JP2012122595A - 連結軸の支持構造およびこれを備えたハイブリッド駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スプライン結合された回転軸同士の軸ずれの要因を低減することにより回転軸の耐久性および動力伝達効率を向上できるとともに、動力伝達効率の低下やトランスアクスル油温の上昇を生じさせる要因を従来に比べて減少させることができる連結軸の支持構造を提供する。
【解決手段】スプライン部20aでスプライン結合により互いに連結されて同軸上で一体回転するカウンタドライブギヤ軸60およびロータ軸70からなるMGシャフト20の支持構造では、カウンタドライブギヤ軸60が軸受部材81、82を介してケースに支持されるロータ側端部61およびフロント側端部62を有し、ロータ軸70がロータ側端部61にスプライン結合されるギヤ側端部71と軸受部材83を介してケースに支持されるリヤ側端部72とを有し、ギヤ側端部71がスプライン部20aと軸方向に隣り合う位置で規制用軸受部材90を介してロータ側端部61に支持されている。
【選択図】図3
【解決手段】スプライン部20aでスプライン結合により互いに連結されて同軸上で一体回転するカウンタドライブギヤ軸60およびロータ軸70からなるMGシャフト20の支持構造では、カウンタドライブギヤ軸60が軸受部材81、82を介してケースに支持されるロータ側端部61およびフロント側端部62を有し、ロータ軸70がロータ側端部61にスプライン結合されるギヤ側端部71と軸受部材83を介してケースに支持されるリヤ側端部72とを有し、ギヤ側端部71がスプライン部20aと軸方向に隣り合う位置で規制用軸受部材90を介してロータ側端部61に支持されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、連結軸の支持構造およびハイブリッド駆動装置に関し、特に、同軸上で互いにスプライン結合されて回転する第1の回転軸および第2の回転軸からなる連結軸の支持構造およびこれを備えたハイブリッド駆動装置に関する。
従来、走行用動力の駆動源として、ガソリン等を燃焼させて動力を出力するエンジンと、バッテリ等からの電力供給を受けて動力を出力する電動機とを併せ持つハイブリッド車両用のハイブリッド駆動装置が知られている。このようなハイブリッド駆動装置は、エンジンからの動力分配を受けて、あるいは回生制動時に、回転軸に動力が入力されることによりバッテリ等への充電電力を発電する発電機をさらに備えている。
この種のハイブリッド駆動装置としては、電動機のロータ軸の一端と、エンジン出力用のカウンタドライブギヤのギヤ軸の一端とをスプライン結合により連結して一体回転可能とした連結軸を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のハイブリッド駆動装置では、上記連結軸を構成するロータ軸およびギヤ軸がそれぞれ異なる4つのベアリングにより駆動装置ケースに支持された連結軸の支持構造を有する。
具体的には、図10に示すように、上記連結軸の支持構造では、発電機MG2のロータ軸110が、その両端で2つのベアリング101、102により駆動装置ケース100に支持されている。さらに、ロータ軸110の一端には、内部にスプライン内歯が形成された筒状の筒状部110aが設けられている。一方、カウンタドライブギヤ115のギヤ軸111は、その一端に円筒部110aより小径な連結部111aを有し、連結部111aの外周には、上記スプライン内歯に嵌合するスプライン外歯が形成されている。ギヤ軸111は、上記スプライン外歯を介してロータ軸110にスプライン結合されている。また、ギヤ軸111は、2つのベアリング103、104により駆動装置ケース100に支持されている。また、上記連結軸の支持構造では、組付性を考慮して、ロータ軸110およびギヤ軸111のスプライン部におけるスプライン内歯とスプライン外歯との間に隙間を持たせている。
このように、特許文献1に記載の連結軸の支持構造は、ロータ軸110およびギヤ軸111がそれぞれ別のベアリング101、102あるいはベアリング103、104により単独で駆動装置ケース100に支持されるとともに、ルーズなスプライン結合により一体回転可能に連結されている。
しかしながら、特許文献1に記載の従来の連結軸の支持構造にあっては、各ベアリング101〜104の組付誤差や部品公差に起因して、駆動装置ケース100と各ベアリング101〜104との間、あるいは各ベアリング101〜104とロータ軸110およびギヤ軸111との間にガタが生ずることがある。また、ロータ軸110やギヤ軸111のベアリング支持部とスプライン部との間に軸ずれが生ずることがある。その結果、ロータ軸110とギヤ軸111とは、ルーズにスプライン結合されていることから、スプライン内歯とスプライン外歯との間に軸ずれが生じ、スプライン内歯とスプライン外歯の回転中心がずれるため、軸の回転時に、スプライン内歯とスプライン外歯との間で径方向に滑りが生ずる。したがって、このような滑りに起因して、従来の連結軸の支持構造では、ロータ軸110およびギヤ軸111の耐久性が低下したり、これら軸間における駆動力の伝達効率が低下するという問題があった。
また、回転数が0の駆動装置ケース100と回転数の高い発電機MG2のロータ軸110およびギヤ軸111との間に介装された各ベアリング101〜104では、発電機MG2の回転数に応じた差動が生じている。ここで、一般にベアリングにおいては、軌道面と転動体との間に生ずる微小な滑り、いわゆる差動滑りや保持器と転動体との間に生ずる滑りに起因して少なからず摩擦抵抗が生じている。したがって、従来の連結軸の支持構造では、ロータ軸110およびギヤ軸111を支持するベアリングが4つ設けられているため、上記のような摩擦抵抗の発生原因となる箇所が少なくとも4箇所存在することとなる。上記のような摩擦抵抗は、動力伝達効率の低下やトランスアクスル内の潤滑油の温度(以下トランスアクスル油温という)上昇の原因となり得る。したがって、上記摩擦抵抗を生じさせる箇所は、可能な限り少ないほうが望ましい。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、スプライン結合された回転軸同士の軸ずれの要因を低減することにより回転軸の耐久性および動力伝達効率を向上させることができるとともに、動力伝達効率の低下やトランスアクスル油温の上昇を生じさせる要因を従来に比べて減少させることができる連結軸の支持構造およびこれを備えたハイブリッド駆動装置を提供することを目的とする。
本発明に係る連結軸の支持構造は、上記目的達成のため、(1)互いに連結されて同軸上で一体回転する第1の回転軸部材および第2の回転軸部材からなる連結軸の支持構造であって、前記連結軸は、前記第1の回転軸部材と前記第2の回転軸部材とがスプライン結合されるスプライン部を有し、前記第1の回転軸部材は、前記第2の回転軸部材にスプライン結合されるとともに第1の軸受部材を介してケースに回転可能に支持される第1連結端部と、前記第1連結端部に対して軸方向の反対側に設けられ、第2の軸受部材を介して前記ケースに回転可能に支持される第1開放端部とを有し、前記第2の回転軸部材は、前記第1の回転軸部材にスプライン結合される第2連結端部と、前記第2連結端部に対して軸方向の反対側に設けられ、第3の軸受部材を介して前記ケースに回転可能に支持される第2開放端部とを有し、前記第2連結端部が、前記スプライン部と軸方向に隣り合う位置で支持部材を介して前記第1連結端部に支持されている構成を有する。
この構成により、本発明に係る連結軸の支持構造は、第2の回転軸部材の第2連結端部が、スプライン部と軸方向に隣り合う位置で支持部材を介して第1の回転軸部材の第1連結端部に支持されているので、連結軸をケースなどの固定部材に回転可能に支持する軸受部材の数を減らすことができる。例えば従来、第1の回転軸部材および第2の回転軸部材のそれぞれについて、その両端をケースなどの固定部材に回転可能に支持するため、少なくとも4つ以上の軸受部材を要していたが、本発明に係る連結軸の支持構造では、特に第1の回転軸部材と第2の回転軸部材との連結部分における軸受部材を少なくとも1つ減らすことができ、連結軸を固定部材に回転可能に支持する軸受部材の数を、例えば3つ以下とすることができる。したがって、従来と比較して軸ずれの要因を低減することができ、第1の回転軸部材と第2の回転軸部材との間のスプライン部で生ずる相対的な径方向への滑りを低減することができる。この結果、このような滑りに起因した連結軸の耐久性の低下や動力伝達効率の低下を低減することができる。
さらに、本発明に係る連結軸の支持構造は、連結軸をケースなどの固定部材に回転可能に支持する軸受部材の数を減らすことができるので、摩擦抵抗の発生原因となる箇所を従来と比べて減少させることができる。すなわち、本発明に係る連結軸の支持構造は、動力伝達効率の低下や連結軸を潤滑する潤滑油の油温の上昇を生じさせる要因を従来に比べて減少させることができる。
また、本発明に係る連結軸の支持構造は、上記(1)に記載の連結軸の支持構造において、(2)前記支持部材は、その軸方向中心が前記第1開放端部を支持する第1の軸受部材の軸方向中心と一致するよう配置されている構成を有する。
この構成により、本発明に係る連結軸の支持構造は、支持部材の軸方向中心が第1開放端部を支持する第1の軸受部材の軸方向中心と一致するよう、支持部材が配置されているので、第2の回転軸部材にかかる荷重に起因して、第1開放端部を支持する第1の軸受部材の軸方向中心を支点として支持部材の軸方向中心に作用するモーメントを抑制することができる。このため、第2連結端部をケースに支持する軸受部材を廃止したことによる第1の回転軸部材にかかる負荷を低減することができる。すなわち、第2連結端部にかかる荷重を、第1開放端部を支持する第1の軸受部材で受けることができる。この結果、連結軸の耐久性を向上させることができる。
また、本発明に係る連結軸の支持構造は、上記(1)または(2)に記載の連結軸の支持構造において、(3)前記支持部材は、ニードルベアリングである構成を有する。
この構成により、本発明に係る連結軸の支持構造は、支持部材がニードルベアリングで構成されているので、第1の回転軸部材と第2の回転軸部材との間に形成された比較的小さい隙間にも好適に設置することができる。また、第1の回転軸部材と第2の回転軸部材との間に周方向への相対的な差動が生じても、摩擦抵抗を低減することができる。
また、本発明に係る連結軸の支持構造は、上記(1)または(2)に記載の連結軸の支持構造において、(4)前記支持部材は、ブッシュで構成されている。
この構成により、本発明に係る連結軸の支持構造は、支持部材がブッシュで構成されているので、ニードルベアリングに比べて構造が簡素化され、コストを低減することができる。
また、本発明に係るハイブリッド駆動像置は、(5)請求項1ないし4のいずれか1の請求項に記載の連結軸の支持構造が適用されるハイブリッド駆動装置であって、前記第1の回転軸部材がカウンタドライブギヤ軸を構成し、前記第2の回転軸部材が電動機のロータ軸を構成する。
この構成により、本発明に係るハイブリッド駆動装置は、電動機のロータ軸がスプライン部と軸方向に隣り合う位置で支持部材を介してカウンタドライブギヤ軸に支持されているので、ロータ軸とカウンタドライブギヤ軸との間に生ずる軸ずれの要因を従来と比較して低減することができ、結果として連結軸の耐久性および動力伝達効率を向上させることができる。
また、本発明に係るハイブリッド駆動装置は、特に回転数が0のケースと回転数の高い電動機のロータ軸およびカウンタドライブギヤ軸との間に介装される軸受部材の数を減らすことができる。したがって、本発明に係るハイブリッド駆動装置は、摩擦抵抗の発生原因となる箇所を従来と比べて減少させることができる。すなわち、本発明に係るハイブリッド駆動装置は、動力伝達効率の低下やケース内の潤滑油の油温の上昇を生じさせる要因を従来に比べて減少させることができる。
本発明によれば、スプライン結合された回転軸同士の軸ずれの要因を低減することにより回転軸の耐久性および動力伝達効率を向上させることができるとともに、動力伝達効率の低下やトランスアクスル油温の上昇を生じさせる要因を従来に比べて減少させることができる連結軸の支持構造およびこれを備えたハイブリッド駆動装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る連結軸の支持構造が適用されるハイブリッド駆動装置は、いわゆる複軸式のギヤトレーンで構成されている。
本発明の第1の実施の形態に係る連結軸の支持構造が適用されるハイブリッド駆動装置は、いわゆる複軸式のギヤトレーンで構成されている。
図1に示すように、ハイブリッド駆動装置1は、内燃機関からなるエンジンEと、モータジェネレータMG1、MG2と、プラネタリギヤユニット3と、ギヤ列4と、デファレンシャル装置5とを備えており、いわゆるハイブリッド車両に適用される駆動装置である。また、ハイブリッド駆動装置1は、モータジェネレータMG1の回転中心であるインプットシャフト10の中心軸線Xと、モータジェネレータMG2の回転中心であるMGシャフト20の中心軸線Yとが異なる複軸式のギヤトレーンとされる。これにより、トランスアクスルの軸方向の長さ、すなわち全長が短縮され、各軸の配置における自由度が増すとともに車両搭載性が向上する。本実施の形態におけるモータジェネレータMG2は、本発明に係る電動機を構成し、MGシャフト20は、本発明に係る連結軸を構成している。
エンジンEは、クランクシャフト6(図2参照)を有しており、このクランクシャフト6がダンパ装置(図2参照)8を介してインプットシャフト10に接続されている。
プラネタリギヤユニット3は、サンギヤ31と、サンギヤ31と同心状に配置されたリングギヤ32と、サンギヤ31およびリングギヤ32に噛み合うピニオンギヤ33aを保持したキャリア33とを含んで構成された、いわゆる遊星歯車機構である。キャリア33には、インプットシャフト10が連結されており、サンギヤ31には、MG1のロータ軸11が連結されている。また、キャリア33には、エンジンEの逆回転を阻止するワンウェイクラッチ35が接続されている。また、ワンウェイクラッチ35は、駆動装置ケース2に連結固定されている。本実施の形態における駆動装置ケース2は、本発明に係るケースを構成している。
モータジェネレータMG1、MG2は、3相交流電動機から構成されており、それぞれ外周面に複数個の永久磁石を有するロータと、回転磁界を形成する3相コイルが巻回されたステータとを含む。これらモータジェネレータMG1、MG2は、永久磁石による磁界と3相コイルによって形成される磁界との相互作用によりロータを回転駆動する電動機として動作するとともに、永久磁石による磁界とロータの回転との相互作用により3相コイルの両端に起電力を生じさせる発電機として動作する。
モータジェネレータMG1は、エンジンEによって駆動される発電機として動作し、かつエンジンEの始動を行い得る電動機として動作するものとしてハイブリッド駆動装置1に組込まれている。また、モータジェネレータMG1のロータ軸11は、サンギヤ31と接続される端部と反対側の端部がブレーキ装置12を介して駆動装置ケース2に連結されている。
モータジェネレータMG2は、カウンタドライブギヤ42を介して駆動輪Wを駆動する電動機としてハイブリッド駆動装置1に組込まれている。また、モータジェネレータMG2のロータ軸70(図3参照)は、後述するカウンタドライブギヤ軸60と連結されてMGシャフト20を構成している。
ギヤ列4は、インプットシャフト10と同心状に配置された筒状のカウンタ出力軸13の外周側に形成されたカウンタドライブギヤ41と、MGシャフト20に連結されたカウンタドライブギヤ42と、インプットシャフト10およびMGシャフト20に平行に配置されたカウンタシャフト43とを含んで構成されている。また、カウンタ出力軸13は、リングギヤ32に連結されている。カウンタドライブギヤ41は、後述するカウンタドリブンギヤ45と噛み合っている。
さらに、カウンタシャフト43の一端には、カウンタドリブンギヤ44が一体回転可能に連結されている。このカウンタドリブンギヤ44には、図示しない締結部材を介してカウンタドリブンギヤ45が連結固定されている。一方、カウンタシャフト43の他端には、デフドライブピニオンギヤ46が一体回転可能に連結されている。また、カウンタドリブンギヤ44は、MGシャフト20に接続されたカウンタドライブギヤ42と噛み合っている。デフドライブピニオンギヤ46は、後述するデフリングギヤ51と噛み合っている。
デファレンシャル装置5は、デフケース50を有し、このデフケース50にはデフリングギヤ51が連結されている。また、デファレンシャル装置5は、図示しないサイドギヤおよびドライブシャフト52を介して駆動輪Wに駆動連結されている。
このように構成されたハイブリッド駆動装置1において、エンジンEを除くモータジェネレータMG1、MG2、プラネタリギヤユニット3と、ギヤ列4と、デファレンシャル装置5は、図2に示すように、駆動装置ケース2の内部に収容されている。
駆動装置ケース2は、図2に示すように、左右方向の両端(MG側、エンジンE側)が開口されたケース本体21と、フロントカバー22と、リヤカバー23とから構成されており、ケース本体21のエンジンE側(図中、右側)には、中間壁21aが設けられている。フロントカバー22およびリヤカバー23は、ケース本体21のエンジンE側およびMG側の開口をそれぞれ閉塞するようケース本体21に連結されている。ここで、駆動装置ケース2は、中間壁21aとリヤカバー23とにより画成される空間をモータジェネレータMG1、MG2およびプラネタリギヤユニット3の収容部とし、中間壁21aとフロントカバー22とにより画成される空間をギヤ列4およびデファレンシャル装置5の収容部としている。
さらに、駆動装置ケース2には、モータジェネレータMG1、MG2やブレーキ装置12の制御を行う制御ユニットCが外付けされている。制御ユニットCは、各種制御を行うためのインバータおよび電子制御装置を内蔵している。なお、制御ユニットCは、外付けに限らず、駆動装置ケース2の内部に収容してもよいし、その取付位置も車両の仕様等に応じて適宜最適な位置に取付可能とされ、特に限定されるものではない。
上記のように構成されたハイブリッド駆動装置1においては、車速Vおよびアクセル開度Accなどの条件に基づいて、駆動輪Wに伝達するべき要求トルクが算出され、その算出結果に基づいて、エンジンE(図1参照)、ダンパ装置8、モータジェネレータMG1、MG2が制御される。エンジンEから出力されるトルクが駆動輪Wに伝達される場合は、ダンパ装置8を経由することによりエンジンEのトルク変動が吸収され、クランクシャフト6の動力(トルク)がインプットシャフト10を介してキャリア33に伝達されるようになっている。
キャリア33に伝達されたトルクは、リングギヤ32、カウンタ出力軸13、カウンタドライブギヤ41、カウンタドリブンギヤ45、カウンタシャフト43、デフドライブピニオンギヤ46(図1参照)、デファレンシャル装置5を介して駆動輪Wに伝達され、駆動力が発生する。また、エンジンEのトルクをキャリア33に伝達する際に、モータジェネレータMG1を発電機として機能させ、発生した電力を蓄電装置(図示せず)に充電することもできる。
さらに、モータジェネレータMG2を電動機として駆動させ、その動力をカウンタドリブンギヤ44に伝達することができる。モータジェネレータMG2の動力がMGシャフト20を介してカウンタドライブギヤ42に伝達されると、カウンタドライブギヤ42の回転速度が減速されてカウンタドリブンギヤ44に伝達される。すなわち、モータジェネレータMG2のトルクが増幅されてプラネタリギヤユニット3とおよびギヤ列4に伝達される。このようにして、エンジンEの動力およびモータジェネレータMG2の動力がプラネタリギヤユニット3とおよびギヤ列4に入力されて合成され、合成された動力が駆動輪Wに伝達される。つまり、プラネタリギヤユニット3とおよびギヤ列4は、エンジンEの動力、あるいは、モータジェネレータMG2の動力のうち少なくともいずれか一方を駆動輪Wに伝達するようになっている。
次いで、図3および図4を参照して、本実施の形態に係るMGシャフト20の支持構造について説明する。
図3に示すように、MGシャフト20は、上述したように、第1の回転軸部材としてのカウンタドライブギヤ軸60と、第2の回転軸部材としてのモータジェネレータMG2のロータ軸70とから構成されている。また、MGシャフト20は、カウンタドライブギヤ軸60とロータ軸70とがスプライン結合されるスプライン部20aを有している。したがって、カウンタドライブギヤ軸60とロータ軸70とは、スプライン結合により互いに連結されて同軸上で一体回転するようになっている。
また、スプライン部20aと軸方向に隣り合う位置でカウンタドライブギヤ軸60とロータ軸70との間には、径方向に所定の隙間20bが形成されている。この隙間20bには、後述する規制用軸受部材90が設けられている。したがって、ロータ軸70は、規制用軸受部材90を介してカウンタドライブギヤ軸60に支持される。ここで、モータジェネレータMG2は、カウンタドライブギヤ42への荷重入力に比べて回転軸、すなわちロータ軸70への荷重入力が小さい。このため、上述のようにロータ軸70をカウンタドライブギヤ軸60に支持させる構成をとっても、カウンタドライブギヤ軸60およびロータ軸70の耐久性、これら軸間の動力伝達効率に与える影響は小さい。
カウンタドライブギヤ軸60は、ロータ軸70にスプライン結合されるロータ側端部61と、このロータ側端部61と軸方向の反対側に位置するフロント側端部62とを有している。カウンタドライブギヤ軸60は、ロータ側端部61およびフロント側端部62において2つの軸受部材81、82を介して、駆動装置ケース2に回転可能に支持されている。軸受部材81、82は、いわゆるボールベアリングで構成されている。本実施の形態におけるロータ側端部61は、本発明に係る第1連結端部を構成し、フロント側端部62は、本発明に係る第1開放端部を構成している。また、本実施の形態における軸受部材81は、本発明に係る第1の軸受部材を構成し、軸受部材82は、本発明に係る第2の軸受部材を構成している。
また、カウンタドライブギヤ軸60には、カウンタドリブンギヤ44(図2参照)と噛み合うカウンタドライブギヤ42が一体形成されている。
図4に示すように、ロータ側端部61には、図中左側すなわちモータジェネレータMG2側から比較的小さな外径の小径部61a、小径部61aより大きな外径の中径部61b、中径部61bより大きな大径部61cが順に形成されている。小径部61aの外周には、ロータ軸70に形成された後述するスプライン内歯71dに嵌合するスプライン外歯61dが形成されている。また、中径部61bは、ロータ軸70との間で上述した隙間20bを形成している。また、大径部61cには、軸受部材81の内輪が固定されるようになっている。
また、図3に示すように、ロータ軸70は、カウンタドライブギヤ軸60にスプライン結合されるギヤ側端部71と、このギヤ側端部71と軸方向の反対側に位置するリヤ側端部72とを有している。ロータ軸70は、リヤ側端部72において軸受部材83を介して、駆動装置ケース2に回転可能に支持されている。軸受部材83は、軸受部材81、82と同様、いわゆるボールベアリングで構成されている。また、ロータ軸70は、ギヤ側端部71において後述する規制用軸受部材90を介して、カウンタドライブギヤ軸60に支持されている。本実施の形態におけるギヤ側端部71は、本発明に係る第2連結端部を構成し、リヤ側端部72は、本発明に係る第2開放端部を構成している。また、本実施の形態における軸受部材83は、本発明に係る第3の軸受部材を構成している。
図4に示すように、ギヤ側端部71は、カウンタドライブギヤ軸60のロータ側端部61の外径より大きな内径を有し、中空の筒状に形成されている。また、ギヤ側端部71には、図中右側すなわちカウンタドライブギヤ42側から比較的大きな内径の大内径部71a、大内径部71aより小さな内径の小内径部71bが順に形成されている。大内径部71aは、ロータ側端部61の中径部61bとの間で上述した隙間20bを形成している。また、小内径部71bの内周には、スプライン外歯61dに嵌合するスプライン内歯71dが形成されている。
ここで、従来の連結軸の支持構造では、スプライン外歯61dとスプライン内歯71dとの間には、カウンタドライブギヤ軸60およびロータ軸70の軸ずれ要因が多いため、軸ずれ量が増加しやすい構造となっており、これに起因して径方向に滑りが生じていた。そこで、本実施の形態に係る連結軸の支持構造では、隙間20bに規制用軸受部材90を設け、この規制用軸受部材90を介してロータ軸70のギヤ側端部71をカウンタドライブギヤ軸60のロータ側端部61に支持させることで軸ずれ要因を低減させたため、スプライン外歯61dとスプライン内歯71dとの相対的な径方向の滑り(ずれ)を規制することが可能となる。
ところで、上記のようなスプライン外歯61dとスプライン内歯71dとの径方向の位置決めを行う方法としては、例えば隙間20bを設けず、中径部61bと大内径部71aとを直接インロー結合する方法も考えられる。しかし、カウンタドライブギヤ軸60およびロータ軸70の組付性の向上を考慮すると、スプライン外歯61dとスプライン内歯71dと間にクリアランスを設け、スプライン結合をルーズにする必要がある。この場合には、周方向のクリアランス分だけ、カウンタドライブギヤ軸60とロータ軸70とが相対的に周方向に差動することとなる。上記インロー結合では、このような周方向の差動を許容することができず、カウンタドライブギヤ軸60およびロータ軸70の耐久性を確保することができない。この点、本実施の形態においては、隙間20bに規制用軸受部材90を設けているため、カウンタドライブギヤ軸60とロータ軸70との間に生ずる周方向の差動を許容することができ、カウンタドライブギヤ軸60およびロータ軸70の耐久性を確保することができる。
規制用軸受部材90は、転動体に針状ころを採用した、いわゆるニードルベアリングで構成されており、複数本のニードルを円周方向に互いに離隔した状態で転動自在に保持した構成である。ニードルベアリングとしては、保持器なし、あるいは保持器付き、もしくはシェル形のものなど種々の構成のものを適用可能である。本実施の形態における規制用軸受部材90は、本発明に係る支持部材を構成している。
以上のように、本実施の形態に係る連結軸の支持構造は、MGシャフト20のスプライン部20aと軸方向に隣り合う位置で隙間20bに規制用軸受部材90を設け、この規制用軸受部材90を介してロータ軸70をカウンタドライブギヤ軸60に支持させるようにしたので、MGシャフト20を駆動装置ケース2に回転可能に支持させるボールベアリングなどの軸受部材の数を減らすことができる。例えば従来、図10に示すように、ロータ軸110およびギヤ軸111のそれぞれについて、その両端を駆動装置ケース100に回転可能に支持するため、少なくとも4つのベアリング101〜104を要していたが、本実施の形態に係る連結軸の支持構造では、特にカウンタドライブギヤ軸60とロータ軸70との連結部分における軸受部材(図10中、ベアリング102に相当する軸受部材)を減らすことができ、MGシャフト20を駆動装置ケース2に回転可能に支持する軸受部材の数を3つ以下とすることができる。したがって、従来と比較して、カウンタドライブギヤ軸60とロータ軸70の軸ずれ要因を低減することができ、結果としてスプライン外歯61dとスプライン内歯71dとの間に生ずる相対的な径方向の滑りを低減することができる。この結果、MGシャフト20の耐久性の低下や動力伝達効率の低下を低減することができる。
また、本実施の形態に係る連結軸の支持構造は、MGシャフト20を駆動装置ケース2に回転可能に支持させるボールベアリングなどの軸受部材の数を減らすことができるので、摩擦抵抗の発生原因となる箇所を従来と比べて減少させることができる。すなわち、本実施の形態に係る連結軸の支持構造は、動力伝達効率の低下や駆動装置ケース2内の潤滑油の油温の上昇を生じさせる要因を従来に比べて減少させることができる。
また、本実施の形態に係る連結軸の支持構造は、規制用軸受部材90がニードルベアリングで構成されているので、カウンタドライブギヤ軸60とロータ軸70との間に形成された比較的小さい隙間20bにも好適に設置することができる。
また、本実施の形態では、MGシャフト20において規制用軸受部材90をスプライン部20aよりも軸受部材81側に配置する構成としたが、これに限らず、例えば図5に示すように、スプライン部120aを規制用軸受部材90よりも軸受部材81側に配置する構成としてもよい。図5に示すMGシャフト120にあっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、図6に示すように、本実施の形態に係るMGシャフト20においては、規制用軸受部材90の軸方向中心と軸受部材81の軸方向中心との間の距離L1が比較的大きい構成となっている。また、上記図5に示すMGシャフト120にあっては、上記距離L1は本実施の形態よりもさらに大きい。このように、上記距離L1が大きいと、軸受部材81の軸方向中心を支点として、規制用軸受部材90の軸方向中心にロータ軸70にかかる荷重に起因したモーメントMが生ずる。このようなモーメントMは、ギヤ側端部71を駆動装置ケース2に支持する軸受部材を廃止したことにより生ずるものである。このため、モーメントMに起因してカウンタドライブギヤ軸60のロータ側端部61にかかる負荷が増大する可能性がある。したがって、上記距離L1は、可能な限り小さいことが望ましい。好ましくは、上記距離L1は0であることが望ましい。そこで、以下の第2の実施の形態においては、上記距離L1を小さくする構成とした。
(第2の実施の形態)
次に、図7および図8を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る連結軸の支持構造について説明する。
次に、図7および図8を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る連結軸の支持構造について説明する。
本実施の形態に係る連結軸の支持構造においては、本発明の第1の実施の形態に係る連結軸の支持構造とはカウンタドライブギヤ軸のロータ側端部をロータ軸のギヤ側端部に外嵌させる点で異なるが、他の構成は略同様に構成されている。したがって、図1から図6に示した第1の実施の形態と同一の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
図7に示すように、本実施の形態に係るMGシャフト220は、第1の回転軸部材としてのカウンタドライブギヤ軸260と、第2の回転軸部材としてのモータジェネレータMG2のロータ軸270とから構成されている。また、MGシャフト220は、カウンタドライブギヤ軸260とロータ軸270とがスプライン結合されるスプライン部220aを有している。したがって、カウンタドライブギヤ軸260とロータ軸270とは、スプライン結合により互いに連結されて同軸上で一体回転するようになっている。
また、スプライン部220aと軸方向に隣り合う位置でカウンタドライブギヤ軸260とロータ軸270との間には、径方向に所定の隙間220bが形成されている。ロータ軸270は、第1の実施の形態と同様、隙間220bに設けられた規制用軸受部材90を介してカウンタドライブギヤ軸260に支持される。
カウンタドライブギヤ軸260は、ロータ側端部261と、フロント側端部262とを有している。カウンタドライブギヤ軸260は、2つの軸受部材81、82を介して、駆動装置ケース2に回転可能に支持されている。本実施の形態におけるロータ側端部261は、本発明に係る第1連結端部を構成し、フロント側端部262は、本発明に係る第1開放端部を構成している。
また、カウンタドライブギヤ軸260には、カウンタドリブンギヤ44(図2参照)と噛み合うカウンタドライブギヤ42が一体形成されている。
図8に示すように、ロータ側端部261は、後述するギヤ側端部271の外径より大きな外径を有し、中空の筒状に形成されている。また、ロータ側端部261には、図中左側すなわちモータジェネレータMG2側から比較的大きな内径の大内径部261a、大内径部261aより小さな内径の小内径部261bが順に形成されている。大内径部261aは、ギヤ側端部271との間で上述した隙間220bを形成している。また、小内径部261bの内周には、スプライン内歯261dが形成されている。
また、図7に示すように、ロータ軸270は、ギヤ側端部271とリヤ側端部272とを有している。ロータ軸270は、リヤ側端部272において軸受部材83を介して駆動装置ケース2に回転可能に支持されている。また、ロータ軸270は、ギヤ側端部71において規制用軸受部材90を介してカウンタドライブギヤ軸260に支持されている。本実施の形態におけるギヤ側端部271は、本発明に係る第2連結端部を構成し、リヤ側端部272は、本発明に係る第2開放端部を構成している。
また、図8に示すように、ギヤ側端部271は、図中右側すなわち軸受部材81側から比較的小さな外径の小径部271a、小径部271aより大きな外径の大径部271bが順に形成されている。小径部271aの外周には、スプライン内歯261dに嵌合するスプライン外歯271dが形成されている。また、大径部271bは、ロータ側端部261の大内径部261aとの間で上述した隙間220bを形成している。
ここで、従来の連結軸の支持構造では、スプライン内歯261dとスプライン外歯271dとの間には、カウンタドライブギヤ軸260およびロータ軸270の軸ずれ要因が多いため、軸ずれ量が増加しやすい構造となっており、これに起因して径方向に滑りが生じていた。そこで、本実施の形態においては、第1の実施の形態と同様、隙間220bに規制用軸受部材90を設け、ロータ軸270のギヤ側端部271をカウンタドライブギヤ軸260により支持させることで軸ずれ要因を低減し、スプライン内歯261dとスプライン外歯271dとの相対的な径方向の滑り(ずれ)を規制することが可能となる。また、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様、規制用軸受部材90によってカウンタドライブギヤ軸260とロータ軸270との間に生ずる周方向の差動を許容することができ、これら軸の耐久性を確保することができる。
また、本実施の形態においては、カウンタドライブギヤ軸260のロータ側端部261をロータ軸270のギヤ側端部271に外嵌させる構成としたので、第1の実施の形態と比較して規制用軸受部材90の軸方向中心と軸受部材81の軸方向中心との間の距離L2を小さく(L1>L2)することができる。
以上のように、本実施の形態に係る連結軸の支持構造は、第1の実施の形態の効果に加えて、規制用軸受部材90の軸方向中心と軸受部材81の軸方向中心との間の距離L2を第1の実施の形態と比較して小さく(L1>L2)なる構成としたので、ロータ軸270にかかる荷重に起因して、軸受部材81の軸方向中心を支点として規制用軸受部材90の軸方向中心に作用するモーメントMを抑制することができる。このため、ギヤ側端部271を駆動装置ケース2に支持する軸受部材を廃止したことによるカウンタドライブギヤ軸60のロータ側端部61にかかる負荷を低減することができる。すなわち、ギヤ側端部271にかかる荷重を、軸受部材81で受けることができる。この結果、MGシャフト220の耐久性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、MGシャフト220においてスプライン部220aを規制用軸受部材90よりも軸受部材81側に配置する構成としたが、これに限らず、例えば図9に示すように、規制用軸受部材90をスプライン部320aよりも軸受部材81側に配置する構成としてもよい。この場合、規制用軸受部材90は、その軸方向中心と軸受部材81の軸方向中心とが一致するよう隙間320bに設けられる。このため、図9に示すMGシャフト320にあっては、上記距離L2を0(L2=0)とすることができ、上記モーメントMが発生することを防止することができる。すなわち、上記モーメントMを実質的に0とすることができる。
また、上述の各実施の形態においては、規制用軸受部材90をニードルベアリングで構成した例について説明したが、ニードルベアリングに代えて規制用軸受部材90をブッシュなどの滑り軸受で構成してもよい。この場合には、ニードルベアリングに比べてコストを低減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、スプライン結合された回転軸同士の軸ずれの要因を低減することにより回転軸の耐久性および動力伝達効率を向上させることができるとともに、動力伝達効率の低下やトランスアクスル油温の上昇を生じさせる要因を従来に比べて減少させることができるという効果を有し、同軸上で互いにスプライン結合されて回転する第1の回転軸および第2の回転軸からなる連結軸の支持構造およびこれを備えたハイブリッド駆動装置全般に有用である。
1 ハイブリッド駆動装置
2 駆動装置ケース(ケース)
20、120、220、320 MGシャフト(連結軸)
20a、120a、220a、320a スプライン部
20b、220b、320b 隙間
60、260 カウンタドライブギヤ軸(第1の回転軸部材)
61、261 ロータ側端部(第1連結端部)
62、262 フロント側端部(第1開放端部)
70、270 ロータ軸(第2の回転軸部材)
71、271 ギヤ側端部(第2連結端部)
72、272 リヤ側端部(第2開放端部)
81 軸受部材(第1の軸受部材)
82 軸受部材(第2の軸受部材)
83 軸受部材(第3の軸受部材)
90 規制用軸受部材(支持部材)
MG2 モータジェネレータ(電動機)
2 駆動装置ケース(ケース)
20、120、220、320 MGシャフト(連結軸)
20a、120a、220a、320a スプライン部
20b、220b、320b 隙間
60、260 カウンタドライブギヤ軸(第1の回転軸部材)
61、261 ロータ側端部(第1連結端部)
62、262 フロント側端部(第1開放端部)
70、270 ロータ軸(第2の回転軸部材)
71、271 ギヤ側端部(第2連結端部)
72、272 リヤ側端部(第2開放端部)
81 軸受部材(第1の軸受部材)
82 軸受部材(第2の軸受部材)
83 軸受部材(第3の軸受部材)
90 規制用軸受部材(支持部材)
MG2 モータジェネレータ(電動機)
Claims (5)
- 互いに連結されて同軸上で一体回転する第1の回転軸部材および第2の回転軸部材からなる連結軸の支持構造であって、
前記連結軸は、前記第1の回転軸部材と前記第2の回転軸部材とがスプライン結合されるスプライン部を有し、
前記第1の回転軸部材は、前記第2の回転軸部材にスプライン結合されるとともに第1の軸受部材を介してケースに回転可能に支持される第1連結端部と、前記第1連結端部に対して軸方向の反対側に設けられ、第2の軸受部材を介して前記ケースに回転可能に支持される第1開放端部とを有し、
前記第2の回転軸部材は、前記第1の回転軸部材にスプライン結合される第2連結端部と、前記第2連結端部に対して軸方向の反対側に設けられ、第3の軸受部材を介して前記ケースに回転可能に支持される第2開放端部とを有し、
前記第2連結端部が、前記スプライン部と軸方向に隣り合う位置で支持部材を介して前記第1連結端部に支持されていることを特徴とする連結軸の支持構造。 - 前記支持部材は、その軸方向中心が前記第1開放端部を支持する第1の軸受部材の軸方向中心と一致するよう配置されていることを特徴とする請求項1に記載の連結軸の支持構造。
- 前記支持部材は、ニードルベアリングであることを特徴とする請求項1または2に記載の連結軸の支持構造。
- 前記支持部材は、ブッシュで構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の連結軸の支持構造。
- 請求項1ないし4のいずれか1の請求項に記載の連結軸の支持構造が適用されるハイブリッド駆動装置であって、
前記第1の回転軸部材がカウンタドライブギヤ軸を構成し、
前記第2の回転軸部材が電動機のロータ軸を構成することを特徴とするハイブリッド駆動装置。
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JP2010276034A JP2012122595A (ja) | 2010-12-10 | 2010-12-10 | 連結軸の支持構造およびこれを備えたハイブリッド駆動装置 |
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-
2010
- 2010-12-10 JP JP2010276034A patent/JP2012122595A/ja active Pending
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