JP2012115262A - 細胞培養チャンバーとその製造方法、および、この細胞培養チャンバーを利用した組織モデルとその作製方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筒状の枠体の一方の開放端面にビトリゲル膜乾燥体が被覆固定された1室型細胞培養チャンバーとし、また、同一の平断面形状からなる2つの筒状の枠体が、対向する開放端面同士の間にビトリゲル膜乾燥体を介在させた状態で接着固定され、ビトリゲル膜乾燥体を介して第1室および第2室が形成されている2室型細胞培養チャンバーとする。
【選択図】なし
Description
<1>筒状の枠体の一方の開放端面にビトリゲル膜乾燥体が被覆固定されていることを特徴とする1室型細胞培養チャンバー。
<2>ビトリゲル膜乾燥体の形状は、枠体の開放端面と略同形状であることを特徴とする前記1室型細胞培養チャンバー。
<3>ビトリゲル膜乾燥体は、ウレタン系接着剤によって枠体の開放端面に固定されていることを特徴とする前記1室型細胞培養チャンバー。
<4>ビトリゲル膜乾燥体は、両面テープによって枠体の開放端面に固定されていることを特徴とする前記1室型細胞培養チャンバー。
<5>ビトリゲル膜乾燥体は、熱溶着によって枠体の開放端面に固定されていることを特徴とする前記1室型細胞培養チャンバー。
<6>枠体には、ビトリゲル膜乾燥体が被覆固定されている端面と対向する開放端面の外周縁部に、外側へ突出する係止部が配設されていることを特徴とする前記1室型細胞培養チャンバー。
<7>2つの筒状の枠体が、対向する開放端面同士の間にビトリゲル膜乾燥体を介在させた状態で互いに連結固定され、ビトリゲル膜乾燥体を介して第1室および第2室が形成されていることを特徴とする2室型細胞培養チャンバー。
<8>ビトリゲル膜乾燥体の形状は、枠体の開放端面と略同形状であることを特徴とする前記2室型細胞培養チャンバー。
<9>ビトリゲル膜乾燥体は、ウレタン系接着剤によって枠体の開放端面に固定されていることを特徴とする前記2室型細胞培養チャンバー。
<10>ビトリゲル膜乾燥体は、両面テープによって枠体の開放端面に固定されていることを特徴とする前記2室型細胞培養チャンバー。
<11>ビトリゲル膜乾燥体は、熱溶着によって枠体の開放端面に固定されていることを特徴とする前記2室型細胞培養チャンバー。
<12>2つの枠体は、対向する開放端面同士の周囲が外側からフィルム状接着部材によって接着固定されていることを特徴とする前記2室型細胞培養チャンバー。
<13>前記1室型細胞培養チャンバー内のビトリゲル膜乾燥体上に播種された細胞が単層または多層培養されて構築された組織モデル。
<14>化学物質の経皮吸収モデル、角膜透過性モデル、腸管等の消化管吸収モデル、肺等の気道吸収モデル、血管透過性モデル、肝代謝モデル、腎糸球体濾過排泄モデル、皮膚毒性評価モデル、角膜毒性評価モデル、口腔粘膜毒性評価モデル、神経毒性評価モデル、肝臓毒性評価モデル、腎臓毒性評価モデル、胚発生毒性評価モデル、薬剤開発のための血管新生モデル、癌浸潤モデルのうちのいずれかであること特徴とする<13>の組織モデル。
<15>前記1室型細胞培養チャンバー内のビトリゲル膜乾燥体上に1種以上の細胞を播種し、単層または多層培養する工程を含むことを特徴とする組織モデルの作製方法。
<16>前記2室型細胞培養チャンバー内のビトリゲル膜乾燥体の両面に播種された細胞が単層または多層培養されて構築された組織モデル。
<17>化学物質の経皮吸収モデル、角膜透過性モデル、腸管等の消化管吸収モデル、肺等の気道吸収モデル、血管透過性モデル、肝代謝モデル、腎糸球体濾過排泄モデル、皮膚毒性評価モデル、角膜毒性評価モデル、口腔粘膜毒性評価モデル、神経毒性評価モデル、肝臓毒性評価モデル、腎臓毒性評価モデル、胚発生毒性評価モデル、薬剤開発のための血管新生モデル、癌浸潤モデルのうちのいずれかであること特徴とする<16>の組織モデル。
<18>前記2室型細胞培養チャンバー内に組織モデルを作製する方法であって、以下の工程:第1室側から、ビトリゲル膜上に細胞を播種し、単層または多層培養する工程;および培養チャンバーの上下を反転させ、第2室側から、ビトリゲル膜上に細胞を播種し、単層または多層培養する工程を含むことを特徴とする組織モデルの作製方法。
<19>以下の工程:(1)基板上にビトリゲル膜乾燥体が剥離可能なフィルムを敷き、このフィルム上に配置した壁面鋳型内部にハイドロゲルを形成し、ハイドロゲル内の自由水の一部を基板と壁面鋳型の間隙から流出させる工程;(2)壁面鋳型を基板上から除去する工程;(3)ハイドロゲルを乾燥させて残留する自由水を除去し、ガラス化したハイドロゲル乾燥体を作製する工程;(4)ハイドロゲル乾燥体を再水和してビトリゲル膜を作製する工程;(5)ビトリゲル膜を再乾燥させて自由水を除去し、ガラス化したビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;(6)フィルムに吸着した状態のビトリゲル膜乾燥体をフィルムとともに基板上から剥離させ、筒状の枠体の一方の開放端面にビトリゲル膜乾燥体側を接着固定する工程;(7)ビトリゲル膜乾燥体の形状を、枠体の開放端面と略同形状に成形する工程;および(8)ビトリゲル膜乾燥体からフィルムを除去する工程
を含むことを特徴とする1室型細胞培養チャンバーの製造方法。
<20>以下の工程:(1)容器内部に支持体を内包したハイドロゲルを形成し、これを乾燥させて自由水を除去し、ガラス化した支持体付きハイドロゲル乾燥体を作製する工程;(2)支持体付きハイドロゲル乾燥体を再水和して、支持体付きビトリゲル膜を作製する工程;(3)支持体付きビトリゲル膜を再乾燥させて自由水を除去し、容器内にガラス化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;(4)支持体付きビトリゲル膜乾燥体を再水和して容器から剥離させた後、マグネットで挟持した状態で乾燥させることで、基板から脱離した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;(5)筒状の枠体の一方の開放端面に、基板から脱離した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を接着固定する工程;および(6)支持体付きビトリゲル膜乾燥体の形状を、枠体の開放端面と略同形状に成形する工程を含むことを特徴とする1室型細胞培養チャンバーの製造方法。
<21>以下の工程:(1)基板上に配置した壁面鋳型内部に、支持体を内包したハイドロゲルを形成し、ハイドロゲル内の自由水の一部を基板と壁面鋳型の間隙から流出させる工程;(2)壁面鋳型を基板上から除去する工程;(3)支持体を内包したハイドロゲルを乾燥させて残留する自由水を除去し、ガラス化した支持体付きハイドロゲル乾燥体を作製する工程;(4)支持体付きハイドロゲル乾燥体を再水和して、支持体付きビトリゲル膜を作製する工程;(5)支持体付きビトリゲル膜を再乾燥させて自由水を除去し、基板上にガラス化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;(6)支持体付きビトリゲル膜乾燥体を再水和して基板から剥離させた後、マグネットで挟持した状態で乾燥させることで、基板から脱離した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;(7)筒状の枠体の一方の開放端面に、基板から脱離した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を接着固定する工程;および(8)支持体付きビトリゲル膜乾燥体の形状を、枠体の開放端面と略同形状に成形する工程を含むことを特徴とする1室型細胞培養チャンバーの製造方法。
<22>以下の工程:(1)容器内部に支持体を内包したハイドロゲルを形成し、これを乾燥させて自由水を除去し、ガラス化した支持体付きハイドロゲル乾燥体を作製する工程;(2)支持体付きハイドロゲル乾燥体を再水和して、支持体付きビトリゲル膜を作製する工程;(3)支持体付きビトリゲル膜を再乾燥させて自由水を除去し、容器内にガラス化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;(4)支持体付きビトリゲル膜乾燥体を再水和して容器から剥離させた後、フィルム上に載置する工程;(5)筒状の枠体の一方の開放端面に、再水和され、フィルムと重層化した支持体付きビトリゲル膜を接着固定する工程;(6)フィルムと重層化した支持体付きビトリゲル膜を乾燥させて、フィルムと重層化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;(7)フィルムと重層化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体の形状を、枠体の開放端面と略同形状に成形する工程;および(8)支持体付きビトリゲル膜乾燥体からフィルムを除去する工程を含むことを特徴とする1室型細胞培養チャンバーの製造方法。
<23>前記<19>から<22>のいずれかの方法で製造された1室型細胞培養チャンバーの筒状の枠体に接着固定されたビトリゲル膜乾燥体または支持体付きビトリゲル膜乾燥体の非接着面側から、前記筒状の枠体と同一の平断面形状からなる別の筒状の枠体の開放端面を当接させて、2つの筒状の枠体同士の間にビトリゲル膜乾燥体または支持体付きビトリゲル膜乾燥体を介在させた状態で枠体同士を互いに連結固定する工程を含むことを特徴とする2室型細胞培養チャンバーの製造方法。
(1)基板上にビトリゲル膜乾燥体が剥離可能なフィルムを敷き、このフィルム上に配置した壁面鋳型内部にハイドロゲルを形成し、ハイドロゲル内の自由水の一部を基板と壁面鋳型の間隙から流出させる工程
(2)壁面鋳型を基板上から除去する工程
(3)ハイドロゲルを乾燥させて残留する自由水を除去し、ガラス化したハイドロゲル乾燥体を作製する工程
(4)ハイドロゲル乾燥体を再水和してビトリゲル膜を作製する工程
(5)ビトリゲル膜を再乾燥させて自由水を除去し、ガラス化したビトリゲル膜乾燥体を作製する工程
本発明において、「ハイドロゲル」とは、高分子が化学結合によって網目状構造をとり、その網目に多量の水を保有した物質を指し、より具体的には、天然物由来の高分子や合成高分子の人工素材に架橋を導入してゲル化させたものをいう。
2室型細胞培養チャンバーYは、枠体1同士の接着を解除することもできる。
(1)容器内部に支持体を内包したハイドロゲルを形成し、これを乾燥させて自由水を除去し、ガラス化した支持体付きハイドロゲル乾燥体を作製する工程;
(2)支持体付きハイドロゲル乾燥体を再水和して、支持体付きビトリゲル膜を作製する工程;
(3)支持体付きビトリゲル膜を再乾燥させて自由水を除去し、容器内にガラス化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;
(4)支持体付きビトリゲル膜乾燥体を再水和して容器から剥離させた後、マグネットで挟持した状態で乾燥させることで、基板から脱離した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;
(5)筒状の枠体の一方の開放端面に、基板から脱離した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を接着固定する工程;および
(6)支持体付きビトリゲル膜乾燥体の形状を、枠体の開放端面と略同形状に成形する工程
を含む。
(1)基板上に配置した壁面鋳型内部に、支持体を内包したハイドロゲルを形成し、ハイドロゲル内の自由水の一部を基板と壁面鋳型の間隙から流出させる工程;
(2)壁面鋳型を基板上から除去する工程;
(3)支持体を内包したハイドロゲルを乾燥させて残留する自由水を除去し、ガラス化した支持体付きハイドロゲル乾燥体を作製する工程;
(4)支持体付きハイドロゲル乾燥体を再水和して、支持体付きビトリゲル膜を作製する工程;
(5)支持体付きビトリゲル膜を再乾燥させて自由水を除去し、基板上にガラス化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;
(6)支持体付きビトリゲル膜乾燥体を再水和して基板から剥離させた後、マグネットで挟持した状態で乾燥させることで、基板から脱離した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;
(7)筒状の枠体の一方の開放端面に、基板から脱離した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を接着固定する工程;および
(8)支持体付きビトリゲル膜乾燥体の形状を、枠体の開放端面と略同形状に成形する工程
を含む。
第4実施形態では、例えば、以下の工程:
(1)容器内部に支持体を内包したハイドロゲルを形成し、これを乾燥させて自由水を除去し、ガラス化した支持体付きハイドロゲル乾燥体を作製する工程;
(2)支持体付きハイドロゲル乾燥体を再水和して、支持体付きビトリゲル膜を作製する工程;
(3)支持体付きビトリゲル膜を再乾燥させて自由水を除去し、容器内にガラス化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;
(4)支持体付きビトリゲル膜乾燥体を再水和して容器から剥離させた後、フィルム上に載置する工程;
(5)筒状の枠体の一方の開放端面に、再水和され、フィルムと重層化した支持体付きビトリゲル膜を接着固定する工程;
(6)フィルムと重層化した支持体付きビトリゲル膜を乾燥させて、フィルムと重層化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;
(7)フィルムと重層化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体の形状を、枠体の開放端面と略同形状に成形する工程;および
(8)支持体付きビトリゲル膜乾燥体からフィルムを除去する工程
を含む。
基板として、直径60mmの疎水性ポリスチレン製培養シャーレ(Falcon # 35-1007)の底表面を用いた。また、壁面鋳型としては、外円の直径が39mmで内円の直径が35mmで高さが10.0mmのアクリルを用いた。パラフィルム(Pechiney Plastic Packaging社製)は、直径50mmの円形に切断して用いた。なお、壁面鋳型およびパラフィルムともに70% エタノールを噴霧して拭き取る滅菌処理を施してから使用した。具体的には、直径60mmの疎水性ポリスチレン製培養シャーレの底表面上に直径50mmの円形に切断した1枚のパラフィルムを敷いて、その上に1つの壁面鋳型を設置することで、基板上に敷いたパラフィルムと壁面鋳型を分離できる1つの容器を作製した。
従来、ビトリゲル膜乾燥体は、培養シャーレに付着した状態で作製されていたため、膜状態で取り扱うことはできなかったため、例えば、パームセルのような2相性容器に水分を含むビトリゲル膜を物理的に挟み込むことでビトリゲル膜を固定したチャンバーを作製することが試みられていた。しかしながら、その作製に伴う操作は煩雑であり、大量生産を実現することは困難であった。
アクリル製の円筒チューブの一方の開放端面にウレタン系接着剤を塗布し、パラフィルムと重層化しているコラーゲンビトリゲル膜乾燥体を当接させ、さらに、円筒チューブの上から重り載せて両者を密着状態とした。そして、密着状態の円筒チューブとコラーゲンビトリゲル膜乾燥体とを室温で十分換気しながら静置することで両者を接着固定した。さらに、コラーゲンビトリゲル膜乾燥体は、円筒チューブから外側にはみ出した部分を切断し、円筒チューブの端面形状と対応させ、その後、接着固定されているコラーゲンビトリゲル膜乾燥体からパラフィルムを剥離させ、底面にコラーゲンビトリゲル膜乾燥体を有する1室型細胞培養チャンバーを作製した。
上記の方法で1室型細胞培養チャンバーを作製し(第1室)コラーゲンビトリゲル乾燥体側の非接着面側から、同径かつ高さの低い別体の円筒チューブ(第2室)を当接させ、パラフィルムによって当接部分を外側から被覆することで、コラーゲンビトリゲル乾燥体を挟んで2つの枠体同士を連結固定した。これによって、コラーゲンビトリゲル膜乾燥体を介して2室(第1室、第2室)が形成されている2室型細胞培養チャンバーを作製した。
上記の1室型細胞培養チャンバーを使用した。以下では、本発明のチャンバーと、市販のチャンバー(後述の比較例)とを区別するため、本発明のチャンバーを便宜的に「ビトリゲルチャンバー」と記載する(実施例4および実施例6においても同様)。
ビトリゲルチャンバーを容器内に吊り下げた形態で保持しビトリゲルチャンバー内に10mg/mlBSAを含有したリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を500μl、容器内にPBSを1ml注入した(図12)。これを保湿インキュベーター(37.0℃, 5%CO2 / 95%空気)内で16時間静置した後、容器内のPBS中のBSA濃度をQuick Startプロテインアッセイキット(バイオ・ラッド ラボラトリーズ(株)#500-0201JA)で測定した。その結果、BSA濃度は2.1mg/mlであり、BSAはビトリゲル膜を透過した。
市販のコラーゲン膜チャンバー(高研(株):細胞培養用透過性コラーゲン膜 #CM-24)のタンパク質透過性を調べるため、上記(1)に記載したビトリゲルチャンバーと同様の試験を行った。(ただし、チャンバーの大きさがビトリゲルチャンバーと比べ小さいため、チャンバー内の液量を337μl, 容器内の液量を674μlとして、チャンバー内の液の高さおよびチャンバー内外の液量比がビトリゲルチャンバーと同じになるようにした。)その結果、容器内のPBS中のBSA濃度はキットの検出下限以下であり、BSAは市販品のコラーゲン膜を透過しなかった。
(1)実施例
ビトリゲルチャンバーを容器内に吊り下げる形態(図5(A)(B)に例示)で保持し、ビトリゲルチャンバー内に培養液[10%非動化ウシ胎児血清(Sigma#F2442)、20mM HEPES(GIBCO BRL #15630)、100units/ml ペニシリン、100μg/ml ストレプトマイシンを含有するダルベッコ改変イーグル培養液(GIBCO BRL #11885-084)]に懸濁したPC-12細胞を2.5×103個/cm2となるように播種した。また、容器内に培養液のみまたはNGF(upstate #01-125)を5ng/ml含有する培養液を1.2ml注入した(図13)。これを保湿インキュベーター(37.0℃, 5%CO2 / 95%空気)内で2日間静置培養した後、位相差顕微鏡で細胞の形態を観察した。
同様の実験を市販のコラーゲン膜チャンバー(高研(株):細胞培養用透過性コラーゲン膜 #CM-24)で行った。その結果、NGFの有無にかかわらすPC-12細胞の形態は球形で神経様突起の伸張は認められなかった(図14下欄)。すなわち、容器内のNGFはPC-12細胞に作用しなかった。
(1)1室型細胞培養チャンバーを利用した組織モデル
図15は、1室型細胞培養チャンバーを利用した組織モデルの構築工程を示した概要図である。この実施例では、図4(A)(B)に例示した形態の1室型細胞培養チャンバーを利用している。また、図16は、培養された角膜モデル凍結切片の染色像を示した図である。
図18は、図11の模式図に例示した形態に対応する各層の細胞の写真である。
(1)実施例
ビトリゲルチャンバー上で作製した角膜上皮モデル(実施例5(1))のビトリゲル膜(角膜上皮細胞層が付着している)をメスでアクリル円筒から切り離した。このビトリゲル膜をTissue-Tek O.C.T.コンパウンド(Sakura Finetek製)中に包埋して凍結した。凍結した試料をクライオスタット(LEICA製CM3050S)内で厚さ5μmに薄切したところ、ビトリゲル膜に細胞層が付着した(正常な)状態の切片が得られた。(図16に、切片のHE染色像および免疫染色像を示す)。
市販のPET膜チャンバー(ミリポア製)内でビトリゲルチャンバーと同じ手順で角膜上皮モデルを作製した。ビトリゲルチャンバーと同じ手順で凍結切片を作製したところ、PET膜の部分で試料が割れてPET膜が細胞層から剥離しPET膜に細胞層が付着した(正常な)状態の切片が得られなかった(図19)。
以下の工程A〜工程Cによって、フィルムが吸着していないビトリゲル膜乾燥体を作製した。なお、以下の工程における、環状ナイロン膜支持体付きコラーゲンビトリゲル膜の作製は、本発明者によって出願されたWO2005/014774および特開2007-185107号公報の方法を踏まえている。
以下の工程A〜工程Cによって、フィルムが吸着していないビトリゲル膜乾燥体を作製した。
実施例7、8で作製したコラーゲンビトリゲル膜乾燥体を、以下の方法で筒状の枠体へ接着固定した。
a)ウレタン系接着剤を用いた接着固定
アクリル製の円筒チューブ(外形15mm、内径11mm)の一方の開放端面にウレタン系接着剤(セメダイン、No. UM700)を塗布し、そこに、実施例7、8で作製した環状マグネットで挟んだコラーゲンビトリゲル膜乾燥体を当接させて両者を密着状態とし、接着固定した。さらに、環状マグネットで挟んだコラーゲンビトリゲル膜乾燥体は、円筒チューブから外側にはみ出した部分を切断し、円筒チューブの端面形状と対応させ、底面にコラーゲンビトリゲル膜乾燥体を有する1室型細胞培養チャンバーを作製した。
b)両面テープを用いた接着固定
アクリル製の円筒チューブ(外形15mm、内径11mm)の一方の開放端面に円筒チューブの端面と同じサイズに切り抜いたアクリル接着系両面テープ(日東電工 No.57115B)を貼り付け、そこに、実施例7、8で作製した環状マグネットで挟んだコラーゲンビトリゲル膜乾燥体を密着させ、接着固定した。さらに、環状マグネットで挟んだコラーゲンビトリゲル膜乾燥体は、円筒チューブから外側にはみ出した部分を切断し、円筒チューブの端面形状と対応させ、底面にコラーゲンビトリゲル膜乾燥体を有する1室型細胞培養チャンバーを作製した。
c)熱溶着を用いた接着固定
ポリスチレン製またはアクリル製の円筒チューブ(外形15mm、内径11mm)の一方の開放端面に、実施例7、8で作製した環状マグネットで挟んだコラーゲンビトリゲル膜乾燥体を当接させて、両者が接触している部分にのみにヒートシーラーを用いて熱を作用させて、接着固定した(熱溶着した)。さらに、環状マグネットで挟んだコラーゲンビトリゲル膜乾燥体は、円筒チューブから外側にはみ出した部分を切断し、円筒チューブの端面形状と対応させ、底面にコラーゲンビトリゲル膜乾燥体を有する1室型細胞培養チャンバーを作製した。
以下の工程A〜工程Dによって、筒状の枠体にビトリゲル膜が接着固定された細胞培養チャンバーを作製した。
工程B; 再度、シャーレ内に2.0mlのPBSを加えて再水和し、さらにシャーレの内壁を周囲に沿って先の鋭敏なピンセットでなぞることで、環状ナイロン膜支持体付きコラーゲンビトリゲル膜をシャーレ底面および壁面より剥離した。
工程A; 2室型細胞培養チャンバーの第2室内のコラーゲンビトリゲル膜乾燥体上に、培養液(DMEM, 10%FBS, 20mM HEPES, 100units/mlPenicillin, 100μg/mlStreptomycin, 0.1mM l-Ascorbic acid phosphate, magnesium salt n-hydrate)500μlに懸濁したヒト皮膚線維芽細胞1×104個を播種し、保湿インキュベーター(37.0℃, 5%CO2/95%空気)内で8日間静置培養することで、線維芽細胞にコラーゲン産生と細胞層の多層化を誘導させた。
2 ビトリゲル膜乾燥体
3 フィルム
4 係止部
X 1室型細胞培養チャンバー
Y 2室型細胞培養チャンバー
Claims (23)
- 筒状の枠体の一方の開放端面にビトリゲル膜乾燥体が被覆固定されていることを特徴とする1室型細胞培養チャンバー。
- ビトリゲル膜乾燥体の形状は、枠体の開放端面と略同形状であることを特徴とする請求項1の1室型細胞培養チャンバー。
- ビトリゲル膜乾燥体は、ウレタン系接着剤によって枠体の開放端面に固定されていることを特徴とする請求項1または2の1室型細胞培養チャンバー。
- ビトリゲル膜乾燥体は、両面テープによって枠体の開放端面に固定されていることを特徴とする請求項1または2の1室型細胞培養チャンバー。
- ビトリゲル膜乾燥体は、熱溶着によって枠体の開放端面に固定されていることを特徴とする請求項1または2の1室型細胞培養チャンバー。
- 枠体には、ビトリゲル膜乾燥体が被覆固定されている端面と対向する開放端面の外周縁部に、外側へ突出する係止部が配設されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかの1室型細胞培養チャンバー。
- 2つの筒状の枠体が、対向する開放端面同士の間にビトリゲル膜乾燥体を介在させた状態で互いに連結固定され、ビトリゲル膜乾燥体を介して第1室および第2室が形成されていることを特徴とする2室型細胞培養チャンバー。
- ビトリゲル膜乾燥体の形状は、枠体の開放端面と略同形状であることを特徴とする請求項7の2室型細胞培養チャンバー。
- ビトリゲル膜乾燥体は、ウレタン系接着剤によって枠体の開放端面に固定されていることを特徴とする請求項7または8の2室型細胞培養チャンバー。
- ビトリゲル膜乾燥体は、両面テープによって枠体の開放端面に固定されていることを特徴とする請求項7または8の2室型細胞培養チャンバー。
- ビトリゲル膜乾燥体は、熱溶着によって枠体の開放端面に固定されていることを特徴とする請求項7または8の2室型細胞培養チャンバー。
- 2つの枠体は、対向する開放端面同士の周囲が外側からフィルム状接着部材によって接着固定されていることを特徴とする請求項7から11のいずれかの2室型細胞培養チャンバー。
- 請求項1から6のいずれかの1室型細胞培養チャンバー内のビトリゲル膜乾燥体上に播種された細胞が単層または多層培養されて構築された組織モデル。
- 化学物質の経皮吸収モデル、角膜透過性モデル、腸管等の消化管吸収モデル、肺等の気道吸収モデル、血管透過性モデル、肝代謝モデル、腎糸球体濾過排泄モデル、皮膚毒性評価モデル、角膜毒性評価モデル、口腔粘膜毒性評価モデル、神経毒性評価モデル、肝臓毒性評価モデル、腎臓毒性評価モデル、胚発生毒性評価モデル、薬剤開発のための血管新生モデル、癌浸潤モデルのうちのいずれかであること特徴とする請求項13の組織モデル。
- 請求項1から6のいずれかの1室型細胞培養チャンバー内のビトリゲル膜乾燥体上に1種以上の細胞を播種し、単層または多層培養する工程を含むことを特徴とする組織モデルの作製方法。
- 請求項7から12のいずれかの2室型細胞培養チャンバー内のビトリゲル膜乾燥体の両面に播種された細胞が単層または多層培養されて構築された組織モデル。
- 化学物質の経皮吸収モデル、角膜透過性モデル、腸管等の消化管吸収モデル、肺等の気道吸収モデル、血管透過性モデル、肝代謝モデル、腎糸球体濾過排泄モデル、皮膚毒性評価モデル、角膜毒性評価モデル、口腔粘膜毒性評価モデル、神経毒性評価モデル、肝臓毒性評価モデル、腎臓毒性評価モデル、胚発生毒性評価モデル、薬剤開発のための血管新生モデル、癌浸潤モデルのうちのいずれかであること特徴とする請求項16の組織モデル。
- 請求項7から12のいずれかの2室型細胞培養チャンバー内に組織モデルを作製する方法であって、以下の工程:
第1室側から、ビトリゲル膜上に細胞を播種し、単層または多層培養する工程;および
培養チャンバーの上下を反転させ、第2室側から、ビトリゲル膜上に細胞を播種し、単層または多層培養する工程
を含むことを特徴とする組織モデルの作製方法。 - 以下の工程:
(1)基板上にビトリゲル膜乾燥体が剥離可能なフィルムを敷き、このフィルム上に配置した壁面鋳型内部にハイドロゲルを形成し、ハイドロゲル内の自由水の一部を基板と壁面鋳型の間隙から流出させる工程;
(2)壁面鋳型を基板上から除去する工程;
(3)ハイドロゲルを乾燥させて残留する自由水を除去し、ガラス化したハイドロゲル乾燥体を作製する工程;
(4)ハイドロゲル乾燥体を再水和してビトリゲル膜を作製する工程;
(5)ビトリゲル膜を再乾燥させて自由水を除去し、ガラス化したビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;
(6)フィルムに吸着した状態のビトリゲル膜乾燥体をフィルムとともに基板上から剥離させ、筒状の枠体の一方の開放端面にビトリゲル膜乾燥体側を接着固定する工程;
(7)ビトリゲル膜乾燥体の形状を、枠体の開放端面と略同形状に成形する工程;および
(8)ビトリゲル膜乾燥体からフィルムを除去する工程
を含むことを特徴とする1室型細胞培養チャンバーの製造方法。 - 以下の工程:
(1)容器内部に支持体を内包したハイドロゲルを形成し、これを乾燥させて自由水を除去し、ガラス化した支持体付きハイドロゲル乾燥体を作製する工程;
(2)支持体付きハイドロゲル乾燥体を再水和して、支持体付きビトリゲル膜を作製する工程;
(3)支持体付きビトリゲル膜を再乾燥させて自由水を除去し、容器内にガラス化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;
(4)支持体付きビトリゲル膜乾燥体を再水和して容器から剥離させた後、マグネットで挟持した状態で乾燥させることで、基板から脱離した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;
(5)筒状の枠体の一方の開放端面に、基板から脱離した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を接着固定する工程;および
(6)支持体付きビトリゲル膜乾燥体の形状を、枠体の開放端面と略同形状に成形する工程
を含むことを特徴とする1室型細胞培養チャンバーの製造方法。 - 以下の工程:
(1)基板上に配置した壁面鋳型内部に、支持体を内包したハイドロゲルを形成し、ハイドロゲル内の自由水の一部を基板と壁面鋳型の間隙から流出させる工程;
(2)壁面鋳型を基板上から除去する工程;
(3)支持体を内包したハイドロゲルを乾燥させて残留する自由水を除去し、ガラス化した支持体付きハイドロゲル乾燥体を作製する工程;
(4)支持体付きハイドロゲル乾燥体を再水和して、支持体付きビトリゲル膜を作製する工程;
(5)支持体付きビトリゲル膜を再乾燥させて自由水を除去し、基板上にガラス化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;
(6)支持体付きビトリゲル膜乾燥体を再水和して基板から剥離させた後、マグネットで挟持した状態で乾燥させることで、基板から脱離した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;
(7)筒状の枠体の一方の開放端面に、基板から脱離した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を接着固定する工程;および
(8)支持体付きビトリゲル膜乾燥体の形状を、枠体の開放端面と略同形状に成形する工程
を含むことを特徴とする1室型細胞培養チャンバーの製造方法。 - 以下の工程:
(1)容器内部に支持体を内包したハイドロゲルを形成し、これを乾燥させて自由水を除去し、ガラス化した支持体付きハイドロゲル乾燥体を作製する工程;
(2)支持体付きハイドロゲル乾燥体を再水和して、支持体付きビトリゲル膜を作製する工程;
(3)支持体付きビトリゲル膜を再乾燥させて自由水を除去し、容器内にガラス化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;
(4)支持体付きビトリゲル膜乾燥体を再水和して容器から剥離させた後、フィルム上に載置する工程;
(5)筒状の枠体の一方の開放端面に、再水和され、フィルムと重層化した支持体付きビトリゲル膜を接着固定する工程;
(6)フィルムと重層化した支持体付きビトリゲル膜を乾燥させて、フィルムと重層化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体を作製する工程;
(7)フィルムと重層化した支持体付きビトリゲル膜乾燥体の形状を、枠体の開放端面と略同形状に成形する工程;および
(8)支持体付きビトリゲル膜乾燥体からフィルムを除去する工程
を含むことを特徴とする1室型細胞培養チャンバーの製造方法。 - 請求項19から22のいずれかの方法で製造された1室型細胞培養チャンバーの筒状の枠体に接着固定されたビトリゲル膜乾燥体または支持体付きビトリゲル膜乾燥体の非接着面側から、前記筒状の枠体と同一の平断面形状からなる別の筒状の枠体の開放端面を当接させて、2つの筒状の枠体同士の間にビトリゲル膜乾燥体または支持体付きビトリゲル膜乾燥体を介在させた状態で枠体同士を互いに連結固定する工程を含むことを特徴とする2室型細胞培養チャンバーの製造方法。
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