JPH0642588A - 自動車用トーション減衰装置 - Google Patents

自動車用トーション減衰装置

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JPH0642588A
JPH0642588A JP5054654A JP5465493A JPH0642588A JP H0642588 A JPH0642588 A JP H0642588A JP 5054654 A JP5054654 A JP 5054654A JP 5465493 A JP5465493 A JP 5465493A JP H0642588 A JPH0642588 A JP H0642588A
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friction
piece
elastic block
damping device
torsion damping
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JP5054654A
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Dieter Rohrle
ロールル ディエテ
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Valeo SE
Original Assignee
Valeo SE
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/131Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
    • F16F15/133Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses using springs as elastic members, e.g. metallic springs
    • F16F15/137Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses using springs as elastic members, e.g. metallic springs the elastic members consisting of two or more springs of different kinds, e.g. elastomeric members and wound springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/131Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡単で、連続的な摩擦面と可変的減衰
効果と長寿命を有する自動車用のトーション減衰装置を
提供する。 【構成】 2つの同軸の回転部1,2、円周方向に作用
する弾性手段4及び摩擦装置5を備え、摩擦装置5は、
2つの回転部1,2間で軸方向に作用する。摩擦装置5
は、第1摩擦片61と接触する摩擦リング52を有してい
る。摩擦装置5は集成体であり、少なくとも1つの弾性
ブロック50を備え、摩擦リング52は、弾性ブロック50の
少なくとも1つの面に固着されている。摩擦装置5は、
第1摩擦片61と、第2摩擦片60との間に軸方向に挟持さ
れている。減摩手段が、弾性ブロックと第2摩擦片60と
の間で作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円周方向に作用する弾
性手段の働きに逆らって、相対的に限られた回転をする
ようになっている2つの同軸の部分を備えている形式
の、特に(専用ではないが)自動車用の、ねじり力減衰
装置、いわゆるトーションダンパーに関する。このトー
ションダンパーは、上記の2つの同軸の部分の間で軸方
向に力を及ぼす摩擦装置を有する。
【0002】
【従来の技術】上記形式のトーションダンパーは、英国
特許公開第GB 2 160 296A号の明細書に記載されてい
る。それによると、上記の同軸の部分の1つは、中心ハ
ブを有する第1はずみ車であり、他の同軸の部分は、外
側ハブを内面に取り付ける板を有する第2はずみ車であ
る。外側ハブは、他の同軸部分の中心ハブの一部を包囲
している。円周方向に作用するトーションダンパーは、
上記第1はずみ車を、第2はずみ車の上記板に連結して
いる。
【0003】この摩擦装置は、第1はずみ車と第2はず
み車との間で軸方向に作用するもので、摩擦リングを有
している。摩擦リングは、その一方の面を介して、第1
はずみ車に固着されている第1摩擦面と接触して摩擦す
る。その構成はまた、ベルビルリングと取付リングを備
えている。それらは、トーションダンパーの一部である
スペーサーバー一式と係合して、間隙なしに、回転する
ようになっている。
【0004】従って、摩擦装置は、スペーサーバーに偏
向力を与える。このスペーサーバーは、かなり長いの
で、トーションダンパーの剛性が低下する。さらに、そ
の摩擦面の有効面積の一部は、スペーサーバーを固着さ
せるための通路によって防げられるので、有効面積は、
要求に応えうるほど大きくはない。その上、取付リング
は大きくて、コストを大きくする。
【0005】さらに、摩擦装置は多くの部品からなって
いるので、組立工程が複雑となっている。摩擦装置は、
トーションダンパーの2つの同軸の部分の間で恒久的に
作用し、前記第1摩擦面で一定値の摩擦減衰効果をあげ
る。
【0006】第1と第2の同軸の部分間の相対的な角変
位の始めに、僅かな減衰効果があり、次いで角変位の第
2局面において、より大きな摩擦減衰効果があるのが望
ましい。摩擦手段は、隙間が変化しても作用しうるのが
望ましい。
【0007】前記の英国特許公開第GB 2 160 296A号の
明細書の記載によれば、それの目的は、トーションダン
パーのスペーサーバーと取付リングとを、ゆるく係合さ
せることにある。しかしてこれは、摩擦装置が急速に摩
耗することなく行わせなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡単
かつ経済的な手段で、これらの欠点を解決することであ
る。本発明の他の目的は、取り付けが非常に簡単であ
り、かつ連続的な摩擦面を有するとともに、可変的減衰
効果と長寿命を有する新規な摩擦装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】円周方向に作用する弾性
手段の働きに逆らって、相対的に回転するようになって
いる2つの同軸回転部を備え、前記同軸の回転部に、軸
方向に力を及ぼす摩擦装置を設けてあり、この摩擦装置
は、前記同軸の回転部のうちの1つに固着されている第
1摩擦片と、その面の1つを介して、摩擦するように接
触している摩擦リングを有しているトーション減衰装置
において、摩擦装置は、少なくとも1つの弾性ブロック
を備える集成体として構成され、その少なくとも1つの
側面は、前記摩擦リングに重合して固着され、前記第1
摩擦面と摩擦するように接触するようになっており、前
記摩擦装置は、前記第1摩擦片と、前記の同軸回転部の
他の1つに固着されている第2摩擦片との間に、軸方向
に把持されており、かつ、耐摩耗手段としての摩擦リン
グが、前記第2摩擦片と、前記弾性ブロックとの間で作
用して、前記第2摩擦片と、前記弾性ブロックとの間で
のスリップを防ぐようになっていることを特徴とするト
ーション減衰装置により、上記課題は解決される。
【0010】本発明によれば、摩擦装置が集成体である
ので、トーション減衰装置の取り付けは簡単である。さ
らに、第1摩擦片も第2摩擦片も連続的である。このト
ーション減衰装置は、頑丈で簡単であるので、摩擦装置
と、トーションダンパーの同軸部分のいずれか1つとの
間に、ゆるい係合手段を設ける必要はない。
【0011】摩擦装置が集成体であるため、別の効果も
ある。トーションダンパーの同軸部分間の、相対的角変
位の第1段階では、減衰効果は小さい。それは、摩擦リ
ングと第2摩擦片との間で弾性要素自身の内在的減衰効
果のみによって生じるからである。摩擦リングと第1摩
擦片との間では、相対的な動きは生じない。その理由
は、集成体が、その2つの関連する摩擦片との間に挟ま
れて、軸方向に把持されるからである。また、この相対
的な動きがないのは、摩擦リングが弾性要素に固着され
ており、摩擦リングと弾性要素の間のスリップが防止さ
れているからである。
【0012】相対的角変位の第2段階では,伝達される
トルクは増え、摩擦リングと第1摩擦片との間で、相対
的な動きが生じ始め、減衰効果自身は増し、摩擦減衰効
果が生じる。従って、可変減衰が得られる。この可変減
衰は、ねじり力減衰を有する2つのはずみ車(すなわち
2重減衰はずみ車)による効果である。エンジンを始動
または停止させる際に、共鳴振動数を越えたとき、強い
減衰効果のあることが望ましい。耐摩耗手段により、弾
性要素は、第2の同軸部分と接触しても、摩耗しない。
従ってトーションダンパーの寿命は長くなり、しかも、
構成部品の数は少なくなっている。
【0013】弾性要素は、リングの形をした弾性ブロッ
クからなり、それに、少なくとも1つの孔、または空洞
があるのがよい。それにより、前記の相対的角変位の第
1段階に置いて、リングの剛性は減少する。
【0014】弾性材からなる要素を、たとえば接着剤を
用いて、第2摩擦面の側面に固着してもよい。しかしこ
の要素は、第2摩擦リングで、他の面に重合するのが好
ましい。その方が、集成作業は容易となる。このよう
に、第2摩擦リング、または、弾性要素をトーションダ
ンパーの第2の回転に固着する手段は、本発明により提
供される耐摩擦手段を構成し、これにより、寿命が長く
なる。
【0015】集成体は空洞の密閉体の役をする。この空
洞の、少なくとも一部には、グリースが充填されてい
て、円周方向に作用する弾性手段を潤滑する。本発明の
他の特徴は、摩擦装置をトーションダンパーの内側に容
易にが取り付けられることである。本発明の他の特徴お
よび利点は、以下、図面に示す非限定的な実施例につい
て行なう説明により、よく理解しうると思う。
【0016】
【実施例】図1〜図10に示す各種の2重減衰はずみ車
は、トーションダンパーを組み込んだ2重はずみ車で、
自動車用である。それは、第1回転部(1)と、第2回転
部(2)、円周方向に作用するトーションダンパー(4)(41)
(32)(31)(21)及び摩擦装置(5)を含んでいる。摩擦装置
(5)は、第1回転部(1)と第2回転部(2)の間で、軸方向
に作用する。
【0017】第1回転部(1)は中心ハブ(16)を有し、第
2回転部(2)は、径方向の内端に外側ハブ(29)を有する
環状板(20)を備えている。外側ハブ(29)は、中心ハブ(1
6)の一部を取り囲んでいる。このトーションダンパー
は、第1回転部(1)を、第2回転部(2)の環状板(20)に連
結し、かつ、留め具(24)で環状板(20)に固着されたダン
パー板(21)を有している。
【0018】第1回転部(1)は、トルク入力部、すなわ
ちトルク減衰装置の駆動部である。第2回転部(2)は、
そのトルク出力部、すなわち従動部である。
【0019】本実施例では、摩擦装置(5)は、摩擦リン
グ(52)を備えている。それは、第2回転部(2)に固着さ
れており、横方向に作用する第1摩擦面(61)と摩擦接触
する。第2回転部(2)は、減摩用ベアリング(3)を介し
て、第1回転部(1)に取り付けられている。減摩用ベア
リング(3)は、中心ハブ(16)と外側ハブ(29)との間に径
方向に挟まれており、第2回転部(2)が、第1回転部(1)
のまわりに回転できるようになっている。摩擦装置(5)
は、中心ハブ(16)を囲んでいる。
【0020】より詳しく言うと、第1回転部(1)は、お
おむね環状部品、すなわち中空のハウジングからなって
いる。ハウジングは、本実施例では金属製であり、密閉
され、かつ、軸に対して直角な、径方向の主板(14)を有
している。この主板(14)の外縁には、軸方向を向くフラ
ンジ(10)がある。中心ハブ(16)と覆い板(11)は、共に、
第1回転部(1)の一部である。
【0021】覆い板(11)とハウジングによって、密閉形
環状空洞(15)の境界が画定されている。空洞(15)の中の
一部には、グリースが入れられている。そのため、覆い
板(11)は、本実施例では鋲(12)で、フランジ(10)に密閉
状態で固着されている。図1は、覆い板(11)とフランジ
(10)との間に挿入された密封リングを示す。通常の要領
で自動車のスターター(図示せず)により始動されるよう
になっている、歯状突起のあるスタータークラウン(13)
が、フランジ(10)の周囲に固着されている。
【0022】中心ハブ(16)は、径方向の主板(14)に固着
されている。主板(14)は、ハウジングの基部である。中
心ハブ(16)は、主板(14)から軸方向に突き出ており、本
実施例では、金属製ハウジングと一体になっている。ハ
ウジングは、鋳造するのがよい。
【0023】第1回転部(1)は、自動車の内燃機関に連
結されていて、エンジンにより駆動される。この目的の
ため、それは、中心ハブ(16)内に設けた通孔(17)を貫通
するボルト(図示せず)によって、エンジンのクランク
シャフトに取付けられている。
【0024】第2回転部(2)は、クラッチを介して、自
動車のギアボックスの入力シャフトに取付られている。
ギアボックスの入力シャフトは、クラッチが結合する
と、第2回転部(2)と共に回転する。この目的のため
に、環状板(20)は、クラッチ反応板の構成要素となって
いる。その他のクラッチは図示されていないが、それ
は、通常の要領によるクラッチ摩擦板を有しており、そ
れは、共に回転するギアボックスシャフトに固着されて
いて、クラッチが作動すると、反応板と摩擦接触する。
【0025】より詳しくは、英国特許公開第GB 2 160 1
96A号を参照されたい。本実施例では、環状板(20)は、
鋳造されており、摩擦面(22)と固定面(23)を有し、固定
面(23)には、クラッチの覆い板が固着されている。
【0026】第2回転部(2)は、(先に固着部と称した)
環状ダンパー板(21)を備えている。ダンパー板(21)は、
本実施例では金属製であり、環状板(20)に結合されて回
転し、第1回転部(1)のハウジングの基板(14)と覆い板
(11)の間の空洞(15)内へ、軸方向に伸びている。ダンパ
ー板(21)は、トーションダンパーの一部であり、本実施
例では、外側ハブ(29)と一体となっており、外側ハブ(2
9)から軸方向に外方へ突き出ている。覆い板(11)は、径
方向に内方を向いていて、外側ハブ(29)の周囲に、グリ
ースが空洞(15)から逃げない程度の小さな間隙で取り付
けられている。
【0027】トーションダンパーのダンパー板(21)は、
径方向の腕(31)(図2参照)を備え、トーションダンパ
ーの一部で、円周的に作用する弾性手段(4)の間で干渉
し、押圧するようになっている。本実施例では、この弾
性手段(4)は、相当な長さの複数のコイルばね(4)からな
り、それは突き出ているインサート(32)を押圧してい
る。インサート(32)は、対をなして向かい合っており、
覆い板(11)と主板(14)に、たとえば、リベットで密封状
態で留めるか、溶接で固着されている。
【0028】インサート(32)はまた、腕(31)と同様に、
トーションダンパーの一部である。インサート(32)に
は、弾性手段(4)の端を留めているスラストパッド(41)
と協動するためのスロットが設けられている。実施例で
は、弾性手段(4)とインサート(32)との間には間隙がな
いが、腕(31)と腕(31)の間には間隙があるようにして取
付けられている。弾性手段(4)を、腕(31)と腕(31)の間
に間隙がないようにして取付けることもできる。弾性手
段(4)は、フランジ(10)の内縁に沿って伸び、空洞(15)
内のグリースで潤滑されて、寿命が長くなるようになっ
ている。
【0029】摩擦装置(5)は、中心ハブ(16)を包囲して
いる。中心ハブ(16)には、減摩用ベアリング(3)が取付
けられている。実施例では、減摩用ベアリング(3)は、
単レースのボールベアリングからなっている。しかし、
変形例として、ベアリング(3)を、英国特許公開第GB 2
160 296A号の明細書で開示されているように、複列レー
スのベアリングとするか、または適当な減摩材からなる
ジャーナル軸受としてもよい。
【0030】ベアリング(3)は、中心ハブ(16)と、前述
の留め具(24)で反応板(20)に固着されている外側ハブ(2
9)との間に、径方向に挟まれている。外側ハブ(29)は、
環状板(20)の内側の縁に沿って広がり、ベアリングの外
側リングと係合しうる肩部を有する内腔を備えている。
ベアリングは、外側ハブ(29)の内腔内に係合している。
前述の肩部により、また、環状板(20)の径方向内側の突
片(26)によって、外側ハブ(29)のベアリングは、軸方向
に保たれている。
【0031】ベアリング(3)は、一部が径方向のリング
(28)により、また一部が。図1で見られる肩部により、
中心ハブ(16)に軸方向に保持されている。肩部は、中心
ハブ(16)の外径の変化により形成されている。中心ハブ
(16)を、エンジンのクランクシャフトに固着している前
述のボルトの頭は、径方向のリング(28)に当接してい
る。従って、第2回転部(2)は、第1回転部(1)に軸方向
に取付けられているが、減摩用ベアリング(3)により、
第1回転部(1)に対して回転可能である。
【0032】摩擦装置(5)の耐摩耗摩擦リング(52)は、
その面の1つを介して、横方向の(すなわち径方向の)
摩擦片(61)(以後第1摩擦片と称す)と摩擦接触してい
る。第1摩擦片(61)は、はずみ車の2つの回転部(1)(2)
の1つ(本実施例では、第2回転部(2))に固着されてい
る。
【0033】摩擦装置(5)は、少なくとも1つの弾性ブ
ロック(50)を備える集成体を形成している。摩擦リング
(52)は、弾性ブロック(50)の面を保護するため、同ブロ
ック(50)の少なくとも1つの面に固着されている。この
摩擦装置(5)は、第1摩擦片(61)と、はずみ車の2つの
回転部(1)(2)の他の1つ(本実施例では、第1回転部
(1))に固着されている第2摩擦片(60)との間に挟まれ、
軸方向に保持されている。その上、耐摩耗手段としての
摩擦リング(52)が、第2摩擦片(60)と弾性ブロック(50)
との間に作用して、両者間でスリップが生じないように
している。
【0034】実施例では、第2摩擦片(60)は連続的であ
り、径方向の支板(59)に取付けられている。支板(59)
は、主板(14)に対して軸方向に僅かに内方に入った所に
あり、主板(14)から径方向内側に伸びている。支板(59)
は、第1摩擦片(61)と軸方向に向かい合っている。支板
(59)は、主板(14)から外側ハブ(29)の方に軸方向に突き
出ている環状中心突出部の一部である。支板(59)はま
た、中心ハブ(16)と同軸で一体となっている。前記の中
心にある突出部は、主板(14)の内側の縁に設けられてい
る。
【0035】従って、ハウジングの中央部は、段のつい
た外形をしており、支板(59)の外縁で、外側ハブ(29)の
方を軸方向に突き出ている突環(62)を有し、それが、摩
擦装置(5)のための径方向の肩部になっている。支板(5
9)の方を向いている環状の外側ハブ(29)の面に凹所が設
けられている。図1に見られるように、実施例では、第
2摩擦片(60)は軸に対して直角で、外側ハブ(29)の方を
向いている支板(59)の面と接している。第1摩擦片(61)
は、外側ハブ(29)の側面と接している。外側ハブ(29)
は、支板(59)の方を向いており、実施例では、その面
は、軸に対して直角である。
【0036】図1〜図4では、摩擦装置(5)は、ゴムの
ようなエラストマー材からなる輪形の弾性ブロック(50)
の形をしている。実施例では、摩擦リング(52)の他に、
摩擦リング(51)がある。両リングは、それぞれ、エラス
トマーブロックの表面を保護するようになっていて、対
応する摩擦片(60)(61)と摩擦接触しうるように固着され
ている。摩擦装置(5)は、ダンパー板(21)の径方向内側
に設けられ、その弾性ブロック(50)は摩擦リング(51)(5
2)より厚いリング状である。
【0037】第2摩擦片(60)はまた、突環(62)で境界を
定められた摩擦面を提供する。前記のごとく、第1摩擦
片(61)を形成するため、外側ハブ(29)の側面に凹所が設
けられていて、軸方向を向く環状の肩部(63)で、外側を
限定されている。
【0038】このようにして、突環(62)と肩部(63)は共
に、求心手段として作用し、摩擦装置(5)が遠心力で移
動するのを防ぎ、摩擦装置(5)の取り付けを容易にす
る。空洞(15)は、外側ハブ(29)、ハウジングの支板(5
9)、突環(62)および摩擦装置(5)により密閉されてい
る。実施例では、互いに同一である摩擦リング(51)(52)
は、弾性ブロック(50)に接着剤またはボンドにより止着
されている。ボンドは、金属リング(51)(52)に、弾性ブ
ロック(50)を加硫処理することにより達成される。それ
により、摩擦リング(51)(52)は、弾性ブロック(50)と、
摩擦片(60)(61)との間でのスリップを防ぐ、耐摩耗手段
となる。
【0039】弾性ブロック(50)は、図3と図4でよりよ
く分かる。それは、色々な形をとりうるが、少なくとも
1つの凹所を備えているのがよい。実施例では、この凹
所は、図3、図4のごとく、径方向に外側へ向かって朝
顔形に開く複数の孔(56)からなっている。これらの孔(5
6)は、中心方向を向いており、実施例では、円錐台形
の、盲孔であり、弾性ブロック(50)の外縁は開いてい
る。これらの孔(56)は、弾性ブロック(50)の軸方向と円
周方向の剛性を減じている。
【0040】上記した二重減衰はずみ車は、次のように
作用する。
【0041】自動車が動くにつれて、ハウジングと覆い
板(11)は、まず、腕(31)に対し円周方向へ移動する。つ
れて、スラストパッド(41)が腕(31)に接触するまで、弾
性手段(4)は伸び、かつ押圧され、第1回転部(1)を円周
方向に環状板(20)に連結させる。第1回転部(1)と第2
回転部(2)との相対的な角変位は、弾性手段(4)の巻線と
の係合により限定される。
【0042】第2回転部(2)に対する第1回転部(1)の相
対的な角変位の間に、弾性ブロック(50)は、2つの摩擦
片(60)(61)の間で軸方向に加圧される。当初、これは、
摩擦片(60)(61)に対して摩擦装置(5)が相対的に動かず
に、この僅かな減衰効果を与える。僅かな減衰効果は、
孔(56)と、2つの摩擦リング(51)(52)の間で圧迫される
弾性ブロック(50)の内在的減衰による。
【0043】第1回転部(1)と第2回転部(2)との相対的
な角変位が増すにつれて、伝動トルクと減衰効果は増
す。その時、摩擦装置(5)と摩擦片(60)(61)の1つとの
間で、積極的な相関運動が起こり、摩擦減衰効果が生じ
る。
【0044】エンジンを始動する間、又は止める間に、
その回転速度は、2つのはずみ車の共鳴振動数を越え、
第1と第2回転部との間に大きな角変位が生じ、摩擦装
置(5)は、摩擦により、高い減衰効果を生み、摩擦リン
グ(51)(52)の1つが、摩擦片(60)と(61)の1つと摩擦接
触する。
【0045】従って、エンジンがアイドリングしている
時、振動を減衰するための、僅かな減衰効果が生じる。
特に、自動車のエンジンを止める時と始動する時に、第
1と第2回転部との間に比較的大きな角変位が生じるの
で、摩擦により、非常に大きな減衰効果が得られる。
【0046】図5と図6に示すように、輪形環状の弾性
ブロック(50)の孔は、軸方向を向いている。図5と図6
では、環状弾性ブロックは符号(150)で、孔は(156)で示
してある。本実施例では、孔(156)は朝顔形に開いてお
り、円錐台形の、盲孔となっている。この場合、各孔
は、(図1の摩擦リング(51)に相当する)金属リング(15
1)における孔(155)を介して、軸方向に開口している。
金属リング(151)は、摩擦片(60)と接触して摩擦を起こ
す。3つの盲孔は、他の摩擦リング(52)により閉鎖され
ている。
【0047】図7と図8に示す実施例では、環状の弾性
ブロック(250)は、1本の周縁溝(256)を有しており、こ
れは、図3と図4の孔(56)、図5と図6の孔(156)と同
じ機能を果たしている。図4〜図8の、弾性ブロック(5
0)(150)(250)は、容易に鋳造でできる。
【0048】トーション減衰装置の信頼の置ける操作
は、上記のとおりである。従って、もし摩擦片(60)(61)
の1つが押圧されると、弾性ブロックを摩耗することな
く、他の摩擦片で摩擦が生じ、装置を操作することがで
きる。
【0049】本発明は、勿論上記の実施例に限定される
ものではない。たとえば、図9〜図11は、別の3つの
実施例を示す。図9では、ダンパー板(21)はL字形の断
面をしている。その中央部(121)は筒状をしており、環
状板(20)に鋲(24)で固着されている。この実施例では、
環状板(20)は、その内側の縁にある外側ハブ(129)と一
体になっている。
【0050】外側ハブ(129)の中央部(121)は、軸方向に
突出している。外側ハブ(129)に取付けてあるリング(12
6)は、ボルト(127)で外側ハブ(129)に固着されている。
従ってリング(126)は、ベアリング(3)の外側ベアリング
・リングのための肩部になっている。ベアリング(3)
は、外側ハブ(129)の内側の肩部で軸方向に設けられて
いる。本実施例では、支板(59)のレベルで、金属と金属
の摩擦的接触がある。支板(59)は金属板で、外側ハブ(1
29)は鋳造で作るのが好ましい。
【0051】前述のごとく、トーションダンパーの有効
期間中に、時間と共に変わる摩擦条件により、2つの摩
擦片(60)(61)の1つに摩擦を起こすことができ、それか
ら他の摩擦片にも、またその逆でもよい。この場合、図
1の肩部(63)は省略され、突環(62)だけで、摩擦装置
(5)を中心に置くことができる。
【0052】図10に示す実施例では、摩擦装置(5)
は、単なる孔のある環状の弾性ブロック(350)からなっ
ている。弾性ブロック(350)の一方の面と重なる摩擦リ
ング(352)は、外側ハブ(229)の適当な面と摩擦を起こ
す。図9と同様に、外側ハブ(229)は、環状板(20)と一
体的になる。
【0053】外側ハブ(229)は、図9の外側ハブ(129)よ
り大きく軸方向に伸びている。一方、図10の第1回転
部(1)の摩擦片(160)は、反応板(20)の方を向いている主
板(14)の側面と接している。弾性ブロック(350)は、金
属板の主板(14)に、たとえば接着剤か、現場加硫処理で
固着される。従って、リング(352)が外側ハブ(229)と積
極的に摩擦的接触をしても、弾性ブロック(350)は摩耗
しない。この場合、弾性ブロック(350)を固着する接着
剤のような手段は、耐摩耗手段となる。
【0054】トーションダンパーは、勿論クラッチ摩擦
ホィール、またはクラッチ板から成るものとしてもよ
い。図11は、摩擦ホィール(100)がフランジ(10)の外
縁に鋲(12)で固着されている例を示す。摩擦ホィール(1
00)は、覆い板(111)とフランジ(10)の間に、軸方向に鋲
(12)で固着されている。不連続の摩擦パッド(101)(102)
が、摩擦ホィール(100)の両面に取り付けられている。
これらの摩擦パッドは、クラッチの圧力と反応板との間
で、通常の方法で保持されるようになっている。
【0055】この場合、覆い板(111)は、中央のダンパ
ー板(221)と同様、内側に伸びていて、覆い板(111)とダ
ンパー板(221)は、摩擦装置(500)を軸に対して直角に挟
んでいる。ダンパー板(221)は根本の方が太くなってい
て、図10で示したのと同形式の、2つの摩擦装置(5)
(500)を作動し易くしている。この形式の摩擦装置で
は、中空であるのが好ましい弾性ブロック(350)が、主
板(114)と覆い板(111)に、(できれば適当な接着剤を用
いて),より詳しく言うと、対応する側面(160)(161)に
固着されている。
【0056】ダンパー板(221)は、中心ハブ(116)に固着
されており、中心ハブ(116)は、主板(114)からは分離し
ている。このハブ(116)には、キー溝をつけた内腔があ
り、ここに、ギアボックスの入力軸を入れて回転させ
る。従ってこれは、トーション減衰装置の第2部の一部
である。
【0057】中心ハブ(116)を一定間隔で包囲する主板
(114)と覆い板(111)は、ここでは(前図における)案内
リングであり、かつ、ばね(4)を取り付けている窓枠に
なっている。弾性手段(4)は、らせん形コイルばねであ
っても、弾性材のブロックであってもよい。いかなる場
合も、公知の段階式作動するようにされる。
【0058】本発明には、幾多の応用ができる。どの場
合も、摩擦装置は空洞(15)を閉鎖して、密閉材の役をす
る。このトーションダンパーは、構造が強固で簡単であ
る。
【0059】摩擦リング(または各摩擦リング)は、金
属の代わりに、他の適当な摩擦材としてもよい。図1〜
図10で、摩擦装置(5)は、ベアリング(3)に軸方向の力
を与え、その力は、閉回路でフィードバックされる。中
心ハブ(16)と外側ハブは、リングを動かすための機械加
工した表面を有していない。
【0060】これらの構造を、逆にすることもできる。
図1では、弾性ブロック(50)は、たとえば、接着剤かボ
ンドで、本発明による耐摩耗手段を提供するように、ダ
ンパー板(21)に固着してもよい。摩擦リング(52)を、主
板(14)と覆い板(11)とに摩擦的に係合するようにしても
よい。
【0061】図3〜図6では、弾性要素を分離し、間隙
を作るため、固形部と中空部を逆にしてもよい。従って
図3,図4に示した構成の変形例では、リング(52)(51)
を複数の弾性材で結合し、径方向に伸び、円周方向に一
定の間隔で分離したパッドの形にしてもよい。図5,図
6に示した構成と対応する変形例では、リング(52)(15
1)を複数の弾性材で結合し、ディスク形のパッドとして
もよい。
【0062】同様に、リングを、弾性材の複数の同心円
のリングと結合させてもよい。そのあとで、孔をあけ
る。図5,図6では、別の孔(156)を、別のリング(52)
(152)を介して、すなわち、孔(155)はこれらのリングの
1つで、他の半分は他のリングで、開くようにしてもよ
い。
【0063】弾性材のブロックは、その高さより幅広と
してもよい。横方向の摩擦面は、必ずしも横方向に設け
なくてもよい。それらの少なくとも1つは円錐台形と
し、少なくとも1つの円錐台の側面を有する集成体を備
え、かつブロック自身も、円錐台の側面を有するように
してもよい。
【0064】最後に、弾性要素を、それが分離していて
もいなくても、構成後付着性のある網状の弾性材にして
もよい。たとえば、同心円のリングの場合、それらをリ
ングの1つに、ノズルを用いて接着してもよい。たとえ
ば、ローヌ・プーラン社(Rhone−Poulen
c)の商標ローダーシール(RHODORSEAL)と
して市販されているようなシリコンペーストを用いると
よい。
【0065】
【発明の効果】構成が非常に簡単で、連続的な摩擦面と
可変的減衰効果と長寿命を有する新規な摩擦装置が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である、2重減衰はずみ車
型トーションダンパーの上半部縦断側面図である。
【図2】覆い板と環状板を外して、図1の矢印2の方向
から見た部分図である。
【図3】図1の切断線3−3における断面図で、トーシ
ョンダンパーの摩擦装置を示す。
【図4】図3の切断線4−4における断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の、図3と同様の断面図で
ある。
【図6】図5の切断線6−6における断面図である。
【図7】本発明の第3実施例の、図3と同様の断面図で
ある。
【図8】図7の切断線8−8における断面図である。
【図9】本発明の第4実施例の、図1と同様の縦断面図
である。
【図10】本発明の第5実施例の、図1と同様の縦断面
図である。
【図11】クラッチの摩擦車に適用した本発明の第6実
施例の、図1と同様の縦断面図である。
【符号の説明】
(1)第1回転部 (2)第2回転部 (3)減摩用ベアリング (4)弾性手段 (5)摩擦装置 (10)フランジ (11)覆い板 (12)鋲 (13)スタータークラウン (14)主板 (15)空洞 (16)中心ハブ (17)通孔 (20)環状板 (21)ダンパー板 (22)摩擦面 (23)固定面 (24)留め具 (26)突片 (28)径方向のリン
グ (29)外側ハブ (31)腕 (32)インサート (41)スラストパッ
ド (50)弾性ブロック (51)(52)摩擦リン
グ (56)孔 (59)支板 (60)第2摩擦片 (61)第1摩擦片 (62)突環 (63)肩部 (100)摩擦ホィール (101)(102)摩擦パ
ッド (111)覆い板 (114)主板 (116)中心ハブ (121)中央部 (126)リング (127)ボルト (129)外側ハブ (150)弾性ブロッ
ク (151)金属リング (155)(156)孔 (160)(161)摩擦片 (221)ダンパー板 (229)外側ハブ (250)弾性ブロッ
ク (256)周縁溝 (350)弾性ブロッ
ク (352)摩擦リング (500)摩擦装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周方向に作用する弾性手段(4)の働き
    に逆らって、相対的に回転するようになっている2つの
    同軸回転部を備え、前記同軸の回転部に、軸方向に力を
    及ぼす摩擦装置(5)を設けてあり、この摩擦装置(5)は、
    前記同軸の回転部(1)(2)のうちの1つに固着されている
    第1摩擦片(61)(361)と、その面の1つを介して、摩擦
    するように接触している摩擦リング(52)(352)を有して
    いるトーション減衰装置において、 摩擦装置(5)は、少なくとも1つの弾性ブロック(50)(15
    0)(250)(350)を備える集成体として構成され、その少な
    くとも1つの側面は、前記摩擦リング(52)(352)に重合
    して固着され、前記第1摩擦面(61)(361)と摩擦するよ
    うに接触するようになっており、前記摩擦装置(5)は、
    前記第1摩擦片(61)(361)と、前記の同軸回転部(2)(1)
    の他の1つに固着されている第2摩擦片(60)(160)との
    間に、軸方向に把持されており、かつ、耐摩耗手段とし
    ての摩擦リング(52)が、前記第2摩擦片(60)(160)と、
    前記弾性ブロック(50)(150)(250)(350)との間で作用し
    て、前記第2摩擦片と、前記弾性ブロックとの間でのス
    リップを防ぐようになっていることを特徴とするトーシ
    ョン減衰装置。
  2. 【請求項2】 前記摩擦装置(5)が、前記第2摩擦片(16
    0)に固着されており、それによって、摩擦リング(52)を
    形成していることを特徴とする請求項1に記載のトーシ
    ョン減衰装置。
  3. 【請求項3】 前記第2摩擦片は、摩擦面を有し、前記
    摩擦装置(5)は、少なくとも1つの弾性ブロック(50)(15
    0)(250)を有し、その表面に、摩擦リング(51)(151)(52)
    が重合し、かつ、第2摩擦片(60)と第1摩擦片(61)にそ
    れぞれ摩擦しうるように接触していることにより、耐摩
    耗手段を形成していることを特徴とする請求項1に記載
    のトーション減衰装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性ブロック(50)(150)(250)が、少
    なくとも1つの孔(56)(156)(256)を有する、環状のもの
    であることを特徴とする請求項1に記載のトーション減
    衰装置。
  5. 【請求項5】 前記の孔(56)の少なくとも1つが、弾性
    ブロック(50)の外縁で開口し、かつ、径方向を向く盲孔
    であることを特徴とする請求項4に記載のトーション減
    衰装置。
  6. 【請求項6】 前記孔の少なくとも1つが、軸方向を向
    く盲孔であり、その各々は、それぞれ複数の孔(155)の
    1つを介して軸方向に開口しており、かつ孔(155)は、
    少なくとも1つの摩擦リング(151)を貫通していること
    を特徴とする請求項4に記載のトーション減衰装置。
  7. 【請求項7】 前記の孔の少なくとも1つが、弾性ブロ
    ック(250)の外縁に設けられた溝(256)であることを特徴
    とする請求項4に記載のトーション減衰装置。
  8. 【請求項8】 トーションダンパーが2つのはずみ車を
    備え、そのうちの1つは、前記第2摩擦片(60)(160)
    と、内側の縁に中心ハブ(16)を有する第1回転部(1)か
    ら成り、前記部分の他の1つは、内側の縁に、摩擦装置
    (5)の第1摩擦片(61)との境界に外側ハブ(29)(129)(22
    9)を有する、環状板(20)を備える第2回転部(2)から成
    り、外側ハブ(29)(129)(229)は、前記第1回転部の中心
    ハブ(16)を部分的に取り囲み、減摩用ベアリングは、外
    側ハブ(29)(129)(229)と中心ハブ(16)との間に径方向に
    挟まれており、かつ、前記摩擦装置(5)は、中心ハブ(1
    6)を包囲していることを特徴とする請求項1に記載のト
    ーション減衰装置。
  9. 【請求項9】 第1回転部(1)が、環状の空洞(15)を画
    定している覆い板(11)とハウジングを備え、その空洞(1
    5)内に、弾性手段の減衰装置として、円周方向に作用す
    る弾性手段(4)を設けてなる2重減衰はずみ車におい
    て、前記空洞(15)の内側の縁が、前記摩擦装置(5)によ
    り密閉されていることを特徴とする請求項8に記載のト
    ーション減衰装置。
  10. 【請求項10】 トーションダンパーが、ハウジング(1
    14)とハウジングに固着されている覆い板(111)との間に
    位置する、中央のダンパー板(221)を有するクラッチ摩
    擦ホィールであり、請求項1〜7のいずれかに記載の摩
    擦装置が、まず前記ダンパー板(221)と前記ハウジング
    (114)との間に、次に前記ダンパー板(221)と前記覆い板
    (111)との間に挟まれていることを特徴とする請求項1
    に記載のトーション減衰装置。
JP5054654A 1992-02-20 1993-02-22 自動車用トーション減衰装置 Pending JPH0642588A (ja)

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