JP2014137160A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷気ダクトからの冷気漏れを低減し、冷却性能を向上させた冷蔵庫を提供すること。
【解決手段】 本実施形態の冷蔵庫は、冷却器により生成した冷気を送風機によって室内に導入し所定温度に冷却される冷却貯蔵室と、この冷却貯蔵室の背面に配され、冷却器からの冷気を冷却貯蔵室に送る第一のダクトおよびこの第一のダクトに接続する第二のダクトを有する冷気ダクトと、第一および第二のダクトに備えられ、冷気流路を形成する凹溝と、この凹溝の両側に沿わせるとともに冷却貯蔵室の背面を形成する内箱面と冷気ダクトとが当接する箇所にそれぞれ配した第一および第二のシール部材とを備え、第一のダクトと第二のダクトとの接続部分の両側において、凹溝よりも外側であって、内箱面と冷気ダクトとが当接する箇所にシール部材を備える。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
冷蔵庫の冷却方式には、冷却器で冷却した冷気を送風機により冷却貯蔵室内に吹き出して循環させる強制循環方式がある。この場合、冷却器を有する冷却器室と冷却貯蔵室とを連通する冷気ダクトを冷却貯蔵室の背面に配設し、冷気ダクトを通して冷気を冷却貯蔵室に送風する構成が一般的である。
通常、冷気ダクト内部の冷気が冷気ダクト外部に漏れ出すと、冷却貯蔵室へ送られる冷気の量や吹き出し力が減少し、冷却効率の低下や冷却貯蔵室内の温度ムラといった問題が生じる。そのため、冷蔵庫内部に配される冷気ダクトと他の部材との接続部における冷気漏れを防止するためにシール部材やシール補強構造を設けて、冷気ダクトと他の部材とのシール性を高める構成が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、冷気ダクトや他の部材に配したシール部材同士が当接する箇所には組立作業上も隙間が発生しやすく、冷気漏れを起こしやすいものであり、依然として冷却効率の低下による冷却不足や、冷蔵庫内部に氷結が生じるなどの問題が生じていた。
特開2012−13352号公報
本発明は上記の問題を考慮してなされたものであり、冷気ダクトからの冷気漏れを低減し、冷却性能を向上させた冷蔵庫を提供することを目的とする。
本実施形態の冷蔵庫は、冷却器により生成した冷気を送風機によって室内に導入し所定温度に冷却される冷却貯蔵室と、この冷却貯蔵室の背面に配され、冷却器からの冷気を冷却貯蔵室に送る第一のダクトおよびこの第一のダクトに接続する第二のダクトを有する冷気ダクトと、第一および第二のダクトに備えられ、冷気流路を形成する凹溝と、この凹溝の両側に沿わせるとともに冷却貯蔵室の背面を形成する内箱面と冷気ダクトとが当接する箇所にそれぞれ配した第一および第二のシール部材とを備え、第一のダクトと第二のダクトとの接続部分の両側において、凹溝よりも外側であって、内箱面と冷気ダクトとが当接する箇所にシール部材を備える。
本発明の実施形態の冷蔵庫全体の概略構成を示す縦断面図である。 図1の冷蔵庫における冷気の風路を示す概略図である。 図1における冷気ダクトを示す背面からの斜視図である。 図3の冷気ダクトにおける第一のダクトを示す正面図である。 図3の冷気ダクトにおける第一のダクトを示す背面図である。 図3の冷気ダクトにおける第一のダクトを示す斜視図である。 図3の冷気ダクトにおける第二のダクトを示す正面図である。 図3の冷気ダクトにおける第二のダクトを示す背面図である。 図3の冷気ダクトにおける第二のダクトを示す斜視図である。 図5においてシール部材を配した状態のC部の拡大斜視図である。 図8においてシール部材を配した状態のD部の拡大斜視図である。 第一のダクトと第二のダクトとを合体した状態の要部側断面である。
以下、実施形態を図面に基づき説明する。冷蔵庫の概略的な全体構成である図1に示すように、冷蔵庫本体1は、鋼板製の外箱2aと合成樹脂製の内箱2bとの間隙にウレタンフォームなどの断熱材2cを発泡充填することで、前面が開口し内部を貯蔵空間とした縦長の断熱箱体2を形成しており、貯蔵空間を上方の冷蔵貯蔵空間と下方の冷凍貯蔵空間に断熱区画している。
単一の内箱2bで形成された冷蔵貯蔵空間には、冷蔵室3と貯蔵容器である下部ケースと上部ケースを備えた野菜室4とを隣接状態で上下に区分配置している。
野菜室4の下方には断熱壁を介して、図示しない製氷室と、小冷凍室5とを左右に併置するとともに、最下段には、貯蔵容器を備えた主冷凍室6を配置して−18〜−20℃に冷却する冷凍貯蔵空間としている。
各貯蔵室の前面開口部は独立した断熱扉で閉塞されており、冷蔵室3の前面開口部は左右両側の上下部に設けたヒンジにより回動自在に支承された観音開き式の扉が設けられている。野菜室4および製氷室と小冷凍室5、主冷凍室6は、それぞれの貯蔵容器を扉に連結保持し、貯蔵室内に設けたレール機構により引き出し式で閉塞されている。
冷蔵室3と野菜室4に跨る冷蔵貯蔵空間の背部には、複数の冷気ダクト部材を接続して構成される冷気ダクト7と送風機8が配設され、冷気流路と貯蔵室内が冷気ダクト7により区画されている。冷気ダクト7は冷却器室9に連通しており、冷却器室9から冷気ダクト7に至る経路には冷蔵室3並びに野菜室4への冷気の流入量を調整する冷蔵室ダンパ装置10が設けられている。
また、製氷室や小冷凍室5および主冷凍室6の背部には、冷気ダクト11と冷却器12が配設され、冷気ダクト11によって貯蔵室内と冷却器12を有する冷却器室9とを区画している。なお、冷気ダクト11は小冷凍室5や主冷凍室6へ冷気を送り込むための冷気吹き出し口11aを有し、冷気吹き出し口11aに至る経路には冷気の流入量を調整する冷凍室ダンパ装置13が設けられている。
冷却器12の下方には、冷却器12を輻射熱で加熱して除霜する除霜ヒータ14および融解した除霜水を受けて外部の蒸発皿15に導く排水口16を設けている。
断熱箱体2の背面下部の外側には内方に凹陥する機械室17を形成し、冷凍サイクルの一環をなす圧縮機18や凝縮器、放熱ファン、除霜水を蒸発させる蒸発皿15を配設している。
次に、冷蔵庫を運転した際の冷気の流れについて説明する。図2は断熱箱体2を正面から見た場合の冷気流路を示す概略図である。冷蔵貯蔵空間の冷却については、冷却器12で冷却された冷気が送風機8によって冷気ダクト7に送られ、冷気ダクト7の上下方向に適当な間隔をおいて設けられた複数の冷気吹き出し口7aから冷蔵室3内に矢印で示すように吹き出し、室内を所定の設定温度、例えば、約3℃に冷却する。冷蔵室3を冷却した冷気は、冷蔵室3と野菜室4との間に設けた通風孔19を通って冷蔵室3から野菜室4へと流入し野菜室4内を冷却する。
冷凍貯蔵空間の冷却については、製氷室と小冷凍室5並びに主冷凍室6にわたる背部に、冷気を循環するための冷気ダクト11を配しており、冷却器12によって冷却した冷気を、送風機8の送風作用により、冷気ダクト11を通り、分流して各冷気吹き出し口11aからそれぞれの冷凍室内に吹き出す。その後冷凍空間を冷却した冷気は主冷凍室6の後方に向かい、冷気ダクト11の下方に設けられた吸い込み口11bに吸い込まれて、冷却器12に戻り再び冷却されるとともに、送風機8による冷気の循環を繰り返す。
なお、冷蔵貯蔵空間の冷却と冷凍貯蔵空間の冷却の切換えは、冷蔵室ダンパ装置10と冷凍室ダンパ装置13の開閉制御により、冷気ダクト7あるいは冷気ダクト11の冷気供給量を制御することで行う。
次に、冷気ダクト7の構成について説明する。図3は冷気ダクト7を背面側から見た場合の斜視図である。冷気ダクト7は冷蔵貯蔵室背面の上下方向にわたって配され、冷却器室9に連通して、冷気を冷蔵室3内に送る冷気流路を構成する。ここで、冷却器12で冷却された冷気が上昇しながら冷蔵室3内へと送られる流れを矢印Aで示し、冷蔵室3から野菜室4への冷気の流れを矢印Bで示す。冷気ダクト7内における矢印Aで示される冷気の流れと矢印Bで示される冷気の流れは、断熱部材22を介して隣接状態にあり、その冷気の流れは互いに逆向きである。
冷気ダクト7は第一のダクト21と第二のダクト31の2つの冷気ダクト部材から形成されており、冷却器室9に近い側に第一のダクト21を配し、第一のダクト21の上部に第二のダクト31を配している。
第一のダクト21の冷蔵室3側と野菜室4側には複数の孔からなる通風孔19a、19bが設けられ、冷蔵室3側に設けた水平方向の通風孔19aを通過した冷気は、断熱部材22に向かって水平方向に流れ、その後、野菜室4側に設けた鉛直方向の通風孔19bを通過して下方の野菜室4へと流入する。冷蔵室3から野菜室4への冷気の流れとしては上記の冷気流路が形成されており、この冷気流路中には脱臭装置20が配設され、野菜室4に送られる冷気の脱臭を行う。
図4は冷気ダクト7を構成する第一のダクト21を冷蔵庫本体1の前方からみた正面図であり、図5はこの第一のダクト21の背面図であり、図6はこの第一のダクト21の斜視図である。第一のダクト21は冷蔵室3の背面下部から野菜室4の背部にわたって配され、下方を冷却器室9、上方を第二のダクト31に接続して冷気を第二のダクト31に送る冷気流路を構成する。
第一のダクト21は、発泡スチロールで形成された板状の断熱部材22と、断熱部材22の庫内側に配した化粧板23とから構成される。断熱部材22は冷却器室9側から第二のダクト31側まで上下に連続する凸部22aを所定間隔をあけて2条設け、凸部22aで挟まれる領域を凹陥させることで凹溝24を形成しており、凸部22aを上下にわたって内箱2b面に当接させて凹溝24内を冷気流路としている。なお、第二のダクト31に接する上端部には、凹溝24部分を上方に延出した凸状の接続部25を設けている。この接続部25における第二のダクト31の接続部35との当接面は、冷気の流れ方向とは逆向きの傾斜面、すなわち冷気流の下流側の内方である内箱2bの側から上流側の外方である化粧板23側に向って下降傾斜する傾斜面25aとしている。
また、凸部22aには所定幅で上下にわたって連続するテープ状のシール部材26を配し、冷却器室9と第一のダクト21との上下の接続箇所においてもシール部材26を配する(図6の下端を参照)。
図7は冷気ダクト7を構成する第二のダクト31の正面図であり、図8はこの第二のダクト31の背面図であり、図9はこの第二のダクト31の斜視図である。第二のダクト31は冷蔵室3の背部に配され、下方に設けた第一のダクト21と接続して冷気を冷蔵室3内部に送る冷気流路を構成する。
第二のダクト31は、第一のダクト21と同様に、発泡スチロールで形成された板状の断熱部材32と、断熱部材32の庫内側に配した化粧板33とから構成される。断熱部材32は第一のダクト21側から冷蔵室3の背面上部まで上下に連続する凸部32aを所定間隔をあけて2条設け、凸部32aで挟まれる領域を凹陥させることで凹溝34を形成しており、凸部32aと内箱2b面を上下にわたって当接させることで凹溝34を冷気流路として構成している。第二のダクト31の第一のダクト21に接する下端部には、第一のダクト21の上端から延出する接続部25の外側面を覆い囲むように外方へL字状に延出させた接続部35を設けている。この接続部35は接続部25と同様に、接続部35における第一のダクト21の接続部25との当接面は、冷気の流れ方向とは逆向きの傾斜面、すなわち冷気流の下流側の内方から上流側の外方である化粧板33側に向って下降傾斜する傾斜面35aとしている。
したがって、第一のダクト21の接続部25上に第二のダクト31の接続部35を配した際には、傾斜面25aと傾斜面35aが隙間なく当接することになる。
また、凸部32aにはシール部材26と同様のシール部材36を上下にわたって配している。
第一のダクト21と第二のダクト31との接続箇所において、シール部材26とシール部材36とが当接する位置では、内箱2b面との間にわずかな隙間が発生するが、L字状に延出させた接続部35に配したシール部材36により、発生した隙間の冷気流路外への出口を冷気流路の外側から回りこむようにシールしている。
上記の点を詳細に説明する。図12は、第一のダクト21と第二のダクト31とを組み付けた状態の要部断面図である。シール部材26は凸部22aの上面に沿って長手方向に延びたあと屈曲部27を介して屈曲して凸部22aの端面すなわち傾斜面25aを覆っている。第一のダクト21と第二のダクト31とを組み付けた状態において、この屈曲部27には第2のダクト31の側のシール部材36の端部37が当接しているが、シール部材26の屈曲部27が斜めに傾斜しているので、シール部材36の端部37との間に隙間39が形成される。この隙間39は冷気流路に対して横方向に延びており、その両端は凹溝34およびL字状の屈曲片40の側において開口している。したがって、凹溝34内の冷気がダクトと内箱との間を通って漏出する可能性がある。しかし、シール部材36はL字形に屈曲して、屈曲片40が外方に回り込んでいるため、この屈曲片40が隙間39を外方から塞ぎ、冷気は凹溝34の外方に漏出することはない。
第二のダクト31の冷気流路を形成する凹溝34内には上下に所定の間隔をおいて穿設される冷気吹き出し口7aを3箇所に設けている。さらに、第二のダクト31の凹溝34の上端は冷蔵室3内に開放させているため、合計で4箇所形成された冷気吹き出し口7aから冷気が冷蔵室3内に吹き出すことになる。
図10は、図5においてシール部材26を配した状態のC部を示す拡大斜視図である。凸部22aに貼り付けたシール部材26は、接続部25における第二のダクト31との当接部である上端面部をも覆うように伸長して配している。
図11は、図8においてシール部材36を配した状態のD部を示す拡大斜視図である。凸部32aに貼り付けたシール部材36は接続部35における第一のダクト21との当接部である下端面部をも覆うように伸長して配し、さらに、このシール部材36の端部を覆うように、接続部35の第一のダクト21の接続部25と当接する箇所にシール部材36aを配する。また、第一のダクト21と第二のダクト31の凹溝34の下端縁における、第一のダクト21の接続部25との当接箇所の縁部を覆うようにシール部材36bを配している。
シール部材26、36、36a、36bとしては連続気泡の弾性体からなるシール部材を使用することで、冷気ダクト部材間並びに冷気ダクト部材と内箱2b間における隙間からの冷気漏れを防止するとともに、シール部材を直接通過して冷気漏れを起こすことを防止する。
上述した冷気ダクト7の構成により、冷却器12で冷却された冷気は断熱部材22の凹溝24、断熱部材32の凹溝34の順に冷気ダクト7内部を冷気漏れを起こすことなく流れ、冷気ダクト7の上下方向に適当な間隔をおいて穿設された複数の冷気吹き出し口7aから冷蔵室3内に吹き出し、貯蔵室内を所定の設定温度に冷却する。
上述した実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
冷却器12で冷却した冷気を冷蔵室3内に送る冷気ダクト7を複数の冷気ダクト部材から構成する冷蔵庫において、第一のダクト21に配したシール部材26と第二のダクト31に配したシール部材36との接続部分の冷気流路両側の第一および第二のシール部材26、36より外側であって、内箱2b面と当接する箇所にシール部材36を延伸して設けることで、すなわち、シール部材36の屈曲片40を設けることで、冷気ダクト7内を流れる冷気の流れを阻害することなく、シール部材同士が当接する箇所で生じる隙間からの冷気漏れを防止することができる。
これにより、漏れ出した冷気によって冷蔵室3の背面における特定箇所の温度が低下しすぎることによって生じる氷結を防止できる。特に、第一のダクト21と第二のダクト31のシール部材間での冷気漏れが生じると、断熱部材22を介して隣接状態にある矢印Aで示される冷気の流れと矢印Bで示される冷気の流れは、互いに逆向きの流れであるため、矢印Aで示す冷気流路から漏れ出した冷気は矢印Bの流れに吸い込まれ、通風孔19a及び19bを通過する冷蔵室3から野菜室4へと送られる温度の上昇した冷気が、冷気ダクト7の冷気流路から漏れ出した冷気によって冷却されることになり、冷蔵室3側の通風孔19aから野菜室4側の通風孔19bの間で氷結が生じやすくなるものであるが、これを防ぐことができる。また、この冷蔵室3側の通風孔19aと野菜室4側の通風孔19bとの間の冷気流路中には、脱臭装置20が配設されるため、氷結によって脱臭機能の低下並びに脱臭装置20の故障が引き起こされる危険があったが、第一のダクト21と第二のダクト31との接続部分におけるシール部材からの冷気漏れを防止できるため、脱臭装置20は安定した脱臭機能を発揮することができる。
さらに、冷気が外部に漏れ出すことなく所定の冷気流路を通って冷蔵室3内に送られるため、冷蔵室3内を無駄なく効果的に冷却することができ、冷却性能が向上するとともに、冷蔵室3内の温度ムラの発生を防止することができる。
また逆に、第一のダクト21に配したシール部材26と第二のダクト31に配したシール部材36との当接部分に生じる隙間から、冷蔵室3を循環して温度の上昇した冷気が冷気流路内部に流入して、冷気流路を流れる冷気の温度を上昇させることが無い。
冷気ダクト7は内箱2b面に当接して冷蔵庫内部に組付けられ、庫内側には化粧板23、33が配される。従って、冷気ダクト7の組付け後に、シール部材同士の接続部分の冷気流路両側の第一および第二のシール部材26、36より外側の内箱2b面と当接する箇所にシール部材を配することは困難であるため、組付け前にシール部材を配しておく必要がある。そこで、凹溝24を延出した形状の接続部25と接続部25側面を覆う形状の接続部35を設けることで、シール部材26とシール部材36との接続部分のシール機能を、第二のダクト31に配したシール部材36により容易に果たすことができるとともに、第二のダクト31を一度取り外しても、容易に再取り付けができ、同時に有効なシール機能を果たすことができる。すなわち、冷気ダクト7は第一のダクト21を冷蔵庫本体1に組み付けた後に、第二のダクト31を取り付ける構成であるため、冷蔵庫の製造性が向上するとともに、メンテナンスを容易に行うことができる。
また、冷気ダクト7において、上部に位置する第二のダクト31の接続部35が第一のダクト21の接続部25を覆い囲む形状であることから、冷気ダクト同士の接続部分において冷気漏れを生じた場合でも、漏れ出る冷気は冷気ダクト7を流れる冷気の流れに逆らうことになり、冷気流路外への冷気漏れを起こしにくい。
第一のダクト21と第二のダクト31が当接する部分にシール部材36a、36bを配することで、冷気ダクト同士の当接部分における冷気漏れをより確実に防止することができる。
第一のダクト21の接続部25と第二のダクト31の接続部35との接続面に冷気の流れとは逆向きとなる傾斜を設けたことで、接続部分において冷気漏れが生じた場合でも、冷気ダクト7を流れる冷気の流れに逆らうように設けた傾斜面25a、35aで当接する接続部25、35は漏れ出る冷気に対して逆向きの抵抗体となり、冷気流路外への冷気漏れを起こしにくい。
本発明の実施形態は冷蔵貯蔵室背面に配した冷気ダクト7について説明を行ったが、冷気ダクトとしては冷気ダクト7に限られず、2つ以上の冷気ダクト部材から構成される冷気ダクトであればよい。
実施形態の変形例として、冷気ダクト7を構成する冷気ダクト部材は第一のダクト21と第二のダクト31のみから構成されるのではなく、3つ以上の冷気ダクトから構成されていてもよい。
また、シール部材36としては、凹溝34の両側をそれぞれ切れ目の無い連続する一本のシール部材を用いたが、複数のシール部材を組み合わせてシールを行ってもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
3は冷蔵室、4は野菜室、5は小冷凍室、6は主冷凍室、7、11は冷気ダクト、7a、11aは冷気吹き出し口、8は送風機、9は冷却器室、10は冷蔵室ダンパ装置、13は冷凍室ダンパ装置、19は通風孔、20は脱臭装置、21は第一のダクト、22、32は断熱部材、22a、32aは凸部、23、33は化粧板、24、34は凹溝、25、35は接続部、25a、35aは傾斜面、26、36はシール部材、27は屈曲部、31は第二のダクト、37は端部、38は隙間、40は屈曲片を示す。

Claims (4)

  1. 冷却器により生成した冷気を送風機によって室内に導入し所定温度に冷却される冷却貯蔵室と、
    この冷却貯蔵室の背面に配され、前記冷却器からの冷気を前記冷却貯蔵室に送る第一のダクトおよびこの第一のダクトに接続する第二のダクトを有する冷気ダクトと、
    前記第一および第二のダクトに備えられ、冷気流路を形成する凹溝と、
    前記凹溝の両側に沿わせるとともに前記冷却貯蔵室の背面を形成する内箱面と前記冷気ダクトとが当接する箇所にそれぞれ配した第一および第二のシール部材とを備え、
    前記第一のダクトと前記第二のダクトとの接続部分の両側において、前記凹溝よりも外側であって、内箱面と前記冷気ダクトとが当接する箇所にシール部材を配した冷蔵庫。
  2. 前記第一のダクトは前記第二のダクトよりも冷気流の上流側に位置し、
    前記第一のダクトの前記第二のダクトとの接続部において、前記第一のダクトの接続部の形状を前記第二のダクト側に前記凹溝を延出した形状とし、
    前記第二のダクトの前記第一のダクトとの接続部において、前記第二のダクトの接続部の形状を前記第一の接続部を前記凹溝の外側から覆い囲む形状とした請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記第一のダクトと前記第二のダクトとの当接する面にシール部材を配した請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記第一の接続部と前記第二の接続部との接続面に、冷気流の下流側の内方から上流側の外方に向かう傾斜面を設けた請求項3に記載の冷蔵庫。
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