JP2012202471A - ダンパ付プーリ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ダンパユニット30、プーリユニット40、ジャーナルベアリング60及びスラストベアリング62を備え、ハブは、クランクシャフト嵌入孔32hを有するボス部32aと、ボス部に対して放射方向に延在する円盤部32bを備えたダンパ付プーリにおいて、円盤部は、ボス部の反エンジン側の端部から連続し、アイソレーションリング及びアイソレーションラバーの反エンジン側の周面域を覆うように配するとともに、取り外し用治具取付用の貫通孔38を有しており、貫通孔はダンパユニットとプーリユニットを組み付けた状態においてはアイソレーションラバー薄肉部44aにより封止する。
【選択図】図1
Description
したがって、取り外し用治具を使用する場合には、当該治具からダンパユニット2(ハブ2a)に対し、クランクシャフトからの引き抜き方向(図5においては、左方向)へ所定の力(クランクシャフトへの押圧力に対する反力など(以下、引抜力という。))を作用させる必要があり、当該引抜力はハブ2a(具体的には、クランクシャフトへ嵌入されるボス部6から放射方向に延在する円盤部8)に作用させることが好ましい。
なお、前記封止部材は、例えば、前記第2のゴム状弾性体と一体をなして構成され、前記アイソレーションリングの前記第2のゴム状弾性体とは反対側に配設されるように構成することが可能である。
図1から図4には、本発明の一実施形態に係るダンパ付プーリが示されている。かかるダンパ付プーリは、エンジンのクランクシャフト(図示しない)に取り付け可能に構成され、前記クランクシャフトのねじり振動を低減するダンパユニット30と、当該ダンパユニット30と組み付け可能に構成され、前記クランクシャフトの回転トルクを各種の補機(例えば、オルタネータやコンプレッサなど)へ伝達するための無端ベルト(図示しない)が掛け渡されるプーリユニット40と、これらダンパユニット30とプーリユニット40との相対変位を許容するためのベアリング(後述するジャーナルベアリング60及びスラストベアリング62)とを備えている。
ハブ32は、反エンジン側においてクランクシャフト取付部(以下、ボス部という。)32aから放射方向に延在する円盤部(以下、ハブ円盤部という。)32bを有している。この場合、ボス部32aは、前記クランクシャフトが嵌入される嵌入孔32hを有しており、ハブ円盤部32bは、ボス部32aの反エンジン側(ハブ32のクランクシャフトへの嵌入方向手前側)の端部(図1においては、左端部)から連続し、ボス部32aに対して放射方向に延在する構成となっている。図1に示す構成においては、ハブ円盤部32bは第1の円筒部(以下、内側円筒部という。)32cを介してボス部32aから連続しており、さらに、外周縁において第2の円筒部(同、外側円筒部という。)32dへ連続している。内側円筒部32cは、ボス部32aの反エンジン側(前記嵌入方向手前側)の端部(図1においては、左端部)から径方向外側(拡径方向)へ延出した後、ハブ円盤部32bの内周縁と連続するように反エンジン側へ延在する略円筒状をなしており、外側円筒部32dは、ハブ円盤部32bの外周縁からエンジン側(図1においては、右側)へ向けて段差(拡径部位)を有して延在する略円筒状をなしている。
プーリ部42は、ハブ32の外側円筒部32dの外周側のエンジン側近傍に沿って、所定の隙間を空けた状態で同一の中心軸C周りに対向して配される円筒状のプーリ円筒部42aと、当該プーリ円筒部42aのエンジン側の端部(図1においては、右端部)から径方向内側(縮径方向)へ延在し、かつ、ハブ32の凹部36を覆うように配される円盤状のプーリ円盤部42bとを備えており、プーリユニット40をダンパユニット30と組み付けた状態において、ダンパ部34のエンジン側に位置付けられている。すなわち、プーリ部42のプーリ円筒部42aとダンパ部34(ダンパラバー34a及び慣性質量体34b)は、径方向へ重畳することなく、プーリ円筒部42aがエンジン側、ダンパ部34が反エンジン側となるように軸方向へ並設されている。なお、プーリ部42は、所定の金属材料によって、プーリ円筒部42a及びプーリ円盤部42bが一体成形されている。また、プーリ円筒部42aには、その外周に、無端ベルト(図示しない)が掛け渡されるプーリ溝42cが複数(数は限定しない)形成されている。
なお、プレッシャーリング嵌合部50aをハブ32の内側円筒部32cへ嵌合させた状態においては、プレッシャーリング嵌合部50aとアイソレーションリング嵌合部46aは、径方向へ重畳することなく、当該プレッシャーリング嵌合部50aがエンジン側、当該アイソレーションリング嵌合部46aが反エンジン側となるように軸方向へ並んで位置付けられている。ただし、例えば、プレッシャーリング嵌合部50aをアイソレーションリング嵌合部46aの内周(もしくは外周)へ嵌合させることで、これらを径方向へ重畳(積層)させた構成とすることも想定可能である。
なお、取り外し用治具を取り付けるという観点のみに着目すれば、治具取付孔38を貫通孔ではなく、底部を有する穴として形成することも想定可能ではある。しかしながら、上記したような利点を考慮し、本実施形態においては、治具取付孔38を貫通孔として形成している。
32 ハブ
32a クランクシャフト取付部(ボス部)
32b 円盤部(ハブ円盤部)
32h 嵌入孔
34a 第1のゴム状弾性体(ダンパラバー)
34b 慣性質量体
40 プーリユニット
42 プーリ部
44 第2のゴム状弾性体(アイソレーションラバー)
44a アイソレーションラバー薄肉部
46 アイソレーションリング
60 ジャーナルベアリング
62 スラストベアリング
Claims (4)
- エンジンのクランクシャフトに取り付け可能に構成され、前記クランクシャフトのねじり振動を低減するダンパユニットと、
前記ダンパユニットと組み付け可能に構成され、前記クランクシャフトの回転トルクを伝達するための無端ベルトが掛け渡されるプーリユニットと、
これらダンパユニットとプーリユニットとの相対変位を許容するためのベアリングとを備えたダンパ付プーリであって、
前記ダンパユニットは、前記クランクシャフトに取り付けられ、当該クランクシャフトとともに一体的に回転する環状のハブを有し、
前記ハブは、反エンジン側においてクランクシャフト取付部から放射方向に延在する円盤部を有し、
前記円盤部は、ダンパ付プーリの取り外し作業時に取り外し用治具を取り付けるための孔を有しており、前記孔は、前記円盤部を軸方向へ貫通するとともに、前記ダンパユニットと前記プーリユニットを組み付けた状態においては封止部材により封止されていることを特徴とするダンパ付プーリ。 - エンジンのクランクシャフトに取り付け可能に構成され、前記クランクシャフトのねじり振動を低減するダンパユニットと、
前記ダンパユニットと組み付け可能に構成され、前記クランクシャフトの回転トルクを伝達するための無端ベルトが掛け渡されるプーリユニットと、
これらダンパユニットとプーリユニットとの相対変位を許容するためのベアリングとを備え、
前記ダンパユニットは、前記クランクシャフトに取り付けられ、当該クランクシャフトとともに一体的に回転する環状のハブと、いずれも環状をなし、前記ハブと同心状に配される第1のゴム状弾性体及び慣性質量体からなり、回転中における前記クランクシャフトのねじり振動を低減するためのダンパ部とを有し、
前記プーリユニットは、前記無端ベルトが掛け渡されるプーリ部と、前記クランクシャフトの速度変動の前記プーリユニットへの伝達を抑制するための環状の第2のゴム状弾性体と、当該第2のゴム状弾性体を固定する円盤状のアイソレーションリングを有しており、
前記ハブは、前記クランクシャフトが嵌入される嵌入孔を有するクランクシャフト取付部と、当該クランクシャフト取付部に対して放射方向に延在する円盤部を備えたダンパ付プーリであって、
前記円盤部は、前記クランクシャフト取付部の反エンジン側の端部から連続し、前記プーリユニットのアイソレーションリング及び第2のゴム状弾性体の前記反エンジン側の周面域を覆うように配されるとともに、ダンパ付プーリの取り外し作業時に取り外し用治具を取り付けるための孔を有しており、
前記孔は、前記円盤部を軸方向へ貫通するとともに、前記ダンパユニットと前記プーリユニットを組み付けた状態においては封止部材により封止されていることを特徴とするダンパ付プーリ。 - 前記封止部材は、前記円盤部の孔の両側開口のうち、エンジン側の開口を封止していることを特徴とする請求項1または2に記載のダンパ付プーリ。
- 前記封止部材は、前記第2のゴム状弾性体と一体をなして構成され、前記アイソレーションリングの前記第2のゴム状弾性体とは反対側に配設されていることを特徴とする請求項2または3に記載のダンパ付プーリ。
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