JP2012106693A - ドアトリム - Google Patents

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【課題】ポケットにシート状物品を収容する状態と、前記シート状物品とはサイズが異なる別のシート状物品を収容する状態とのいずれの状態にも対応でき、しかも、前者の状態と後者の状態とにポケットの一部分を切り換え操作することが不要で乗員の手間を軽減できるドアトリムを提供する。
【解決手段】上側が開口するポケット43を備え、ポケット43にシート状物品13を収容可能に構成されているドアトリムであって、ポケット底部42のドア前後方向の一端部に上方に突出する段差部14が設けられ、シート状物品13を、段差部14の上面14Jと、ポケット底部42のドア前後方向の他端部42Mとに傾斜載置する第1収容状態と、シート状物品13よりもサイズが大きい別のシート状物品23を、段差部14以外のポケット底部部分44に縦置き載置する第2収容状態とのいずれの状態にも対応可能に構成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、
上側が開口するポケットを備え、前記ポケットにシート状物品を収容可能に構成されているドアトリムに関する。
ポケットが設けられたドアトリムとして、特許文献1に開示されているように、ポケット底部に仕切り部を設け、この仕切り部を、収容物品のサイズに合わせて立ち上がり状態と折り畳み状態とに切り換え自在に構成して、サイズの異なる複数の物品の収容に対応できるようにした技術があった。
また、特許文献2に開示されているように、前記ポケットに飲料容器収容部を設け、この飲料容器収容部の上半部の径を下半部の径よりも大径に設定して、細い飲料容器と太い飲料容器のいずれであってもガタつきなく収容できるようにした技術があった。
実開平2−117938 実開昭60−110050
しかしながら、特許文献1の技術では、仕切り部を、収容物品のサイズに対応させてポケット底部から立ち上げたり折り畳んだりしなければならず、仕切り部の立ち上げ操作や折り畳み操作が乗員にとって面倒であった。
また、特許文献2の技術では飲料容器以外の収容物についての収容スペースは収容物の大きさに合わせて変化させることができなかった。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、ポケットにシート状物品を収容する状態と、前記シート状物品とはサイズが異なる別のシート状物品を収容する状態とのいずれの状態にも対応でき、しかも、前者の状態と後者の状態とにポケットの一部分を切り換え操作することが不要で乗員の手間を軽減できるドアトリムを提供する点にある。
本発明の特徴は、
上側が開口するポケットを備え、前記ポケットにシート状物品を収容可能に構成されているドアトリムであって、
ポケット底部のドア前後方向の一端部に上方に突出する段差部が設けられ、
前記シート状物品を、前記段差部の上面と、前記ポケット底部のドア前後方向の他端部とに傾斜載置する第1収容状態と、前記シート状物品よりもサイズが大きい別のシート状物品を、前記段差部以外のポケット底部部分に縦置き載置する第2収容状態とに対応可能に構成されている点にある。(請求項1)
上記の構成により、前記段差部の上面と、ポケット底部のドア前後方向の他端部とにシート状物品を載置することで、シート状物品をドア前後方向に傾斜させて収容することができる。
例えば、段差部の下面にドアトリムの一部分が近接して位置している場合、段差部を備えないポケット構造(ポケット底部が扁平な構造)では、ポケットがドアトリムの一部分との干渉を回避できるように、ドア前後方向のポケットの長さを短くするか、ポケット底部を上側にずらして前記ドアトリムの一部分との干渉を回避する必要があり、ポケットの収容空間のドア前後方向の長さが短くなったり収容空間の高さ寸法が短くなったりしてポケットの容量が小さくなる不具合がある。
これに対して、本発明の上記の構成によれば、段差部の下方に下側空間を形成することができ、下側空間にドアトリムの一部分を収容して、段差部をドアトリムの一部分の上方に配置することで上記の不具合を回避することができる。
また、本発明の上記構成によれば、ドア前後方向に傾斜させて収容されるシート状物品よりもサイズが大きい別のシート状物品を、段差部以外のポケット底部部分に縦置きに載置して収容することができる。
つまり、シート状物品を、段差部の上面と、ポケット底部のドア前後方向の他端部とに傾斜載置する第1収容状態と、シート状物品よりもサイズが大きい別のシート状物品を、段差部以外のポケット底部部分に縦置き載置する第2収容状態とのいずれの状態にも対応することができ、しかも、前者の状態と後者の状態とにポケットの一部分を切り換え操作することが不要で乗員の手間を軽減できる。(請求項1)
本発明において、
前記段差部は縦断面L字状に形成され、
前記段差部で囲まれる下側空間に、ドアトリム本体をドアパネルに固定する固定部が配置されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記段差部で囲まれる下側空間に、ドアトリム本体をドアパネルに固定する固定部が配置されているから、ポケットを設けたことによる前記固定部の位置の変更が不要になり、固定部の配置の自由度を向上させることができる。また、浮き上がりなどが生じやすいドアトリムの最も下側の角部に前記固定部を配置することにより、ドアトリムのドアパネルへの固定強度を十分に確保することができる。(請求項2)
本発明において、
前記固定部は、クリップを介して前記ドアパネルに固定されるクリップ座であると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
ポケットを設けたことによるクリップ座の位置の変更が不要になり、クリップ座の配置の自由度を向上させることができる。また、浮き上がりなどが生じやすいドアトリムの最も下側の角部にクリップ座を配置することにより、ドアトリムのドアパネルへの固定強度を十分に確保することができる。(請求項3)
本発明において、
前記段差部の上面のドア前後方向の一端部から立ち上がる前記ポケットの壁部が、上側ほど前記ポケットの内方側に位置する傾斜壁に構成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
シート状物品をポケットに上記のように傾斜させて収容する場合、シート状物品を前記傾斜壁に沿わせて傾斜壁にガイドさせながら収容することができる。これにより、ポケットへの収容操作を簡単かつ確実に行うことができる。(請求項4)
本発明において、
前記ポケット底部のドア前後方向の他端部がドア前後方向に延出されて飲料容器収容部が形成され、
前記飲料容器収容部と前記ポケット底部との間に仕切り壁が立設されていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
前記仕切り壁でシート状物品の飲料容器収容部側への移動を阻止することができる。また、前記サイズが大きい別のシート状物品を、前記段差部以外のポケット底部部分に縦置載置して収容していた場合であっても、ドアの開閉時や車両の急加速・急減速時にポケット内部を前記別のシート状物品が移動することを、前記段差部と前記仕切り壁とで防止することができる。(請求項5)
本発明において、前記仕切り壁の頂面と前記段差部の上面が上下方向で略同一位置に位置していると、次の作用を奏することができる。(請求項6)
飲料容器収容部に飲料容器を収容しなければ、飲料容器収容部にまでポケットの収容空間が広がり、前記サイズが大きい別のシート状物品よりさらに大きなシート状物品を収容したい場合、仕切り壁と段差部に架け渡すようにしてシート状物品を載置収容することができる。
例えば、仕切り壁と段差部の一方が設けられていない場合は、ポケット底部の一部分のみが仕切り壁又は段差部として上方に突出するため、上記のさらに大きなシート状物品を安定して収容することはできないが、本発明の上記構成によれば、上記のようにさらに大きなシート状物品を安定して収容することができる。(請求項6)
本発明によれば、
ポケットにシート状物品を収容する状態と、前記シート状物品とはサイズが異なる別のシート状物品を収容する状態とのいずれの状態にも対応でき、しかも、前者の状態と後者の状態とにポケットの一部分を切り換え操作することが不要で乗員の手間を軽減できるドアトリムを提供することができた。
自動車の前半部の側面図 ドアを車室内側から見た図 ドアトリムを裏側(車室外側)から見た図 車室内側から見たドアトリムの斜視図 ポケット部材の斜視図 ポケットを裏側(車室外側)から見た図 第1収容状態の図4のA−A断面図 第2収容状態の図4のA−A断面図 さらに大きなシート状物品を傾斜させて収容した場合の図4のA−A断面図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2に、自動車の車体の側部に開閉自在に設けられたフロントドア50を示してある。このフロントドア50は、窓用開口47が上部に形成されたドアパネル1と、窓用開口47の下方のドアパネル1を覆うドアトリム2とを備えている。ドアパネル1の窓用開口47にはウインドガラスGが昇降自在に設けられ、窓用開口47の前下側のコーナー部47Cにはミラーガーニッシュ10が取り付けられている。ミラーガーニッシュ10は、ドアパネル1のサイドミラー固定部と、サイドミラーをサイドミラー固定部に固定するスクリューとを覆い隠している。
[ドアパネル1の構造]
ドアパネル1は車室外側W2(図4参照)のアウタパネル3と車室内側W1のインナパネル4とから成る。アウタパネル3とインナパネル4は周縁部同士が接合され、周縁部よりも内方側の内方部同士が互いに間隔を空けて対向している。そして、インナパネル4の上端部の取り付けフランジに、ウインドガラスGとの間をシールするゴム状弾性体から成るインナウエザストリップ(図示せず)が取り付けられ、アウタパネル3の上端部の取り付けフランジに、ウインドガラスGとの間をシールするゴム状弾性体から成るアウタウエザストリップ(図示せず)が取り付けられている。
[ドアトリム2の構造]
図2〜図4に示すように、ドアトリム2は、ドアトリム本体を構成するボード11と、ボード11の裏面に重なる加飾部品(意匠部材)としてのオーナメント12と、乗員の腕を載せるアームレスト46とを備えている。アームレスト46は、車室内側W1に膨出する状態に形成されたアームレスト本体49と、アームレスト本体49に上側から重なるアームレストアッパー48とから成る。図3に示すように、アームレスト46の下方に位置するボード11の下部中央の裏側にポケット部材41が固定され、ドア前後方向(車両前後方向)に長いポケット43(図2〜図4参照)がボード11に形成されている。
ボード11とオーナメント12とアームレストアッパー48とポケット部材41はいずれも樹脂で成形され、ボード11が灰色、オーナメント12が赤色系の色、アームレストアッパー48が青色系の色に設定されてドアトリム2の意匠性が高められている。上記のようにボード11とは別体のオーナメント12を設けてあるので、色や表皮または塗装などの意匠面での仕様分けに対応できるようになる。そして、仕様の選択の幅が広がることにより、商品性を向上させることが可能になる。
また、ボード11の周部の裏面(意匠面とは反対側の面)に複数のクリップ座30(図3参照)が分散配設され、クリップ座30に保持されたクリップ20を介してボード11がインナパネル4に取り付けられるよう構成されている。つまり、前記クリップ座30はクリップ20を介してインナパネル4に取り付けられる。クリップ20はインナパネル4に形成されたクリップ孔に挿通係合される。
[ポケット43の構造]
図2,図4に示すように、前記ポケット43は上側が開口し、ドア前後方向に長く形成されてシート状物品13(図7参照)を収容可能に構成されている。詳しくは、ボード11の下部に車室内側W1に膨出するドア前後方向に長い膨出部37を形成するとともに前記膨出部37を上側に開口させ、前記膨出部37の周りに位置するボード11の車室外側W2の面(裏面)に、車室外側W2に膨出するドア前後方向に長いポケット部材41を固着して前記ポケット43が構成されている。シート状物品13としては、雑誌、新聞、地図、袋に収容されたA4用紙、A3用紙等が挙げられる。ポケット43にはシート状物品13以外の物品も収容することもできる。
そして、ポケット部材41で構成されたポケット底部42のドア前後方向の後端部(ドア前後方向の一端部に相当)に上方に突出する縦断面L字状の段差部14が設けられ、シート状物品13(例えばA4用紙)を、段差部14の上面14Jと、ポケット底部42のドア前後方向の前端部42M(ドア前後方向の他端部に相当)とに横置き傾斜載置する第1収容状態(図7参照)と、シート状物品13よりもサイズが大きい別のシート状物品23(例えばA3用紙,図8参照)を、段差部14以外のポケット底部部分44に縦置き載置する第2収容状態(図8参照)とのいずれの状態にも対応可能に構成されている。
また、図4,図5に示すように、前記ポケット底部42の前端部42Mがドア前方側Frに延出されて飲料容器収容部15が形成され、飲料容器収容部15とポケット底部42との間に仕切り壁16が立設されている。前記飲料容器収容部15は、円形状の底壁17と、前記底壁17の車室外側W2の半円部17Aから立ち上がる横断面半円形状の第1縦壁部19とを前記ポケット部材41に形成し、ボード11の膨出部37に形成した横断面半円形状の第2縦壁部36を第1縦壁部19に車室内側W1から突き合わせて構成されている。
前記第1縦壁部19と第2縦壁部36の上端部には、径方向外方側に張り出すフランジ19Fが形成されている。前記仕切り壁16は、第1縦壁部19のドア後方側Rrの後半部と第2縦壁部36のドア後方側Rrの後半部とで構成されている。第1縦壁部19のフランジ19Fの上側を向くフランジ面と、第2縦壁部36のフランジの上側を向くフランジ面とは上下方向で略同一位置に位置して接続している。両フランジ面は前記仕切り壁16の頂面16Tを形成し、この仕切り壁16の頂面16Tと前記段差部14の上面14Jが上下方向で略同一位置に位置している。
段差部14以外のポケット底部42の上面は略水平な扁平面に形成されている。ポケット43のドア後方側Rrの後壁21(ポケット43の壁部に相当)はポケット部材41で形成されて、前記段差部14の上面14Jのドア前後方向の後端部(ドア前後方向の一端部に相当)から立ち上がっている。前記後壁21は、上側ほどポケット43の内方側(ドア前方側Fr)に位置する傾斜壁に構成されている(図7参照)。この後壁21はボード11に覆い隠されて乗員から見えにくくなっている。従って、後壁21を傾斜させたことによるドアトリム2の外観品質の低下を回避することができる。
前記円形状の底壁17のドア前方側Frの端部からポケット43の前壁48が立ち上がり、ポケット底部42の車室外側W2の側部からはドア前後方向に長い長方形状のポケット側壁22が立ち上がっている。ポケット側壁22はポケット部材41で形成され、ポケット側壁22の上端部はポケット43の開口よりも上方に位置する。
そして、図5に示すように、ポケット部材41の周部に山形状の取り付けフランジ41Fが分散配設され、前記取り付けフランジ41Fにボス挿通孔41Hが形成されている。このボス挿通孔41Hに、ボード11から車室外側W2に突出する複数のカシメ用ボス25(図6参照)が挿通され、カシメ固定されて、ポケット部材41がボード11に固着されている。
図6に示すように、前記段差部14で囲まれる下側空間14Sに、前記複数のクリップ座30のうちの一つのクリップ座30が配置されている。このクリップ座30はボード11の最も下側のドア後方側Rrの角部に位置している。クリップ座30は、ボード11の裏面から膨出する断面U字状の台座部の頂部に座面部を形成し、座面部にクリップ挿通孔を形成して構成されている。
上記の構成により、
(1) 図7に示すように、前記段差部14の上面14Jとポケット底部42の前端部42Mとにシート状物品13を載置することで、シート状物品13をドア前後方向に傾斜させて収容することができる。
例えば、前記段差部14の下面にクリップ座30が近接して位置している場合、段差部14を備えないポケット構造(ポケット底部42が扁平な構造)では、ポケット43がクリップ座30との干渉を回避できるように、ドア前後方向のポケット43の長さを短くするか、ポケット底部42を上側にずらしてクリップ座30との干渉を回避する必要があり、ポケット43の収容空間のドア前後方向の長さが短くなったり収容空間の高さ寸法が短くなったりしてポケット43の容量が小さくなる不具合がある。
これに対して、本発明の上記の構成によれば、段差部14の下方に下側空間14Sを形成することができ、前記下側空間14Sにクリップ座30を収容して、段差部14をクリップ座30の上方に配置することで上記の不具合を回避することができる。2点鎖線は水平姿勢のシート状物品13を示している。
また、本発明の上記構成によれば、図8に示すように、ドア前後方向に傾斜させて収容されるシート状物品13よりもサイズが大きい別のシート状物品23を、段差部14以外のポケット底部部分44に縦置きに載置して収容することができる。
つまり、シート状物品13を、段差部14の上面14Jとポケット底部42の前端部42Mとに傾斜載置する第1収容状態と、前記シート状物品13よりもサイズが大きい別のシート状物品23を、段差部14以外のポケット底部部分44に縦置き載置する第2収容状態とのいずれの状態にも対応でき、しかも、前者の状態と後者の状態とにポケット43の一部分を切り換え操作することが不要で乗員の手間を軽減できる。
(2) そして、前記段差部14で囲まれる下側空間14Sに、ドアトリム本体をドアパネル1に固定するクリップ座30が配置されているから、ポケット43を設けたことによるクリップ座30の位置の変更が不要になり、クリップ座30の配置の自由度を向上させることができる。また、浮き上がりなどが生じやすいドアトリム2の最も下側のドア後方側Rrの角部にクリップ座30を配置することにより、ドアトリム2のインナパネル4への固定強度を十分に確保することができる。
(3) 前記段差部14の上面14Jの後端部から立ち上がるポケット43の後壁21が、上側ほどポケット43の内方側に位置する傾斜壁に構成されているから、シート状物品13をポケット43に上記のように傾斜させて収容する場合、シート状物品13を後壁21に沿わせて後壁21にガイドさせながら収容することができる。これにより、ポケット43へのシート状物品13の収容操作を簡単かつ確実に行うことができる。
(4) 前記仕切り壁16でシート状物品13の飲料容器収容部15側への移動を阻止することができる。また、サイズが大きい別のシート状物品23を、段差部14以外のポケット底部部分44に縦置載置して収容していた場合であっても、ドアの開閉時や車両の急加速・急減速時にポケット内部を前記別のシート状物品23が移動することを、前記段差部14と前記仕切り壁16とで防止することができる。
(5) 図9に示すように、前記仕切り壁16の頂面16Tと段差部14の上面14Jが上下方向で略同一位置に位置しているから、飲料容器収容部15に飲料容器Pを収容しなければ、飲料容器収容部15にまでポケット43の収容空間が広がり、前記サイズが大きい別のシート状物品23よりさらに大きなシート状物品33を収容したい場合、仕切り壁16と段差部14に架け渡すようにしてシート状物品33を載置収容することができる。
例えば、仕切り壁16と段差部14の一方が設けられていない場合は、ポケット底部42の一部分のみが仕切り壁16又は段差部14として上方に突出するため、上記のさらに大きなシート状物品33を安定して収容することはできないが、本発明の上記構成によれば、上記のようにさらに大きなシート状物品33を安定して収容することができる。
[別実施形態]
(1) 前記段差部14で囲まれる下側空間14Sに配置される固定部はクリップ座30に限られず、カシメ固定部やスクリューによる固定部であってもよい。
(2) 前記段差部14の高さ寸法を変更することにより、前記ポケット43に収容した状態のシート状物品13の傾斜角度を変更調節することができる。
1 ドアパネル
2 ドアトリム
11 ドアトリム本体(ボード)
13 シート状物品
14 段差部
14J 段差部の上面
14S 下側空間
15 飲料容器収容部
16 仕切り壁
16T 頂面(仕切り壁の頂面)
20 クリップ
21 後壁(ポケットの壁部)
23 別のシート状物品
30 固定部(クリップ座)
42 ポケット底部
42M 前端部(ポケット底部のドア前後方向の他端部)
43 ポケット
44 ポケット底部部分

Claims (6)

  1. 上側が開口するポケットを備え、前記ポケットにシート状物品を収容可能に構成されているドアトリムであって、
    ポケット底部のドア前後方向の一端部に上方に突出する段差部が設けられ、
    前記シート状物品を、前記段差部の上面と、前記ポケット底部のドア前後方向の他端部とに傾斜載置する第1収容状態と、前記シート状物品よりもサイズが大きい別のシート状物品を、前記段差部以外のポケット底部部分に縦置き載置する第2収容状態とに対応可能に構成されているドアトリム。
  2. 前記段差部は縦断面L字状に形成され、
    前記段差部で囲まれる下側空間に、ドアトリム本体をドアパネルに固定する固定部が配置されている請求項1記載のドアトリム。
  3. 前記固定部は、クリップを介して前記ドアパネルに固定されるクリップ座である請求項2記載のドアトリム。
  4. 前記段差部の上面のドア前後方向の一端部から立ち上がる前記ポケットの壁部が、上側ほど前記ポケットの内方側に位置する傾斜壁に構成されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のドアトリム。
  5. 前記ポケット底部のドア前後方向の他端部がドア前後方向に延出されて飲料容器収容部が形成され、
    前記飲料容器収容部と前記ポケット底部との間に仕切り壁が立設されている請求項1〜4のいずれか一つに記載のドアトリム。
  6. 前記仕切り壁の頂面と前記段差部の上面が上下方向で略同一位置に位置している請求項5記載のドアトリム。
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