JP2018103437A - 成形金型、樹脂成形装置および成形品 - Google Patents

成形金型、樹脂成形装置および成形品 Download PDF

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Abstract

【課題】成形品の生産性を向上させることのできる技術を提供する。【解決手段】成形金型(10)は、金型面(11a)で凹んで開口し、底面(20a)および側面(20b)で規定される金型凹部である成形キャビティ(20)を備える。成形キャビティ(20)の側面(20b)は、所定の形状で延在する辺部側面(20bb)と、辺部側面(20bb)よりも曲がった状態で辺部側面(20bb)と接続される角部側面(20ba)とを有する。金型凹部である成形キャビティ(20)内における底面(20a)と側面(20b)とのなす角度が、辺部側面(20bb)より角部側面(20ba)で大きい。【選択図】図2

Description

本発明は、成形技術に関する。
特開2012−162013号公報(特許文献1)には、キャビティ凹部面からの成形品の離型(剥離)を容易にするために、キャビティ凹部面で吸着保持されるリリースフィルムを用いることが記載されている(特にその段落[0002])。また、特許文献1には、キャビティ駒(ブロック)の端面周縁部に、キャビティ凹部内に突出する突出部が設けられることが記載されている(特にその請求項1)。
特開2012−162013号公報
特許文献1(図3)に記載の技術のように、金型面視(平面視)で矩形状に開口し、底面および側面で規定される成形キャビティ(金型凹部)がある。このような金型面視矩形状の成形キャビティの開口角部および底面角部は、一般的にR面取り形状(円弧状)である。そして、成形キャビティの開口角部に比べて底面角部の曲率半径が同じか小さい。このため、成形キャビティで成形された樹脂部を備える成形品では、上面視(平面視)において底面角部に比べて主面(上面)角部の曲率半径が同じか小さい尖端状となる。このため、特に成形キャビティが深いと成形品が角部において離型され難くなり、成形品の生産性が低下するおそれがある。
なお、リリースフィルムを用いて離型を容易にさせようとしても、角部では完全に追従させることができず、樹脂圧力がかかった時に伸ばされたリリースフィルムが破れてしまう場合もある。このためメンテナンスなどを行う必要が生じ、結局、成形品の生産性が低下してしまう。
本発明の一目的は、成形品の生産性を向上させることのできる技術を提供することにある。なお、本発明の一目的および他の目的ならびに新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかにしていく。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の一解決手段に係る成形金型は、金型面で凹んで開口し、底面および側面で規定される金型凹部を備える成形金型であって、前記金型凹部の前記側面は、所定の形状で延在する辺部側面と、前記辺部側面よりも曲がった状態で前記辺部側面と接続される角部側面とを有し、前記金型凹部内における前記底面と前記側面とのなす角度が、前記辺部側面より前記角部側面で大きいことを特徴とする。これによれば、金型凹部で成形された樹脂部の離型を容易にすることができ、成形品の生産性を向上させることができる。
ここで、前記角部側面に接する前記底面が当該角部側面に接する前記金型面よりも大きく面取りされた形状であることがより好ましい。これによれば、金型凹部で成形された樹脂部の離型をより容易にすることができる。
また、前記金型凹部が、成形キャビティまたはオーバーフローキャビティであることがより好ましい。これによれば、成形キャビティやオーバーフローキャビティで成形された樹脂部の離型を容易にすることができる。
また、前記成形金型は、前記底面および前記側面を含んで前記金型面に張り付けられるリリースフィルムを備えることがより好ましい。これによれば、金型凹部形状に追従させ易くなって破れにくい状態でリリースフィルムを用いることができる。
また、樹脂成形装置は、前記成形金型を備えることがより好ましい。これによれば、成形品の生産性を向上させることができる。
本発明の一解決手段に係る成形品は、キャリア上に主面および側面で規定される樹脂部を備える成形品であって、前記樹脂部の前記側面は、所定の形状で延在する辺部側面と、前記辺部側面よりも曲がった状態で前記辺部側面と接続される角部側面とを有し、前記樹脂部内における前記主面と前記側面とのなす角度が、前記辺部側面より前記角部側面で大きいことを特徴とする。これによれば、成形品の生産性を向上させることができる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次のとおりである。本発明の一解決手段に係る成形技術によれば、成形品の生産性を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係る成形金型の要部模式的断面図である。 図1に示す成形金型の金型面の要部模式的平面図である。 図1に示す成形金型の模式的斜視図である。 図1に示す成形金型が有する成形キャビティの角部の模式的断面図である。 図1に示す成形金型が有する成形キャビティの辺部の模式的断面図である。 成形キャビティの角部側面に接する底面の変形例の模式的平面図であり、図6AがR面取り、図6BがC面取り、図6Cが多角面取りの状態を示す。 本発明の実施形態1に係る樹脂成形工程の説明図であり、図7Aがリリースフィルムの吸着前、図7Bがリリースフィルムの吸着途中、図7Cがリリースフィルムの吸着完了の状態を示している。 図7に続く樹脂成形工程の説明図(成形金型の要部模式的断面図)であり、型閉じして樹脂成形された状態を示している。 本発明の実施形態2に係る成形金型の模式的断面図である。 本発明の実施形態3に係る成形金型の金型面の要部模式的平面図である。 本発明の実施形態4に係る成形金型の金型面の要部模式的平面図である。
以下の本発明における実施形態では、必要な場合に複数のセクションなどに分けて説明するが、原則、それらはお互いに無関係ではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細などの関係にある。このため、全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、構成要素の数(個数、数値、量、範囲などを含む)については、特に明示した場合や原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。また、構成要素などの形状に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合などを除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含むものとする。
(実施形態1)
本発明の実施形態に係る成形金型10について、図1〜図6を参照して説明する。図1は樹脂成形装置50が備える成形金型10の要部模式的断面図(図2に示すI−I線に対応したもの)である。図2は成形金型10の上型11の金型面11aの要部模式的平面図である。図3は成形金型10の上型11の模式的斜視図である。図4は成形金型10が有する成形キャビティ20の角部26の模式的断面図である。図5は成形金型10が有する成形キャビティ20の辺部27の模式的断面図である。図6は成形キャビティ20の角部側面20baに接する底面20aの変形例の模式的平面図であり、図6AがR面取り、図6BがC面取り、図6Cが多角面取りの状態を示す。
樹脂成形装置50は、概略すると、成形金型10を備えるプレス部と、ワークW(被成形品)や樹脂Rを供給する供給部と、ワークW(成形品)を収納する収納部と、これらの間でワークWなどを搬送する搬送部とを備えて構成される。本実施形態では、ワークWとして、例えば、キャリア100(例えば、本実施形態の配線基板などの他にはリードフレームに相当するもの、ガラスや金属製などの各種のキャリアプレート、ウェハなど)上にマトリクス状に複数の電子部品101(例えば、半導体ダイや、受動素子や導電部品など)が搭載(例えば、ワイヤボンディング実装やフリップチップボンディング実装)されたものを用いる。また、樹脂Rとして、例えば、エポキシ系などの熱硬化性樹脂を用いる。
プレス部は、成形金型10(本実施形態では対をなす一方の上型11および他方の下型12)を備えて型開閉可能に構成される。例えば、成形金型10は、固定プラテンに対して、電動モータ駆動のトグルリンクによって可動プラテンを進退動させる公知のプレス機構(型開閉機構)によって、型開閉(接離動)が行われる。上型11を固定型とし、下型12を可動型とする場合、上型11は固定プラテン、下型12は可動プラテンに固定して組み付けられて、成形金型10の型開閉が行われる。
成形金型10は、成形キャビティ20へ樹脂Rを圧送するためのプランジャ51を備える公知のトランスファ機構によって、トランスファ成形を行う。成形金型10では、型閉じによって閉塞された成形キャビティ20内で充填された樹脂Rを所定条件(保圧、温度、時間など)で熱硬化させて、ワークWに樹脂部が成形される。なお、成形金型10は、公知の加熱機構によって、例えば樹脂Rを熱硬化させる成形温度まで加熱されるよう構成されている。
また、成形金型10は、成形キャビティ20と、ランナゲート21と、カル22と、ポット23とを備え、型閉じによってこれらが連通するように構成される。本実施形態では、上型11の金型面11aであって下型12との型割りされる面(パーティング面)から凹むように(すなわち金型凹部となる)、成形キャビティ20、ランナゲート21およびカル22が上型11に設けられる。このうち、成形キャビティ20は、上型11の金型面11aで開口し、底面20aおよび側面20bで規定され、開口20cを有する。ここで、底面20aとは、成形キャビティ20の金型凹部の主面として金型面11aから凹んだ領域の底を構成する部分であるが、図1に示すように金型面11aの上側に配置されてもよく、逆に下型12の金型面12aの下側に配置されてもよい。
また、ポット23は、上型11のカル22と対向して下型12に設けられる。このポット23には、トランスファ機構によって往復動可能なプランジャ51が挿入される。また、成形金型10は、ワークWがセットされるワークセット部24を備える。ワークセット部24は、上型11の成形キャビティ20に対向して下型12の金型面12aから凹むように下型12に設けられる。
また、成形金型10は、リリースフィルムFを備え、成形キャビティ20の内面(底面20aおよび側面20b)を含む上型11の金型面11aにリリースフィルムFが張り付くように構成される。本実施形態では、成形金型10は、成形キャビティ20の底面20aの周縁(側面20bとの境界)で開口する複数の吸引路25(吸着孔)を備え、これら吸引路25を介して公知の吸引機構(例えば真空ポンプなどから構成される)によって上型11の金型面11aにリリースフィルムFが張り付けられる(吸着・保持される)ように構成される。
成形金型10は、リリースフィルムFが設けられない構成とすることもできるが、リリースフィルムFが設けられることで上型11からワークW(成形品)を容易に取り出すことができる。このため、リリースフィルムFは、上型11の金型面11aから容易に剥離するものであって、耐熱性、柔軟性、伸展性を有するフィルム材から構成される。リリースフィルムFとしては、例えば、PTFE、ETFE、PET、FEP、フッ素含浸ガラスクロス、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリジンなどが用いられる。
金型面11aから凹む成形キャビティ20は、金型面視において開口20cおよび底面20aが矩形状であり(図2)、底面20aから金型面11aに向かって末広がるように開口している(図1、図4、図5)。すなわち、成形キャビティ20は、金型面視において開口20c(金型面11aの内縁)の内側に底面20aが位置している。また、金型面視で矩形状に開口する成形キャビティ20は、金型面視において角部26および辺部27を有する。本実施形態では、角部26においては開口20cおよび底面20aがR面取りされた形状であり、辺部27においては開口20cおよび底面20aが直線状である。なお、本発明における角部は、同図に示す角部26のように直角に折れ曲がる角の部分だけでなく、辺部27との比較とした場合に曲がっていて角をなす部分をいう。また、本発明における辺部は、必ずしも直線状に構成される必要はなく、角部26との比較とした場合に曲がり方がより緩やかで、直線に近い部分をいう。
このような成形キャビティ20の側面20bは、例えば図3に示すように、所定の形状(直線状)で延在する辺部側面20bbと、辺部側面20bbよりも曲がった状態(R面取り状)で辺部側面20bbと接続される角部側面20baとを有する。すなわち、角部側面20baは、辺部27における隣接する2つの端部の間を曲がった状態で接続している。具体的には、同図に示す構成では、直交する2つの直線状の辺部側面20bbを曲面で接続している。
ここで、成形キャビティ20では、角部26における底面20aと側面20bとの間の角度θ1(図4参照)が、辺部27における底面20aと側面20bとの間の角度θ2(図5参照)よりも大きい。すなわち、成形キャビティ20内における底面20aと側面20bとのなす角度が、辺部側面20bb(角度θ2)より角部側面20ba(角度θ1)で大きい。言い換えると、底面20aに対して角部26の側面20bが辺部27の側面20bよりも寝ている(傾きが大きく、なだらかである)。成形キャビティ20で成形された樹脂部(成形品)を離型するにあたり、相対的に離型がされにくい角部26と離型がされやすい辺部27がある場合には、角度θ2よりも角度θ1を大きくすることで、角部26で成形された樹脂部の離型を容易にし、樹脂部全体でバランスよく離型させることができる。なお、側面20bは図4に示すような平坦面でなく、湾曲面(断面視円弧状の面)であってもよい。
したがって、成形金型10によれば、成形キャビティ20で成形された樹脂部、すなわち成形品としてのワークWの離型を容易にすることができるため、ワークWの離型不具合の発生を防止して成形品の生産性を向上させることができる。また、より離型を容易にするためにリリースフィルムFを用いる場合であっても、成形キャビティ20の形状(特に角部26)に追従させ易くなって破れにくい状態(樹脂圧力による伸びを抑制した状態)とすることができる。リリースフィルムFの破れがなくなることで、樹脂Rが金型内部で漏れることはなく、金型汚れや樹脂部の形状不良の発生を防止することができる。また、成形キャビティ20の角部26において寝かされた側面20bで形成される空間20d(図4参照)をオーバーフローキャビティのように用いることもできる。また、角部26や連通するエアベント(図示せず)を成形金型10に設けておくことで、金型内部のエアや樹脂Rからのアウトガスをベントすることもできる。
ところで、特許文献1に記載のような従来技術では、図6Aの破線で示すように、成形領域を広く取るために側面20bの幅が全周に亘って均一となるように構成される。具体的には、角部26におけるR面取り形状の底面20aの曲率半径r11が、角部26におけるR面取り形状の開口20c(金型面11aの内縁)の曲率半径r2よりも小さくなっている。このため、角部26から樹脂部が離型され難くなったり、リリースフィルムFの破れが生じやすくなっていた。これに対して、成形金型10では、図6Aに示すように、角部26におけるR面取り形状の底面20aの曲率半径r1が角部26におけるR面取り形状の開口20cの曲率半径r2よりも大きくしている。このように、角部側面20baに接する底面20aの箇所(曲率半径r1)が角部側面20baに接する金型面11aの箇所(曲率半径r2)よりも大きく面取りされた形状とすることで、角部26での側面20bが寝かされた(角度が大きい)状態となり、成形キャビティ20で成形された樹脂部の離型をより容易にすることができる。なお、角部26における底面20aがC面取り(図6B)や多角面取り(図6C)された形状としても、角部26での側面20bが寝かされた(角度が大きい)状態となり、同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の実施形態に係る成形金型10を用いる樹脂成形方法について、図1、図7および図8を参照して説明する。図7は本実施形態に係る樹脂成形工程の説明図であり、図7AがリリースフィルムFの吸着前、図7BがリリースフィルムFの吸着途中、図7CがリリースフィルムFの吸着完了の状態を示している。図8は図7に続く樹脂成形工程の説明図(成形金型10の要部模式的断面図)であり、型閉じして樹脂成形された状態を示している。
まず、成形金型10を型開きさせた状態(上型11と下型12とを遠ざけた状態)において、ワークW、樹脂RおよびリリースフィルムFを金型内部にセット(供給)する(図1参照)。具体的には、ワークWは、供給部から搬送部のローダ(または作業者)によって金型内部まで搬送され、電子部品101を成形キャビティ20側に向けて下型12のワークセット部24にセットされる。また、樹脂Rは、例えばタブレット状であり、供給部から搬送部のローダによって金型内部まで搬送され、プランジャ51が下方に退避した状態で下型12のポット23内にセットされる。
また、リリースフィルムFは、公知のフィルム供給機構によって、ロール状に巻き取られた繰出しロールから引き出されて上型11の金型面11aを通過して巻取りロールへ巻き取られる。これにより、図7Aに示すように、上型11の金型面11aがリリースフィルムFで覆われる。上型11の金型面11aがリリースフィルムFで覆われた後、吸引路25からリリースフィルムFを吸引していくことで、リリースフィルムFが成形キャビティ20内に入り込んでいき(図7B)、最終的に成形キャビティ20の形状に追従してセット(吸着・保持)される(図7C)。なお、リリースフィルムFとして、長尺フィルムを巻き付けたロールフィルムから、例えば、円形状、矩形状などに切り出された枚葉フィルムを用いることもできる。
これらのリリースフィルムFを用いた構成においては、成形キャビティ20の形状に追従してセットされる際などにおいて、リリースフィルムFが成形キャビティ20の内面(底面20aおよび側面20b)に吸い付けられることで、引き伸ばされる。この場合、リリースフィルムFにはある程度の伸縮性があるものの、過度に引き伸ばされたときには、破れてしまうことになる。これに対し、上述したように、角部26での側面20bが寝かされた(角度が大きい)状態であるために、リリースフィルムFが過度に引き伸ばされるのを防止して、リリースフィルムFの破れを防止することもできる。
続いて、上型11と下型12とを近づけていき、図8に示すように、ワークW(キャリア100)をクランプ(成形キャビティ20を閉塞)して成形金型10を型閉じさせた状態とし、プランジャ51をカル22側へ移動させてランナゲート21を介して成形キャビティ20に樹脂Rを圧入させて、成形キャビティ20内に樹脂Rを充填する。そして、成形キャビティ20で充填された樹脂Rを保圧しながら所定時間熱硬化させた後、型開きして成形品としてのワークWを取り出し、所定の工程(例えば、不要樹脂を除去するディゲート工程など)を行う。このようにして、電子部品101が搭載されたキャリア100上に主面102aおよび側面102bで規定される樹脂部102(図8)を備え、樹脂部102が電子部品101を保護する成形品(ワークW)が製造される。
このような成形金型10を用いることで、成形品としてのワークWの離型を容易にすることができ、また、リリースフィルムFの破れを防止することができる。したがって、成形品の生産性を向上させることができる。
また、成形品の樹脂部102は成形キャビティ20(図2)で成形されるため、辺部側面20bbおよび角部側面20baのそれぞれに対応する辺部側面102bbおよび角部側面102baを樹脂部102の側面102bが有することとなる。すなわち、辺部側面102bbは辺部側面20bbと同様に所定の形状で延在し、角部側面102baは角部側面20baと同様に辺部側面102bbよりも曲がった状態で辺部側面102bbと接続される。また、樹脂部102内における主面102aと側面102bとのなす角度が、辺部側面102bb(角度θ2)より角部側面102ba(角度θ1)で大きい。このような形状の樹脂部102を備える成形品(ワークW)であれば、成形キャビティ20から容易に離型させることができ、生産性が向上される。
(実施形態2)
本発明の実施形態に係る成形金型10Aについて、図9を参照して説明する。図9は樹脂成形装置50が備える成形金型10Aの要部模式的断面図である。前記実施形態1ではトランスファ成形に適用した場合について説明したが、本実施形態では圧縮成形に適用した場合について説明する。
本実施形態に係る樹脂成形装置50は、下型12に成形キャビティ20を有する型開閉可能な成形金型10Aを備える。下型12は、ベース(図示せず)と、ベースに固定して組み付けられたキャビティ駒30と、キャビティ駒30を囲み、ベースに弾性部材(図示せず)を介して組み付けられたクランパ31とを備える。すなわち、成形金型10Aでは、成形キャビティ20の底面20aがキャビティ駒30の上面で構成され、成形キャビティ20の側面20bがクランパ31の内側面で構成される。また、成形金型10Aでは、キャビティ駒30とクランパ31とが相対的に移動可能な関係にあり、成形キャビティ20の開口20c(金型面12a)からの深さ(すなわち成形キャビティ20の容積)が可変に構成される。なお、必ずしも成形キャビティ20の深さが可変となる必要はなく、弾性部材を用いずにクランパ31をベースに固定して組み付ける構成であってもよい。
また、成形金型10Aは、公知の吸引機構やチャック機構などによってワークWを保持するように、下型12の成形キャビティ20に対向して上型11に設けられるワークセット部24を備える。また、成形金型10Aは、リリースフィルムFを備え、成形キャビティ20の内面(底面20aおよび側面20b)を含む下型12の金型面12aにリリースフィルムFが張り付くように構成される。この下型12では、キャビティ駒30の外側面とクランパ31の内側面との間で隙間が形成されるが、これを吸引路25として用い、吸引路25を介して公知の吸引機構によって下型12の金型面12aにリリースフィルムFが張り付けられる(吸着・保持される)ように構成される。
成形金型10Aの成形キャビティ20は、金型面視(平面視)で矩形状に開口するのであれば、前記実施形態1と同様に(図4〜図6に示す成形キャビティ20を下型12に設けた状態)、角部26および辺部27を有し、成形キャビティ20内における底面20aと側面20bとのなす角度が、辺部側面20bbより角部側面20baで大きい。このような成形金型10Aであっても、成形品としてのワークWの離型を容易にすることができ、また、リリースフィルムFの破れを防止することができる。なお、成形金型10Aの成形キャビティ20が、金型面視で円形状に開口するものであっても、側面20bを寝かした構成とすることで、同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の実施形態に係る成形金型10Aを用いる樹脂成形方法について、図9を参照して説明する。まず、成形金型10Aを型開きさせた状態(上型11と下型12とを遠ざけた状態)において、ワークW、樹脂RおよびリリースフィルムFを金型内部にセット(供給)する。具体的には、ワークWは、ローダによって金型内部まで搬送され、電子部品を成形キャビティ20側に向けて上型11のワークセット部24にセットされる。また、リリースフィルムFは、フィルム供給機構によって金型内部に搬入され、成形キャビティ20の内面を含む下型12の金型面12aに吸引路25を介してセット(吸着・保持)される。また、樹脂Rは、ローダによって金型内部まで搬送され、リリースフィルムFを介して成形キャビティ20内にセットされる。なお、成形キャビティ20内への樹脂Rの供給は、金型外部で枚葉状のリリースフィルムFの中央部上に樹脂Rを配置し、リリースフィルムFとともに金型内部に搬入して行うこともできる。
続いて、上型11と下型12とを近づけていき、ワークWをクランプ(成形キャビティ20を閉塞)して成形金型10Aを型閉じさせた状態とし、更に上型11と下型12とを近づけて型締めし、成形キャビティ20内の樹脂Rを圧縮する。この型締めによれば、クランパ31を支持する弾性部材が押し縮められてクランパ31がベース側(図9中下方側)へ移動することで、キャビティ駒30の上面が成形キャビティ20内で深い待機位置から浅い成形位置となる。そして、成形キャビティ20で充填された樹脂Rを保圧しながら所定時間熱硬化させた後、型開きして成形品としてのワークWを取り出す。
このような成形金型10Aを用いることで、成形品としてのワークWの離型を容易にすることができ、また、リリースフィルムFの破れを防止することができる。したがって、成形品の生産性を向上させることができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態に係る成形金型10Bについて、図10を参照して説明する。図10は樹脂成形装置50が備える成形金型10Bの要部模式的平面図である。前記実施形態1では金型面視(平面視)で矩形状に開口する成形キャビティ20(金型凹部)について説明した。本実施形態では、Vノッチ32を有する平面視円形状のワークW(例えば、ウェハやテンポラリキャリアなど)に対応して、ワークWの形状に沿うような金型面視(平面視)で円形状に開口し、底面20aおよび側面20bで規定される成形キャビティ20について説明する。なお、図10は、成形金型10Bの金型面視(平面視)を示すが、説明を容易にするために、ワークWも合わせて示している。
図10に示すように、成形金型10Bの成形キャビティ20(金型凹部)は、金型面視の開口20cにおいてVノッチ32に対応する角部26および辺部27(周辺部)を有する。この成形金型10Bも前記実施形態1で図4、図5を参照して説明した場合と同様に、成形キャビティ20の側面20bが、所定の形状(円形状または円弧形状)で延在する辺部側面20bbと、辺部側面20bbよりも曲がった状態(R面取り状)で辺部側面20bbと接続される角部側面20baとを有する。すなわち、角部側面20baは、辺部27における隣接する2つの端部の間を曲がった状態で接続している。また、成形キャビティ20内における底面20aと側面20bとのなす角度も、前記実施形態1で図4、図5を参照して説明した場合と同様に、辺部側面20bb(角度θ2)より角部側面20ba(角度θ1)で大きい。換言すれば、曲率の異なる円弧が接続されて構成されるような側面20bの場合には、半径の逆数として表される曲率の大きな部分(角になる部分)について、側面20bを寝かした(角度が大きい)状態とすることができる。
このような形状とすることで、図10の破線で示す従来技術の底面の形状よりも角部26で側面20b(角部側面20ba)が寝かされた状態となり、成形キャビティ20で成形された樹脂部の離型をより容易にすることができる。また、リリースフィルムFを用いて樹脂成形する場合は、リリースフィルムFの破れを防止することができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態に係る成形金型10Cについて、図11を参照して説明する。図11は樹脂成形装置50が備える成形金型10Cの要部模式的平面図である。前記実施形態1では金型面11aで開口して底面20aおよび側面20bを有する成形キャビティ20(金型凹部)について説明した。本実施形態では、成形キャビティ20と連通するオーバーフローキャビティ40(金型凹部)について説明する。同図に一部を示すようなオーバーフローキャビティ40は、図2に示す成形キャビティ20のような長方形になることは多くなく、全体として長細い長方形や長丸形であったり折れ曲がった形状であったりする。
また、オーバーフローキャビティ40は、図2を参照して前記実施形態1で説明した上型11の成形キャビティ20において、ランナゲート21(カル22)とは反対側(図中右側)で連通される。これにより、成形キャビティ20内のアウトガスやエアを樹脂Rと共にオーバーフローキャビティ40に押し出すことで、成形キャビティ20で成形される樹脂部(成形品)の品質を向上させることができる。
図11に示すように、成形金型10Cは、金型面11aで開口して底面40aと側面40bと開口40cとを有するオーバーフローキャビティ40(金型凹部)を備える。同図に示される部分は、オーバーフローキャビティ40の一部であり、平行状態で延在する直線状の側面40bが向かい合わされた長細い長方形の一部が、それらの端の部分で180度曲げられて接続されている。
このオーバーフローキャビティ40は、金型面視で短冊状に開口(金型面11aの内縁)しており、底面40aから金型面11aに向かって末広がっている。このようなオーバーフローキャビティ40も、成形キャビティ20と同様に、角部41および辺部42を有することになる。この成形金型10Cも前記実施形態1で図4、図5を参照して説明した場合と同様に、オーバーキャビティ40の側面40bが、所定の形状(直線状)で延在する辺部側面40bbと、辺部側面40bbよりも曲がった状態(R面取り状)で辺部側面40bbと接続される角部側面40baとを有する。すなわち、角部側面40baは、辺部42における隣接する2つの端部の間を曲がった状態で接続している。また、オーバーキャビティ40内における底面40aと側面40bとのなす角度も、前記実施形態1で図4、図5を参照して説明した場合と同様に、辺部側面40bb(角度θ2)より角部側面40ba(角度θ1)で大きい。
このような形状とすることで、図11の破線で示すように側面20bの幅が均一となるように構成する従来技術の底面の形状よりも、角部41で側面40b(角部側面40ba)が寝かされた状態となり、オーバーフローキャビティ40で成形された樹脂部の離型をより容易にすることができる。また、リリースフィルムFを用いて樹脂成形する場合は、リリースフィルムFの破れを防止することができる。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施形態では、金型面で開口して底面および側面を有する金型凹部としてキャビティやオーバーフローキャビティに適用した場合について説明した。これに限らず、カルやランナゲートなどの金型凹部にも適用することができる。また、金型凹部は、上型11及び下型12のいずれに設けてもよく、両方に設けてもよい。例えば、リードフレームをキャリアとする成形品においては、その両面に樹脂部を備える構成が多く、また、樹脂部を形成するための金型凹部は深く形成されることが多い。このような場合にも、離型性やフィルムの破れの防止などの観点において本発明は有効である。
また、前記実施形態において成形キャビティ20では、図4等に示すように、金型面11aと底面20aとの間に配置された側面20bが断面視で直線的にこれらを接続する構成例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、側面20bが、金型面11aと底面20aとの間において断面視で曲線状態や折れ曲がった線状に設けられて、これらを接続してもよい。この場合には、側面20bが底面20aに接続される部分と、側面20bが金型面11aに接続される部分とを繋いだ線で規定される側面20bに相当する面と、底面20aとのなす角度に基づいて上述したような辺部側面20bbと角部側面20baとの関係を規定することもできる。
また、成形キャビティ20内における底面20aと側面20bとのなす角度に対応する角度として、上型11の内部で金型面11aと側面20bとのなす角度(図4に示すθ3及び図5に示すθ4)に基づいて、上述したような辺部側面20bbと角部側面20baとの関係を規定することもできる。
これらの構成においても、前記実施形態と同様に角部26での樹脂部が離型され易くなり、リリースフィルムFの破れが防止される。
10 成形金型
11 上型
11a 金型面
20 成形キャビティ
20a 底面
20b 側面
20ba 角部側面
20bb 側部側面

Claims (6)

  1. 金型面で凹んで開口し、底面および側面で規定される金型凹部を備える成形金型であって、
    前記金型凹部の前記側面は、所定の形状で延在する辺部側面と、前記辺部側面よりも曲がった状態で前記辺部側面と接続される角部側面とを有し、
    前記金型凹部内における前記底面と前記側面とのなす角度が、前記辺部側面より前記角部側面で大きいことを特徴とする成形金型。
  2. 前記角部側面に接する前記底面が当該角部側面に接する前記金型面よりも大きく面取りされた形状であることを特徴とする請求項1記載の成形金型。
  3. 前記金型凹部が、成形キャビティまたはオーバーフローキャビティであることを特徴とする請求項1または2記載の成形金型。
  4. 前記底面および前記側面を含んで前記金型面に張り付けられるリリースフィルムを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の成形金型。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の成形金型を備えることを特徴とする樹脂成形装置。
  6. キャリア上に主面および側面で規定される樹脂部を備える成形品であって、
    前記樹脂部の前記側面は、所定の形状で延在する辺部側面と、前記辺部側面よりも曲がった状態で前記辺部側面と接続される角部側面とを有し、
    前記樹脂部内における前記主面と前記側面とのなす角度が、前記辺部側面より前記角部側面で大きいことを特徴とする成形品。
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