JP5343724B2 - 画像形成システム、画像形成システムの省電力制御方法、及び省電力制御プログラム - Google Patents

画像形成システム、画像形成システムの省電力制御方法、及び省電力制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の画像形成装置とクライアント装置がネットワーク上に接続された画像形成システム、この画像形成システムの省電力制御方法、及びこの省電力制御方法をコンピュータで実行するための省電力制御プログラムに関する。
従来、複写機、プリンタ、デジタル複合機などの画像形成装置とコンピュータとをネットワーク接続したサービス提供装置、及びサービス提供システムが知られている。このような装置やシステムは、例えば、インターネットによる通信の飛躍的な普及に伴い、ネットワーク対応型機器も、従来のパーソナルコンピュータから、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話等のユーザインタラクティブなデバイスや、スキャナ、プリンタ、複写機、デジタルカメラ等の画像処理装置、テレビ、エアコン、冷蔵庫等の家電製品に至るまでネットワーク対応が急速に進められつつある。
それに伴い、これらネットワーク対応型デバイスを利用する上での利便性、簡易性を高めるために、ネットワークアドレスの自動設定手段、ネットワークデバイスの探索、検索手段、ネットワーク対応型デバイスを制御するためのアプリケーションソフトウエア、ユーティリティソフトウエア、オペレーティングシステム等の自動セットアップ手段を提供する様々なプロトコルが提案されている。この例としては、例えば、Microsoftが主体となって策定を進めるUPnP(登録商標)、日本事務機工業会(JBMIA)が推進するBMLinkS(登録商標)、Apple OS XでサポートされるRenedzvous(登録商標)などが知られている。
一方で、省エネルギ(以下、省エネと称す)の観点からこれらネットワーク対応型デバイスに対し、消費電力を抑えるべく改善が進められている。PDA、携帯電話のように小型バッテリで駆動するデバイスの場合、長時間利用可能なように消費電力を抑える必要がある。これに対し、プリンタ、複写機等、熱定着機のように消費電力の大きな装置を持つデバイスの場合、消費電力がいかに低いかが製品普及のための一因ともなっている。通常、これらデバイスは一定時間、ユーザからの操作が実行されなかった場合、あるいは一定時間、他のデバイスとの通信が実行されずアイドル状態が継続するとスリープモードに移行し、スリープモードに移行すると、ワンチップマイコン、LANコントローラなど低消費電圧のデバイスに対してのみ電力供給を継続することにより、必要最低限の通信機能を維持し、不要な電力供給を停止することによって消費電力を抑える処理を実施している。
スリープモードの解除には、これらデバイスが、特定データ形式を持つパケットを監視し、特定のデータ形式を持つパケットを受信した場合に、スリープモードが解除され、通常の通信処理を再開するという処理を実施している。また、LANの仮想回線を切断することなく、パソコン等の機器のレジューム機能を自動的に活用できるようにするものも提案されている。
また、特許文献1に記載された発明も公知である。この発明は、比較的小規模なネットワークシステムでも、省エネモードから通常モードに復帰することなくステータス要求に対して応答できるようにすることを目的とし、省エネモード時にASICを作動させ、ネットワークコントローラを介して受信する受信フレームの内容を判定し、受信フレームの内容がステータス要求であると判定した場合には送信要求ビットをセットし、送信要求ビットがセットされた場合にシステム中に設けられたCPUと独立して設けられたステータスレジスタが記憶するステータス情報等を参照してステータスフレームを作成し、作成したステータスフレームをDMAコントローラによってネットワークコントローラに転送することで、省エネモード時に外部機器からステータス要求を受信した場合、省エネモードを維持したままステータス要求に応じることを可能としたものである。
さらに、特許文献2に記載された発明も知られている。この発明は、ネットワーク上の様々なパケットトラフィックに左右されることなく、ネットワーク上の特定のサービス提供デバイスを速やかに節電モードへ移行させ、かつ、節電モードに移行した特定のサービス提供デバイスのみを速やかに通常の機能処理実行可能なアライブ状態に遷移させることを目的とし、UPnP(登録商標)規格に準拠するサービス提供デバイスでシステムが構築される場合に、プリンタの通信処理部が所定時間、サービス提供が実行されていない状態を検出した場合に、プリンタが提供する通信機能を制限し、該制限された通信機能をプロキシにて代行させて、プリンタコントローラ等を含むエンジン部等の電力供給を制限する節電モードへ移行させ、以後、プロキシがプリンタに代わり、プリンタに対する通信機能を代行する構成としたものである。この特許文献2には、プロキシに代理応答を担当させることによってネットワーク上に繋がるその他の機器をさらに深い省エネ状態に移行させることについても開示されている。
特許文献1記載の発明では、省エネモード時に外部機器からステータス要求を受信した場合、省エネモードを維持したままステータス要求に応じることを可能としてはいるが、対応できるのはステータス要求のみである。また、特許文献2に記載されたようなプロキシサーバを使用したシステムでは、図7に示すように、インターネットに接続されたLAN1に対してプロキシサーバ10、プリンタ11,14、クライアントPC12,13,14、図示しないMFP、スキャナなどが接続され、LAN1に接続された各装置が省エネ状態になっているとき、外部からアクセスがあった場合、あるいは、LAN1接続の動作中の装置から省エネ状態の装置にアクセスがあった場合、プロキシサーバが代理応答を行うことができるようになっている。すなわち、このようなシステムでは、プロキシサーバに代理応答をさせることができるが、プロキシサーバより消費電力が少ない同機能を実現できる画像形成装置がネットワーク内に存在した場合、この画像形成装置に代理応答を担当させることはできない。また、これが実現できれば、プロキシサーバ自体も不要となる場合もある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、プロキシサーバより消費電力が少ない同機能を実現できる画像形成装置がネットワーク内に存在した場合に、プロキシサーバを不要とし、さらに、省電力を促進することにある。
記課題を解決するため、第1の手段は、複数の画像形成装置とクライアント装置がネットワークを介して接続され、当該クライアント装置からの要求に応じて当該複数の画像形成装置のれかが応答及び処理を行う画像形成システムであって、前記複数の画像形成装置は、所定の起動要求のみで復帰可能な省電力モードを含む複数段階の省電力モードと、前記クライアント装置からの要求に対して代理応答及び代理応答要求を行う代理応答手段と、をそれぞれすると共に、前記ネットワーク上に複数存在する自装置群から1台以上のホスト機とそれ以外のサブ機を決定し、当該代理応答手段により当該ホスト機が対応した当該サブ機からの代理応答要求を検知すると、当該サブ機に代わり代理応答可能かを確認した結果、当該代理応答が可能な場合には当該サブ機に対してその旨を通知した後、当該サブ機の代理応答を行い、当該複数段階の省電力モードとして当該サブ機が応答可能な省電力モードの中で最も省電力効果の高い省電力モードへ移行するものであり、更に、当該ホスト機が1台、当該サブ機が複数台存在する場合、サブ機群の中から特定のサブ機をホスト予備機に設定し、当該ホスト機が取得していた当該サブ機群の代理応答情報を当該ホスト予備機と共有することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記ホスト機から前記サブ機へ所定の時間に復帰要求を出した後、当該サブ機が復帰して当該ホスト機と通信し、当該ホスト機が所有する前記サブ機群についての前記代理応答情報を更新することを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記サブ機が自ら所定の時間に復帰し、前記ホスト機と通信を行い、当該ホスト機が所有する前記サブ機群についての前記代理応答情報を更新することを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段〜第3の手段の何れか1つの手段において、前記ホスト機が代理応答不能となったとき、前記サブ機群についての前記代理応答情報を共有している他の機器が新たなホスト機として代理応答を継続することを特徴とする。
第5の手段は、複数の画像形成装置とクライアント装置とがネットワークを介して接続され、当該クライアント装置からの要求に応じて当該複数の画像形成装置の何れかが応答及び処理を行う画像形成システムの省電力制御方法であって、前記複数の画像形成装置について、所定の起動要求のみで復帰可能な省電力モードを含む複数段階の省電力モードと、前記クライアント装置からの要求に対して代理応答及び代理応答要求を行う代理応答手段と、をそれぞれ持たせた上、前記ネットワーク上に複数存在する自装置群から1台以上のホスト機とそれ以外のサブ機とを決定し、当該代理応答手段により当該ホスト機が対応した当該サブ機からの代理応答要求を検知すると、当該サブ機に代わり代理応答可能かを確認した結果、当該代理応答が可能な場合には当該サブ機に対してその旨を通知した後、当該サブ機の代理応答を行い、当該複数段階の省電力モードとして当該サブ機が応答可能な省電力モードの中で最も省電力効果の高い省電力モードへ移行する第1のステップと、前期ホスト機が1台、前記サブ機が複数台存在する場合、サブ機群の中から特定のサブ機をホスト予備機に設定し、当該ホスト機が取得していた当該サブ機群の代理応答情報を当該ホスト予備機と共有する第2のステップと、を有することを特徴とする。
第6の手段は、第5の手段において、前記複数の画像形成装置について、前記ネットワーク上に自機より省電力に優れ、前記ホスト機として優先度が高いホスト候補機が現れた場合、当該自機はそれまで取得していた前記サブ機群についての前記代理応答情報を新たなホスト機に引渡し、前記サブ機としてのモードへ移行する第3のステップを有することを特徴とする。
第7の手段は、複数の画像形成装置とクライアント装置とがネットワークを介して接続され、当該クライアント装置からの要求に応じて当該複数の画像形成装置の何れかが応答及び処理を行う画像形成システムの省電力制御をコンピュータによって実行するための省電力制御プログラムであって所定の起動要求のみで復帰可能な省電力モードを含む複数段階の省電力モード、並びに前記クライアント装置からの要求に対して代理応答及び代理応答要求を行う代理応答手段をそれぞれ持たせた前記複数の画像形成装置について、前記ネットワーク上に複数存在する自装置群から1台以上のホスト機とそれ以外のサブ機とを決定し、当該代理応答手段により当該ホスト機が対応した当該サブ機からの代理応答要求を検知すると、当該サブ機に代わり代理応答可能かを確認した結果、当該代理応答が可能な場合には当該サブ機に対してその旨を通知した後、当該サブ機の代理応答を行い、当該複数段階の省電力モードとして当該サブ機が応答可能な省電力モードの中で最も省電力効果の高い省電力モードへ移行する第1のステップの手順と、前記ホスト機が1台、前記サブ機が複数台存在する場合、サブ機群の中から特定のサブ機をホスト予備機に設定し、当該ホスト機が取得していた当該サブ機群の代理応答情報を当該ホスト予備機と共有する第2のステップの手順と、を有することを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、画像形成装置はプリンタ11、MFP14に、クライアント装置はPC12,13,15に、ネットワークはLAN1に、ホスト機は符号HSTに、サブ機は符号SBに、複数段階の省電力モードは省エネモード1及び2にそれぞれ対応し、代理応答に関する機能、及び省電力モードへ移行し、また、復帰させる機能は画像形成装置の図示しない制御回路(CPU)の機能として設定されている。
本発明によれば、クライアント装置からの要求に応じてネットワーク経由で各画像形成装置の何れかが応答及び処理を行う画像形成システムにおける省電力制御を、各画像形成装置について、自装置群から1台以上のホスト機とそれ以外のサブ機とを決定する場合にホスト機が1台、サブ機が複数台存在すれば、サブ機群の中から特定のサブ機をホスト予備機に設定し、ホスト機が取得していたサブ機群の代理応答情報をホスト予備機と共有する機能で実施するため、プロキシサーバより消費電力が少ない同機能を実現できる画像形成装置がネットワーク内に存在した場合に、プロキシサーバを不要として一層省電力を促進することができる。
本発明の実施例1における画像形成システムのシステム構成を示すブロック図である。 最終的に最も省エネモード1における消費電力が少ない画像形成装置をホスト機として選定するときの処理手順を示すフローチャートである。 省エネ状態でホスト機とサブ機の機能が入れ代わる際の遷移状態を示す図である。 本発明の実施例2におけるネットワーク上の他のホスト機とサブ機の代理応答情報を共有し、ホスト機が突然の電源OFFされた場合も代理応答の継続を可能にする処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2におけるホスト機が取得していたサブ機群の代理応答情報を、特定のサブ機(ホスト予備機)と共有するときの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2におけるサブ機側から復帰要求を出力して代理応答情報を更新する場合の処理手順を示すフローチャートである。 従来例に係る画像形成システムのシステム構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について、実施例を挙げて説明する。なお、後述の実施例では、同等の各部は同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図1は、本実施形態に係る実施例1における画像形成システムのシステム構成を示すブロック図である。同図において、本実施形態に係る画像形成システムは、インターネットに接続されたLAN(Local Area Network)1に対してプリンタ11、クライアントPC12,13,15、MFP(プリンタ機能を含む)14、図示しないスキャナなどが接続されている。このシステムでは、プリンタ11及びMFP14が図7に示した従来例におけるプロキシサーバ10の代理応答機能を備えている。そのため、図1の例では、図7におけるプロキシサーバ10は削除されている(不要となっている)。なお、以下に説明するネットワークは、この実施例ではLAN1に対応する。
すなわち、本実施例では、プロキシサーバ10に代えて画像形成装置(プリンタ11、MFP14等)に代理応答機能を担わせることにより、ネットワークシステム全体で最も省エネ効果を高めることができる。各画像形成装置はそれぞれホスト機HST、サブ機SBとして図3に図示したように省エネ状態を遷移することなる。最終的に最も省エネモード1における消費電力が少ない画像形成装置がホスト機HSTとしての機能を果たしてS203の状態に移行し、その他の機器は全てホスト機HSTからの復帰パケット(例えばマジックパケット等)に応答するだけのネットワーク部のみを生かして、さらに深い省エネ状態(省エネモード2)へ移行することになる。詳細は後述する。
なお、マジックパケットは、宛先アドレスがFF:FF:FF:FF:FF:FFすなわちブロードキャストアドレスに続けて起動したい装置のMACアドレスを6回繰り返したもの(AMD Magic Packet Format)が主に使われている。L2(レイヤー2)スイッチは先頭のブロードキャストアドレスを見てブロードキャストドメイン全体にパケットを伝達し、最終的に起動したい装置の電源ステート(例えばACPI(Advanced Configuration and Power Interface) スリープ・ステート)が切り替えられ、装置の電源が入る。なお、このパケットはイーサーネット(登録商標)のブロードキャストドメインに依存し、その上のレイヤーとは全く関係を持っていない。
また、ここでいうブロードキャストは、同時通報と言う意味で、不特定多数に同じ情報を同時に送ることを意味する。すなわち、ネットワーク上にある全てのネットワーク端末(ノード)に対して同時に同じデータを送信する。IPネットワークにおいては、新しい相手と通信を開始するにあたりIPアドレスからMACアドレスを取得するときに必ず使用される。通常のネットワークでは一定期間毎にIPアドレスとMACアドレスの対応表を更新するため、そのたびブロードキャストがネットワークに流れる。
図2は、最終的に最も省エネモード1における消費電力が少ない画像形成装置をホスト機HSTとして選定するときの処理手順を示すフローチャートである。
同図において、まず、ネットワーク上に存在する画像形成装置(図1の例では、プリンタ11及びMFP14)のいずれか1台を仮のホスト機HSTとする(ステップS101)。次いで、他に動作中の機器があるかどうかをチェックし(ステップS102)、動作中の機器があれば(ステップS102−YES)、さらに、その中に代理応答可能な機器があるかどうかをチェックする(ステップS103)。代理応答可能な機器があれば(ステップS103−YES)、その中に、自機(仮のホスト機)より動作時の消費電力が少ない機器があるかどうかをチェックする(ステップS104)。自機より動作時の消費電力が少ない機器がなければ(ステップS104−NO)、そのまま自機を一定時間ホスト機HSTとして機能させた後(ステップS106)、ステップS102に戻って以降の処理を繰り返す。
自機より動作時の消費電力が少ない機器があれば(ステップS104−YES)、動作時の消費電力が最も低い機器にホスト機HSTの機能を移し(ステップS105)、一定時間、当該機器にホスト機HSTとして機能させた後(ステップS106)、ステップS102に戻って以降の処理を繰り返す。
ステップS102で他に動作中の機器がない場合(ステップS102−NO)、及びステップS103で代理応答できる機器がない場合(ステップS103−NO)、他に待機中の機器があるかどうかをチェックし(ステップS107)、待機中の機器があれば(ステップS107−YES)、さらに、その中に代理応答可能な機器があるかどうかをチェックする(ステップS108)。代理応答可能な機器があれば(ステップS108−YES)、さらに、その中に自機より待機時の消費電力が少ない機器があるかどうかをチェックする(ステップS109)。そして、自機より待機時の消費電力が少ない機器がなければ(ステップS109−NO)、そのまま自機を一定時間ホスト機HSTとして機能させた後(ステップS106)、ステップS102に戻って以降の処理を繰り返す。
自機より待機時の消費電力が少ない機器があれば(ステップS109−YES)、待機時の消費電力が最も低い機器にホスト機HSTの機能を移し(ステップS110)、一定時間、当該機器にホスト機HSTとして機能させた後(ステップS106)、ステップS102に戻って以降の処理を繰り返す。
ステップS107で他に待機中の機器がない場合(ステップS107−NO)及びステップS108で代理応答できる機器がない場合(ステップS108−NO)、他に省エネ中の機器があるかどうかをチェックし(ステップS111)、省エネ中の機器があれば(ステップS111−YES)、その中に代理応答できる機器があるかどうかをチェックし(ステップS112)、代理応答できる機器があれば(ステップS112−YES)、その中に自機より省エネの消費電力が少ない機器があるかどうかをチェックする(ステップS113)。そして、自機より省エネの消費電力が少ない機器がなければ(ステップS113−NO)、そのまま自機を一定時間ホスト機HSTとして機能させた後(ステップS106)、ステップS102に戻って以降の処理を繰り返す。
自機より省エネの消費電力が少ない機器があれば(ステップS113−YES)、省エネの消費電力が最も低い機器にホスト機HSTの機能を移し(ステップS114)、一定時間、当該機器にホスト機HSTとして機能させた後(ステップS106)、ステップS102に戻って以降の処理を繰り返す。ステップS111で他に省エネ中の機器がない場合(ステップS111−NO)及びステップS112で他に代理応答できる機器がない場合(ステップS112−NO)、一定時間、当該機器にホスト機HSTとして機能させた後(ステップS106)、ステップS102に戻って以降の処理を繰り返す。
このようにしてネットワーク上に存在する動作中の機器からホスト機を選定する。すなわち、ステップS101でまずはネットワーク上の1台が代理応答の機能を果たす仮のホスト機HSTとして設定される。その後、ステップS102でネットワーク上に他の動作状態にある画像形成装置を検索し、存在すればステップS103でその機器が代理応答可能であるかを判断する。その機器が代理応答可能な場合はさらに自身の省エネモード1での消費電力情報(このデータは予め判断材料として各画像形成装置が保持しておく)と新たに見つけた動作状態にある画像形成装置の省エネモード1での消費電力情報を比較し、より消費電力が少ないと判断された機器が次のホスト機HSTとしてネットワーク上で機能するようにする。
また、ステップS102で他に動作中の画像形成装置がネットワーク上に存在しなかった場合、ステップS107にてネットワーク上に他の待機状態にある画像形成装置を検索し、存在すればステップS108でその機器が代理応答可能であるかを判断する。その機器が代理応答可能な場合はさらに自身の省エネモード1での消費電力情報(このデータは予め判断材料として各画像形成装置が保持しておく)と新たに見つけた待機状態にある画像形成装置の省エネモード1での消費電力情報を比較し、より消費電力が少ないと判断された機器が次のホスト機HSTとしてネットワーク上で機能するようにする。
さらに、ステップS107で他に待機中の画像形成装置がネットワーク上に存在しなかった場合、ステップS111にてネットワーク上に他の省エネ状態にある画像形成装置を検索し、存在すればステップS112にてその機器が代理応答可能であるかを判断する。その機器が代理応答可能な場合はさらに自身の省エネモード1での消費電力情報(このデータは予め判断材料として各画像形成装置が保持しておく)と新たに見つけた省エネ状態にある画像形成装置の省エネモード1での消費電力情報を比較し、より消費電力が少ないと判断された機器が次のホスト機HSTとしてネットワーク上で機能するようにする。
なお、ステップS104及びS109及びS114でそれぞれ省エネ時の消費電力が最も低いものへ自動的にホスト制御を移行していたが、ここで予め各画像形成装置にユーザからの設定によるホスト機移行のための優先順位情報を持たせるようにし、この情報を考慮してホスト制御を判断するようにする。この対応をすることで、メンテナンス時などネットワーク環境によっては、ある特定の画像形成装置にホスト機HSTであって欲しい場合があるので、これに対応することができる。
また、ステップS104及びS109及びS114でそれぞれ省エネ時の消費電力が最も低いものへ自動的にホスト制御を移行しているが、この判定の時点で省エネ時の消費電力が最も低いものがホスト機として優先度の高いホスト候補機となっているからである。
図3は図1におけるプリンタ11とMFP14の一方がホスト機HSTで他方がサブ機SBとして機能し、省エネ状態を遷移する遷移図である。
図3において、ホスト機HSTとサブ機SBは、基本的な機能は同一であり、図2に示したように最終的に最も省エネモード1における消費電力が少ない画像形成装置をホスト機HSTとして選定される。そこで、ホスト機HSTが動作モード(ステップS201)から印刷終了によりスタンバイモードに遷移し(ステップS202)、さらにスタンバイモードから予め設定された一定時間経過すると省エネモード1に遷移する(ステップS203)。ホスト機HSTでは、動作モード、スタンバイモード、省エネモード1のいずれにおいても、ネットワーク応答可能であり、代理応答を行う機能も備えている。
一方、サブ機でも同様に動作モード(ステップS204)から印刷終了によりスタンバイモードに遷移し(ステップS205)、さらにスタンバイモードから予め設定された一定時間経過すると省エネモード1に遷移する(ステップS206)。そして、さらに一定時間経過すると、省エネモード2に移行する(ステップS207)。省エネモード2は、特定のプロトコル、ここではホスト機の復帰命令に対応できる特定ネットワークプロトコルにのみ対応することができる。この省エネモード2の状態に移行した後は、ホスト機HSTから送信される復帰命令のパケットを受信したときのみ、省エネモード2から復帰することができる。
例えばホスト機HSTが省エネモード1(ステップS203)で、サブ機SBが省エネモード2(ステップS207)の状態であったとする。この状態がこのシステムで最も省エネの状態である。この状態でネットワークから何らかの応答要求があった場合、ホスト機HSTが代理応答を行う。サブ機SBを使用する要求があれば、該当するサブ機SBに復帰要求のパケットを送信する。サブ機SBはこのパケットを受信し、このパケットが予め設定されたプロトコルで送信されたものであれば、ネットワーク応答を行い、復帰要求に応じて省エネモード1(ステップS206)、スタンバイモード(ステップS205)、動作モード(ステップS204)のいずれかに復帰する。その際、サブ機SBのモードの方がホスト機HSTのモードより少ない消費電力のモードであれば、ホスト機能はより消費電力の少ないサブ機SBであった画像形成装置(プリンタ11もしくはMFP14)に移行し、それまで取得していたサブ機群の代理応答情報を新たなホスト機HSTに引渡す。そして自身はサブ機SBとして自身の動作モードを制御する。
なお、代理応答情報としては、例えばSNMPで管理されるネットワーク機器が自身の状態を外部に知らせるために公開するMIB応答情報が使用される。MIB応答情報には、RFC 1156として規定されているMIB1と、RFC 1213で規定されているMIB2があり、現在では一般に後者が使用される。また、SNMPは、TCP/IPネットワークにおいて、ルータやコンピュータ、端末など、ネットワークに接続された通信機器をネットワーク経由で監視・制御するためのプロトコルであり、制御の対象となる機器はMIBと呼ばれる管理情報データベースを持っており、管理を行う機器は対象機器のMIBに基づいて適切な設定を行う。
その際、サブ機SBになった画像形成装置はホスト機HSTに代理応答を要求して、自身は、最終的には省エネモード2による最も省エネ効果が高い動作モードへ移行する。すなわち、ホスト機HSTはネットワーク上に自身より優先順位の高いホスト候補機(より消費電力の少ない画像形成装置)が現れた場合、それまで取得していたサブ機群の代理応答情報を新たなホスト機HSTに引渡し、自身はサブ機SBとして自身の動作モードを制御する。サブ機SBになった画像形成装置は新たにホスト機HSTに代理応答を要求して、最終的には省エネモード2による最も省エネ効果が高い動作モードへ移行する。したがって、動作モードと消費電力に応じて、ホスト機HSTとサブ機SBの機能が入れ代わり、ネットワークシステムとして最も消費電力の少ないシステムとして稼働することが可能となる。
なお、これまでに説明した実施形態では、ネットワーク上の画像形成装置が自動的に最も省エネ効果を得られるようにホスト機HSTとサブ機SBを振り分けるというものである。しかし、代理応答が可能な機器が複数存在する場合に、予めユーザが設定した画像形成装置をホスト機HSTとして機能させることもできる。このようにすると、現在ホスト機の役割を担う画像形成装置が、一定時間毎に自身より優先順位の設定が高い画像形成装置を探すようになり、ユーザの意向に合ったネットワークシステムを構築できる。優先順位の設定には例えば機器固有アドレス(MACアドレス、IPアドレス)を用い、直接的に指定することができる。
また、前記制御は各画像形成装置(プリンタ11、MFP14)の図示しない制御回路のCPUが受け持っており、CPUは図示しないROMに格納されたプログラムを図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら前記制御を実行する。なお、CPU、ROM、RAM、その他、特に説明しない記憶装置などが制御資源(リソース)として各画像形成装置のコンピュータに備えられ、各画像形成装置はこれらのリソースを使用して制御される。
以上のように、本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1)ネットワーク内に複数の画像形成装置が存在し、かつホスト機になり得る画像形成装置が複数存在する場合に、最も省エネ効果が高くなる構成でホスト機とサブ機SBの振り分けが可能となる。
2)ホスト機は、例えばユーザからの機器構成の問い合わせなどに対して、サブ機を省エネ状態から起こすことなく代理応答をすることができる。
3)ネットワークシステムとしての省エネ効果を考えた場合、ネットワーク上の例えば印刷中の画像形成装置の中でも省エネモード1での消費電力が最も低いと分かっている機器が代理応答を担当するホスト機として振舞うことができれば、最終的に最も省エネ効率が高くなる。画像形成装置における動作モードには印刷モード(動作モード)、待機モード(スタンバイモード)、省エネモード1(ネットワーク応答可)、省エネモード2(ネットワーク応答一部可)が設定され、本体の駆動系の機構や定着ヒーターが動作する印刷モードが最も消費電力を消費する。そこで、ネットワーク上の動作モードで動作している場合、画像形成装置のうち、最も省エネモード1で消費電力を消費しないと分かっている機器(省エネの優先度の高い機器)に対して、代理応答をするホスト機能を移管する。また、印刷モードでない場合には、メインコントローラが動作する待機モードが最も消費電力を消費するはずである。そこで、ネットワーク上の待機モードである画像形成装置であり最も省エネモード1の消費電力を消費しないと分かっている機器(省エネの優先度の高い機器)に対して代理応答するホスト機能を移管する。さらに、印刷モードでも待機モードでもない場合には、省エネモード1での消費電力が最も低いと分かっている機器(省エネの優先度の高い機器)に対して代理応答するホスト機能を移管する。これにより、最も省エネ効率のよいシステムとして機能することができる。
4)ネットワーク上に自身より優先順位の高いホスト候補機が現れた場合、それまで取得していたサブ機群の代理応答情報を新たなホスト機に引渡すことができ、自身はサブ機として自身の動作モードを制御できるようになる。これによりサブ機になった画像形成装置はホスト機に代理応答を要求して、最終的には省エネモード2による最も省エネ効果が高い動作モードへ移行することができる。省エネモード2はネットワーク応答が一部可の状態、すなわち、代理応答を要求したホスト機からのパケットを受け付けるだけのレベルまで動作レベルを落とした深い省エネ状態である。
本実施例2においても、実施例1と同様に図1を参照して説明したように画像形成装置(プリンタ、MFP等)11,14で代理応答機能を担うように構成され、ネットワークシステム全体で最も省エネ効果を高めることができる。各画像形成装置11,14はそれぞれホスト機HST、サブ機SBとして前述の図3に示したように省エネ状態を遷移することになる。最終的に最も省エネモード1における消費電流が少ない画像形成装置がホスト機HSTとしての機能を果たしステップS203の状態(省エネモード1)に移行し、その他の機器は全てホスト機HSTからの復帰パケット(前記マジックパケット等)に応答するだけのネットワーク部のみを生かして、さらにステップS207の深い省エネ状態(省エネモード2)へ移行する。
このときホスト機HSTはサブ機SB群の代理応答情報(具体的にはMIB応答情報等)を管理することになる。その際、ネットワーク上の他のホスト機HSTと代理応答情報を共有するようにし、ホスト機HSTが突然の電源OFFされた場合も代理応答の継続を可能にする。図4は、このときの処理手順を示すフローチャートである。
すなわち、図4のフローチャートでは、ネットワーク上に他のホスト機HSTがあるかどうかをチェックする(ステップS301)。他のホスト機HSTがあれば、言い換えれば、ネットワーク上に複数のホスト機HSTが存在すれば、第1のホスト機HST及びそれ以外のホスト機HSTとして役割付けした後、代理応答情報を共有する(ステップS302)。そして自機が第1のホスト機HSTか判定する(ステップS303)。この判定で、自機がホスト機HSTであればそのまま、自機がホスト機HSTでなければ自機を第1のホスト機HSTとして(ステップS304)処理を終える。この図4の処理は、所定の間隔でホスト機HSTにおいて繰り返し実行される。
このようにネットワークに他のホスト機HSTが存在する場合、ステップS302で、ネットワーク上の他のホスト機HSTと代理応答情報を共有するので、ホスト機HSTが突然電源OFFされた場合も代理応答を継続することが可能となる。
一方、ネットワーク上に他のホスト機HSTが存在しない場合、すなわち、ネットワーク上に存在するホスト機HSTが1台の場合、サブ機SB群の中からホスト予備機を定義しておき、ホスト機HSTが取得していたサブ機SB群の代理応答情報を、特定のサブ機SB(ホスト予備機)と共有するように構成することもできる。
図5はこのときの処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示された処理手順は、実施例1における図2のフローチャートのステップS104,S109,S113の否判定の後段に、それぞれステップS115,S116,S117の処理を実行し、ステップS106の後段でステップS118の処理を行うようにしたものである。図2では各ステップについて詳細に説明したので、ここでは、重複するステップは簡単に触れるだけにとどめる。
すなわち、図5において、ステップS101で、ネットワーク上の1台が代理応答の機能を果たす仮のホスト機HSTとして設定される。その後、ステップS102,S107,S111でネットワーク上に他の動作状態、待機状態、省エネ状態にある画像形成装置を検索し、存在すればステップS103,S108,S112において前段で検索された機器が代理応答可能であるか否かを判断する。
この判断で前記検索された機器が代理応答可能な場合は、さらに自身の省エネモード1での消費電流情報と新たに見つけた動作状態にある画像形成装置の省エネモード1での消費電流情報をステップS104,S109,S113でそれぞれ比較し、より消費電流が少ないと判断された機器があれば(ステップS104,S109,S113−YES)、その機器が次のホスト機HSTとしてネットワーク上で機能するようにする(ステップS105,S110,S114)。このとき自分より消費電力が少ない機器がネットワーク上に存在しない場合には(ステップS104,S109,S113−NO)、自分に次いで消費電力が低い機器と代理応答情報を共有し、その機器にホスト予備機として機能するように設定する(ステップS115,S116,S117)。これにより、ホスト機HSTが突然電源OFFされた場合も代理応答を継続するができる。
なお、ステップS105,S110,S114で代理のホスト機を設定し、ステップS106で一定期間の代理応答を実施した後は、代理応答中のサブ機SB群を見直すためにサブ機SBを復帰させる(ステップS118)。同様にステップS115,S116,S117でホスト予備機を設定し、ステップS106で一定期間の代理応答を実施した後、サブ機SBを復帰させる(ステップS118)。サブ機SBはホスト機HSTからのネットワーク復帰パケットを受信し応答できる省エネモード2の状態にあるため、ホスト機HSTからの復帰要求に応えることができる。
サブ機SBが復帰した後、サブ機SBがブロードキャストを行うか、又はホスト機HSTがユニキャスト等を行うことによって相手の存在を確認することが可能で、その後の通信でホスト機HSTが管理するサブ機SB群の代理応答情報を更新することができる。これによりホスト機HSTは、電源OFF等によりネットワーク上から存在しなくなったサブ機SBの代理応答を止めることが可能となる。
なお、ユニキャスト(UNICAST)とは、コンピュータネットワークにおいて、単一の送信相手を指定してデータを送信することを意味し、コンピュータネットワークでは、最も頻繁に使用される送信方法である。
ステップS118では、ホスト機HSTが指定した代理応答するサブ機SBへ所定時間に復帰要求を出し、その後、サブ機SBが復帰してホスト機HSTと通信を行うように構成されているが、サブ機SBが所定時間に省エネ状態から復帰するようにすることもできる。
なお、ここでは、ネットワーク上に存在するホスト機HSTが1台の場合、サブ機群の中からホスト予備機を設定しておき、ホスト機HSTが取得していたサブ機群の代理応答情報を特定のサブ機(ホスト予備機)SBと共有しておき、ホスト機HSTからサブ機SBへ所定の時間に復帰要求を出し、その後、サブ機SBが復帰してホスト機HSTと通信を行い、ホスト機HSTが所有するサブ機群の代理応答情報を更新するが、サブ機SBが所定の時間に復帰しホスト機HSTと通信を行うことによってホスト機HSTが所有するサブ機群の代理応答情報を更新することができる。
図6は、このようにサブ機側から復帰要求を出力して代理応答情報を更新する場合の処理手順を示すフローチャートである。この実施例では、代理応答するサブ機SBがネットワーク上に他のサブ機SBがホスト機HSTの存在を検知し、自身を制御することによって代理応答を継続する。この制御手順は、所定の間隔をもってサブ機SBで繰り返し実施される。
すなわち、サブ機SBは一定間隔でホスト機HSTからの復帰要求があったか否かを監視し(ステップS401)、復帰要求がしばらくなかった場合には自身がホスト予備機であったかを確認する(ステップS402)。ほとんどのサブ機SBはホスト予備機と定義されていないため、これで処理が終了する。しかし、図5に示したフローチャートのステップS115,S116,S117で特定のサブ機SBがホスト予備機として設定されているので、このホスト予備機はこのとき自ら省エネ状態から復帰する(ステップS403)。次いで、ブロードキャストを行うことによってネットワーク上に本当にホスト機HSTがいないのかを確認する(ステップS404)。そして、ホスト機HSTが存在した場合は再度省エネ移行を行い(ステップS405)、最終的には最も省エネ効率の高い省エネモード2の状態まで移行することになる。ただし、ネットワーク上にホスト機HSTが存在しなかった場合には、自身がホスト機HSTとしての役割を担うことになる(ステップS406)。
その他、特に説明しない各部は実施例1と同等に構成され、同等に機能する。
以上のように本実施例によれば、以下のような効果を奏する。
1)サブ機群の代理応答情報を2台以上のホスト機で共有しておくので、あるホスト機が突然の電源OFF等により代理応答ができなくなった場合も、他のホスト機が代理応答を継続することができる。
2)サブ機群の代理応答情報をホスト機と特定のサブ機で共有しておくので、あるホスト機が突然の電源OFF等により代理応答ができなくなった場合も、特定のサブ機(ホスト予備機)がホスト機になることにより、代理応答を継続することができる。
3)ネットワーク上に存在しなくなったサブ機に対して、ホスト機が代理応答を継続しないようにできる。
4)ネットワーク上からホスト機がいなくなった場合に、特定のサブ機(ホスト予備機)がホスト機になることができる。
5)サブ機群の代理応答情報を2台以上のホスト機で共有しておく、又はサブ機群の代理応答情報をホスト機と特定のサブ機で共有しておくので、あるホスト機が突然の電源OFF等により代理応答ができなくなった場合も、システムとしては代理理応答を継続することができる。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となる。
1 LAN
11 プリンタ
12,13,15 PC
14 MFP
HST ホスト機
SB サブ機
特開2004−153742号公報 特開2004−334792号公報

Claims (7)

  1. 複数の画像形成装置とクライアント装置がネットワークを介して接続され、当該クライアント装置からの要求に応じて当該複数の画像形成装置のれかが応答及び処理を行う画像形成システムであって、
    前記複数の画像形成装置は、所定の起動要求のみで復帰可能な省電力モードを含む複数段階の省電力モードと、前記クライアント装置からの要求に対して代理応答及び代理応答要求を行う代理応答手段と、をそれぞれすると共に、前記ネットワーク上に複数存在する自装置群から1台以上のホスト機とそれ以外のサブ機を決定し、当該代理応答手段により当該ホスト機が対応した当該サブ機からの代理応答要求を検知すると、当該サブ機に代わり代理応答可能かを確認した結果、当該代理応答が可能な場合には当該サブ機に対してその旨を通知した後、当該サブ機の代理応答を行い、当該複数段階の省電力モードとして当該サブ機が応答可能な省電力モードの中で最も省電力効果の高い省電力モードへ移行するものであり、更に、当該ホスト機が1台、当該サブ機が複数台存在する場合、サブ機群の中から特定のサブ機をホスト予備機に設定し、当該ホスト機が取得していた当該サブ機群の代理応答情報を当該ホスト予備機と共有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1記載の画像形成システムにおいて、前記ホスト機から前記サブ機へ所定の時間に復帰要求を出した後、当該サブ機が復帰して当該ホスト機と通信し、当該ホスト機が所有する前記サブ機群についての前記代理応答情報を更新することを特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項1記載の画像形成システムにおいて、前サブ機が自ら所定の時間に復帰し、前記ホスト機と通信を行い、当該ホスト機が所有する前記サブ機群についての前記代理応答情報を更新することを特徴とする画像形成システム。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載の画像形成システムにおいて、前記ホスト機が代理応答不能となったとき、前記サブ機群についての前記代理応答情報を共有している他の機器が新たなホスト機として代理応答を継続することを特徴とする画像形成システム。
  5. 複数の画像形成装置とクライアント装置とがネットワークを介して接続され、当該クライアント装置からの要求に応じて当該複数の画像形成装置の何れかが応答及び処理を行う画像形成システムの省電力制御方法であって、
    前記複数の画像形成装置について、所定の起動要求のみで復帰可能な省電力モードを含む複数段階の省電力モードと、前記クライアント装置からの要求に対して代理応答及び代理応答要求を行う代理応答手段と、をそれぞれ持たせた上、前記ネットワーク上に複数存在する自装置群から1台以上のホスト機とそれ以外のサブ機とを決定し、当該代理応答手段により当該ホスト機が対応した当該サブ機からの代理応答要求を検知すると、当該サブ機に代わり代理応答可能かを確認した結果、当該代理応答が可能な場合には当該サブ機に対してその旨を通知した後、当該サブ機の代理応答を行い、当該複数段階の省電力モードとして当該サブ機が応答可能な省電力モードの中で最も省電力効果の高い省電力モードへ移行する第1のステップと、前記ホスト機が1台、前記サブ機が複数台存在する場合、サブ機群の中から特定のサブ機をホスト予備機に設定し、当該ホスト機が取得していた当該サブ機群の代理応答情報を当該ホスト予備機と共有する第2のステップと、を有することを特徴とする画像形成システムの省電力制御方法
  6. 請求項5記載の画像形成システムの省電力制御方法において、前記複数の画像形成装置について、前記ネットワーク上に自機より省電力に優れ、前記ホスト機として優先度が高いホスト候補機が現れた場合、当該自機はそれまで取得していた前記サブ機群についての前記代理応答情報を新たなホスト機に引渡し、前記サブ機としてのモードへ移行する第3のステップを有することを特徴とする画像形成システムの省電力制御方法
  7. 複数の画像形成装置とクライアント装置とがネットワークを介して接続され、当該クライアント装置からの要求に応じて当該複数の画像形成装置の何れかが応答及び処理を行う画像形成システムの省電力制御をコンピュータによって実行するための省電力制御プログラムであって
    所定の起動要求のみで復帰可能な省電力モードを含む複数段階の省電力モード、並びに前記クライアント装置からの要求に対して代理応答及び代理応答要求を行う代理応答手段をそれぞれ持たせた前記複数の画像形成装置について、前記ネットワーク上に複数存在する自装置群から1台以上のホスト機とそれ以外のサブ機とを決定し、当該代理応答手段により当該ホスト機が対応した当該サブ機からの代理応答要求を検知すると、当該サブ機に代わり代理応答可能かを確認した結果、当該代理応答が可能な場合には当該サブ機に対してその旨を通知した後、当該サブ機の代理応答を行い、当該複数段階の省電力モードとして当該サブ機が応答可能な省電力モードの中で最も省電力効果の高い省電力モードへ移行する第1のステップの手順と、前記ホスト機が1台、前記サブ機が複数台存在する場合、サブ機群の中から特定のサブ機をホスト予備機に設定し、当該ホスト機が取得していた当該サブ機群の代理応答情報を当該ホスト予備機と共有する第2のステップの手順と、を有することを特徴とする省電力制御プログラム。
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