JP2012166432A - 樹脂モールド方法および樹脂モールド装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】まず、金型クランプ面23aで開口するキャビティ凹部5の底面に設けられたポット27と、ポット27内で型締め動作に応じて相対的に往復動するように設けられたプランジャ31とを有するモールド金型2を準備する。次いで、ポット27内にポット用樹脂6aを供給した後、キャビティ凹部5内にキャビティ用樹脂6bを供給する。次いで、モールド金型2を型締めすることによって、溶融したポット用樹脂6aおよびキャビティ用樹脂6bを混ぜ合わせるようにプランジャ31で押圧し、キャビティ凹部5内に溶融樹脂6を充填する。次いで、キャビティ凹部5内の溶融樹脂6を所定の樹脂圧で保圧して加熱硬化させる。
【選択図】図1
Description
図1に、本実施形態における樹脂モールド装置1のモールド金型2(モールド金型機構)を模式的に示す。この図1では、モールド金型2でワークWを保持して型締めした状態が示されている。なお、本実施形態では、配線基板Sの片面でマトリクス状に複数の半導体チップCが搭載されたワークWに対して樹脂モールドして成形品を形成する場合について説明する。
前記実施形態では、図1および図2に示したように、キャビティ凹部5の底面の中央部に1つのポット27を設け、それに対応する1つのプランジャ31を設けた場合について説明した。本実施形態では、複数のポット27、プランジャ31を設ける場合について説明する。例えば、図9および図10に示すように、キャビティ凹部5の底面にマトリクス状に9つポット27を設け、それぞれに対応する9つのプランジャ31を設ける。なお、図10のA−A線に対応するモールド金型2の断面が図9で示されている。
前記実施形態では、図9および図10に示したように、複数のポット27、プランジャ31をキャビティ凹部5の底面に均等に配置した場合について説明した。本実施形態では、キャビティ凹部5の底面にポット27(図2、図10参照)より大きいサイズのポットを設ける場合について説明する。例えば、図11および図12に示すように、キャビティ凹部5の底面に平面視矩形状のポット27Aを設け、それに対応する平面視矩形状のプランジャ31Aを設ける。なお、図12のA−A線に対応するモールド金型2の断面が図11で示されている。
本実施形態では、前記実施形態3の他例について説明する。なお、本実施形態においても、キャビティ凹部5の底面にポット27(図2参照)より大きいサイズのポットを設ける点については図12と同様である。例えば、図13および図14に示すように、キャビティ凹部5の底面に平面視円形状のポット27Bを設け、それに対応する平面視円形状のプランジャ31Bを設ける。なお、図14のA−A線に対応するモールド金型2の断面が図13で示されている。
本実施形態は、プランジャ先端面が、キャビティ凹部5の底面を形成する場合について説明する。例えば、図15および図16に示すように、キャビティ凹部5の底面に平面視矩形状のポット27Cを設け、それに対応する平面視矩形状のプランジャ31Cを設ける。なお、図16のA−A線に対応するモールド金型2の断面が図15で示されている。
本実施形態は、キャビティ凹部5の底面にポット27より小さいサイズのポットを複数設ける場合について説明する。例えば、図17および図18に示すように、キャビティ凹部5の底面の外周に沿って複数のポット27Dを設け、それぞれに対応する複数のプランジャ27Dを設ける。なお、図18のA−A線に対応するモールド金型2の断面が図17で示されている。
2 モールド金型
3 上型
4 下型
5 キャビティ凹部
6 溶融樹脂
6a、6b 樹脂
11 上型ベース
12 上型チェイス
13 上型ガイド
14 上型インサート
15 上型シールブロック
16 エア吸引路
17 シール部材
21 下型ベース
22 下型チェイス
23 可動キャビティブロック
24 下型シールブロック
25 支持シールブロック
26 可動シールブロック
27 ポット
31 プランジャ
31a 周溝
32、33 弾性部材
34a、34b シール部材
35 真空吸引路
36、37 搬送部
41 減圧装置
42 搬送部
43 リリースフィルム
44 キャビティ凹部
C 半導体チップ
S 配線基板
W ワーク
Claims (11)
- (a)金型クランプ面で開口するキャビティ凹部の底面に設けられたポットと、前記ポット内で型締め動作に応じて相対的に往復動するように設けられたプランジャとを有するモールド金型を準備する工程と、
(b)前記ポット内に第1樹脂を供給した後、前記キャビティ凹部内に第2樹脂を供給する工程と、
(c)前記モールド金型を型締めすることによって、溶融した前記第1および第2樹脂を混ぜ合わせるように前記プランジャで押圧し、前記キャビティ凹部内に溶融樹脂を充填する工程と、
(d)前記(c)工程後、前記キャビティ凹部内の溶融樹脂を所定の樹脂圧で保圧して加熱硬化させる工程と、
を含むことを特徴とする樹脂モールド方法。 - 請求項1記載の樹脂モールド方法において、
前記(a)工程では、第1金型ブロックと、前記第1金型ブロックに弾性部材を介して組み付けられ、前記キャビティ凹部が形成された第2金型ブロックと、前記第2金型ブロックを貫通する穴に固定して組み付けられた前記ポットと、前記第1金型ブロックに固定して組み付けられた前記プランジャとを有する前記モールド金型を準備し、
前記(c)工程では、前記モールド金型の型締めの際、前記弾性部材が縮んで前記第2金型ブロックが動くことにより、前記プランジャが相対的に動いて溶融樹脂を押圧することを特徴とする樹脂モールド方法。 - 請求項1または2記載の樹脂モールド方法において、
前記(b)工程では、前記第1および第2樹脂の組み合わせを粉末状、顆粒状、液状、タブレット状の樹脂のうち同一形態または異なる形態として供給することを特徴とする樹脂モールド方法。 - 請求項1、2または3記載の樹脂モールド方法において、
前記モールド金型の内部空間を減圧しながら前記(c)工程を行うことを特徴とする樹脂モールド方法。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の樹脂モールド方法において、
前記(b)工程前に、前記キャビティ凹部を含む金型クランプ面でリリースフィルムを吸着保持することを特徴とする樹脂モールド方法。 - 金型クランプ面で開口するキャビティ凹部の底面に設けられたポットと、前記ポット内で型締め動作に応じて相対的に往復動するように設けられたプランジャとを有するモールド金型と、
前記ポット内に供給される第1樹脂を搬送する第1搬送部と、
前記キャビティ凹部内に供給される第2樹脂を搬送する第2搬送部と、
を備えており、
前記モールド金型を型締めして、前記ポット内を相対的に移動する前記プランジャで溶融した第1樹脂を押圧しながら前記キャビティ凹部で溶融した第2樹脂へ混ざり合うように充填し、前記キャビティ凹部内の溶融樹脂を所定の樹脂圧で保圧して加熱硬化させることを特徴とする樹脂モールド装置。 - 請求項6記載の樹脂モールド装置において、
前記モールド金型は、第1金型ブロックと、前記第1金型ブロックに弾性部材を介して組み付けられ、前記キャビティ凹部が形成された第2金型ブロックと、前記第2金型ブロックを貫通する穴に固定して組み付けられた前記ポットと、前記第1金型ブロックに固定して組み付けられた前記プランジャとを有しており、
前記モールド金型の型締めの際、前記弾性部材を縮ませて前記第2金型ブロックを動かすことにより、前記プランジャを相対的に動かして溶融樹脂を押圧させることを特徴とする樹脂モールド装置。 - 請求項6または7記載の樹脂モールド装置において、
前記モールド金型は、前記キャビティ凹部の底面に均等に配置して設けられた複数の前記ポットと、前記複数のポットのそれぞれに対応する複数の前記プランジャとを有していることを特徴とする樹脂モールド装置。 - 請求項6または7記載の樹脂モールド装置において、
前記ポットの平面視の形状が、前記キャビティ凹部の底面形状と相似形に形成され、
前記キャビティ凹部を含む前記金型クランプ面を覆うリリースフィルムが、吸着保持され、
前記キャビティ凹部の底面を前記プランジャの先端面で形成していることを特徴とする樹脂モールド装置。 - 請求項6または7記載の樹脂モールド装置において、
前記モールド金型は、前記キャビティ凹部の底面の外周に沿って設けられた複数の前記ポットと、前記複数のポットのそれぞれに対応する複数の前記プランジャとを有していることを特徴とする樹脂モールド装置。 - 請求項6〜10のいずれか一項に記載の樹脂モールド装置において、
前記キャビティ凹部は、ウエハレベルのワークに対応する容積を有していることを特徴とする樹脂モールド装置。
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