JP2010036820A - 動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動力伝達装置の大型化を抑制しつつ、入力軸回転部材の軸方向の両側を軸受で支持できる動力伝達装置を提供すること。
【解決手段】入力軸5と、入力軸の径方向外方に入力軸と同軸上に配置された第一回転電機軸17と、第二回転電機軸45と、入力軸における第一回転電機軸よりも所定の駆動源1側と反対側に設けられ、入力軸あるいは第二回転電機軸の少なくともいずれか一方の動力を駆動軸に伝達する入力軸回転部材23と、ケースとを備える動力伝達装置であって、第一回転電機軸は、複数の軸受を介してケースによって回転可能に支持されており、入力軸回転部材の軸方向の両側を支持する入力軸支持軸受のうち、所定の駆動源側の入力軸支持軸受51は、第一回転電機軸の内周部に支持され、かつ、第一回転電機軸を支持する軸受のうち、最も所定の駆動源側の軸受53と、最も所定の駆動源から遠い側の軸受52との間の領域Rに配置されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、動力伝達装置に関し、特に、車両の駆動源である所定の駆動源との間で動力を伝達する入力軸と、入力軸と平行に配置され、かつ、駆動源である第二の回転電機のロータが連結された第二回転電機軸と、入力軸に第二回転電機軸と噛合う状態で設けられ、入力軸の動力あるいは第二回転電機軸の動力のうち少なくともいずれか一方を車両の駆動軸に伝達する入力軸回転部材と、第二回転電機軸の回転を減速して入力軸回転部材に伝達する変速機構とを備える動力伝達装置に関する。
車両の駆動源である所定の駆動源(例えば、内燃機関)との間で動力を伝達する入力軸と、入力軸の径方向外方に入力軸と同軸上に配置され、かつ、第一の回転電機のロータが連結された第一回転電機軸と、入力軸と平行に配置され、かつ、駆動源である第二の回転電機のロータが連結された第二回転電機軸と、入力軸における第一回転電機軸よりも所定の駆動源側と反対側の位置に第二回転電機軸と噛合う状態で設けられ、入力軸の動力あるいは第二回転電機軸の動力のうち少なくともいずれか一方を車両の駆動軸に伝達する入力軸回転部材と、第二回転電機軸の回転を減速して入力軸回転部材に伝達する変速機構と、入力軸、および、第一回転電機軸を収容するケースとを備える動力伝達装置が知られている。このような装置として、例えば、特許文献1に開示された動力伝達装置が挙げられる。
特開2002−274201号公報
入力軸回転部材が第二回転電機軸等との間で動力を伝達する場合、入力軸回転部材に噛合い強制力が作用する。噛合い強制力により生じる変位(ミスアライメント)を低減するためには、入力軸における入力軸回転部材の軸方向の両側を軸受で支持することが望ましい。しかしながら、入力軸回転部材の軸方向の両側に軸受を配置した場合、動力伝達装置が大型化してしまう虞がある。
動力伝達装置の大型化を抑制しつつ、入力軸回転部材の軸方向の両側を軸受で支持できることが望まれている。
本発明の目的は、車両の駆動源である所定の駆動源との間で動力を伝達する入力軸と、入力軸の径方向外方に入力軸と同軸上に配置され、かつ、第一の回転電機のロータが連結された第一回転電機軸と、入力軸と平行に配置され、かつ、駆動源である第二の回転電機のロータが連結された第二回転電機軸と、入力軸における第一回転電機軸よりも所定の駆動源側と反対側の位置に第二回転電機軸と噛合う状態で設けられ、入力軸の動力あるいは第二回転電機軸の動力のうち少なくともいずれか一方を車両の駆動軸に伝達する入力軸回転部材と、入力軸、および、第一回転電機軸を収容するケースとを備える場合に、動力伝達装置の大型化を抑制しつつ、入力軸回転部材の軸方向の両側を軸受で支持できる動力伝達装置を提供することである。
本発明の動力伝達装置は、車両の駆動源である所定の駆動源との間で動力を伝達する入力軸と、前記入力軸の径方向外方に前記入力軸と同軸上に配置され、かつ、第一の回転電機のロータが連結された第一回転電機軸と、前記入力軸と平行に配置され、かつ、前記駆動源である第二の回転電機のロータが連結された第二回転電機軸と、前記入力軸における前記第一回転電機軸よりも前記所定の駆動源側と反対側の位置に前記第二回転電機軸と噛合う状態で設けられ、前記入力軸の前記動力あるいは前記第二回転電機軸の前記動力のうち少なくともいずれか一方を前記車両の駆動軸に伝達する入力軸回転部材と、前記第二回転電機軸の回転を減速して前記入力軸回転部材に伝達する変速機構と、前記入力軸、および、前記第一回転電機軸を収容するケースとを備える動力伝達装置であって、前記第一回転電機軸は、前記入力軸との間で前記動力を伝達可能に設けられ、かつ、軸方向の互いに異なる位置に配置された複数の軸受を介して前記ケースによって回転可能に支持されており、前記入力軸における前記入力軸回転部材の前記軸方向の両側には、前記入力軸を回転可能に支持する軸受である入力軸支持軸受がそれぞれ設けられており、前記入力軸回転部材よりも前記所定の駆動源側に設けられた前記入力軸支持軸受は、前記第一回転電機軸の内周部に支持されており、かつ、前記軸方向において、前記第一回転電機軸を支持する前記軸受のうち、最も前記所定の駆動源側に位置する前記軸受と、最も前記所定の駆動源から遠い側に位置する前記軸受との間の領域に配置されていることを特徴とする。
本発明の動力伝達装置において、前記所定の駆動源側に設けられた前記入力軸支持軸受は、前記軸方向において、前記領域の中央部に設けられていることを特徴とする。
本発明の動力伝達装置において、前記所定の駆動源側に設けられた前記入力軸支持軸受は、前記軸方向において、前記領域における前記所定の駆動源側の端部に設けられていることを特徴とする。
本発明の動力伝達装置において、前記所定の駆動源側に設けられた前記入力軸支持軸受は、前記軸方向において、前記領域における前記所定の駆動源側と反対側の端部に設けられていることを特徴とする。
本発明の動力伝達装置は、車両の駆動源である所定の駆動源との間で動力を伝達する入力軸と、入力軸の径方向外方に入力軸と同軸上に配置され、かつ、第一の回転電機のロータが連結された第一回転電機軸と、入力軸と平行に配置され、かつ、駆動源である第二の回転電機のロータが連結された第二回転電機軸と、入力軸における第一回転電機軸よりも所定の駆動源側と反対側の位置に第二回転電機軸と噛合う状態で設けられ、入力軸の動力あるいは第二回転電機軸の動力のうち少なくともいずれか一方を車両の駆動軸に伝達する入力軸回転部材と、第二回転電機軸の回転を減速して入力軸回転部材に伝達する変速機構と、入力軸、および、第一回転電機軸を収容するケースとを備える。
第一回転電機軸は、入力軸との間で動力を伝達可能に設けられ、かつ、軸方向の互いに異なる位置に配置された複数の軸受を介してケースによって回転可能に支持されている。入力軸における入力軸回転部材の軸方向の両側には、入力軸を回転可能に支持する軸受である入力軸支持軸受がそれぞれ設けられている。入力軸回転部材よりも所定の駆動源側に設けられた入力軸支持軸受は、第一回転電機軸の内周部に支持されており、かつ、軸方向において、第一回転電機軸を支持する軸受のうち、最も所定の駆動源側に位置する軸受と、最も所定の駆動源から遠い側に位置する軸受との間の領域に配置されている。入力軸支持軸受が、第一回転電機軸の内周部と入力軸との間に設けられることで、例えば、動力伝達装置の全長の増加を抑制しつつ、入力軸回転部材の軸方向の両側に軸受を配置することができる。よって、動力伝達装置の大型化を抑制しつつ、入力軸回転部材の軸方向の両側を軸受で支持することが可能となる。
以下、本発明の動力伝達装置の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図3を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、車両の駆動源である所定の駆動源との間で動力を伝達する入力軸と、入力軸と平行に配置され、かつ、駆動源である第二の回転電機のロータが連結された第二回転電機軸と、入力軸に第二回転電機軸と噛合う状態で設けられ、入力軸の動力あるいは第二回転電機軸の動力のうち少なくともいずれか一方を車両の駆動軸に伝達する入力軸回転部材と、第二回転電機軸の回転を減速して入力軸回転部材に伝達する変速機構とを備える動力伝達装置に関する。
図1は、この発明の一実施形態が適用されたFF(フロントエンジンフロントドライブ;エンジン前置き前輪駆動)形式のハイブリッド車の動力伝達装置100を示すスケルトン図である。図1において、1はエンジン(所定の駆動源)であり、このエンジン1としては内燃機関、具体的にはガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンまたはLPGエンジンまたはメタノールエンジンまたは水素エンジンなどを用いることができる。
この実施形態においては、便宜上、エンジン1としてガソリンエンジンを用いた場合について説明する。エンジン1は、燃料の燃焼によりクランクシャフト2から動力を出力する装置であって、吸気装置、排気装置、燃料噴射装置、点火装置、冷却装置などを備えた公知のものである。クランクシャフト2は車両の幅方向に、かつ、水平に配置され、クランクシャフト2の後端部にはフライホイール3が形成されている。
エンジン1の外壁には、中空のトランスアクスルケース(ケース)4が取り付けられている。トランスアクスルケース4は、エンジン側ハウジング70と、エクステンションハウジング71と、エンドカバー72とを有している。これらエンジン側ハウジング70およびエクステンションハウジング71およびエンドカバー72は、アルミニウムなどの金属材料を成形加工したものである。また、エンジン側ハウジング70の一方の開口端73とエンジン1とが接触した状態で、エンジン1とエンジン側ハウジング70とが相互に固定されている。
また、エンジン側ハウジング70とエンドカバー72との間に、エクステンションハウジング71が配置されている。さらに、エンジン側ハウジング70の他方の開口端74と、エクステンションハウジング71の一方の開口端75とが接触した状態で、エンジン側ハウジング70とエクステンションハウジング71とが相互に固定されている。さらにまた、エクステンションハウジング71の他方の開口端76を塞ぐようにエンドカバー72が取り付けられて、エンドカバー72とエクステンションハウジング71とが相互に固定されている。
トランスアクスルケース4の内部G1には、インプットシャフト(入力軸)5、第1のモータジェネレータ(第一の回転電機)6、動力合成機構7、変速機構8、第2のモータジェネレータ(第二の回転電機)9が設けられている。インプットシャフト5はクランクシャフト2と同軸上に配置されている。インプットシャフト5におけるクランクシャフト2側の端部には、クラッチハブ10がスプライン嵌合されている。
トランスアクスルケース4内には、フライホイール3とインプットシャフト5との動力伝達状態を制御するクラッチ11が設けられている。また、フライホイール3とインプットシャフト5との間におけるトルク変動を抑制・吸収するダンパ機構12が設けられている。第1のモータジェネレータ6は、インプットシャフト5の外側に配置され、第2のモータジェネレータ9は、第1のモータジェネレータ6よりもエンジン1から遠い位置に配置されている。
すなわち、エンジン1と第2のモータジェネレータ9との間に第1のモータジェネレータ6が配置されている。第1のモータジェネレータ6および第2のモータジェネレータ9は、電力の供給により駆動する電動機としての機能(力行機能)と、機械エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機としての機能(回生機能)とを兼ね備えている。第1のモータジェネレータ6および第2のモータジェネレータ9としては、例えば、交流同期型のモータジェネレータを用いることができる。第1のモータジェネレータ6および第2のモータジェネレータ9に電力を供給する電力供給装置としては、バッテリ、キャパシタなどの蓄電装置、あるいは公知の燃料電池などを用いることができる。
第1のモータジェネレータ6の配置位置および第1のモータジェネレータ6の構成を具体的に説明する。エンジン側ハウジング70の内面には、エンジン1側に向けて延ばされ、ついで、インプットシャフト5側に向けて延ばされた隔壁77が形成されている。さらに、隔壁77に対してケースカバー78が固定されている。このケースカバー78は、エンジン1から離れる方向に延ばされ、ついで、インプットシャフト5側に向けて延ばされた形状を有している。そして、隔壁77とケースカバー78とにより取り囲まれた空間G2に、第1のモータジェネレータ6が配置されている。第1のモータジェネレータ6は、トランスアクスルケース4側に固定されたステータ13と、回転自在なロータ14とを有している。ステータ13は、隔壁77に固定された鉄心15と、鉄心15に巻かれたコイル16とを有している。
ステータ13およびロータ14は、所定肉厚の電磁鋼板を、その厚さ方向に複数枚を積層して構成したものである。なお、複数の電磁鋼板は、インプットシャフト5の軸線方向に積層されている。そして、インプットシャフト5の軸線方向における第1のモータジェネレータ6のコイル16の両端間が、インプットシャフト5の軸線方向における第1のモータジェネレータ6の配置領域L1である。一方、インプットシャフト5の外周には、中空シャフト(第一回転電機軸)17が取り付けられている。そして、インプットシャフト5と中空シャフト17とが相対回転可能に構成されている。ロータ14は、中空シャフト17の外周側に連結されている。言い換えると、中空シャフト17は、インプットシャフト5の径方向外方にインプットシャフト5と同軸上に配置され、かつ、第1のモータジェネレータ6のロータ14が連結されている。
また、動力合成機構(言い換えれば動力分配機構)7は、第1のモータジェネレータ6と第2のモータジェネレータ9との間に設けられている。動力合成機構7は、いわゆるシングルピニオン形式の遊星歯車機構7Aを有している。すなわち、遊星歯車機構7Aは、サンギヤ18と、サンギヤ18と同軸上に配置されたリングギヤ19と、サンギヤ18およびリングギヤ19に係合するピニオンギヤ20を保持したキャリヤ21とを有している。そして、サンギヤ18と中空シャフト17とが連結され、キャリヤ21とインプットシャフト5とが連結されている。なお、リングギヤ19は、インプットシャフト5と同軸上に配置された環状部材(言い換えれば円筒部材)22の内周側に形成されており、この環状部材22の外周側にはカウンタドライブギヤ(入力軸回転部材)23が形成されている。
第2のモータジェネレータ9は、カウンタドライブギヤ23よりもエンジン1から遠い位置に設けられている。第2のモータジェネレータ9のロータ26がMGシャフト(第二回転電機軸)45の外周に連結されており、MGシャフト45は車両の幅方向にほぼ水平に配置されている。このMGシャフト45とインプットシャフト5および中空シャフト17とが非同軸上に配置されている。
すなわち、インプットシャフト5は、MGシャフト45と平行に配置されている。言い換えると、インプットシャフト5は、MGシャフト45からMGシャフト45の径方向に離間した位置にMGシャフト45の軸方向に沿って配置されている。インプットシャフト5における軸方向の一方側(エンドカバー72側)の端部を含む軸方向の一部の領域5tと、MGシャフト45における軸方向の他方側(エンジン1側)の端部を含む軸方向の一部の領域45tとが径方向に互いに対向している。言い換えると、軸方向において、MGシャフト45は、動力合成機構7との動力の伝達を行う後述するギヤ46からエンドカバー72に向けて延設されており、一方、インプットシャフト5は、動力合成機構7からエンジン1へ向けて延設されている。
第2のモータジェネレータ9の配置位置および第2のモータジェネレータ9の構成を具体的に説明する。エクステンションハウジング71の内面には、MGシャフト45側に向けて延ばされた隔壁79が形成されている。そして、エクステンションハウジング71と隔壁79とエンドカバー72とにより取り囲まれた空間G3に、第2のモータジェネレータ9が配置されている。
第2のモータジェネレータ9は、トランスアクスルケース4に固定されたステータ25と、回転自在なロータ26とを有している。ステータ25は、鉄心27と、鉄心27に巻かれたコイル28とを有している。ステータ25およびロータ26は、所定肉厚の電磁鋼板を、その厚さ方向に複数枚を積層して構成したものである。なお、複数の電磁鋼板は、MGシャフト45の軸線方向に積層されている。そして、MGシャフト45の軸線方向における第2のモータジェネレータ9のコイル28の両端間が、MGシャフト45の軸線方向における第2のモータジェネレータ9の配置領域L2に相当する。
上記のように、第1のモータジェネレータ6と第2のモータジェネレータ9とは、MGシャフト45およびインプットシャフト5ならびに中空シャフト17の軸線方向において異なる位置に配置されている。より具体的には、軸線方向において、第1のモータジェネレータ6の配置領域L1と、第2のモータジェネレータ9の配置領域L2とが、重ならないように、各モータジェネレータの配置位置が設定されている。また、第1のモータジェネレータ6の回転中心(中心軸線)と、第2のモータジェネレータ9の回転中心(中心軸線)とが各シャフトの半径方向に位置ずれしている。
MGシャフト45における動力合成機構7側の端部には、ギヤ46が形成(連結)されている。ギヤ46は、はすば歯車であり、カウンタドライブギヤ23と噛合って(係合して)いる。カウンタドライブギヤ23とギヤ46とは、ギヤ46からカウンタドライブギヤ23に動力が伝達される場合の変速比が“1”より大きくなるように構成されている。これらのギヤ46およびカウンタドライブギヤ23により、変速機構8が構成されている。第2のモータジェネレータ9の動力がMGシャフト45を介してギヤ46に伝達されると、ギヤ46の回転速度が減速されてカウンタドライブギヤ23に伝達される。すなわち、第2のモータジェネレータ9のトルクが増幅されて動力合成機構7に伝達される。
前記トランスアクスルケース4の内部には、インプットシャフト5と平行なカウンタシャフト34が設けられている。カウンタシャフト34には、カウンタドリブンギヤ35およびファイナルドライブピニオンギヤ36が形成されている。そして、カウンタドライブギヤ23とカウンタドリブンギヤ35とが係合されている。さらに、トランスアクスルケース4の内部にはデファレンシャル37が設けられており、デファレンシャル37は、デフケース38の外周側に形成されたファイナルリングギヤ39と、デフケース38に対してピニオンシャフト40を介して取り付けられた連結された複数のピニオンギヤ41と、複数のピニオンギヤ41に係合されたサイドギヤ42と、サイドギヤ42に連結された2本のフロントドライブシャフト(駆動軸)43とを有している。各フロントドライブシャフト43には前輪44が連結されている。このように、トランスアクスルケース4の内部に、変速機構8およびデファレンシャル37を一括して組み込んだ、いわゆるトランスアクスルを構成している。
ここで、図2を参照して、トランスアクスルケース4内の各軸の配置について説明する。図2は、動力伝達装置100の軸配置を示す図である。
各軸5,34,43,45の配置は、次のとおりである。インプットシャフト5を基準として、MGシャフト45はその斜め上方に、カウンタシャフト34は斜め下方に配置されている。フロントドライブシャフト43の中心軸線C5と比較して、カウンタシャフト34の中心軸線C6は、わずかに下方に位置している。カウンタシャフト34の中心軸線C6は、インプットシャフト5の中心軸線C3とフロントドライブシャフト43の中心軸線C5とを結ぶ仮想線L4よりも下方に位置している。MGシャフト45をトランスアクスルケース4内の上部、カウンタシャフト34を下部に配置し、さらに、カウンタドライブギヤ23が、ギヤ46に駆動されるドリブンギヤを兼ねることで、全体として各軸5,34,43,45をコンパクトに配置することができる。これにより、HVの大きな課題であるコスト低減や、車両搭載性の向上、質量低減による燃費向上等の大きなメリットが得られる。
各軸5,45,43,34の回転方向は、図2に矢印A3からA6でそれぞれ示した方向である。つまり、フロントドライブシャフト43は、中心軸線C5の下方において図2の右方向に回転し、カウンタシャフト34は、中心軸線C6の下方において図2の左方向に回転する。言い換えると、フロントドライブシャフト43の回転方向とカウンタシャフト34の回転方向とが、それぞれの中心軸線よりも下方の領域で互いに離間する方向である。なお、図示の回転方向は、車両の前進時のものである。また、本実施形態の説明における上下方向とは、特にことわりのない限り、車両に搭載された状態における上下方向(鉛直方向)を意味している。
本実施形態の動力伝達装置100では、トランスアクスルケース4内の下部に溜まった潤滑油は、ファイナルリングギヤ39で掻き揚げられて(矢印Y2参照)トランスアクスルケース4内の上部に設けられたオイルキャッチタンク32に送られる。オイルキャッチタンク32からは、トランスアクスルケース4内の潤滑箇所(被潤滑部)や冷却箇所に向けて適宜の流量で潤滑油が滴下される。
上記のように構成されたハイブリッド車においては、車速およびアクセル開度などの条件に基づいて、前輪44に伝達するべき要求トルクが算出され、その算出結果に基づいて、エンジン1、クラッチ11、第1のモータジェネレータ6、第2のモータジェネレータ9が制御される。エンジン1から出力されるトルクを前輪に伝達する場合は、クラッチ11が係合される。すると、クランクシャフト2の動力(言い換えればトルク)がインプットシャフト5を介してキャリヤ21に伝達される。
キャリヤ21に伝達されたトルクは、リングギヤ19、環状部材22、カウンタドライブギヤ23、カウンタドリブンギヤ35、カウンタシャフト34、ファイナルドライブピニオンギヤ36、デファレンシャル37を介して前輪44に伝達され、駆動力が発生する。また、エンジン1のトルクをキャリヤ21に伝達する際に、第1のモータジェネレータ6を発電機として機能させ、発生した電力を蓄電装置(図示せず)に充電することもできる。
さらに、第2のモータジェネレータ9を電動機として駆動させ、その動力を動力合成機構7に伝達することができる。第2のモータジェネレータ9の動力がMGシャフト45を介してギヤ46に伝達されると、ギヤ46の回転速度が減速されて環状部材22に伝達される。すなわち、第2のモータジェネレータ9のトルクが増幅されて動力合成機構7に伝達される。このようにして、エンジン1の動力および第2のモータジェネレータ9の動力が動力合成機構7に入力されて合成され、合成された動力が前輪44に伝達される。つまり、動力合成機構7は、エンジン1の動力、あるいは、第2のモータジェネレータ9の動力のうち少なくともいずれか一方を前輪44に伝達する。
本実施形態では、カウンタドライブギヤ23は、ギヤ46およびカウンタドリブンギヤ35のそれぞれと噛合っている。動力の伝達時には、ギヤ46およびカウンタドリブンギヤ35のそれぞれから噛合い強制力が作用するため、カウンタドライブギヤ23に生じる変位(ミスアライメント)が大きなものとなる可能性がある。特に、変速機構8により第2のモータジェネレータ9のトルクが増幅されてカウンタドライブギヤ23に伝達されるため、第2のモータジェネレータ9の力行時には、カウンタドライブギヤ23に大きな噛合い強制力が作用しやすい。
噛合い強制力によりカウンタドライブギヤ23に生じるミスアライメントを低減するためには、カウンタドライブギヤ23の軸方向の両側においてインプットシャフト5を軸受で支持することが望ましい。しかしながら、カウンタドライブギヤ23の軸方向の両側に軸受を配置すると、トランスアクスルの全長が大きなものとなるなど、動力伝達装置100の大型化を招く虞がある。
本実施形態の動力伝達装置100では、以下に図3を参照して説明するように、インプットシャフト5を回転可能に支持する軸受(インプットシャフト軸受50,51)がカウンタドライブギヤ23の軸方向の両側にそれぞれ設けられている。インプットシャフト5を支持するインプットシャフト軸受50,51のうち、エンジン1側を支持するインプットシャフト第二軸受51は、中空シャフト17の内周部で支持されている。径方向における中空シャフト17の内周部とインプットシャフト5との間のスペースにインプットシャフト第二軸受51が配置されることにより、インプットシャフト5を含むトランスアクスルの全長の増加を抑制しつつ、カウンタドライブギヤ23の軸方向の両側を軸受で支持することが可能となる。
また、インプットシャフト第二軸受51は、軸方向において、中空シャフト17を支持する中空シャフト軸受52,53の間の領域(図3の符号R参照)の中央部に配置されている。これにより、中空シャフト軸受52,53にラジアル荷重(径方向荷重)を均等に配分することができる。
図3は、本実施形態に係る動力伝達装置100におけるインプットシャフト5付近の断面図である。
図3に示すように、中空シャフト17は、インプットシャフト5の径方向外方にインプットシャフト5と同軸上に配置されている。中空シャフト17の外周部には、第1のモータジェネレータ6のロータ14が連結されている。中空シャフト17は、軸方向の互いに異なる位置に配置された複数の中空シャフト軸受52,53によって回転可能に支持されている。本実施形態の中空シャフト軸受52,53は、深溝玉軸受で構成されている。中空シャフト第一軸受52は、中空シャフト17におけるロータ14との連結部よりも軸方向においてエンジン1側と反対側に配置されている。中空シャフト第一軸受52は、中空シャフト17の外周部と、ケースカバー78との間に設けられている。言い換えると、中空シャフト17におけるロータ14との連結部よりもエンジン1側と反対側の部分が、中空シャフト第一軸受52、および、ケースカバー78を介してトランスアクスルケース4によって支持されている。
一方、中空シャフト第二軸受53は、中空シャフト17におけるロータ14との連結部よりも軸方向におけるエンジン1側に配置されている。中空シャフト第二軸受53は、中空シャフト17の外周部と、隔壁77との間に設けられている。言い換えると、中空シャフト17におけるロータ14との連結部よりもエンジン1側の部分が、中空シャフト第二軸受53、および、隔壁77を介してトランスアクスルケース4によって支持されている。
カウンタドライブギヤ23は、遊星歯車機構7Aを介してインプットシャフト5との間で動力を伝達する。また、カウンタドライブギヤ23は、MGシャフト45のギヤ46と噛合っており、ギヤ46(MGシャフト45)との間で動力を伝達する。更に、カウンタドライブギヤ23は、カウンタドリブンギヤ35と噛合っており、カウンタドリブンギヤ35に動力を伝達する。言い換えると、カウンタドライブギヤ23は、インプットシャフト5の動力、あるいは、MGシャフト45の動力のうち少なくともいずれか一方をカウンタドリブンギヤ35に伝達する。
カウンタドライブギヤ23は、インプットシャフト5における中空シャフト17よりもエンジン1側と反対側に設けられている。カウンタドライブギヤ23は、円すいころ軸受(テーパドローラベアリング)55を介してインプットシャフト5により回転可能に支持されている。円すいころ軸受55は、2つのころ55cの列を有する複列円すいころ軸受である。円すいころ軸受55の外輪55bは、カウンタドライブギヤ23の内周部に圧入されている。円すいころ軸受55の内輪55aは、インプットシャフト5の外周部に圧入され、ロックナット56により軸方向の移動が規制されている。ロックナット56の締め付けにより円すいころ軸受55の予圧が調整される。
インプットシャフト5の外周部と、隔壁77との間には、オイルシール54が設けられている。オイルシール54により、トランスアクスルケース4内の潤滑油がエンジン1側へ流出することが抑制される。
インプットシャフト5において、カウンタドライブギヤ23の軸方向の両側は、インプットシャフト軸受(入力軸支持軸受)50,51によりそれぞれ支持されている。インプットシャフト第一軸受50は、カウンタドライブギヤ23よりもエンジン1側と反対側に配置されている。インプットシャフト第一軸受50は、インプットシャフト5の外周部と、隔壁79との間に設けられている。言い換えると、インプットシャフト5におけるカウンタドライブギヤ23よりもエンジン1側と反対側の部分は、インプットシャフト第一軸受50、および、隔壁79を介してトランスアクスルケース4によって支持されている。
インプットシャフト第二軸受51は、カウンタドライブギヤ23よりもエンジン1側に配置されている。インプットシャフト第二軸受51は、円筒ころ軸受(ローラベアリング)であり、中空シャフト17の内周部と、インプットシャフト5の外周部との間に設けられている。言い換えると、インプットシャフト第二軸受51は、中空シャフト17の内周部に支持されている。インプットシャフト第二軸受51の外輪51aは、中空シャフト17の内周部に圧入されている。インプットシャフト第二軸受51のころ51bは、インプットシャフト5の外周部と外輪51aとの間に配置されている。言い換えると、インプットシャフト5の外周部が、インプットシャフト第二軸受51の内輪として機能する。ころ51bは、インプットシャフト5の周方向に所定の間隔で配置されており、インプットシャフト5の外周部に沿って転動する。
インプットシャフト第二軸受51は、軸方向において、中空シャフト第一軸受52と中空シャフト第二軸受53との間の領域Rに配置されている。以下においては、各軸受51,52,53の軸方向の位置を、転動体(ころ軸受におけるころ、玉軸受における玉)の軸方向の中心位置で示す場合について説明する。領域Rにおけるエンジン1側と反対側の境界B1は、中空シャフト第一軸受52の転動体(玉)の軸方向の中心位置である。一方、領域Rにおけるエンジン1側の境界B2は、中空シャフト第二軸受53の転動体の軸方向の中心位置である。インプットシャフト第二軸受51は、ころ51bにおける軸方向の中心が、領域Rに位置するように配置される。本実施形態のインプットシャフト第二軸受51は、ころ51bにおける軸方向の中心が、領域Rの中央部に位置するように配置されている。
インプットシャフト第二軸受51が、中空シャフト17の内周部に配置されることで、インプットシャフト5の全長の増加を抑制しつつ、カウンタドライブギヤ23の軸方向の両側においてインプットシャフト5を軸受で支持することが可能となる。すなわち、動力伝達装置100の大型化を抑制しつつ、カウンタドライブギヤ23の軸方向の両側を軸受で支持することができる。カウンタドライブギヤ23をインプットシャフト5を介して両持ち支持化することで、カウンタドライブギヤ23における噛合い強制力による変位(ミスアライメント)を低減することができ、騒音や振動を抑制できる。
また、本実施形態の構成によれば、インプットシャフト5、遊星歯車機構7A、円すいころ軸受55、およびカウンタドライブギヤ23を予め組付けて構成部品化すること(サブAssy化)が可能となり、動力伝達装置100のメインラインでの組付け工程を削減できると共に、円すいころ軸受55の予圧管理を単独で行うことが可能となる。
インプットシャフト第二軸受51が、軸方向において、中空シャフト第一軸受52の設置位置と中空シャフト第二軸受53の設置位置との間の領域Rに配置されていることで、インプットシャフト第二軸受51から中空シャフト17に作用するラジアル荷重は、中空シャフト第一軸受52と中空シャフト第二軸受53とに分散される。本実施形態では、特に、インプットシャフト第二軸受51が、軸方向において、上記領域Rの中央部に配置されている。これにより、中空シャフト軸受52,53にラジアル荷重を均等に配分することができる。よって、中空シャフト軸受52,53の共通化、および小型化が可能となる。
また、符号Sで示すように、インプットシャフト5と、遊星歯車機構7Aとは、スプラインで結合されている。ロックナット56の径方向内方の位置において、インプットシャフト5と遊星歯車機構7Aのキャリヤ21とがスプライン嵌合される。よって、遊星歯車機構7Aとインプットシャフト5との組み付けを行う前に、ロックナット56による円すいころ軸受55の予圧管理を完了させることができる。円すいころ軸受55の予圧管理を、インプットシャフト5とカウンタドライブギヤ23とが組付いた状態において単品で保証可能な構成とすることができ、メインラインでの組付け工程を削減することが可能となる。
また、カウンタドライブギヤ23と遊星歯車機構7Aとが一体化されている構成ではギヤ間ガタが無くなるが、本実施形態では、スプラインが設けられることでインプットシャフト5と遊星歯車機構7Aとの間にガタを確保することができる。よって、各ギヤ(23,35,46)間でスムーズな噛合いとすることができる。
(第2実施形態)
図4を参照して第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
上記第1実施形態では、インプットシャフト第二軸受51は、中空シャフト第一軸受52と中空シャフト第二軸受53との中央部に配置されていた。本実施形態では、これに代えて、インプットシャフト第二軸受(図4の符号151参照)の軸方向における設置範囲と、中空シャフト第二軸受53の軸方向における設置範囲とが重なる位置にインプットシャフト第二軸受151が配置される。これにより、インプットシャフト5の支持スパンを拡大し、インプットシャフト5の偏心量を低減することができる。
図4は、本実施形態に係る動力伝達装置100におけるインプットシャフト5付近の断面図である。
図4に示すように、本実施形態では、インプットシャフト第二軸受151の軸方向における設置範囲が、中空シャフト第二軸受53の軸方向における設置範囲と重なっている。軸方向における二つの中空シャフト軸受52,53の間の領域Rのうち、エンジン1に近い側(インプットシャフト第一軸受50から遠い側)の端部にインプットシャフト第二軸受151が配置されている。インプットシャフト第二軸受151は、例えば、ころ151bの軸方向の中心が、領域Rにおけるエンジン1側の境界B2に位置するように配置されることができる。領域Rのうち、エンジン1側の端部にインプットシャフト第二軸受151が配置されることにより、インプットシャフト5の支持スパン(インプットシャフト第一軸受50とインプットシャフト第二軸受151との間隔)を極力大きなものとすることができる。これにより、インプットシャフト5の偏心量を低減させることができる。上記第1実施形態の効果に加えて、インプットシャフト5の偏心量が低減することで、オイルシール54におけるシール性能の向上が可能となる。
(第3実施形態)
図5を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施形態については、上記各実施形態と異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のインプットシャフト第二軸受(図5の符号251参照)は、インプットシャフト第二軸受251の軸方向における設置範囲と、中空シャフト第一軸受52の軸方向における設置範囲とが重なる位置に配置される。これにより、以下に説明するように、インプットシャフト第一軸受50を小型化することができる。
図5に示すように、本実施形態では、インプットシャフト第二軸受251の軸方向における設置範囲が、中空シャフト第一軸受52の軸方向における設置範囲と重なっている。軸方向における二つの中空シャフト軸受52,53の間の領域Rのうち、エンジン1から遠い側(インプットシャフト第一軸受50に近い側)の端部にインプットシャフト第二軸受251が配置されている。インプットシャフト第二軸受251は、例えば、ころ251bの軸方向の中心が、領域Rにおけるエンジン1側と反対側の境界B1に位置するように配置されることができる。
領域Rのうち、エンジン1側と反対側の端部にインプットシャフト第二軸受251が配置されることにより、インプットシャフト5の支持スパン(インプットシャフト第一軸受50とインプットシャフト第二軸受251との間隔)が小さなものとなる。また、インプットシャフト第二軸受251が負担する荷重が大きなものとなる。これにより、インプットシャフト第一軸受50が分担する荷重(ラジアル荷重)を低減させ、インプットシャフト第一軸受50を小型化することができる。
インプットシャフト第一軸受50の小型化により空いたスペースを、他の装置のために利用することができるようになる。例えば、インプットシャフト5の軸方向におけるエンジン1側と反対側(インプットシャフト第一軸受50が設けられた側)にオイルポンプ(例えば、エンジン1の回転により駆動されて潤滑油を圧送するポンプ)が設けられる場合である。インプットシャフト第一軸受50が小型化されることで空いたスペースを利用して、オイルポンプの容量を拡大することができる。動力伝達装置100においてインプットシャフト5とMGシャフト45とが別軸とされている場合、インプットシャフト5の軸方向の延長線上に第2のモータジェネレータ9(例えば、ステータ25)が位置するなどにより、インプットシャフト5に設けられる各装置の設置スペースは制約を受けやすい。このため、インプットシャフト第一軸受50の小型化が可能となる本実施形態が特に有効である。
本発明の動力伝達装置の第1実施形態に係る装置を示すスケルトン図である。 本発明の動力伝達装置の第1実施形態の軸配置を示す図である。 本発明の動力伝達装置の第1実施形態におけるインプットシャフト付近の断面図である。 本発明の動力伝達装置の第2実施形態におけるインプットシャフト付近の断面図である。 本発明の動力伝達装置の第3実施形態におけるインプットシャフト付近の断面図である。
符号の説明
1 エンジン
2 クランクシャフト
3 フライホイール
4 トランスアクスルケース
5 インプットシャフト
6 第1のモータジェネレータ
7 動力合成機構
7A 遊星歯車機構
8 変速機構
9 第2のモータジェネレータ
13 ステータ
14 ロータ
15 鉄心
16 コイル
17 中空シャフト
18 サンギヤ
19 リングギヤ
20 ピニオンギヤ
21 キャリヤ
22 環状部材
23 カウンタドライブギヤ
25 ステータ
26 ロータ
27 鉄心
28 コイル
32 オイルキャッチタンク
34 カウンタシャフト
35 カウンタドリブンギヤ
39 ファイナルリングギヤ
43 フロントドライブシャフト
44 前輪
45 MGシャフト
46 ギヤ
50 インプットシャフト第一軸受
51,151,251 インプットシャフト第二軸受
52 中空シャフト第一軸受
53 中空シャフト第二軸受
54 オイルシール
55 円すいころ軸受
56 ロックナット
70 エンジン側ハウジング
71 エクステンションハウジング
72 エンドカバー
77 隔壁
78 ケースカバー
100 動力伝達装置

Claims (4)

  1. 車両の駆動源である所定の駆動源との間で動力を伝達する入力軸と、
    前記入力軸の径方向外方に前記入力軸と同軸上に配置され、かつ、第一の回転電機のロータが連結された第一回転電機軸と、
    前記入力軸と平行に配置され、かつ、前記駆動源である第二の回転電機のロータが連結された第二回転電機軸と、
    前記入力軸における前記第一回転電機軸よりも前記所定の駆動源側と反対側の位置に前記第二回転電機軸と噛合う状態で設けられ、前記入力軸の前記動力あるいは前記第二回転電機軸の前記動力のうち少なくともいずれか一方を前記車両の駆動軸に伝達する入力軸回転部材と、
    前記第二回転電機軸の回転を減速して前記入力軸回転部材に伝達する変速機構と、
    前記入力軸、および、前記第一回転電機軸を収容するケースとを備える動力伝達装置であって、
    前記第一回転電機軸は、前記入力軸との間で前記動力を伝達可能に設けられ、かつ、軸方向の互いに異なる位置に配置された複数の軸受を介して前記ケースによって回転可能に支持されており、
    前記入力軸における前記入力軸回転部材の前記軸方向の両側には、前記入力軸を回転可能に支持する軸受である入力軸支持軸受がそれぞれ設けられており、
    前記入力軸回転部材よりも前記所定の駆動源側に設けられた前記入力軸支持軸受は、前記第一回転電機軸の内周部に支持されており、かつ、前記軸方向において、前記第一回転電機軸を支持する前記軸受のうち、最も前記所定の駆動源側に位置する前記軸受と、最も前記所定の駆動源から遠い側に位置する前記軸受との間の領域に配置されている
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 請求項1に記載の動力伝達装置において、
    前記所定の駆動源側に設けられた前記入力軸支持軸受は、前記軸方向において、前記領域の中央部に設けられている
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  3. 請求項1に記載の動力伝達装置において、
    前記所定の駆動源側に設けられた前記入力軸支持軸受は、前記軸方向において、前記領域における前記所定の駆動源側の端部に設けられている
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  4. 請求項1に記載の動力伝達装置において、
    前記所定の駆動源側に設けられた前記入力軸支持軸受は、前記軸方向において、前記領域における前記所定の駆動源側と反対側の端部に設けられている
    ことを特徴とする動力伝達装置。
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