JP2015114878A - 通信装置、通信制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信サービスやオペレーティングシステムが通信処理中にスリープ状態に遷移すると返信パケットが破棄され通信エラーが発生する場合がある。通信処理がアイドル状態においても適切にスリープ状態に遷移可能な通信装置を提供する。
【解決手段】電力モードを通常稼働モードから省電力モードへ遷移する前にサービスアプリケーション部へ電力モードの遷移予告を通知する省電力制御部と、保持するユーザリクエストの状態を検出するサービスアプリケーション部と、ユーザリクエストの状態を処理中と判定した場合、省電力制御部に省電力モードへ遷移遅延要求を送信するサービスアプリケーション部と、省電力制御部の指示により情報処理装置を省電力モードへ遷移を制御する電力制御部を備える。
【選択図】 図4
【解決手段】電力モードを通常稼働モードから省電力モードへ遷移する前にサービスアプリケーション部へ電力モードの遷移予告を通知する省電力制御部と、保持するユーザリクエストの状態を検出するサービスアプリケーション部と、ユーザリクエストの状態を処理中と判定した場合、省電力制御部に省電力モードへ遷移遅延要求を送信するサービスアプリケーション部と、省電力制御部の指示により情報処理装置を省電力モードへ遷移を制御する電力制御部を備える。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ネットワーク処理を行うための通信装置およびその制御方法に関する。
ネットワーク(イントラネット、インターネットなどのLAN)に接続されて用いられるPC(パーソナルコンピュータ)やサーバ、プリンタやMFPなど、様々な通信装置が知られている。
近年、これらの通信装置では機器が動作していない時に消費電力を削減する省電力の要求が強まっている。
しかし、特に通信サービスを提供する通信サーバにおいて省電力を実現するためには、必要最低限のCPUやメモリ、外部記憶装置の利用を行うため、通信遅延や通信エラーが発生する場合がある。
このため、省電力を実現しながら通信遅延や通信エラーの発生しにくい通信装置が求められている。
通信処理プログラムにおいて、TCP/IPのプロトコルスタックに対し、通信パラータを調整するように指示する事で省電力中の通信装置とエラーの発生しにくい通信処理が行える提案がなされている(特許文献1参照)。
省電力状態に移行した通信装置に対して、省電力状態に移行してない別の通信装置が代理応答、代行処理を行うことにより省電力を保持しつつエラーの発生しにくい通信処理が行える提案がなされている(特許文献2参照)。
機器の電源制御と構成要素に関してACPI(Advanced Configuration & Power Interface)が規格化されている(非特許文献1参照)。
ACPI Advanced Configuration & Power Interface (URL: http://www.acpi.info/)
上記従来例では、通信要求元となる通信クライアントの通信処理プログラムにおいて、TCP/IPのプロトコルスタックの通信パラータを調整するため、省電力となる通信サーバとは別に、通信クライアントでの処理が必要となる。
また、刻々と変わる通信サーバの状態に応じて通信クライアントが通信パラメータを決定するため、パラメータの適切な値を決定する事が困難であり、通信パラメータの値によっては通信サーバの消費電力を削減できない場合がある。
また、省電力状態に移行した通信装置に対して、省電力状態に遷移してない別の通信装置が代理応答を行うことにより通信サーバの消費電力を削減しつつエラーの発生しにくい通信処理を行う通信装置をでは、代理応答、代行処理を行う通信装置が必要となる。
本発明の目的は、サーバが通信処理中に省電力状態へ遷移する場合においても、ユーザリクエストに関連する通信処理が終了するまで適切なスリープ遅延を行うことである。
また、サーバの消費電力を削減しつつ、従来技術の問題点である通信エラーの発生し難い通信装置を提供することにある。
また、サーバの消費電力を削減しつつ、従来技術の問題点である通信エラーの発生し難い通信装置を提供することにある。
本願発明の特徴は、サーバPCの通信サービスが、従来技術の問題点である外部の通信装置の処理に頼ることなく、適切なスリープ遅延を行うことで、サーバの消費電力を削減しつつ、通信エラーの発生し難い通信装置を提供することにある。
本願発明は通信サービスが通信処理中に、オペレーティングシステム、または、サーバサービスが省電力状態へ遷移する場合に適用される。
電力消費を制御する電力消費制御手段(408)を有する情報処理装置(102)と、
電力消費制御手段を制御する省電力制御手段(405)を有するオペレーティングシステム(404)と、
前記オペレーティングシステム(404)においてサービスを提供可能なサービス制御手段(406)と、
前記サービス制御手段(406)においてネットワークを介してサービスを提供可能なサービス手段(400)を有するシステムにおける省電力制御方法であって、
前記省電力制御手段(405)が前記電力消費制御手段(408)を用いて電力モードを通常稼働モードから省電力モードへ遷移する前に、サービス手段(400)へ電力モードの遷移予告を通知する第1のステップと、
前記サービス手段(400)が、保持するユーザリクエスト(403)の状態を検出する第2のステップと、
前記サービス手段(400)がユーザリクエストの状態を処理中と判定した場合、前記サービス手段(400)は前記省電力制御手段に省電力モードへ遷移遅延要求を送信する第3のステップと、
前記サービス手段(400)がユーザリクエストの状態を完了と判定した場合に、前記サービス手段(400)は前記省電力制御手段(405)に省電力モードへ遷移通知を送信する第4のステップと、
前記省電力制御手段(405)の指示により電力消費制御手段(408)が、前記情報処理装置を省電力モードへ遷移を制御する第5のステップを有することを特徴とする。
電力消費制御手段を制御する省電力制御手段(405)を有するオペレーティングシステム(404)と、
前記オペレーティングシステム(404)においてサービスを提供可能なサービス制御手段(406)と、
前記サービス制御手段(406)においてネットワークを介してサービスを提供可能なサービス手段(400)を有するシステムにおける省電力制御方法であって、
前記省電力制御手段(405)が前記電力消費制御手段(408)を用いて電力モードを通常稼働モードから省電力モードへ遷移する前に、サービス手段(400)へ電力モードの遷移予告を通知する第1のステップと、
前記サービス手段(400)が、保持するユーザリクエスト(403)の状態を検出する第2のステップと、
前記サービス手段(400)がユーザリクエストの状態を処理中と判定した場合、前記サービス手段(400)は前記省電力制御手段に省電力モードへ遷移遅延要求を送信する第3のステップと、
前記サービス手段(400)がユーザリクエストの状態を完了と判定した場合に、前記サービス手段(400)は前記省電力制御手段(405)に省電力モードへ遷移通知を送信する第4のステップと、
前記省電力制御手段(405)の指示により電力消費制御手段(408)が、前記情報処理装置を省電力モードへ遷移を制御する第5のステップを有することを特徴とする。
本発明によって、 サーバが通信処理中に省電力状態へ遷移する場合においても、ユーザリクエストに関連する通信処理が終了するまで適切なスリープ遅延を行うことで、省電力状態への遷移時の通信エラーが発生し難い通信システムを提供することが可能となる。
また、サーバの消費電力を削減可能な通信装置を提供する事ができる。
また、サーバの消費電力を削減可能な通信装置を提供する事ができる。
さらに、サーバPCの通信サービスが、従来技術の問題点である外部の通信装置の処理に頼ることなく、適切なスリープ遅延を行うことで、サーバの消費電力を削減しつつ、通信エラーの発生し難い通信装置を提供することが可能となる。
さらに、サーバPCの通信サービスが、UDPの返信パケット待ちなど、通信処理がアイドル状態の場合においても、オペレーティングシステムがスリープ状態へ遷移することによる通信エラーが発生し難い通信システムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
尚、以下の実施例は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施例で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
尚、以下の実施例は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施例で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
本発明の実施例に係る通信装置について説明する。
[実施例]
図1は、本発明の実施の形態に係る通信装置の利用環境を説明するシステム構成例を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る通信装置の利用環境を説明するシステム構成例を示す図である。
尚、本発明の機能が実現されるのであれば、クライアントPC101および、サーバPC102でのプログラムの動作を、プリンタやMFP(マルチファンクションペリフェラル)上のCPU、RAM,ROMで実行しても良いことは言うまでもない。
このシステムは、本発明の通信装置であるサーバPC(102)がネットワーク(100)に接続されている。さらに、通信回線、ネットワーク(100)を介して、クライアントPC(101)、プリンタ(103)が接続されている。
クライアントPC(101)、サーバPC(102)、プリンタ(103)は、ネットワーク(100)において他の通信装置と通信を行うためにIPアドレスを保持している。サーバPC(102)は、クライアントPC(101)からのリクエストに応答するサービスを提供している。サーバPCが提供するサービスとしては、例えば、プリントサーバやWeb、 DNS、メール、SNMPエージェント、WS-Eventing(非特許文献2を参照)のサーバ機能などがある。
また、サーバPC(102)は、クライアントPC(101)からのリクエストに応じて、さらに別のサーバに通信を行う事もある。サーバPC(102)がプリントサーバの場合、クライアントPC(101)からの印刷リクエストやプリンタ情報取得リクエストをプリンタ(103)に送信する。
プリンタ(103)では、プリントサーバ機能(LPD:RFC 1179)やサーバPC(102)と同様に各種リクエストに応答するサービスを提供している。サービスとしては、例えば、Web、 ファイル、SNMP、WS-Eventingなどのサーバ機能などがある。
なお、本発明においては、サーバPCが提供するサービスについて、アドレスを利用する通信であれば、IPv4やIPv6などのプロトコルも含め、プロトコルを限定するものではない。また、実施例以外のネットワークデバイス、情報処理装置、通信装置が接続されていても良いことはもちろんである。
また、クライアントPC100および、サーバPC105間の接続方式が、LAN,WAN以外のネットワークや、IEEE802.11などの無線LANなどの接続方式も、本発明を適用できることは言うまでもない。
図2は、クライアントPC101および、サーバPC102であるホストコンピュータの構成例を示す図である。
ホストコンピュータ200において、CPU1はシステムバス4に接続された各デバイスを統括的に制御する中央処理装置である。このCPU1は、ROM3のプログラム用ROM或いは外部メモリ(HD)11に記憶されたアプリケーション(文書処理プログラム等)に基づいて、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理等の各種処理を実行する。
またCPU1は、例えばRAM2上に設定された表示RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRTC(表示制御部)6を介して表示部10に表示する。
更に、CPU1は、この表示部10上のマウスカーソル(図示略)等で指示されたコマンドに基づいて、登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザはクライアントアプリケーション101やサーバアプリケーション108を使用する際、その設定などの操作に関するウインドウを開き、設定を行うことができるようになっている。尚、表示部10はCRTに限らず、液晶やプラズマ等でも良い。
RAM2はCPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ROM3はフォント用ROM(不図示)、プログラム用ROM(不図示)と、データ用ROM(不図示)などを備えている。
フォント用ROM或いは外部メモリ11は、上記文書処理等の際に使用するフォントデータ等を記憶する。
プログラム用ROM或いは外部メモリ11は、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステム(以下、OS)等を記憶する。
データ用ROM或いは外部メモリ11は、上述の文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。又外部メモリ11に記憶されているプログラムは、実行時にRAM2に展開されて実行される。
キーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード9やポインティングデバイス(不図示)からの入力情報を制御する。CRTC6は、表示部10への表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)7は、外部メモリ11とのアクセスを制御する。ネットワークコントローラ(NWC)8は、双方向性インターフェース21を介してネットワーク106に接続されている。
キーボード9は、各種キーを備えている。表示部10は、図形、イメージ文字、表等を表示する。外部メモリ11はハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等から構成されている。この外部メモリ11は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶する。
図3は、図1のプリンタ103の構成例を示す図である。なお本例のプリンタ103には、印刷機能を提供するプリンタの他、印刷、スキャナ、FAXなどの複合機能を提供する複合機(MFP)とした場合も同様に適用可能とする。
本例では一般的なMFPの構成例を示す。
本例では一般的なMFPの構成例を示す。
フィーダ300(原稿自動送り部)は、スキャナ部301でスキャンニングを行う際に自動で紙を送る機構である。原稿のスキャナ部301は、紙の情報をスキャニングして電子化を行う。
UI部302は、MFPの操作入力操作を受け付ける、情報を表示する機構である。給紙部303は印刷の際に印刷用紙を定着部304に送る機構である。定着部304は給紙部303から送られてきた用紙にトナーを定着させて印刷を行う機構である。排紙部305は定着部304にて印刷された用紙を排紙する機構である。
フィニッシング装置306は排紙部305から排紙された紙を発注情報に従ってステープルやパンチといった処理を行う機構である。そして排紙トレイ307は最終的に印刷・フィニッシングされた印刷物を保持するトレイとなる。
図4は、本実施例に係るサーバPC102の構成を説明するブロック図である。サーバPC102において、サービスアプリケーション部(400)は、クライアントPC101で動作するアプリケーションが送信した送信データを処理し、処理結果をクライアントアPC101で動作するアプリケーションに返信する。
サービスアプリケーション部(400)が提供するサービスとしては、例えば、Webサーバ、メールサーバ、DNSサーバ、プリントサーバなどが提供される。
サービスアプリケーション部(400)は、サーバPC(102)のオペレーティングシステム部(404)上で動作する。
サービスアプリケーション部(400)は、オペレーティングシステム部(404)が提供するサービス制御部(406)によって管理される。サービス制御部(406)は、サービスアプリケーション部(400)の登録、削除を行う。また、サービス制御部(406)はサービスアプリケーション部(400)の停止、開始、スリープ指示などの状態変更を行う。
サービス制御部(406)は、複数のサービスアプリケーション部(400)を管理することが可能である。
一般にサービスアプリケーション部(400)は、クライアントPC101上のアプリケーションが送信した送信データを処理し、処理結果をクライアントアPC101で動作するアプリケーションに返信する。
クライアントPC101上のアプリケーションは、サービスを提供するサーバPC(102)のIPアドレスおよび、サービスアプリケーション部(400)が作成した通信ソケットのポート番号を指定することで特定のサービスアプリケーションと通信を行う。
また、サービスアプリケーション部(400)は、提供するサービスに応じて他のサーバと通信を行い、その処理結果をクライアントPC101上のアプリケーションに対して返信する場合がある。
たとえば、Webサーバの場合は、クライアントからの処理依頼であるユーザリクエストに対して、データベースサーバに問い合わせを行い、その処理結果をクライアントに返信する。また、プリントサーバの場合は、クライアントからの印刷指示に従い、印刷データをプリンタに送信する。また、クライアントからのプリンタ情報取得指示や状態変化イベントなどのユーザリクエストに対し、その結果をクライアントに返信する。
本実施例においては、サービスアプリケーション部(400)はクライアントからのプリンタ情報取得指示や状態変化イベントなどを返信するプリンタ双方向通信サービスの一例を示す。
サービスアプリケーション管理部(401)は、サービスアプリケーション部(400)の主処理部である。サービス制御部(406)からのサービス停止や開始などの制御処理、及び、提供するサービスの管理を行う。
提供するサービスの管理としては、クライアントからのプリンタ情報取得指示や状態変化イベントなどユーザリクエスト管理、ユーザリクエストを処理するプリンタとの双方向通信によるプリンタ情報取得やプリンタの状態遷移イベント処理などを行う。
サービスアプリケーション管理部(401)は外部との通信処理はオペレーティングシステムの提供する通信制御部407を介して行う。ユーザリクエスト管理部(402)は、クライアントからのユーザリクエストの管理を行う。ユーザリクエストのデータ例としては、リクエストのIDである管理番号、リクエスト処理内容である処理識別ID、ユーザリクエストの処理状態を示す通信処理状態、ユーザリクエストの送信元アドレス(クライアント識別)である通信要求元アドレス、ユーザリクエストの処理対象アドレス(プリンタ識別)である通信要求先、が含まれる。
ユーザリクエスト管理部(402)は、サービスアプリケーション管理部(401)が通信制御部407を介して受信したユーザリクエストの管理を行う。
ユーザリクエスト管理部(402)は、処理中のユーザリクエストをユーザリクエストデータ部403で記憶する。
ユーザリクエストのリストの一例を図8に示す。ユーザリクエストデータ(403)は、ユーザリクエスト管理部(402)の処理中のユーザリクエストを記憶する。
オペレーティングシステム部(404)は、サーバPC(102)のオペレーションシステムである。近年、情報処理装置であるサーバPC102上で複数のオペレーティングシステを稼動するオペレーティングシステの仮想化が一般化しており、サーバPC102上で複数のオペレーティングシステを稼動する場合も本実施例に含まれる。
省電力制御部(405)は、オペレーティングシステム部(404)の機能の一部でありオペレーティングシステム部(404)およびサービスアプリケーション部(400)の電力制御を行う。
省電力制御部(405)は、オペレーティングシステム部(404)やサービスアプリケーション部(400)の実行中のプロセスを監視し、それらのアイドル状態の判定を行いスリープなどの省電力状態への通知や省電力状態への稼動状態遷移を行う。
サービス制御部(406)は、複数のサービスアプリケーションを管理する。サービス制御部(406)は、サービスアプリケーション部(400)の登録、削除を行う。また、サービスアプリケーション部(400)の停止、開始、スリープ指示などの状態変更を行う。また、サービスアプリケーション部(400)へそれらの状態変更通知を行う。
通信制御部(407)は、オペレーティングシステム部(404)の機能の一部であり、各種のサービスアプリケーションの通信制御を行う。
電力制御部(408)は、電源ユニットの通常稼働モードや省電力モードの電源処理を行う。電源ユニットやオペレーティングシステム部(404)との制御インターフェースとしてACPIなどの統一規格がある(非特許文献1)。
通信部(409)は、ネットワークインターフェースであり、オペレーティングシステム部(404)のデバイスドライバを介してサービスアプリケーション部(400)が通信を行う。
サーバPC(102)は、通信部(409)を介してクライアントPC101やプリンタ103と通信を行う。
図5は、サーバPC(102 )のサービスアプリケーション部(400)における処理フローである。サーバのサービスが通信処理中に省電力状態へ遷移する場合に、ユーザリクエストに関連する通信処理が終了するまで適切なスリープ遅延を行うことで消費電力を削減しつつ、省電力状態への遷移時に通信エラーが発生し難い通信処理方法を以下に説明する。
サービスアプリケーション部(400)のサービスアプリケーション管理部(401)はステップS501で、オペレーティングシステム(404)の省電力制御部(405)からスリープ移行通知を取得する。
サービスアプリケーション管理部(401)がスリープ移行通知を取得する方法として、省電力制御部(405)に対して、状態遷移イベントを取得できるようにイベント登録を行う方法がある。
また、他の方法としてブロードキャストメッセージとして受信する方法、ポーリングで情報を取得するなど考えられる。また、省電力制御部(405)からではなくサービスアプリケーション部(400)を管理しているサービス制御部(406)から情報を取得する方法もある。
スリープ移行通知の内容としては、オペレーティングシステム(404)や情報処理装置の仕様に応じて、状態遷移する予定のスリープの詳細な情報が取得できる場合がある。
例えば、ACPIのSystem sleeping states S1, S2, S3, S4, S5に対応した状態が取得できる。
例えば、ACPIのSystem sleeping states S1, S2, S3, S4, S5に対応した状態が取得できる。
ステップS502で、サービスアプリケーション部(400)のサービスアプリケーション管理部(401)はユーザリクエスト管理部(402)の保持するユーザリクエストデータ(403)を取得する。
ユーザリクエストデータ(403)は、クライアントPC(101)からサーバPC(102 )のサービスアプリケーション部(400)への処理中の要求であるユーザリクエストのリストを記憶している。
ステップS503で、サービスアプリケーション管理部(401)は処理中のリクエストがあるか判定を行う。処理中のユーザリクエストの判定方法については、後述する図6で説明する。
サーバPC(102)のサービスアプリケーション部(400)が、UDPプロトコルによる通信の返信パケット待ちなど、アイドル状態の場合においても、通信状態を判定することでオペレーティングシステムのスリープ状態遷移を遅延させる事が可能となる。
よって、スリープ状態へ遷移による通信エラーが発生し難い通信システムを提供できる。特に、UDP通信の場合は、TCP通信のセッション確立が無いため、UDP通信の処理内容および対応する返信パケットを判定することにより現在の通信状態が判定することが可能である。
また、TCP通信においても、セッションが切断されているが一連の通信を行っている場合を判定することによって、通信状態が判定可能となる。
ステップS503において、処理中のユーザリクエストがあると判定された場合は、ステップS504の処理を行う。無いと判定された場合は、ステップS507の処理を行う。
ステップS503において、処理中のユーザリクエストがあると判定された場合は、ステップS504において、サービスアプリケーション管理部(401)は省電力制御部にスリープ移行遅延を通知する。
続いてステップS505において、サービスアプリケーション管理部(401)は処理中のユーザリクエストの完了を待つ。そのため、サービスアプリケーション管理部(401)は既定時間経過後にユーザリクエストキューのリスト再取得をおこなう。
ステップS506で、サービスアプリケーション管理部(401)はユーザリクエスト処理のタイムアウト判定を行う。ステップS505において、サービスアプリケーション管理部(401)が取得したユーザリクエストの状態が通信処理中のままで、既定時間経過後でも応答がない場合は通信エラーなどの理由によりタイムアウトと判定しステップS507に進む。
ステップS506で、サービスアプリケーション管理部(401)はユーザリクエスト処理のタイムアウト判定を行いユーザリクエストの状態が通信処理中のままで、既定時間経過後でも応答がない場合は通信エラーなどの理由によりタイムアウトと判定する。
ステップS506でサービスアプリケーション管理部(401)がユーザリクエスト処理をタイムアウトと判定した場合、または、ステップS503で処理中のリクエストが無いと判断した場合、ステップS507でサービスアプリケーション管理部(401)は省電力制御部(405)にスリープ移行を通知する。
続いて、ステップS508で、省電力制御部(405)が電力制御部(408)にスリープ移行を通知する。電力制御部(408)は省電力制御部(405)が指定したACPIのSystem sleeping states S1, S2, S3, S4, S5に対応した状態に遷移させる。このため、情報処理装置は省電力モードに移行する。
図6は、ステップS503における、サーバPC(102 )のサービスアプリケーション管理部(401)の詳細な判定処理フローである。ステップS601で、サービスアプリケーション管理部(401)は、ユーザリクエスト管理部(402)の記憶するユーザリクエストデータ(403)の通信方式などを取得する。
ユーザリクエストとして、リクエストのIDである管理番号(801)、リクエスト処理内容である処理識別ID(802)、ユーザリクエストの処理状態を示す通信処理状態(803)、ユーザリクエストの送信元アドレス(クライアント識別)である通信要求元アドレス(804)、ユーザリクエストの処理対象アドレス(プリンタ識別)である通信要求先(805)、を取得する。
ステップS602では、サービスアプリケーション管理部(401)がステップS601で取得した通信方式の判定を行う。通信方式として、先ずTCPか判定を行う。通信方式としてTCPの通信の場合はステップS603に進む。また、通信方式としてTCP以外の通信の場合はステップS605に進む。
全ステップ(ステップS602)でTCP通信と判定された場合、ステップS603で、サービスアプリケーション管理部(401)はTCPセッションがまだ確立されているか判定を行う。
さらに、ステップS603で、TCPセッションが確立されていると判定された場合は、通信処理中と判定し、ステップS604で、サービスアプリケーション管理部(401)は通信処理中のリクエストと判定する。
ステップS602で、通信方式としてTCP以外の通信と判定した場合は、ステップS605で、サービスアプリケーション管理部(401)はプリンタ(103)への送受信パケットから通信処理状態を判定する。
ステップS605では、サービスアプリケーション管理部(401)がプリンタ(103)への送信したパケットに対して、受信パケットの有無から通信処理状態を判定する。
一般にUDPプロトコルやTCPプロトコルの送受信時にコネクションが切断される通信では、送信プロトコルと受信プロトコルに同一の一意のID(リクエストID)を付加することで送信パケットに対応する返信パケットを識別できる。
次のステップS606およびステップS607では、OSI参照モデル レイヤ5のセッション層のコネクションの確立開始から切断完了までを一連の処理として通信中として判定する例を示す。
ステップS606で、サービスアプリケーション管理部(401)はユーザリクエストがイベント登録中か判定を行い、登録中の場合は通信処理中と判断する。
例えば、通信データとして、WS-Eventing (Web Services Eventing、URL: http://www.w3.org/Submission/WS-Eventing/)のSubscribe をサーバPC(102)からプリンタ(103)に送信した場合、一連のユーザリクエスト処理として、TCPプロトコル上のWS-EventingのSubscribeを送信し、プリンタ(103)の状態遷移イベントを取得開始してから、TCPプロトコル上のWS-EventingのUnsubscribeを送信し、プリンタ(103)の状態遷移イベント取得を終了するまでをあらわす。
この例では、WS-EventingのSubscribeからUnsubscribeまでがOSI参照モデル(OSI Reference Model) レイヤ5のセッション層のコネクションの確立開始から切断完了までを意味する。
イベント登録中のユーザリクエストの一例を図9に示す。ステップS607で、サービスアプリケーション管理部(401)はユーザリクエストが一連のトランザクションを処理中かを判定する。
例えば、通信データとして、SNMPにおけるGetNextRequestコマンドを実行する場合、情報取得対象のOID(Object Identifier)と関連するテーブルエントリーのOIDも連続取得する事が可能である。
この場合、GetNextRequestで連続するOIDが取得できている間は関連するテーブルエントリーと判定できるため、一連の処理として通信中として判定する。
イベント登録中のユーザリクエストの一例を図9に示す。ステップS608で、サービスアプリケーション管理部(401)は通信処理中のリクエストが無いと判定する。ステップS609で、サービスアプリケーション管理部(401)がプリンタ(103)へ送信したパケットに対して、リクエストIDが同一の返信パケットが既定時間内に取得できない場合、送信パケットがタイムアウトしたと判定する。
ステップS610で、サービスアプリケーション管理部(401)は、一定時間後に再度リクエストIDが同一の返信パケットをオペレーティングシステムの通信制御部407から取得する。
このステップS601からステップS610の処理は、ユーザリクエストデータ(403)が複数存在する場合は、全てのユーザリクエストデータの通信処理が終わる事を待つ。
図7は、本発明の実施例に係るクライアントPC(101)、サーバPC(102)、プリンタ(103)のシーケンス例を示す。ステップP701で、クライアントPC(101)上のアプリケーションは、サービスを提供するサーバPC(102)のIPアドレスおよび、サービスアプリケーション部(400)のポート番号を指定してサービスアプリケーションと通信を開始する。
ステップP702で、サーバPC(102)のサービスアプリケーション部(400)はプリンタ(103)に送信する。送信するデータはクライアントPC(101)上のアプリケーションからのユーザリクエストを、サービスアプリケーション部(400)が処理して作られたデータを送信する。
例えば、ステップP701で、クライアントPC(101)上のアプリケーションがプリンタの状態取得のユーザリクエストに対して、サービスアプリケーション部(400)は、プリンタ(103)に対して状態取得を行う。
ステップP703で、プリンタ(103)はステップP702の返信処理を行う。プリンタ(103)は処理結果の返信パケットをサーバPC(102)に対してステップP707で送信する。
この間(ステップP703からステップP707の間)、サーバPC(102)において、ステップP704で、サーバPC(102)の省電力制御部(405)がオペレーティングシステムやサービスアプリケーションのアイドル状態を検出し、省電力モードへの移行を判定する。
このため、省電力制御部(405)がサービス制御部(406)を経由してサービスアプリケーション部(400)に対して、スリープ(スリープ予告)を通知する。
ステップP705で、サービスアプリケーション管理部(401)は処理中のユーザリクエストがあると判定する。
ステップP706で、サービスアプリケーション管理部(401)は処理中のユーザリクエストがあると判定(ステップP705)したために、省電力制御部にスリープ移行遅延を通知する。
ステップP707で、プリンタ(103)はサーバPC(102)に対してステップP703の処理結果を返信する。
ステップP708で、サーバPC(102)のサービスアプリケーション部(400)はステップP707の返信データ、または、返信データから加工したデータをクライアントPC(101)上のアプリケーションに返信する。
ステップP709で、クライアントPC(101)はステップP701の返信データを受信する。このデータは、ステップP708のサービスアプリケーション部(400)が送信したデータである。
ステップP710で、サービスアプリケーション管理部(401)はユーザリクエストの処理状態を確認して処理完了後、または、処理のタイムアウト後に省電力制御部(405)に「スリープ許可」を通知する。
ステップP711で、省電力制御部(405)が電力制御部(408)にスリープ移行を通知する。このため、電力制御部(408)は省電力制御部(405)が指定したACPIのSystem sleeping states S1, S2, S3, S4, S5に対応した状態に遷移し、情報処理装置は省電力モードに移行する。
図8は、ユーザリクエスト管理部(402)の記憶するユーザリクエストデータ(403)の一例を示す。ユーザリクエスト管理部(402)は、処理中のユーザリクエストをユーザリクエストデータ部403で記憶する。
ユーザリクエストのデータ例として、リクエストのIDである管理番号(801)、
リクエスト処理内容である処理識別ID(802)、ユーザリクエストの処理状態を示す通信処理状態(803)、ユーザリクエストの送信元アドレス(クライアント識別)である通信要求元アドレス(804)、ユーザリクエストの処理対象アドレス(プリンタ識別)である通信要求先(805)、が含まれる。
リクエスト処理内容である処理識別ID(802)、ユーザリクエストの処理状態を示す通信処理状態(803)、ユーザリクエストの送信元アドレス(クライアント識別)である通信要求元アドレス(804)、ユーザリクエストの処理対象アドレス(プリンタ識別)である通信要求先(805)、が含まれる。
ユーザリクエスト管理部(402)は、サービスアプリケーション管理部(401)が通信制御部407を介して受信したユーザリクエストの管理を行う。
図9は、ユーザリクエスト管理部(402)の記憶する一連のユーザリクエスト処理の一例を示す。
ここで一連のユーザリクエスト処理とは、OSI参照モデル レイヤ5のセッション層のコネクションの確立開始から切断完了までを意味する。ユーザリクエスト管理部(402)は、これらの通信内容(901)の処理は関連したユーザリクエストとして処理を行う。
一連のユーザリクエスト処理例として、通信内容(901)、送信データ属性1(902)、送信データ属性1(903)、が含まれる。
例えば、通信データとして、WS-EventingのSubscribe をサーバPC(102)からプリンタ(103)に送信した場合の一連のユーザリクエスト処理としては、WS-EventingのSubscribeを送信して、プリンタ(103)の状態遷移イベントを取得開始してから、WS-EventingのUnsubscribeを送信し、プリンタ(103)の状態遷移イベント取得を終了するまでをあらわす。
この例では、WS-EventingのSubscribeからUnsubscribeまでがOSI参照モデル(OSI Reference Model) レイヤ5のセッション層のコネクションの確立開始から切断完了までを意味する。
また、OSI参照モデル レイヤ5のセッション層のコネクションの確立開始から切断完了までを一連の処理として通信中として判定する別の例を以下に示す。
通信データとして、SNMPにおけるGetNextRequestコマンドを実行する場合、情報取得対象のOID(Object Identifier)と関連するテーブルエントリーのOIDも連続取得する事が可能である。
この場合、GetNextRequestで連続するOIDが取得できている間は関連するテーブルエントリーと判定できるため、一連の処理として通信中として判定する。
図9に示される一連の処理の管理テーブルはステップS606、ステップS607の判定で利用される。
図9に示される一連の処理の管理テーブルは、実施の一例であり、一般的にOSI参照モデル レイヤ5のセッション層以上の論理通信経路の確立開始から切断完了までを通信処理中と判定する。
このため、OSI参照モデル レイヤ4のトランスポート層のコネクションの確立開始から切断完了までの期間に限定するものではない。
以上説明した本実施例によれば、サーバが通信処理中に省電力状態へ遷移する場合においても、ユーザリクエストに関連する通信処理が終了するまで適切なスリープ遅延を行うことで、従来技術の問題点である省電力状態への遷移時の通信エラーが発生し難い通信システムを提供可能となる。
さらに、スリープ時の通信が可能でありながら消費電力を削減可能な通信装置を提供する事ができる。
さらに、サーバPCの通信サービスが、従来技術の問題点である外部の通信装置の処理に頼ることなく、適切なスリープ遅延を行うことで、サーバの消費電力を削減しつつ、通信エラーの発生し難い通信装置を提供することが可能となる。
さらに、サーバPCの通信サービスが、UDPの返信パケット待ちなど、通信処理がアイドル状態の場合においても、オペレーティングシステムがスリープ状態へ遷移することによる通信エラーが発生し難い通信システムを提供できる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良い。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良い。
また仮想化OSなどで構成される場合も含めて一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムを読み出して実行することによっても達成され得る。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
また、プログラムの実行環境は、パーソナルコンピュータやパーソナルコンピュータでのオペレーションシステムを仮想化した仮想PCやリモートPCを含む。
さらには、画像形成装置、プリンタやMFP(マルチファンクションペリフェラル)等の組み込みコンピュータで実行される場合も含まれる。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、様々なものが使用できる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R、DVD-RAM)などである。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページからハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。その場合、ダウンロードされるのは、本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルであってもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。
つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してDVD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布する形態としても良い。その場合、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムが実行可能な形式でコンピュータにインストールされるようにする。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される形態以外の形態でも実現可能である。例えば、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれるようにしてもよい。この場合、その後で、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
100 ネットワーク
101 クライアントPC
102 サーバPC
103 プリンタ
400 サービスアプリケーション部
401 サービスアプリケーション管理部
402 ユーザリクエスト管理部
403 ユーザリクエストデータ
404 オペレーティングシステム部
405 省電力制御部
406 サービス制御部
407 通信制御部
408 電力制御部
409 通信部
101 クライアントPC
102 サーバPC
103 プリンタ
400 サービスアプリケーション部
401 サービスアプリケーション管理部
402 ユーザリクエスト管理部
403 ユーザリクエストデータ
404 オペレーティングシステム部
405 省電力制御部
406 サービス制御部
407 通信制御部
408 電力制御部
409 通信部
Claims (10)
- 電力消費を制御する電力消費制御手段(408)を有する情報処理装置(102)と、
電力消費制御手段を制御する省電力制御手段(405)を有するオペレーティングシステム(404)と、
前記オペレーティングシステム(404)においてサービスを提供可能なサービス制御手段(406)と、
前記サービス制御手段(406)においてネットワークを介してサービスを提供可能なサービス手段(400)を有するシステムにおける省電力制御方法であって、
前記省電力制御手段(405)が前記電力消費制御手段(408)を用いて電力モードを通常稼働モードから省電力モードへ遷移する前に、サービス手段(400)へ電力モードの遷移予告を通知する第1のステップと、
前記サービス手段(400)が、保持するユーザリクエスト(403)の状態を検出する第2のステップと、
前記サービス手段(400)がユーザリクエストの状態を処理中と判定した場合、前記サービス手段(400)は前記省電力制御手段に省電力モードへ遷移遅延要求を送信する第3のステップと、
前記サービス手段(400)がユーザリクエストの状態を完了と判定した場合に、前記サービス手段(400)は前記省電力制御手段(405)に省電力モードへ遷移通知を送信する第4のステップと、
前記省電力制御手段(405)の指示により電力消費制御手段(408)が、前記情報処理装置を省電力モードへ遷移を制御する第5のステップを有することを特徴とする省電力制御方法。 - 前記サービス手段(400)は、通信処理中のユーザリクエスト(403)が存在する場合に、ユーザリクエストの状態を処理中と判定することを特徴とする請求項1に記載の省電力制御方法。
- 前記サービス手段(400)は、前記通信処理中の判定として、ユーザリクエスト(403)の通信処理状態が
・ TCPのセッションの確立開始から切断完了まで
・ UDPのパケット送信から対応する返信パケットの受信完了、または受信タイムアウトまで
・ TCPまたはUDPパケットでイベント登録からイベント削除まで
・ OSI参照モデル レイヤ5のセッション層以上のコネクションの確立開始から切断完了まで
・ TCPまたはUDPパケットで一連のトランザクション処理中のいずれかの場合は処理中と判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の省電力制御方法。 - 前記ユーザリクエスト(403)には、通信要求元、通信要求先、通信内容、通信処理状態が含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の省電力制御方法。
- 前記情報機器(102)の電力消費制御手段(408)は、前記オペレーティングシステム(404)または前記サービス手段(400)をスリープまたはスタンバイまたは休止またはシャットダウンの省電力モードに遷移可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の省電力制御方法。
- 前記情報機器(102)の電力消費制御手段(408)は、ACPI(Advanced Configuration & Power Interface)を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の省電力制御方法。
- 前記情報機器(102)の省電力モードは、ACPIのSystem sleeping states S1, S2, S3, S4, S5のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の省電力制御方法。
- 前記情報機器(102)がプリントサーバであることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の省電力制御方法。
- 前記サービス手段(400)がプリンタドライバの双方向通信サービスであることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の省電力制御方法。
- 請求項9に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013256929A JP2015114878A (ja) | 2013-12-12 | 2013-12-12 | 通信装置、通信制御方法、プログラム及び記憶媒体 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019066969A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 情報処理装置及び情報処理プログラム |
US10452326B2 (en) | 2017-07-06 | 2019-10-22 | Ricoh Company, Ltd. | Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer-readable storage medium |
-
2013
- 2013-12-12 JP JP2013256929A patent/JP2015114878A/ja active Pending
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