JP2012158078A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信装置の消費電力が低い状態である間にパケットが受信される場合を考慮しつつ、通信装置の消費電力を効果的に低減し得る技術を提供する。
【解決手段】 多機能機10は、FDスリープ移行条件が成立する場合、FDスリープ状態に移行する。多機能機10は、FDスリープ移行条件が成立する場合、かつ、SDスリープ移行フラグが「1」である場合、SDスリープ状態に移行する。多機能機10がFDスリープ状態である間に第1のパケットが受信されると、多機能機10は、第1のパケットに従った処理を実行する(S104)。多機能機10がSDスリープ状態である間に第1のパケットが受信されると、多機能機10は、第1のパケットに従った処理を実行しない(S100)。
【選択図】 図6

Description

本明細書では、ネットワークに接続される通信装置を開示する。
特許文献1に、通常稼動モードと、通常稼動モードよりも消費電力が低い3個のモード(即ち、待機モード、省エネモード、及び電源断モード)と、の間でモードが移行する多機能機が開示されている。この多機能機は、ユーザによって消費電力が低い3個のモードのうちの1個のモードが選択されると、選択されたモードに移行する。多機能機は、ユーザによって指定された復帰時間に到達すると、通常稼動モードに移行する。
特開2002−292973号公報
特許文献1では、多機能機の消費電力が低い状態である間に、多機能機でパケットが受信される状況について、何ら考慮されていない。本明細書では、通信装置の消費電力が低い状態である間にパケットが受信される状況を考慮しつつ、通信装置の消費電力をより低減し得る技術を提供する。
本明細書によって開示される技術は、ネットワークに接続される通信装置である。通信装置は、処理部とメモリ部とを備える。処理部は、ネットワークを介してパケットを受信する受信処理と、受信処理によって受信されるパケットに従ったパケット処理と、を実行する。メモリ部は、処理部が処理を実行する際に利用される。通信装置は、処理部及びメモリ部の少なくとも一方の消費電力が比較的に高い高消費状態と、処理部及びメモリ部の少なくとも一方の消費電力が比較的に低い低消費状態と、の間で移行可能である。低消費状態は、第1の低消費状態と、第2の低消費状態と、を含む。処理部は、さらに、通信装置が高消費状態である間に、第1の条件が成立する場合、通信装置を高消費状態から第1の低消費状態に移行させるための第1の移行処理を実行し、通信装置が高消費状態と第1の低消費状態とのうちの特定の状態である間に第1の条件とは異なる第2の条件が成立する場合、特定の状態から第2の低消費状態に移行させるための第2の移行処理を実行する。処理部は、さらに、第1の移行処理で通信装置が第1の低消費状態に移行した後、第1のパケットを受信する前記受信処理を実行する場合、第1のパケットに従ったパケット処理を実行する。処理部は、さらに、第2の移行処理で通信装置が第2の低消費状態に移行した後、第1のパケットを受信する受信処理を実行する場合、第1のパケットに従ったパケット処理を実行しない。
上記の通信装置では、第1のパケットに従ったパケット処理が実行される第1の低消費状態と、第1のパケットに従ったパケット処理が実行されない第2の低消費状態と、が存在する。第2の低消費状態では、第1のパケットに従ったパケット処理が実行されないために、第1の低消費状態よりも省電力を実現し得る。この技術によると、例えば、第1のパケットに従ったパケット処理を実行する必要がある状況では、通信装置を第1の低消費状態に移行させ、第1のパケットに従ったパケット処理を実行する必要がない状況では、通信装置を第2の低消費状態に移行させる構成を採用し得る。即ち、通信装置が低消費状態である間に第1のパケットが受信される状況(即ち可能性)を考慮して、通信装置を第1の低消費状態と第2の低消費状態とのうちの適切な状態に移行させ得る。このために、通信装置の消費電力をより低減し得る。
処理部は、通信装置が第2の低消費状態である間に第1のパケットと異なる第2のパケットを受信する受信処理を実行する場合、第2のパケットのプロトコル及び送信元識別情報の少なくとも一方を用いて、第2のパケットに従ったパケット処理を実行すべきであるのか否かを判断する判断処理をさらに実行してもよい。処理部は、判断処理において第2のパケットに従ったパケット処理を実行すべきであると判断される場合に、第2のパケットに従ったパケット処理を実行してもよい。この構成によれば、通信装置は、第2の低消費状態である間に、処理すべきと判断されるパケットの処理を適切に実行し得る。また、通信装置は、処理すべきでないと判断されるパケットの処理を実行せずに済むために、消費電力を低減し得る。
処理部は、第1のプロセッサと第2のプロセッサとを備えていてもよい。第1のプロセッサは、非スリープ状態とスリープ状態との間で状態が移行してもよい。第1のプロセッサは、通信装置が高消費状態である場合には、非スリープ状態であるとともにパケット処理を実行可能であり、通信装置が低消費状態である場合には、スリープ状態であるとともにパケット処理を実行不可能であってもよい。第2のプロセッサは、第1のプロセッサがスリープ状態である間に受信されるパケットに従ったパケット処理を、第1のプロセッサに代理して実行可能であってもよい。第2のプロセッサは、第1の移行処理及び前記第2の移行処理を実行してもよい。
処理部は、さらに、通信装置が第2の低消費状態である間に、第1のタイミングで、特定の期間だけ通信装置を第2の低消費状態から高消費状態及び第1の低消費状態のどちらか一方の状態に移行させるための第3の移行処理を実行し、第3の移行処理が実行される場合に、第1のタイミングを示す第1のタイミング情報を、ネットワークを介して外部に送信する送信処理を実行してもよい。この構成によれば、通信装置は、上記の特定の期間だけ、第1のパケットの処理を実行し得る。通信装置は、ネットワークに接続されている外部のデバイスに、第1のパケットに従ったパケット処理を実行することができるタイミングを知らせることができる。これにより、通信装置は、上記の特定の期間中に外部のデバイスから第1のパケットを受信すれば、第1のパケットの処理を実行することができる。
第2の条件は、特定のデバイスから、通信装置の状態を移行することを指示する第1のコマンドを含む第3のパケットを受信する受信処理を処理部が実行することを含んでいてもよい。この構成によれば、通信装置は、上記の特定のデバイスからの指示に従って、第2の低消費状態に移行することができる。
処理部は、さらに、通信装置が第2の低消費状態である間に、所定の条件が成立する際に、通信装置を第2の低消費状態から高消費状態及び第1の低消費状態のどちらか一方の状態に移行させるための第4の移行処理を実行してもよい。上記の所定の条件は、通信装置が第2の低消費状態である間に、上記の特定のデバイスから、第1のコマンドと異なる第2のコマンドであって、通信装置の状態を移行することを示す第2のコマンドを含む第4のパケットを受信する受信処理を処理部が実行することを含んでいてもよい。この構成によれば、通信装置は、上記の特定のデバイスからの指示に従って、第2の低消費状態から高消費状態及び第1の低消費状態のどちらか一方の状態に移行することができる。
処理部は、さらに、通信装置が第2の低消費状態である間に、所定の条件が成立する際に、通信装置を第2の低消費状態から高消費状態及び第1の低消費状態のどちらか一方の状態に移行させるための第4の移行処理を実行してもよい。上記の所定の条件は、第3のパケットに含まれている第2のタイミング情報によって示される第2のタイミングが到来することを含んでいてもよい。この構成によれば、通信装置は、上記の特定のデバイスから指示されるタイミングで、第2の低消費状態から高消費状態及び第1の低消費状態のどちらか一方の状態に移行することができる。
処理部は、通信装置が高消費状態である間に、第1の条件と第2の条件との両者が成立する場合に、第1の移行処理を実行せずに、第2の移行処理を実行してもよい。この構成によれば、通信装置は、第1の条件と第2の条件との両者が同時的に成立する場合に、より消費電力が低い第2の低消費状態に優先的に移行することができる。
なお、上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムが記憶された記憶媒体も、新規で有用である。また、上記の通信装置と上記の特定のデバイスとを含むシステムも新規で有用である。
ネットワークシステムの構成を示す。 多機能機の状態移行の一例を示す。 多機能機の状態に対応する各部の状態の一例を示す。 メインCPUが実行するパケット受信時処理のフローチャートを示す。 メインCPUが実行する状態移行処理のフローチャートを示す。 サブCPUが実行する割込要求時処理のフローチャートを示す。 サブCPUが実行する状態移行処理のフローチャートを示す。 PCが実行する処理のフローチャートを示す。
図1に示すように、ネットワークシステム2は、PC100と、多機能機(即ちPC100の周辺機器)10と、を備える。PC100と多機能機10とは、LAN4を介して、相互に通信可能である。
(多機能機の構成)
図1に示すように、多機能機10は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)12、フラッシュメモリ80、SDRAM90、各ネットワークインターフェイス92,94、プリンタエンジン96、及び、表示パネル98を備える。
(ASIC12の構成)
ASIC12は、メインCPU20、メイン用割込コントローラ26、メイン用クロック回路28、サブCPU30、サブ用割込コントローラ32、サブ用クロック回路40、タイマ50、タイマ用クロック回路52、SRAM60、SDRAM制御回路70、及び、MACコントローラ72を備える。
(メインCPU20の構成)
メインCPU20は、SDRAM90に格納されているプログラム91に従って様々な処理を実行する。これにより、送信部22とメイン処理実行部24との機能が実現される。メイン用クロック回路28からメインCPU20にクロック信号が供給されている間は、メインCPU20は非スリープ状態である。メインCPU20にクロック信号が供給されていない間は、メインCPU20はスリープ状態である。メインCPU20のスリープ状態は、メインCPU20の非スリープ状態と比較して、消費電力が低い状態である。メイン用クロック回路28は、サブCPU30によって制御される。
メイン用割込コントローラ26は、メインCPU20の外部(例えばサブCPU30、タイマ50、MACコントローラ72)から取得した割込要求信号を、メインCPU20に供給する。メインCPU20は、メイン用割込コントローラ26から割込要求信号を取得すると、割込要求信号に応じた処理を実行する。
(サブCPU30の構成)
サブCPU30は、SRAM60に格納されているプログラム62に従って様々な処理を実行する。これにより、移行制御部34と判断部36とサブ処理実行部38との機能が実現される。サブ用クロック回路40は、サブCPU30にクロック信号を供給する。サブ用クロック回路40のクロック信号の周波数は、メイン用クロック回路28のクロック信号の周波数よりも低い。従って、メインCPU20を駆動するための消費電力と比べて、サブCPU30を駆動するための消費電力は低い。さらに、メインCPU20の処理速度は、サブCPU30の処理速度よりも速い。サブ用クロック回路40は、多機能機10の電源がONにされるとサブCPU30にクロック信号を供給し、多機能機10の電源がOFFにされるとクロック信号を停止する。即ち、サブCPU30は、多機能機10の電源がONされている間、クロック信号が供給されている状態(非スリープ状態)で維持される。
サブ用割込コントローラ32は、サブCPU30の外部(例えばメインCPU20、MACコントローラ72)から取得した割込要求信号を、サブCPU30に供給する。サブCPU30は、サブ用割込コントローラ32から割込要求信号を取得すると、割込要求信号に応じた処理を実行する。
(他の要素の構成)
タイマ50は、タイマ用クロック回路52から供給されるクロック信号に同期して、予め設定された初期値からカウントダウンを実行する。
SRAM60は、各CPU20,30からアクセス可能である。サブCPU30は、メインCPU20がスリープ状態である間に、LAN4を介して受信されるパケットを、SRAM60に格納する。SRAM60は、さらに、サブCPU30が各部34,36,38の機能を実現するためのプログラム62を格納することができる。プログラム62は、圧縮された状態で、フラッシュメモリ80に格納されている。多機能機10の電源がONされると、メインCPU20は、フラッシュメモリ80内の圧縮されたプログラム84を展開して、展開済みのプログラム62をSRAM60に格納する。SRAM60は、後述の複数の状態(図2の5個の状態302〜308b参照)に対応する複数個の状態変数のいずれか1個の値を記憶する。CPU20,30のいずれかは、SRAM60に格納されている状態変数を変更する。
SDRAM制御回路70は、各CPU20,30からの指示に従って、SDRAM90にアクセスする。また、SDRAM制御回路70は、サブCPU30からの指示に従って、SDRAM90に対するクロック信号の供給を開始又は停止して、消費電力が比較的に高い通常動作モードと、消費電力が比較的に低いセルフリフレッシュモードと、の間でSDRAM90の状態を移行させる。
MACコントローラ72は、各ネットワークインターフェイス92,94に接続されている。MACコントローラ72は、LAN4等を介して、各ネットワークインターフェイス92,94でパケットが受信されると、2個の割込コントローラ26,32のどちらかに、パケット割込要求信号を供給する。詳細には、メインCPU20が非スリープ状態である間にパケットが受信されると、MACコントローラ72は、パケット割込要求信号を、メイン用割込コントローラ26に供給する。一方、メインCPU20がスリープ状態である間にパケットが受信されると、MACコントローラ72は、パケット割込要求信号を、サブ用割込コントローラ32に供給する。
フラッシュメモリ80は、ASIC12の外部に設けられている。フラッシュメモリ80は、各CPU20,30からアクセス可能である。フラッシュメモリ80は、各CPU20,30によって実行されるプログラム62,91が圧縮された状態のプログラム84を格納している。
SDRAM90は、メインCPU20からアクセス可能である。メインCPU20は、メインCPU20が非スリープ状態である間に受信されるパケットを、SDRAM90に格納する。SDRAM90は、SRAM60よりもメモリの総容量が大きく、各CPU20,30がアクセス(読み出し、書き込み)可能な速度が高速である。このため、SDRAM90の消費電力は、SRAM60の消費電力と比べて高い。SDRAM90は、SDRAM制御回路70によって制御され、通常動作モードとセルフリフレッシュモードとの間で状態が移行する。
多機能機10は、有線ネットワークインターフェイス94を介して、LAN4に接続されている。また、多機能機10は、無線ネットワークインターフェイス92を介して、無線ネットワーク(図示省略)に接続されることもできる。各ネットワークインターフェイス92,94は、ネットワークを介して受信したパケットをMACコントローラ72に供給する。
プリンタエンジン96は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構を備える。プリンタエンジン96は、メインCPU20からの指示に従って、印刷を実行する。表示パネル98は、LCDである。表示パネル98は、メインCPU20からの指示に従って、情報を表示する。なお、表示パネル98のバックライトは、メインCPU20からの指示に従って、ON状態とOFF状態との間で移行する。
(多機能機の状態移行)
図2に示すように、多機能機10は、処理状態302と待機状態304とL(Light)スリープ状態306とFD(First Deep)スリープ状態308aとSD(Second Deep)スリープ状態308bとの間で、状態が移行する。
(待機状態)
多機能機10の電源がONされると、多機能機10は、待機状態304となる。図3に示すように、待機状態304では、2個のCPU20,30にはクロックが供給されており、2個のCPU20,30は非スリープ状態である。また、待機状態304では、2個のRAM60,90は通常動作モードであり、表示パネル98はON状態である。
(処理状態)
多機能機10が待機状態304であり、かつ、通常の処理を実行すべき場合に、多機能機10は処理状態302に移行する。なお、上記の通常の処理は、印刷指示パケットに従った印刷処理、ユーザによって表示パネル98の操作が為された場合に実行される表示処理等を含む。図3に示すように、処理状態302の場合の各部20,30等の状態は、待機状態304の場合と同様である。処理状態302と待機状態304との相違点は、メインCPU20が上記の通常の処理を実行しているのか否かである。メインCPU20が上記の通常の処理を終了すると、多機能機10は、待機状態304に移行する。
(Lスリープ状態)
多機能機10が待機状態304に移行すると、タイマ用クロック回路52は、タイマ50へのクロック信号の供給を開始する。これにより、タイマ50は、初期値(例えば5分
)からカウントダウンを実行する。タイマ50のカウント値が「0」になると、タイマ50は、メイン用割込コントローラ26を介して、メインCPU20にタイマ割込要求信号を供給する。この結果、メインCPU20は、表示パネル98のバックライトをOFF状態にする。これにより、多機能機10は、Lスリープ状態306に移行する。
Lスリープ状態306では、2個のCPU20,30は非スリープ状態であり、2個のRAM60,100は通常動作モードであり、表示パネル98のバックライトはOFF状態である。これにより、表示パネル98で消費される電力を低減させることができる。Lスリープ状態306において、メインCPU20が上記の通常の処理(印刷処理、表示処理等)を実行すべき場合には、多機能機10は、処理状態302に移行する。この際に、メインCPU20は、タイマ50のカウント値を初期値に戻すための指示をタイマ50に供給する。これにより、処理状態302を終えて待機状態304に再び移行すると、タイマ50は初期値からカウントダウンを再び実行する。
(FDスリープ状態、SDスリープ状態)
多機能機10は、サブCPU30が後述する図6のS84,S86の移行処理を実行することによって、Lスリープ状態306からFDスリープ状態308a又はSDスリープ状態308bに移行する。FDスリープ状態308a及びSDスリープ状態308bでは、メインCPU20はスリープ状態であり、サブCPU30は非スリープ状態であり、SRAM60は通常動作モードであり、SDRAM90はセルフリフレッシュモードであり、表示パネル98のバックライトはOFF状態である。即ち、SDスリープ状態308bでは、消費電力の観点から見ると、各CPU20,30の状態がFDスリープ状態308aの場合と同じ状態(即ちメインCPU20がスリープ状態であり、サブCPU30が非スリープ状態)であり、各RAM60,90のモードがFDスリープ状態308aの場合と同じモードである。多機能機10が、FDスリープ状態308aと、SDスリープ状態308bと、のどちらの状態であるのかは、SRAM60に格納されている状態変数がFDスリープ状態308aを示す値であるのか、SDスリープ状態308bを示す値であるのか、によって決まる。
FDスリープ状態308a及びSDスリープ状態308bにおいて、メインCPU20が上記の通常の処理(印刷処理、表示処理等)を実行すべき場合には、多機能機10は、Lスリープ状態306を経て処理状態302に移行する。また、FDスリープ状態308a及びSDスリープ状態308bの間に受信されるパケットに対する応答処理をメインCPU20が実行すべき場合には、多機能機10は、Lスリープ状態306に移行する。
(PCの構成)
図1に示すように、PC100は、処理部104を備える。PC100は、処理許可テーブル102を格納することができる。処理許可テーブル102は、PC100のユーザによって作成される。処理許可テーブル102には、MACアドレスとプロトコルの種類との複数個の組合せ102a〜102eが記録されている。組合せ102cに記録されているプロトコルの種類「ALL」は、全ての種類のプロトコルを意味する。なお、処理許可テーブル102に、MACアドレスとプロトコルの種類との組合せが記憶されていなくてもよい。
(移行指示パケット)
PC100のユーザは、多機能機10をSDスリープ状態308bに移行させることを望む場合に、PC100の操作部(図示省略)に所定の第1の操作を加える。上記の第1の操作が実行される場合に、処理部104は、SDスリープ状態308bへの移行を示すSD移行コマンドと、自身に格納されている処理許可テーブル102と、を含む移行指示パケットを生成する。処理許可テーブル102内に組合せが記録されていない場合、処理部104は、処理許可テーブル102を含まない移行指示パケットを生成する。なお、変形例では、PC100は、処理許可テーブル102を移行指示パケットに含めるのか否かを、ユーザが選択することを許容してもよい。
PC100のユーザは、第1の操作を実行する際に、さらに、多機能機10をSDスリープ状態308bからFDスリープ状態308aに移行させるための移行時刻を入力することができる。変形例では、PC100のユーザは、多機能機10をSDスリープ状態308bからFDスリープ状態308aに移行させるための移行タイミング(例えばSDスリープ状態308bに移行してからの経過時間)を入力可能であってもよい。移行時刻が入力される場合に、処理部104は、移行時刻(変形例では移行タイミング)を示す移行時刻情報をさらに含む移行指示パケットを生成する。
なお、PC100のユーザは、第1の操作を実行する際に、さらに、多機能機10をSDスリープ状態308bからLスリープ状態306に一時的に移行させるための一時解除時刻を入力することができる。なお、変形例では、PC100のユーザは、SDスリープ状態308bを解除するための解除タイミング(例えばSDスリープ状態308bに移行してからの経過時間)を入力可能であってもよい。一時解除時刻が入力される場合に、処理部104は、一時解除時刻(解除タイミング)を示す一時解除時刻情報をさらに含む移行指示パケットを生成する。
なお、本実施例では、処理部104は、移行時刻情報及び一時解除時刻情報の少なくとも一方を含む移行指示パケットを生成し得るが、変形例では、処理部104は、移行時刻情報及び一時解除時刻情報の少なくとも一方を含む時刻情報パケットであって、移行指示パケットとは異なる時刻情報パケットを生成してもよい。この場合、処理部104は、移行指示パケットの送信タイミングと異なるタイミングで、時刻情報パケットを多機能機10に送信してもよい。
(解除指示パケット)
PC100のユーザは、多機能機10をSDスリープ状態308bからFDスリープ状態308aに移行させることを望む場合に、PC100の操作部(図示省略)に所定の第2の操作を加える。第2の操作が実行される場合に、処理部104は、SDスリープ状態308bを解除して、Dスリープ状態308aに移行することを示すSD解除コマンドを含む解除指示パケットを生成する。
処理部104は、移行指示パケット又は解除指示パケットを生成すると、生成されたパケットを、多機能機10に送信する。
(メインCPUが実行するパケット受信時処理)
次いで、非スリープ状態のメインCPU20が実行する処理の内容について説明する。なお、スリープ状態のメインCPU20は、処理を実行することができない。図4に示すように、メインCPU20は、多機能機10がパケットの受信処理を実行すると、パケット受信時処理を実行する。具体的には、どちらかのネットワークインターフェイス92,94でパケットが受信される場合、MACコントローラ72は、メイン用割込コントローラ28を介して、パケット割込要求信号を、メインCPU20に供給する。メインCPU20は、パケット割込要求信号を取得すると、受信されたパケットを、ネットワークインターフェイス92,94からSDRAM90に移動する。メインCPU20が受信されたパケットをSDRAM90に移動する処理が、受信処理に相当する。
S12において、メイン処理実行部24は、受信処理でSDRAM90に移動されたパケットを解析して、受信されたパケットが移行指示パケットであるのか否かを判断する。具体的には、メイン処理実行部24は、受信されたパケットに、SDスリープ状態308bへの移行を示す上記のSD移行コマンドが含まれている場合にS12でYESと判断し、上記のSD移行コマンドが含まれていない場合にS12でNOと判断する。
S12でNOの場合、メイン処理実行部24は、パケット受信時処理を終了する。なお、フローチャートに示されていないが、この場合、メイン処理実行部24は、受信されたパケットに従ったパケット処理を実行する。パケット処理は、例えば、受信されたパケットに対する応答処理、印刷処理、登録処理を含む。登録処理とは、外部デバイスが多機能機10に印刷処理を実行させるための前段階として、外部デバイスのMACアドレス、外部デバイスのユーザのユーザID等の識別情報を、予め多機能機10に格納しておく処理である。多機能機10は、登録処理によって格納された識別情報に対応する外部デバイスから、印刷処理を実行するためのパケットを受信する場合に、印刷処理を実行する。なお、受信されたパケットに従って登録処理が実行される場合、メインCPU20は、受信されたパケットに対する応答を実行しない。
S12でYESの場合、メイン処理実行部24は、移行指示パケットに含まれる送信元のデバイス(本実施例ではPC100)のMACアドレスを、SDRAM90に格納する。次いで、S14において、メイン処理実行部24は、SDRAM90内のSDスリープ移行フラグを「1」に変更する。この結果、後述する図5のS46でYESと判断され、多機能機10は、SDスリープ状態308bに移行される(図6のS84,S86)。
次いで、S16において、メイン処理実行部24は、受信された移行指示パケット内に、移行時刻情報が含まれているのか否かを判断する。S16でYESの場合、S18において、メイン処理実行部24は、移行時刻情報をSDRAM90内に格納して、S22に進む。一方、S16でNOの場合、S20において、メイン処理実行部24は、移行時刻情報が無いことを示す情報をSDRAM90内に格納して、S22に進む。
S22では、メイン処理実行部24は、受信された移行指示パケット内に、処理許可テーブル102が含まれているのか否かを判断する。S22でYESの場合、S24において、メイン処理実行部24は、処理許可テーブル102をSDRAM90内に格納して、S28に進む。一方、S22でNOの場合、S26において、メイン処理実行部24は、処理許可テーブル102が無いことを示す情報をSDRAM90内に格納して、S28に進む。
S28では、メイン処理実行部24は、受信された移行指示パケット内に、一時解除時刻情報が含まれているのか否かを判断する。S28でYESの場合、S30において、メイン処理実行部24は、一時解除時刻情報をSDRAM90内に格納して、移行指示パケット受信処理を終了する。一方、S28でNOの場合、S32において、メイン処理実行部24は、一時解除時刻情報が無いことを示す情報をSDRAM90内に格納して、移行指示パケット受信処理を終了する。
(メインCPUが実行する状態移行処理)
メインCPU20は、非スリープ状態である間(即ち処理状態302、待機状態304及びLスリープ状態306のいずれか)、定期的(例えば1秒間隔)に、図5の状態移行処理を実行する。図5に示すように、まず、S42において、メインCPU20は、SRAM60に格納されている状態変数がLスリープ状態306を示す値であるのか否かを判断する。状態変数がLスリープ状態306以外を示す場合(S42でNO)、メインCPU20は、状態移行処理を終了する。なお、メインCPU20が非スリープ状態である間では、多機能機10は、必ず、処理状態302、待機状態304及びLスリープ状態306のうちのいずれかの状態である。即ち、S42では、状態変数は、処理状態302、待機状態304及びLスリープ状態306のいずれかを示す値であり、FDスリープ状態308a及びSDスリープ状態308bのうちのどちらかを示す値にはならない。
(FDスリープ移行条件の判断;S44)
一方、状態変数がLスリープ状態306を示す場合(S42でYES)、S44において、メインCPU20は、FDスリープ移行条件が成立するのか否かを判断する。具体的には、メインCPU20は、例えば、(1)多機能機10がパケットを外部に送信中であるのか否か、(2)未処理パケットがSDRAM90に格納されているのか否か、(3)多機能機10にTCP接続しているデバイス(例えばPC100)があるのか否か、(4)多機能機10が起動又はシャットダウンのための処理を実行しているのか否か、(5)ネットワークの負荷が高いのか否か、を含む複数個の条件について判断する。
例えば、メインCPU20がPC100等からのパケットに対する応答を返信している途中の場合には、上記の(1)でYESと判断される。例えば、多機能機10がWebサーバ機能を有しており、PC100が多機能機10のWebサーバにTCP接続中である場合には、上記の(3)でYESと判断される。例えば、S44の処理を実行する直前の所定の期間に受信されたパケット数が所定の個数を超えている場合には、多機能機10が処理すべきパケットを受信する可能性が高いために、上記の(5)でYESと判断される。
複数個の条件(例えば上記の(1)から(5)の条件)のいずれもが否定的に判断される場合、FDスリープ移行条件が成立するために、メインCPU20は、S44でYESと判断する。
FDスリープ移行条件が成立しないと判断される場合(S44でNO)、メインCPU20は、状態移行処理を終了する。一方、FDスリープ移行条件が成立すると判断される場合(S44でYES)、S46において、メインCPU20は、SDRAM90内のSDスリープ移行フラグが「1」であるのか否かを判断する。なお、SDスリープ移行フラグは、多機能機10が移行指示パケットを受信すると(図4のS12でYES)、「1」にされ(図4のS14)、多機能機10がSDスリープ状態308bからFDスリープ状態308aに移行される場合(後述する図7のS112でYES又はS120でYES)、「0」にされる。
(SDスリープ移行フラグ=「0」の場合の処理;S48〜S50)
SDスリープ移行フラグが「0」の場合(S46でNO)、S48において、メインCPU20は、SRAM90内の状態変数を、FDスリープ状態308aを示す値に変更する。次いで、S50において、メインCPU20は、SDRAM90に格納されているFDスリープ状態情報をSRAM60に移動する。
FDスリープ状態情報は、多機能機10がFDスリープ状態308aである場合に、サブCPU30が処理を実行するために必要な情報である。FDスリープ状態情報は、例えば、MIB(Management Information Base)統計情報(例えば受信済みのパケットの総数)、パケットID(送信パケットに付与すべきID)、リンクステータス情報(多機能機10がネットワーク(例えばLAN4)に接続されているのか否かを示す情報)、FDスリープ解除時刻情報(後述する)、多機能機10自身の各種情報(IPアドレス、MACアドレス、NetBIOSのホスト名、SNMPコミュニティ名、ノード名、mDNSデバイス名)、代理応答用情報(後述する)、SDRAMディスクリプタ情報(SDRAM90にデータを格納する際に、格納可能なアドレスを示す情報)、マルチキャストアドレス情報(受信可能なマルチキャストアドレス)、及び、UDPポート情報(有効なUDPポートと無効なUDPポートとを示す情報)を含む。変形例では、FDスリープ状態情報は、IPアドレスフィルタ情報(フィルタリングするIPアドレスを示す情報)、無効プロトコル情報(多機能機10が処理しない種類のプロトコル)を含んでいてもよい。
なお、上記のFDスリープ解除時刻情報は、FDスリープ状態308aからLスリープ状態306に移行する時刻を示す。例えば、多機能機10のIPアドレスがDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバから割り当てられている場合には、多機能機10は、定期的にIPアドレスを更新する処理を実行する必要がある場合がある。このような状況では、FDスリープ状態情報は、IPアドレスを更新すべき時刻を示すFDスリープ解除時刻情報を含む。
上記の代理応答用情報は、メインCPU20がスリープ状態である間(多機能機10がFD又はSDスリープ状態308a,308bである間)に、サブCPU30が、メインCPU20に代理して、受信されたパケットに従ったパケット処理を実行するための情報であって、FDスリープ状態情報に含まれる情報(例えば多機能機10のIPアドレス)以外の情報(例えばプリンタエンジン96のインクカートリッジ又はトナーカートリッジの残量等の多機能機10のステータスを示す情報)を含む。
(SDスリープ移行フラグ=「1」の場合の処理;S52〜S56)
SDRAM90内のSDスリープ移行フラグが「1」であると判断される場合(S46でYES)、S52において、メインCPU20は、SRAM60内の状態変数を、SDスリープ状態308bを示す値に変更する。次いで、S54では、メインCPU20は、ユーザによって予め指定されている特定の外部デバイス(例えばPC100)のIPアドレスを送信先として、多機能機10がSDスリープ状態308bに移行することを示す情報を含むSDスリープ移行パケットを送信する。これにより、上記の特定の外部デバイスは、多機能機10がSDスリープ状態308bに移行することを知ることができる。なお、別の実施例では、メインCPU20は、SDスリープ移行パケットをブロードキャストしてもよい。
次いで、S56では、メインCPU20は、SDRAM90に格納されているSDスリープ状態情報を、SRAM60に移動する。SDスリープ状態情報は、上記のFDスリープ状態情報と、SDスリープ移行フラグと、移行指示パケットの送信元デバイス(即ちPC100)のMACアドレスと、を含む。SDスリープ状態情報は、さらに、移行時刻情報又は移行時刻情報なしを示す情報(図4のS18又はS20)、処理許可テーブル102又は処理許可テーブルなしを示す情報(図4のS24又はS26)、及び、一時解除時刻情報又は一時解除時刻情報なしを示す情報(図4のS30又はS32)を、含む。
(WAIT命令を実行するまでの処理;S60〜S66)
S60では、メインCPU20は、LAN4等を介して受信されるパケットを格納するためのRAMを、SDRAM90からSRAM60に切り替える。続いて、S62では、メインCPU20は、サブCPU30以外からの割込要求をマスク(禁止)する。次いで、S64では、メインCPU20は、サブCPU30に処理を開始させるための開始割込要求信号を、サブ用割込コントローラ32を介して、サブCPU30に供給する。次いで、S66において、メインCPU20は、WAIT命令を実行する。WAIT命令が実行されると、メインCPU20は、割込要求信号が供給されるまで待機する実行停止状態となる。
(WAIT命令の解除後の処理;S68〜S74)
メインCPU20は、S68において、サブCPU30から割込要求信号が供給される(後述の図7のS134参照)と、WAIT命令を解除して、S70に進む。S70では、メインCPU20は、SRAM60に格納されている未処理のパケットを、SDRAM90に移動させる。S72では、メインCPU20は、SRAM60に格納されているFDスリープ状態情報又はSDスリープ状態情報を、SDRAM90に移動させる。次いで、S74では、メインCPU20は、S62で実行したマスクを解除して、状態移行処理を終了する。
(サブCPUが実行する処理)
続いて、サブCPU30が実行する図6の割込要求時処理の内容を説明する。図6の割込要求時処理は、多機能機10の電源がONにされると開始される。サブCPU30は、プログラム62に従って、以下の処理を実行する。なお、変形例では、サブCPU30は、フラッシュメモリ80に格納されているプログラムに従って、以下の処理を実行してもよい。
多機能機10の電源がONされると、サブCPU30は、WAIT命令を実行して、割込要求信号が供給されるまで待機する(S82)。上述したように、メインCPU20は、図5のS64で、サブCPU30に開始割込要求信号を供給する。この場合、S82でYESと判断される。
(FDスリープ状態又はSDスリープ状態への移行処理;S84〜S86)
S82でYESの場合、移行制御部34は、メイン用クロック回路28にクロック供給の停止を指示する(S84)。この結果、メインCPU20は、非スリープ状態からスリープ状態に移行する。続いて、移行制御部34は、SDRAM90を通常動作モードからセルフリフレッシュモードに移行させる(S86)。これにより、多機能機10は、FDスリープ状態308a又はSDスリープ状態308bとなる。なお、SDRAM90がセルフリフレッシュモードである間は、多機能機10が受信したパケットをSDRAM90に格納することができない。
(パケットの受信に関する処理;S88)
S88では、サブCPU30は、パケットを受信することを監視する。具体的には、どちらかのネットワークインターフェイス92,94でパケットが受信される場合、MACコントローラ72は、サブ用割込コントローラ32を介して、パケット割込要求信号を、サブCPU30に供給する。サブCPU30は、MACコントローラ72からパケット割込要求信号が供給されると、受信されたパケットをネットワークインターフェイス92,94からSRAM60に移動するためのパケット受信処理を実行する。パケット受信処理が実行される(S88でYES)と、サブCPU30は、受信されたパケットをSRAM60に格納する。
次いで、S90では、サブCPU30は、SRAM60内の状態変数がSDスリープ状態308bを示す値であるのか否かを判断する。状態変数がFDスリープ状態308aを示す値である場合(S90でNO)、S92〜S100をスキップして、S102に進む。
(状態変数=SDスリープ状態の場合の処理;S92〜S100)
一方、状態変数がSDスリープ状態308bを示す値である場合(S90でYES)、S92では、サブCPU30は、S88で受信されたパケットが、PC100から送信された解除指示パケットであるのか否かを判断する。S92の判断は、S88で受信されたパケットに含まれる送信元デバイスのMACアドレスが、移行指示パケットの送信元デバイス(即ちPC100)のMACアドレスに一致するのか否かの判断と、S88で受信されたパケットに、SD解除コマンドが含まれているのか否かの判断を含む。
S92でYESの場合、S94において、サブCPU30は、SRAM60内のFDスリープ移行フラグを「1」にして、S88に戻る。この結果、後述する図7のS112の処理において、YESと判断され、多機能機10がFDスリープ状態308aに移行される(図7のS124)。また、図7のS126において、サブCPU30はFDスリープ移行フラグを「0」にする。一方、S92でNOの場合、判断部36は、判断処理を実行する(S96,S98)。S96では、判断部36は、S88で受信されたパケットに含まれる送信元デバイスのMACアドレスが、SRAM60に格納されている処理許可テーブル102に記録されているのか否かを判断する。S96でNOの場合、S100に進む。SRAM60に処理許可なしが格納されている場合、判断部36は、S96でNOと判断する。なお、処理許可テーブル102に、MACアドレスとプロトコルの種類との組合せが記録されていない場合、判断部36は、S88で受信されたパケットに含まれる送信元デバイスのMACアドレスがいずれのMACアドレスであっても、即ち、S88で受信されたパケットがどのようなパケットであっても、S96でNOと判断する。
一方、S96でYESの場合、S98において、判断部36は、S88で受信されたパケットの送信元デバイスのMACアドレスに組み合わされているプロトコル(以下では「特定のプロトコル」と呼ぶ)を、処理許可テーブル102から抽出する。S98では、さらに、判断部36は、S88で受信されたパケットのプロトコルが特定のプロトコルに一致するのか否かを判断する(S98)。S98でNOの場合にS100に進み、S98でYESの場合にS102に進む。
S100では、サブCPU30は、S88で受信されたパケットを破棄して、S88に戻る。この構成によれば、多機能機10がSDスリープ状態308bである場合に、パケットの送信先のデバイス及びプロトコルに応じて、サブCPU30が処理すべきパケットであるのか否かを適切に決定することができる。この結果、処理すべきパケットの個数を低減し得るため、多機能機10の消費電力を低減し得る。なお、この構成では、処理許可テーブル102にMACアドレスとプロトコルの種類との組合せが記録されていない場合、多機能機10がSDスリープ状態308bである間に受信されるパケット(S88でYES)のうち、PC100(即ち、移行指示パケットの送信元のデバイス)からの解除指示パケット(S92でYES)以外のパケットは、パケット処理が実行されずに破棄される(S100)。
S102では、サブCPU30は、S88で受信されたパケットが、サブCPU30が、メインCPU20に代理して、応答可能であるのか否かを判断する。具体的には、サブCPU30は、SRAM60に格納されているFDスリープ状態情報又はSDスリープ状態情報に含まれる情報を用いて、S88で受信されたパケットに従った応答処理を実行可能であるのか否かを判断する。サブCPU30が代理して実行可能な応答処理は、例えば、PINGに対する応答、ARP(Address Resolution Protocol)のパケットに対する応答等を含む。
サブCPU30が代理して応答可能である場合(S102でYES)、サブ処理実行部38は、S88で受信されたパケットに従った応答処理を実行して(S104)、S88に戻る。一方、サブCPU30が代理して応答不可能である場合(S102でNO)、サブ処理実行部38は、SRAM60内のLスリープ移行フラグを「1」に変更して(S106)、S88に戻る。この結果、後述する図7のS128の処理において、YESと判断され、多機能機10がLスリープ状態306に移行される(図7のS130からS134)。なお、Lスリープ移行フラグは、図7のS138において、サブCPU30によって「0」にされる。
(サブCPUが実行する状態移行処理)
サブCPU30は、メインCPU20がスリープ状態(即ち、FDスリープ状態308a又はSDスリープ状態308b)である間に、定期的(例えば50ミリ秒間隔)に図7の状態移行処理を実行する。サブCPU30が実行する状態移行処理は、メインCPU20が実行する状態移行処理(図5参照)よりも短い時間間隔で実行される。これは、メインCPU20が非スリープ状態である間では、メインCPU20が実行すべき処理が多く存在するが、メインCPU20がスリープ状態では、サブCPU30が実行すべき処理はそれほど多くないからである。
図7では、まず、S112において、サブCPU30は、SRAM60に格納されているFDスリープ移行フラグが「1」であるのか否かを判断する。FDスリープ移行フラグが「1」である場合(S112でYES)、S122に進む。一方、FDスリープ移行フラグが「1」でない場合(S112でNO)、S114に進む。
(FDスリープ移行フラグ=「0」である場合の処理;S114〜S120)
S114において、サブCPU30は、現在時刻がSRAM60内の一時解除時刻情報によって示される一時解除時刻に到達したのか否かを判断する。S114でYESの場合にS115に進み、S114でNOの場合にS116に進む。なお、SRAM60に一時解除時刻情報なしが格納されている場合、S114でNOと判断される。
S115では、サブCPU30は、上記の特定の外部デバイス(例えばPC100)のIPアドレスを送信先として、SDスリープ状態308bを解除することを示す情報を含むSDスリープ解除パケットを送信する。この構成では、上記の特定の外部デバイスは、SDスリープ解除パケットを受信することによって、多機能機10がパケット処理を実行することが可能となったことを知ることができる。なお、サブCPU30は、SDスリープ解除パケットを、ブロードキャストしてもよい。S115を終えると、S118に進む。
S116では、サブCPU30は、現在時刻がSRAM60内のFDスリープ解除時刻情報によって示されるFDスリープ解除時刻に到達したのか否かを判断する。S116でYESの場合にS118に進み、S116でNOの場合にS120に進む。S118では、サブCPU30は、SRAM60内のLスリープ移行フラグを「1」に変更して、S128に進む。この結果、後述するS128の処理において、YESと判断され、多機能機10がLスリープ状態306に移行される(図7のS130からS134)。なお、Lスリープ移行フラグは、図7のS138において、サブCPU30によって「0」にされる。
S120では、サブCPU30は、SRAM60内の移行時刻情報によって示される移行時刻が、現在時刻に到達したのか否かを判断する。S120でYESの場合にS122に進み、NOの場合にS128に進む。なお、SRAM60に移行時刻情報なしが格納されている場合、サブCPU30は、S120でNOと判断する。
(FDスリープ移行フラグ=「1」である場合又は移行時刻に到達した場合の処理;S122〜S127)
S122では、サブCPU30は、SRAM60内のSDスリープ移行フラグを「0」に変更する。次いで、S124において、サブCPU30は、SRAM60内の状態変数をFDスリープ状態308aに示す値に変更する。この結果、多機能機10は、FDスリープ状態38aに移行される。次いで、S126において、サブCPU30は、FDスリープ移行フラグが「1」である場合に、FDスリープ移行フラグを「0」に変更する。なお、サブCPU30は、FDスリープ移行フラグが「0」である場合(S120でYESの場合)、FDスリープ移行フラグを変更しない。続く、S127では、サブCPU30は、上記の特定の外部デバイスに、SDスリープ解除パケットを送信して、状態移行処理を終了する。
一方、S128では、サブCPU30は、SDRAM60内のLスリープ移行フラグが「1」であるのか否かを判断する。Lスリープ移行フラグが「0」である場合(S128でNO)、サブCPU30は、状態移行処理を終了する。一方、Lスリープ移行フラグが「1」である場合(S128でYES)、S130に進む。
(Lスリープ移行フラグ=「1」である場合の処理;S130〜S138)
S130では、移行制御部34は、SDRAM90をセルフリフレッシュモードから通常動作モードに移行させる。なお、移行制御部34は、さらに、外部デバイス(例えばPC100)から受信されるパケットを格納するRAMをSRAM60からSDRAM90に切り替える。次いで、S132において、移行制御部34は、メイン用クロック回路28(図1参照)に、メインCPU20にクロック供給を開始するよう指示する。この結果、メインCPU20にクロックが供給され、メインCPU20がスリープ状態から非スリープ状態に移行する。S134では、移行制御部34は、メイン用割込コントローラ26を介して、メインCPU20に開始割込要求信号を供給する。この結果、図5のS68のWAIT命令が解除され、メインCPU20は、図5のS70の処理を実行する。これにより、多機能機10は、Lスリープ状態306に移行される。サブCPU30は、SRAM60内の状態変数を、Lスリープ状態306を示す値に変更し(S136)、Lスリープ移行フラグを「0」に変更する(S138)。
上記の処理によって、多機能機10は、Lスリープ状態306に移行され、メインCPU20によって、状態移行処理(図5)が実行される。なお、現在時刻が一時解除時刻に到達しているため(S114でYES)に、SDスリープ状態308bからLスリープ状態306に移行される場合、SDスリープ移行フラグは「1」から「0」に変更されずに「1」の状態を維持する。この状況において、多機能機10がLスリープ状態306である間に、メインCPU20が実行すべき処理(例えば、DHCPサーバからのIPアドレスを更新するための処理)が実行されると、メインCPU20が処理を実行している間は、図5のS44でNOと判断され、Lスリープ状態306が維持される。メインCPU20が実行すべき処理が終了すると、図5のS44でYESと判断される。次に実行される図5のS46では、SDスリープ移行フラグが「1」であるために、多機能機10は、Lスリープ状態306からSDスリープ状態308bに移行される。これにより、多機能機10は、SDスリープ状態308bから、一時的にLスリープ状態306に移行され、SDスリープ状態308bに戻る。
(PCが実行する処理)
次いで、PC100が実行する処理について説明する。PC100の処理部104は、多機能機10から、SDスリープ移行パケット(図5のS54)を受信すると、SDスリープ移行パケットに含まれる多機能機10のMACアドレスと、SDスリープ状態308bであることを示す情報と、の特定の組合せをPC100に格納する。また、処理部104は、多機能機10から、SDスリープ解除パケット(図7のS115)を受信すると、上記の特定の組合せを、PC10から削除する。
処理部104は、PC100のユーザによって、多機能機10にパケットを送信するための操作が実行されたことをトリガとして、図8に示す処理を実行する。処理部104は、多機能機10がSDスリープ状態308bであるのか否かを判断する(S202)。具体的には、処理部104は、上記の特定の組合せが、PC10に格納されているのか否かを判断する。処理部104は、上記の特定の組合せがPC10に格納されている場合に、多機能機10がSDスリープ状態308bであると判断する(S202でYES)。この場合、処理部104は、送信すべきパケットを、PC10に格納する(S204)。
一方において、処理部104は、上記の特定の組合せがPC100に格納されていない場合に、多機能機10がSDスリープ状態308bでないと判断する(S202でNO)。この場合、処理部104は、送信すべきパケットを、多機能機10に送信する(S206)。なお、S206では、処理部104は、前回までのS204において、既にPC100に格納されているパケットも、多機能機10に送信する。この構成によれば、PC100は、多機能機10がSDスリープ状態308bである間に、パケットを送信しなくて済む。この結果、多機能機10がパケットに従った処理を実行せずにパケットが破棄されることを防止することができる。また、PC100は、多機能機10がSDスリープ状態308bである間に、パケットを送信すべき指示がユーザによってなされた場合、送信すべきパケットを格納しておく。PC100は、多機能機10がSDスリープ状態308bから他の状態に移行した後で、格納しておいたパケットを送信する。この構成によれば、PC100のユーザは、多機能機10にパケットを送信させるための指示を、多機能機10の状態をユーザ自らが判断して、PC100に実行しなくて済む。なお、処理部104は、多機能機10からSDスリープ解除パケットが受信される(図7のS115、S127参照)場合に、SDスリープ解除パケットに含まれる送信元デバイス(即ち多機能機10)のMACアドレスと一致するMACアドレスを送信先として指定しているパケットが、PC100に格納されているのか否かを判断してもよい。処理部104は、当該パケットがPC100に格納されている場合に、格納されているパケットを多機能機10に送信してもよい。
(本実施例の効果)
実施例の多機能機10について詳しく説明した。多機能機10は、FDスリープ移行条件が成立する(図5のS44でYES)が、SDスリープ移行フラグが「1」でない場合、(図5のS46でNO)(即ちPC100から移行指示パケットを受信していない場合)、FDスリープ状態308aに移行する。一方、FDスリープ移行条件が成立し(図5のS44でYES)、かつ、SDスリープ移行フラグが「1」である(図5のS46でYES)(即ちPC100から移行指示パケットを受信している場合)、SDスリープ状態308bに移行する。
多機能機10がSDスリープ状態308bである間に、多機能機10がパケットを受信する場合、サブ処理実行部38は、受信されたパケットの送信元のMACアドレスと、受信されたパケットのプロトコルとが、処理許可テーブル102の組合せ102a〜102eのいずれかの組合せに該当するのか否かを判断する(図6のS96及びS98)。組合せ102a〜102eのいずれかの組合せに該当しない場合(図6のS96及びS98のどちらかでNO)には、サブ処理実行部38は、受信されたパケットに従ったパケット処理を実行しない(図6のS100)。一方、多機能機10がFDスリープ状態308aである間に、多機能機10がパケットを受信する場合、多機能機10は、処理許可テーブル102に関係なく、受信されたパケットに従った処理を実行する。
即ち、多機能機10がSDスリープ状態308bである間では、多機能機10がFDスリープ状態308aである間と比較して、多機能機10がパケット処理を実行すべきパケットの種類は少ない。即ち、多機能機10がSDスリープ状態308bである間では、FDスリープ状態308aである間と比較して、パケット処理に費やされる電力を抑制することができる。このため、SDスリープ状態308bは、FDスリープ状態308aと比較して、省電力であるということができる。
上記の多機能機10は、以下のケースに有用である。例えば、多機能機10を有する会社が営業時間内である場合には、多機能機10は、受信した特定のパケットに従ったパケット処理を実行することが望まれる。この場合では、多機能機10の省電力を実現するために、多機能機10をFDスリープ状態308aに移行させる。これにより、多機能機10の消費電力を低減することができるとともに、多機能機10は、上記の特定のパケットが受信される場合に、受信された特定のパケットに従ったパケット処理を実行することができる。
一方、多機能機10を有する会社が営業時間外である場合には、多機能機10は、上記の特定のパケットに従ったパケット処理を実行する必要がない。この場合では、多機能機10の省電力を実現するために、多機能機10をSDスリープ状態308bに移行させる。これにより、多機能機10の消費電力を低減することができる。また、多機能機10は、上記の特定のパケットを受信しても、パケット処理を実行しないために、省電力状態を維持することができる。
多機能機10は、PC100から受信した移行指示パケットに一時解除時刻情報が含まれている場合(図4のS28でYES)、一時解除時刻情報で示される時刻で、SDスリープ状態308aからLスリープ状態306に移行する。多機能機10は、Lスリープ状態306に移行するタイミングで、SDスリープ解除パケットを、PC100に送信する(図7のS115)。この構成によれば、PC100は、多機能機10がSDスリープ状態308bから移行された後で、多機能機10にパケットを送信することができる。このため、PC100は、多機能機10に送信されたパケットが多機能機10によって破棄されること(図6のS100)を防止することができる。
多機能機10は、移行指示パケットを送信したPC100以外のデバイスから、解除指示パケットが受信されたとしても、FDスリープ移行フラグを「1」に変更しない。この構成によれば、移行指示パケットを送信するデバイスと解除指示パケットを送信するデバイスとを同一のデバイスに限定することができる。これにより、多機能機10の状態を、1個のデバイスのみで管理することができる。
(対応関係)
なお、上記の多機能機10が「通信装置」の一例である。また、上記のメインCPU20とサブCPU30とが「処理部」の一例であり、メインCPU20が「第1のプロセッサ」、サブCPU30が「第2のプロセッサ」の一例である。SRAM60とSDRAM90とが「メモリ部」の一例である。処理状態302、待機状態304及びLスリープ状態306が「高消費状態」、FDスリープ状態308aが「第1の低消費状態」、SDスリープ状態308bが「第2の低消費状態」の一例である。PC100が「特定のデバイス」の一例である。
FDスリープ移行条件が「第1の条件」の一例であり、FDスリープ移行条件と移行指示パケットの受信とが「第2の条件」の一例である。図6のS84及びS86が「第1の移行処理」及び「第2の移行処理」の一例である。図7のS130からS134の処理が「第3の移行処理」の一例である。図7のS124の処理が「第4の移行処理」の一例である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(変形例)
(1)上記の実施例では、多機能機10は、2個のCPU20,30を備えるが、これに代えて、多機能機10は、メインCPU20のみを備えていてもよい。この場合、メインCPU20に供給されるクロック信号の周波数が低い状態と高い状態とに移行してもよい。クロック信号の周波数が高い状態では、メインCPU20の消費電力が比較的に高く、クロック信号の周波数が低い状態では、メインCPU20の消費電力が比較的に低い。多機能機10が各状態302〜306である場合には、メインCPU20に供給されるクロック信号の周波数が高い状態であり、多機能機10がFDスリープ状態308a及びSDスリープ状態308bである場合には、メインCPU20に供給されるクロック信号の周波数が低い状態であってもよい。この場合、メインCPU20が、上記の実施例のサブCPU30に代わって、サブCPU30が実行する処理(図6,7の処理)を実行してもよい。この変形例では、メインCPU20が「処理部」の一例であり、メインCPU20に供給されるクロック信号の周波数が高い状態が「高消費状態」の一例であり、メインCPU20に供給されるクロック信号の周波数が低い状態が「低消費状態」の一例である。
(2)上記の実施例では、多機能機10は、2個のRAM60,90を備えるが、これに代えて、多機能機10は、1個のRAMのみを備えていてもよい。この場合、1個のRAMは、多機能機10が電源ONの間では、常に通常動作モードであってもよい。この変形例では、1個のRAMが「メモリ部」の一例である。
(3)上記の実施例では、FDスリープ状態308a及びSDスリープ状態308bでは、メインCPU20はスリープ状態であり、SDRAM90はセルフリフレッシュモードである。しかしながら、FDスリープ状態308a及びSDスリープ状態308bでは、メインCPU20は、非スリープ状態であってもよい。この場合、SDRAM90をセルフリフレッシュモードに移行させることによって、「低消費状態」が達成されていてもよい。同様に、FDスリープ状態308a及びSDスリープ状態308bでは、SDRAM90は、通常動作モードであってもよい。この場合、メインCPU20をスリープ状態に移行することによって、「低消費状態」が達成されていてもよい。なお、上記の実施例でも、本変形例でも、CPU20,30(即ち「処理部」)の状態(スリープ状態又は非スリープ状態)は、FDスリープ状態308aとSDスリープ状態308bとで同一の状態であってもよい。
(4)上記の実施例では、図2に示すように、多機能機10は、Lスリープ状態306及びFDスリープ状態308aどちらの状態でも、SDスリープ状態308bに移行することができる。これに代えて、多機能機10は、Lスリープ状態306からSDスリープ状態308bに移行することができなくてもよい。この場合、CPU20,30は、FDスリープ状態移行条件が成立すると(図5のS44でYES)、SDスリープ状態移行フラグが「1」であるのか否かに関わらず、FDスリープ状態308aに移行されてもよい。FDスリープ状態308aに移行された後、サブCPU30は、SDスリープ状態移行フラグが「1」である場合に、SDスリープ状態308bに移行してもよい。この変形例では、FDスリープ状態308aが「特定の状態」の一例である。
(5)上記の実施例では、サブCPU30は、一時解除時刻が到来すると(図7のS114でYES)、Lスリープ状態306に移行する際に、SDスリープ解除パケットを送信する(図7のS115)。これに代えて、メインCPU20は、SD移行パケットを送信する際に(図5のS54)、一時解除時刻情報を含むパケットを上記の特定の外部デバイスに送信してもよい。この変形例では、一時解除時刻情報を含むパケットを上記の特定の外部デバイスに送信する処理が、「送信処理」の一例である。
(6)処理許可テーブル102は、ユーザの操作によって、多機能機10のフラッシュメモリ80等に予め格納されていてもよい。あるいは、処理許可テーブル102は、多機能機10又はPC100が作成してもよい。例えば、メインCPU20が非スリープ状態である間に、メインCPU20は、多機能機10によって受信されるパケットの送信元デバイスのMACアドレスとパケットのプロトコルとの組合せをSDRAM90に記録しておいてもよい。メインCPU20は、SDスリープ状態308bに移行するタイミングで、SDRAM90に記録された組合せのうち、同一の組合せが所定の個数以上記録されている場合に、当該組合せを、処理許可テーブル102に記録してもよい。
(7)上記の実施例では、処理許可テーブル102は、MACアドレスとパケットのプロトコルとの組合せ102a〜102fが記録されている。しかしながら、組合せ102a〜102fは、ユーザID、IPアドレス等を含んでいてもよい。この場合、判断部36は、判断処理(図6のS96,S98)において、図6のS88で受信されたパケットに含まれる送信元デバイスのユーザのユーザID、送信元デバイスのIPアドレスが、処理許可テーブル102に記録されているのか否かを判断することによって、パケット処理を実行するのか否かを判断してもよい。本変形例では、ユーザID、IPアドレスのそれぞれが「送信元識別情報」の一例である。
(8)上記の実施例では、メインCPU20がプログラムに従って処理を実行することによって、各部22,24が実現されるが、各部22,24の少なくとも1個は、論理回路等のハードウェアで実現されてもよい。また、サブCPU30がプログラムに従って処理を実行することによって、各部34,36,38が実現されるが、各部22,24の少なくとも1個は、論理回路等のハードウェアで実現されてもよい。
(9)「通信装置」は、多機能機でなくてもよく、PC、プリンタ、サーバ、PDA等の通信装置であってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:ネットワークシステム、10:多機能機、20:メインCPU、30:サブCPU、60:SRAM、90:SDRAM、100:PC、302:処理状態、304:待機状態、306:Lスリープ状態、308a:FDスリープ状態、308b:SDスリープ状態

Claims (8)

  1. ネットワークに接続される通信装置であって、
    前記ネットワークを介してパケットを受信する受信処理と、前記受信処理によって受信される前記パケットに従ったパケット処理と、を実行する処理部と、
    前記処理部が処理を実行する際に利用されるメモリ部と、
    を備え、
    前記通信装置は、前記処理部及び前記メモリ部の少なくとも一方の消費電力が比較的に高い高消費状態と、前記処理部及び前記メモリ部の前記少なくとも一方の消費電力が比較的に低い低消費状態と、の間で移行可能であり、
    前記低消費状態は、第1の低消費状態と、第2の低消費状態と、を含み、
    前記処理部は、さらに、
    前記通信装置が前記高消費状態である間に第1の条件が成立する場合、前記通信装置を前記高消費状態から前記第1の低消費状態に移行させるための第1の移行処理を実行し、
    前記通信装置が前記高消費状態と前記第1の低消費状態とのうちの特定の状態である間に前記第1の条件とは異なる第2の条件が成立する場合、前記特定の状態から前記第2の低消費状態に移行させるための第2の移行処理を実行し、
    前記処理部は、さらに、
    前記第1の移行処理で前記通信装置が前記第1の低消費状態に移行した後、第1のパケットを受信する前記受信処理を実行する場合、前記第1のパケットに従った前記パケット処理を実行し、
    前記第2の移行処理で前記通信装置が前記第2の低消費状態に移行した後、前記第1のパケットを受信する前記受信処理を実行する場合、前記第1のパケットに従った前記パケット処理を実行しない、
    通信装置。
  2. 前記処理部は、前記通信装置が前記第2の低消費状態である間に前記第1のパケットと異なる第2のパケットを受信する前記受信処理を実行する場合、前記第2のパケットのプロトコル及び送信元識別情報の少なくとも一方を用いて、前記第2のパケットに従った前記パケット処理を実行すべきであるのか否かを判断する判断処理をさらに実行し、
    前記処理部は、前記判断処理において前記第2のパケットに従った前記パケット処理を実行すべきであると判断される場合に、前記第2のパケットに従った前記パケット処理を実行する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記処理部は、
    非スリープ状態とスリープ状態との間で状態が移行する第1のプロセッサであって、
    前記通信装置が前記高消費状態である場合には、前記非スリープ状態であるとともに前記パケット処理を実行可能であり、
    前記通信装置が前記低消費状態である場合には、前記スリープ状態であるとともに前記パケット処理を実行不可能である、
    前記第1のプロセッサと、
    前記第1のプロセッサが前記スリープ状態である間に受信されるパケットに従った前記パケット処理を、前記第1のプロセッサに代理して実行可能な第2のプロセッサと、を備え、
    前記第2のプロセッサは、前記第1の移行処理及び前記第2の移行処理を実行する、請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記処理部は、さらに、
    前記通信装置が前記第2の低消費状態である間に、第1のタイミングで、特定の期間だけ前記通信装置を前記第2の低消費状態から前記高消費状態及び前記第1の低消費状態のどちらか一方の状態に移行させるための第3の移行処理を実行し、
    前記第3の移行処理が実行される場合に、前記第1のタイミングを示す第1のタイミング情報を、前記ネットワークを介して外部に送信する送信処理を実行する、請求項1から3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記第2の条件は、特定のデバイスから、前記通信装置の状態を移行することを指示する第1のコマンドを含む第3のパケットを受信する前記受信処理を、前記処理部が実行することを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記処理部は、さらに、
    前記通信装置が前記第2の低消費状態である間に、所定の条件が成立する際に、前記通信装置を前記第2の低消費状態から前記高消費状態及び前記第1の低消費状態のどちらか一方の状態に移行させるための第4の移行処理を実行し、
    前記所定の条件は、前記通信装置が前記第2の低消費状態である間に、前記特定のデバイスから、前記第1のコマンドと異なる第2のコマンドであって、前記通信装置の状態を移行することを示す前記第2のコマンドを含む第4のパケットを受信する前記受信処理を、前記処理部が実行することを含む、請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記処理部は、さらに、
    前記通信装置が前記第2の低消費状態である間に、所定の条件が成立する際に、前記通信装置を前記第2の低消費状態から前記高消費状態及び前記第1の低消費状態のどちらか一方の状態に移行させるための第4の移行処理を実行し、
    前記所定の条件は、前記第3のパケットに含まれる第2のタイミング情報によって示される第2のタイミングが到来することを含む、請求項5又は6に記載の通信装置。
  8. 前記処理部は、前記通信装置が前記高消費状態である間に、前記第1の条件と前記第2の条件との両者が成立する場合に、前記第1の移行処理を実行せずに、前記第2の移行処理を実行する、請求項1から7のいずれか一項に記載の通信装置。
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