脂などにより形成することができる。また、弾性部材9は、バネでも良い。なお、接触部5jの形状は、図示のように下向きの凸状でも良いし、平坦でも良い。また、接触部5jを設けないで弾性部材9の下面に被覆された導電性膜5cをパッド3に接続する構成でも良い。
〈第3実施形態〉
次に、この発明の第3実施形態について図を参照して説明する。図6は、接続端子5とパッド3との接続部位を拡大して示す断面図である。この実施形態に係る半導体装置は、接続端子がバネ状に形成されていることを特徴とする。
ソケット4の裏面には弾性部材9が配置されており、その弾性部材9の内部に接続端子5の緩和部5eが挿通されている。緩和部5eはバネ状に形成されており、弾性部材9の下面からは、緩和部5eの先端に形成された接触部5jが突出している。ソケット4を半導体チップ2に向けて下降させ、接続端子5の接触部5aによってパッド3の表面が押圧されると、パッド3から受ける応力によって緩和部5eが弾性変形する。つまり、パッド3から受ける応力は、接続端子5によって緩和することができる。
また、緩和部5eが弾性変形するときに弾性部材9も弾性変形するため、パッド3から受ける応力は、弾性部材9によっても緩和される。つまり、パッド3から受ける応力は、接続端子5および弾性部材9の両者による弾性力の相乗効果によって効果的に緩和することができる。さらに、弾性部材9は、弾性変形したときの復元力によって接触部5jをパッド3の表面に押圧するため、接続端子5とパッド3との電気的接続状態を保持することができる。
弾性部材9は、弾性を有する絶縁性材料、たとえば、ゴム、合成樹脂などにより形成することができる。なお、接触部5jの形状は、図示のように下向きの凸状でも良いし、平坦でも良い。
〈第4実施形態〉
次に、この発明の第4実施形態について図を参照して説明する。図7は、接続端子5とパッド3との接続部位を拡大して示す断面図である。この実施形態に係る半導体装置は、接続端子の後端がソケットに2箇所で支持されてなることを特徴とする。
接続端子5の後端は、ソケット4に2箇所で支持されてなる。ソケット4に貫通形成された2つの挿通孔4bには、接続端子5の後端を構成する導出部5dがそれぞれ挿通されている。各導出部5dのソケット4の裏面から突出した部分には、ソケット4の裏面と略平行な第1腕部5gがそれぞれ形成されている。各第1腕部5gは、それぞれ第2腕部5fによって接触部5jと連結されている。つまり、接続端子5の先端部は、各第1腕部5gおよび各第2腕部5fにより構成されている。
各第1腕部5gとソケット4の裏面との間には、弾性部材9がそれぞれ介在されている。この実施形態では、各第1腕部5gと各第2腕部5fとが成す角度は、それぞれ鈍角になっている。また、接触部5jは、下向きの凸状に形成されている。
ソケット4を半導体チップ2に向けて下降させ、接続端子5の接触部5jによってパッド3の表面が押圧されると、パッド3から受ける応力によって各第1腕部5gがそれぞれ基端部5hを支点にして上方に弾性変形する。つまり、パッド3から受ける応力は、接続端子5によって緩和することができる。
また、各第1腕部5gが弾性変形すると、各弾性部材9は第1腕部5gとソケット4の裏面との間で圧縮されて弾性変形するため、パッド3から受ける応力は、弾性部材9によっても緩和される。つまり、パッド3から受ける応力は、接続端子5および各弾性部材9の両者による弾性力の相乗効果によって効果的に緩和することができる。さらに、各弾性部材9は、弾性変形したときの復元力によって各第1腕部5gを変形前の方向へ押し戻すため、接触部5jがパッド3の表面に押圧されるので、接続端子5とパッド3との電気的接続状態を保持することができる。
弾性部材9は、弾性を有する絶縁性材料、たとえば、ゴム、合成樹脂などにより形成することができる。なお、接触部5jの形状は、図示のように下向きの凸状でも良いし、平坦でも良い。
〈他の実施形態〉
(1)緩和部5bを接続端子5の先端以外の箇所、たとえば、接続端子5の内部、または、保持板4の内部に設けることもできる。また、緩和部5bは薄板状(リード線状)に形成することもできる。さらに、接続端子5の全体を導電性材料により形成することもできる。
(2)緩衝パッド5aは、緩和部5bと一体形成することもできる。保持板4は、その内部、表面または裏面に回路が形成された回路基板でもよく、その回路と接続端子5とが接続された構造でもよい。
(3)緩和部5bおよび接触部5bは、固定部材6による押圧力を利用してパッド3と接続する方法の他、超音波溶着によって接続することもできるし、半田などの電気的接合材料によって接続することもできる。
第1実施形態に係る半導体装置の縦断面図である。 (a)は、図1に示す半導体装置に備えられた半導体チップの平面図であり、(b)はソケットの平面図であり、(c)は固定部材の平面図である。 (a)は、接続端子5を拡大して示す断面図であり、(b)は、第1実施形態の第1変更例を示す断面図である。 (a)は、第2変更例を示す緩和部5bの断面図であり、(b)は、第3変更例を示す緩和部5bの断面図である。 第2実施形態における接続端子5とパッド3との接続部位を拡大して示す断面図である。 第3実施形態における接続端子5とパッド3との接続部位を拡大して示す断面図である。 第4実施形態における接続端子5とパッド3との接続部位を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1・・半導体装置、2・・半導体チップ、3・・パッド、
4・・ソケット(保持部材)、5・・接続端子(配線部材)、5b・・緩和部、
6・・固定部材、7・・回路基板、9・・弾性部材。

Claims (2)

  1. 表面にパッドが配置された半導体チップと
    電性の配線部材と、
    前記配線部材の先端部が前記パッドの表面と対向するように前記配線部材を保持する保持部材と、
    前記配線部材と前記保持部材との間に設けられており、前記パッドの表面を押圧したときに前記パッドに作用する応力を、前記押圧したときに弾性変形することによって緩和する弾性部材と、
    前記保持部材によって保持された前記配線部材の先端部が前記パッドの表面に接続された状態が維持されるように前記保持部材が固定された固定部材と、
    が備えられ
    前記配線部材は、前記パッドの表面を押圧したときに前記パッドに作用する応力を、前記押圧したときに変形することによって緩和する緩和部を有し、
    前記配線部材の緩和部は、弾性変形する材料により形成され、
    前記配線部材は、バネ性を有し、
    前記半導体チップの表面には複数の前記パッドが配置されており、
    前記保持部材には、接続すべきパッドの表面に前記先端部を対向させた複数の前記配線部材が保持されており、
    前記固定部材は、前記保持部材により保持された各配線部材の各先端部が、接続されたパッドの表面に押圧された状態が維持されるように前記保持部材を固定してなり、
    前記複数の配線部材は、前記保持部材のうち前記固定部材に固定される側と反対側の表面に配置される配線に対して前記保持部材の内部に形成されたビアを介してそれぞれ電気的に接続されることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記パッドは前記半導体チップの表面全面に2次元配列されてなることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
JP2008161299A 2008-06-20 2008-06-20 半導体装置 Expired - Fee Related JP5386863B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008161299A JP5386863B2 (ja) 2008-06-20 2008-06-20 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008161299A JP5386863B2 (ja) 2008-06-20 2008-06-20 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010003870A JP2010003870A (ja) 2010-01-07
JP5386863B2 true JP5386863B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=41585345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008161299A Expired - Fee Related JP5386863B2 (ja) 2008-06-20 2008-06-20 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5386863B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015119257A1 (ja) * 2014-02-07 2015-08-13 日本発條株式会社 半導体搭載基板用接続構造体および半導体搭載基板用接続ユニット
JP6433299B2 (ja) * 2015-01-07 2018-12-05 福井鋲螺株式会社 障害釘、弾球遊技機及び障害釘の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5578535A (en) * 1978-12-08 1980-06-13 Mitsubishi Electric Corp Pressure-contact type semiconductor device
DE2937049A1 (de) * 1979-09-13 1981-04-02 Brown, Boveri & Cie Ag, 6800 Mannheim Leistungs-halbleiterbauelement
JP2000049198A (ja) * 1998-07-27 2000-02-18 Shibafu Engineering Kk 圧接型半導体装置およびその製造方法
JP2007080943A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Nissan Motor Co Ltd 圧接型半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010003870A (ja) 2010-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3349058B2 (ja) 複数のicチップを備えた半導体装置の構造
US9640453B2 (en) Power semiconductor device
JP2006518944A (ja) バンプを有するボールグリッドアレー
JP3046024B1 (ja) リ―ドフレ―ムおよびそれを用いた樹脂封止型半導体装置の製造方法
US20100181675A1 (en) Semiconductor package with wedge bonded chip
JP3460646B2 (ja) 樹脂封止型半導体装置およびその製造方法
JP3072291B1 (ja) リ―ドフレ―ムとそれを用いた樹脂封止型半導体装置およびその製造方法
JP5386863B2 (ja) 半導体装置
US8378467B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2009295988A (ja) 特別に形作られたボンドワイヤを有する半導体装置およびそのような装置を製造するための方法
JP5566296B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US20040007782A1 (en) Connecting circuit devices and assemblies thereof
KR101610827B1 (ko) 본딩 구조물의 형성 방법
KR101698431B1 (ko) 반도체 파워 모듈 패키지 및 그의 제조방법
JP2010212091A (ja) 弾性接触子
JPH10510107A (ja) 半導体素子にばね接触子を実装するチップ相互接続キャリア及び方法
JP3942500B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4291788B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4729438B2 (ja) 半導体装置、およびその製造方法
JP2542675B2 (ja) 半導体装置
JP3248854B2 (ja) 複数のicチップを備えた半導体装置の構造
JP4234518B2 (ja) 半導体搭載用基板製造方法、半導体パッケージ製造方法、半導体搭載用基板及び半導体パッケージ
JP3017136B2 (ja) 半導体チップ接続バンプ形成方法及び形成用治具
JP2000216280A (ja) タ―ミナルランドフレ―ムおよびその製造方法ならびに樹脂封止型半導体装置およびその製造方法
JP2005166943A (ja) リードフレーム、それを用いた半導体装置の製造におけるワイヤーボンディング方法及び樹脂封止型半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130923

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees