JP5656950B2 - ギヤ装置のダンパ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ギヤ装置のダンパ構造に関する。
従来、ドリブンギヤとダンパカバーとの係合によって、ダンパ効果を生じさせるようにしたギヤ装置のダンパ構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。このギヤ装置のダンパ構造は、ダンパカバーに設けた支持突起部と、ドリブンギヤに設けた押圧突起部と、支持突起部に支持されたストッパゴムとを備えている。ドリブンギヤの回転時には、押圧突起部がストッパゴムに押圧され、ドリブンギヤとともにダンパカバーが回転するようになっている。
特開2010−101473号公報
しかしながら、従来のギヤ装置のダンパ構造は、押圧突起部が押圧されてストッパゴムが弾性変形し、直ちに押圧突起部が離れてストッパゴムが初期形状に復元するという状態が短い周期で繰り返されると、ストッパゴムが発熱して、ストッパゴムに熱劣化が生じることが懸念されるという課題があった。
そこで、本発明は、従来のものと比較して、ストッパゴムの発熱を抑えることができ、ストッパゴムに熱劣化が生じないギヤ装置のダンパ構造を提供することを目的としている。
本発明に係るギヤ装置のダンパ構造は、上記目的を達成するため、(1)シャフトに周方向に回動するよう取り付けた第1のギヤと、前記シャフトに一体に回転するよう取り付けた第2のギヤと、前記第2のギヤに、前記第1のギヤに向き合うよう取り付けたストッパゴムと、前記第1のギヤに、前記第2のギヤに向き合うよう設けた突起部とを備え、前記ストッパゴムは、前記第1のギヤの回転時に、前記突起部が前記第2のギヤの周方向に押し当てられることにより弾性変形し、前記第1のギヤの停止時に、前記突起部が離れることにより初期形状に復元するよう構成されたギヤ装置のダンパ構造であって、前記シャフトに、前記第1のギヤおよび前記第2のギヤが取り付けられていない部分の外周部から前記シャフトの内部を経て前記第1のギヤが取り付けられている部分の外周部へ潤滑油を送出する潤滑油通路を形成し、前記第1のギヤに、前記潤滑油通路を経た前記潤滑油が溜まる凹部を、前記ストッパゴムに向き合うよう形成している。
この構成により、本発明のギヤ装置のダンパ構造は、第1のギヤの回転にともなって、ストッパゴムが弾性変形するときに、凹部に溜まっている潤滑油によってストッパゴムを冷却する。この結果、本発明のギヤ装置のダンパ機構は、従来のものと比較して、ストッパゴムの発熱を抑えることができ、ストッパゴムに熱劣化が生じない。
なお、上記(1)に記載のギヤ装置のダンパ構造において、(2)前記凹部は、前記第1のギヤの周方向に環状に延びるよう形成してもよい。
この構成により、本発明のギヤ装置のダンパ構造は、凹部に溜まる潤滑油の量が多くなるため、ストッパゴムを効果的に冷却することができる。
また、上記(1)または(2)に記載のギヤ装置のダンパ構造において、(3)前記凹部は、前記突起部に隣接する部位の幅が、他の部位の幅よりも広くなるよう形成してもよい。
この構成により、本発明のギヤ装置のダンパ構造は、ストッパゴムが弾性変形するときに、ストッパゴムにおいて潤滑油に浸る表面積が増えるため、ストッパゴムを効果的に冷却することができる。
本発明によれば、従来のものと比較して、ストッパゴムの発熱を抑えることができ、ストッパゴムに熱劣化が生じないギヤ装置のダンパ構造を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るギヤ装置のダンパ構造の概略構造を示す側面図である。 図1のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図1をC方向に見た図である。 図3における第1のギヤの正面図である。
以下、本発明に係るギヤ装置のダンパ構造の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本実施の形態に係るギヤ装置のダンパ構造は、図1ないし図5に示すように、シャフト1、第1のギヤ2および第2のギヤ3を含んで構成されている。第1のギヤ2および第2のギヤ3は、シャフト1に同軸に組み付けられている。
シャフト1は、図2に示すように、第1の軸部11、第2の軸部12、第3の軸部13、第4の軸部14、第5の軸部15および第6の軸部16を、図中左側から右側に向けて同軸に、かつ金属によって一体に形成したものである。
第1の軸部11には、図示していないバランスウエイトが設けられている。第2の軸部12は、第1の軸部11よりも外径が大きくなるよう形成されている。第3の軸部13は、第2の軸部12よりも外径が小さくなるよう形成されている。
第4の軸部14は、第3の軸部13よりも外径が小さくなるよう形成されている。第5の軸部15は、第4の軸部14よりも外径が小さくなるよう形成されている。第6の軸部16は、第5の軸部15よりも外径が小さくなるよう形成されている。
シャフト1の内部には、第1の潤滑油通路17、第2の潤滑油通路18および第3の潤滑油通路19が形成されている。
第1の潤滑油通路17は、第5の軸部15における外周部15aからシャフト1の中心に向けて、径方向に延びている。第2の潤滑油通路18は、第6の軸部16における端部16aから第3の軸部13に向けて、シャフト1の軸線に沿うように延びている。第1の潤滑油通路17と第2の潤滑油通路18とは、第5の軸部15の内部において連通するようになっている。
第3の潤滑油通路19は、第3の軸部13における外周部13aからシャフト1の中心に向けて、径方向に延びている。第3の潤滑油通路19と第2の潤滑油通路18とは、第3の軸部13の内部において連通するようになっている。第2の潤滑油通路18において、第6の軸部16の内部に位置する個所には、プラグ20が嵌め込まれている。
第5の軸部15は、図示していない軸受に支持されている。この軸受には、潤滑油ポンプから潤滑油が供給されるようになっている。潤滑油ポンプは、車両内燃機関のクランク軸から回転力を得て、駆動されるようになっている。軸受に供給される潤滑油は、第1の潤滑油通路17、第2の潤滑油通路18および第3の潤滑油通路19を経て、第3の軸部13における外周部13aへ送出されるようになっている。プラグ20は、潤滑油が第2の潤滑油通路18から第6の軸部16の外部へ流れ出さないようにする役割を担っている。
第1のギヤ2は、図2、図5に示すように、環状のインサート21および環状のギヤ部22を含んで構成されている。インサート21は、金属によって形成されている。ギヤ部22は、ポリアミドあるいはフェノール等の熱硬化樹脂を用いた繊維強化プラスチックによって形成されている。
インサート21は、第3の軸部13に、周方向に回動するよう嵌め合わせられている。インサート21は、第2の軸部12における外周部12aを、空隙を隔てて周方向に取り囲むようになっている。この空隙には、図示していないフリクションダンパが配置されている。
フリクションダンパは、第2の軸部12における外周部12aに接するとともに、インサート21において、第2の軸部12の外周部12aに向き合う内周部21aに接しており、第2の軸部12とインサート21との間に摩擦力を発生させるようになっている。
ギヤ部22は、インサート21を周方向に取り囲み、かつインサート21に対して固定されている。ギヤ部22の外縁部分には、全周にわたって歯23が等間隔に形成されている。
第1のギヤ2におけるインサート21には、図2、図3、図5に示すように、4つの押圧突起部24が、第2のギヤ3に向けて突出するよう周方向に等間隔に形成されている。各押圧突起部24における第2のギヤ3側の端部は、第1のギヤ2の径方向に見てテーパ形状で、かつ角部にR面取り加工が施されている。
第1のギヤ2には、車両用内燃機関のクランクシャフトの回転が、図示していないギヤを介して伝達され、第1のギヤ2は、図3において時計回りに回転するようになっている。
第2のギヤ3は、金属によって形成されている。第2のギヤ3は、図2、図4に示すように、外縁部分に周方向に等間隔に並ぶ歯31を有している。第2のギヤ3は、第4の軸部14に、シャフト1と一体に回転するよう嵌め合わされている。
第2のギヤ3は、図2、図3に示すように、第3の軸部13における外周部13aを、空隙を隔てて周方向に取り囲むようになっている。この空隙には、第1のギヤ2の押圧突起部24が入り込むようになっている。
第2のギヤ3には、4つの支持突起部32が、第1のギヤ2に向き合うよう周方向に等間隔に形成されている。各支持突起部32は、第2のギヤ3において、第3の軸部13の外周部13aに向き合う内周部3aからシャフト1の軸線に向けて、径方向に突出している。
第2のギヤ3には、図2、図3、図4に示すように、4つのストッパゴム33が、第1のギヤ2に向き合うよう周方向に等間隔に取り付けられている。各ストッパゴム33は、一対の弾性変形部33a、両弾性変形部33aを一体に連結する連結部33b、および各弾性変形部33aに形成した取付片33cによって構成されている。
ストッパゴム33は、図3に示すように、周方向に隣接する押圧突起部24の間に位置するようになっている。一対の弾性変形部33aは、支持突起部32を第2のギヤ3の周方向両側から挟んでいる。連結部33bは、支持突起部32における第2のギヤ3の中心側の端部に沿っている。取付片33cは、弾性変形部33aから第1のギヤ2とは反対方向に突出している。取付片33cは、第2のギヤ3に形成した取付孔3bに嵌め込まれている。
これにより、第1のギヤ2および第2のギヤ3は、押圧突起部24が図中時計回りの前方側のストッパゴム33を押圧する位置と、押圧突起部24に図中時計回りの後方側のストッパゴム33が押し当てられる位置との間を、相対回動するようになっている。
第2のギヤ3には、第2のギヤ3と同じ歯数の図示していないギヤが噛み合っている。このギヤは、バランスウエイトを設けたシャフトに、シャフトと一体に回転するよう嵌め合わされている。すなわち、シャフト1、第1のギヤ2、第2のギヤ3、第2のギヤ3に噛み合う図示されていないギヤ、および図示されていないシャフトは、車両用内燃機関の振動を低減するためのバランサ装置を構成している。
本実施の形態に係るギヤ装置のダンパ構造の特徴部分は、インサート21に、図2、図5に示すように、潤滑油が溜まる凹部25を、ストッパゴム33に向き合うよう形成した点にある。
凹部25は、第1のギヤ2の周方向に環状に延び、押圧突起部24に隣接する部位の幅(第1のギヤ2の径方向の寸法)が、他の部位の幅(第1のギヤ2の径方向の寸法)よりも広くなるよう形成されている。
次に、作用について説明する。
車両用内燃機関が始動すると、クランクシャフトの回転が、図示していないギヤを介して第1のギヤ2に伝達され、第1のギヤ2は、図3において時計回りに回転する。第1のギヤ2が図中時計回りに回転し始めると、押圧突起部24が、時計回りの前方側のストッパゴム33を押圧するため、ストッパゴム33は初期形状から弾性変形することになる。
第1のギヤ2の回転は、押圧突起部24、ストッパゴム33、支持突起部32を経て、第2のギヤ3およびシャフト1に伝達され、第2のギヤ3およびシャフト1が第1のギヤ2と同方向に回転する。
車両用内燃機関の運転状態に応じて、図中時計回りに回転中の第1のギヤ2の回転数が低下し始めると、第2のギヤ3等の慣性モーメントにより、押圧突起部24に時計回りの後方側のストッパゴム33が押し当てられるため、ストッパゴム33は弾性変形することになる。
各押圧突起部24における第2のギヤ3側の端部は、テーパ形状とされ、かつR面取り加工が施されているので、押圧突起部24とストッパゴム33が互いに当接するときに、押圧突起部24によってストッパゴム33が損傷することがない。
押圧突起部24が時計回りの前方側のストッパゴム33を押圧している状態から、押圧突起部24に時計回りの後方側のストッパゴム33が押し当てられる状態に移行する際に、第1のギヤ2の回転数と第2のギヤ3の回転数が一致すると、押圧突起部24とストッパゴム33とが離れ、ストッパゴム33は一時的に初期形状に復元することになる。
車両用内燃機関が停止すると、第1のギヤ2が回転しなくなる。すなわち、押圧突起部24は、時計回りの前方側のストッパゴム33を押圧せず、また、押圧突起部24に時計回りの後方側のストッパゴム33が押し当てられないため、ストッパゴム33は初期形状に復元することになる。
車両用内燃機関の運転中、第5の軸部15を支持している軸受には、潤滑油ポンプから潤滑油が供給されている。軸受に供給される潤滑油は、第1の潤滑油通路17、第2の潤滑油通路18および第3の潤滑油通路19を経て、第3の軸部13における外周部13aへ送出される。
第3の軸部13における外周部13aに送出された潤滑油は、インサート21と第3の軸部13の間隙を通って、インサート21に形成されている凹部25に連続して流れ込み、凹部25に潤滑油が溜まったような状態になる。
したがって、押圧突起部24が押圧されてストッパゴム33が弾性変形し、直ちに押圧突起部24が離れてストッパゴム33が初期形状に復元するという状態が短い周期で繰り返されたとしても、凹部25に溜まった潤滑油によりストッパゴム33が冷却されるため、ストッパゴム33は発熱せず、ストッパゴム33に熱劣化が生じない。
凹部25は、インサート21の周方向に環状に延びているので、ストッパゴム33を効果的に冷却するのに十分な量の潤滑油を、凹部25に溜めておくことができる。
また、凹部25は、押圧突起部24に隣接する部位の幅が、他の部位の幅よりも広くしてあるので、ストッパゴム33が弾性変形するときに、ストッパゴム33において潤滑油に浸る表面積が増え、ストッパゴム33を効果的に冷却することができる。
以上のように、本発明に係るギヤ装置のダンパ構造は、ストッパゴムの発熱を抑えることができ、ストッパゴムに熱劣化が生じないという効果を奏するものであり、特に、車両用内燃機関におけるギヤ装置のダンパ構造に有用である。
1…シャフト、2…第1のギヤ、3…第2のギヤ、24…押圧突起部(突起部)、25…凹部、33…ストッパゴム

Claims (3)

  1. シャフトに周方向に回動するよう取り付けた第1のギヤと、
    前記シャフトに一体に回転するよう取り付けた第2のギヤと、
    前記第2のギヤに、前記第1のギヤに向き合うよう取り付けたストッパゴムと、
    前記第1のギヤに、前記第2のギヤに向き合うよう設けた突起部とを備え、
    前記ストッパゴムは、前記第1のギヤの回転時に、前記突起部が前記第2のギヤの周方向に押し当てられることにより弾性変形し、前記第1のギヤの停止時に、前記突起部が離れることにより初期形状に復元するよう構成されたギヤ装置のダンパ構造であって、
    前記シャフトに、前記第1のギヤおよび前記第2のギヤが取り付けられていない部分の外周部から前記シャフトの内部を経て前記第1のギヤが取り付けられている部分の外周部へ潤滑油を送出する潤滑油通路を形成し、
    前記第1のギヤに、前記潤滑油通路を経た前記潤滑油が溜まる凹部を、前記ストッパゴムに向き合うよう形成したことを特徴とするギヤ装置のダンパ構造。
  2. 前記凹部は、前記第1のギヤの周方向に環状に延びるよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載のギヤ装置のダンパ構造。
  3. 前記凹部は、前記突起部に隣接する部位の幅が、他の部位の幅よりも広くなるよう形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のギヤ装置のダンパ構造。
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