JP2010188887A - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立性の良い車両用操舵装置を提供すること。
【解決手段】ウォーム軸20の第1の端部20a側の端面201が、軸方向X1に関して、ステータコア43の第1の端面431からウォーム軸20の第2の端部20b側へオフセット長L2だけ、ずらされている。ロータ41が、延設部49を有する内筒部45と、磁極形成部48を有する外筒部46とを備える。延設部49の延設長L1は、軸方向X1に関して、内筒部45および外筒部46の第2の端面452,462間の距離である。延設長L1がオフセット長L2よりも長い(L1>L2)。外筒部46の磁極形成部48がステータコア43に対向する前に、延設部49がウォーム軸20に嵌合する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用操舵装置に関する。
一般に、車両用操舵装置としての例えば電動パワーステアリング装置では、操舵補助用の電動モータの回転軸の回転を減速機構を介して減速してラックアンドピニオン機構等の転舵機構に伝えている。上記の減速機構としては、ウォーム軸およびウォームホイールが用いられる場合が多い。
上記ウォーム軸の端部に設けられた延伸部を中空ロータの端部に直接連結した電動パワーステアリング装置が提案されている(例えば特許文献1)。
特許第4023352号公報
上記の電動パワーステアリング装置を組み立てるときには、モータハウジングによって保持されたステータ内に、モータハウジングの端部の開放部を通して、中空ロータを挿通し、挿通された中空ロータをウォーム軸の端部の延伸部に固定するようにしている。
しかし、中空ロータをウォーム軸の軸方向に沿ってステータ内に挿入する工程において、ロータの磁極とステータコアとの磁気吸引力によって、ロータがステータ側に引き寄せられ、その結果、ロータがステータコア(具体的にはステータコアのティースの内径部)を擦るおそれがある。
これを防止するため、通例、特殊な治具を用いて挿入工程のロータを支持し、ロータとステータの接触を回避している。しかし、特殊治具を用いた組立には手間がかかり、電動パワーステアリング装置の組立性が悪いという問題がある。
そこで、本発明の目的は、組み立て易い車両用操舵装置を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、操舵力を発生する電動モータ(18)を備え、上記電動モータは、ロータ(41)と、上記ロータを取り囲むステータ(42)と、上記ステータを保持した筒状のモータハウジング(38)と、を含み、上記ステータは、ステータコア(43)と、ステータコアに巻回されたコイル(44)と、を含み、上記ロータは、所定軸(20)の第1の端部(20a)の外周に嵌合された内筒部(45)と、上記内筒部と同心の外筒部(46)と、内筒部および外筒部を連結する連結部(47)と、を含み、上記外筒部に、上記ステータコアと対向する磁極形成部(48)が設けられ、上記内筒部は、上記所定軸の軸方向(X1)の位置に関して、上記外筒部よりも、上記所定軸の第2の端部(20b)側へ延びる延設部(49)を有し、上記延設部の延設長(L1)は、上記所定軸の軸方向に沿って上記ロータを上記所定軸の第1の端部に装着するときに、上記外筒部の上記磁極形成部が上記ステータコアと対向するに先立って、上記延設部が上記所定軸の上記第1の端部に嵌合可能な長さに設定されていることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明は、上記ステータコアは、上記所定軸の軸方向に対向する第1および第2の端面(431,432)を有し、上記第2の端面は、上記第1の端面よりも、上記第2の端部側に配置され、上記所定軸の軸方向に関して、上記所定軸の第1の端部側の端面(201)が、上記ステータコアの上記第1の端面から、上記第2の端部側へ所定のオフセット長(L2)ずらされた位置に配置され、上記延設長は、上記オフセット長よりも長いことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、上記電動モータの動力を転舵機構(4)に伝達するための伝達機構(19)を備え、上記伝達機構は、上記所定軸としてのウォーム軸(20)を含み、上記内筒部は、上記所定軸としての上記ウォーム軸に嵌合されていることを特徴とするものである。
請求項1記載の発明では、モータハウジングによって保持されたステータコア内に、ロータを挿入する前に、すなわち、ロータの磁極形成部がステータコアと対向する前に、ロータの内筒部の延設部を上記所定軸の第1の端部に嵌合させることができる。したがって、所定軸によってロータを案内しながら、ロータをステータコア内へ挿入することができる。このため、ロータの磁極形成部がステータコアの内径部を擦るようなことがない。したがって、従来のように特殊な治具を用いた作業をする必要がなく、組立が容易になる。
請求項2記載の発明では、所定軸によってロータを案内しながら、ステータコア内へロータを挿入することが実質的に可能となる。すなわち、仮に、上記所定軸の第1の端部側の端面と上記ステータコアの上記第1の端面とが、上記所定軸の軸方向に関して同じ位置に配置されているとすると(オフセット長が0の場合に相当)、延設長は0よりも大きければよいことになるが、請求項2記載の発明のようにオフセット長(>0)がある場合には、そのオフセット長に見合う分だけ、延設長を長くしなければならない。
請求項3記載の発明では、従来用いていたウォーム軸とモータ軸との間の継手を廃止でき、また、所定軸としてのウォーム軸の軸方向に関して電動パワーステアリング装置を小型化することができる。
本発明の一実施の形態の車両用操舵装置としての電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 電動パワーステアリング装置の要部の概略断面図である。 図2の要部の拡大図である。 電動パワーステアリング装置の組立ての一工程を示す概略断面図である。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用操舵装置としての電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、電動パワーステアリング装置1は、操舵部材としてのステアリングホイール2と、ステアリングホイール2の回転に連動して転舵輪3を転舵する転舵機構4と、運転者の操舵を補助するための操舵補助機構5とを備えている。ステアリングホイール2と転舵機構4とは、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して機械的に連結されている。
本実施の形態では、操舵補助機構5がステアリングシャフト3にアシスト力(操舵補助力)を与える例に則して説明するが、本発明を、操舵補助機構5が後述するピニオン軸にアシスト力を与える構造に適用することが可能である。
ステアリングシャフト6は、直線状に延びている。また、ステアリングシャフト6は、ステアリングホイール2に連結された入力軸8と、中間軸7に連結された出力軸9とを含む。入力軸8と出力軸9とは、トーションバー10を介して同一軸線上で相対回転可能に連結されている。すなわち、ステアリングホイール2に一定値以上の操舵トルクが入力されると、入力軸8および出力軸9は、互いに相対回転しつつ同一方向に回転するようになっている。
ステアリングシャフト6の周囲に配置されたトルクセンサ11は、入力軸8および出力軸9の相対回転変位量に基づいて、ステアリングホイール2に入力された操舵トルクを検出する。トルクセンサ11のトルク検出結果は、制御装置としてのECU12(Electronic Control Unit :電子制御ユニット)に入力される。また、車速センサ90からの車速検出結果がECU12に入力される。中間軸7は、ステアリングシャフト6と転舵機構4とを連結している。
転舵機構4は、ピニオン軸13と、転舵軸としてのラック軸14とを含むラックアンドピニオン機構からなる。ラック軸14の各端部には、タイロッド15およびナックルアーム(図示せず)を介して転舵輪3が連結されている。
ピニオン軸13は、中間軸7に連結されている。ピニオン軸13は、ステアリングホイール2の操舵に連動して回転するようになっている。ピニオン軸13の先端(図1では下端)には、ピニオン16が連結されている。
ラック軸14は、自動車の左右方向に沿って直線状に延びている。ラック軸14の軸方向の途中部には、上記ピニオン16に噛み合うラック17が形成されている。このピニオン16およびラック17によって、ピニオン軸13の回転がラック軸14の軸方向移動に変換される。ラック軸14を軸方向に移動させることで、転舵輪3を転舵することができる。
ステアリングホイール2が操舵(回転)されると、この回転が、ステアリングシャフト6および中間軸7を介して、ピニオン軸13に伝達される。そして、ピニオン軸13の回転は、ピニオン16およびラック17によって、ラック軸14の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪3が転舵される。
操舵補助機構5は、操舵補助用の電動モータ18と、電動モータ18の出力トルクを転舵機構4に伝達するための伝達機構としての減速機構19とを含む。減速機構19は、所定軸としてのウォーム軸20と、このウォーム軸20と噛み合うウォームホイール21とを含むウォームギヤ機構からなる。減速機構19は、伝達機構ハウジングとしてのギヤハウジング22内に収容されている。
ウォーム軸20は、電動モータ18によって回転駆動される。また、ウォームホイール21は、ステアリングシャフト6とは同行回転可能に連結されている。ウォームホイール21は、ウォーム軸20によって回転駆動される。
電動モータ18がウォーム軸20を回転駆動すると、ウォーム軸20によってウォームホイール21が回転駆動され、ウォームホイール21およびステアリングシャフト6が同行回転する。そして、ステアリングシャフト6の回転は、中間軸7を介してピニオン軸13に伝達される。ピニオン軸13の回転は、ラック軸14の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪3が転舵される。すなわち、電動モータ18によってウォーム軸20を回転駆動することで、転舵輪3が転舵されるようになっている。
電動モータ18は、ECU12によって制御される。ECU12は、トルクセンサ11からのトルク検出結果、車速センサ90からの車速検出結果等に基づいて電動モータ18を制御する。具体的には、ECU12では、トルクと目標アシスト量との関係を車速毎に記憶したマップを用いて目標アシスト量を決定し、電動モータ18の発生するアシスト力を目標アシスト量に近づけるように制御する。
図2を参照して、ウォーム軸20およびウォームホイール21は、ギヤハウジング22内に収容されている。ギヤハウジング22は、ウォーム軸20を収容した筒状のウォーム軸収容部23と、ウォームホイール21を収容した筒状のウォームホイール収容部24とを有している。ウォーム軸収容部23およびウォームホイール収容部24は、単一の材料で一体に形成されている。
ウォームホイール21は、ステアリングシャフト6の出力軸9と同行回転可能に結合される環状の芯金21aと、芯金21aの周囲を取り囲んで外周面部に歯を形成する合成樹脂部材21bとを備えている。芯金21aは、例えば合成樹脂部材21bの樹脂成形時に金型内にインサートされる。芯金21aと成形された合成樹脂部材21bは、同行回転可能に結合されている。尚、ウォームホイール21の歯は金属製であってもよい。
ウォーム軸20は、第1および第2の端部20a,20bを有している。第1の端部20aは電動モータ18側に配置されている。第1の端部20aは、ウォーム軸20の軸方向X1の外方に延びる細軸からなる延伸部25を有している。
ウォーム軸20の第1の端部20aは、ウォーム軸収容部23の内周に保持された第1の軸受26によって回転可能に支持されている。ウォーム軸20の第2の端部20bは、ウォーム軸収容部23の内周に保持された第2の軸受27によって回転可能に支持されている。第1の軸受26および第2の軸受27は、例えばアンギュラ玉軸受からなる。
第2の軸受27の外輪28は、ウォーム軸収容部23に形成された環状の位置決め段部29に当接し位置決めされている。第2の軸受27の内輪30は、ウォーム軸20に形成された位置決め段部31に当接することにより、ウォーム軸20の第1の端部20a側への移動が規制されている。
第1の軸受26の内輪32は、ウォーム軸20の位置決め段部33に当接することにより、ウォーム軸20の第2の端部20b側への移動が規制されている。また、第1の軸受26の外輪34は、予圧調整用のねじ部材35により、例えば皿ばねからなる付勢部材36を介して、第2の軸受27側へ弾性的に付勢されている(定圧付勢に相当)。
ねじ部材35は、ウォーム軸収容部23に形成されたねじ部にねじ込まれることにより、第1および第2の軸受26,27に一括して予圧を付与すると共に、ウォーム軸20を軸方向に位置決めしている。ロックナット37は予圧調整後のねじ部材35を止定するためにねじ部材35に係合される。
電動モータ18のロータ41の回転角を検出するための回転角センサ50が、ウォーム軸20の第2の端部20bに関連して設けられている。具体的には、回転角センサ50の被検出部51が、ウォーム軸20の第2の端部20bの端面に同行回転可能に保持され、上記被検出部51に対向する検出部52が、ウォーム軸収容部23の端部開口を塞ぐ蓋53の裏面に固定されている。被検出部51および検出部52がウォーム軸20の軸方向X1に対向している。被検出部51として、ウォーム軸20の回転方向に並ぶ複数の磁極を有する永久磁石を用い、検出部としてホール素子を用いてもよい。
電動モータ18は、上記ギヤハウジング22に固定された筒状のモータハウジング38を備えている。モータハウジング38は、底に開口39a(図4参照)を有する筒状のモータハウジング本体39と、上記開口39aを閉塞する蓋40とを有している。電動モータ18は、ウォーム軸20の第1の端部20aの延伸部25に同行回転可能に連結されたロータ41と、モータハウジング38によって保持され、ロータ41を取り囲む環状のステータ42とを備えている。
図2および拡大図である図3を参照して、ステータ42は、モータハウジング本体39の内周に嵌合した環状のヨーク43aの内周に、複数のティース43bを周方向に並べて配置しているステータコア43と、ステータコア43の各ティース43bに巻回されたコイル44とを有している。
ロータ41は、ウォーム軸20の第1の端部20aの外周である、延伸部25の外周25aに嵌合された内筒部45と、内筒部45とは同心の外筒部46と、内筒部45の一端から径方向外方に延び、内筒部45および外筒部46を互いに連結する連結部47とを含んでいる。
外筒部46には、ステータ42(具体的にはステータコア43の各ティース43b)と対向する例えばリング状磁石からなる磁極形成部48が設けられている。内筒部45は、ウォーム軸20の軸方向X1に関して、外筒部46よりも、ウォーム軸20の第2の端部20b側へ延びる延設部49を有している。
延設部49の延設長L1は、図4に示すように、ロータ41を、軸方向X1に沿ってウォーム軸20の第1の端部20aに装着(すなわち、ウォーム軸20をロータ41に圧入)するときに、外筒部46の磁極形成部48がステータ42に対向するのに先立って、延設部49がウォーム軸20の第1の端部20aに嵌合することのできる長さに設定されている。すなわち、延設部49が、ステータ42内へのロータ41の挿入を案内する機能を有している。
より具体的には、拡大図である図4を参照して、内筒部45は、内筒部45の軸方向(軸方向X1に相当)に対向する第1および第2の端面451,452を有している。内筒部45の第2の端面452は、内筒部45の第1の端面451よりも、ウォーム軸20の第2の端部20b側に配置されている。
外筒部46は、外筒部46の軸方向(軸方向X1に相当)に対向する第1および第2の端面461,462を有している。外筒部46の第2の端面462は、外筒部46の第1の端面461よりも、ウォーム軸20の第2の端部20b側に配置されている。
一方、ステータコア43は、軸方向X1に対向する第1の端面431および第2の端面432を有している。ステータコア43の第2の端面432は、ステータコア43の第1の端面431よりも、ウォーム軸20の第2の端部20b側に配置されている。
所定軸としてのウォーム軸20の第1の端部20a側の端面201(延伸部25の端面に相当)は、軸方向X1に関して、ステータコア43の第1の端面431から、ウォーム軸20の第2の端部20b側へ所定のオフセット長L2だけ、ずらされた位置に配置されている。
軸方向X1に関して、内筒部45の第2の端面452と外筒部46の第2の端面462との距離である上記延設長L1が、ウォーム軸20の第1の端部20a側の端面201とステータコア43の第1の端面431との距離である上記オフセット長L2よりも長くされている(L1>L2)。
仮に、ウォーム軸20の第1の端部20a側の端面201とステータコア43の第1の端面431とが、軸方向X1に関して同じ位置に配置されているとすると(オフセット長が0の場合に相当)、延設部49が上記案内の機能を果たすためには、延設部49の延設長L1は0よりも大きければよいことになる(すなわち、L1>0)。
これに対して、本実施の形態のようにオフセット長L2(L2>0)がある場合において、延設部49が上記案内の機能を果たすためには、オフセット長L2に見合う分だけ、延設長L1を長くしておかなければならない。すなわち、L1>L2とすることが必要である。
また、延設部49の端面である内筒部45の第2の端面452と、ウォーム軸20の位置決め段部33との間に、第1の軸受26の内輪32が挟持されている。すなわち、ロータ41の内筒部45の第2の端面452は、内輪32をウォーム軸20の軸方向X1に位置決めする機能を有している。
図4は、電動パワーステアリング装置1を組み立てるときに、蓋40が取り外された状態のモータハウジング本体39によって保持されたステータ42内に、モータハウジング本体39の開口39aを通して、ロータ41を挿入する工程を示している。
図4では、上記挿入工程において、軸方向X1に関して、磁極形成部48を有する外筒部46の第2の端面462の位置が、ステータコア43の第1の端面431の位置と同じ位置になった状態を示している。このとき、すでに、ロータ41の内筒部45の延設部49の少なくとも一部が、ウォーム軸20の第1の端部20aの延伸部25に、所定の嵌合長で嵌合している。
すなわち、ロータ41の磁極形成部48がステータコア43(具体的にはティース43b)と径方向に対向する前に、ロータ41の内筒部45の延設部49をウォーム軸20の第1の端部20aに嵌合させることができる。
したがって、ウォーム軸20によってロータ41を案内しながら、ステータコア43内へロータ41を挿入することができる。このため、ロータ41の挿入工程で、ロータ41の磁極形成部48が、ステータコア43の内径部(ティース43b)を擦るようなことがない。
また、ウォーム軸20をロータ41の挿入ガイドに利用するので、従来のように特殊な治具を用いた煩雑な組立作業をする必要がなく、その結果、組立性を格段に向上することができる。
また、軸方向X1に関して、内筒部45の第2の端面452と外筒部46の第2の端面462との距離である、延設部49の延設長L1が、ウォーム軸20の第1の端部20a側の端面201とステータコア43の第1の端面431との距離であるオフセット長L2よりも長く設定されている(L1>L2)ので、上記のように、ウォーム軸20によってロータ41を案内しながら、ステータコア43内へロータ41を挿入することが実質的に可能となる。
さらに、ロータ41をウォーム軸20に嵌合させるので、従来用いていたウォーム軸とモータ軸との間の継手を廃止できる。また、ウォーム軸20の軸方向X1に関して、電動パワーステアリング装置1を小型化することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことができる。
1…電動パワーステアリング装置(車両用操舵装置)、13…ピニオン軸、14…ラック軸(転舵軸)、18…電動モータ、19…減速機構(伝達機構)、20…ウォーム軸(所定軸)、20a…第1の端部、20b…第2の端部、21…ウォームホイール、22…ギヤハウジング、23…ウォーム軸収容部、25…延伸部、25a…外周(ウォーム軸の第1の端部の外周)、201…ウォーム軸の第1の端部側の端面、26…第1の軸受、27…第2の軸受、38…モータハウジング、39…モータハウジング本体、39a…開口、40…蓋、41…ロータ、42…ステータ、43…ステータコア、431…第1の端面、432…第2の端面、43a…ヨーク、43b…ティース、44…コイル、45…内筒部、451…第1の端面、452…第2の端面、46…外筒部、461…第1の端面、462…第2の端面、47…連結部、48…磁極形成部、49…延設部、X1…軸方向、L1…延設長(内筒部の第2の端面と外筒部の第2の端面との距離)、L2…オフセット長(ウォーム軸の第1の端部側の端面とステータコアの第1の端面との距離)

Claims (3)

  1. 操舵力を発生する電動モータを備え、
    上記電動モータは、ロータと、上記ロータを取り囲むステータと、上記ステータを保持した筒状のモータハウジングと、を含み、
    上記ステータは、ステータコアと、ステータコアに巻回されたコイルと、を含み、
    上記ロータは、所定軸の第1の端部の外周に嵌合された内筒部と、上記内筒部と同心の外筒部と、内筒部および外筒部を連結する連結部と、を含み、
    上記外筒部に、上記ステータコアと対向する磁極形成部が設けられ、
    上記内筒部は、上記所定軸の軸方向の位置に関して、上記外筒部よりも、上記所定軸の第2の端部側へ延びる延設部を有し、
    上記延設部の延設長は、上記所定軸の軸方向に沿って上記ロータを上記所定軸の第1の端部に装着するときに、上記外筒部の上記磁極形成部が上記ステータコアと対向するに先立って、上記延設部が上記所定軸の上記第1の端部に嵌合することのできる長さに設定されていることを特徴とする車両用操舵装置。
  2. 請求項1において、上記ステータコアは、上記所定軸の軸方向に対向する第1および第2の端面を有し、上記第2の端面は、上記第1の端面よりも、上記第2の端部側に配置され、
    上記所定軸の軸方向に関して、上記所定軸の第1の端部側の端面が、上記ステータコアの上記第1の端面から、上記第2の端部側へ所定のオフセット長ずらされた位置に配置され、
    上記延設長は、上記オフセット長よりも長いことを特徴とする車両用操舵装置。
  3. 請求項1または2において、上記電動モータの動力を転舵機構に伝達するための伝達機構を備え、
    上記伝達機構は、上記所定軸としてのウォーム軸を含み、
    上記内筒部は、上記所定軸としての上記ウォーム軸に嵌合されていることを特徴とする車両用操舵装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012063925A1 (ja) 2010-11-12 2012-05-18 独立行政法人農業生物資源研究所 細胞培養チャンバーとその製造方法、および、この細胞培養チャンバーを利用した組織モデルとその作製方法

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