JP2004044237A - 制水扉 - Google Patents
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Abstract
【課題】制水扉を更新する際、戸当りを埋設戸当りから容易に取外すことができ、この時、モルタル層に無理な力が作用して損傷するのを防止し得る制水扉を提供する。
【解決手段】戸当り6を埋設戸当り5に締結するための取付ボルト11は、ボルト孔19に挿通されて、埋設戸当り5に設けられた袋ナット14にねじ込まれている。戸当り6のボルト孔19の内周面には、取付ボルト11よりも大きなサイズの押しボルトが螺合可能なめねじを形成している。取付ボルト11を取外し、押しボルトを上記ボルト孔19のめねじに螺合させて締込むことにより、押しボルトの先端が埋設戸当り5の表面に当接し、戸当り6が押しボルトによって埋設戸当り5から離間する方向へ強制的に送られるため、容易に戸当り6を埋設戸当り5から取外すことができる。
【選択図】 図2
【解決手段】戸当り6を埋設戸当り5に締結するための取付ボルト11は、ボルト孔19に挿通されて、埋設戸当り5に設けられた袋ナット14にねじ込まれている。戸当り6のボルト孔19の内周面には、取付ボルト11よりも大きなサイズの押しボルトが螺合可能なめねじを形成している。取付ボルト11を取外し、押しボルトを上記ボルト孔19のめねじに螺合させて締込むことにより、押しボルトの先端が埋設戸当り5の表面に当接し、戸当り6が押しボルトによって埋設戸当り5から離間する方向へ強制的に送られるため、容易に戸当り6を埋設戸当り5から取外すことができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土木構造体に取付けられる埋設戸当りと、埋設戸当りに装着される戸当りとを備えた制水扉に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図8,図9に示すように、制水扉1は、土木構造体をなすコンクリート製の躯体2の呑口3に据付けられる。すなわち、上記制水扉1は、上記躯体2の一部として呑口3の周囲に一体に形成されたモルタル層4に埋設される埋設戸当り5と、この埋設戸当り5に装着される戸当り6と、この戸当り6に沿って昇降する扉体7とで構成されている。
【0003】
上記埋設戸当り5は、四角枠状に形成され、躯体2に打設された複数本の基礎ボルト(図示省略)とナット(図示省略)とで固定されている。また、上記戸当り6は、四角枠状に形成され、左右両側部に扉体7を上下方向へ案内するガイド部8を有している。さらに、上記扉体7は、上記両ガイド部8に案内されながら昇降して、呑口3を開閉する。尚、制水扉1の上方には、扉体7を開閉(昇降)させる手動式又は電動式や油圧式の開閉装置(図示省略)が設置され、上記扉体7はスピンドル9を介して上記開閉装置に連動連結されている。
【0004】
上記埋設戸当り5と戸当り6との間には、これら埋設戸当り5と戸当り6との間をシールするゴム製のパッキン10が設けられている。また、上記戸当り6は複数本の取付ボルト11(六角ボルト)によって埋設戸当り5に締結されて固定されている。
【0005】
すなわち、図10,図11に示すように、戸当り6には、埋設戸当り5に対向する裏面6aとこの裏面6aの反対側の表面6bとに開口する複数のボルト孔12が形成されている。また、埋設戸当り5には、上記各ボルト孔12に対応するボルト孔13が貫通して設けられている。さらに、埋設戸当り5の裏側(戸当り6とは反対側)で且つ上記ボルト孔13と同位置には、袋ナット14が溶接等により取付けられてモルタル層4に埋設されている。
【0006】
これによると、埋設戸当り5と戸当り6との間にパッキン10をセットした状態で、上記各取付ボルト11を戸当り6の表面6b側からボルト孔12,13に挿通して袋ナット14にねじ込むことにより、図10に示すように、戸当り6が埋設戸当り5に取付け固定される。
【0007】
また、埋設戸当り5だけをモルタル層4側に残して制水扉1を更新する場合、図11に示すように、上記各取付ボルト11を取り外して、戸当り6一式を埋設戸当り5から取り外し、その後、新しい戸当り6一式を埋設戸当り5に装着する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、取付ボルト11を取外して、戸当り6一式を埋設戸当り5から取り外す際、パッキン10が埋設戸当り5と戸当り6とに付着してしまい、戸当り6を埋設戸当り5から取り外すのが困難になるといった問題がある。このような場合、図9の仮想線で示すように、ジャッキ16等を用いて戸当り6を埋設戸当り5から無理に引き離していたが、埋設戸当り5が戸当り6と共に引張られて、埋設戸当り5をモルタル層4から引き離そうとする過大な力が作用するため、モルタル層4に亀裂が入るなどして損傷する恐れがある。
【0009】
本発明は、戸当りを埋設戸当りから容易に取り外すことが可能で、取り外しの際、土木構造体側に無理な力が作用して損傷するのを防止することができる制水扉を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1発明では、土木構造体に取付けられる埋設戸当りと、埋設戸当りに装着される戸当りと、この戸当りを上記埋設戸当りに締結して固定する取付ボルトと、上記埋設戸当りと戸当りとの間に設けられて埋設戸当りと戸当りとの間をシールするパッキンと、上記戸当りに沿って昇降する扉体とが備えられた制水扉であって、
上記取付ボルトは、戸当りに形成されたボルト孔に挿通されて、埋設戸当り側にねじ込まれ、上記ボルト孔の内周面に、上記取付ボルトよりも大きなサイズの押しボルトが螺合可能なめねじを形成したものである。
【0011】
これによると、埋設戸当りと戸当りとの間にパッキンをセットした状態で、取付ボルトを戸当りのボルト孔に挿通して埋設戸当り側にねじ込むことによって、戸当りが埋設戸当りに取付け固定される。
【0012】
また、埋設戸当りだけを土木構造体側に残して制水扉を更新する場合、取付ボルトを戸当りのボルト孔から取り外した後、押しボルトを上記ボルト孔のめねじに螺合させて締め込む。この際、押しボルトは取付ボルトよりも大きなサイズであるため、押しボルトの先端は埋設戸当り側にねじ込まれず埋設戸当りの表面に当接する。この状態で、さらに押しボルトを締め込むことによって、戸当りが押しボルトによって埋設戸当りから離間する方向へ強制的に送られる(ねじ送りされる)ため、容易に戸当りを埋設戸当りから取り外すことができる。この際、上記押しボルトによって、戸当りを埋設戸当りから引き離す力が作用するのに対して、埋設戸当りを土木構造体から引き離そうとする力は作用しないため、土木構造体側に無理な力が作用することはなく、土木構造体の損傷を防止することができる。
【0013】
また、本第2発明では、土木構造体に取付けられる埋設戸当りと、埋設戸当りに装着される戸当りと、上記埋設戸当りと戸当りとの間に設けられて埋設戸当りと戸当りとの間をシールするパッキンと、上記戸当りに沿って昇降する扉体とが備えられた制水扉であって、
上記戸当りに、埋設戸当りに対向する裏面とこの裏面の反対側の表面とに開口する押しボルト用孔が形成され、上記押しボルト用孔の内周面に、押しボルトが螺合可能なめねじを形成し、上記押しボルト用孔の埋設戸当りとは反対側の開口部が着脱自在なねじ式の栓によって閉塞されているものである。
【0014】
これによると、上記開口部を栓によって閉塞することで、ごみや埃等の異物が上記開口部から押しボルト用孔内へ侵入するのを防止することができる。
また、埋設戸当りだけを土木構造体側に残して制水扉を更新する場合、上記栓を押しボルト用孔の開口部から取り外し、押しボルトを押しボルト用孔に締め込む。これにより、押しボルトの先端が埋設戸当りの表面に当接し、さらに押しボルトを締め込むことにより、戸当りが押しボルトによって埋設戸当りから離間する方向へ強制的に送られる(ねじ送りされる)ため、容易に戸当りを埋設戸当りから取り外すことができる。この際、上記押しボルトによって、戸当りを埋設戸当りから引き離す力が作用するのに対して、埋設戸当りを土木構造体から引き離そうとする力は作用しないため、土木構造体側に無理な力が作用することはなく、土木構造体の損傷を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における第1の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
尚、従来のものと同一の構成については同じ符号を付記して説明を省略する。
【0016】
図1〜図3に示すように、戸当り6は複数本の取付ボルト11(六角ボルト)と座金20とによって埋設戸当り5に締結されて固定されている。すなわち、戸当り6には、埋設戸当り5に対向する裏面6aとこの裏面6aの反対側の表面6bとに開口する複数のボルト孔19が形成されている。また、埋設戸当り5には、上記各ボルト孔19に対応するボルト孔13が貫通して設けられている。
【0017】
上記戸当り6のボルト孔19の内周面には、上記取付ボルト11よりも大きなサイズの押しボルト21(六角ボルト:図4参照)が螺合可能なめねじ22を形成している。尚、上記めねじ22の内径は取付ボルト11のおねじ外径よりも大きく設定され、めねじ22の谷径は取付ボルト11の頭部の対辺寸法よりも小さく設定されている。また、図4に示すように、押しボルト21のおねじ谷径は上記ボルト孔13の内径よりも大きく設定されている。
【0018】
通常、上記めねじ22の呼びサイズは取付ボルト11の呼びサイズよりも1サイズ〜2サイズ大きなものに設定されている。例えば、呼びサイズがM16の取付ボルト11に対して、呼びサイズがM22のめねじ22と押しボルト21とが用いられる。
【0019】
以下、上記構成における作用を説明する。
図2に示すように、埋設戸当り5と戸当り6との間にパッキン10をセットした状態で、上記各取付ボルト11を戸当り6の表面6b側からボルト孔19,13に挿通して袋ナット14にねじ込むことにより、戸当り6が埋設戸当り5に取付け固定される。
【0020】
また、埋設戸当り5だけをモルタル層4側に残して制水扉1を更新する場合、図3に示すように、各座金20と取付ボルト11とを取り外してボルト孔19から脱抜し、その後、図4に示すように、押しボルト21を上記ボルト孔19のめねじ22に螺合させて締め込む。この際、押しボルト21は取付ボルト11よりも1サイズ大きいため、押しボルト21の径が埋設戸当り5のボルト孔13の径よりも大きくなり、これにより、押しボルト21の先端は、埋設戸当り5の表面に当接し、上記ボルト孔13内に挿通されて袋ナット14にねじ込まれることはない。
【0021】
この状態で、さらに押しボルト21を締め込むことによって、戸当り6が押しボルト21によって埋設戸当り5から離間する方向へ強制的に送られる(ねじ送りされる)ため、ジャッキ等の特別な装置を使うこと無く、容易に戸当り6を埋設戸当り5から取り外すことができる。この際、上記押しボルト21によって、戸当り6を埋設戸当り5から引き離す力Fが作用するのに対して、埋設戸当り5をモルタル層4から引き離そうとする力は作用しないため、モルタル層4に無理な力が作用することはなく、モルタル層4の損傷を防止することができる。
【0022】
また、ボルト孔19を取付ボルト11と押しボルト21とで兼用しているため、押しボルト21専用のボルト孔を別途形成する必要は無く、したがって、ボルト孔の数を減らしてボルト孔形成の手間を省くことができる。
【0023】
上記実施の形態では、図2に示すように、取付ボルト11を袋ナット14にねじ込んでいるが、袋ナット14の代わりにナットを設けてもよい。また、袋ナット14を設けず、埋設戸当り5のボルト孔13の内周面にめねじを形成し、取付ボルト11をボルト孔13のめねじにねじ込んでもよい。
【0024】
上記実施の形態では、取付ボルト11をM16、めねじ22と押しボルト21とをM22にしているが、この呼びサイズに限定されることはない。また、めねじ22の呼びサイズを取付ボルト11の呼びサイズよりも1サイズ〜2サイズ大きなものにしているが、それ以上大きなものにしてもよい。
【0025】
上記実施の形態では、めねじ22の谷径を取付ボルト11の頭部の対辺寸法よりも小さく設定しているが、めねじ22の谷径を座金20の外形よりも小さくなるように設定してもよい。
【0026】
次に、本発明における第2の実施の形態を図5〜図7および図10,図11に基づいて説明する。
尚、従来のものと同一の構成については同じ符号を付記して説明を省略する。
【0027】
図10に示すように、戸当り6には複数のボルト孔12が設けられ、埋設戸当り5にはボルト孔13と袋ナット14とが設けられ、取付ボルト11を上記ボルト孔12,13に挿通して袋ナット14にねじ込むことにより、戸当り6が埋設戸当り5に取付けられる。
【0028】
図5〜図7に示すように、上記戸当り6には、上記ボルト孔12とは別に、裏面6aと表面6bとに開口する複数の押しボルト用孔28が形成されている。これら各押しボルト用孔28の内周面には、押しボルト29(六角ボルト)が螺合可能なめねじ30を形成している。上記押しボルト用孔28の表面6b側の開口部は着脱自在なねじ式のプラグ31(栓の一例)によって閉塞されている。尚、プラグ31の頭部と戸当り6の表面6bとの間には、円環状のシール用のパッキン32が設けられている。
【0029】
以下、上記構成における作用を説明する。
図6の実線で示すように、各押しボルト用孔28の開口部をプラグ31によって閉塞することで、ごみや埃等の異物が上記開口部から押しボルト用孔28内へ侵入するのを防止することができる。
【0030】
また、埋設戸当り5だけをモルタル層4側に残して制水扉1を更新する場合、図11に示すように、各取付ボルト11を取り外してボルト孔12,13から脱抜する。その後、図6の仮想線で示すように、プラグ31を押しボルト用孔28の開口部から取り外し、図7の実線で示すように、押しボルト29を押しボルト用孔28に締め込む。これにより、押しボルト29の先端が埋設戸当り5の表面に当接し、さらに押しボルト29を締め込むことにより、戸当り6が押しボルト29によって埋設戸当り5から離間する方向へ強制的に送られる(ねじ送りされる)ため、容易に戸当り6を埋設戸当り5から取り外すことができる。
【0031】
この際、上記押しボルト29によって、戸当り6を埋設戸当り5から引き離す力Fが作用するのに対して、埋設戸当り5をモルタル層4から引き離そうとする力は作用しないため、モルタル層4に無理な力が作用することはなく、モルタル層4の損傷を防止することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本第1発明によると、埋設戸当りだけを土木構造体側に残して制水扉を更新する場合、取付ボルトを戸当りのボルト孔から取り外した後、押しボルトを上記ボルト孔のめねじに螺合させて締め込む。この際、押しボルトは取付ボルトよりも大きなサイズであるため、押しボルトの先端が埋設戸当り側にねじ込まれず埋設戸当りの表面に当接する。この状態で、さらに押しボルトを締め込むことによって、戸当りが押しボルトによって埋設戸当りから離間する方向へ強制的に送られる(ねじ送りされる)ため、容易に戸当りを埋設戸当りから取り外すことができる。この際、上記押しボルトによって、戸当りを埋設戸当りから引き離す力が作用するのに対して、埋設戸当りを土木構造体から引き離そうとする力は作用しないため、土木構造体側に無理な力が作用することはなく、土木構造体の損傷を防止することができる。
【0033】
また、本第2発明によると、埋設戸当りだけを土木構造体側に残して制水扉を更新する場合、栓を押しボルト用孔の開口部から取り外し、押しボルトを押しボルト用孔に締め込む。これにより、押しボルトの先端が埋設戸当りの表面に当接し、さらに押しボルトを締め込むことにより、戸当りが押しボルトによって埋設戸当りから離間する方向へ強制的に送られる(ねじ送りされる)ため、容易に戸当りを埋設戸当りから取り外すことができる。この際、上記押しボルトによって、戸当りを埋設戸当りから引き離す力が作用するのに対して、埋設戸当りを土木構造体から引き離そうとする力は作用しないため、土木構造体側に無理な力が作用することはなく、土木構造体の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における制水扉の正面図である。
【図2】同、制水扉の戸当りを取付ボルトで埋設戸当りに締結した構造を示す断面図である。
【図3】同、制水扉の戸当りと埋設戸当りとの締結部分の断面図であり、取付ボルトを取り外した状態を示す。
【図4】同、制水扉の戸当りと埋設戸当りとの締結部分の断面図であり、押しボルトを用いて戸当りを埋設戸当りから取り外した状態を示す。
【図5】本発明の第2の実施の形態における制水扉の正面図である。
【図6】同、制水扉の押しボルト用孔の部分の断面図であり、押しボルト用孔をプラグで閉塞した状態を示す。
【図7】同、制水扉の押しボルト用孔の部分の断面図であり、押しボルトを用いて戸当りを埋設戸当りから取り外した状態を示す。
【図8】従来の制水扉の正面図である。
【図9】図8におけるX−X矢視図である。
【図10】同、制水扉の戸当りを取付ボルトで埋設戸当りに締結した構造を示す断面図である。
【図11】同、制水扉の取付ボルトを取り外して、戸当りを埋設戸当りから取り外した断面図である。
【符号の説明】
1 制水扉
2 躯体(土木構造体)
4 モルタル層(土木構造体)
5 埋設戸当り
6 戸当り
7 扉体
10 パッキン
11 取付ボルト
19 ボルト孔
21 押しボルト
22 めねじ
28 押しボルト用孔
29 押しボルト
30 めねじ
31 プラグ(栓)
【発明の属する技術分野】
本発明は、土木構造体に取付けられる埋設戸当りと、埋設戸当りに装着される戸当りとを備えた制水扉に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図8,図9に示すように、制水扉1は、土木構造体をなすコンクリート製の躯体2の呑口3に据付けられる。すなわち、上記制水扉1は、上記躯体2の一部として呑口3の周囲に一体に形成されたモルタル層4に埋設される埋設戸当り5と、この埋設戸当り5に装着される戸当り6と、この戸当り6に沿って昇降する扉体7とで構成されている。
【0003】
上記埋設戸当り5は、四角枠状に形成され、躯体2に打設された複数本の基礎ボルト(図示省略)とナット(図示省略)とで固定されている。また、上記戸当り6は、四角枠状に形成され、左右両側部に扉体7を上下方向へ案内するガイド部8を有している。さらに、上記扉体7は、上記両ガイド部8に案内されながら昇降して、呑口3を開閉する。尚、制水扉1の上方には、扉体7を開閉(昇降)させる手動式又は電動式や油圧式の開閉装置(図示省略)が設置され、上記扉体7はスピンドル9を介して上記開閉装置に連動連結されている。
【0004】
上記埋設戸当り5と戸当り6との間には、これら埋設戸当り5と戸当り6との間をシールするゴム製のパッキン10が設けられている。また、上記戸当り6は複数本の取付ボルト11(六角ボルト)によって埋設戸当り5に締結されて固定されている。
【0005】
すなわち、図10,図11に示すように、戸当り6には、埋設戸当り5に対向する裏面6aとこの裏面6aの反対側の表面6bとに開口する複数のボルト孔12が形成されている。また、埋設戸当り5には、上記各ボルト孔12に対応するボルト孔13が貫通して設けられている。さらに、埋設戸当り5の裏側(戸当り6とは反対側)で且つ上記ボルト孔13と同位置には、袋ナット14が溶接等により取付けられてモルタル層4に埋設されている。
【0006】
これによると、埋設戸当り5と戸当り6との間にパッキン10をセットした状態で、上記各取付ボルト11を戸当り6の表面6b側からボルト孔12,13に挿通して袋ナット14にねじ込むことにより、図10に示すように、戸当り6が埋設戸当り5に取付け固定される。
【0007】
また、埋設戸当り5だけをモルタル層4側に残して制水扉1を更新する場合、図11に示すように、上記各取付ボルト11を取り外して、戸当り6一式を埋設戸当り5から取り外し、その後、新しい戸当り6一式を埋設戸当り5に装着する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、取付ボルト11を取外して、戸当り6一式を埋設戸当り5から取り外す際、パッキン10が埋設戸当り5と戸当り6とに付着してしまい、戸当り6を埋設戸当り5から取り外すのが困難になるといった問題がある。このような場合、図9の仮想線で示すように、ジャッキ16等を用いて戸当り6を埋設戸当り5から無理に引き離していたが、埋設戸当り5が戸当り6と共に引張られて、埋設戸当り5をモルタル層4から引き離そうとする過大な力が作用するため、モルタル層4に亀裂が入るなどして損傷する恐れがある。
【0009】
本発明は、戸当りを埋設戸当りから容易に取り外すことが可能で、取り外しの際、土木構造体側に無理な力が作用して損傷するのを防止することができる制水扉を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1発明では、土木構造体に取付けられる埋設戸当りと、埋設戸当りに装着される戸当りと、この戸当りを上記埋設戸当りに締結して固定する取付ボルトと、上記埋設戸当りと戸当りとの間に設けられて埋設戸当りと戸当りとの間をシールするパッキンと、上記戸当りに沿って昇降する扉体とが備えられた制水扉であって、
上記取付ボルトは、戸当りに形成されたボルト孔に挿通されて、埋設戸当り側にねじ込まれ、上記ボルト孔の内周面に、上記取付ボルトよりも大きなサイズの押しボルトが螺合可能なめねじを形成したものである。
【0011】
これによると、埋設戸当りと戸当りとの間にパッキンをセットした状態で、取付ボルトを戸当りのボルト孔に挿通して埋設戸当り側にねじ込むことによって、戸当りが埋設戸当りに取付け固定される。
【0012】
また、埋設戸当りだけを土木構造体側に残して制水扉を更新する場合、取付ボルトを戸当りのボルト孔から取り外した後、押しボルトを上記ボルト孔のめねじに螺合させて締め込む。この際、押しボルトは取付ボルトよりも大きなサイズであるため、押しボルトの先端は埋設戸当り側にねじ込まれず埋設戸当りの表面に当接する。この状態で、さらに押しボルトを締め込むことによって、戸当りが押しボルトによって埋設戸当りから離間する方向へ強制的に送られる(ねじ送りされる)ため、容易に戸当りを埋設戸当りから取り外すことができる。この際、上記押しボルトによって、戸当りを埋設戸当りから引き離す力が作用するのに対して、埋設戸当りを土木構造体から引き離そうとする力は作用しないため、土木構造体側に無理な力が作用することはなく、土木構造体の損傷を防止することができる。
【0013】
また、本第2発明では、土木構造体に取付けられる埋設戸当りと、埋設戸当りに装着される戸当りと、上記埋設戸当りと戸当りとの間に設けられて埋設戸当りと戸当りとの間をシールするパッキンと、上記戸当りに沿って昇降する扉体とが備えられた制水扉であって、
上記戸当りに、埋設戸当りに対向する裏面とこの裏面の反対側の表面とに開口する押しボルト用孔が形成され、上記押しボルト用孔の内周面に、押しボルトが螺合可能なめねじを形成し、上記押しボルト用孔の埋設戸当りとは反対側の開口部が着脱自在なねじ式の栓によって閉塞されているものである。
【0014】
これによると、上記開口部を栓によって閉塞することで、ごみや埃等の異物が上記開口部から押しボルト用孔内へ侵入するのを防止することができる。
また、埋設戸当りだけを土木構造体側に残して制水扉を更新する場合、上記栓を押しボルト用孔の開口部から取り外し、押しボルトを押しボルト用孔に締め込む。これにより、押しボルトの先端が埋設戸当りの表面に当接し、さらに押しボルトを締め込むことにより、戸当りが押しボルトによって埋設戸当りから離間する方向へ強制的に送られる(ねじ送りされる)ため、容易に戸当りを埋設戸当りから取り外すことができる。この際、上記押しボルトによって、戸当りを埋設戸当りから引き離す力が作用するのに対して、埋設戸当りを土木構造体から引き離そうとする力は作用しないため、土木構造体側に無理な力が作用することはなく、土木構造体の損傷を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における第1の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
尚、従来のものと同一の構成については同じ符号を付記して説明を省略する。
【0016】
図1〜図3に示すように、戸当り6は複数本の取付ボルト11(六角ボルト)と座金20とによって埋設戸当り5に締結されて固定されている。すなわち、戸当り6には、埋設戸当り5に対向する裏面6aとこの裏面6aの反対側の表面6bとに開口する複数のボルト孔19が形成されている。また、埋設戸当り5には、上記各ボルト孔19に対応するボルト孔13が貫通して設けられている。
【0017】
上記戸当り6のボルト孔19の内周面には、上記取付ボルト11よりも大きなサイズの押しボルト21(六角ボルト:図4参照)が螺合可能なめねじ22を形成している。尚、上記めねじ22の内径は取付ボルト11のおねじ外径よりも大きく設定され、めねじ22の谷径は取付ボルト11の頭部の対辺寸法よりも小さく設定されている。また、図4に示すように、押しボルト21のおねじ谷径は上記ボルト孔13の内径よりも大きく設定されている。
【0018】
通常、上記めねじ22の呼びサイズは取付ボルト11の呼びサイズよりも1サイズ〜2サイズ大きなものに設定されている。例えば、呼びサイズがM16の取付ボルト11に対して、呼びサイズがM22のめねじ22と押しボルト21とが用いられる。
【0019】
以下、上記構成における作用を説明する。
図2に示すように、埋設戸当り5と戸当り6との間にパッキン10をセットした状態で、上記各取付ボルト11を戸当り6の表面6b側からボルト孔19,13に挿通して袋ナット14にねじ込むことにより、戸当り6が埋設戸当り5に取付け固定される。
【0020】
また、埋設戸当り5だけをモルタル層4側に残して制水扉1を更新する場合、図3に示すように、各座金20と取付ボルト11とを取り外してボルト孔19から脱抜し、その後、図4に示すように、押しボルト21を上記ボルト孔19のめねじ22に螺合させて締め込む。この際、押しボルト21は取付ボルト11よりも1サイズ大きいため、押しボルト21の径が埋設戸当り5のボルト孔13の径よりも大きくなり、これにより、押しボルト21の先端は、埋設戸当り5の表面に当接し、上記ボルト孔13内に挿通されて袋ナット14にねじ込まれることはない。
【0021】
この状態で、さらに押しボルト21を締め込むことによって、戸当り6が押しボルト21によって埋設戸当り5から離間する方向へ強制的に送られる(ねじ送りされる)ため、ジャッキ等の特別な装置を使うこと無く、容易に戸当り6を埋設戸当り5から取り外すことができる。この際、上記押しボルト21によって、戸当り6を埋設戸当り5から引き離す力Fが作用するのに対して、埋設戸当り5をモルタル層4から引き離そうとする力は作用しないため、モルタル層4に無理な力が作用することはなく、モルタル層4の損傷を防止することができる。
【0022】
また、ボルト孔19を取付ボルト11と押しボルト21とで兼用しているため、押しボルト21専用のボルト孔を別途形成する必要は無く、したがって、ボルト孔の数を減らしてボルト孔形成の手間を省くことができる。
【0023】
上記実施の形態では、図2に示すように、取付ボルト11を袋ナット14にねじ込んでいるが、袋ナット14の代わりにナットを設けてもよい。また、袋ナット14を設けず、埋設戸当り5のボルト孔13の内周面にめねじを形成し、取付ボルト11をボルト孔13のめねじにねじ込んでもよい。
【0024】
上記実施の形態では、取付ボルト11をM16、めねじ22と押しボルト21とをM22にしているが、この呼びサイズに限定されることはない。また、めねじ22の呼びサイズを取付ボルト11の呼びサイズよりも1サイズ〜2サイズ大きなものにしているが、それ以上大きなものにしてもよい。
【0025】
上記実施の形態では、めねじ22の谷径を取付ボルト11の頭部の対辺寸法よりも小さく設定しているが、めねじ22の谷径を座金20の外形よりも小さくなるように設定してもよい。
【0026】
次に、本発明における第2の実施の形態を図5〜図7および図10,図11に基づいて説明する。
尚、従来のものと同一の構成については同じ符号を付記して説明を省略する。
【0027】
図10に示すように、戸当り6には複数のボルト孔12が設けられ、埋設戸当り5にはボルト孔13と袋ナット14とが設けられ、取付ボルト11を上記ボルト孔12,13に挿通して袋ナット14にねじ込むことにより、戸当り6が埋設戸当り5に取付けられる。
【0028】
図5〜図7に示すように、上記戸当り6には、上記ボルト孔12とは別に、裏面6aと表面6bとに開口する複数の押しボルト用孔28が形成されている。これら各押しボルト用孔28の内周面には、押しボルト29(六角ボルト)が螺合可能なめねじ30を形成している。上記押しボルト用孔28の表面6b側の開口部は着脱自在なねじ式のプラグ31(栓の一例)によって閉塞されている。尚、プラグ31の頭部と戸当り6の表面6bとの間には、円環状のシール用のパッキン32が設けられている。
【0029】
以下、上記構成における作用を説明する。
図6の実線で示すように、各押しボルト用孔28の開口部をプラグ31によって閉塞することで、ごみや埃等の異物が上記開口部から押しボルト用孔28内へ侵入するのを防止することができる。
【0030】
また、埋設戸当り5だけをモルタル層4側に残して制水扉1を更新する場合、図11に示すように、各取付ボルト11を取り外してボルト孔12,13から脱抜する。その後、図6の仮想線で示すように、プラグ31を押しボルト用孔28の開口部から取り外し、図7の実線で示すように、押しボルト29を押しボルト用孔28に締め込む。これにより、押しボルト29の先端が埋設戸当り5の表面に当接し、さらに押しボルト29を締め込むことにより、戸当り6が押しボルト29によって埋設戸当り5から離間する方向へ強制的に送られる(ねじ送りされる)ため、容易に戸当り6を埋設戸当り5から取り外すことができる。
【0031】
この際、上記押しボルト29によって、戸当り6を埋設戸当り5から引き離す力Fが作用するのに対して、埋設戸当り5をモルタル層4から引き離そうとする力は作用しないため、モルタル層4に無理な力が作用することはなく、モルタル層4の損傷を防止することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本第1発明によると、埋設戸当りだけを土木構造体側に残して制水扉を更新する場合、取付ボルトを戸当りのボルト孔から取り外した後、押しボルトを上記ボルト孔のめねじに螺合させて締め込む。この際、押しボルトは取付ボルトよりも大きなサイズであるため、押しボルトの先端が埋設戸当り側にねじ込まれず埋設戸当りの表面に当接する。この状態で、さらに押しボルトを締め込むことによって、戸当りが押しボルトによって埋設戸当りから離間する方向へ強制的に送られる(ねじ送りされる)ため、容易に戸当りを埋設戸当りから取り外すことができる。この際、上記押しボルトによって、戸当りを埋設戸当りから引き離す力が作用するのに対して、埋設戸当りを土木構造体から引き離そうとする力は作用しないため、土木構造体側に無理な力が作用することはなく、土木構造体の損傷を防止することができる。
【0033】
また、本第2発明によると、埋設戸当りだけを土木構造体側に残して制水扉を更新する場合、栓を押しボルト用孔の開口部から取り外し、押しボルトを押しボルト用孔に締め込む。これにより、押しボルトの先端が埋設戸当りの表面に当接し、さらに押しボルトを締め込むことにより、戸当りが押しボルトによって埋設戸当りから離間する方向へ強制的に送られる(ねじ送りされる)ため、容易に戸当りを埋設戸当りから取り外すことができる。この際、上記押しボルトによって、戸当りを埋設戸当りから引き離す力が作用するのに対して、埋設戸当りを土木構造体から引き離そうとする力は作用しないため、土木構造体側に無理な力が作用することはなく、土木構造体の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における制水扉の正面図である。
【図2】同、制水扉の戸当りを取付ボルトで埋設戸当りに締結した構造を示す断面図である。
【図3】同、制水扉の戸当りと埋設戸当りとの締結部分の断面図であり、取付ボルトを取り外した状態を示す。
【図4】同、制水扉の戸当りと埋設戸当りとの締結部分の断面図であり、押しボルトを用いて戸当りを埋設戸当りから取り外した状態を示す。
【図5】本発明の第2の実施の形態における制水扉の正面図である。
【図6】同、制水扉の押しボルト用孔の部分の断面図であり、押しボルト用孔をプラグで閉塞した状態を示す。
【図7】同、制水扉の押しボルト用孔の部分の断面図であり、押しボルトを用いて戸当りを埋設戸当りから取り外した状態を示す。
【図8】従来の制水扉の正面図である。
【図9】図8におけるX−X矢視図である。
【図10】同、制水扉の戸当りを取付ボルトで埋設戸当りに締結した構造を示す断面図である。
【図11】同、制水扉の取付ボルトを取り外して、戸当りを埋設戸当りから取り外した断面図である。
【符号の説明】
1 制水扉
2 躯体(土木構造体)
4 モルタル層(土木構造体)
5 埋設戸当り
6 戸当り
7 扉体
10 パッキン
11 取付ボルト
19 ボルト孔
21 押しボルト
22 めねじ
28 押しボルト用孔
29 押しボルト
30 めねじ
31 プラグ(栓)
Claims (2)
- 土木構造体に取付けられる埋設戸当りと、埋設戸当りに装着される戸当りと、この戸当りを上記埋設戸当りに締結して固定する取付ボルトと、上記埋設戸当りと戸当りとの間に設けられて埋設戸当りと戸当りとの間をシールするパッキンと、上記戸当りに沿って昇降する扉体とが備えられた制水扉であって、
上記取付ボルトは、戸当りに形成されたボルト孔に挿通されて、埋設戸当り側にねじ込まれ、上記ボルト孔の内周面に、上記取付ボルトよりも大きなサイズの押しボルトが螺合可能なめねじを形成したことを特徴とする制水扉。 - 土木構造体に取付けられる埋設戸当りと、埋設戸当りに装着される戸当りと、上記埋設戸当りと戸当りとの間に設けられて埋設戸当りと戸当りとの間をシールするパッキンと、上記戸当りに沿って昇降する扉体とが備えられた制水扉であって、
上記戸当りに、埋設戸当りに対向する裏面とこの裏面の反対側の表面とに開口する押しボルト用孔が形成され、上記押しボルト用孔の内周面に、押しボルトが螺合可能なめねじを形成し、上記押しボルト用孔の埋設戸当りとは反対側の開口部が着脱自在なねじ式の栓によって閉塞されていることを特徴とする制水扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002203350A JP2004044237A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | 制水扉 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002203350A JP2004044237A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | 制水扉 |
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JP2004044237A true JP2004044237A (ja) | 2004-02-12 |
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JP (1) | JP2004044237A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012202471A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Nissan Motor Co Ltd | ダンパ付プーリ |
-
2002
- 2002-07-12 JP JP2002203350A patent/JP2004044237A/ja active Pending
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