JP2016141197A - 車両用内装の収納構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポケット収納部及び容器収納部間の仕切部及びその周辺部の破損を防ぐことができる車両用内装の収納構造を提供する。
【解決手段】本発明は、上方に開口する凹形状のポケット収納部及び容器収納部であって、容器収納部を、ボトル容器を収納可能とし、かつポケット収納部に隣接して配置したポケット収納部及び容器収納部と、ポケット収納部及び容器収納部間に配置される仕切部とを備える車両用内装の収納構造に関する。かかる収納構造においては、仕切部が、ポケット収納部及び容器収納部の内部空間にそれぞれ面すると共に、互いに間隔を空けて配置されるポケット収納部側壁及び容器収納部側壁を有し、仕切部の内部でポケット収納部側壁及び容器収納部側壁を連結するように延びる連結部が設けられている。
【選択図】図7

Description

本発明は、書物、小物等を収納可能とするポケット収納部と、ペットボトル、ボトル缶、ガラスボトル等のボトル容器を収納可能とする容器収納部とを有し、これらポケット収納部及び容器収納部間に仕切部を設けている車両用内装の収納構造に関する。
自動車等の車両の内装には、ペットボトル、ボトル缶、ガラスボトル等のボトル容器、書物、小物等を収納可能とする収納構造が設けられている。かかる収納構造には、主に、書物、小物等を収納するためのポケット収納部と、主に、ボトル容器を収納すると共にポケット収納部に隣接する容器収納部とがそれぞれ設けられる場合がある。
このような収納構造の一例として、車両上方に向かって開口すると共に車両上下方向に沿って凹むポケット収納部(ポケット)及び容器収納部(飲料容器収容部)を車両の内装のドアトリムに設けたものが存在している。かかる収納構造の一例においては、ポケット収納部及び容器収納部間に、車両上下方向に延びる板状の仕切部が設けられている。(例えば、特許文献1を参照。)
特開2012−111311号公報
しかしながら、上述した収納構造の一例では、ポケット収納部及び容器収納部間の仕切部が板状に形成されるに過ぎないので、仕切部及びその周辺部の剛性が低くなっている。特に、飲料等を入れたことによって大きな重量を有するボトル容器を容器収納部に出し入れする際に、ボトル容器が仕切部及びその周辺部に接触して、剛性の低い仕切部及びその周辺部が破損するおそれがあり、このことは問題である。
本発明は、上述の実情を鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、ポケット収納部及び容器収納部間の仕切部及びその周辺部の破損を防ぐことができる車両用内装の収納構造を提供することにある。
課題を解決するために、本発明の一態様に係る車両用内装の収納構造によれば、車両上方側に開口を設けるように凹形状に形成されるポケット収納部及び容器収納部であって、容器収納部を、ボトル容器を収納可能とするように構成し、かつポケット収納部に隣接して配置したポケット収納部及び容器収納部と、前記ポケット収納部及び前記容器収納部間に配置される仕切部とを備えている車両用内装の収納構造であって、前記仕切部が、前記ポケット収納部及び前記容器収納部の内部空間にそれぞれ面すると共に、互いに間隔を空けて配置されるポケット収納部側壁及び容器収納部側壁を有し、前記仕切部の内部で前記ポケット収納部側壁及び前記容器収納部側壁を連結するように延びる連結部が設けられている。そのため、仕切部のポケット収納部側壁及び容器収納部側壁を連結する連結部によって、仕切部及びその周辺部の剛性を向上させることができる。よって、仕切部及びその周辺部の破損を防ぐことができる。
本発明の一態様に係る車両用内装の収納構造によれば、前記容器収納部が収納された前記ボトル容器の外周を支持する支持部を有し、前記支持部が、車両下方から車両上方に向かうに従って前記容器収納部から前記ポケット収納部に向かって傾斜する軸線に沿って配置され、前記仕切部の周辺にて前記ポケット収納部の開口縁及び前記容器収納部の開口縁を連続させた開口縁連続領域が形成され、前記開口縁連続領域が、車両下方から車両上方に向かうに従って前記容器収納部から前記ポケット収納部に向かって傾いている。そのため、ボトル容器を、車両下方から車両上方に向かうに従って容器収納部からポケット収納部に向かって傾斜する支持部及び開口縁連続領域に沿ってガイドしながら、スムーズに出し入れすることができる。その結果、ボトル容器が仕切部及びその周辺部と強く接触することを防止できるので、仕切部及びその周辺部の破損を防ぐことができる。
本発明の一態様に係る車両用内装の収納構造によれば、少なくとも2つの部材を組み立てた組立体に、前記ポケット収納部及び前記容器収納部が設けられ、前記少なくとも2つの部材のうち1つの部材に前記仕切部及び前記連結部が配置され、前記連結部に、車両上下方向に延びる長孔が形成され、前記少なくとも2つの部材のうち別の1つの部材に、前記長孔に係合可能とするように前記1つの部材に向かって突出する係合爪が設けられ、前記係合爪の横断面が、前記長孔に対応して車両上下方向に延びるように形成されている。そのため、組み立てられた少なくとも2つの部材のうち1つの部材に配置される連結部が、それらのうち別の1つの部材に配置される係合爪に支持されるので、連結部の剛性を向上させることができる。さらに、係合爪の横断面が車両上下方向に延びる細長形状に形成されているので、仕切部のポケット収納部側壁及び容器収納部側壁間の距離を小さくすることができ、ひいては、収納スペースの減少を防止できる。よって、収納スペースの減少を防止しながら、仕切部及びその周辺部の破損を防ぐことができる。
本発明の一態様に係る車両用内装の収納構造によれば、前記係合爪が、前記長孔に対して前記ポケット収納部側及び前記容器収納部側に位置する前記連結部の両領域のうち少なくとも一方に当接するように構成されている。そのため、長孔に対してポケット収納部側及び容器収納部側に位置する連結部の両領域のうち少なくとも一方が係合爪によって確実に支持されるので、このような連結部によって、仕切部及びその周辺部の剛性を向上させることができる。よって、仕切部及びその周辺部の破損を防ぐことができる。
本発明の一態様に係る車両用内装の収納構造によれば、ポケット収納部及び容器収納部間の仕切部及びその周辺部の破損を防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る収納構造を有するドアトリム組立体を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る収納構造を有するドアトリムを概略的に示す背面図である。 本発明の実施形態に係る収納構造を有するドアトリムをその表面側から見て概略的に示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る収納構造を有するドアトリムをその裏面側から見て概略的に示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る収納構造を概略的に示す正面図である。 図1のA−A線断面図である。 図5のB−B線断面図である。 本発明の実施形態に係る収納構造に用いられる連結部係合爪を図6の矢印Cから見て示す正面図である。
本発明の実施形態に係る車両用内装の収納構造について以下に説明する。なお、本実施形態に係る車両用内装の収納構造は、ドアトリム組立体(以下、「ドアトリム」という)に設けられているが、本発明はこれに限定されず、かかる収納構造は、車両用内装を構成する組立体に設けられていればよく、例えば、リヤサイドトリム組立体、ラッゲージトリム組立体等に設けられていてもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用内装の収納構造は、車両のサイドドア(図示せず)の車両室内側面に位置するドアトリム1に設けられている。本実施形態では、このドアトリム1の車両室内を向いた面を表面として定義し、表面とは反対を向いた面を裏面として定義し、表面及び裏面間を延びる方向をトリム厚さ方向と定義する。かかるドアトリム1は、書物(図5にて二点鎖線により示す)D、小物等を収納可能とするポケット収納部2と、ペットボトル、ボトル缶、ガラスボトル等のボトル容器(図5にて二点鎖線により示す)Eを収納可能とする容器収納部3とを有している。
これらのポケット収納部2及び容器収納部3は、略凹形状に形成されており、かつそれらの車両上方側に開口2a,3aを有している。容器収納部3はポケット収納部2に隣接して配置されており、ポケット収納部2と容器収納部3との間には仕切部4が設けられている。ポケット収納部2の内部空間と容器収納部3の内部空間とは、仕切部4に対して車両上方にて接続されている。
図1〜図4に示すように、このようなドアトリム1は、車両室内に面するドアトリム本体5と、ドアトリム5の裏面側に配置される収納部構成部材6とを有している。収納部構成部材6はドアトリム本体5に取り付けられており、ドアトリム本体5及び収納部構成部材6を組み立てることによって、ポケット収納部2及び容器収納部3が形成されるようになっている。なお、ドアトリム本体5には、収納部構成部材6以外の部材が取り付けられてもよい。すなわち、ドアトリム1は、少なくとも2つの部材を組み立てることによって構成されている。
ここで、ポケット収納部2及び容器収納部3の詳細について説明する。図5に示すように、容器収納部3は、ポケット収納部2に対して車両前方側(矢印Fにより示す)に位置している。そのため、本実施形態では、車両前後方向がポケット収納部2及び容器収納部3の隣接方向となっている。
ポケット収納部2の開口縁2bは、容器収納部3の開口縁3bに対して車両上方に位置している。ポケット収納部2及び容器収納部3の開口縁2b,3bは、仕切部4の周辺にて、接続かつ連続するように形成されており、このようなポケット収納部2の開口縁2bと容器収納部3の開口縁3bとの接続領域及びその周辺領域が、トリム厚さ方向に対向する2つの開口縁連続領域7,8として形成されている。
これら2つの開口縁連続領域7,8のうち車両室内側の開口縁連続領域(以下、「内側開口縁連続領域」という)7は、車両下方から車両上方に向かうに従って容器収納部3からポケット収納部2に向かって傾いている。その一方で、2つの開口縁連続領域7,8のうち車両室外側の開口縁連続領域(以下、「外側開口縁連続領域」という)8は車両前後方向に沿って略直線形状に形成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、外側開口縁連続領域8は、このような略直線形状以外の形状に形成されていてもよく、例えば、内側開口縁連続領域7と同様に、車両下方から車両上方に向かうに従って容器収納部3からポケット収納部2に向かって傾いていてもよい。
また、ポケット収納部2は、車両前後方向に延びる略細長形状に形成されており、この場合、ポケット収納部2は、特に、書物(図5にて二点鎖線により示す)Dの平面方向を車両上下方向に沿わせた縦置き状態で、書物Dを収納することに適するようになっている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、ポケット収納部2は、小物等を収納可能とするように形成されていればよく、例えば、略ボックス形状、略筒形状等に形成されていてもよい。
このようなポケット収納部2は、車両室内に面する内側壁2cと、この内側壁2cに対してトリム厚さ方向に対向する外側壁2dと、ポケット収納部2の車両上下方向の下端に位置する底壁2eと、ポケット収納部2の車両前後方向の後端に位置する端壁2fとを有している。ポケット収納部2の内側壁2c及び端壁2fの上端は、ポケット収納部2の開口縁2bと略一致するように形成されている。
次に、容器収納部3は、ボトル容器(図5にて二点鎖線により示す)Eの外周形状に対応して略筒形状に形成されており、容器収納部3は、このようなボトル容器Eを収納することに適するようになっている。かかる容器収納部3は、車両室内に面する内側壁3cと、この内側壁3cに対してトリム厚さ方向に対向する外側壁3dと、容器収納部3の車両上下方向の下端に位置する底壁3eとを有している。
容器収納部3の内側壁3cの上端は、容器収納部3の開口縁3bと略一致するように形成されている。この内側壁3cは、ポケット収納部2の内側壁2cと接続すると共に連続するように形成され、かつポケット収納部2の内側壁2cから車両室内に向かって突出するように形成されている。また、容器収納部3の内側壁3c及び外側壁3dは、容器収納部3の周方向に連続するように形成されており、略筒形状の容器収納部3の内周面3fを形成している。
このような容器収納部3の内周面3fは、ボトル容器Eを容器収納部3に収納した状態でボトル容器Eに当接すると共にボトル容器Eを支持する支持部(太い破線により示す)Sを有している。支持部Sは、内周面3fのポケット収納部2側の領域にて、車両下方から車両上方に向かうに従って容器収納部3からポケット収納部2に向かって傾いた軸線Pに沿って位置している。このような軸線Pは、車両上下方向に延びる軸線Qに対して角度θにて傾いており、図5では、一例として、角度θは約20度となっている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、角度θは、ボトル容器Eの頂部e1をその底部e2に対して車両上方に配置し、ボトル容器Eを安定的に保持し、かつボトル容器Eをスムーズに出し入れ可能とするように設定されていればよく、あくまでも一例であるが、角度θは、約10度以上かつ約45度以下の範囲で設定可能である。容器収納部3における内周面3fのポケット収納部2側の領域もまた、支持部Sと同様に傾いて配置されていると好ましい。特に、容器収納部3の内周面3fの横断面中心を通る軸線Rが、支持部Sと同様に傾いて配置されていると好ましい。
図5では、軸線Pに沿った1つの支持部Sが示されているが、本発明はこれに限定されず、複数の支持部が互いに間隔を空けると共に軸線Pに沿って配置されていてもよい。図5では、支持部Sが内周面3fに沿って形成されているが、本発明はこれに限定されず、支持部Sが内周面3fから突出するように形成されていてもよい。このような支持部Sは容器収納部3の外側壁3dに位置しているが、本発明はこれに限定されず、支持部Sが容器収納部3の内側壁3cに位置していてもよい。
また、容器収納部3の底壁3eは、軸線Pに略直交する方向に延びるように形成されていると好ましく、この場合、底壁3eは、車両下方から車両上方に向かうに従ってポケット収納部2から容器収納部3に向かって傾いて延びることとなる。かかる底壁3eは、ポケット収納部2の底壁2eに対して車両下方に位置していると好ましいが、本発明はこれに限定されず、容器収納部3の底壁3eは、ポケット収納部2の底壁2eと車両上下方向に略等しく位置するか、又はポケット収納部2の底壁2eに対して車両下方に位置していてもよい。
仕切部4の詳細について説明する。図6及び図7に示すように、仕切部4は、ポケット収納部2の内部空間に面するポケット収納部側壁4aと、容器収納部3の内部空間に面する容器収納部側壁4bとを有している。ポケット収納部側壁4a及び容器収納部側壁4bは、互いに車両前後方向に間隔を空けて配置されている。さらに、仕切部4は、ポケット収納部側壁4a及び容器収納部側壁4bの車両上下方向の上端を連結するように延びる上端壁4cを有している。
ポケット収納部側壁4aは、ポケット収納部2の底壁2eから車両上方に延びるように形成されている。容器収納部側壁4bは、容器収納部3の外側壁3dと連続するように形成されており、このような容器収納部側壁4bの表面にもまた支持部Sが位置していると好ましい。さらに、容器収納部側壁4bは、支持部Sと同様に傾いて配置されていると好ましい。
仕切部4には、上端壁4cに対して車両下方に位置する仕切部4の内部で、ポケット収納部側壁4a及び容器収納部側壁4bを連結するように延びる連結部9が設けられている。連結部9の車両上下方向の上端は上端壁4cに連結されており、連結部9は、車両前後方向に延びる細長形状に形成されていると好ましい。
このような連結部9には、トリム厚さ方向に貫通する連結部長孔10が形成されている。連結部長孔10は、その周縁の長手方向を車両上下方向に向けるように形成されている。連結部長孔10の車両上下方向の長さは、ポケット収納部側壁4aの車両上下方向の長さに対応していると好ましい。特に、連結部長孔10の車両上下方向の上端が、仕切部4の上端壁4cに略一致して配置されていると好ましく、連結部長孔10の車両上下方向の下端が、ポケット収納部2の底壁2eに対して車両上下方向に略一致して配置されていると好ましい。
ドアトリム本体5及び収納部構成部材6の詳細について説明する。図3及び図4に示すように、ドアトリム本体5には、ポケット収納部2及び容器収納部3の開口2a,3aが配置されており、ポケット収納部2及び容器収納部3の開口縁2b,3bはドアトリム本体5に位置している。そのため、内側及び外側開口縁連続領域7,8もまたドアトリム本体5に位置している。さらに、ドアトリム本体5には、ポケット収納部2の内側壁2cと、容器収納部3の内側壁3cとが配置されている。その一方で、収納部構成部材6には、ポケット収納部2の外側壁2d、底壁2e、及び端壁2fと、容器収納部3の外側壁3d及び底壁3eと、仕切部4と、連結部9とが配置されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、ドアトリム本体5に、ポケット収納部2の外側壁2d、底壁2e、及び端壁2f、並びに容器収納部3の外側壁3d及び底壁3eの少なくとも1つが配置されていてもよい。
図6及び図7に示すように、ドアトリム本体5には、収納部構成部材6に設けられた連結部長孔10に対応して収納部構成部材6に向かって突出する連結部係合爪11が形成されており、連結部係合爪11は連結部長孔10に係合可能となっている。連結部係合爪11の横断面は、連結部長孔10に対応して車両上下方向に延びるように形成されている。
図8に示すように、このような連結部係合爪11は、ドアトリム本体5から収納部構成部材6に向かって突出する突起本体11aを有している。突起本体11aは、車両前後方向から見て、略コ字形状に形成されている。かかる突起本体11aは、車両上下方向に間隔を空けて配置される一対の脚部11a1と、これら一対の脚部11a1の先端間にて延びる頂部11a2とを有している。
連結部係合爪11は、突起本体11aの頂部11a2から突起本体11aの基端に向かって延びる爪部11bを有している。爪部11bは、一対の脚部11a1のそれぞれとトリム厚さ方向に間隔を空け、かつ突起本体11aの基端とトリム厚さ方向に間隔を空けるように配置されている。そのため、爪部11bは片持ち状に支持されている。さらに、図7に示すように、爪部11bのポケット収納部2側の表面には、爪部11bの基端から先端に向かうに従って容器収納部3からポケット収納部2に向かって傾斜する傾斜領域11b1が形成されている。
図6及び図7に示すように、連結部係合爪11はまた、突起本体11aの一対の脚部11a1から容器収納部3に向かってそれぞれ突出する一対のリブ11cを有している。一対のリブ11cは、車両上下方向に互いに間隔を空けて配置されている。また、リブ11cは、ドアトリム本体5から収納部構成部材6に向かって延びる細長形状に形成されている。図7に示すように、このようなリブ11cには、その先端の角部を切り欠くように略L字形状に形成された切欠部11c1が設けられている。
再び図6及び図7に示すように、連結部係合爪11が連結部長孔10に係合した状態で、突起本体11aは、連結部長孔10に対してポケット収納部2側に位置する連結部9の領域(以下、「ポケット収納部側領域」という)9aと車両前後方向にて当接するように構成されている。爪部11bの先端は、ポケット収納部側領域9aとトリム厚さ方向にて当接するように構成されている。リブ11cの切欠部11c1は、連結部長孔10に対して容器収納部3側に位置する連結部9の領域(以下、「容器収納部側領域」という)9bと車両前後方向及びトリム厚さ方向にて当接するように構成されている。すなわち、連結部係合爪11は、ポケット収納部側領域9a及び容器収納部側領域9bの両方に当接するようになっている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、連結部係合爪11は、ポケット収納部側領域9a及び容器収納部側領域9bの少なくとも一方に当接するように構成されていればよい。なお、連結部係合爪11は、上述の形状に対して車両前後方向に反対を向いた形状に形成することもまた可能である。
図3及び図4に示すように、収納部構成部材6の周縁部には、トリム厚さ方向に貫通する複数の周縁部長孔12が形成されており、複数の周縁部長孔12は収納部構成部材6の外周方向に互いに間隔を空けて配置されている。ドアトリム本体5には、これら複数の周縁部長孔12にそれぞれ対応すると共に、収納部構成部材6に向かって突出する周縁部係合爪13が形成されており、周縁部係合爪13は対応する周縁部長孔12に係合可能となっている。
複数の周縁部長孔12のうち一部は、ポケット収納部2における外側壁2dの上端及び底壁2e、並びに容器収納部3における外側壁3dの上端に配置されている。複数の周縁部長孔12のうち一部は、その周縁の長手方向を車両前後方向に向けるように形成されている。また、複数の周縁部係合爪13のうち一部の横断面は、それぞれ、このような複数の周縁部長孔12のうち一部に対応して車両前後方向に延びるように形成されている。
複数の周縁部長孔12のうち別の一部は、ポケット収納部2における端壁2f、及び容器収納部3における外側壁3dの車両前後方向の前端及び後端に配置されている。複数の周縁部長孔12のうち別の一部は、その周縁の長手方向を車両上下方向に向けるように形成されている。また、複数の周縁部係合爪13のうち別の一部の横断面は、それぞれ、複数の周縁部長孔12のうち別の一部に対応して車両上下方向に延びるように形成されている。
このような本実施形態に係る収納構造は、連結部係合爪11を連結部長孔10に係合させ、かつ周縁部突起13を周縁部長孔12に係合させるように少なくともドアトリム本体5及び収納部構成部材6を組み立てることによって形成されている。
以上、本実施形態に係る収納構造によれば、仕切部4のポケット収納部側壁4a及び容器収納部側壁4bを連結する連結部9によって、仕切部4及びその周辺部の剛性を向上させることができるので、仕切部4及びその周辺部の破損を防ぐことができる。
本実施形態に係る収納構造によれば、ボトル容器Eを、車両下方から車両上方に向かうに従って容器収納部3からポケット収納部2に向かって傾斜する支持部S及び内側開口縁連続領域7に沿ってガイドしながら、スムーズに出し入れすることができる。その結果、ボトル容器Eが仕切部4及びその周辺部と強く接触することを防止できるので、仕切部4及びその周辺部の破損を防ぐことができる。
本実施形態に係る収納構造によれば、ドアトリム本体5及び収納部構成部材6を組み立てた状態で、収納部構成部材6に配置される連結部9が、ドアトリム本体5に配置される連結部係合爪11に支持されるので、連結部9の剛性を向上させることができる。さらに、連結部係合爪11の横断面が車両上下方向に延びる細長形状に形成されているので、仕切部4のポケット収納部側壁4a及び容器収納部側壁4b間の距離を小さくすることができ、ひいては、収納スペースの減少を防止できる。よって、収納スペースの減少を防止しながら、仕切部4及びその周辺部の破損を防ぐことができる。
特に、仕切部4の容器収納部側壁4bが、支持部Sと同様に傾いて配置されて、このような仕切部4のポケット収納部側壁4a及び容器収納部側壁4b間の距離を小さくしようとする場合には、連結部9の車両上下方向の上端領域は車両前後方向に小さく形成されることとなる。かかる場合においても、車両上下方向に延びる細長形状の横断面を有する連結部係合爪11は小さな連結部9の上端領域に配置可能であるので、脆弱である仕切部4の車両上下方向の上端領域を、このような連結部9の上端領域によって強固に支持することができる。この場合、仕切部4及びその周辺部の破損を効率的に防ぐことができる。
本実施形態に係る収納構造によれば、連結部9のポケット収納部側領域9a及び容器収納部側領域9bのうち少なくとも一方が連結部係合爪11によって確実に支持されるので、このような連結部係合爪11によって、仕切部4及びその周辺部の剛性を向上させることができる。よって、仕切部4及びその周辺部の破損を防ぐことができる。
ここまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本発明は、その技術的思想に基づいて変形かつ変更可能である。
1 ドアトリム
2 ポケット収納部
2a 開口
2b 開口縁
3 容器収納部
3a 開口
3b 開口縁
4 仕切部
4a ポケット収納部側壁
4b 容器収納部側壁
5 ドアトリム本体
6 収納部構成部材
7 内側開口縁連続領域
9 連結部
9a ポケット収納部側領域
9b 容器収納部側領域
10 連結部長孔
11 連結部係合爪
D 書物
E ボトル容器
e1 頂部
e2 底部
S 支持部
P,Q,R 軸線
θ 角度
C,F 矢印

Claims (4)

  1. 車両上方側に開口を設けるように凹形状に形成されるポケット収納部及び容器収納部であって、容器収納部を、ボトル容器を収納可能とするように構成し、かつポケット収納部に隣接して配置したポケット収納部及び容器収納部と、
    前記ポケット収納部及び前記容器収納部間に配置される仕切部と
    を備えている車両用内装の収納構造であって、
    前記仕切部が、前記ポケット収納部及び前記容器収納部の内部空間にそれぞれ面すると共に、互いに間隔を空けて配置されるポケット収納部側壁及び容器収納部側壁を有し、
    前記仕切部の内部で前記ポケット収納部側壁及び前記容器収納部側壁を連結するように延びる連結部が設けられている、車両用内装の収納構造。
  2. 前記容器収納部が収納された前記ボトル容器の外周を支持する支持部を有し、
    前記支持部が、車両下方から車両上方に向かうに従って前記容器収納部から前記ポケット収納部に向かって傾斜する軸線に沿って配置され、
    前記仕切部の周辺にて前記ポケット収納部の開口縁及び前記容器収納部の開口縁を連続させた開口縁連続領域が形成され、
    前記開口縁連続領域が、車両下方から車両上方に向かうに従って前記容器収納部から前記ポケット収納部に向かって傾いている、請求項1に記載の車両用内装の収納構造。
  3. 少なくとも2つの部材を組み立てた組立体に、前記ポケット収納部及び前記容器収納部が設けられ、
    前記少なくとも2つの部材のうち1つの部材に前記仕切部及び前記連結部が配置され、
    前記連結部に、車両上下方向に延びる長孔が形成され、
    前記少なくとも2つの部材のうち別の1つの部材に、前記長孔に係合可能とするように前記1つの部材に向かって突出する係合爪が設けられ、
    前記係合爪の横断面が、前記長孔に対応して車両上下方向に延びるように形成されている、請求項1又は2に記載の車両用内装の収納構造。
  4. 前記係合爪が、前記長孔に対して前記ポケット収納部側及び前記容器収納部側に位置する前記連結部の両領域のうち少なくとも一方に当接するように構成されている、請求項3に記載の車両用内装の収納構造。
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