JP2012111406A - ワイヤーハーネス配索構造部およびプロテクタ - Google Patents

ワイヤーハーネス配索構造部およびプロテクタ Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤーハーネスに加わる応力を分散させて余長吸収すること。
【解決手段】ワイヤーハーネスWHと、ワイヤーハーネスWHに外装される外装部材20と、外装部材20の一端側部分が固定されると共に車体2に取り付け可能な取付部材30と、ドア6内に配設可能で、外装部材20の他端部から延出されるワイヤーハーネスWHを、第1経路R1と、第1経路R1に対して離間するように膨らんだ第2経路R2との間で曲げて余長吸収可能に収容可能な収容部40とを備えている。収容部40は、ワイヤーハーネスWHを内部に進退可能に挿入可能な収容口46と、収容されているワイヤーハーネスWHを外方に引出可能な引出口42とが配設対象となるドア6の内外方向にずれた位置関係となるように形成されている。
【選択図】図1

Description

ワイヤーハーネスを車体とドアとの間に配索する技術に関する。
特許文献1には、ワイヤーハーネスがチューブ内に挿通されて車体とドアとの間に架け渡されるワイヤーハーネスの配索構造が開示されている。より具体的には、特許文献1では、ドアモジュールパネルに設けたガイド部分にチューブをスライド自在に収容すると共に、当該チューブから引き出されるワイヤーハーネスの余長部を、ガイド部分に設けた余長吸収用空間に収容している。ガイド部分は、浅底の略三角形状で、略直線状の上辺周壁と、下方へと湾曲して近接する一対の側辺周壁とを有している。また、余長吸収用空間は、上辺周壁と先端側の側辺周壁とのコーナーに向かって大きな半径を有する緩やかな湾曲状空間とされている。そして、ドアの開状態でワイヤーハーネスが引き出されて当該余長部が傾斜状態となり、ドアの閉状態でワイヤーハーネスがガイド部分内に引き込まれて余長部が前記コーナー側に沿って湾曲して収容されることにより、ワイヤーハーネスの余長吸収を行っている。
特開平2007−76620号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ドアの閉動作時に、ワイヤーハーネスがガイド部分内に引き込まれて余長部が部分的に湾曲されることによりその余長が吸収されるため、ワイヤーハーネスはドアの開閉動作の度にその部分で曲げられてしまう。このため、当該曲げられる部分に対して、曲げ応力が集中して加わりやすい。
そこで、本発明は、ワイヤーハーネスに加わる応力を分散させて余長吸収することを目的とする。
第1の態様に係るワイヤーハーネス配索構造部は、ワイヤーハーネスを車体とドアとの間で配索するワイヤーハーネス配索構造部であって、前記ワイヤーハーネスと、前記ワイヤーハーネスのうち前記車体と前記ドアとの間に架け渡される部分を含む部分に外装される外装部材と、前記外装部材の一端側部分が固定されると共に、前記車体に取り付け可能な取付部材と、前記ドア内に配設可能で、前記外装部材の他端部から延出される前記ワイヤーハーネスを、第1経路と、前記第1経路に対して離間するように膨らんだ第2経路との間で曲げて余長吸収可能に収容可能な収容部とを備え、前記収容部は、前記ワイヤーハーネスを内部に進退可能に挿入可能な収容口と、収容されている前記ワイヤーハーネスを外方に引出可能な引出口とを有し、前記収容口と前記引出口とが配設対象となる前記ドアの内外方向にずれた位置関係となるように形成されている。
第2の態様に係るワイヤーハーネス配索構造部は、第1の態様に係るワイヤーハーネス配索構造部であって、前記収容部は、前記収容口と前記引出口とが直交する形状に形成され、前記引出口から離間する向きに突出するように膨らむ壁部を有し、前記ワイヤーハーネスは、前記第2経路で前記壁部に沿って収容される。
第3の態様に係るワイヤーハーネス配索構造部は、第1又は第2の態様に係るワイヤーハーネス配索構造部であって、前記ドア内に配設可能で、前記ワイヤーハーネスを前記収容部に向けて挿通案内可能に延在する溝状又は筒状に形成されている案内部を備え、前記案内部は、一端側部分に、前記ドアの閉動作に伴う前記外装部材の進入方向に膨らむ退避部を有している。
第4の態様に係るワイヤーハーネス配索構造部は、第1〜第3の態様のいずれか一態様に係るワイヤーハーネス配索構造部であって、前記ドア内に配設可能で、前記ワイヤーハーネスを前記収容部に向けて挿通案内可能に延在する溝状又は筒状に形成されている案内部を備え、前記案内部は、一端部が、少なくとも、前記ドアの開状態における前記取付部材側に向けて拡がるように形成されている。
第5の態様に係るプロテクタは、前記ワイヤーハーネスを、第1経路と、前記第1経路に対して離間するように膨らんだ第2経路との間で曲げて余長吸収可能に収容可能で、前記ワイヤーハーネスを内部に進退可能に挿入可能な収容口と、収容されている前記ワイヤーハーネスを外方に引出可能な引出口とを有し、前記収容口と前記引出口とが奥行方向にずれた位置関係となるように形成されている。
第1の態様に係るワイヤーハーネス配索構造部によると、収容部が、車体とドアとの間に配索されるワイヤーハーネスを、第1経路と、当該第1経路に対して離間するように膨らんだ形状の第2経路との間で曲げて余長吸収可能に収容するように形成されている。このため、ドアの開閉動作に伴ってドア内に進退するワイヤーハーネスをスムーズに余長吸収することができる。また、収容部が、ワイヤーハーネスを内部に進退可能に挿入可能な収容口と、収容されたワイヤーハーネスを外方に引出可能な引出口とが配設対象となるドアの内外方向にずれた位置関係となるように形成されているため、収容部内に収容されるワイヤーハーネスは、余長吸収時に、曲げ変形に加えてねじれ方向にも変形する。これにより、ドアの開閉時にドア内に進退するワイヤーハーネスに加わる応力を分散させて余長吸収することができる。
第2の態様に係るワイヤーハーネス配索構造部によると、収容部が、収容口と引出口とが直交する形状に形成されているため、ワイヤーハーネスが収容口を通じて収容部内に進退されると、ワイヤーハーネスのうち引出口から当該進退方向に直交する方向に延在する部分がねじれ変形し易くなる。また、壁部が、引出口から離間する向きに突出する向きに突出するように膨らむ形状に形成されている。これにより、ワイヤーハーネスのうち引出口から当該進退方向に直交する方向に延在する部分をより長く確保でき、ねじれ方向に変形する範囲を広くすることができるため、ワイヤーハーネスに加わる応力をより広い範囲に分散させることができる。
第3の態様に係るワイヤーハーネス配索構造部によると、案内部が、外装部材を収容部に向けて案内可能に形成されているため、外装部材をよりスムーズに収容部に向けて案内することができる。また、案内部が、一端側部分に、ドアの閉動作に伴う外装部材の進入方向に膨らむ退避部を有しているため、外装部材が案内部の内側面に摺接する力を抑制して、異音の抑制に寄与すると共に、よりスムーズに外装部材を進退移動させることができる。
第4の態様に係るワイヤーハーネス配索構造部によると、案内部が、外装部材を収容部に向けて案内可能に形成されているため、外装部材をよりスムーズに収容部に向けて案内することができる。また、案内部の一端部が、少なくとも、ドアの開状態における取付部材側に向けて拡がるように形成されているため、ドアの開閉動作においてワイヤーハーネスをよりスムーズに案内部内に挿通し、案内することができる。
第5の態様に係るプロテクタによると、収容部が、車体とドアとの間に配索されるワイヤーハーネスを、第1経路と、第1経路に対して離間するように膨らんだ第2経路との間で曲げて余長吸収可能に収容するため、スムーズに余長吸収することができる。また、収容部が、ワイヤーハーネスを内部に進退可能に挿入可能な収容口と、収容されたワイヤーハーネスを外方に引出可能な引出口とが奥行方向にずれた位置関係となるように形成されているため、収容部内に収容されるワイヤーハーネスは、余長吸収時に、曲げ変形に加えてねじれ方向にも変形する。これにより、ワイヤーハーネスに加わる応力を分散させて余長吸収することができる。
ドアの開状態におけるワイヤーハーネス配索構造部を示す図である。 ドアの閉状態におけるワイヤーハーネス配索構造部を示す図である。 取付部材を示す図である。 ドアの開状態におけるワイヤーハーネス配索構造部の平面図である。 プロテクタの正面図である。 プロテクタの平面図である。 プロテクタの一側面図である。 変形例に係るプロテクタの平面図である。
実施形態に係るワイヤーハーネス配索構造部10及びプロテクタPについて説明する(図1及び図2参照)。このワイヤーハーネス配索構造部10は、自動車の車体2とドア6との間にワイヤーハーネスWHを配索するものである。ここで、車体2とは、金属部材で形成されたフレーム部分を言うものとする。
ワイヤーハーネスWHは、ドア6に搭載されるパワーウインドウ、ドアロック、スピーカー等の電気機器に対して電源供給又は信号伝達するための複数の電線が、配索経路に対応して適宜束ねられて構成されている。ここで、ワイヤーハーネスWHのうち車体2とドア6との間に架け渡される部分は、上記複数の電線が1本に束ねられて構成されている。そして、ワイヤーハーネスWHは、ドア6内で分岐して上記各種電気機器に接続される。
ドア6は、車体2に形成されている出入口を開閉可能なように、車体2に対してドアヒンジ5及び開度規制部3を介して連結されている(図1、図4参照)。なお、図4では、開度規制部3を省略している。ここでは、ドア6は、フロントサイドドアであり、説明の便宜上、垂直方向に沿った軸(ドアヒンジ5の回転軸)周りに姿勢変更するように車体2に連結されているものとする。以下、車体2の前後方向に対応して、開閉姿勢に関わらず、閉姿勢における前後方向をドア6の前後方向として説明する。
上記開度規制部3(チェックリンクとも言う)は、ドア6を所定の開度(全開姿勢、半開姿勢等)で維持可能にするための構成である。より具体的には、開度規制部3は、アーム部とケース部とを備えている。アーム部は、一端部(以下、車体側連結部)が車体2に対して相対回転可能に連結され、長手方向複数位置に他の部分より肉薄(車体の上下方向に薄肉)な部分が形成された棒状に形成されている。なお、図1では、アーム部の厚薄は省略して示している。ケース部は、アーム部を挿通可能な貫通孔を有する筐状に形成され、その内部にアーム部を挟むように押圧付勢される図示省略の挟持部を有している。すなわち、ケース部は、挿通されるアーム部に対して、挟持部が薄肉部を挟む位置に留まり易くなっている。このケース部は、ドアに対して固定されている。
そして、ドア6の開閉動作に連動して、アーム部がケース部に対して相対挿通移動される。ケース部は、挟持部がアーム部の薄肉部を挟む位置にある状態では、当該薄肉部の側方のそれより厚い部分を乗り越えられるような外力が加えられない限り、ドア6は姿勢維持可能である。一般的に、アーム部は、ドア6の半開姿勢及び全開姿勢で姿勢維持可能なように、薄肉部の位置が決定されている。
また、ドア6には、その周縁部に沿って防水用のウェザーストリップ6wが設けられている(図4参照)。このウェザーストリップ6wは、ドア6を閉めた状態で、車体2の開口縁部に密着して車室内外において水密状態を保持できるゴム等で形成された部材である。なお、図4ではドア6に設けられたウェザーストリップ6wのみを示しているが、車体2の出入口の開口縁部にもウェザーストリップが設けられていてもよい。すなわち、このようなウェザーストリップは、ドア6の周縁部に密着可能であるとよい。
ドア6は、金属材料で形成されたドアインナーパネル7及びその外側に設けられる外装部材としてのドアアウターパネルと、樹脂材料等で形成され、ドアインナーパネル7の車室内側に取り付けられる内装部材としてのトリム8とを有している。また、ドア6は、その前端部から内部にワイヤーハーネスWHを挿通可能に構成されている。ここでは、ドアインナーパネル7の前端側部分に、ドア6の前端部で開口する凹部7hが形成され、この凹部7hを通じて車体2側からドアインナーパネル7とトリム8との間にワイヤーハーネスWHを配索するようになっている。なお、この凹部7hは、後述するプロテクタPを収容可能に形成されている。
また、車体2には、ドア6により開閉される出入口の開口縁部のうち、ドア6の閉姿勢で凹部7hの前方側開口部と対向する部分に、車体2内にワイヤーハーネスWHを挿通するための孔部2hが形成されている(図1参照)。ここでは、凹部7hと孔部2hとは、車体2の前後方向において対向するように形成されている。なお、凹部7h及び孔部2hは、ドア6を閉めた状態では、車体2及びドア6により隠れるようになっている。
また、ここでは、ワイヤーハーネスWHは、車体2とドア6との間でウェザーストリップ6wより車室内側に配索されるため、凹部7hの前方側開口及び孔部2hは、当該ウェザーストリップ6wより車室内側に形成されている。ウェザーストリップがドア6の内外方向に複数設けられている場合、上記ウェザーストリップ6wとは、最も車室外側に配設されるウェザーストリップをいい、ワイヤーハーネスWHもこのウェザーストリップ6wより車室内側に配索されればよい。すなわち、車体2とドア6との間に配索されるワイヤーハーネスWHより車室内側に別のウェザーストリップが設けられていてもよい。
ワイヤーハーネス配索構造部10は、ワイヤーハーネスWHと、外装部材20と、取付部材30と、プロテクタP(収容部40、案内部50)を備えている。
ワイヤーハーネスWHのうち車体2とドア6との間に架け渡される部分を含む部分には、外装部材20が外装されている。この外装部材20は、ワイヤーハーネスWHを、外部から保護すると共に、車体2とドア6との間で垂れ下がり等を抑制して支持する部材である。
外装部材20は、筒状に形成され、ワイヤーハーネスWHを挿通した状態で保護する。より具体的には、外装部材20には、ドア6の開閉動作に対応して車体2とドア6との間で曲がるように可撓性を(長手方向全体的に)有すると共に、車体2とドア6との間で垂れ下がりを抑制してワイヤーハーネスWHを支持可能な剛性を有する部材が採用される。ここでは、外装部材20は、合成樹脂又は合成ゴム等のエラストマーを、押し出してブロー成型或いはバキューム成型して製造されたコルゲートチューブである。また、この外装部材20は、扁平な形状(例えば、断面視略楕円形、略長方形等の扁平な形状)に形成されている。ここでは、角が丸められた断面視略長方形に形成されている。すなわち、断面視における長手方向に曲がり難く、短手方向に曲がりやすい形状である。なお、ワイヤーハーネスWH自体も扁平な形状に束ねられ、外装部材20がワイヤーハーネスWHの外部形状に対応する扁平な形状に形成されていてもよい。
上記外装部材20の一端部は、ワイヤーハーネスWHのうち車体2内に配索される部分に対してテープT巻き等されて固定されると共に、車体2に取り付けられる取付部材30に対して固定されている。また、外装部材20の他端部は、ワイヤーハーネスWHのうちドア6内(ここでは後述する案内部50内)に配索される部分にテープT巻き等により固定され、当該ワイヤーハーネスWHと共にドア6内で移動可能とされている。
取付部材30は、ワイヤーハーネスWHを車体2側に配索するように、ワイヤーハーネスWHに外装されている外装部材20の一端部を車体2に取り付ける部材である。この取付部材30は、外装部材20の一端側部分が固定され、車体2に対して取り付け可能に形成されている。より具体的には、取付部材30は、車体2に形成されている孔部2hに対して取り付けられる。ここでは、孔部2hが、開度規制部3の車体側連結部すなわちアーム部の車体2に対する連結部の下方の位置に形成されており、取付部材30は、この位置で孔部2hに対して取り付け可能となっている。そして、取付部材30は、孔部2hに対して、押し付けることにより取り付け可能に構成されている。
この取付部材30は、挿入部34と、押え部36と、車体側嵌合部38とを有している(図3参照)。
挿入部34は、車体2の孔部2h内に挿入可能、且つ、内側に外装部材20を挿通可能な筒状に形成されている。ここでは、挿入部34は、孔部2hに対して車体2の前方(以下、挿入方向S)に向けて挿入される。挿入部34の先端側部分には、挿入部34を孔部2h内に挿入した状態で孔部2hに対して係止可能な係止部35が設けられている。この係止部35は、挿入部34の周方向複数位置(ここでは等間隔に4箇所)から外周側に突出するように形成され、それぞれ、孔部2hの周縁部に対して挿入方向S前方側から接触可能な係止面を有している。より具体的には、係止部35は、挿入部34の先端側から基端側に向けて徐々に突出寸法が大きくなるように形成されている。そして、各係止部35は、挿入部34が孔部2hに挿入される際に、挿入部34又は係止部35自身が挿入部34の内周側に弾性変形し、孔部2hを乗り越えた位置で外周側に弾性復帰して孔部2hの周縁部に係止するようになっている。
押え部36は、挿入部34の基端部に連続して設けられ、その外周側に張り出す鍔状に形成されている。この押え部36は、孔部2hの周縁部に対して、挿入方向S後方側から面接触可能である。すなわち、押え部36の外周形状は、孔部2hより大きく形成されている。
そして、挿入部34が孔部2hに挿入されると、係止部35が孔部2hの周縁部に対して挿入方向S前方側から係止すると共に、押え部36が孔部2hの周縁部に対して挿入方向S後方側から面接触する。これにより、孔部2hの周縁部が係止部35と押え部36とで挟まれて、取付部材30は車体2に対して固定される。
車体側嵌合部38は、挿入部34(及び押え部36)に挿通される外装部材20に対して、その延在方向に相対移動不能に位置決め可能な部分である。ここでは、車体側嵌合部38は、外装部材20としてのコルゲートチューブの凹凸外部形状に対して嵌合可能に形成されている。より具体的には、車体側嵌合部38は、挿入部34(及び押え部36)の内周部から、内周側に突出する周方向に沿った凸条に形成され、挿入方向Sにおいて、外装部材20の凹部に対応する間隔で複数設けられている。
上記取付部材30は、一対の略U字部材(ここでは、対向片の長さが異なるU字形状)を合体させることにより構成される。ここでは、一対の略U字部材の各突き合わせ部分に嵌合可能な凹凸が形成され、凹凸嵌合することにより一対の略U字部材が合体される。すなわち、一対の略U字部材により外装部材20を挟み込むことにより、車体側嵌合部38が外装部材20の外周部に対して嵌合し、取付部材30は、外装部材20に対して延在方向に相対移動不能に取り付けられる。なお、取付部材30は、一対の略U字部材が、合体された状態において、離間不能に係合する形状(図示省略)を有していることが好ましいが、孔部2hに嵌合されることにより合体状態を維持されるものでもよい。また、取付部材30は、一対の略U字部材が、開閉可能なようにヒンジにより一端部で連結されていてもよい。
この取付部材30は、溶融させた樹脂材料を金型内に流し込んで射出成型することにより、一対の部材を別々に製造すればよい。また、この一対の部材を同じ形状に設計すれば、1種類の金型で一対の部材両方を製造することができ、設備費の軽減を図ることもできる。
このように、一対の部材が合体されて構成される取付部材30によると、ワイヤーハーネス配索構造部10の車両取り付け段階において、取付部材30の外装部材20に対する固定位置の調節が容易となる。
もっとも、取付部材30は、上記形状に限られるものではない。例えば、車体側嵌合部が、押え部36の基端部から挿入方向S後方に向けて突出する扁平な細長矩形状に形成されていてもよい。すなわち、挿入部34(及び押え部36)に挿通した外装部材20を、当該車体側嵌合部に対して、テープT巻き又はタイバンドで締め付ける等して固定することにより、取付部材30に対して挿通方向に位置決めすることができる。なお、タイバンドとは、段階的に環状体の周方向寸法を調節し保持可能な部材をいう。このような位置決め部を採用する場合、取付部材は、射出成型により一体に形成されてもよい。
また、取付部材30は、車体2に取り付け可能で且つ外装部材20を固定可能であればよく、上記のような樹脂成形品に限られず、合成ゴム等のエラストマーで成形されたグロメットであってもよい。
プロテクタPは、収容部40と案内部50とを有している部品である(図4〜図7参照)。収容部40は、外装部材20の他端部から延出されるワイヤーハーネスWHを余長吸収可能に収容可能に形成されている部分である。また、案内部50は、外装部材20のうち自由端とされた他端側部分を収容部40に向けて挿通案内可能に延在する溝状又は筒状に形成されている部分である。
より具体的には、案内部50は、一端部に外装部材20の他端側部分を挿入可能な案内口52を有し、他端部が収容部40の一端部と連続している。また、収容部40は、案内部50の他端部に連続する一端部に収容口46を有し、案内部50内に挿入される外装部材20の他端部から延出されるワイヤーハーネスWHを余長吸収可能に収容可能な収容空間を有している。この収容部40は、前記収容口46を通じて収容空間内にワイヤーハーネスWHを進退可能に挿入可能で、当該収容口46とは別の引出口42を通じてワイヤーハーネスWHを収容空間内から引き出し可能に形成されている。つまり、プロテクタPは、案内部50内に挿入される外装部材20を収容部40に向けて案内し、その外装部材20の他端部から延出されるワイヤーハーネスWHを、収容口46を通じて収容部40の収容空間内に挿入し、当該収容空間内で収容及び余長吸収して引出口42を通じてその外方すなわちドア6内に延出させる構成である。
以下、プロテクタPについて、案内部50及び収容部40の各構成に着目してより詳細に説明する。
案内部50は、外装部材20より大きい内部空間を有する筒状(ここでは、外装部材20の断面形状に対応して角が丸められた断面視略長方形の筒状)に形成されている。もっとも、案内部50は、外装部材20を挿通案内可能であればよく、溝状でも、断面視略楕円形、円形、長方形以外の多角形等の筒状等に形成されていてもよい。
ここで、案内部50と外装部材20との関係について説明しておく(図1、図2、図5、図6参照)。外装部材20は、一端側部分が車体2に取り付けられた取付部材30に固定された状態で、ドア6が開状態のとき、少なくとも他端側の一部が案内部50内に挿入される程度に長い延在寸法に設定されているとよい。ここでは、外装部材20は、ドア6の開状態において、他端部が案内部50の案内口52の他端側側方に位置するように寸法が設定されている。
一方、案内部50は、ドア6が閉状態のとき、内側に進入する外装部材20の他端側部分を他端部まで収容可能な程度に長い延在寸法に設定されているとよい。もっとも、案内部50は、上記寸法より短く、ドア6の閉状態で外装部材20の他端部が案内部50の他端部を越えて収容部40内に突出するものでもよいが、外装部材20の他端部から延出するワイヤーハーネスWHが収容部40内で余長吸収されるのを妨げない程度に設定されていることが好ましい。
また、案内部50は、一端側部分に、ドア6の閉動作における外装部材20の進入方向に膨らむ退避部56を有している。ここで、ドア6の開閉動作において、外装部材20は、車体2とドア6との間でドアヒンジ5の軸周りに曲げられ、すなわち、車室内側に膨らむように曲げられている(図4参照)。このため、外装部材20は、ドア6の開閉動作の際に、弾性復帰しようとする力により、他端側部分が車室内側に移動しようとする。これに対して、案内部50は、ドア6の前後方向に略直交する方向における、上記ドア6の開閉動作に連動した外装部材20の動作を規制するように形成されているのである。
ところが、外装部材20のうち案内部50内に挿入される部分が、車室内側に向けて移動しようとすると、案内部50の内周面のうち車室内側部分に接触し、また、ドア6の開閉動作中には摺接することにより、擦れ等による異音が発生してしまう恐れがある。特に、ドア6が開姿勢付近にある状態において外装部材20の他端部が接触する箇所(ここでは、案内口52の他端側側方の位置における車室内側の部分)では、案内部50の内周面に接触する力がより大きく作用すると推測される。
そこで、案内部50のうち、ドア6が開姿勢付近にある状態で外装部材20の他端部が接触する箇所に、案内部50の周壁が外側に膨らんで退避した退避部56を設けている。ここでは、退避部56は、案内口52の他端側側方の位置において、車室内側に膨らむように形成されている。より具体的には、退避部56は、平面視曲線状に膨らんでいる。好ましくは、ドアヒンジ5の軸周りに曲げられる外装部材20の曲げ半径(ここでは外装部材の外周側部分の曲げ半径)と略同じ曲率半径で膨らむように形成されているとよい。すなわち、外装部材20が、案内部50内でも、車体2とドア6との間で曲げられる曲げ半径と略同じ曲げ半径のままで曲げられることが好ましい。もっとも、退避部56の膨らみ量及び形状は、ドア6の形状(配設スペース等)も考慮して決定されるとよい。
また、案内部50の一端部に形成されている案内口52は、少なくとも、ドア6の開状態における取付部材30側(ここでは、ドア6の車室外側)に向けて拡がるように形成されている。ここでは、案内部50は、その延在方向に略直交する全方向に拡がる形状を採用している。より具体的には、案内口52は、一端部に向けて徐々に拡がるように形成されている。また、案内口52の開口縁部のうち車室外側の部分は、他の開口縁部より大きく拡開している。そして、この部分は、平面視において、外装部材20の曲げ半径(ここでは外装部材の内周側部分の曲げ半径)より小さい曲率半径に設定されているとよい。すなわち、外装部材20は、ドア6の開姿勢付近で、曲げられて案内口52の開口縁部のうち車室外側の部分に近接するため、当該開口縁部が外装部材20に対して接触することを抑制し、且つ、接触しても引っ掛かることを抑制する形状を採用している。なお、外装部材20の曲げ半径とは、ドアヒンジ5の回転軸から取付部材30及び案内口52までの距離とほぼ同じであるものとする。
収容部40は、収容空間を挟んで対向する第1壁部40aと第2壁部40bとを有している。そして、第1壁部40a及び第2壁部40bの一端部に収容口46が形成され、他端部に引出口42が形成されている(図5参照)。この収容部40は、外装部材20の他端部から延出されるワイヤーハーネスWHを、平面視において、第1経路R1と、当該第1経路R1に対して離間するように膨らんだ第2経路R2との間で曲げて余長吸収可能に収容可能に形成されている。ここでは、第1経路R1は第1壁部40aに沿った経路であり、第2経路R2は第2壁部40bに沿った経路である。以下説明においては、第1経路R1及び第2経路R2について、第1壁部40a及び第2壁部40bの形状をもって説明する。
第1壁部40aは、正面視(プロテクタPのドア6取り付け形態において車室内から車室外を見る視点)において、直線状又はなだらかな曲線状(ここでは曲線状)に収容口46と引出口42とを結ぶように形成されている。一方、第2壁部40bは、正面視において、中間部が第1壁部40aに対して離間するように膨らんだ形状に形成されている。より具体的には、第2壁部40bは、正面視曲線状の第1壁部40aに対して外周側(曲線のうち凸となる側)に設けられている。ここでは、収容部40は、収容口46と引出口42とが略直交する形状に形成され、且つ、第2壁部40bが引出口42から離間する向きに突出するように膨らむ形状に形成されている。ここで、収容部40のうち、前記膨らむ部分を膨張部48という。この膨張部48は、引出口42の貫通方向において、収容口46より当該引出口42から離間するように突出して膨らんでいる。また、収容部40は、第2壁部40bのうち収容口46に対向する部分が、当該収容口46から離間する向きにも僅かに膨らむ形状に形成されている。
つまり、第1経路R1より第2経路R2の方が長く設定され、ワイヤーハーネスWHが第1経路R1から曲げ変形されて第2経路R2を通ることにより余長吸収される。
ドア6の開閉動作に関連付けて説明すると、ドア6の開状態では、外装部材20の他端部が案内部50の一端側に位置し、当該外装部材20の他端部から延出されるワイヤーハーネスWHは、第1壁部40aに近接した第1経路R1を通って収容空間内に収容されている。
また、ドア6が開姿勢から閉動作されると、外装部材20が案内部50内に前進移動し、その他端部から延出されるワイヤーハーネスWHは、収容空間内に押し込まれて第2壁部40bに近接していく。より具体的には、当該ワイヤーハーネスWHは、第2壁部40bのうち引出口42側の部分から収容口46に対向する部分に掛けて当接していき、その剛性により、徐々に引出口42と対向する部分に近接し、当接する。これにより、ワイヤーハーネスWHは、部分的に膨張部48内に配設されて、これを構成する第2壁部40bに沿った第2経路R2を通って収容空間内に収容される。すなわち、ドア6の開状態に比べ、ワイヤーハーネスWHのうち収容空間内に収容される部分は長くなる。
ドアの開動作時には、閉動作時とは逆に、ワイヤーハーネスWHは、収容空間内から案内部50側に引き出されて、その中の部分が第2経路R2から第1経路R1側に移動する。
上述した膨張部48を構成する第2壁部40bは、正面視において、なるべく緩やかな曲率半径に形成されていることが好ましい。すなわち、収容空間内に収容されているワイヤーハーネスWHが、第2経路R2を通る形態でより緩やかに曲げられて、局部的に力が作用することを抑制されるとよい。
また、収容部40は、収容口46と引出口42とが、プロテクタPの配設対象となるドア6の内外方向にずれた位置関係となるように形成されている(図6、図7参照)。ここで、収容口46と引出口42とがずれている方向は、プロテクタPの奥行き方向である。すなわち、この方向は、第1壁部40aと第2壁部40bとに隣接する壁部同士を結ぶ方向である。さらに、この方向は、プロテクタPの配設対象であるドア6の内外方向でもある。これにより、収容部40の収容空間内に収容されるワイヤーハーネスWHは、3次元的に変形可能に収容される。
より具体的には、収容部40のうち、案内部50の他端側に存在する部分は当該案内部50の延長線上に延在するように形成され、この部分から引出口42手前までの部分は当該引出口42に向けて奥行方向一方側(ここでは、ドア6の車室内側)に傾斜するように形成されている。すなわち、収容部40は、ワイヤーハーネスWHを、収容口46から貫通方向が直交する引出口42に向けて曲げて収容すると共に、その中途部分で奥行方向にも傾斜させて収容する。
ここで、外装部材20の進退動作に伴って、ワイヤーハーネスWHが2次元的に曲げ変形される場合、ドア6の開閉動作の度に、ワイヤーハーネスWHのうち曲げられる部分に対して集中して曲げ応力が作用してしまう。
これに対して、本実施形態のように収容部40がワイヤーハーネスWHを3次元的に変形可能に形成されている場合、ワイヤーハーネスWHは、曲げ変形に加え、ねじれ方向にも変形される。すなわち、ワイヤーハーネスWHに対する応力の作用の仕方を分散させることができる。さらに、ねじれ方向の変形は、曲げ変形部分の側方の部分でも生じる。すなわち、ワイヤーハーネスWHのうち変形に伴う応力が作用する範囲を分散させる(広範にする)ことができる。
より具体的には、収容口46を通じて収容部40内に挿入されるワイヤーハーネスWHが、収容口46の貫通方向に略直交する方向に延在する(傾斜する場合も含む)ように収容され、この部分が収容部40の奥行方向に曲げられた状態で収容部40内に収容されている。そして、このワイヤーハーネスWHが収容部40内に押し込まれて第1経路R1から第2経路R2側に移動されると、収容口46を通じて押し込まれる部分は、収容口46から奥行方向にずれた位置で収容口46の貫通方向に略直交する方向に延在する部分に対して、その軸周りにも移動する。このため、収容口46の貫通方向に略直交する方向に延在する部分及びその延在方向両側方部分には、軸周り(ねじれ方向)に力が作用して、当該部分がねじれ変形する。
本実施形態においては、上述したように、収容部40は、収容口46の貫通方向すなわち案内部50の挿通案内方向と、引出口42の貫通方向が、略直交するように形成されている(図5参照)。このため、ワイヤーハーネスWHが収容空間内に押し込まれる方向と、収容空間内から引き出される方向とは、略直交している。これにより、ワイヤーハーネスWHのうち引出口42の貫通方向に延在する部分で、ねじれ変形が生じ易くなっている。
しかも、ここでは、膨張部48が、主として引出口42と対向する部分で当該引出口42から離間する向きに突出するように膨張して形成されている。すなわち、膨張部48の当該形状により、収容部40は、引出口42の貫通方向に延在する部分の寸法がより長くなっている(図5参照)。このため、ワイヤーハーネスWHが第1経路R1から第2経路R2に近付くにつれて、ワイヤーハーネスWHのうち引出口42の貫通方向における延在寸法をより長くすることができ、ねじれ変形する部分をより広範に分散させることができる。なお、膨張部が収容口46と対向する部分で当該収容口46から離間する向きに膨張して形成される場合と比較しても、より引出口42の貫通方向に延在する部分を長くすることができる。
また、収容部40の引出口42には、その開口縁部が部分的に延出した形状のドア内位置決め部43が形成されている。また、ここでは、ドア内位置決め部43は、引出口42のうち第2壁部40bの一部を含む部分から断面視略L字形状に延出している。そして、引出口42を通じて引き出されるワイヤーハーネスWHを、ドア内位置決め部43の内側に当接させた状態で、一緒にテープT巻き又はタイバンドで締付け固定することにより、ドア6内において位置決めすることができる。そして、ドア6の開閉時に収容部40内に車体2側のワイヤーハーネスWHが進退しても、ドア6内に配索されるワイヤーハーネスWHに対して引っ張り又は弛みが発生することを抑制できる。
他にも、ワイヤーハーネスWHを収容部40に対して固定する構成としては、複数の爪部が径方向内側に向けて弾性変形可能に設けられた環状部材に対して、外嵌部材を外嵌めすることにより複数の爪部を径方向内側に向けて弾性変形させることが可能な構成を採用することができる。なお、前記環状部材は、引出口42に固定されているとよい。すなわち、環状部材にワイヤーハーネスWHを挿通した状態で、当該環状部材に外嵌部材を外嵌めすることにより、ワイヤーハーネスWHを収容部40に対して固定することができる。
上述したプロテクタPは、例えば、凹状部材と蓋状部材とが合体されて成る構成を採用することができる。なお、図1、図2、図5では、蓋状部材を省略したプロテクタPを示し、図4、図6、図7では、凹状部材と蓋状部材とを一体としてプロテクタPを示している。そして、プロテクタPは、凹状部材と蓋状部材とを、それぞれ樹脂材料を金型に流し込んで射出成型し、合体させることにより得ることができる。この凹状部材と蓋状部材とは、合体状態を維持可能に形成されているとよい。例えば、凹状部材及び蓋状部材それぞれに複数の係止部又は被係止部が形成され、凹状部材と蓋状部材とを近接させることにより各係止部及び被係止部が係止するように構成されているとよい。係止部及び被係止部としては、プロテクタPの外面に間隔をあけて設けられる壁状の被係止部と、当該外面と被係止部との間に挿入可能な挿入片とその挿入片の先端部から外側に突出する突部とを有する係止部との組合せを採用することができる。すなわち、係止部の挿入片がプロテクタPの外面と被係止部との間に挿入されることにより、係止部の突部が被係止部の端縁部に当接して係止する構成である。
もっとも、プロテクタPは、全体として凹状に形成され、トリム8により開口を塞がれるように構成されていてもよい。また、収容部40と案内部50とは、一部品のプロテクタPとして形成される場合に限られず、案内部50の他端側に当該案内部50とは別体の収容部40が設けられ、当該案内部50により収容部40に向けて外装部材20が案内されるものでもよい。さらに、プロテクタPは、収容部40だけを有する形状であってもよい。例えば、案内部50の代わりに、ドア6自体が、外装部材20をドアインナーパネル7とトリム8との間で、ドア6内に配設されるプロテクタPとしての収容部40に向けて案内可能な構造に形成されていてもよい。
このプロテクタPは、ドアインナーパネル7に形成されている凹部7h内に配設される。より具体的には、プロテクタPは、この凹部7hに対して、一方向から(ここでは、凹部7hの車室内側開口を通じて車室内側から車室外側に向けて)配設可能に形成されている。
そして、プロテクタPは、案内部50がドア6の前後方向に沿って延在し、案内部50が収容部40に対して前方側に位置すると共に、引出口42がドア6の上方を向く姿勢で配設されている。また、プロテクタPの取り付け位置について、取付部材30の車体2に対する取付態様との関係で説明すると、取付部材30及びプロテクタPは、外装部材20が開度規制部3の下方に架け渡されるように、それぞれ、車体2に対して取り付け可能又はドア6内に配設可能に形成されている。ここでは、プロテクタPは、案内部50の案内口52が、開度規制部3のドア側連結部の下方に位置するようにドア6内に配設可能となっている。
すなわち、凹部7hは、プロテクタPを、上記姿勢且つ上記位置で、全体的又は部分的に収容可能な収容空間を有する凹形状に形成されている。そして、案内部50の案内口52は、凹部7hのうちドア6の前方の開口部を通じてドア6外に露出される。なお、開度規制部3のドア側連結部とは、ケース部のドア6(ドアインナーパネル7)に対する固定部である。そして、取付部材30は、車体側連結部の真下に位置するように車体2に対して取り付けられるため、取付部材30と案内部50との間に架け渡される外装部材20は、車体2とドア6との間で開度規制部3の下方に位置する。
ここで、プロテクタPのドア6に対する取り付け構造について説明しておく。プロテクタPは、ドア6のドアインナーパネル7に対して、車室外側に向けて押し付けることにより、上記取り付け姿勢及び位置に取り付け可能に形成されている。ここでは、プロテクタPは、ドアインナーパネル7(凹部7hの底部)に形成される孔部に対して嵌合可能な嵌合部58を有している。例えば、嵌合部58としては、プロテクタPの外面から突出する基軸部と、その先端部からその外周側に拡がるように設けられると共に内周側に向けて弾性変形可能な係止部とを有する構成を採用できる。つまり、この嵌合部58を孔部に対して車室内側から車室外側に向けて挿入することにより、係止部が、孔部の周縁部に当接して内周側に弾性変形し、孔部を越えると外周側に弾性復帰して孔部の周縁部に対して裏側から係止する。他にも、プロテクタPは、ドアインナーパネル7に対してねじ止め等により固定されてもよい。なお、この場合でも、プロテクタPは、ドアインナーパネル7(凹部7h)に対して、車室内側から車室外側に向けて配設可能であるとよい。
また、上記のように、プロテクタPは、全体として略L字形状に形成されている。このため、プロテクタPの内側方、すなわち、ドア6に配設された状態においては、案内部50の上方且つ収容部40の前方には、プロテクタPによって2方を囲まれるスペースが生まれる。ここでは、プロテクタPは、案内部50の案内口52が開度規制部3のケース部の固定位置の下方に位置すると共に、引出口42が車体2の上方を向く姿勢で凹部7hに対して配設される。つまり、プロテクタPは、開度規制部3を2方から囲む形態でドア6に配設可能に形成されている。すなわち、開度規制部3は、アーム部が、プロテクタPにより2方を囲まれるスペース内で進退する。これにより、複数の電気機器が設置されるドア6内のスペースを有効活用することができる。
もっとも、プロテクタP(収容部40)は、ワイヤーハーネスWHを3次元的に変形させてワイヤーハーネスWHに加わる応力を分散させるように余長吸収可能な構成であれば、上記構成に限られるものではない。すなわち、収容部40は、収容口46と引出口42とが奥行方向にずれると共に、正面視においてワイヤーハーネスWHを収容口46の貫通方向に略直交する方向に延在させるように収容可能であればよい。例えば、収容部は、膨張部48が収容口46から離間する向きに膨らむ形状でもよい。また、収容口46と引出口42とが貫通方向を略直交させる形状に限られず、略平行又は交差させる形状であってもよい。例えば、収容部は、正面視略直線状の第1壁部と、第1壁部に対して離間するように膨らむ第2壁部とを有する略D字状に形成されていてもよい。
また、図8に示すように、退避部56が省略(その部分が平面視略直線状に形成)された案内部150を有するプロテクタPaが採用されてもよい。すなわち、ドア6の車体2に対する取り付け形態によっては、案内口52を通じて進退する外装部材20が、車室内側に向かう力が比較的弱い場合もある。このように、外装部材20が案内部150の内側部に摺接する際の異音が気にならないような場合には退避部56が省略されてもよい。
上記ワイヤーハーネス配索構造部10は、車体2からドア6内に配索されるワイヤーハーネスWH、外装部材20、取付部材30、プロテクタPをモジュール化して、車両組み付け前に組み立てておくとよい。すなわち、ワイヤーハーネスWHを外装部材20内に配設し、外装部材20の一端側部分に取付部材30を装着する。そして、外装部材20の他端側部分をプロテクタPの案内部50内に配設すると共に、外装部材20の他端部から延出されるワイヤーハーネスWHを収容部40内に配設してドア内位置決め部43に固定しておけばよい。
また、取付部材30及びプロテクタPは、外装部材20が開度規制部3の下方に位置する位置に取り付け可能に形成される場合に限られず、例えば、開度規制部3の上方或いは側方等に位置するように取り付け可能であってもよい。
また、これまで、ワイヤーハーネス配索構造部10を、車体2とフロントサイドドアとしてのドア6との間に適用する例で説明したが、リアサイドドアにも適用可能である。この場合、センターピラー(フロントサイドドアとリアサイドドアとの間のピラー)とリアサイドドアとの間にワイヤーハーネスWHが架け渡される。すなわち、センターピラーに孔部が形成され、ここに取付部材30が取り付けられる。
上記構成に係るワイヤーハーネス配索構造部10及びプロテクタPによると、収容部40が、車体2とドア6との間に配索されるワイヤーハーネスWHを、第1経路R1と、第1経路R1に対して離間するように膨らんだ形状の第2経路R2との間で曲げて余長吸収可能に収容するように形成されている。このため、ドア6の開閉動作に伴ってドア6内に進退するワイヤーハーネスWHをスムーズに余長吸収することができる。また、ワイヤーハーネスWHを巻いて余長吸収する場合と比較しても、ワイヤーハーネスWHを収容部40内で交差させずに余長吸収できるため、よりスムーズに余長吸収することができる。
また、収容部40が、収容口46と引出口42とが配設対象となるドア6の内外方向にずれた位置関係となるように形成されているため、収容部40内に収容されるワイヤーハーネスWHは、余長吸収時に、曲げ変形に加えてねじれ方向にも変形する。これにより、ドア6の開閉時にドア6内に進退するワイヤーハーネスWHに加わる応力を分散させて余長吸収することができる。
また、プロテクタP自体は、一般的なプロテクタと同様に射出成型等により成形した凹状部材と蓋状部材との組合せ等で構成することができるため、部品点数の増加を抑制することができると共に、追加工程及び追加設備等を省略することもできる。
また、収容部40が、収容口46と引出口42とが直交する形状に形成されているため、ワイヤーハーネスWHが収容口46を通じて収容部40内に進退されると、ワイヤーハーネスWHのうち引出口42から当該進退方向に略直交する方向に延在する部分がねじれ変形し易くなる。また、第2壁部40bが当該引出口42から離間する向きに突出するように膨らむ形状に形成されている。これにより、ワイヤーハーネスWHのうち引出口42の貫通方向に延在する部分をより長く確保でき、ねじれ方向に変形する範囲を広くすることができるため、ワイヤーハーネスWHに加わる応力をより広い範囲に分散させることができる。
また、案内部50が、外装部材20を収容部40に向けて案内可能に形成されているため、外装部材20をよりスムーズに収容部40に向けて案内することができる。また、案内部50が、一端側部分に、ドア6の閉動作に伴う外装部材20の進入方向に膨らむ退避部56を有しているため、外装部材20が案内部50の内側面に摺接する力を抑制して、異音の抑制に寄与すると共に、よりスムーズに外装部材20を進退移動させることができる。
また、案内部50の一端部が、少なくとも、ドア6の開状態における取付部材30側に向けて拡がるように形成されているため、ドアの開閉動作においてワイヤーハーネスWHをよりスムーズに案内部50内に挿通し、案内することができる。
また、取付部材30は、車体側嵌合部38によりワイヤーハーネスWHに外装される外装部材20の一端側部分を位置決めして、孔部2hに対して挿入方向Sに向けて押し付けるだけで嵌合するように構成されているため、ワイヤーハーネスWHを容易に車体2側に配索することができる。
また、ワイヤーハーネス配索構造部10は、ワイヤーハーネスWHをウェザーストリップ6wより車室内側に配索しているため、グロメット等の止水用の部材を省略して、部品点数及び組立工数の削減、これに伴うコストダウン及び作業の効率化を図ることができる。なお、グロメットを用いない構成によれば、輸送時、梱包時のグロメットの変形を防止するためのカバーを用意することを省略することができ、コストダウンにも寄与する。さらに、盗難防止にも寄与する。また、ドア6側にグロメットで取付する場合と比較して、ワイヤーハーネスWHを通す際のグロメットの拡げ作業も省略することができる。
また、ワイヤーハーネス配索構造部10は、ワイヤーハーネスWHをドアインナーパネル7とトリム8との間に配索しているため、ワイヤーハーネスWHを貫通孔に挿通して配索する手間を省けると共に露出した作業スペースで組み付け作業ができ、組付性の向上及び作業の効率化が図れる。
2 車体
6 ドア
10 ワイヤーハーネス配索構造部
20 外装部材
30 取付部材
40 収容部
42 引出口
46 収容口
48 膨張部
50 案内部
52 案内口
56 退避部
P プロテクタ
R1 第1経路
R2 第2経路
WH ワイヤーハーネス

Claims (5)

  1. ワイヤーハーネスを車体とドアとの間で配索するワイヤーハーネス配索構造部であって、
    前記ワイヤーハーネスと、
    前記ワイヤーハーネスのうち前記車体と前記ドアとの間に架け渡される部分を含む部分に外装される外装部材と、
    前記外装部材の一端側部分が固定されると共に、前記車体に取り付け可能な取付部材と、
    前記ドア内に配設可能で、前記外装部材の他端部から延出される前記ワイヤーハーネスを、第1経路と、前記第1経路に対して離間するように膨らんだ第2経路との間で曲げて余長吸収可能に収容可能な収容部と、
    を備え、
    前記収容部は、前記ワイヤーハーネスを内部に進退可能に挿入可能な収容口と、収容されている前記ワイヤーハーネスを外方に引出可能な引出口とを有し、前記収容口と前記引出口とが配設対象となる前記ドアの内外方向にずれた位置関係となるように形成されている、ワイヤーハーネス配索構造部。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネス配索構造部であって、
    前記収容部は、前記収容口と前記引出口とが直交する形状に形成され、前記引出口から離間する向きに突出するように膨らむ壁部を有し、
    前記ワイヤーハーネスは、前記第2経路で前記壁部に沿って収容される、ワイヤーハーネス配索構造部。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネス配索構造部であって、
    前記ドア内に配設可能で、前記ワイヤーハーネスを前記収容部に向けて挿通案内可能に延在する溝状又は筒状に形成されている案内部を備え、
    前記案内部は、一端側部分に、前記ドアの閉動作に伴う前記外装部材の進入方向に膨らむ退避部を有している、ワイヤーハーネス配索構造部。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のワイヤーハーネス配索構造部であって、
    前記ドア内に配設可能で、前記ワイヤーハーネスを前記収容部に向けて挿通案内可能に延在する溝状又は筒状に形成されている案内部を備え、
    前記案内部は、一端部が、少なくとも、前記ドアの開状態における前記取付部材側に向けて拡がるように形成されている、ワイヤーハーネス配索構造部。
  5. ワイヤーハーネスを余長吸収可能に収容するプロテクタであって、
    前記ワイヤーハーネスを、第1経路と、前記第1経路に対して離間するように膨らんだ第2経路との間で曲げて余長吸収可能に収容可能で、
    前記ワイヤーハーネスを内部に進退可能に挿入可能な収容口と、収容されている前記ワイヤーハーネスを外方に引出可能な引出口とを有し、前記収容口と前記引出口とが奥行方向にずれた位置関係となるように形成されている、プロテクタ。
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