JP7097996B2 - ダクト及び冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫の貯蔵室の背面側に設けられるダクト、及び該ダクトを備えた冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫には、貯蔵室の背面側にダクトが設けられ、ダクト内部に形成された風路を上昇する冷気を左右に並んだ吹出口から貯蔵室に供給する冷蔵庫が知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、このような従来の冷蔵庫のダクトには、風路に流入する空気が通る流入口が形成されている。また、ダクトには、流入口よりも上方に配置されて貯蔵室に連通し、風路から貯蔵室へ流出する冷気が通る複数の吹出口が形成されている。詳しくは、ダクトには、複数の吹出口として、横方向に並んだ一対の吹出口が上下方向に間隔を空けて複数形成されている。以下、一対の吹出口のうちの一方を第1吹出口とし、一対の吹出口のうちの他方を第2吹出口とする。
また、ダクト内部の風路は、流入口よりも上方において、仕切壁により、複数の第1吹出口が配置された第1風路と、複数の第2吹出口が配置された第2風路とに仕切られている。このため、吸込口からダクト内の風路に流入した冷気は、ダクト内を上昇し、第1風路と第2風路とに分かれる。そして、第1風路を流れる冷気が複数の第1吹出口から貯蔵室へ吹き出され、第2風路を流れる冷気が複数の第2吹出口から貯蔵室へ吹き出される。これにより、左右に並んだ吹出口から貯蔵室に、冷気が供給されることとなる。
特開平11-311476号公報
左右に並んだ吹出口から貯蔵室に冷気を供給する従来の冷蔵庫のダクトにおいては、同じ高さにおいて仕切壁、第1風路及び第2風路を観察した際、仕切り部の横幅が第1風路の横幅及び第2風路の横幅よりも広くなっていた。このため、左右に並んだ吹出口から貯蔵室に冷気を供給する従来の冷蔵庫のダクトは、仕切壁が設けられている箇所の風路の横幅が広くなり、貯蔵室が狭くなってしまうという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、左右に並んだ吹出口から貯蔵室に冷気を供給する冷蔵庫のダクトであって、従来よりも貯蔵室を大きくすることができるダクトを提供することを第1の目的とする。また、本発明は、このようなダクトを備えた冷蔵庫を提供することを第2の目的とする。
本発明に係るダクトは、冷蔵庫の貯蔵室の背面側に設けられ、内部に形成された風路を通る空気を前記貯蔵室へ供給するダクトであって、前記風路に流入する空気が通る流入口と、前記流入口よりも上方に配置されて前記貯蔵室に連通し、前記風路から前記貯蔵室へ流出する空気が通る複数の吹出口とが形成され、前記複数の吹出口として、横方向に並んだ第1吹出口及び第2吹出口が上下方向に間隔を空けて複数形成されており、数の前記第1吹出口及び前記第2吹出口のうち最も上方に配置された前記第1吹出口及び前記第2吹出口と同じ高さから、少なくとも上から2番目に配置された前記第1吹出口及び前記第2吹出口よりも低い位置までの範囲において、前記第1吹出口が配置された第1風路と前記第2吹出口が配置された第2風路とに前記風路を仕切る仕切り部を備え、同じ高さにおいて観察した際、前記第1風路と前記第2風路との間の横方向の距離である前記仕切り部の横幅は、前記第1風路の横幅及び前記第2風路の横幅よりも狭く、前記仕切り部は、該仕切り部の下端を含む第1仕切りと、該仕切り部の上端を含む第2仕切りと、前記第1仕切りと前記第2仕切りとの間に設けられた脱臭フィルタと、を備えている
また、本発明に係る冷蔵庫は、貯蔵室と、前記貯蔵室の背面側に設けられた本発明に係るダクトと、を備えている。
本発明に係るダクトにおいては、同じ高さにおいて仕切り部、第1風路及び第2風路を観察した際、仕切り部の横幅が第1風路の横幅及び第2風路の横幅よりも狭い構成となっている。このため、本発明に係るダクトは、左右に並んだ吹出口から貯蔵室に冷気を供給する従来の冷蔵庫のダクトと比べ、仕切り部が設けられている箇所の風路の横幅を狭くすることができる。したがって、本発明に係るダクトは、左右に並んだ吹出口から貯蔵室に冷気を供給する従来の冷蔵庫のダクトと比べ、貯蔵室を大きくすることができる。
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図であり、扉が閉まった状態を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図であり、扉が開いた状態を示す図である。 図1のA-A断面図である。 本発明の実施の形態1に係るダクトを正面側から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るダクトを背面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るダクトの本体部の背面図である。 本発明の実施の形態1に係るダクトの本体部に設けられた仕切り部の下端近傍を背面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るダクトの本体部に設けられた仕切り部の下端近傍を背面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態3に係るダクトの本体部に設けられた仕切り部の下端近傍を背面側から見た斜視図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図であり、扉が閉まった状態を示す図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図であり、扉が開いた状態を示す図である。また、図3は、図1のA-A断面図である。
冷蔵庫1は、前面部が開口した箱形形状である箱体10を備えている。この箱体10は、該箱体10の外周面部を構成する外箱11と、該箱体10の内周面部を構成する内箱12とを備えている。外箱11は、例えば、金属鋼板で構成されている。内箱12は、例えば、真空形成された樹脂で構成されている。また、外箱11と内箱12との間の空間である充填空間13には、発泡ウレタン等の発泡断熱材14が充填されている。このように構成された箱体10は、外部から箱体10内への熱の侵入を抑制できる断熱構造となっている。なお、充填空間13に、真空断熱材を設けてもよい。
箱体10の内部は、仕切体15によって上下に仕切られている。これにより、箱体10には、前面部に開口部を有する複数の貯蔵室が形成される。詳しくは、仕切体15の上部には、冷蔵温度帯の貯蔵室である貯蔵室20が形成されている。また、本実施の形態1では、貯蔵室20内には、冷蔵室21と野菜室25とが形成されている。また、仕切体15の下部には、冷凍温度帯の貯蔵室である貯蔵室30が形成されている。また、本実施の形態1では、貯蔵室30内には、冷凍室31と製氷室35とが形成されている。
冷蔵室21には、冷蔵室21内の収納物を載置する複数の棚22が、上下方向に間隔を空けて設けられている。詳しくは、本実施の形態1では、冷蔵室21には、上下方向に間隔を空けて3つの棚22が設けられている。また、冷蔵室21には、冷蔵室21内の収納物を収納するケース23が設けられている。また、野菜室25には、野菜室25内の収納物を収納するケース26が設けられている。また、冷凍室31には、冷凍室31内の収納物を収納するケース32が設けられている。また、製氷室35には、氷を収納するケース36が設けられている。
貯蔵室20及び貯蔵室30の前面部に形成された開口部は、扉によって開閉自在に覆われている。具体的には、貯蔵室20の開口部は、観音開き式の扉41によって開閉自在に覆われている。貯蔵室30の開口部は、観音開き式の扉42によって開閉自在に覆われている。扉41及び扉42は、例えばガラス又は金属鋼板で構成された外板43と、例えば真空形成された樹脂で構成された内板44とを備えている。また、外板43と内板44との間の空間である充填空間45には、発泡ウレタン等の発泡断熱材46が充填されている。このように構成された扉41及び扉42は、外部から貯蔵室内への熱の侵入を抑制できる断熱構造となっている。なお、充填空間45に、真空断熱材を設けてもよい。
冷蔵庫1は、各貯蔵室を冷却するために、冷凍サイクル回路を備えている。この冷凍サイクル回路は、圧縮機51、図示せぬ凝縮器、図示せぬ毛細管等の絞り機構及び蒸発器52が順次配管接続されて構成されている。すなわち、圧縮機51で高温高圧に圧縮された冷媒は、凝縮器に送られ、冷蔵庫1外に熱を放熱して凝縮していく。凝縮した冷媒は、絞り機構で減圧された後に蒸発器52に送られる。そして、蒸発器52に送られた冷媒は、蒸発器52の周囲の空気を冷却する。圧縮機51は、箱体10の後方下部に形成された機械室16に設けられている。
蒸発器52は、貯蔵室30の背面側に形成された冷却室17に設けられている。すなわち、蒸発器52は、冷却室17内の空気を冷却する。また、冷却室17と各貯蔵室とは、風路で連通している。そして、冷却室17には、蒸発器52の下流側にファン53が設けられている。すなわち、ファン53を駆動させることにより、図3に白抜き矢印で示すように、蒸発器52で冷却された空気が循環し、各貯蔵室を冷却する。
例えば、冷蔵室21には、次のように、蒸発器52で冷却された空気が供給される。仕切体15には、冷却室17と連通する風路15aが形成されている。また、冷蔵室21の背面側には、内部に風路111が形成されたダクト100が設けられている。ダクト100は、風路15a及び冷蔵室21と連通している。このため、冷却室17で冷却された空気である冷気は、仕切体15の風路15aを通ってダクト100の風路111に流入する。そして、ダクト100の風路111に流入した冷気は、風路111から冷蔵室21に供給される。なお、冷蔵室21に供給された冷気は、冷蔵室21内の収納物を冷却した後、図示せぬ風路を通って冷却室17に戻り、蒸発器52によって再冷却される。
続いて、ダクト100の詳細について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係るダクトを正面側から見た分解斜視図である。図5は、本発明の実施の形態1に係るダクトを背面側から見た斜視図である。図6は、本発明の実施の形態1に係るダクトの本体部の背面図である。また、図7は、本発明の実施の形態1に係るダクトの本体部に設けられた仕切り部の下端近傍を背面側から見た斜視図である。ここで、図6に示す白抜きの矢印は、風路111内を流れる空気の流れ方向を示している。なお、上述のように、風路111内を流れる空気は、蒸発器52で冷却された空気となっている。
本実施の形態1に係るダクト100は、本体部110、カバー130及び化粧パネル140を備えている。すなわち、本実施の形態1では、ダクト100は、本体部110、カバー130及び化粧パネル140の組立体となっている。
本体部110は、箱体10の内箱12に固定される部品であり、背面側に風路111が形成されている。すなわち、風路111の背面は、内箱12で密閉される。本実施の形態1では、本体部110は、主に、ポリスチレンフォームで形成されている。なお、本体部110は、射出成形部品又は板金部品等でもよい。
また、本体部110には、仕切体15の風路15aと対向する位置に、風路111と連通する流入口114が形成されている。すなわち、蒸発器52で冷却された空気は、仕切体15の風路15aを通った後、流入口114を通って風路111に流入する。なお、流入口114の周縁部と風路15aの周縁部とは、風路15aを通った空気が風路111の外部に漏れ出さないよう、密着固定されている。また、本実施の形態1では、本体部110の流入口114に、流入口114を通る空気の量を調整する風量調整器118が設けられている。流入口114を通る空気の量を調整することにより、冷蔵室21に供給する空気の量を調整できる。すなわち、冷蔵室21に供給する冷気の量を調整でき、冷蔵室21を所望の温度に調整することができる。
また、本体部110には、流入口114よりも上方に配置されて冷蔵室21に連通し、風路111から冷蔵室21へ流出する空気が通る複数の吹出口が形成されている。具体的には、複数の吹出口として、横方向に並んだ第1吹出口115及び第2吹出口116が、上下方向に間隔を空けて複数形成されている。すなわち、風路111を上昇する空気は、左右方向に並んだ第1吹出口115及び第2吹出口116から冷蔵室に供給される。
本実施の形態1では、本体部110には、第1吹出口115及び第2吹出口116のそれぞれが、上下方向に間隔を空けて4つ形成されている。以下、最も下方に形成された第1吹出口115を、第1吹出口115aとする。第1吹出口115aの上方に形成された第1吹出口115を、第1吹出口115bとする。第1吹出口115bの上方に形成された第1吹出口115を、第1吹出口115cとする。第1吹出口115c上方に形成された第1吹出口115を、すなわち最も上方に配置された第1吹出口115を、第1吹出口115dとする。
同様に、最も下方に形成された第2吹出口116を、第2吹出口116aとする。第2吹出口116aの上方に形成された第2吹出口116を、第2吹出口116bとする。第2吹出口116bの上方に形成された第2吹出口116を、第2吹出口116cとする。第2吹出口116c上方に形成された第2吹出口116を、すなわち最も上方に配置された第2吹出口116を、第2吹出口116dとする。第1吹出口115及び第2吹出口116のそれぞれは、上下方向に隣接する棚22の間等の棚22と対向しない位置において、冷蔵室21に連通している。
また、第1吹出口115から吹き出される空気の流量と第2吹出口116から吹き出される空気の流量とがなるべく均一になるように、本体部110には、風路111の横方向の略中央位置に、第1吹出口115と第2吹出口116との間において風路111を仕切る仕切り部120が設けられている。すなわち、風路111は、仕切り部120によって、第1吹出口115が配置された第1風路112と、第2吹出口116が配置された第2風路113とに仕切られている。
具体的には、仕切り部120は、第1吹出口115d及び第2吹出口116d以上の高さから、第1吹出口115b及び第2吹出口116bよりも低い位置までの範囲において、風路111を第1風路112と第2風路113とに仕切っている。このため、風路111を上昇する空気は、仕切り部120によって、第1風路112を流れる空気と第2風路113を流れる空気とに分かれる。
第1風路112に流入した空気の一部は、第1吹出口115bから冷蔵室21に吹き出される。第1吹出口115bから吹き出されなかった空気は、第1風路112をさらに上昇し、一部が第1吹出口115cから冷蔵室21に吹き出される。第1吹出口115cから吹き出されなかった空気は、第1風路112をさらに上昇し、第1吹出口115dから冷蔵室21に吹き出される。同様に、第2風路113に流入した空気の一部は、第2吹出口116bから冷蔵室21に吹き出される。第2吹出口116bから吹き出されなかった空気は、第2風路113をさらに上昇し、一部が第2吹出口116cから冷蔵室21に吹き出される。第2吹出口116cから吹き出されなかった空気は、第2風路113をさらに上昇し、第2吹出口116dから冷蔵室21に吹き出される。
なお、本実施の形態1に係る仕切り部120を設けることにより、第1風路112に設けられた各第1吹出口115から吹き出される空気の流量がなるべく均一になるという効果、及び、第2風路113に設けられた各第2吹出口116から吹き出される空気の流量がなるべく均一になるという効果を得ることができる。この効果を得るには、仕切り部120は、最も上方に配置された第1吹出口115及び第2吹出口116以上の高さから、少なくとも上から2番目に配置された第1吹出口115及び第2吹出口116よりも低い位置までの範囲において、風路111を第1風路112と第2風路113とに仕切っていればよい。
ところで、左右に並んだ吹出口から貯蔵室に冷気を供給する従来の冷蔵庫においても、ダクト内の風路を仕切壁で第1風路と第2風路とに仕切るダクトが用いられていた。そして、第1風路には、貯蔵室と連通する複数の第1吹出口が、上下方向に間隔を空けて形成されていた。また、第2風路には、貯蔵室と連通する複数の第2吹出口が、上下方向に間隔を空けて形成されていた。このような従来のダクトにおいては、同じ高さにおいて仕切壁、第1風路及び第2風路を観察した際、仕切り部の横幅が第1風路の横幅及び第2風路の横幅よりも広くなっていた。このため、従来のダクトは、仕切壁が設けられている箇所の風路の横幅が広くなり、貯蔵室が狭くなってしまうという課題があった。
そこで、発明者は、以下のような所見に基づいて仕切り部120を本実施の形態1のように構成し、従来よりも貯蔵室を大きくすることができるダクト100を発明した。具体的には、発明者は、まず、ダクト100の風路111に突起を設け、風路111を上昇する空気を分岐させた。そして、分岐した空気の一方を複数の第1吹出口115に供給し、分岐した空気の他方を複数の第2吹出口116に供給した。なお、風路111に設けられた突起とは、例えば、後述する第1仕切り121のような突起である。
このようにダクト100を構成した際、最も上方に配置された第1吹出口115に供給される空気の速度が遅くなり、風路111に設けられた突起よりも上方に配置された複数の第1吹出口115において、吹き出される空気の流量のばらつきが大きくなった。同様に、このようにダクト100を構成した際、最も上方に配置された第2吹出口116に供給される空気の速度が遅くなり、風路111に設けられた突起よりも上方に配置された複数の第2吹出口116において、吹き出される空気の流量のばらつきが大きくなった。
発明者は、第1吹出口115及び第2吹出口116から吹き出される空気の流量のばらつきが大きくなる原因について検証したところ、突起によって分岐した空気に乱流が発生し、分岐後の空気の速度が大きく減少することが原因であることを見いだした。また、発明者は、突起の下流側となる範囲を仕切ることにより、分岐した空気に乱流が発生することを抑制でき、第1吹出口115及び第2吹出口116から吹き出される空気の流量のばらつきを抑制できることを見いだした。また、発明者は、突起の下流側となる範囲を仕切る際、風路を仕切る部材の横幅が該部材で仕切られた風路の横幅より狭くても、分岐した空気に乱流が発生することを抑制でき、第1吹出口115及び第2吹出口116から吹き出される空気の流量のばらつきを抑制できることを見いだした。
このため、本実施の形態1に係るダクト100においては、同じ高さにおいて仕切り部120、第1風路112及び第2風路113を観察した際、仕切り部120の横幅が第1風路112の横幅及び第2風路113の横幅よりも狭くなっている。したがって、本実施の形態1に係るダクト100は、従来のダクトと比べ、仕切り部120が設けられている箇所の風路111の横幅を狭くすることができる。したがって、本実施の形態1に係るダクト100は、従来のダクトと比べ、冷蔵室21を大きくすることができる。
なお、本実施の形態1に係るダクト100は、第1吹出口115及び第2吹出口116の位置を変更しても、第1吹出口115及び第2吹出口116から吹き出される空気の流量のばらつきを抑制できる。このため、冷蔵室21内の温度分布にばらつきが大きい場合、第1吹出口115及び第2吹出口116の位置を変更することにより、冷蔵室21内の温度分布のばらつきを容易に抑制することができる。また、第1風路112及び第2風路113が長い場合、第1風路112及び第2風路113を流れる空気の速度の減少が大きいと、第1風路112及び第2風路113に空気を流すためには、ファン53とは別のファンを別途設ける必要がある。本実施の形態1に係るダクト100は、このようなファンの追加が不要になるという効果を得ることもできる。
また、本実施の形態1に係る本体部110では、第1吹出口115及び第2吹出口116から吹き出される空気の流量のばらつきをさらに抑制するため、次のような構成も採用されている。例えば、流入口114の上端と第1吹出口115dの下端との間の上下方向の距離をLとする。換言すると、流入口114の上端と第2吹出口116dの下端との間の上下方向の距離をLとする。このように定義した場合、仕切り部120の下端は、流入口114の上端からL/3以上高く、第1吹出口115dの下端からL/3以上低い位置に配置されている。具体的には、本実施の形態1では、仕切り部120の下端は、流入口114の上端及び第1吹出口115dの下端から略L/2の位置に配置されている。
仕切り部120の下端の位置が低すぎる場合、第1風路112と第2風路113とに空気を分ける際、速度の大きい空気が第1吹出口115dの下端に衝突することとなる。このため、第1風路112と第2風路113とに空気を分ける際、大きな抵抗が空気にかかり、第1風路112及び第2風路113に流入する空気の速度が遅くなってしまう。一方、仕切り部120の下端の位置が高すぎる場合、仕切り部120の下方を流れる空気が風路111内を広がっていき、仕切り部120の下方を流れる空気の横方向の速度成分が大きくなる。この結果、第1風路112及び第2風路113に流入する空気の速度が遅くなってしまう。流入口114の上端からL/3以上高く、第1吹出口115dの下端からL/3以上低い位置に仕切り部120の下端を配置することにより、第1風路112及び第2風路113に流入する空気の速度が遅くなることを抑制でき、第1吹出口115及び第2吹出口116から吹き出される空気の流量のばらつきをさらに抑制することができる。
また、仕切り部120の下端部123は、下方つまり上流側に突出する凸形状となっている。そして、正面視において、凸形状の先端は、換言すると下端部123の下端は、半径が2mm以上で20mm以下の曲線形状となっている。具体的には、本実施の形態1では、凸形状の先端は、半径が5mmの曲線形状となっている。また、正面視において、凸形状の側面と鉛直線とがなす角度のうち、鋭角となる側の角度が5°以上40°以下となっている。具体的には、本実施の形態1では、正面視において、凸形状の側面と鉛直線とがなす角度のうち、鋭角となる側の角度が20°となっている。仕切り部120の下端部123をこのような形状とすることにより、下端部123に空気が衝突した際に速度が落ちにくくなる。このため、仕切り部120の下端部123をこのような形状とすることにより、第1風路112及び第2風路113に流入する空気の速度が遅くなることを抑制でき、第1吹出口115及び第2吹出口116から吹き出される空気の流量のばらつきをさらに抑制することができる。
また、第1吹出口115bの開口部の面積は、空気の流れ方向において該第1吹出口115bよりも上流側となる第1吹出口115aの開口部の面積以上となっている。第1吹出口115cの開口部の面積は、空気の流れ方向において該第1吹出口115cよりも上流側となる第1吹出口115bの開口部の面積よりも広くなっている。第1吹出口115dの開口部の面積は、空気の流れ方向において該第1吹出口115dよりも上流側となる第1吹出口115cの開口部の面積よりも広くなっている。すなわち、第1風路112に形成されている第1吹出口115b~第1吹出口115dは、空気の流れ方向において下流側に配置されている吹出口ほど、開口部の面積が広くなっている。本実施の形態1に係るダクト100は、第1風路112を流れる空気の速度の減少を抑制できる。しかしながら、吹出口から空気が吹き出されるにつれて、第1風路112を流れる空気の速度は、徐々に低下していってしまう。上述のように第1吹出口115b~第1吹出口115dの開口部の面積を設定することにより、速度が遅い空気が通る第1吹出口115ほど開口部の面積が大きくなるので、第1吹出口115から吹き出される空気の流量のばらつきをさらに抑制することができる。
同様に、第2吹出口116bの開口部の面積は、空気の流れ方向において該第2吹出口116bよりも上流側となる第2吹出口116aの開口部の面積以上となっている。第2吹出口116cの開口部の面積は、空気の流れ方向において該第2吹出口116cよりも上流側となる第2吹出口116bの開口部の面積よりも広くなっている。第2吹出口116dの開口部の面積は、空気の流れ方向において該第2吹出口116dよりも上流側となる第2吹出口116cの開口部の面積よりも広くなっている。すなわち、第2風路113に形成されている第2吹出口116b~第2吹出口116dは、空気の流れ方向において下流側に配置されている吹出口ほど、開口部の面積が広くなっている。本実施の形態1に係るダクト100は、第2風路113を流れる空気の速度の減少を抑制できる。しかしながら、吹出口から空気が吹き出されるにつれて、第2風路113を流れる空気の速度は、徐々に低下していってしまう。上述のように第2吹出口116b~第2吹出口116dの開口部の面積を設定することにより、速度が遅い空気が通る第2吹出口116ほど開口部の面積が大きくなるので、第2吹出口116から吹き出される空気の流量のばらつきをさらに抑制することができる。
また、本実施の形態1に係る本体部110の仕切り部120は、脱臭フィルタ124を備えている。詳しくは、仕切り部120は、該仕切り部120の下端を含む第1仕切り121と、該仕切り部120の上端を含む第2仕切り122と、第1仕切り121と第2仕切り122との間に設けられた脱臭フィルタ124と、を備えている。上述のように、本実施の形態1に係るダクト100においては、同じ高さにおいて仕切り部120、第1風路112及び第2風路113を観察した際、仕切り部120の横幅が第1風路112の横幅及び第2風路113の横幅よりも狭くなっている。このため、仕切り部120に脱臭フィルタ124を設けることにより、1つの脱臭フィルタ124で、第1風路112を通る空気の脱臭を行うことができ、第2風路113を通る空気の脱臭を行うこともできる。なお、第1風路112及び第2風路113を通る空気は、上述のように冷蔵庫1内を循環している。このため、本実施の形態1に係るダクト100を冷蔵庫1に用いることにより、1つの脱臭フィルタ124で、冷蔵庫1の貯蔵室全体を脱臭することができる。
脱臭フィルタ124は、略直方体形状に形成されている。脱臭フィルタ124には、直方体形状を形成する面のうちで最も広い第1面125及び該第1面125の対向面である第2面126に開口する複数の空洞が形成されている。すなわち、脱臭フィルタ124は、第1面125及び第2面126が最も脱臭性能を発揮できる面となっている。本実施の形態1では、第1面125が第1風路112に面し、第2面126が第2風路113に面するように、脱臭フィルタ124が配置されている。すなわち、第1風路112を流れる空気が脱臭フィルタ124の第1面125と接触し、第2風路113を流れる空気が脱臭フィルタ124の第2面126と接触する。このように脱臭フィルタ124を配置することにより、脱臭フィルタ124が第1仕切り121及び第2仕切り122から横方向にはみ出すことなく、脱臭フィルタ124を仕切り部120に配置することができる。このため、脱臭フィルタ124を設けても、脱臭フィルタ124に衝突することによって第1風路112及び第2風路113を通る空気の速度が落ちることを抑制でき、第1吹出口115及び第2吹出口116から吹き出される空気の流量のばらつきが大きくなることを抑制できる。
なお、第1仕切り121と脱臭フィルタ124との間に隙間が形成されていないほうが好ましく、第2仕切り122と脱臭フィルタ124との間にも隙間が形成されていないほうが好ましい。これらの隙間で乱流が発生することを抑制でき、第1吹出口115及び第2吹出口116から吹き出される空気の流量のばらつきが大きくなることを抑制できる。
カバー130は、本体部110の前面側に取り付けられている。カバー130は、冷蔵室21及び野菜室25の背面を構成する。すなわち、カバー130は、扉41が開けられた際に本体部110が見えることを防止し、冷蔵庫1の意匠性を向上させることができる。
また、カバー130は、本体部110の内箱12への固定を補助する部品にもなっている。具体的には、本体部110に取り付けられたカバー130の外周部は、内箱12及び仕切体15に固定されている。また、カバー130の例えば略中央位置には、貫通孔132が形成されている。一方、本体部110には、貫通孔132と対向する位置に、貫通孔117が形成されている。本実施の形態1では、仕切り部120の第1仕切り121に、換言すると脱臭フィルタ124の近傍に、貫通孔117が形成されている。貫通孔132及び貫通孔117には、内箱12に固定されるネジ等の固定具が挿入される。すなわち、貫通孔132及び貫通孔117に挿入された固定具を内箱12に固定することにより、本体部110の略中央位置は、内箱12とカバー130との間に挟持されることとなる。これにより、内箱12と本体部110との間に隙間ができることを抑制でき、風路111からの空気漏れを抑制できる。また、脱臭フィルタ124近傍をしっかりと固定できるので、脱臭フィルタ124が外れることを抑制することもできる。また、カバー130の浮きも抑制することができる。
カバー130には、本体部110の第1吹出口115及び第2吹出口116と対向する位置に、開口部131が形成されている。すなわち、第1吹出口115及び第2吹出口116から吹き出された空気は、開口部131を通って、冷蔵室21へ供給される。本実施の形態1では、第1吹出口115aと対向する位置に、開口部131aが形成されている。第1吹出口115bと対向する位置に、開口部131bが形成されている。第1吹出口115cと対向する位置に、開口部131cが形成されている。第1吹出口115d及び第2吹出口116dと対向する位置に、開口部131dが形成されている。第2吹出口116aと対向する位置に、開口部131eが形成されている。第2吹出口116bと対向する位置に、開口部131fが形成されている。第2吹出口116cと対向する位置に、開口部131gが形成されている。
化粧パネル140は、カバー130の前面側に取り付けられている。化粧パネル140は、冷蔵室21の背面を構成する。すなわち、化粧パネル140は、扉41が開けられた際に本体部110が見えることを防止し、冷蔵庫1の意匠性を向上させることができる。
化粧パネル140には、本体部110の第1吹出口115及び第2吹出口116と対向する位置に、開口部141が形成されている。すなわち、第1吹出口115及び第2吹出口116から吹き出された空気は、カバー130の開口部131を通った後、開口部141を通って冷蔵室21へ供給される。本実施の形態1では、第1吹出口115aと対向する位置に、開口部141aが形成されている。第1吹出口115bと対向する位置に、開口部141bが形成されている。第1吹出口115cと対向する位置に、開口部141cが形成されている。第2吹出口116aと対向する位置に、開口部141dが形成されている。第2吹出口116bと対向する位置に、開口部141eが形成されている。第2吹出口116cと対向する位置に、開口部141fが形成されている。
また、化粧パネル140には、開口部141を通風可能に覆う吹出口カバー142が設けられている。すなわち、第1吹出口115及び第2吹出口116から吹き出された空気は、開口部131及び開口部141を通った後、吹出口カバー142を通って冷蔵室21へ供給される。化粧パネル140によって、第1吹出口115及び第2吹出口116が見えることを防止でき、冷蔵庫1の意匠性が向上する。本実施の形態1では、開口部141a及び開口部141dを覆う吹出口カバー142a、開口部141b及び開口部141eを覆う吹出口カバー142b、及び、開口部141c及び開口部141fを覆う吹出口カバー142cが設けられている。また、吹出口カバー142bは、カバー130の貫通孔132も覆っている。これにより、貫通孔132に挿入されたネジ等の固定具が見えることを防止でき、冷蔵庫1の意匠性が向上する。
以上、本実施の形態1に係るダクト100は、冷蔵庫1の冷蔵室21の背面側に設けられ、内部に形成された風路111を通る空気を冷蔵室21へ供給する。ダクト100には、風路111に流入する空気が通る流入口114と、流入口114よりも上方に配置されて冷蔵室21に連通し、風路111から冷蔵室21へ流出する空気が通る複数の吹出口とが形成され、前記複数の吹出口として、横方向に並んだ第1吹出口115及び第2吹出口116が上下方向に間隔を空けて複数形成されている。また、ダクト100は、最も上方に配置された第1吹出口115及び第2吹出口116以上の高さから、少なくとも上から2番目に配置された第1吹出口115及び第2吹出口116よりも低い位置までの範囲において、第1吹出口115が配置された第1風路112と第2吹出口116が配置された第2風路113とに風路111を仕切る仕切り部120を備えている。そして、同じ高さにおいて仕切り部120、第1風路112及び第2風路113を観察した際、仕切り部120の横幅が第1風路112の横幅及び第2風路113の横幅よりも狭くなっている。
本実施の形態1に係るダクト100においては、同じ高さにおいて仕切り部120、第1風路112及び第2風路113を観察した際、仕切り部120の横幅が第1風路112の横幅及び第2風路113の横幅よりも狭くなっている。したがって、本実施の形態1に係るダクト100は、従来のダクトと比べ、仕切り部120が設けられている箇所の風路111の横幅を狭くすることができる。したがって、本実施の形態1に係るダクト100は、従来のダクトと比べ、冷蔵室21を大きくすることができる。
なお、ダクト100が背面側に設けられる貯蔵室は、冷蔵室21に限定されない。
実施の形態2.
仕切り部120に脱臭フィルタ124を設ける場合、脱臭フィルタ124の設置姿勢は、実施の形態1で示した設置姿勢に限定されない。例えば、本実施の形態2のように脱臭フィルタ124を設置してもよい。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、実施の形態1と同様の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図8は、本発明の実施の形態2に係るダクトの本体部に設けられた仕切り部の下端近傍を背面側から見た斜視図である。
本実施の形態2に係る脱臭フィルタ124は、第1面125が下面となり、第2面126が上面となるように配置されている。このように設置された脱臭フィルタ124においては、第1風路112及び第2風路113を流れる空気は、脱臭フィルタ124の第1面125及び第2面126と接触する。したがって、本実施の形態2のように脱臭フィルタ124を設置しても、実施の形態1と同様に、第1風路112及び第2風路113を通る空気の脱臭を行うことができる。
また、本実施の形態2のように脱臭フィルタ124を設置した場合、脱臭フィルタ124を左右方向に延ばし、第1面125及び第2面の面積を大きくすることにより、第1風路112及び第2風路113を流れる空気が脱臭フィルタ124の第1面125及び第2面126と接触しやすくなる。このため、本実施の形態2のように脱臭フィルタ124を設置した場合、脱臭フィルタ124を左右方向に延ばし、第1面125及び第2面の面積を大きくすることにより、実施の形態1よりも脱臭効果を向上させることができる。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2で示した脱臭フィルタ124として、光触媒を含む脱臭フィルタを採用してもよい。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、実施の形態1又は実施の形態2と同様の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図9は、本発明の実施の形態3に係るダクトの本体部に設けられた仕切り部の下端近傍を背面側から見た斜視図である。
本実施の形態3に係る脱臭フィルタ124は、光触媒を含む脱臭フィルタである。また、本実施の形態3に係るダクト100は、脱臭フィルタ124に紫外線を照射する紫外線照射器127を備えている。光触媒を含む脱臭フィルタ124は、紫外線が照射された範囲の脱臭能力を回復することができる。このため、本実施の形態3では、脱臭フィルタ124の外周面のうち、最も脱臭性能を発揮できる面の1つである第2面126に、紫外線を照射している。
本実施の形態3のように光触媒を含む脱臭フィルタ124を用い、紫外線照射器127で該脱臭フィルタ124に紫外線を照射することにより、脱臭フィルタ124の脱臭性能を回復させることができる。このため、本実施の形態3のように光触媒を含む脱臭フィルタ124を用いることにより、脱臭フィルタ124として活性炭フィルタを用いた場合と比べ、脱臭性能を向上させることができる。
また、図9に示すように、光触媒を含む脱臭フィルタ124を実施の形態2で説明した設置姿勢とすることにより、脱臭フィルタ124の風裏側に配置された紫外線照射器127によって、最も脱臭性能を発揮できる面の1つである第2面126に紫外線を照射することができる。このため、光触媒を含む脱臭フィルタ124を実施の形態2で説明した設置姿勢とすることにより、第1風路112及び第2風路113を通る空気の抵抗の増加を抑制しつつ、脱臭フィルタ124の脱臭性能を効率的に回復させることができる。
1 冷蔵庫、10 箱体、11 外箱、12 内箱、13 充填空間、14 発泡断熱材、15 仕切体、15a 風路、16 機械室、17 冷却室、20 貯蔵室、21 冷蔵室、22 棚、23 ケース、25 野菜室、26 ケース、30 貯蔵室、31 冷凍室、32 ケース、35 製氷室、36 ケース、41 扉、42 扉、43 外板、44 内板、45 充填空間、46 発泡断熱材、51 圧縮機、52 蒸発器、53 ファン、100 ダクト、110 本体部、111 風路、112 第1風路、113 第2風路、114 流入口、115(115a~115d) 第1吹出口、116(116a~116d) 第2吹出口、117 貫通孔、118 風量調整器、120 仕切り部、121 第1仕切り、122 第2仕切り、123 下端部、124 脱臭フィルタ、125 第1面、126 第2面、127 紫外線照射器、130 カバー、131(131a~131g) 開口部、132 貫通孔、140 化粧パネル、141(141a~141f) 開口部、142(142a~142c) 吹出口カバー。

Claims (5)

  1. 冷蔵庫の貯蔵室の背面側に設けられ、内部に形成された風路を通る空気を前記貯蔵室へ供給するダクトであって、
    前記風路に流入する空気が通る流入口と、前記流入口よりも上方に配置されて前記貯蔵室に連通し、前記風路から前記貯蔵室へ流出する空気が通る複数の吹出口とが形成され、
    前記複数の吹出口として、横方向に並んだ第1吹出口及び第2吹出口が上下方向に間隔を空けて複数形成されており、
    数の前記第1吹出口及び前記第2吹出口のうち最も上方に配置された前記第1吹出口及び前記第2吹出口と同じ高さから、少なくとも上から2番目に配置された前記第1吹出口及び前記第2吹出口よりも低い位置までの範囲において、前記第1吹出口が配置された第1風路と前記第2吹出口が配置された第2風路とに前記風路を仕切る仕切り部を備え、
    同じ高さにおいて観察した際、前記第1風路と前記第2風路との間の横方向の距離である前記仕切り部の横幅は、前記第1風路の横幅及び前記第2風路の横幅よりも狭く、
    前記仕切り部は、
    該仕切り部の下端を含む第1仕切りと、
    該仕切り部の上端を含む第2仕切りと、
    前記第1仕切りと前記第2仕切りとの間に設けられた脱臭フィルタと、
    を備えたダクト。
  2. 前記脱臭フィルタは、
    直方体形状に形成され、
    該直方体形状を形成する面のうちで最も広い第1面及び該第1面の対向面である第2面に開口する複数の空洞が形成されており、
    前記第1面が前記第1風路に面し、前記第2面が前記第2風路に面するように配置されている請求項1に記載のダクト。
  3. 前記脱臭フィルタは、
    直方体形状に形成され、
    該直方体形状を形成する面のうちで最も広い第1面及び該第1面の対向面である第2面に開口する複数の空洞が形成されており、
    前記第1面が下面となり、前記第2面が上面となるように配置されている請求項1に記載のダクト。
  4. 前記脱臭フィルタは光触媒を含み、
    前記脱臭フィルタに紫外線を照射する紫外線照射器を備えた請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のダクト。
  5. 貯蔵室と、
    前記貯蔵室の背面側に設けられた請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のダクトと、を備えた冷蔵庫。
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