JP2010093609A - デジタル複合機 - Google Patents

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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

【課題】省電力モードにおいて受信したパケットに対してネットワーク部だけで対応すべきか否かを判定するための具体的な仕組みを備えたデジタル複合機を提供することを課題とする。
【解決手段】デジタル複合機1は、判定テーブル60を保持する。判定テーブルには、パケットのプロトコルタイプ、IP種別、Port番号、指示コマンドの組み合わせと、自動応答を行うか否かの指定情報の対応が登録されている。ネットワークコントローラ14は、省電力モードにおいてパケットを受信すると、判定テーブル60を参照し、自動応答を行うか否かを判定する。自動応答を行う場合には、ネットワークコントローラ14は省電力モードを維持したままパケットに対する応答処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、省電力モードで動作可能なデジタル複合機に関する。
省電力モードで動作可能なデジタル複合機がある。一定時間、ユーザにより操作が行われなかった場合、デジタル複合機は省電力モードに移行する。省電力モードにおいては、メインの制御部に電力が供給されないため、消費電力量が低減し、ユーザにとっては運用コストを軽減させることができるというメリットがある。また、消費電力を低減させることで、省エネルギー対策、環境対策に貢献できるというメリットがある。
特開2005−94679号公報
省電力モードで動作しているデジタル複合機は、何らかのトリガにより通常のモードに復帰することになる。たとえば、ユーザにより操作パネルの操作が行われた場合には、コピー機能やファックス機能が利用されるタイミングであるので、省電力モードから通常モードに移行する。
あるいは、外部から通信を利用して入力した情報により通常モードに復帰する場合がある。たとえばファックス信号を受信した場合、ネットワーク経由で印刷指示を受信した場合などである。このように、省電力モードにおいても外部からの通信に応答するために、省電力モードにおいてもネットワークコントローラに対しては電力を供給するようにしている。
しかし、外部から入力した情報全てに対して通常モードへ復帰する必要はない。たとえば、ネットワークコントローラだけで処理可能なケースもある。
上記特許文献1では、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)単体で処理可能な場合には、ASIC単体でネットワークへの応答を行うようにしている。そして、ASIC単体で処理不可能な場合には、サブCPU(Central Processing Unit)で処理するようにしている。
しかし、ネットワークへの応答をネットワーク部だけで処理可能か否かを判断することは困難なケースがある。実際にネットワーク部で処理を実行し、不可能であった場合にはメインの制御部を起動するという処理では、処理時間を要するし、処理が煩雑になるという問題がある。あるいは、ユーザにとって意図しない処理が実行されるケースも考えられる。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、省電力モードにおいて受信したパケットに対してネットワーク部だけで対応すべきか否かを判定するための具体的な仕組みを備えたデジタル複合機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、ネットワークに接続されるデジタル複合機であって、省電力モードにおいても電力が供給され前記ネットワークを介する通信を制御するネットワークコントローラと、省電力モードにおいて電力が供給されない本体処理部と、前記本体処理部および前記ネットワークコントローラに対する電力供給を制御する電力制御部と、を備え、前記ネットワークコントローラは、受信パケットが前記本体処理部に電力を供給することなく処理される指定パケットであるか否かを判定するための判定テーブルを保持する判定テーブル記憶部と、省電力モードにおいてパケットを受信したとき、前記判定テーブルを参照し、受信パケットが指定パケットであると判定された場合には省電力モードを維持しつつ受信パケットに対する処理を実行し、指定パケットでないと判定された場合には、前記電力制御部に対して前記本体処理部を起動させるよう指示するパケット処理部、を含むことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のデジタル複合機において、前記本体処理部は、前記デジタル複合機の全体制御を行う制御部と、ラスタライズ処理部を含むプリンタコントローラと、を含むことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のデジタル複合機において、前記判定テーブルには、指定パケットを特定するための条件として、プロトコル種別、および、プロトコルごとのコマンド種別が登録されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載のデジタル複合機において、前記判定テーブルには、指定パケットを特定するための条件であるプロトコル種別として、インターネットプロトコルの種別、および、インターネットプロトコルの上位で動作するトランスミッションコントロールプロトコルの種別が登録されていることを特徴とする。
本発明のデジタル複合機は、省電力モードを維持したまま処理される指定パケットの条件を設定した判定テーブルをネットワークコントローラが保持している。これにより、パケットの内容に応じて自動応答すべきか否かを判定する困難さを解消することができる。また、自動応答が可能か否かの観点だけでなく、ユーザの要望に応じて自由に処理方法を設定することが可能となる。
<デジタル複合機の構成と通信システムの全体構成>
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係るデジタル複合機1を含む通信ネットワークを示す図である。
デジタル複合機1は、LAN(Local Area Network)2に接続されている。LAN2には、また、PC(Personal Computer)3が接続されている。
デジタル複合機1は、1台で、コピー機能、ファックス機能、スキャナ機能、プリンタ機能などを備えた多機能装置である。
PC3のユーザは、LAN2経由で、デジタル複合機1の様々な機能を利用することが可能である。たとえば、PC3のユーザは、PC3からLAN2経由でデジタル複合機1に印刷指示を送ることが可能である。あるいは、PC3のユーザは、PC3からLAN2経由でファックス送信指示を送ることが可能である。
あるいは、ユーザは、直接デジタル複合機1の設置場所に移動し、デジタル複合機1の図示せぬ操作部を操作することで、コピー機能やファックス機能を利用することができる。
LAN2は、また、ルータ等を介してインターネット4に接続されている。デジタル複合機1は、LAN2、インターネット4を介して遠隔地に設置されているPC5と通信可能となっている。PC5のユーザは、インターネット経由で、デジタル複合機1にIPP(Internet Printing Protocol)を利用して印刷指示を送ることが可能である。
デジタル複合機1は、図に示すように、制御部11、プリンタコントローラ12、印刷部13、ネットワークコントローラ14、電力制御部15を備えている。
制御部11は、CPU、RAM(Random Access Memory)などを備え、デジタル複合機1の全体制御を行う。プリンタコントローラ12は、PDL(Page Description Language)で記述された印刷データを受け取り、PDLデータをラスタデータに変換する処理を実行する。
印刷部13は、制御部11の制御のもと、プリンタコントローラ12でラスタライズされたデータを記録紙に印字する処理を実行する。あるいは、印刷部13は、デジタル複合機1が受信したファックスデータを記録紙に印字する処理などを実行する。なお、図1においては、ファックス機能、スキャニング機能に関わる処理部は図示省略している。
ネットワークコントローラ14は、LAN2に接続されており、LAN2を経由した通信処理を実行する。ネットワークコントローラ14は、たとえば、TCP/IP(Transmission Contorol Protocol/Internet Protocol)を利用した通信処理を実行する。
ネットワークコントローラ14は、パケット処理部141とメモリ142を備えている。メモリ142には、判定テーブル60が格納されている。
パケット処理部141は、ネットワークコントローラ14が受信したパケットの内容から、内容に応じてネットワークコントローラ14だけで自動応答をするのか、それとも制御部11等に処理を依頼するのかを判定する。この判定に用いられるのが、判定テーブル60である。自動応答の仕組み、判定テーブル60の内容については、後で詳しく説明する。
<省電力モード>
デジタル複合機1は、通常モードと省電力モードとを切り替えて動作可能となっている。通常モードとは、デジタル複合機1全体に電力を供給するモードである。
デジタル複合機1は、電力を供給する構成単位として、本体処理部、プリンタコントローラ12、ネットワークコントローラ14に分けられる。本体処理部は、制御部11や印刷部13を含んでいる。通常モードにおいては、電力制御部15は、本体処理部、プリンタコントローラ12、ネットワークコントローラ14の全てに電力を供給する。
これに対して、省電力モードにおいては、ネットワークコントローラ14にだけ電力が供給され、本体処理部およびプリンタコントローラ12には電力が供給されない。
たとえば、デジタル複合機1がユーザの指示によって動作した後、一定時間が経過すると、デジタル複合機1は省電力モードに移行する。そして、再び、所定のトリガが発生した場合には、デジタル複合機1は通常モードに復帰する。所定のトリガとしては、ユーザが省電力モードの解除ボタンを押下した場合、ネットワーク経由でPCプリントを受信した場合、ファックス受信した場合などが挙げられる。
省電力モードにおいても、LAN2経由でパケットを受信する必要性があるため、プリンタコントローラ14には電力が供給されている。そして、プリンタコントローラ14は、パケットを受信すると上記の判定テーブル60を参照し、省電力モードを維持してパケットに対する処理を実行する自動応答をすべきか否か判定するのである。省電力モードを維持してパケットに対する自動応答を行わないと判定した場合には、プリンタコントローラ14は、電力制御部15に対して本体処理部およびプリンタコントローラ12を起動させるよう指示する。
<判定テーブルの内容>
図2は、判定テーブル60の登録内容を示す図である。判定テーブル60の一番左の列は、サービス名を示している。この例であれば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)、SNMP(Simple Network Management Protocl)、LPD(Line Printer Daemon)、IPP、ARP(Address Resolution Protocol)などが登録されている。
判定テーブル60の2列目は、パケット(イーサネット(登録商標)フレーム)のプロトコルタイプを示している。たとえば、HTTP、SNMPなどであればプロトコルタイプとしてIPと記述され、ARPであればプロトコルタイプとしてARPと記述されている。
3列目は、IPデータグラムについてのIP種別を示している。たとえば、HTTPやFTP(File Tranfer Protocl)であれば、IP種別としてTCPと記述されている。また、SNMPやSNTP(Simple Network Time Protocol)であれば、IP種別としてUDP(User Datagram Protocol)と記述されている。プロトコルタイプがARPであるAutoIPとARPについては、IP種別は空欄となっている。
4列目は、Port番号を示している。IP種別がTCPであればPort番号はTCPのPort番号であり、IP種別がUDPであれば、Port番号はUDPのPort番号である。
5列目は、指示コマンドを示している。たとえば、HTTPであれば、指示コマンドとして“Get Printer Attribute”Requestが登録されている。
6列目は、自動応答の有無についての判定を示している。つまり、受信パケットのプロトコルタイプ、IP種別、Port番号、指示コマンドが、登録された条件と一致した場合に、自動応答すべきか否かを指定する情報である。“Yes”とは自動応答を行うことを示している。つまり、自動応答欄に“Yes”と設定されている場合、ネットワークコントローラ14は、省電力モードを維持したまま受信したパケットの処理を実行すべきと判定される。自動応答欄に“No”と設定されている場合、ネットワークコントローラ14は、省電力モードを維持したまま受信パケットの処理を実行せず、本体処理部を起動すべきと判定される。
1行目のHTTPを例に説明する。受信したパケットのプロトコルタイプがIPであり、IP種別がTCPであり、Port番号が80であり、指示コマンドが“Get Printer Attribute”Requestであったとする。この場合、自動応答が“Yes”であるので、ネットワークコントローラ14は省電力モードを維持したまま自動応答を行う。
2行目のSNMPを例に説明する。受信したパケットのプロトコルタイプがIPであり、IP種別がUDPであり、Port番号が161であったとする。この場合、自動応答が“Yes”であるので、ネットワークコントローラ14は省電力モードを維持したまま自動応答を行う。なお、指示コマンドの欄が空欄(−)になっている場合には、指示コマンドは特に限定されないことを示す。つまり、プロトコルタイプ、IP種別、Port番号が設定内容と一致すれば、全条件を満たしていることになる。
3行目のLPDを例に説明する。受信したパケットのプロトコルタイプがIPであり、IP種別がTCPであり、Port番号が515であったとする。この場合、自動応答が“No”であるので、ネットワークコントローラ14は省電力モードを維持したまま自動応答を行わない。ネットワークコントローラ14は、電力制御部15に対して本体処理部およびプリンタコントローラ12に電力を供給するよう指示する。そして、ネットワークコントローラ14は、制御部11に処理を依頼し、制御部11の制御のもと受信パケットに対する処理が実行される。
<処理の流れ>
次に、図3、図4を参照しながら、ネットワークコントローラ14における省電力モードにおける処理の流れについて説明する。
パケット処理部141は、パケットの受信を監視する(ステップS1)。パケットを受信すると(ステップS1でYes)、パケット処理部141は、受信パケットのプロトコルタイプがIPであるか否かを判定する(ステップS2)。つまり、受信したイーサネット(登録商標)フレームのプロトコルタイプがIPであるか否かを判定する。
受信パケットのプロトコルタイプがIPである場合(ステップS2でYes)、パケット処理部141は、IPデータグラムのプロトコルタイプが何であるかを判定する(ステップS3)。
IPデータグラムのプロトコルタイプがTCPである場合、パケット処理部141は、Port番号が判定テーブル60に登録されているか否かを判定する(ステップS4)。
Port番号が判定テーブル60に登録されている場合、パケット処理部141は、さらに、受信パケットに含まれる指示コマンドが、判定テーブル60に登録されているか否かを判定する(ステップS5)。より具体的には、ステップS4において、判定テーブル60に登録されているサービスの中で、Port番号が一致した1つのサービスが特定されている。ステップS5では、その特定されたサービスの指示コマンド欄に、受信パケットに含まれている指示コマンドが登録されているか否かを判定する。
指示コマンドが判定テーブル60に登録されている場合(ステップS5でYes)、パケット処理部141は、省電力モードを維持したまま、TCP/IPネットワーク処理およびパケットに対する応答処理を実行する(ステップS7)。つまり、ネットワークコントローラ14は、自動応答を行う。
ステップS4において、Port番号が判定テーブル60に登録されていなかった場合、あるいはステップS5において指示コマンドが判定テーブル60に登録されていなかった場合には、ステップS6に遷移する。ステップS6において、パケット処理部141は、ネットワークコントローラ14以外にも電力供給するよう電力制御部15に指示する。これにより、本体処理部およびプリンタコントローラ12が起動する。
そして、ネットワークコントローラ14は、制御部11に対して処理を依頼し、制御部11とネットワークコントローラ14によって、TCP/IPネットワーク処理が実行され、受信パケットに対する応答処理が行われる(ステップS7)。
ステップS3において、IPデータグラムのプロトコルタイプがUDPであると判定された場合、ステップS8に遷移する。ステップS8において、パケット処理部141は、port番号が判定テーブル60に登録されているか否かを判定する。
Port番号が判定テーブル60に登録されている場合には、パケット処理部141は、省電力モードを維持したまま、UDP/IPネットワーク処理およびパケットに対する応答処理を実行する(ステップS10)。つまり、ネットワークコントローラ14は自動応答を行う。図2で示す判定テーブル60においては、UDPのパケットについては指示コマンドが登録されていない。したがって、Port番号が登録されている場合には、即座に自動応答を行う判定が行われている。
ステップS8において、Port番号が判定テーブル60に登録されていなかった場合、ステップS9に遷移する。ステップS9において、パケット処理部141は、ネットワークコントローラ14以外にも電力供給するよう電力制御部15に指示する。これにより、本体処理部およびプリンタコントローラ12が起動する。
そして、ネットワークコントローラ14は、制御部11に対して処理を依頼し、制御部11とネットワークコントローラ14によって、UDP/IPネットワーク処理が実行され、受信パケットに対する応答処理が行われる(ステップS10)。
ステップS2において、プロトコルタイプがIPでないと判定された場合、図4に示すステップS11に遷移する。
ステップS11において、パケット処理部141は、プロトコルタイプが判定テーブル60に登録されているか否かを判定する。この実施の形態においては、判定テーブル60に示すように、IP以外で判定テーブル60に登録されているプロトコルはARPのみである。したがって、プロトコルタイプがARPの場合には、ステップS13に遷移する。ステップS13において、パケット処理部141は、IPデータグラム以外のネットワーク処理(ここではARPに関する処理)および受信パケットに対する応答処理を実行する。
ステップS11においてプロトコルタイプが判定テーブル60に登録されていないと判定された場合、ステップS12に遷移する。ステップS12において、パケット処理部141は、ネットワークコントローラ14以外にも電力供給するよう電力制御部15に指示する。
そして、ネットワークコントローラ14は、制御部11に対して処理を依頼し、制御部11とネットワークコントローラ14によって、IPデータグラム以外のネットワーク処理が実行され、受信パケットに対する応答処理が行われる(ステップS13)。
<本発明の優位点>
以上説明したように、本実施の形態のデジタル複合機1は、判定テーブル60を保持し、受信したパケットの内容を判定テーブル60の登録内容と照合する。そして、判定テーブル60の登録内容に従って、ネットワークコントローラ14だけで処理するのか、本体処理部およびプリンタコントローラ12を起動するのかを決定する。これにより、ネットワークコントローラ14により自動応答すべきか否かの判定の困難さを排除し、判定テーブル60に基づいて明確な判定を行うことができる。
また、判定テーブル60の登録内容に従い、パケットの処理方法が決定されるので、ネットワークコントローラ14だけで処理可能か不可能かという観点だけでなく、ユーザの要望に応じて自由に処理方法を決定することができる。したがって、ネットワークコントローラ14だけで応答可能なパケットに対しても、本体処理部を起動するという設定を行うのもユーザの自由である。
SNMPの応答としてMIB(Management Infomation Base)情報を送信する場合を考える。この場合、hrDeviceStatus(2)、hrPrinterStatus(1)、hrPrinterDetectedErrorStatus(0)を作成して応答することとなるが、これらの応答をネットワークコントローラ14のみで処理できることは容易に判定できる。あるいは、ARPレスポンスデータをネットワークコントローラ14のみで処理できることは容易に判定できる。
しかし、IPPの“Get Printer Attribute”Requestコマンドの場合は画一的な判定は行えない。IPPの“Get Printer Attribute”Requestコマンドには、定期的にプリンタの状態を取得するために送信されるものと、印刷処理要求の“Print Job”Requestに先行して送信されるものがある。しかし、受信側でこの判別を行うことはできない。つまり、ネットワークコントローラ14のみで応答可能か否かという観点では、このコマンドに対する処理方法が決定しない。
なお、このコマンドを送信してきたPCに対しては、デジタル複合機1は応答を行う必要がある。応答を行わない場合、PCではプリンタが見つからないと判断されるからである。
そこで、本実施の形態においては、判定テーブル60において明示的に処理方法を登録することで、判定の困難さを排除しているのである。図2の登録例によると、IPPの“Get Printer Attribute”Requestコマンドに対しては、自動応答することとなっている。つまり、印刷処理に先行して送信されたものであっても、この時点では本体処理部およびプリンタコントローラ12は起動させない。そして、その後“Print Job”Requestを受信した時点で、本体処理部等を起動させるのである。
図2では、例示していないが、SMB(Server Message Block)についても同様に判定の困難さを解消できる。SMBについても、プリンタの接続確認としてPCから以下のコマンドが送信される:
NBSS Session Request、
SMB Negotiate Protocol Request、
SMB Session Setup AndX Request、
LANMAN WprintQGetInfo Request、
SMB TreeDisconnect Request、
これらのコマンドを指定コマンドとして登録しておくことで、接続確認に対しては省電力モードで応答することが明確に判定できる。
また、図2で示した例では、UDPについては指定コマンドが登録されているものはない。したがって、図3のステップS8においてPort番号が登録されている場合には、全て自動応答すべきとしてステップS10に遷移している。しかし、TCPの場合と同様、UDPについても指定コマンドを登録してもよい。
たとえば、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を登録するのであれば、プロトコルタイプIP、IP種別UDP、Port番号68を登録した上で、指定コマンドとして“Renewing”、“Rebinding”を登録すればよい。これにより、デジタル複合機1は、省電力モードにおいても、DHCPサーバに対して定期的に“Renewing”、“Rebinding”コマンドを送信し、取得したIPアドレスを継続して使用し続けることができる。
また、DHCP機能がONになっている設定状態で、DHCPサーバがない環境や、DHCPサーバがダウンしている場合には、図2で示したAutoIPを利用することで、省電力モードにおいても、IPアドレスを自動取得することができる。AutoIPの処理およびDHCPサーバが有効になっているかの確認処理もネットワークコントローラ14だけで実行される。
また、判定テーブル60に記述されていないプロトコルについては、自動応答を行わないと判定すればよい。この場合には、本体処理部を起動するよう制御すればよい。
デジタル複合機を含む通信ネットワークの構成図である。 判定テーブルの登録内容を示す図である。 ネットワークコントローラの省電力モードにおける処理の流れを示す図である。 ネットワークコントローラの省電力モードにおける処理の流れを示す図である。
符号の説明
1 デジタル複合機
11 制御部
12 プリンタコントーラ
13 印刷部
14 ネットワークコントローラ
15 電力制御部
60 判定テーブル
141 パケット処理部

Claims (4)

  1. ネットワークに接続されるデジタル複合機であって、
    省電力モードにおいても電力が供給され前記ネットワークを介する通信を制御するネットワークコントローラと、
    省電力モードにおいて電力が供給されない本体処理部と、
    前記本体処理部および前記ネットワークコントローラに対する電力供給を制御する電力制御部と、
    を備え、
    前記ネットワークコントローラは、
    受信パケットが前記本体処理部に電力を供給することなく処理される指定パケットであるか否かを判定するための判定テーブルを保持する判定テーブル記憶部と、
    省電力モードにおいてパケットを受信したとき、前記判定テーブルを参照し、受信パケットが指定パケットであると判定された場合には省電力モードを維持しつつ受信パケットに対する処理を実行し、指定パケットでないと判定された場合には、前記電力制御部に対して前記本体処理部を起動させるよう指示するパケット処理部、
    を含むことを特徴とするデジタル複合機。
  2. 請求項1に記載のデジタル複合機において、
    前記本体処理部は、
    前記デジタル複合機の全体制御を行う制御部と、
    ラスタライズ処理部を含むプリンタコントローラと、
    を含むことを特徴とするデジタル複合機。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデジタル複合機において、
    前記判定テーブルには、指定パケットを特定するための条件として、プロトコル種別、および、プロトコルごとのコマンド種別が登録されていることを特徴とするデジタル複合機。
  4. 請求項3に記載のデジタル複合機において、
    前記判定テーブルには、指定パケットを特定するための条件であるプロトコル種別として、インターネットプロトコルの種別、および、インターネットプロトコルの上位で動作するトランスミッションコントロールプロトコルの種別が登録されていることを特徴とするデジタル複合機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015005954A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP2015116711A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム
JP2017128122A (ja) * 2017-01-24 2017-07-27 キヤノン株式会社 画像形成装置

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