JP2019082286A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】風路を適宜閉鎖する遮蔽装置のカバーが凍結によりロックされてしまうことを抑制できる冷蔵庫を提供する。【解決手段】本発明の冷蔵庫10は、送風口から供給される空気を貯蔵室に向けて送風する送風機31と、送風口30を少なくとも部分的に塞ぐ遮蔽装置40と、送風機31および遮蔽装置40の動作を制御する図示しない制御装置と、を具備する。また、遮蔽装置40は、送風機を覆う送風機カバー42と、送風機カバー42を開閉する駆動軸44と、送風機カバー42の開閉移動をガイドするガイド部60と、を有する。また、送風機カバー42は、ガイド部によりガイドされる被ガイド部62を有し、送風機カバー42の被ガイド部62とガイド部60とは、送風機カバー42の円周方向一方側で両者が接触する第1接触構造63と、送風機カバー42の円周方向他方側で両者が接触する第2接触構造64と、を形成している。【選択図】図4

Description

本発明は、貯蔵室内に食品等を冷却保存する冷蔵庫に関し、特に、貯蔵室に繋がる風路を適宜塞ぐ遮蔽装置を備えた冷蔵庫に関する。
従来から、特許文献1に記載されたような、一つの冷却器で複数の貯蔵室を適宜冷却する冷蔵庫が知られている。図8に、この文献に記載された冷蔵庫100を模式的に示す。この図に示す冷蔵庫100には、上方から、冷蔵室101、冷凍室102および野菜室103が形成されている。冷凍室102の奥側には、冷却器108が収納される冷却室104が形成されており、冷却室104と冷凍室102とを区画する区画壁105には、冷気を各貯蔵室に供給するための開口部106が形成されている。また、この開口部106には、冷気を送風する送風ファン107が配設されており、この送風ファン107を覆う送風機カバー110が冷凍室102側に配置されている。冷蔵室101に供給される冷気が流通する風路109の途中には、ダンパ114が配設されている。
図9を参照して、上記した送風機カバー110を詳述する。送風機カバー110は、略四角形形状を呈する凹部111が形成されており、凹部111の上部を部分的に切り欠いて開口部113が形成されている。ここで、送風機カバー110が、上記した送風ファン107を覆う状況では、送風機カバー110の開口部113は、冷蔵庫本体側の風路109と連通している。
上記した構成の冷蔵庫100は次のように動作する。図8を参照して、先ず、冷蔵室101および冷凍室102の両方を冷却する場合は、送風機カバー110を送風ファン107から離間させ、ダンパ114を開き、この状態で送風ファン107を回転させる。そうすると、冷却室104の内部で冷却器108により冷却された冷気の一部は、送風ファン107の送風力で、冷凍室102に送風される。また、この冷気の他の一部は、風路109、ダンパ114および風路109を経由して、冷蔵室101に送風される。これより、冷凍室102と冷蔵室101の両方が冷却される。
一方、冷蔵室101のみを冷却する際には、送風ファン107を送風機カバー110で覆い、ダンパ114を開き、この状態にて冷却器108で冷却された冷気を送風ファン107で送風する。送風機カバー110を閉鎖状態にすると、送風機カバー110の上部に形成された開口部113が、風路109と連通するようになる。よって、送風ファン107で送風された冷気は、上記した開口部113、ダンパ114、風路109を経由して、冷蔵室101に供給される。上記のように、開口部113が形成された送風機カバー110を用いることで、一つの冷却器108で、複数の貯蔵室を適宜冷却することが可能となった。
図10を参照して、上記した送風機カバー110の相対向する角部付近を貫通するガイド孔116が形成されている。ガイド孔116は円筒形状を呈している。また、ガイド孔116は、ガイドピン115が貫通しており、ガイドピン115の奥側は冷蔵庫本体側に固定されている。送風機カバー110が、冷蔵庫の庫内を流通する風路を変更するために前後方向に進退すると、その進退に伴いガイドピン115はガイド孔116を摺動しつつガイドする。係る機能により、送風機カバー110の進退動作は、ガイドピン115により安定的に案内されるようになる。かかる構成の送風機カバー110は、例えば特許文献2に記載されている。
特開2013−2664号公報 特開2015−055376号公報
しかしながら、図10に示した送風機カバー110のガイド構造では、冷蔵庫の運転状況下に於いて、凍結により送風機カバー110の動作が阻害されてしまう恐れがあった。具体的には、送風機カバー110のガイド孔116に対して、ガイドピン115が貫通する構成では、ガイド孔116とガイドピン115との間に進入した水分が凍結してしまうと、ガイドピン115がガイド孔116の内部を摺動し難くなる。よって、送風機カバー110の進退動作がロックしてしまい、送風機カバー110により風路や風量の変更ができなくなってしまう。
また、庫内温度を冷蔵温度帯域から冷凍温度帯域まで変更できる変温室の近傍に上記した送風機カバー110を配設した場合、上記した課題が顕著となる。具体的には、庫内温度を冷蔵温度帯域とした際、ガイド孔116とガイドピン115との間に、多量の露が進入する。この状態で、庫内温度を冷凍温度帯域とすると、ガイド孔116とガイドピン115との間で大量の露が凍結し、送風機カバー110の進退動作がロックする課題が顕在化してしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、風路を適宜閉鎖する遮蔽装置のカバーが凍結によりロックされてしまうことを抑制できる冷蔵庫を提供することにある。
本発明の冷蔵庫は、貯蔵室に供給される空気を冷却する冷凍サイクルの冷却器と、前記冷却器が配設されて前記貯蔵室につながる送風口が形成される冷却室と、前記送風口から供給される前記空気を前記貯蔵室に向けて送風する送風機と、前記送風口を少なくとも部分的に塞ぐ遮蔽装置と、前記冷凍サイクル、前記送風機および前記遮蔽装置の動作を制御する制御装置と、を具備し、前記遮蔽装置は、前記送風機を覆う送風機カバーと、前記送風機カバーを開閉する駆動機構と、前記送風機カバーの開閉移動をガイドするガイド部と、を有し、前記送風機カバーは、前記ガイド部に接触する被ガイド部を有し、前記被ガイド部と前記ガイド部とは、前記送風機カバーの円周方向一方側で両者が接触する第1接触構造と、前記送風機カバーの円周方向他方側で両者が接触する第2接触構造と、を形成することを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記被ガイド部は、半径方向内側に向かって窪む凹形状を呈し、前記ガイド部は、前記被ガイド部に向かって突出する凸形状を呈することを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記被ガイド部は、半径方向外側に向かって突出する凸形状を呈し、前記ガイド部は、半径方向外側に向かって窪む凹形状を呈することを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記被ガイド部には、前記ガイド部に向かって突起する突起部が形成されることを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記被ガイド部は、前記送風機カバーに形成された貫通孔であり、前記ガイド部は前記送風機カバーの前記貫通孔の内部に配置され、前記第1接触構造と前記第2接触構造とは、前記貫通孔の内壁と前記ガイド部とが接触することで形成されることを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記ガイド部は、前記送風機カバーを支持する遮蔽ベースの主面部から、前記送風機カバーに向かって立設され、前記遮蔽ベースの前記ガイド部が立設される部分に、開口部を形成することを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記送風機カバーは、前記被ガイド部を半径方向外側から覆うリブを有することを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫では、前記送風機カバーは、主面部と、前記主面部から前記送風機に向かって立設された側面部と、を有し、前記リブの前記送風機側の端部は、前記側面部の前記送風機側の端部よりも、前記送風機から離間して配置されることを特徴とする。
本発明の冷蔵庫は、貯蔵室に供給される空気を冷却する冷凍サイクルの冷却器と、前記冷却器が配設されて前記貯蔵室につながる送風口が形成される冷却室と、前記送風口から供給される前記空気を前記貯蔵室に向けて送風する送風機と、前記送風口を少なくとも部分的に塞ぐ遮蔽装置と、前記冷凍サイクル、前記送風機および前記遮蔽装置の動作を制御する制御装置と、を具備し、前記遮蔽装置は、前記送風機を覆う送風機カバーと、前記送風機カバーを開閉する駆動機構と、前記送風機カバーの開閉移動をガイドするガイド部と、を有し、前記送風機カバーは、前記ガイド部に接触する被ガイド部を有し、前記被ガイド部と前記ガイド部とは、前記送風機カバーの円周方向一方側で両者が接触する第1接触構造と、前記送風機カバーの円周方向他方側で両者が接触する第2接触構造と、を形成することを特徴とする。従って、ガイド部は、第1接触構造および第2接触構造を介して送風機カバーの被ガイド部に接触するので、ガイド部と送風機カバーとが接触する接触部分の面積が小さくなり、この接触部分に付着した水が凍結することで送風機カバーの開閉動作が阻害されてしまうことを防止することができる。
また、本発明の冷蔵庫では、前記被ガイド部は、半径方向内側に向かって窪む凹形状を呈し、前記ガイド部は、前記被ガイド部に向かって突出する凸形状を呈することを特徴とする。従って、凹形状を呈する送風機カバーの被ガイド部と、凸形状を呈するガイド部とが、運転状況下にて略点接触することになり、上記した凍結によるロックを防止することができる。
また、本発明の冷蔵庫では、前記被ガイド部は、半径方向外側に向かって突出する凸形状を呈し、前記ガイド部は、半径方向外側に向かって窪む凹形状を呈することを特徴とする。従って、凸形状を呈する送風機カバーの被ガイド部と、凹形状を呈するガイド部とが、運転状況下にて略点接触することになり、上記した凍結によるロックを防止することができる。
また、本発明の冷蔵庫では、前記被ガイド部には、前記ガイド部に向かって突起する突起部が形成されることを特徴とする。従って、送風機カバーの被ガイド部の突起部が、ガイド部に略点接触するので、凍結によるロックを防止する効果を顕著にすることができる。
また、本発明の冷蔵庫では、前記被ガイド部は、前記送風機カバーに形成された貫通孔であり、前記ガイド部は前記送風機カバーの前記貫通孔の内部に配置され、前記第1接触構造と前記第2接触構造とは、前記貫通孔の内壁と前記ガイド部とが接触することで形成されることを特徴とする。従って、被ガイド部である貫通孔と、貫通孔を貫通するガイド部とが略点接触することで、凍結によるロックを防止する効果を顕著にすることができる。
また、本発明の冷蔵庫では、前記ガイド部は、前記送風機カバーを支持する遮蔽ベースの主面部から、前記送風機カバーに向かって立設され、前記遮蔽ベースの前記ガイド部が立設される部分に、開口部を形成することを特徴とする。従って、ガイド部に付着した露を、開口部を経由して外部に排水することができ、露が凍結することで送風機カバーがロックしてしまうことを抑止することができる。
また、本発明の冷蔵庫では、前記送風機カバーは、前記被ガイド部を半径方向外側から覆うリブを有することを特徴とする。従って、冷蔵庫の運転状況下に於いて前記送風機カバーに露が付着したとしても、送風機カバーのリブが、被ガイド部を覆うことで、ガイド部および被ガイド部に露が付着することを抑制することができる。よって、その露が凍結することで、送風機カバーがロックしてしまうことを防止することができる。
また、本発明の冷蔵庫では、前記送風機カバーは、主面部と、前記主面部から前記送風機に向かって立設された側面部と、を有し、前記リブの前記送風機側の端部は、前記側面部の前記送風機側の端部よりも、前記送風機から離間して配置されることを特徴とする。従って、送風機カバーを閉鎖状態にした際に、側面部は冷蔵庫本体側の壁状部材に当接する一方、リブはこの壁状部材から離間するので、送風機カバーと壁状部材との接触面積が小さくなる。よって、この接触部分に介在する水分が凍結することで、送風機カバーが壁状部材に固着してしまうことを抑止することができる。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、(A)は正面図であり、(B)は側方断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫が有する遮蔽装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫が有する遮蔽装置を示す図であり、(A)は非閉鎖状態の遮蔽装置を示す断面図であり、(B)は閉鎖状態の遮蔽装置を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫が有する遮蔽装置を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)はその拡大図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫が有する遮蔽装置を示す図であり、(A)はガイド部が形成された部分の遮蔽ベースを示す拡大斜視図であり、(B)は被ガイド部が形成された部分を示す送風機カバーの拡大斜視図であり、(C)は被ガイド部が形成された部分の送風機カバーを別角度から示す拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫が有する遮蔽装置を示す図であり、(A)から(F)はガイド部および被ガイド部の他の形態を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫が有する遮蔽装置を示す図であり、(A)および(B)はガイド部および被ガイド部の更なる他の形態を示す模式図である。 背景技術に係る冷蔵庫を示す拡大側面図である。 背景技術に係る冷蔵庫で採用される送風機カバーを示す斜視図である。 背景技術に係る冷蔵庫で採用される送風機カバーの支持構造を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る冷蔵庫10を図面に基づき詳細に説明する。以下の説明では、同一の部材には原則的に同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。更に以下の説明では、上下前後左右の各方向を適宜用いるが、左右とは冷蔵庫10を前方から見た場合の左右を示している。
図1を参照して、本実施形態に係る冷蔵庫10の概略構成を説明する。図1(A)は冷蔵庫10の各風路の構成等を示す正面図であり、図1(B)は冷蔵庫10の断面図である。図1(A)では風路が形成される部分をハッチングで示し、図1(B)では断熱材が形成される部分をハッチングで示している。
図1(B)を参照して、冷蔵庫10は、本体としての断熱箱体11を備え、この断熱箱体11の内部に食品等を貯蔵する貯蔵室が形成されている。この貯蔵室としては、上段に変温室15が形成され、下段に冷蔵室16が形成されている。ここで、変温室15は、その室内温度を冷蔵温度帯域から冷凍温度帯域まで変更することができる貯蔵室のことである。
断熱箱体11の前面は開口しており、各貯蔵室に対応した開口には、各々断熱扉17、18が開閉自在に設けられている。断熱扉17は、変温室15の前面を塞ぐもので、断熱扉17の左側上下端部が断熱箱体11に回転自在に支持されている。同様に、断熱扉18は、冷蔵室16の前面を塞ぐもので、断熱扉18の左側上下端部が断熱箱体11に回転自在に支持されている。
冷蔵庫10の本体である断熱箱体11は、前面が開口する鋼板製の外箱12と、この外箱12内に間隙を持たせて配設され、前面が開口する合成樹脂製の内箱13とから構成されている。外箱12と内箱13との間隙には、発泡ポリウレタン製の断熱材14が充填発泡されている。尚、各断熱扉17、18も、断熱箱体11と同様の断熱構造を採用している。
冷蔵室16と、その下段に位置する変温室15との間は、断熱仕切壁19によって仕切られている。断熱仕切壁19は、断熱箱体11と同様の断熱構造を有している。
変温室15および冷蔵室16の内部には収納棚が配置されている。また、冷蔵室16の下部には、前後方向に引き出し可能な収納容器32および収納容器33が配置されている。
変温室15の後方には、各貯蔵室に供給される冷気を調整する遮蔽装置40が配設されている。後述するように、遮蔽装置40が非閉鎖状態となることで送風機31から送風された冷気が各貯蔵室に送風され、遮蔽装置40が閉鎖状態となることで冷却室20と各送風路とを遮断することができる。遮蔽装置40の構造および動作は後述する。
変温室15の更に奥側には、冷却室20が形成されており、その内部には、庫内を循環する空気を冷却するための蒸発器である冷却器27が配置されている。
冷却器27は、圧縮機35、図示しない放熱器、図示しない膨張手段であるキャピラリーチューブに冷媒配管を介して接続されており、蒸気圧縮式の冷凍サイクル回路を構成するものである。
図1(B)を参照して、冷却室20の前方は区画板36で区画されており、区画板36を開口することで、各貯蔵室に送風される冷気が流通する送風口30が形成されている。送風口30の前方には、冷気を送風する送風機31が配設されている。送風機31としては、ターボファン等の遠心ファンを採用することができ、遠心ファンは円周方向に向かって送風する。また、上記した遮蔽装置40は、送風機31および送風口30を覆うように開閉動作を行う。
図1(B)を参照して、変温室15の後方側面には、冷却器27で冷却された空気である冷気が吹き出される吹出口21が形成されている。また、変温室15の後方側面の下部には、変温室15の下部と冷却室20の下部とを連通する帰還口22が形成されている。図1(A)に示すように、冷気は、送風機31により周囲に向かって冷凍室供給風路29を経由して送風された後に、送風機31の周囲に形成された吹出口21から変温室15に吹き出される。また、変温室15を冷却した冷気は、帰還口22を経由して冷却室20に帰還する。
また、遮蔽装置40から下方に向かって、冷蔵室16に送風される冷気が流通する冷蔵室送風路25が形成されている。冷蔵室送風路25は、冷蔵室16の下端付近まで延在している。冷蔵室送風路25と冷蔵室16とは、複数の吹出口23を介して連通している。また、図1(A)に示すように、冷蔵室16の下方部分と冷却室20とは、冷蔵室帰還風路26で連通している。従って、冷蔵室16を冷却する際には、冷却室20の内部にて冷却器27により冷却された冷気は、送風口30および遮蔽装置40を経由して、冷蔵室送風路25を流通した後に、吹出口23から冷蔵室16に吹き出される。また、冷蔵室16を冷却した冷気は、図1(A)に示す冷蔵室帰還風路26を流通して冷却室20の下部に形成された帰還口24から冷却室20に帰還する。
冷蔵室送風路25には冷蔵室ダンパ34が介装されている。冷蔵室ダンパ34は、断熱仕切壁19の後方近傍に配設されている。冷蔵室ダンパ34を開状態にすると、冷蔵室送風路25を経由して冷気を冷却室20から冷蔵室16に送風することができる。一方、冷蔵室ダンパ34を閉状態にすると、冷蔵室送風路25が途中で閉鎖され、冷蔵室送風路25を経由して冷気が冷蔵室16に送風されることはない。
また、冷却室20の内部に於いて冷却器27の下方には、冷却器27に付着した霜を融かして除去する除霜手段として、除霜ヒータ28が設けられている。除霜ヒータ28は、電気抵抗加熱式のヒータである。
図2を参照して、上記した冷蔵庫10に採用される遮蔽装置40の構成を説明する。図2は遮蔽装置40を構成する各部材を前後方向に分解して示す斜視図である。ここでは、遮蔽装置40を上下反転させて図示している。
遮蔽装置40は、送風機31を覆う送風機カバー42と、送風機カバー42を冷蔵庫10本体に取り付ける遮蔽ベース41と、を有している。遮蔽装置40の主たる機能は、上記した送風機31を適宜、非閉鎖状態または閉鎖状態にすることで、送風機31が回転することにより送風した冷風を、所望の貯蔵室に供給することにある。また、遮蔽装置40を閉鎖状態とすることで、冷却器27の除霜行程にて発生する暖気が、変温室15等に流入することを抑止する。ここで、暖気とは、除霜ヒータ28で加熱された空気のことである。
送風機カバー42は、合成樹脂材を概略的に蓋形状に射出成形したものであり、正面視で略四角形状を呈する主面部50と、主面部50の周辺縁部から後方側に伸びる側面部51を有している。主面部50の中央付近を円形に貫通してネジ穴39が形成されており、ネジ穴39の内側側面を螺旋状に窪ませてネジ溝が形成されている。送風機カバー42の下側の側面部51を開口させて開口部38が形成されている。開口部38は、下方から見たら左右側に細長に形成された矩形形状を呈している。開口部38が形成されていることで、遮蔽装置40を閉鎖状態としても、開口部38を経由して、冷却室20と冷蔵室送風路25とを連通させることが出来る。送風機カバー42の主面部50の周辺部付近を円形に開口することで、挿入孔54が形成されている。後述するように、挿入孔54は、遮蔽ベース41の支持部52が貫通する。挿入孔54の周囲の主面部50を円環状に後方側に向かって隆起させることで接触部53が形成されている。送風機カバー42の役割は、上記したように、冷却室20の送風口30に配置された送風機31を実質的に塞ぐことにある。また、送風機カバー42の左方下部および右方上部には、被ガイド部62が形成されている。被ガイド部62は、送風機カバー42が前後方向に進退動作する際に、後述する遮蔽ベース41のガイド部60と接触して摺動する部位である。
駆動軸44は、略円柱形状を呈しており、その側面の一部を螺旋状に連続して突起させた図示しないネジ山が設けられている。駆動軸44は、送風機カバー42を前後方向に移動させる駆動機構である。駆動軸44の側面に形成されるネジ山と、送風機カバー42のネジ穴39の側面に形成されるネジ溝とは、使用状況下では螺合される。即ち、駆動軸44のネジ山と、送風機カバー42のネジ穴39のネジ溝とで、ネジ機構が形成されている。駆動軸44の内部には図示しないステッピングモータが内蔵されており、そのモータの駆動力で駆動軸44は所定角度回転する。駆動軸44が例えば前方から見て時計回りに回転すると、送風機カバー42は遮蔽ベース41から離れ、図1(B)に示す送風口30を送風機カバー42が塞いで閉鎖状態となる。よって、送風機31で送風された冷気は、変温室15には供給されない。一方、駆動軸44が例えば前方から見て反時計回りに回転すると、送風機カバー42は遮蔽ベース41側に向かって移動し、図1(B)に示す送風口30は送風機カバー42で覆われず、非閉鎖状態となる。よって、送風機31で送風された冷気は、この間隙を経由して変温室15に供給される。
遮蔽ベース41は、上記した送風機カバー42と類似した形状を呈する合成樹脂から成る部材である。遮蔽ベース41の内部には、送風機カバー42を収納することが可能な空間が形成されている。遮蔽ベース41には、後方に向かって円柱状に突出する支持部52が形成されている。ここでは、駆動軸44の周囲に3つの支持部52が形成されている。支持部52は、上記した送風機カバー42の挿入孔54を貫通する。遮蔽ベース41は、図1(B)を参照して、変温室15の後方側面と区画板36との間に配置され、断熱箱体11側に固定されている。また、遮蔽ベース41の主面部57の左方下部および右方上部から、後方に向かってガイド部60が延出している。後述するように、ガイド部60は送風機カバー42に接触してその進退動作をガイドする機能を有する。
支持部52の後方側端部には、弾性部材としてのゴム部材45が固定される。送風機31は、ゴム部材45を介して、支持部52に取り付けられる。これにより、回転する送風機31から発生する振動が、ゴム部材45で吸収され、振動が支持部52に伝導することが抑止される。
送風機31は、例えば遠心ファンである送風ファン55と、送風ファン55を回転させるここでは図示しないモータと、送風ファン55およびモータを回転可能に支持するファン支持部56とを有する。ファン支持部56の外周部を円周方向外側に向かって部分的に突出させることで鍔部49が形成されている。鍔部49は、外周端部が開口する不完全環状を呈している。鍔部49が上記したゴム部材45に嵌合することで、送風機31は上記した支持部52により支持される。
図3に冷蔵庫10に組み付けされた遮蔽装置40の構造を示す。図3(A)は非閉鎖状態の遮蔽装置40を示す断面図であり、図3(B)は閉鎖状態の遮蔽装置40を示す断面図である。
図3(A)を参照して、非閉鎖状態の遮蔽装置40では、駆動軸44が反時計回りに回転することで、送風機カバー42は前方端部に移動している。即ち、図1(B)を参照して、送風機カバー42の後方側端部は送風口30の周辺の区画板36に当接していない。また、遠心ファンである送風機31は遠心方向に向かって送風するが、送風機カバー42の側面部51は送風機31よりも前方に配置されているので、送風機31の送風が送風機カバー42に干渉されることはない。よって、送風機31により送風された冷気は効率的に各貯蔵室に供給される。
図3(B)を参照して、閉鎖状態の遮蔽装置40では、駆動軸44が時計回りに回転することで、送風機カバー42は後方端部に移動している。即ち、図1(B)を参照して、送風機カバー42の後方側端部は送風口30の周辺の区画板36に前方から当接している。また、遠心ファンである送風機31は遠心方向に向かって送風するが、送風機カバー42の側面部51は送風機31の側方に配置されているので、送風機31の送風は送風機カバー42により阻止されている。一方、送風機カバー42の下端部分には側面部51は形成されておらず、矩形の開口部38が形成されている。上記したように、この開口部38を経由して冷気を冷蔵室16に供給することができる。この時、送風機カバー42の主面部50は、支持部52の後端に取り付けられたゴム部材45に当接している。
ここで、本実施形態の冷蔵庫10では、冷気の風路を制御するために送風機カバー42を前後方向に移動させているが、係る移動は、図2に示した遮蔽ベース41のガイド部60が、送風機カバー42の被ガイド部62に接触し続けることでガイドされている。係るガイド構造は後述する。
遮蔽装置40および冷蔵室ダンパ34等を適宜開閉させながら各貯蔵室を冷却する通常冷却制御を以下に説明する。
先ず、冷蔵室16のみを冷却する運転について説明する。ここでは図示しない制御装置の指示に基づいて、圧縮機35を運転し、冷蔵室ダンパ34を開き、送風機31を運転する。この場合、図3(B)に示すように、遮蔽装置40は閉鎖状態とされるので、図1(B)を参照して、送風機カバー42と区画板36との間には間隙が形成されず、変温室15には冷気は供給されない。一方、冷蔵室16には、送風機カバー42の開口部38(図2)および冷蔵室送風路25(図1(B))を経由して、冷気が冷却室20から送風される。冷蔵室16のみに冷気を供給することで、冷蔵室16を効果的に冷却することができる。
次に、変温室15のみを冷却する運転について説明する。制御装置の指示に基づいて、圧縮機35を運転し、冷蔵室ダンパ34を閉じ、送風機31を運転する。このとき、送風機カバー42は、図3(A)に示す如く非閉鎖状態となる。これにより、冷却器27によって冷却された空気は、送風口30の近傍に配設された送風機31によって送風され、送風機カバー42と区画板36との間隙を経由し、冷凍室供給風路29及び吹出口21を順次通過し、変温室15のみへと供給される。一方、冷蔵室ダンパ34は閉鎖状態であることから、冷蔵室送風路25を介して冷気は冷蔵室16には送風されない。このようにすることで、変温室15のみを効果的に冷却することができる。上記したように、変温室15の室内温度は、ユーザの操作に基づいて、制御装置の指示により、冷蔵温度帯域から冷凍温度帯域まで変更することができる。
また、遮蔽装置40を非閉鎖状態とし、且つ、冷蔵室ダンパ34を開状態とすることで、変温室15および冷蔵室16の両方に冷気を送風し、両貯蔵室を同時に冷却することもできる。
図4を参照して、上記した送風機カバー42の開閉動作をガイドする機構を説明する。図4(A)は遮蔽装置40を示す平面図あり、図4(B)はガイド部60が形成される部分(図4(A)において点線で囲まれた部分)を拡大して示す図である。
図4(A)を参照して、紙面上に於ける遮蔽ベース41の左方下部および右方上部にガイド部60が形成されている。ガイド部60は、遮蔽ベース41の主面部57を後方に向かって突出させた部位であり、送風機カバー42の進退動作をガイドする。
送風機カバー42の左方下部および右方上部に、上記したガイド部60によりガイドされる被ガイド部62が形成されている。被ガイド部62は、送風機カバー42の外側端部を半径方向内側に向かって窪ませた部位であり、ガイド部60が略点接触または略線接触する。以下では、略点接触または略線接触を、点接触等と称する場合もある。遮蔽ベース41のガイド部60を、送風機カバー42の被ガイド部62に点接触等させることで、ガイド部60と被ガイド部62との接触面積を小さくしつつ、送風機カバー42をスムーズにガイドすることができる。よって、ガイド部60と被ガイド部62との間に介在する水分を少なくし、この水分が凍結することにより送風機カバー42の進退動作が阻害されてしまうことを抑制することができる。
図4(B)を参照して、ガイド部60は、上記したように、遮蔽ベース41の主面部57から後方に向かって一体的に突出する部位である。ガイド部60は、その中間部が送風機カバー42の中心部に向かって凸状に湾曲する板状とされている。
被ガイド部62は、送風機カバー42の外側端部に形成された部位であり、送風機カバー42の中心部に向かって凹状に湾曲する形状を呈している。ガイド部60および被ガイド部62の具体的な形状は図5を参照して後述する。
本実施形態では、上記したガイド部60と被ガイド部62とで、第1接触構造63と、第2接触構造64が形成されている。第1接触構造63は、送風機カバー42の円周方向一方側、即ち紙面上に於ける上方側で、ガイド部60と被ガイド部62が点接触等する部位である。第2接触構造64は、送風機カバー42の円周方向他方側、即ち紙面上に於ける下方側で、ガイド部60と被ガイド部62が点接触等する部位である。冷蔵庫10の運転状況下に於いて、駆動軸44(図2)の回転作用により、送風機カバー42を紙面上にて反時計回りに回転させようとする回転力が作用すると、第1接触構造63で、ガイド部60の上側部分上面と、被ガイド部62の上側部分下面とが接触する。一方、冷蔵庫10の運転状況下に於いて、駆動軸44の回転作用により、送風機カバー42を紙面上にて時計回りに回転させようとする回転力が作用すると、第2接触構造64で、ガイド部60の下側部分下面と、被ガイド部62の下側部分上面とが接触する。これにより、送風機カバー42の不要な回転が阻止され、送風機カバー42の前後方向に於ける進退動作がスムーズにガイドされる。
図1(B)を参照して、本形態では、遮蔽装置40の前方に変温室15が形成されている。上記したように、変温室15は冷蔵温度帯域から冷凍温度帯域まで室内温度を調整することができる。よって、変温室15を冷蔵温度帯域とした際に、遮蔽装置40に大量の水分が付着し、その後に変温室15を冷凍温度帯域とすると、送風機カバー42の可動部分に付着した水分が凍結し、送風機カバー42の進退動作が阻害されてしまう恐れがある。
本実施形態では、上記のようにガイド部60と被ガイド部62とを略点接触等させている。即ち、ガイド部60と被ガイド部62とが接触する面積を極力小さくしている。このようにすることで、ガイド部60と被ガイド部62との間に介在する水分を少なくし、この水分が凍結したとしても、送風機カバー42をスムーズに動作させることができる。
図5を参照して、上記した各接触構造を成すガイド部60および被ガイド部62を詳述する。図5(A)はガイド部60の拡大斜視図であり、図5(B)は被ガイド部62の拡大斜視図であり、図5(C)は被ガイド部62を別の角度から見た拡大斜視図である。
図5(A)を参照して、ガイド部60の形状は、送風機カバー42の被ガイド部62と点接触等することを可能とする形状とされている。ここでは、ガイド部60は、その中間部が上記した送風機カバー42の中心部に向かって凸状に湾曲する板状とされている。換言すると、ガイド部60は、後方から見て、アルファベットの「V」を反時計回りに略90度回転させた形状を呈している。ガイド部60を曲折された板状部材から構成することで、筒状部材で支持した背景技術の場合と比較して、ガイド部60の内部で騒音が増幅されることがなく、送風機カバー42の進退動作に伴い大きな操作音が発生することを抑制することができる。更に、ガイド部60がこのような形状を呈していることで、ガイド部60に付着した水分を、ガイド部60の下端部に集中させることが出来る。よって、ガイド部60と被ガイド部62とが接触して摺動する部分に、水分が付着して凍結してしまうことを抑制することができる。
遮蔽ベース41の主面部57のガイド部60に囲まれる部分を貫通することで、開口部65が形成されている。運転状況下に於いて、ガイド部60に付着した水分を、開口部65を経由して外部に排水することで、ガイド部60に大量の水分が付着することを抑制し、その水分が凍結することで送風機カバー42がロックしてしまうことを抑止できる。
また、ガイド部60の中央部付近から外側に向かって延びる板状の支持リブ61が形成されている。支持リブ61の右方側端部は、ガイド部60の左方側面に連続している。また、支持リブ61の前方側端部は、開口部65を跨いで、遮蔽ベース41の主面部57に連続している。かかる構成の支持リブ61を形成することで、支持リブ61でガイド部60を補強することができ、ガイド部60で安定的に送風機カバー42をガイドする効果を大きくすることができる。
図5(B)を参照して、送風機カバー42の端部に形成される被ガイド部62は、その中央部が送風機カバー42の中央側に向かって窪む凸形状を呈している。
被ガイド部62の両外側部分の送風機カバー42を抉ることで抉り部67が形成されている。抉り部67を形成することで、被ガイド部62の両端部が肉薄になり、被ガイド部62に柔軟性を与えることができる。よって、運転状況下に於いて、被ガイド部62とガイド部60とが当接した際に、被ガイド部62が若干変形することで、当接による衝撃を緩和することができる。
被ガイド部62の後方側端部は、送風機カバー42の側面部51の後方側端部よりも、前方に配置されている。即ち、前後方向に於いて、被ガイド部62は、側面部51よりも短い。このようにすることで、図1(B)を参照して、送風機カバー42を後方に移動させて区画板36に当接することで閉鎖状態としても、送風機カバー42の側面部51の後方端部は区画板36に当接するが、被ガイド部62は区画板36に当接しない。よって、区画板36に接触する送風機カバー42の面積が小さくなるので、両者の間に介在する水分の量を減少させ、その水分が凍結することで送風機カバー42がロックしてしまうことを抑止できる。更に、被ガイド部62は、後述するリブ66よりも奥側に配置されている。即ち、前後方向に於いて、被ガイド部62はリブ66よりも短い。かかる構成により、リブ66で被ガイド部62を確実に被覆し、被ガイド部62への水分の付着を抑止できる効果を大きくできる。
リブ66は、送風機カバー42の側面部51から半径方向外側に向かって延びる壁状の部位であり、円周沿いに、半径方向外側から被ガイド部62を覆うように形成されている。リブ66は、円周方向において被ガイド部62を両側から挟むように二つが形成されている。リブ66は、図4(B)を参照して、ガイド部60および被ガイド部62の両方を外側から覆う。また、リブ66は、上記した第1接触構造63および第2接触構造64を、外側から覆う。リブ66を形成することで、運転状況下で発生する水分が、リブ66の外側側面に沿って、ガイド部60および被ガイド部62から離れる方向に流れ、被ガイド部62に水分が付着することが抑制される。
図5(C)を参照して、リブ66の前後方向の長さL2は、送風機カバー42の側面部51の長さL1よりも短く形成されている。また、リブ66の後方側の端部は、側面部51の後方側の端部よりも、前方に配置されている。これにより、図1(B)を参照して、送風機カバー42を閉鎖状態としても、送風機カバー42の側面部51の後方端部は区画板36に当接するが、リブ66は区画板36に当接しない。よって、区画板36に接触する送風機カバー42の面積が小さくし、水分が凍結することで送風機カバー42がロックしてしまうことを抑止できる。
図6を参照して、上記したガイド部60および被ガイド部62の他の形態を説明する。図6の各図は、ガイド部60および被ガイド部62の他の形態を示す模式図である。各図に示すガイド部60および被ガイド部62で、図4(B)に示した第1接触構造63および第2接触構造64が形成されている。尚、図6に示すガイド部60および被ガイド部62の各形態は、互いに組み合わせることができる。
図6(A)を参照して、ここでは、被ガイド部62をガイド部60に向かって部分的に突出させることで突起部68を形成している。突起部68は略円形に突起している。また、ガイド部60は、被ガイド部62の延在方向に対して略平行な側辺を有する矩形形状を呈している。ガイド部60は、各被ガイド部62に対応して二つが形成されている。かかる構成とすることで、被ガイド部62の突起部68と、ガイド部60とを略点接触等させることができる。
図6(B)を参照して、ここでは、ガイド部60の形状を略円形状としている。かかる構成とすることで、より確実に突起部68とガイド部60とを略点接触等させることが出来る。
図6(C)を参照して、ここでは、被ガイド部62の突起部68を矩形形状としている。これにより、矩形形状の被ガイド部62の突起部68の側面と、円形状のガイド部60とが略点接触等する。
図6(D)を参照して、ここでは、被ガイド部62の突起部68は矩形形状とされている。また、ここでは、ガイド部60は、送風機カバー42の側面部51に向かって長手方向の側辺が延びる矩形状を呈している。ガイド部60は一つの部材として形成されている。運転状況下では、ガイド部60の上側面が、被ガイド部62の上側の突起部68に点接触等する。また、ガイド部60の下側面が、被ガイド部62の下側の突起部68に点接触等する。
図6(E)を参照して、ここでは、被ガイド部62は、三角形状の形状を呈し、ガイド部60側に突出する頂点を有している。ガイド部60は、被ガイド部62に対応し、被ガイド部62から離れる方向に凸となるように曲折する湾曲板形状を呈している。また、ガイド部60の被ガイド部62に面する側面には、突起部69が形成されている。運転状況下では、ガイド部60の傾斜する側面に、被ガイド部62の突起部68が点接触等する。
図6(F)を参照して、ここでは、被ガイド部62は、ガイド部60側に向かって突出する形状を呈している。被ガイド部62の端部は、ガイド部60側に向かって突出する湾曲形状を呈している。運転状況下では、ガイド部60の湾曲する側面に、被ガイド部62の内側の側面が点接触等する。
図7を参照して、ガイド部60および被ガイド部62の更なる他の形態を説明する。
図7(A)を参照して、ここでは、被ガイド部62を貫通する四角形状の貫通孔70が形成され、貫通孔70の内部に円筒状のガイド部60が配置されている。かかる構成であっても、貫通孔70の平坦な内側側面に、ガイド部60の側面が略点接触等する。
図7(B)を参照して、ここでは、貫通孔70が矩形形状を呈しており、貫通孔70の側壁から内側に向かって突出する突起部71が形成されている。また、略矩形形状を呈するガイド部60は、貫通孔70に内蔵する。かかる構成では、ガイド部60の側面が、被ガイド部62の突起部71に接触する。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
10 冷蔵庫
11 断熱箱体
12 外箱
13 内箱
14 断熱材
15 変温室
16 冷蔵室
17 断熱扉
18 断熱扉
19 断熱仕切壁
20 冷却室
21 吹出口
22 帰還口
23 吹出口
24 帰還口
25 冷蔵室送風路
26 冷蔵室帰還風路
27 冷却器
28 除霜ヒータ
29 冷凍室供給風路
30 送風口
31 送風機
32 収納容器
33 収納容器
34 冷蔵室ダンパ
35 圧縮機
36 区画板
38 開口部
39 ネジ穴
40 遮蔽装置
41 遮蔽ベース
42 送風機カバー
44 駆動軸
45 ゴム部材
49 鍔部
50 主面部
51 側面部
52 支持部
53 接触部
54 挿入孔
55 送風ファン
56 ファン支持部
57 主面部
60 ガイド部
61 支持リブ
62 被ガイド部
63 第1接触構造
64 第2接触構造
65 開口部
66 リブ
67 抉り部
68 突起部
69 突起部
70 貫通孔
71 突起部
100 冷蔵庫
101 冷蔵室
102 冷凍室
103 野菜室
104 冷却室
105 区画壁
106 開口部
107 送風ファン
108 冷却器
109 風路
110 送風機カバー
111 凹部
113 開口部
114 ダンパ
115 ガイドピン
116 ガイド孔


Claims (8)

  1. 貯蔵室に供給される空気を冷却する冷凍サイクルの冷却器と、前記冷却器が配設されて前記貯蔵室につながる送風口が形成される冷却室と、前記送風口から供給される前記空気を前記貯蔵室に向けて送風する送風機と、前記送風口を少なくとも部分的に塞ぐ遮蔽装置と、前記冷凍サイクル、前記送風機および前記遮蔽装置の動作を制御する制御装置と、を具備し、
    前記遮蔽装置は、前記送風機を覆う送風機カバーと、前記送風機カバーを開閉する駆動機構と、前記送風機カバーの開閉移動をガイドするガイド部と、を有し、
    前記送風機カバーは、前記ガイド部に接触する被ガイド部を有し、
    前記被ガイド部と前記ガイド部とは、前記送風機カバーの円周方向一方側で両者が接触する第1接触構造と、前記送風機カバーの円周方向他方側で両者が接触する第2接触構造と、を形成することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記被ガイド部は、半径方向内側に向かって窪む凹形状を呈し、
    前記ガイド部は、前記被ガイド部に向かって突出する凸形状を呈することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記被ガイド部は、半径方向外側に向かって突出する凸形状を呈し、
    前記ガイド部は、半径方向外側に向かって窪む凹形状を呈することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記被ガイド部には、前記ガイド部に向かって突起する突起部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  5. 前記被ガイド部は、前記送風機カバーに形成された貫通孔であり、
    前記ガイド部は前記送風機カバーの前記貫通孔の内部に配置され、
    前記第1接触構造と前記第2接触構造とは、前記貫通孔の内壁と前記ガイド部とが接触することで形成されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  6. 前記ガイド部は、前記送風機カバーを支持する遮蔽ベースの主面部から、前記送風機カバーに向かって立設され、
    前記遮蔽ベースの前記ガイド部が立設される部分に、開口部を形成することを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の冷蔵庫。
  7. 前記送風機カバーは、前記被ガイド部を半径方向外側から覆うリブを有することを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の冷蔵庫。
  8. 前記送風機カバーは、主面部と、前記主面部から前記送風機に向かって立設された側面部と、を有し、
    前記リブの前記送風機側の端部は、前記側面部の前記送風機側の端部よりも、前記送風機から離間して配置されることを特徴とする請求項7に記載の冷蔵庫。
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