JP2012155322A - 無溶媒トナープロセス - Google Patents

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Abstract

【課題】トナーで使用するためのポリマーラテックスを無溶媒で調製する改良された製造プロセスを提供する。
【解決手段】いくつかの実施形態では、アルキルサルフェートまたはアルキルエーテルサルフェートを無溶媒トナー製造プロセスで界面活性剤として使用し、トナー粒子の粒径、分布制御、真円度に悪影響を与えることなく、電荷が多い親粒子を与える。また、押出プロセスによって有機溶媒を用いることなく、ポリエステル樹脂を乳化し、水(ラテックス)に分散したナノサイズの粒子を製造するための新しい配合物およびプロセスを提供する。
【選択図】なし

Description

結晶性ポリエステルを含むトナーは、乳化凝集(EA)トナーおよび従来の吐出用トナーに適している。アモルファスポリエステルと結晶性ポリエステルとを組み合わせると、融点が比較的低い(低融点、超低融点すなわちULM)のトナーが得られる場合があり、このトナーは、エネルギー効率がさらに優れた迅速な印刷を可能にする。
アモルファスポリエステル樹脂および結晶性ポリエステル樹脂を用いて調製されたポリエステルトナーは、時間がかかり、エネルギーを消費する、溶媒を含むバッチプロセスによってエマルションに配合する必要がある。ケトンまたはアルコールのような大量の有機溶媒を用いて樹脂を溶解させ、次に、ラテックスを作成するために、エネルギー集約的な蒸留を必要とする場合があり、この方法は、環境に優しくない。
溶媒を含まないラテックスエマルションは、熱によって軟化させた樹脂に、中和溶液、界面活性剤、水を加えることによって作られた。アルキルジフェニルオキシドジスルホネートを含むある種の界面活性剤を用いる無溶媒プロセスによって作られるトナーは、摩擦電荷が小さい。界面活性剤は、トナー粒子から除去するのが難しい場合がある。
トナーで使用するためのポリマーラテックスを調製する改良プロセスが未だ望まれている。
少なくとも1つのアモルファスポリエステル樹脂と、任意要素の可塑剤とを場合により接触させることによってあらかじめブレンドした混合物を作成することと;あらかじめブレンドした混合物を中和剤で中和し、中和したあらかじめブレンドした混合物を作成することと;この中和したあらかじめブレンドした混合物と、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、またはこれらの組み合わせから選択される界面活性剤とを接触させることと;あらかじめブレンドした混合物を溶融混合することと;溶融混合した混合物と、脱イオン水(DIW)とを接触させ、ラテックスを含む水中油エマルションを作成することと;このラテックスを回収することとを含むプロセスが記載されている。
あるプロセスは、本明細書で上に教示されているとおりであり、さらに、上述のエマルションと、任意要素の結晶性樹脂、任意要素の着色剤、任意要素のワックスとを接触させ、第2の混合物を作成することと;この混合物を凝集させて粒子を作成することと;混合物のpHを調節し、粒子の成長を止めることと;この粒子を融着させてトナー粒子を作成することと;このトナー粒子を回収することとを含む。
押出機内で、少なくとも1つのポリエステル樹脂と、任意要素の結晶性樹脂、任意要素の可塑剤とを接触させることと;この押出機内で、この樹脂混合物を中和剤で中和し、中和した樹脂混合物を作成することと;この押出機内で、中和した樹脂混合物と、ヘキシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム、デシル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、トリデシル硫酸ナトリウム、テトラデシル硫酸ナトリウム、ヘキサデシル硫酸ナトリウム、オクチルデシル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、パルミチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、ヘキシルエーテル硫酸ナトリウム、オクチルエーテル硫酸ナトリウム、デシルエーテル硫酸ナトリウム、ドデシルエーテル硫酸ナトリウム、トリデシルエーテル硫酸ナトリウム、テトラデシルエーテル硫酸ナトリウム、ヘキサデシルエーテル硫酸ナトリウム、オクチルデシルエーテル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ミレス硫酸ナトリウム、パルメス硫酸ナトリウム、パレス硫酸ナトリウム、ステアレス硫酸ナトリウム、オレイルエーテル硫酸ナトリウム、またはこれらの組み合わせから選択される界面活性剤とを接触させることと;この押出機内で、樹脂混合物を溶融混合することと;この押出機内で、溶融混合した混合物とDIWとを接触させ、水中油エマルションを作成することと;この押出機からエマルションを回収することと;このエマルションと、任意要素の結晶性樹脂、任意要素の着色剤、任意要素のワックスとを接触させ、第2の混合物を作成することと;この混合物を凝集させ、粒子を作成することと;混合物のpHを調節し、粒子の成長を止めることと;この粒子を融着させてトナー粒子を作成することと;このトナー粒子を回収することとによる、樹脂混合物を作成するプロセスが記載されている。
本開示の種々の実施形態は、図面を参照しつつ、本明細書で以下に記載される。
図1は、本開示の実施形態にかかる樹脂ラテックスを調製するための押出機の概略図である。 図2は、ラウリル硫酸ナトリウムで処理した、本開示にしたがって製造したトナーの融合温度の関数として、コントロールとしてラウリル硫酸ナトリウムを含まない同じトナーと比較した場合の、光沢を示すグラフである。 図3は、ラウリル硫酸ナトリウムで処理した、本開示にしたがって製造したトナーの融合温度の関数として、コントロールとしてラウリル硫酸ナトリウムを含まない同じトナーと比較した場合の、しわの面積を示すグラフである。
本開示は、トナー粒子の他の特性(粒径、真円度を含む)に悪影響を与えることなく、親粒子の電荷を高めるようなULMポリエステルトナーを調製するための無溶媒プロセスにおいて、界面活性剤としてアルキル硫酸またはアルキルエーテル硫酸を使用することを提供する。また、押出プロセスによって有機溶媒を使用することなく、ポリエステル樹脂を乳化させ、水(ラテックス)に分散したナノサイズの粒子を作成するための新しい配合物およびプロセスが提供される。エマルションを製造するプロセスは、連続プロセスであってもよい。
ポリエステル樹脂をラテックスに乳化させるプロセスは、ポリエステル樹脂と、中和剤(例えば、NaOH、KOH、炭酸ナトリウム、ピペラジン、または他の適切な無機または有機の塩基とをブレンドし、混合物を作成することと;押出機内で、上述の混合物を溶融混合することと;DIWを押出機に注入し、および/またはアルキル硫酸界面活性剤(例えば、オクチル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウムまたはラウリル硫酸ナトリウム)水溶液、またはアルキルエーテル硫酸界面活性剤(例えば、ラウレス硫酸ナトリウムまたはミレス硫酸ナトリウム)水溶液を注入することによって、溶融混合物を乳化させることと;この混合物をDIWで希釈して、安定な小さな粒子の水中油ラテックスエマルションを作成することとを含む。塩基および界面活性剤の水溶液を、溶融混合したポリエステル樹脂に加え、次いで、その後にさらなる水を加え、混合物を希釈し、安定な小さな粒子のラテックスエマルションを作成してもよい。
エマルションの望ましい特性(粒径および固体含有量)は、界面活性剤および中和剤の濃度を調節することによって達成されてもよい。エマルションの性質は、押出機の速度、材料の供給速度、押出機の温度プロフィール、注入ノズルの位置のようなプロセスパラメータによって影響を受ける場合がある。
トナーは、トナーを作成する際に使用するのに適した任意のポリエステルラテックス樹脂を含んでいてもよい。このような樹脂は、任意の適切なモノマーから作られていてもよい。
適切なポリエステル樹脂としては、例えば、スルホン酸化された樹脂、スルホン化されていない樹脂、結晶性樹脂、アモルファス樹脂、これらの組み合わせなどが挙げられる。ポリエステル樹脂は、直鎖、分岐した鎖、これらの組み合わせなどであってもよい。また、適切な樹脂は、アモルファスポリエステル樹脂と結晶性ポリエステル樹脂との混合物を含んでいてもよい。
樹脂は、任意要素の触媒が存在する状態で、ジオールと二酸またはジエステルとを反応させることによって作成されるポリエステル樹脂であってもよい。
アモルファス樹脂を調製するために選択される有機ジオールとしては、炭素原子が約2〜約36個の脂肪族ジオールが挙げられる。脂肪族ジオールは、例えば、樹脂の約45〜約52モル%の量で選択され、アルカリスルホ脂肪族ジオールは、樹脂の約1〜約10モル%の量で選択されてもよい。
アモルファスポリエステルのための二酸またはジエステルとしては、ジカルボン酸またはジエステルが挙げられる。有機二酸またはジエステルは、樹脂の約45〜約52モル%である。
適切な重縮合触媒としては、出発物質の二酸またはジエステルを基準として、約0.01モル%〜約5モル%の量のチタン酸テトラアルキル、スズアルキルノエートなど、またはこれらの混合物が挙げられる。
適切なアモルファス樹脂は、アルコキシル化ビスフェノールAフマレート/テレフタレート由来のポリエステルおよびコポリエステル樹脂を含んでいてもよい。
直鎖コポリ(プロポキシル化ビスフェノールA コ−フマレート)の一例は、Resana S/A Industrias Quimicas(サンパウロ、ブラジル)製のコポリ(プロポキシル化ビスフェノールA コ−テレフタレート)SPARIIである。他の適切な直鎖樹脂としては、ドデシルコハク酸無水物、テレフタル酸、アルキルオキシル化ビスフェノールA(日本の花王株式会社からGTU−FC115として市販されているもの、およびReichhold(ローリー、NC)からEM181635として市販されているもの)が挙げられる。
アモルファスポリエステル樹脂は、飽和または不飽和のアモルファスポリエステル樹脂であってもよい。この樹脂は、官能基化されていてもよい(例えば、カルボン酸化、スルホン酸化など)。
アモルファスポリエステル樹脂は、分岐した樹脂であってもよい。「分岐した」または「分岐している」は、分岐した樹脂および/または架橋した樹脂を含む。分岐剤は、樹脂の約0.1〜約5モル%の量で使用されてもよい。
直鎖または分岐した不飽和ポリエステルは、飽和および不飽和の二酸(または酸無水物)および二価アルコール(グリコールまたはジオール)の両方を含む。得られた不飽和ポリエステルは、反応性(例えば、架橋可能)である。
適切なアモルファス樹脂は、重量平均分子量(M)が約500ダルトン(d)〜約50,000d、約1,000d〜約30,000d、約1,500d〜約20,000dの低分子量アモルファス樹脂であってもよい(オリゴマーと呼ばれる)。
低分子量アモルファス樹脂は、ガラス転移温度(T)が約60℃〜約70℃、約62℃〜約64℃であってもよい。低分子量アモルファス樹脂は、高Tアモルファス樹脂と呼ばれることもある。
低分子量アモルファス樹脂は、軟化点が約105℃〜約118℃、約107℃〜約109℃であってもよい。低分子量アモルファスポリエステル樹脂は、酸価が約8〜約20mg KOH/g、約9〜約16mg KOH/g、約11〜約15mg KOH/gであってもよい。
アモルファス樹脂は、数平均分子量(M)が約1,000〜約10,000、約2,000〜約9,000、約3,000〜約8,000の高分子量アモルファス樹脂であってもよい。この樹脂のMは、45,000より大きく、約45,000〜約150,000、約50,000〜約100,000、約63,000〜約94,000である。多分散指数(PD)は、約4より上であり、約4より大きく、約4〜約20、約5〜約10、約6〜約8である。高分子量アモルファスポリエステル樹脂は、多くの供給源から入手可能であり、約30℃〜約140℃、約75℃〜約130℃、約100℃〜約125℃の種々の融点を有していてもよい。
高分子量アモルファス樹脂は、Tが約53℃〜約59℃、約54.5℃〜約57℃であってもよい。これらの高分子量アモルファス樹脂は、低Tアモルファス樹脂と呼ばれることがある。
低Tアモルファス樹脂と高Tアモルファス樹脂との組み合わせを用い、トナーを作成してもよい。低Tアモルファス樹脂と高Tアモルファス樹脂との比率は、約0:100〜約100:0、約30:70〜約50:50であってもよい。合わせたアモルファス樹脂は、130℃での溶融粘度が約10〜約1,000,000Pa*S、約50〜約100,000Pa*Sであってもよい。
アモルファス樹脂は、一般的に、トナーまたは固形分の約60〜約90wt%、約50〜約65wt%の量で存在する。
トナーは、少なくとも1つの結晶性樹脂を含んでいてもよい。「結晶性」は、三次元の規則性を有するポリエステルを指す。「半結晶性樹脂」は、結晶度が例えば約10〜約90%、約12〜約70%の樹脂を指す。「結晶性ポリエステル樹脂」および「結晶性樹脂」は、他の意味であると明記されていない限り、結晶性樹脂および半結晶性樹脂の両方を包含する。
結晶性ポリエステル樹脂は、飽和結晶性ポリエステル樹脂または不飽和結晶性ポリエステル樹脂である。
結晶性ポリエステルを作成する場合、適切な有機ジオールとしては、樹脂の約40〜約60モル%、約42〜約55モル%、約45〜約53モル%の量の、炭素原子が約2〜約36個の脂肪族ジオールが挙げられる。
有機二酸は、例えば、約40〜約60モル%、約42〜約55モル%、約45〜約53モル%の量で選択されてもよい。
結晶性樹脂は、例えば、トナー成分の約5〜約50重量%、約10〜約35重量%の量で存在していてもよい。
結晶性ポリエステル樹脂は、多くの供給源から入手可能であり、種々の融点、例えば、約30℃〜約120℃、約50℃〜約90℃の融点を有していてもよい。結晶性樹脂は、Mが、約1,000〜約50,000、約2,000〜約25,000、約3,000〜約15,000であってもよい。この樹脂のMは、50,000以下、例えば、約2,000〜約50,000、約3,000〜約40,000、約10,000〜約30,000である。この結晶性樹脂の分子量分布(M/M)は、約2〜約6、約3〜約4である。結晶性ポリエステル樹脂は、酸価が約2〜約20mg KOH/g、約5〜約15mg KOH/g、約8〜約13mg KOH/gであってもよい。
適切な結晶性樹脂は、エチレングリコールまたはノナンジオールと、ドデカン二酸およびフマル酸コモノマーの混合物とで構成される樹脂を含んでいてもよい。
結晶性ポリエステル樹脂は、トナー粒子(つまり、外部添加剤および水を除いたトナー粒子)の約1〜約15%、約5〜約10%、約6〜約8重量%の量で存在していてもよい。
トナーは、少なくとも1つの高分子量の分岐または架橋したアモルファスポリエステル樹脂を含んでいてもよい。この高分子量樹脂は、分岐したアモルファス樹脂またはアモルファスポリエステル、架橋したアモルファス樹脂またはアモルファスポリエステル、またはこれらの混合物、または架橋反応をすでに行って、架橋していないアモルファスポリエステル樹脂を含んでいてもよい。高分子量アモルファスポリエステル樹脂の約1重量%〜約100重量%、約2重量%〜約50重量%が、分岐しているか、または架橋していてもよい。
トナー粒子は、約8重量%〜約15重量%、約9重量%〜約12重量%の低分子量高T樹脂を、約36重量%〜約44重量%、約37重量%〜約43重量%の高分子量低T樹脂と組み合わせて含むコアを含んでいてもよい。このようなトナー粒子は、約25重量%〜約55重量%、約26重量%〜約35重量%の低分子量高T樹脂を、場合により、約25重量%〜約55重量%、約27重量%〜約40重量%、約30重量%〜約35重量%の高分子量低Tアモルファス樹脂と組み合わせて含むシェルも含んでいてもよい。
樹脂を、押出機を通すのに適切な粘度になるまで軟化させるために、可塑剤を加えてもよい。軟化した樹脂は、室温では自由に流れないが、押出機によれば混合するのに十分柔らかいような粘性であってもよい。軟化した樹脂(あらかじめブレンドした混合物と呼ばれる)の複素粘度は、約130℃で約10Pa*S〜約1,000Pa*S、約50Pa*S〜約500Pa*Sであってもよい。あらかじめブレンドした混合物の複素粘度は、任意の適切なレオメーターを用いて測定することができる。
樹脂を軟化させるための可塑剤としてワックスを用いてもよい。ワックスは、ワックス分散物で与えられてもよく、この分散物は、1種類のワックスを含んでいてもよく、または、2種類以上の異なるワックスの混合物を含んでいてもよい。ワックスが含まれる場合、ワックスは、樹脂の約1重量%〜約25重量%、約5重量%〜約20重量%の量で存在していてもよい。
利用可能なワックスとしては、Mが約500〜約20,000、約1,000〜約10,000のワックスが挙げられる。適切な可塑剤ワックスとしては、高級脂肪酸と高級アルコール、一価または多価の低級アルコールとから得られるエステルワックス、高級脂肪酸と多価アルコールマルチマーとから得られるエステルワックス、ソルビタン高級脂肪酸エステルワックス、コレステロール高級脂肪酸エステルワックスが挙げられる。他の適切な可塑剤ワックスとしては、官能化ワックス、フッ素化ワックス、フッ素化ワックスとアミドワックスとを混合したもの、ヒドロキシル化不飽和脂肪酸エステル、イミド、エステル、四級アミン、カルボン酸またはアクリルポリマーエマルション、塩素化ポリプロピレンおよびポリエチレンを含む脂肪族ワックスが挙げられる。
ポリエステル樹脂がアモルファス樹脂である場合、結晶性ポリエステル樹脂を可塑剤として用いてもよく、これにより、アモルファス樹脂の軟化温度が下がり、水の沸点付近の温度で、溶融混合物の粘度が、エマルションを形成するのに十分なほど低くなる。
樹脂を、弱塩基または中和剤とあらかじめブレンドしておいてもよい。塩基を、固体または水溶液として樹脂と接触させてもよい。樹脂および中和剤を同時供給プロセスによって同時に供給してもよく、これにより、プロセス中に押出機を通る塩基および樹脂の供給速度を制御し、次いで、溶融混合し、その後に乳化してもよい。このプロセスによって、塩基の濃度を制御することができ、もっと効率的なプロセスが可能になる。同時供給によって、プロセスの再現性および安定性を保つことができ、初期の開始時廃棄物が少なくなるだろう。
樹脂中の酸基を中和するために中和剤を用いてもよく、そのため、中和剤は、「塩基性中和剤」と呼ばれることもある。適切な塩基性中和剤は、無機塩基性薬剤と有機塩基性薬剤を含んでいてもよい。適切な塩基性薬剤としては、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化リチウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、これらの組み合わせなどが挙げられる。適切な塩基薬剤は、少なくとも1個の窒素原子を含む単環化合物および多環化合物も含んでおり、例えば、一級および二級の脂肪族アミンおよび芳香族アミンが挙げられ、例としては、アジリジン、アゼチジン、ピペラジン、ピペリジン、ピリジン、ビピリジン、ターピリジン、ジヒドロピリジン、モルホリン、N−アルキルモルホリン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロウンデカン、1,8−ジアザビシクロウンデセン、ジメチル化ペンチルアミン、トリメチル化ペンチルアミン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、インドール、インドリン、インダノン、ベンズインダノン、イミダゾール、ベンズイミダゾール、イミダゾロン、イミダゾリン、オキサゾール、イソオキサゾール、オキサゾリン、オキサジアゾール、チアジアゾール、カルバゾール、キノリン、イソキノリン、ナフチリジン、トリアジン、トリアゾール、テトラゾール、ピラゾール、ピラゾリン、およびこれらの組み合わせが挙げられる。単環化合物および多環化合物は、環の任意の炭素位置で置換されていなくてもよく、置換されていてもよい。
塩基性薬剤は、固体として、樹脂の約0.001重量%〜50重量%、約0.01重量%〜約25重量%、約0.1重量%〜5重量%の量で用いられてもよい。
塩基性中和剤を加えると、酸基を有する樹脂を含むエマルションのpHが、約5〜約12、約6〜約11まで上がるだろう。酸基の中和によって、エマルションの生成が向上するだろう。
このプロセスは、溶融混合する前または溶融混合している間に、高温で樹脂に界面活性剤を加えることを含んでいてもよい。固体界面活性剤を、押出機に樹脂および中和剤と同時に供給してもよい。溶融混合する前に、固体界面活性剤を樹脂および中和剤に加え、あらかじめブレンドした混合物を作成してもよい。樹脂エマルションは、1種類、2種類またはそれ以上の界面活性剤を含んでいてもよい。界面活性剤は、イオン系界面活性剤および非イオン系界面活性剤から選択されてもよい。アニオン性界面活性剤およびカチオン性界面活性剤は、用語「イオン系界面活性剤」に包含される。界面活性剤を固体として、または溶液として約5重量%〜約100重量%(純粋な界面活性剤)の濃度で、約10重量%〜約95重量%の濃度で加えてもよい。界面活性剤は、樹脂の約0.01重量%〜約20重量%、約0.1重量%〜約16重量%、約1重量%〜約14重量%であってもよい。
アルキルサルフェート、例えば、ヘキシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム、デシル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼン硫酸ナトリウム、トリデシル硫酸ナトリウム、テトラデシル硫酸ナトリウム、ヘキサデシル硫酸ナトリウム、オクチルデシル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、パルミチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、ドデシルナフタレン硫酸ナトリウム、ベンゼンアルキル硫酸ジアルキルおよびスルホネート、これらの酸およびこれらの組み合わせを、樹脂の約1重量%〜約15重量%、約2重量%〜約10重量%、約3重量%〜約5重量%の量で用いてもよい。
アルキルエーテルサルフェート、例えば、ヘキシルエーテル硫酸ナトリウム、オクチルエーテル硫酸ナトリウム、デシルエーテル硫酸ナトリウム、ドデシルエーテル硫酸ナトリウム、トリデシルエーテル硫酸ナトリウム、テトラデシルエーテル硫酸ナトリウム、ヘキサデシルエーテル硫酸ナトリウム、オクチルデシルエーテル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ミレス硫酸ナトリウム、パルメス硫酸ナトリウム、パレス硫酸ナトリウム、ステアレス硫酸ナトリウム、オレイルエーテル硫酸ナトリウム、およびこれらの組み合わせを、樹脂の約1重量%〜約15重量%、約2重量%〜約10重量%、約3重量%〜約5重量%の量で用いてもよい。
このプロセスは、押出機内で、樹脂、任意要素の可塑剤、固体または水溶液の界面活性剤、中和剤を含む混合物を高温で溶融混合することを含む。高温は、約30℃〜約200℃、約50℃〜約150℃、約70℃〜約100℃であってもよい。
溶融混合は、押出機内で行われてもよく、押出機は、ツインスクリュー式押出機、ニーダー(例えば、Haakeミキサー)、バッチ式反応器、またはほぼ均一な混合物を作成するための、粘性材料を十分に混合することが可能な任意の他の機器であってもよい。ラテックスの作成を促進するために、撹拌を利用してもよい。任意の適切な撹拌機を利用してもよい。撹拌は、毎分約10回転(rpm)〜約5,000rpm、約20rpm〜約2,000rpm、約50rpm〜約1,000rpmであってもよい。撹拌は、一定速度である必要はなく、変化してもよく、例えば、加熱しつつ、撹拌速度を上げてもよい。
2種類以上の樹脂を利用してもよい。樹脂は、ポリエステルアモルファス樹脂、結晶性樹脂、またはこれらの組み合わせであってもよい。樹脂は、アモルファス樹脂であってもよく、高温は、アモルファス樹脂のTよりも高い温度であってもよい。樹脂は、結晶性樹脂であってもよく、高温は、結晶性樹脂の融点よりも高い温度であってもよい。樹脂は、アモルファス樹脂と結晶性樹脂との混合物であってもよく、温度は、この混合物のTより高い温度であってもよい。
樹脂と、可塑剤と、中和剤とを、溶融混合する前にあらかじめブレンドしておいてもよい。樹脂と可塑剤とを、タンブラー中、約1rpm〜約20rpm、約5rpm〜約15rpmのローター速度で約10分〜約60分、または約15分〜約30分混合し、あらかじめブレンドした混合物を調製してもよい。
あらかじめブレンドした樹脂混合物を、押出機に接続したスクリューフィーダを介して供給する。あらかじめブレンドした樹脂混合物を、別個のフィーダを介して供給される固体形態(例えば、フレークまたはペレット)の中和剤とともに押出機に同時に供給してもよい。中和剤を水溶液の状態で用いる場合、容器中で、溶解した中和剤を界面活性剤および水とあらかじめ混合しておき、ポンプを介して押出機の注入口に同時に供給してもよく、注入口に別個に供給してもよい。中和剤を、樹脂の約0.2重量%〜約5重量%、約0.4重量%〜約2重量%の濃度になるような速度で供給してもよい。流速および供給速度は、処理装置(例えば、押出機)の大きさによってさまざまに変わるため、望ましい組成物を得るために、上述の成分の速度ではなく、上述の成分の濃度が与えられる。
固体の界面活性剤を利用し、押出機の供給ホッパに樹脂とともに同時に供給してもよい。溶融混合する前、溶融混合している間、または溶融混合した後で、中和剤を加える前、加えている間、または加えた後に、界面活性剤を樹脂組成物に加えてもよい。または、界面活性剤は、水溶液の状態であってもよい。あらかじめブレンドした樹脂混合物が押出機を下に向かって流れるため、界面活性剤の溶液を、容器からダイアフラム式ポンプを介して押出機の注入口に向けて供給し、熱交換器を介して加熱してもよい。固体の中和剤を利用する場合、界面活性剤を樹脂とともに溶融混合し、中和した樹脂の均質な混合物を製造している間に、界面活性剤中の水が、中和剤を活性化する。界面活性剤は、樹脂の約0.5重量%〜約15重量%、約2重量%〜約10重量%の濃度になるような速度で供給される。
可塑剤を押出機に直接投入し、押出機の中で樹脂と可塑剤とをブレンドしてもよく、これによって、あらかじめブレンドする必要性がなくなる。可塑剤を、容器からダイアフラム式ポンプを介して押出機注入口に向けて投入し、熱交換器を介して加熱してもよい。可塑剤を、樹脂の約5重量%〜約100重量%、約10重量%〜約50重量%の濃度になるような速度で投入してもよい。注入口は、押出機の第1セクションIに配置されていてもよく、このセクションは、注入口が界面活性剤溶液を供給する前に溶融ゾーンとして作用する。注入口は、第1セクションの後にある第2セクションIIに配置されていてもよく、その結果、押出機中で、可塑剤が樹脂と混合した後に、界面活性剤が混合物に加えられる。注入口は、押出機の同じセクション(例えば、第1セクション)に配置され、その結果、可塑剤および界面活性剤が同時に供給されてもよい。
樹脂、可塑剤、中和剤、界面活性剤を溶融混合したら、次いで、得られた分散混合物を水と接触させ、水中油のラテックスエマルションを作成してもよい。例えば、DIWを加え、固体含有量が約5重量%〜約50重量%、約10重量%〜約40重量%のラテックスを作ってもよい。水温は、約20℃〜約100℃、約60℃〜約95℃であってもよい。
水と樹脂混合物との接触は、押出機の水注入口によって達成されてもよい。溶融混合した樹脂混合物が押出機を下に向かって流れるため、あらかじめ加熱しておいたDIWを、その後にある押出機のセクションIIIの注入口に加えてもよい。DIWをタンクに保存していてもよく、押出機の注入口に、ダイアフラムポンプを経て供給してもよい。DIWは、熱交換器で加熱される。
油中水エマルションの生成がゆっくり起こり、物質が相分離ではなく、混合した状態が続き、押出機でのエマルション生成が最適になるように水を加えることが有益である。上述の注入口は、あらかじめ加熱しておいたDIWを、約40g/分〜約400g/分、約100g/分〜約200g/分の速度で押出機に注入してもよく、その結果、ラテックスの最終的な固体含有量は、約20%〜約50%、約15%〜約35%である。
押出機から出た生成物は、ラテックス流を含んでいてもよく、このラテックス流が、タンクからダイアフラムポンプを経て、熱交換器で加熱され、さらにDIWが加えられ、穏やかに撹拌されながら蒸気捕捉タンクで集められ、望ましい固形分をもつ最終生成物が得られる。
生成するラテックスエマルションの粒径は、ポリエステル樹脂に対する可塑剤、界面活性剤、および/または中和剤の濃度比率によって制御することができる。ラテックスの固体濃度は、水に対する樹脂混合物の比率によって制御することができる。
水系媒体に乳化した樹脂粒子は、粒径が、約1500nm以下、約10nm〜約1200nm、約30nm〜約1,000nmであってもよい。粒度分布は、約60nm〜約300nm、約150nm〜約250nmであってもよい。ラテックスの粗粒子含有量は、約0重量%〜約5重量%、約0.1重量%〜約2重量%であってもよい。ラテックスの固体含有量は、約5重量%〜約50重量%、約30重量%〜約40重量%であってもよい。
乳化させた後、エマルションを希釈するために、場合により、さらなる界面活性剤、水および/または中和剤を加えてもよい。乳化させた後、エマルションを室温まで、例えば、約20℃〜約25℃に冷却してもよい。
得られた樹脂ラテックスを用いてトナーを作成してもよい。ラテックスエマルションを、着色剤(場合により、分散物の状態の着色剤)と、他の添加物と接触させ、適切なプロセス(乳化凝集、融着プロセス)によってULMトナーを作ってもよい。
さらなる樹脂(例えば、結晶性樹脂)、着色剤、ワックス、他の添加剤を含む、トナー組成物のさらなる任意要素の成分を、樹脂を溶融混合する前、溶融混合中、またはその後に加え、ラテックスエマルションを作ってもよい。さらなる成分を、ラテックスエマルションを作る前、作っている最中、またはその後に加えてもよい。界面活性剤を加える前に着色剤を加えてもよい。
種々の着色剤(例えば、染料、顔料、染料混合物、顔料混合物、染料と顔料の混合物など)が、トナーに含まれてもよい。着色剤は、トナーの約0.1〜約35wt%、約1〜約15wt%、または約3〜約10wt%の量で加えられてもよく、固形物基準で、約5〜約25%の量で加えられてもよい。
場合により、ワックスを、樹脂および着色剤と合わせてもよい。ワックスは、ワックス分散物の状態で与えられてもよく、1種類のワックスを含んでいても、2種類以上の異なるワックスの混合物を含んでいてもよい。例えば、特定のトナーの特性(例えば、トナー粒子の形状、トナー粒子表面にワックスが存在すること、およびトナー粒子表面のワックスの量、帯電特性および/または融合特性、光沢、ストリッピング、オフセットの特性)を高めるために、1種類のワックスをトナー配合物に加えてもよい。または、トナー組成物に複数の特性を付与するために、ワックスの組み合わせを加えてもよい。
ワックスは、トナー粒子の約1重量%〜約25重量%、約5重量%〜約20重量%の量で存在していてもよい。
ワックスは、平均分子量が約500〜約20,000、約1,000〜約10,000である。ワックスは、例えば、フューザーロール剥離剤として含まれていてもよい。ワックスは、結晶性であってもよく、非結晶性であってもよい。
ワックスを、1つ以上の水系エマルションの形態または固形ワックスを水に分散した形態で使用してもよく、ここで、固形ワックスの粒径は、約100nm〜約300nm、約125nm〜約275nmであってもよい。
トナー粒子を調製する任意の適切な方法(懸濁、乳化、凝集、カプセル化プロセスのような化学プロセスを含む)を用いてもよい。
任意の適切な凝集剤を利用してもよく、例えば、二価カチオン材料または多価カチオン材料または水溶性金属塩の水溶液を、樹脂のTよりも低い温度で混合物に加えてもよい。
多価イオン凝集剤は、任意の数の多価イオン原子を含んでいてもよい。適切なポリアルミニウムは、アルミニウムイオンを約2〜約13個、約3〜約8個有している。
凝集剤を、樹脂の約0重量%〜約10重量%、約0.2重量%〜約8重量%、約0.5重量%〜約5重量%の量で加えてもよい。
撹拌を維持しつつ、高温に維持することによって、または、例えば、約40℃〜約100℃の温度までゆっくりと上げ、混合物をこの温度に約0.5時間〜約6時間、約1〜約5時間維持することによって、凝集を進めてもよい。所定の望ましい粒径に到達したら、成長プロセスを止める。
凝集と融着を別個に行ってもよい。別個の凝集段階および融着段階では、凝集プロセスは、剪断条件下、高温、例えば、約40℃〜約90℃、または約45℃〜約80℃で行われてもよく、この温度は、上述の樹脂のTよりも低い温度であってもよい。
トナー粒子の望ましい最終粒径に到達したら、塩基を用いて混合物のpHを約3〜約10、約5〜約9、約6.8〜約8の値になるまで調節し、粒子の成長を止めてもよい。塩基は、アルカリ金属水酸化物などのような任意の適切な塩基を含んでいてもよい。pHを調節しやすくするためにEDTAを加えてもよい。
凝集した後で融着する前に、樹脂コーティングを凝集粒子に塗布し、シェルを作成してもよい。上述の任意の樹脂をシェルとして利用してもよい。上述のようなポリエステルアモルファス樹脂ラテックスは、シェル内に存在していてもよい。アモルファス樹脂ラテックスを異なる樹脂と合わせてもよく、次いで、この粒子をシェルとして加えてもよい。
複数の樹脂を任意の適切な量で使用してもよい。第1のアモルファスポリエステル樹脂は、シェル樹脂全体の約20重量%〜約100重量%、約30重量%〜約90重量%の量で存在していてもよい。したがって、第2の樹脂は、シェル樹脂の約0重量%〜約80重量%、約10重量%〜約70重量%の量で存在していてもよい。
シェル樹脂を任意の方法によって凝集粒子に塗布してもよい。この樹脂は、上述の任意の界面活性剤を含むエマルションであってもよい。
凝集粒子の上にシェルを形成することは、約30℃〜約80℃、約35℃〜約70℃の温度まで加熱しながら行ってもよい。シェルの形成は、約5分間〜約10時間、約10分間〜約5時間行われてもよい。
凝集させた後、次いで、粒子を望ましい最終形状になるまで融着させてもよく、融着は、例えば、混合物を、約5〜約10、約6.5〜約7.5のpHで約45℃〜約100℃、約55℃〜約99℃の温度(この温度は、樹脂のTであってもよい)まで加熱し、および/または、撹拌を、例えば、約100rpm〜約1,000rpm、約200rpm〜約800rpmまで下げることによって行われる。融着は、約0.01〜約9時間、約0.1〜約4時間行われてもよい。
凝集および/または融着の後、混合物を、室温(例えば、約20℃〜約25℃)まで冷却してもよい。冷却は、迅速であってもよく、ゆっくりであってもよい。適切な冷却方法は、反応器の周りにあるジャケットに冷水を導入することである。冷却した後、トナー粒子を、水で洗浄し、次いで乾燥させてもよい。乾燥は、凍結乾燥を含む任意の適切な方法によって行われてもよい。
トナー粒子は、他の添加剤を含んでいてもよい。トナーは、正電荷または負電荷の制御剤を、トナーの約0.1〜約10重量%、約1〜約3重量%の量で含んでいてもよい。
他の添加剤は、トナー粒子の表面に存在していてもよい。例としては、金属酸化物、例えば、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化スズ、これらの混合物など、コロイド状シリカおよびアモルファスシリカ、金属塩、およびステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウムを含む脂肪酸金属塩、またはこれらの長鎖アルコールおよびこれらの混合物が挙げられる。
外部添加剤は、それぞれ、トナーの約0.1重量%〜約5重量%、約0.25重量%〜約3重量%の量であってもよい。
ラウリル硫酸ナトリウムのような界面活性剤を用い、無溶媒押出経路を経るプロセスを用いて製造されたラテックスは、他の界面活性剤を用いたときの、親粒子の電荷が低いという問題を克服する。トナーは、トナー電荷と直径との比率(q/d)が約−0.4フェムトクーロン/μm(fC/μm)〜約−2fC/μm、約−0.5fC/μm〜約−1.5fC/μmである。トナーは、親トナーの電荷と質量との比率(q/m)が約−10μクーロン/グラム(μC/g)〜約−80μC/g、約−15μC/g〜約−45μC/gである。
部および百分率は、他の意味であると示されていない限り、重量基準である。
アルキルジフェニルオキシドジスルホネートを用いるコントロールシアントナーを以下のように調製した。
2Lベンチスケール(理論的な乾燥トナー150g)でシアンポリエステルトナーを調製した。2種類のアモルファスポリエステル樹脂エマルションを含む(比率が約70:30)トナースラリーを利用した。片方のエマルションは、Mwが約18,000ダルトンであり、アルコキシル化ビスフェノールAとテレフタル酸、フマル酸、ドデセニルコハク酸コモノマーとを含む低分子量樹脂約176gを含有し、他方のエマルションは、Mwが約85,000ダルトンであり、アルコキシル化ビスフェノールAとテレフタル酸、トリメリット酸、ドデセニルコハク酸コモノマーとを含む高分子量樹脂約61gを含有していた。この合わせたエマルションに、約2.2パーツパーハンドレッド(pph)のDOWFAX(商標)2A1(The Dow Chemical Companyから市販されているアルキルジフェニルオキシドジスルホネート)を加えた。次いで、これに、以下の式を有する結晶性樹脂エマルション
(式中、bは、約5〜約2000であり、dは、約5〜約2000である)を約34g加え、さらに、9.65pphのDOWFAX(商標)2A1、約53gの分散物状態のシアン顔料、約46gの分散物状態のポリエチレンワックス(IGI製)を加えた。これらの成分を混合し、次いで、0.3M硝酸を用い、pHを4.2に調節した。
このスラリーに凝集剤として硫酸アルミニウム約2.69gとDIW約36gを加えつつ、約3,000rpm〜約4000rpmの速度で約5分間かけて均一にした。次いで、トナースラリーを46℃付近の温度で約460rpmで凝集させた。凝集中に、トナーの粒径を精査した。大きさがほぼ5μmになったら、コアと同じアモルファスエマルションを含むシェル(同じく比率が70:30)を加え、最終的な目的粒径である5.8〜約6.3μmを達成した。凝集を約30分間続けた。水酸化ナトリウム(NaOH)を用いてスラリーのpHを約7.8に調節し、このスラリーにDow Chemical Company製のVERSENE−100 EDTAを加え、トナー粒子の凝集を凍結させた(すなわち、止めた)。
このプロセスを、反応器温度(Tr)を85℃まで上げつつ進めた。Trが85℃に達したら、トナースラリーのpHを、0.3M硝酸を用いて約6.5まで下げ、融着プロセスを開始させた。トナーが融着して粒子を形成した後、トナーを冷却した。
トナーは、体積平均粒径が約6.01μmであり、体積平均幾何粒径分布(GSD)が約1.25であり、数平均幾何粒径分布(GSD)が約1.25であり、真円度が約0.978であった。平均粒径が約1μm〜約4μmである微粒子は、トナーの約6.74重量%の量で存在し、平均粒径が約16μmより大きな粗粒子は、トナーの約0.17重量%の量で存在した。
コントロールトナーについて、ラウリル硫酸ナトリウムを用いた実験用トナーを、無溶媒プロセスを用いて製造したが、但し、2種類のアモルファス樹脂の比率は約50:50であり、約2pphのラウリル硫酸ナトリウムと、約30グラムの結晶性樹脂エマルションと置き換えたDOWFAX 2A1を使用した。次いで、さらに約2pphのDOWFAX(商標)2A1を使用した。
このトナーは、体積平均粒径が約6.28ミクロンであり、GSDvが約1.22であり、GSDnが約1.25であり、真円度が約0.974であった。平均粒径が約1ミクロン〜約4ミクロンである微粒子は、トナーの約8.41重量%の量で存在し、平均粒径が約16ミクロンより大きな粗粒子は、トナーの約0.35重量%の量で存在した。
トナーの帯電。約0.5gのコントロールおよび実験用トナーを、約10gのXerox WCP3545製品キャリアに加えることによって、現像剤を調製した。評価するそれぞれのトナーについて3種類の現像剤サンプルを調製した。1つめのサンプルを、Aゾーン(28℃/85% 相対湿度(RH))に一晩置いて平衡化し、別のサンプルをBゾーン(21℃/50% RH)に一晩置いて平衡化し、他のサンプルをCゾーン(10℃/15% RH)に一晩置いて平衡化した。次の日に、現像剤サンプルを密閉し、Turbulaミキサーを用いて約2分間撹拌し、次いで、約1時間撹拌した。混合した後、電場100V/cmでチャージスペクトログラフを用いて、トナーの摩擦電荷を測定した。トナー電荷分布の中間点として、トナーの電荷(q/d)を視覚的に測定した。電荷は、ゼロラインからの変位をミリメートル単位で報告した(mmでの変位は、0.092を掛け算することによって、フェムトクーロン/μm(fC/μm)に変換することができる)。親トナーの電荷と質量との比率(q/m)も、スペクトログラフを用い、マイクロクーロン/グラム(μC/g)で測定した。
約1時間混合した後、すでに帯電した現像剤にトナー0.5gをさらに加え、さらに15秒間混合し、この時点でq/dの変位を再び測定し、次いで、さらに45秒間混合し(合計で1分間混合)、再びq/dの変位を測定した。
表1は、A、B、Cゾーンにおけるコントロールトナーおよび実験用トナーの電荷特性を示す。実験用トナーは、親粒子の摩擦電荷がわずかに増加していることが示されており、これはシリカを使用したことによるものであろう。
粒子の融合性能(光沢、しわ、熱オフセットの測定値)を集めた。
融合していないすべての画像を、Xerox Corporation製の改変されたDC12複写機を用いて作成した。TMA(単位面積あたりのトナー質量)が1.00mg/cmの各トナーを、市販の融合固定機を用い、Color Xpressions+紙(90gsm、コーティングされていない)(CX+紙と呼ぶ)上に作成した。光沢/しわの標的は、紙の中心に配置された四角形の画像であった。
フューザーの処理速度を220mm/秒(ニップ内滞在時間は約34ミリ秒)に設定し、フューザーロールの温度を、冷オフセットから熱オフセットまで変えるか、または、光沢としわの測定のために、約210℃まで変えた。
しわの面積の測定は、画像分析システムを用いて行った。BYK Gardner 75光沢測定機を用い、印刷物の光沢をフューザーロールの温度の関数として測定した。融合の結果をまとめたものを以下の表2に報告している。185℃での光沢、融合度、最低融合温度(MFT)を報告している。
MFT=最低融合温度
融合度=CX+紙上での熱オフセット−MFT
Δ固定は、あるコントロールトナーに対し、光沢単位が50に達するか、またはしわ固定面積が80に達するのに必要な最低融合温度である。
60℃で24時間経過した、書類オフセットトナー=60℃/80g/cm/50%RHでオフセット試験を行った時の、トナーに対するトナーの量、紙に対するトナーの量
ΔMFT(EA/SA−40℃)=スチレン−アクリレート乳化凝集型トナーについての最低固定温度
斑点/熱オフセット=トナーが紙からはがれ落ち、フューザーロールに付着する温度
T(Gloss 50)=トナーが光沢単位50に達する温度
T(Gloss 60)=トナーが光沢単位60に達する温度
表1および表2のデータからわかるように、帯電も、融合も、ラウリル硫酸ナトリウムが存在することによって顕著な違いはみられなかった。

Claims (10)

  1. 少なくとも1つのアモルファスポリエステル樹脂と、任意要素の可塑剤とを場合により接触させることによってあらかじめブレンドした混合物を作成することと;
    あらかじめブレンドした混合物を中和剤で中和し、中和したあらかじめブレンドした混合物を作成することと;
    この中和したあらかじめブレンドした混合物と、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、またはこれらの組み合わせから選択される界面活性剤とを接触させることと;
    あらかじめブレンドした混合物を溶融混合することと;
    溶融混合した混合物と、脱イオン水とを接触させ、ラテックスを含む水中油エマルションを作成することと;
    このラテックスを回収することとを含む、プロセス。
  2. 前記少なくとも1つのアモルファスポリエステル樹脂が、アルコキシル化ビスフェノールAフマレート/テレフタレート由来のポリエステルまたはコポリエステル樹脂を含む、請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記ラテックスと結晶性樹脂とを接触させ、第2の混合物を作成することと;
    この混合物を凝集させて粒子を作成することと;
    この粒子を融着させてトナー粒子を作成することと;
    このトナー粒子を回収することとをさらに含み、
    ここで、トナー粒子が、約−10マイクロクーロン/グラム〜約−80マイクロクーロン/グラムの質量に対する最終的な電荷比を有する、請求項1に記載のプロセス。
  4. 前記中和剤が、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化リチウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される固体中和剤を含む、請求項1に記載のプロセス。
  5. 前記中和剤が、アジリジン、アゼチジン、ピペラジン、ピペリジン、ピリジン、ビピリジン、ターピリジン、ジヒドロピリジン、モルホリン、N−アルキルモルホリン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロウンデカン、1,8−ジアザビシクロウンデセン、ジメチル化ペンチルアミン、トリメチル化ペンチルアミン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、インドール、インドリン、インダノン、ベンズインダノン、イミダゾール、ベンズイミダゾール、イミダゾロン、イミダゾリン、オキサゾール、イソオキサゾール、オキサゾリン、オキサジアゾール、チアジアゾール、カルバゾール、キノリン、イソキノリン、ナフチリジン、トリアジン、トリアゾール、テトラゾール、ピラゾール、ピラゾリン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、一級および二級の脂肪族アミンおよび芳香族アミンを含む、請求項1に記載のプロセス。
  6. 前記アルキルサルフェートが、ヘキシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム、デシル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、トリデシル硫酸ナトリウム、テトラデシル硫酸ナトリウム、ヘキサデシル硫酸ナトリウム、オクチルデシル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、パルミチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載のプロセス。
  7. 前記アルキルエーテルサルフェートが、ヘキシルエーテル硫酸ナトリウム、オクチルエーテル硫酸ナトリウム、デシルエーテル硫酸ナトリウム、ドデシルエーテル硫酸ナトリウム、トリデシルエーテル硫酸ナトリウム、テトラデシルエーテル硫酸ナトリウム、ヘキサデシルエーテル硫酸ナトリウム、オクチルデシルエーテル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ミレス硫酸ナトリウム、パルメス硫酸ナトリウム、パレス硫酸ナトリウム、ステアレス硫酸ナトリウム、オレイルエーテル硫酸ナトリウム、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される請求項1に記載のプロセス。
  8. 押出機の第1セクションで、少なくとも1つのアモルファスポリエステル樹脂と任意要素の可塑剤とを場合により接触させることによって樹脂混合物を作成することと;
    この押出機の第2セクションで、前記樹脂混合物を中和剤で中和し、中和した樹脂混合物を作成することと;
    この押出機内で、この中和した樹脂混合物と、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される界面活性剤とを接触させることと;
    この押出機内で、前記樹脂混合物を溶融混合することと;
    この押出機内で、この溶融混合した混合物と、脱イオン水とを接触させ、水中油エマルションを作成することと;
    この押出機から前記エマルションを回収することと;
    このエマルションと、任意要素の結晶性樹脂、任意要素の着色剤、任意要素のワックスとを接触させ、第2の混合物を作成することと;
    この混合物を凝集させて粒子を作成することと;
    混合物のpHを約6.8〜約8に調節し、粒子の成長を止めることと;
    この粒子を約6.5〜約7.5のpHで融着させ、トナー粒子を作成することと;
    このトナー粒子を回収することとを含む、プロセス。
  9. 押出機内で、少なくとも1つのポリエステル樹脂と、任意要素の結晶性樹脂、任意要素の可塑剤とを接触させることによって樹脂混合物を作成することと;
    この押出機内で、前記樹脂混合物を中和剤で中和し、中和した樹脂混合物を作成することと;
    この押出機内で、この中和した樹脂混合物と、ヘキシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム、デシル硫酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、トリデシル硫酸ナトリウム、テトラデシル硫酸ナトリウム、ヘキサデシル硫酸ナトリウム、オクチルデシル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、パルミチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、ヘキシルエーテル硫酸ナトリウム、オクチルエーテル硫酸ナトリウム、デシルエーテル硫酸ナトリウム、ドデシルエーテル硫酸ナトリウム、トリデシルエーテル硫酸ナトリウム、テトラデシルエーテル硫酸ナトリウム、ヘキサデシルエーテル硫酸ナトリウム、オクチルデシルエーテル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ミレス硫酸ナトリウム、パルメス硫酸ナトリウム、パレス硫酸ナトリウム、ステアレス硫酸ナトリウム、オレイルエーテル硫酸ナトリウム、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される界面活性剤とを接触させることと;
    この押出機内で、前記樹脂混合物を溶融混合することと;
    この押出機内で、この溶融混合した混合物と、脱イオン水とを接触させ、水中油エマルションを作成することと;
    この押出機から前記エマルションを回収することと;
    このエマルションと、任意要素の結晶性樹脂、任意要素の着色剤、任意要素のワックスとを接触させ、第2の混合物を作成することと;
    この混合物を凝集させて粒子を作成することと;
    混合物のpHを約6.8〜約8に調節し、粒子の成長を止めることと;
    この粒子を約6.5〜約7.5のpHで融着させ、トナー粒子を作成することと;
    このトナー粒子を回収することとを含む、プロセス。
  10. 前記トナー粒子が、約−10マイクロクーロン/グラム〜約−80マイクロクーロン/グラムの質量に対する最終的な電荷比を有する、請求項9に記載のプロセス。
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