JP2012122709A - 冷蔵庫 - Google Patents

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博孝 矢野
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Abstract

【課題】上記のような課題を解決するためになされたもので、回転式シャッターの回転軸に連結するダイヤル位置の設置場所の自由度を高くし、それにより例えば意匠性が向上する。
【解決手段】冷蔵室5と冷凍室6とを有する冷蔵庫1と、冷却器12と、圧縮機25と、送風機15と、冷気送風ダクト16と、冷気送風ダクト内部に設けられ、回転軸17aと回転軸17aに連結した板状の弁17fを有する回転式シャッター17と、コントロールパネル20と、コントロールパネル20に設けられた冷蔵室5の温度が設定される冷蔵室温度調節ダイヤル23、及び回転式シャッターの回転軸に連結する冷凍室温度調節ダイヤル24とを備え、回転式シャッター17の弁17fは、回転軸17aから一方の端部までの長さと回転軸17aから他方の端部までの長さとが異なる。
【選択図】図3

Description

この発明は、回転式の風量調節装置により温度調節が行われる冷蔵庫に関するものである。
従来の冷蔵庫として、例えば冷凍庫扉に食品を収納するケースが一体に設けられている場合、冷凍室内に温度調節のダイヤルを設けると操作がしづらいので、冷凍室の温度調節ダイヤルを冷蔵室に設けたものがある。その場合、冷蔵室(この発明における第1の室に相当)に設置されたコントロールボックスに、例えば冷蔵室の温度を調節するダイヤル(この発明における第1のダイヤルに相当)と、冷凍室の温度を調節するダイヤル(この発明における第2のダイヤルに相当)とが隣接して設置されていた。
上記のような冷蔵庫として、「ダクト7からサーモスタット弁18で制御された冷気がコントロールボックス10内の冷気通路26a,26bを経て冷気吹出口27a、27bから冷蔵室4内に吹出されると共に、冷気通路26cを経て冷気吹出口28a,28bおよび28c,28dからも冷気が吹出されて低温ルーム11、低温ケース12および低温ケース13に送られ、これらの低温部の温度が冷蔵室4の温度よりも低く保たれる。そして、冷蔵量の調節機構29のダイヤル36を回動操作することで軸31を介してダンパ30を回動させて冷気通路26aの開度を調整することで、開度を小さくすると冷気通路26cに流れる冷気量が多くなるので低温ルーム11、低温ケース12,13を強く冷却でき、逆に冷気通路26aの開度を小さくすると低温ルーム11,低温ケース12,13を弱く冷却できる」というものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開昭61−63682号公報(第9,10頁、第4−6図)
特許文献1に記載の冷蔵庫において、ダイヤル36(この発明における第2のダイヤルに相当)に連結したダンパー(この発明における回転式シャッターに相当)は、軸を中心とした場合に弁が左右対称の形状であった。そのため、軸とコントロールボックスの側壁との間に一定の距離を空ける必要があるので、軸に連結する第2のダイヤルもコントロールボックスの端から一定の距離を空ける必要があり、第2のダイヤルの設置場所が制限されるという課題があった。
また、第2のダイヤルの設置場所が制限されることにより、例えば、第1のダイヤルと第2のダイヤルの左右方向の位置関係が、冷蔵庫本体の中央を中心とした場合に左右非対称となり、意匠性が悪くなる場合があるという課題があった。
また、例えば、第1のダイヤルと第2のダイヤルの左右方向の位置関係を左右対称とした状態で、上記の弁が左右対称である回転シャッターを使用した場合、冷気送風ダクト16の左右方向の幅を広くする必要がある。その場合、コントロールパネルが大型化し、コストが高くなるという課題があった。
この発明は、上記のような課題の少なくとも一つを解決するためになされたもので、回転式シャッターの回転軸に連結するダイヤル位置の設置場所の自由度を高くし、それにより例えば意匠性が向上する冷蔵庫を得ることである。
この発明における冷蔵庫は、第1の室と第2の室とを有する冷蔵庫本体と、空気を冷却する冷却器と、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷却器により冷却された空気を、前記第1の室及び前記第2の室へ送る送風機と、少なくとも一部が前記第1の室に設けられ、前記送風機により送られた空気を前記第1の室及び前記第2の室へ導く風路を有する冷気送風ダクトと、前記冷気送風ダクト内部に設けられ、回転軸と該回転軸に連結した板状の弁を有する回転式シャッターと、前記第1の室に設けられ、前記冷気送風ダクトの前面を覆うように設置されたコントロールパネルと、前記コントロールパネルに設けられ、前記第1の室の温度が設定される第1のダイヤルと、前記コントロールパネルに設けられ、前記回転式シャッターの前記回転軸に連結する第2のダイヤルと、前記第1の室の温度を測定する温度センサーと、前記第1のダイヤルの設定と前記温度センサーが測定した温度とに基づき前記圧縮機の運転を制御する制御装置と、を備え、前記回転式シャッターの前記弁は、前記回転軸から一方の端部までの長さと前記回転軸から他方の端部までの長さとが異なり、前記第2のダイヤルの回転に従って前記回転式シャッターが回転することで、前記第1の室に送られる風量が調整され、それにより前記第2の室に送られる風量が調節されることで、前記第2の室の温度が調節されるものである。
この発明により、回転式シャッターの弁を、回転軸から一方の端までの長さと回転軸から他方の端までの長さとが異なるようにしたことで、回転式シャッターの回転軸に連結するダイヤル位置の設置場所の自由度を高くすることができる。これにより、例えば意匠性が向上する冷蔵庫を得ることができる。
この発明の実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室及び冷凍室の扉を外した状態の正面図である。 図1の冷蔵庫において冷蔵室及び冷凍室扉を取り付けた状態のA−A断面図である。 この発明の実施の形態1における冷蔵庫の冷気送風ダクト及びコントロールパネルにおいてシール材と樹脂製のプレートを外した際の背面図である。 図3のA部拡大図である。 この発明の実施の形態1における冷蔵庫の冷気送風ダクト及びコントロールパネルの背面斜視図である。 この発明の実施の形態1における冷蔵庫のコントロールパネルの正面図である。 この発明の実施の形態1における冷蔵庫の回転式シャッターの正面図である。 この発明の実施の形態1における冷蔵庫の回転式シャッターの正面側から見た斜視図である。 この発明の実施の形態1における冷蔵庫の樹脂製のプレートの正面図である。 図9のB部拡大図である。 この発明の実施の形態2における冷蔵室内のコントロールパネルの分解図である。 この発明の実施の形態2における回転式シャッターの正面図である。 この発明の実施の形態2における冷気送風ダクトに取り付けられた回転式シャッター近傍拡大図である。
以下、この発明における冷蔵庫の例について、図面を用いて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室及び冷凍室の扉を外した状態の正面図である。図2は、図1の冷蔵庫において冷蔵室及び冷凍室の扉を取り付けた状態のA−A断面図である。なお、図1において、紙面左側が冷蔵庫1における左側であり、紙面右側が冷蔵庫1における右側である。また、図2において、紙面左側が冷蔵庫における正面側であり紙面右側が冷蔵庫における背面側である。なお、以下の図において、特に説明しない場合は、図1及び図2の方向に従って説明することとする。
図1に示すように、本実施の形態1における冷蔵庫1の外郭は、例えば、鋼鈑製である外箱2と、合成樹脂を真空成形した内箱3と、外箱2及び内箱3の間に充填発泡される断熱材等により構成されている。この冷蔵庫1の内部は、仕切り13で仕切られて、複数の室が形成されている。本実施の形態1の冷蔵庫1は、上段に冷蔵室5(この発明における第1の室)、下段に冷凍室6(この発明における第2の室)が設けられている。また、仕切り13の内部は発泡ポリスチレン製の断熱材14で構成されている。
冷蔵室5の前面には、冷蔵室扉7が設けられており、冷凍室6には引出し式の冷凍室扉8が設けられている。冷凍室扉8には内箱3に取付けられたレール9に摺動自在に支持されるフレーム10が取付けられている。食品を収納する為のケース11は、フレーム10と接続され、冷凍室扉8と共に引き出される構成であり、冷凍室扉8を閉めた状態において冷凍室6内に収納される。
また、冷凍室6の背面側には冷却器12が設置されている。また、冷却器12の上方には冷却器12で冷却された冷気を各室へ循環する為の送風機15が設置されている。また、冷蔵室5の背面側には、送風機15により送風された冷気を冷蔵室5及び冷凍室6内へ導く発泡ポリスチレン製の冷気送風ダクト16が設置されている。なお、冷気送風ダクト16は、少なくともその一部が冷蔵室5の背面側に設置されていればよい。また、冷却器12の下方には、冷媒を圧縮する圧縮機25と、圧縮機25等の制御を行う図示しない制御基板(この発明における制御装置)が設置されている。なお、冷却器12、送風機15、冷気送風ダクト16、圧縮機25及び制御基板の設置場所は上記の位置に限定されるものではない。
図3は、この発明の実施の形態1における冷蔵庫の冷気送風ダクト及びコントロールパネルにおいてシール材と樹脂製のプレートを外した際の背面図であり、図4は、図3のA部拡大図である。また、図5は、この発明の実施の形態1における冷蔵庫の冷気送風ダクト及びコントロールパネルの背面斜視図である。
図3及び図4に示すように、冷気送風ダクト16内には送風機15により冷蔵室5へ送風される冷気の量を調節する回転式シャッター17が取付けられている。なお、回転式シャッター17の構成及び機能の詳細は後述する。また、冷気送風ダクト16の前面に設けられたコントロールパネル20の裏側には、冷蔵室5の温度を調節する温度調節基板22が設けられている。
また、図5に示すように、冷気送風ダクト16の背面側の開口部上部はシール材18により覆われており、冷気送風ダクト16の背面側の開口部下部は、樹脂製のプレート19により覆われている。これにより、冷気送風ダクト16内の冷気が外部に漏れないようにしている。
図6は、この発明の実施の形態1における冷蔵庫のコントロールパネルの正面図である。
前述した冷気送風ダクト16の前面には、冷気送風ダクト16を覆うように樹脂製のコントロールパネル20が設置されている。また、コントロールパネル20の前面には、冷蔵室5内の温度を検知する温度センサー21が設けられている。また、コントロールパネル20の前面には、温度調節基板22のシャフト部と連結する樹脂製の冷蔵室温度調節ダイヤル23(この発明における第1のダイヤル)と、冷気送風ダクト16内に設置された回転式シャッター17に連結する冷凍室温度調節ダイヤル24(この発明における第2のダイヤル)とが取付けられている。冷蔵室温度調節ダイヤル23は、冷蔵室5の温度が設定されるものであり、それにより圧縮機25の運転が制御される構成となっている。
ここで、冷凍室扉8は引出し式であり、食品を収納する冷凍室扉8と共に引き出されるケース11を有するため、冷凍室6にダイヤル等を設けたとしても操作が困難である。そこで、冷凍室温度調節ダイヤル24を冷蔵室5の奥面に設置されたコントロールパネル20に取付けたことにより、冷凍室6の温度調節を冷蔵室5で行うことができ、操作が容易になる。なお、冷凍室6の温度調節については詳しくは後述する。また、冷蔵室5は、冷凍室6に比べて扉を開放することで生じる温度上昇の影響が少ないので、温度調節をした際の冷蔵庫内に保管されている食品への影響を少なくすることができる。
図7は、この発明の実施の形態1における回転式シャッターの正面図であり、図8は、この発明の実施の形態1における回転式シャッターの正面側から見た斜視図である。なお、図7において、紙面左側が冷蔵庫1における左側であり、紙面右側が冷蔵庫1における右側である。
図8に示すように、この回転式シャッター17は、回転軸17aの外周に略円形状のホイール17eを有しており、ホイール17eに、薄板状の面を有する弁17fが連結している。
弁17fは、回転軸17aから両端部までの長さが異なるように形成されている。図7において、弁17fの回転軸17aから端部までの長さは左側が右側より短くなっているが、回転式シャッター17の形状は図7に示したものに限られない。例えば、冷凍室温度調節ダイヤル24を右端に設置したい場合は、弁17fにおける回転軸17aから端部までの長さを、右側が短くなるようにすればよい。回転式シャッター17をこのように構成したことで、回転式シャッター17の回転軸17aに連結する冷凍室温度調節ダイヤル24の設置場所の自由度を高くすることができる。
また、弁17fは、回転軸17aと略水平な板17f1(この発明における調節板に相当)と、板17f1と略垂直な板17f2(この発明における摺動板に相当)とを有し、その側断面は略L字型になっている。弁17fは、板17f2が冷気送風ダクト16の内側壁面と接するように設置される。仮に、板17f2がない場合、板17f1の端部が冷気送風ダクト16の内側壁面に接した状態で回転式シャッター17が回転する。これにより、板17f1の端部によって冷気送風ダクト16の内側壁面を削ってしまったり、回転式シャッター17の回転動作が滑らかにならない可能性がある。特に本実施の形態1のように発泡ポリスチレン製の冷気送風ダクト16を使用した場合、内側壁面が削れてしまう可能性が高くなる。しかし、弁17fは板17f2を有することで、板17f2の面全体が冷気送風ダクト16の内側壁面と摺動して回転するので、冷気送風ダクト16を削るおそれが少なくなり、回転式シャッター17の回転動作が滑らかとなる。
また、回転式シャッター17において、板17f1には冷気通路穴17bを有している。これにより、回転式シャッター17を全閉状態(冷蔵室5へ流入される冷気の量を最小にした場合)にしても、冷蔵室5の温度を保つ為の最低限の冷気を確保することができる。仮に、回転式シャッター17の弁の形状が回転軸に対して左右対称の場合、弁の面積が小さいため、全閉状態でも最低限の冷気を確保する大きさの穴を形成することは難しく、仮に穴を形成したとしても強度が弱くなるという問題点がある。
また、回転式シャッター17において、ホイール17eの外周には、ホイール17eと略垂直にフランジ17gが設けられている。また、フランジ17gの外周に凸部17cが設けられている。この凸部17cは、冷気送風ダクト16の開口部を覆う、後述の樹脂製のプレート19に設けられているリブ19aの凹部19a1に係止する。
なお、前述したように板17f1は、ホイール17eを介して回転軸17aと接続されている。つまり、弁17f上に回転軸17aがない。仮に、回転軸17aに直接、板17f1を接続した場合、回転軸17aの周りにおいて板17f1が空気の圧力損失の原因となるという問題点がある。また、この空気の圧力損失を補うために冷気送風ダクト16の左右方向の幅を広げた場合、冷気送風ダクト16及びコントロールパネル20の大型化及びコスト増加につながるという問題点がある。しかし、本実施の形態1の回転式シャッター17は、上記のような形状であるため、略円柱形状の回転軸17aの周りを沿うように空気が流れるので圧力損失が少ない。そのため、冷気送風ダクト16及びコントロールパネル20の小型化及び省コスト化ができる。
図9は、この発明の実施の形態1における樹脂製のプレートの正面図であり、図10は、図9のB部拡大図である。
図9及び図10に示すように、冷気送風ダクト16の開口部を覆う樹脂製のプレート19には回転式シャッター17のホイール17eの外郭と沿う曲面を有するリブ19aが設けられている。また、リブ19aのホイール17eが接する面には、凹部19a1が形成されており、冷凍室温度調節ダイヤル24の回転位置を例えば「中」とした場合に、回転式シャッター17の凸部17cが凹部19a1に係止する構成となっている。このため、冷凍室温度調節ダイヤル24を「中」の位置にした際にクリック感を得ることができ、確実に温度設定を行うことが可能となる。
以上のように構成された本実施の形態1の冷蔵庫について、動作を説明する。
冷却器12により冷却された冷気は、仕切り13の奥に取付けられた送風機15により冷蔵室5の背面に設置された冷気送風ダクト16へと流入する。冷気送風ダクト16内に流入した冷気は冷気送風ダクト16に設けられた吐出穴16bと、コントロールパネル20に設けられた吐出穴20aを通り冷蔵室5内へと流入する。
この際、冷気送風ダクト16内に取付けられた回転式シャッター17を回転させることで、冷気送風ダクト16内の冷蔵室5への風路の開口面積を変化させる。冷蔵室5へ流入する冷気の量を増やす場合は、この開口面積を増やすように、背面側から見た場合の時計周りの方向に回転式シャッター17を回転させる。また、冷蔵室5へと流入する冷気の量を減らす場合は、この開口面積を減らすように、背面側から見た場合の反時計周りの方向に回転式シャッター17を回転させる。また、冷蔵室5へと流入する冷気の量が増えれば、冷凍室6へ流入する冷気の量は減り、冷蔵室5へと流入する冷気の量が減れば、冷凍室6へ流入する冷気の量は増える。このように、回転式シャッター17を回転させることで冷凍室6の温度調節を行うことができる。
また、前述したように本実施の形態1の冷蔵庫は、冷蔵室5の奥面に設置されたコントロールパネル20に温度センサー21が設けられている。また、冷蔵庫1背面下部に制御基板(図示せず)と、圧縮機25が設けられている。そして、温度センサー21により検知された冷蔵室5の温度と、冷蔵室温度調節ダイヤル23により設定された温度を基に、制御基板(図示せず)が、圧縮機25の運転を制御する。
ここで、冷蔵室温度調節ダイヤル23には、例えば「低」、「中」、「高」等の複数の温度設定ができるようになっている。ここで、各温度設定において、圧縮機25を運転させる温度と停止させる温度には、所定の差(例えば6℃)を持たせてある。例えば、設定「中」の状態において、6℃以上になった場合、圧縮機25は運転を開始し、0℃以下になれば圧縮機25は停止するように制御する。このように、圧縮機25を動作させる温度と停止させる温度に所定の差を持たせたことにより、圧縮機25の起動及び停止が頻繁に発生しないように制御できる。
そして、冷気送風ダクト16内の風路の開口面積を大きくし、冷蔵室5へ流入する冷気の量を増やすことにより、冷蔵室5の室温が短時間で低下するので、圧縮機25を停止させる温度に短時間で達する。そのため、圧縮機25の運転時間が短くなり、冷凍室6の温度は上昇する。
逆に、冷気送風ダクト16内の風路の開口面積を小さくし、冷蔵室5へ流入する冷気の量を減らすことにより、冷蔵室5の室温の低下に時間がかかるので、圧縮機25を停止させる温度に達するには長時間が必要となる。そのため、圧縮機25の運転時間が長くなり、冷凍室6の温度は低下する。
以上のように、本実施の形態1の冷蔵庫1は、回転式シャッター17の弁17fの回転軸17aから両端部までの長さが異なるように形成した。これにより、回転式シャッター17の回転軸17aに連結する冷凍室温度調節ダイヤル24の設置場所の自由度を高くし、これにより、例えば操作部をコンパクトに形成したり意匠性等が向上した冷蔵庫を得ることができる。
例えば、様々な形状の冷気送風ダクト16を用いた場合でも、弁17fにおける回転軸17aから両端部までの距離を任意に設計変更することで、回転式シャッター17を設置することが可能となる。また、例えば冷蔵室温度調節ダイヤル23と冷凍室温度調節ダイヤル24との位置関係を左右対称とすることができ、意匠性が良くなるという効果を有する。
また、例えば、第1のダイヤルと第2のダイヤルの左右方向の位置関係を冷蔵庫の中央に対して左右対称とした場合、回転軸から弁の両端部までの距離が異なる従来の回転シャッターを使用したとすると、冷気送風ダクト16の左右方向の幅を広くする必要がある。しかし、本実施の形態1における回転式シャッター17を用いた場合、弁17fの回転軸17aから両端部までの長さを、弁17fが冷気送風ダクト16の幅に合わせて調節することができる。そのため、冷気送風ダクト16を大型化しなくても第1のダイヤルと第2のダイヤルの左右方向の位置関係を冷蔵庫の中央に対して左右対称となるような状態で、回転式シャッター17を設置可能である。これにより、冷気送風ダクト16及びコントロールパネル20の小型化及び省コスト化ができるという効果を有する。
なお、前述したように回転式シャッター17の弁17fにおける回転軸17aから両端部までの長さは異なるが、一方の長さが0とならないようにすることが望ましい。仮に回転式シャッター17の弁17fを、回転軸17aから一方の端部までが0とした場合、冷気送風ダクト16の風路を全閉させるためには冷気送風ダクト16の左右いずれかの端に近接することとなる。それにより、冷蔵室5へ流れる冷気が、左右方向において回転軸17aが設置されていない側に偏ってしまう。
実施の形態2.
以下に、この発明における回転式シャッター17及び冷気送風ダクト16の別の例について説明する。なお、本実施の形態2における冷蔵庫の構成及び機能について、特に説明しない部分については、実施の形態1と同じものであるものとする。
図11は、この発明の実施の形態2における冷蔵室内のコントロールパネルの分解図である。また、図12は、この発明の実施の形態2における回転式シャッターの正面図である。また、図13は、この発明の実施の形態2における冷気送風ダクト16に取り付けられた回転式シャッター17近傍拡大図である。
図12に示すように、回転式シャッター17のホイール17eには、スリット17dが形成されている。スリット17dは、ホイール17eが回転軸17aと接触する部分に形成されている。そのため、スリット17dがない場合と比べて、ホイール17eが回転軸17aに接触する面積が減少する。
ここで、回転式シャッター17は、常に−20℃程度の冷気に晒されており、回転軸17aと連結している冷凍室温度調節ダイヤル24は、常にプラスの温度帯となる冷蔵室5に設置される。そのため、回転式シャッター17のホイール17eと回転軸17aとの熱伝導を減少させることにより、回転軸17aと冷凍室温度調節ダイヤル24との温度差を小さくなるので、冷凍室温度調節ダイヤル24への露付きを抑止することができる。
また、図11及び図13に示すように、発泡ポリスチレン製の冷気送風ダクト16には、回転式シャッター17が取付く部分にフランジ16aが設けてある。フランジ16aは、回転軸17aを覆うように形成されており、例えば回転軸17aの外周に沿うように形成された略円筒形状であり、回転軸17aと断熱隔離されている。これにより、回転軸17aが冷気に触れる面積が減少する。
フランジ16aを設けたことにより冷気送風ダクト16内を通る冷気と回転軸17aとの間の熱伝達を減少させることができる。また、フランジ16aは、冷気送風ダクト16と一体であり、断熱性の高い発泡ポリスチレン製であるので冷気と回転軸17aとの断熱を効果的に行える。これにより、回転軸17aと冷凍室温度調節ダイヤル24との温度差が小さくなるので、冷凍室温度調節ダイヤル24への露付きを抑止することができる。なお、フランジ16aは、冷気送風ダクト16と一体でなくてもよく、回転軸17aの外周を覆う形状のものであればよい。
以上のように、回転式シャッター17のホイール17eにスリット17dを設けることにより、ホイール17eが回転軸17aに接触する面積が減少するので、回転軸17aと連結する冷凍室温度調節ダイヤル24への露付きを抑止することができる。
また、冷気送風ダクト16に、回転軸17aを覆うフランジ16aを設けたことにより冷気送風ダクト16内を通る冷気と回転軸17aとの間の熱伝達が減少するので、回転軸17aと連結する冷凍室温度調節ダイヤル24への露付きを抑止することができる。
1 冷蔵庫、2 外箱、3 内箱、4 断熱材(冷蔵庫)、5 冷蔵室、6 冷凍室、7 冷蔵室扉、8 冷凍室扉、9 レール、10 フレーム、11 ケース、12 冷却器、13 仕切り、14 断熱材(仕切り)、15 送風機、16 冷気送風ダクト、16a フランジ、16b 吐出穴、17 回転式シャッター、17a 回転軸、17b 冷気通路穴、17c 凸部、17d スリット、17e ホイール、17f 弁、17f1,17f2 板、17g フランジ、18 シール材、19 樹脂製のプレート、19a リブ、19a1 凹部、20 コントロールパネル、20a 吐出穴、21 温度センサー、22 温度調節基板、23 冷蔵室温度調節ダイヤル、24 冷凍室温度調節ダイヤル、25 圧縮機。

Claims (8)

  1. 第1の室と第2の室とを有する冷蔵庫本体と、
    空気を冷却する冷却器と、
    冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記冷却器により冷却された空気を、前記第1の室及び前記第2の室へ送る送風機と、
    少なくとも一部が前記第1の室に設けられ、前記送風機により送られた空気を前記第1の室及び前記第2の室へ導く風路を有する冷気送風ダクトと、
    前記冷気送風ダクト内部に設けられ、回転軸と該回転軸に連結した板状の弁を有する回転式シャッターと、
    前記第1の室に設けられ、前記冷気送風ダクトの前面を覆うように設置されたコントロールパネルと、
    前記コントロールパネルに設けられ、前記第1の室の温度が設定される第1のダイヤルと、
    前記コントロールパネルに設けられ、前記回転式シャッターの前記回転軸に連結する第2のダイヤルと、
    前記第1の室の温度を測定する温度センサーと、
    前記第1のダイヤルの設定と前記温度センサーが測定した温度とに基づき前記圧縮機の運転を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記回転式シャッターの前記弁は、前記回転軸から一方の端部までの長さと前記回転軸から他方の端部までの長さとが異なり、
    前記第2のダイヤルの回転に従って前記回転式シャッターが回転することで、前記第1の室に送られる風量が調整され、それにより前記第2の室に送られる風量が調節されることで、前記第2の室の温度が調節されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記回転式シャッターは、前記回転軸の外周に形成されて前記回転軸と前記弁とを接続する略円形状のホイールを有することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記ホイールは、前記回転軸の外周に面する部分にスリットが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記冷気送風ダクトは、前記回転式シャッターの回転軸の外周を覆うフランジを有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記回転式シャッターの前記弁は、風量を調節する調節板と、前記調節板と略垂直に設けられた摺動板を有することで、側段面が略L字状に形成され、
    前記摺動板は、前記冷気送風ダクトの内側壁面と略水平となるよう形成され、
    前記摺動板と前記冷気送風ダクトの内側壁面が接触することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記第1の室は、前記第2の室よりも高温度帯の室であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記第1のダイヤル及び前記第2のダイヤルは、前記冷蔵庫の中央に対して左右対称となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記冷気送風ダクトの背面の少なくとも一部を覆う樹脂製のプレートを備え、
    前記回転式シャッターの回転軸の外周を覆う部分に凸部を形成し、前記樹脂製のプレートに対向して設けたリブの凹部を係合させたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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