JP2012102687A - 水温センサ異常判定装置 - Google Patents

水温センサ異常判定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012102687A
JP2012102687A JP2010253207A JP2010253207A JP2012102687A JP 2012102687 A JP2012102687 A JP 2012102687A JP 2010253207 A JP2010253207 A JP 2010253207A JP 2010253207 A JP2010253207 A JP 2010253207A JP 2012102687 A JP2012102687 A JP 2012102687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
water temperature
temperature sensor
water
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010253207A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5136623B2 (ja
Inventor
Tatsuki Saito
立樹 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010253207A priority Critical patent/JP5136623B2/ja
Priority to EP11802787.9A priority patent/EP2638263B1/en
Priority to PCT/IB2011/002625 priority patent/WO2012063113A1/en
Priority to US13/879,185 priority patent/US9261012B2/en
Priority to CN201180054131.2A priority patent/CN103201477B/zh
Publication of JP2012102687A publication Critical patent/JP2012102687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5136623B2 publication Critical patent/JP5136623B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/14Controlling of coolant flow the coolant being liquid
    • F01P7/16Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/14Indicating devices; Other safety devices
    • F01P11/16Indicating devices; Other safety devices concerning coolant temperature
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/14Controlling of coolant flow the coolant being liquid
    • F01P7/16Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control
    • F01P7/165Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control characterised by systems with two or more loops
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P5/00Pumping cooling-air or liquid coolants
    • F01P5/10Pumping liquid coolant; Arrangements of coolant pumps
    • F01P2005/105Using two or more pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/14Controlling of coolant flow the coolant being liquid
    • F01P2007/146Controlling of coolant flow the coolant being liquid using valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P2060/00Cooling circuits using auxiliaries
    • F01P2060/08Cabin heater
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P2070/00Details
    • F01P2070/04Details using electrical heating elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

【課題】エンジン内の冷却水の流通を停止する冷却系において、水温センサの異常を、誤判定することなく正確に判定する。
【解決手段】吸気温センサ23にて検出される吸気温thaと、エンジン水温センサ21にて検出されるエンジン水温thw1との温度差が所定値よりも大きいときに切替弁10を開弁し、エンジン冷却水通路201に冷却水を流してエンジン1内の冷却水とヒータ通路(バイパス通路)202内の冷却水とを混合する。そして、その切替弁10の開弁後のエンジン水温thw1とヒータ入口水温(バイパス水温)thw2との温度差[thw1−thw2]が所定値以下である場合はエンジン水温センサ21が正常であると判定し、その温度差[thw1−thw2]が上記所定値よりも大きい場合にはエンジン水温センサ21が異常であると判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン(内燃機関)の冷却水の温度を検出する水温センサの異常を判定する水温センサ異常判定装置に関する。
車両等に搭載されるエンジンでは、冷却水通路としてウォータジャケットをエンジン(シリンダブロック及びシリンダヘッド)に設け、冷却水をウォータポンプによりウォータジャケットを経由して循環させることで、エンジン全体を冷却(暖機)するようにしている。このような冷却系において、エンジンの冷却水出口に切替弁を設け、エンジン冷間中は切替弁を閉弁し、エンジン内(ウォータジャケット内)の冷却水の流通を停止(エンジン内水停止)することによってエンジンの早期暖機を行う技術がある(例えば特許文献1参照)。
また、エンジンの冷却系には、冷却水の温度を検出する水温センサが設けられており、その水温センサの異常を検出する技術として、下記の特許文献2に記載の水温センサ異常検出方法がある。この特許文献2に記載の方法では、エンジンの冷却水温度を検知する水温センサの検知温度と、エンジンの吸気温度を検知する吸気温センサの検知温度との温度差が所定の範囲外である場合は、「水温センサの異常」または「ブロックヒータの装着時や高温ソーク」であると判定し、その後、ウォータポンプを駆動したときに水温センサの水温検出値が低下した場合には、水温センサの異常ではなく、ブロックヒータ装着時または高温ソークであると判定している。
特開2009−150266号公報 特開2007−192045号公報
ところで、上記したエンジン内水停止を行う冷却系において、水温センサの異常判定に上記異常検出方法を適用した場合、水温センサが正常であっても異常と判定(誤異常判定)される場合がある。すなわち、上記冷却系では、エンジン始動時(冷間中)においてエンジンの冷却水出口に設けた切替弁を閉弁してエンジン内での冷却水の流通を停止しており、この状態でウォータポンプを駆動しても、エンジン内(ウォータジャケット内)には外部からの冷却水が流入しないので(実際の水温が変化しないので)、水温センサが正常であっても水温検出値が低下しないため、水温センサが異常であると誤判定される場合がある。
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、エンジン内の冷却水の流通を停止する冷却系において、水温センサの異常を、誤判定することなく正確に判定することが可能な水温センサ異常判定装置を提供することを目的とする。
本発明は、エンジン冷却水通路と、エンジンをバイパスするバイパス通路(ヒータ通路)と、前記エンジン冷却水通路と前記バイパス通路との冷却水の循環を制限する制御弁(切替弁)と、前記エンジン冷却水通路の水温を検出するエンジン水温センサと、前記バイパス通路の水温を検出するバイパス水温センサ(ヒータ入口水温センサ)とを備えた冷却系(エンジン内水停止を行う冷却系)に適用され、前記エンジン水温センサの異常を判定する水温センサ異常判定装置を前提としている。そして、このような水温センサ異常判定装置において、前記エンジンの周囲の雰囲気温度(具体的には、例えばエンジンへの吸入空気の温度を検出する吸気温センサにて検出される吸気温)と、前記エンジン水温センサにて検出されるエンジン水温との差が所定値よりも大きいときに前記制御弁を開弁し、その制御弁の開弁後のエンジン水温とバイパス水温との差が所定値以下である場合は前記エンジン水温センサが正常であると判定し、前記エンジン水温とバイパス水温との差が前記所定値よりも大きい場合には前記エンジン水温センサが異常であると判定する判定手段を備えていることを技術的特徴としている。
本発明においては、まず、エンジン始動の際に、水温センサにて検出されるエンジン水温とエンジンの周囲の雰囲気温度(吸気温センサにて検出される吸気温)との差が所定値以下である場合(例えば、|エンジン水温−吸気温|≦20℃)には水温センサが正常であると判定する。一方、エンジン水温とエンジンの周囲の雰囲気温度との差が所定値よりも大きい場合(例えば、|エンジン水温−吸気温|>20℃)は、「ブロックヒータ装着」または「エンジン水温センサの異常」が考えられるので、上記エンジン冷却水通路とバイパス通路との冷却水の循環を制限する制御弁を開弁する。
この制御弁の開弁により、エンジン冷却水通路とバイパス通路の両系統の冷却水が循環して、それら2つ系統の冷却水が混合する。このような冷却水混合により、ブロックヒータ装着時であっても、エンジン冷却水通路を流れる冷却水の水温と、バイパス通路を流れる冷却水の水温とが近い値(または同等の値)になるので、エンジン水温センサが正常であれば、その水温センサにて検出されるエンジン水温とバイパス水温センサにて検出されるバイパス水温とが近い値になる。このような点を利用し、本発明では、上記制御弁の開弁後のエンジン水温(検出値)とバイパス水温(検出値)との温度差が所定値以下である場合(例えば、|エンジン水温−バイパス水温|≦20℃)にはエンジン水温センサは正常であると判定し、上記エンジン水温とバイパス水温との温度差が所定値よりも大きい場合(例えば、|エンジン水温−バイパス水温|>20℃)にはエンジン水温センサが異常であると判定する。
以上のように、本発明によれば、エンジンの周囲の雰囲気温度(吸気温センサにて検出される吸気温)と、エンジン水温センサにて検出されるエンジン水温との温度差が所定値よりも大きいときには制御弁を開弁し、エンジン冷却水通路内の冷却水とバイパス通路内の冷却水とを混合して(エンジン内に冷却水を流して)、エンジン水温センサとバイパス水温センサとの水温環境を同等にした状態で、それら2つの水温センサにて検出されるエンジン水温とバイパス水温との温度差に基づいてエンジン水温センサの判定を行っているので、エンジン水温センサの異常を、誤判定することなく正確に判定することができる。
本発明の具体的な構成として、上記エンジン冷却水通路とバイパス通路との冷却水の循環を制限する制御弁が、弁体に変位を与える感温部を有する感温動作弁であって、その制御弁の周辺水温の推定値が当該制御弁の開弁温度以上となったときに制御弁が開弁したと判定する、という構成を挙げることができる。このような構成を採用すれば、制御弁の開弁の判定に必要な時間を短くすることが可能になる。この点について以下に説明する。
まず、本発明を適用する冷却系(エンジン内水停止を行う冷却系)においては、エンジンの冷却水出口に設ける制御弁として、例えば、弁体に変位を与える感温部を有する感温動作弁を用いている。この場合、感温部内に電気ヒータを埋め込み、その電気ヒータへの通電により発生する熱でサーモワックスを溶かすことによっても制御弁を強制的に開弁(ヒータ通電による開弁)できるようにしており、上記エンジン水温とエンジンの周囲の雰囲気温度(吸気温センサにて検出される吸気温)との温度差が所定値よりも大きいときに上記ヒータ通電による開弁を行っている。そして、その制御弁の開弁を判定する方法の一例として、電気ヒータへの通電開始からの経過時間を用いて開弁を判定するという方法が挙げられる。
このようにヒータ通電時間から開弁判定を行う場合、実際には制御弁が開弁していないのに「開弁した」と誤判定することを防止するために、開弁までに最も時間のかかる条件に基づいて開弁判定値を適合しているが、こうした適合ではマージンが大きすぎるため、エンジン水温センサの正常/異常判定までの時間がどうしても長くなる。これに対し、制御弁の周辺水温推定値が開弁温度以上となった場合に制御弁が開弁したと判定する方法を採用すると、制御弁の実際の開弁に応じて開弁判定を行うことができ、上記したマージンを見込む必要がなくなるので、開弁判定までに要する時間が短くて済み、エンジン水温センサの正常/異常判定までの時間を短くすることができる。
ここで、本発明において、制御弁が開弁した後、エンジン冷却水通路の冷却水とバイパス通路の冷却水とが十分に混合されない状態で、エンジン水温センサの判定を行うと、誤異常判定が生じる可能性がある。これを防止するために、制御弁が開弁してから所定時間経過した後つまり上記2系統の冷却水が十分に混合するのに必要な時間が経過した後に、エンジン水温センサの判定を実行することが好ましい。
本発明によれば、エンジンの周囲の雰囲気温度と、エンジン水温センサにて検出されるエンジン水温との差が所定値よりも大きい場合には制御弁を開弁してエンジン冷却水通路内の冷却水とバイパス通路内の冷却水とを混合し、その制御弁の開弁後のエンジン水温とバイパス水温との差から水温センサの異常を判定するようにしているので、水温センサの異常を、誤判定することなく正確に判定することができる。
本発明を適用するエンジンの冷却系の一例を示す概略構成図である。 図1の冷却系に用いる切替弁の構造を示す断面図である。なお、(A)では切替弁の閉弁状態を示し、(B)では切替弁の開弁状態を示している。 図1のエンジンの冷却系において、冷間中に冷却水通路を循環する冷却水の流れを示す図(A)、及び、エンジン半暖機状態のときに冷却水通路を循環する冷却水の流れを示す図(B)を併記して示す図である。 図1のエンジンの冷却系においてエンジン完全暖機時に冷却水路を循環する冷却水の流れを示す図である。 ECUが実行する水温センサ異常判定処理の一例を示すフローチャートである。 水温センサ異常判定処理の一例を示すタイミングチャートである。 切替弁の開弁を判定する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明を適用するエンジン1の冷却系(エンジン内水停止冷却系)について図1を参照して説明する。
この例の冷却系は、電動ウォータポンプ2、ラジエータ3、サーモスタット4、ヒータ5、排気熱回収器6、EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラ7、切替弁10、及び、これら機器に冷却水を循環する冷却水通路200などを備えている。
冷却水通路200は、冷却水(例えばLLC:Long Life Coolant)を、エンジン1、ラジエータ3及びサーモスタット4を経由して循環させるエンジン冷却水通路201と、冷却水を、EGRクーラ7、排気熱回収器6、ヒータ5及びサーモスタット4を経由して循環させるヒータ通路202とを備えている。そして、この例では、これらエンジン冷却水通路201とヒータ通路202との冷却水循環に、1台の電動ウォータポンプ(電動WP)2を併用している。
エンジン1は、コンベンショナル車両やハイブリッド車両などに搭載されるガソリンエンジンやディーゼルエンジン等であって、シリンダブロック及びシリンダヘッドにウォータジャケット(図示せず)が設けられている。エンジン1には、冷却水出口(シリンダヘッドのウォータジャケット出口)1bの水温を検出するエンジン水温センサ21が配置されている。また、エンジン1の吸気通路には吸入空気の温度を検出する吸気温センサ23が配置されている。さらに、エンジン1には、出力軸であるクランクシャフトの回転数(エンジン回転数)を検出するエンジン回転数センサ24が配置されている。これらエンジン水温センサ21、吸気温センサ23及びエンジン回転数センサ24の各出力信号はECU(Electronic Control Unit)300に入力される。
また、この例のエンジン1においては、ブロックヒータ8を着脱自在に装着することが可能となっており、そのブロックヒータ8をエンジン1に装着した状態で、ブロックヒータ8への通電(商用電源からの電力供給)を行うことにより、エンジン停止中にエンジン1内(ウォータジャケット内)の冷却水を暖めておくことができる。このようにしてエンジン停止中にエンジン1内の冷却水を暖めておくことにより、エンジン1の始動時の燃焼状態が良くなってエンジン始動性が向上する。
電動ウォータポンプ2は、電動モータの回転数を制御することにより吐出流量(吐出圧)を可変に設定することが可能なウォータポンプであって、吐出口がエンジン1の冷却水入口(ウォータジャケットの入口)1aに連通するように配設されている。電動ウォータポンプ2の作動はECU300によって制御される。なお、電動ウォータポンプ2は、エンジン1の始動に伴って駆動され、エンジン1の運転状態等に応じて吐出流量が制御される。
サーモスタット4は、例えば感温部のサーモワックスの膨張・収縮によって作動する弁装置であって、冷却水温が比較的低い場合は、ラジエータ3と電動ウォータポンプ2との間の冷却水通路を遮断してラジエータ3(エンジン冷却水通路201)に冷却水を流さないようになっている。一方、エンジン1の暖機完了後、すなわち冷却水温度が比較的高い場合には、その冷却水温に応じてサーモスタット4が作動(開弁)してラジエータ3に冷却水の一部が流れることにより、冷却水が回収した熱がラジエータ3から大気に放出される。なお、この例において、サーモスタット4は、上記感温部の周辺水温(≒ワックス温度)が、後述する切替弁10の開弁温度(例えば70℃)よりも高い水温(例えば82℃以上)になったときに開弁するように設定されている。
ヒータ通路202は、エンジン1をバイパスするバイパス通路である。ヒータ通路202には、冷却水流れの上流側から、EGRクーラ7、排気熱回収器6、及び、ヒータ5が直列に接続されており、電動ウォータポンプ2から吐出した冷却水が、[EGRクーラ7→排気熱回収器6→ヒータ5→サーモスタット4→電動ウォータポンプ2]の順で循環する。ヒータ通路202には、EGRクーラ7と排気熱回収器6との間にヒータ接続通路202aが接続されている。このヒータ接続通路202aは切替弁10を介してエンジン1の冷却水出口(シリンダヘッドのウォータジャケット出口)1bに接続されている。切替弁(制御弁)10はヒータ接続通路202aを開閉する。切替弁10の詳細については後述する。
ヒータ5は、冷却水の熱を利用して車室内を暖房するための熱交換器であって、エアコンディショナの送風ダクトに臨んで配置されている。つまり、車室内の暖房時(ヒータon時)には送風ダクト内を流れる空調風をヒータ5(ヒータコア)に通過させて温風として車室内に供給する一方、それ以外(例えば冷房時)のとき(ヒータoff時)には空調風がヒータ5をバイパスするようになっている。ヒータ5には、ヒータ入口水温センサ22が配置されている。このヒータ入口水温センサ22の出力信号はECU300に入力される。なお、ヒータ5の入口水温は、ヒータ通路202(バイパス通路)を流れる冷却水の温度と同等であるので、上記ヒータ入口水温センサ22がバイパス水温センサに相当する。
排気熱回収器6は、エンジン1の排気通路に配置され、排気ガスの熱を冷却水によって回収するための熱交換器であって、その回収した熱はエンジン暖機や車室内暖房などに利用される。EGRクーラ7は、エンジン1の排気通路を流れる排気ガスの一部を吸気通路に還流させるEGR通路に配置され、このEGR通路を通過(還流)するEGRガスを冷却するための熱交換器である。
−切替弁−
次に、上記冷却系に用いる切替弁10について図2を参照して説明する。
この例の切替弁10は、ハウジング11、弁体12、圧縮コイルばね13、及び、感温部14などを備えている。
ハウジング11には、図1に示すエンジン1の冷却水出口(シリンダヘッドのウォータジャケット出口)1bに接続される冷却水入口11a、ラジエータ3に接続されるラジエータ接続口11b、及び、ヒータ接続口11cが設けられている。このヒータ接続口11cは、図1に示すヒータ接続通路202aを介してヒータ通路202に接続される。
ハウジング11の内部には、バルブシート(弁座)111とばね座112とが互いに対向する状態で設けられている。これらバブルシート111とばね座112との間の空間(弁体12の上流側の空間)が水導入部11dとなっている。この水導入部11dに上記冷却水入口11aが連通しており、その水導入部11dを介してラジエータ接続口11bが冷却水入11aに連通している。また、弁体12の下流側の空間が水導出部11eとなっており、この水導出部11eに上記ヒータ接続口11cが連通している。
弁体12は、上記ハウジング11の内部で上記バルブシート111とばね座112との間に、そのバルブシート111に対し接離可能に配設されている。この弁体12と後述する感温部14のケース141とは一体化されている。また、弁体12とばね座112との間には圧縮コイルばね13が挟み込まれており、その圧縮コイルばね13の弾性力によって弁体12がバブルシート111に向けて付勢されている。
感温部(感温アクチュエータ)14はケース141及びロッド142を備えている。ロッド142は、弁体12の開閉方向に沿って延びる棒状の部材であって、ケース141に摺動自在に配設されている。ロッド142は弁体12を貫通しており、このロッド142に対し弁体12が開閉方向に摺動可能となっている。また、ロッド142の先端部はハウジング11の壁体11f(冷却水入口11aとは反対側の壁体)を貫通しており、その先端部がロッド保持部材16によって保持されている。
感温部14のケース141内には、感温部14の周辺水温(以下、切替弁周辺水温ともいう)の変化(ワックス温度変化)によって膨張・収縮するサーモワックス143が充填されており、このサーモワックス143の膨張・収縮によりロッド142のケース141に対する突出量が変化するようになっている。なお、サーモワックス143はゴム等からなるシール材144内に収容されている。
そして、以上の構造の切替弁10において、切替弁周辺水温(≒ワックス温度)Tvwが所定値(この例では70℃)よりも低いときには、ケース141からのロッド142の突出量が小さい(ケース141内へのロッド142の没入量が大きい)状態となり、弁体12がバルブシート111に圧縮コイルばね13の弾性力によって着座(閉弁)する(図2(A))。このような閉弁状態から、切替弁周辺水温Tvwが上記所定値以上(70℃以上)になると、感温部14のサーモワックス143が膨張する。このサーモワックス143の膨張により、ケース141からのロッド142の突き出し量が大きくなって、感温部14の全体つまり弁体12が圧縮コイルばね13の弾性力に抗してバブルシート111から離れる向きに移動して弁体12がバブルシート111から離座(開弁)する(図2(B))。
このように、この例の切替弁10は、切替弁周辺水温Tvwが所定値(70℃)よりも低いときには閉弁状態となり、図1に示すエンジン1の冷却水出口1b(エンジン冷却水通路201)とヒータ通路202とが遮断される(エンジン冷却水通路とバイパス通路との冷却水の循環が制限される)。一方、切替弁周辺水温Tvwが所定値以上(70℃以上)であるときには開弁状態となり、図1に示すエンジン1の冷却水出口1b(エンジン冷却水通路201)とヒータ通路202とが連通する。なお、冷却水入口11aとラジエータ接続口11bとは連通しているが、図1に示すサーモスタット4が閉弁状態であるときには、冷却水入口11aに流入した冷却水はラジエータ接続口11bには流れない。
ここで、この例の切替弁10においては、感温部14の内部に電気ヒータ15が埋め込まれており、この電気ヒータ15への通電により発生する熱によってサーモワックス143を溶かすことにより、切替弁10を強制的に開弁状態にすることもできる。このヒータ通電による切替弁10の開弁は、後述する水温センサ異常判定処理(2回目のラショナリティ判定の際)などにおいて行われる。なお、切替弁10の電気ヒータ15は切替弁コントローラ(図示せず)によって作動される。切替弁コントローラはECU300からの開弁要求に応じて切替弁10の電気ヒータ15への通電を行う。
−冷却系の動作説明−
図1に示すエンジン1の冷却系の冷却水通路を循環する冷却水の流れについて図3及び図4を参照して説明する。
まず、冷間中は、切替弁10の感温部14の周辺水温Tvwが低い(70℃未満)ので切替弁10が閉弁状態となり、エンジン1内(ウォータジャケット内)の冷却水の流通が停止される(エンジン内水停止)。これによりエンジン1が早期に暖機される。また、切替弁10が閉弁状態のときには、図3(A)に示すように、電動ウォータポンプ2の作動によりヒータ通路202内に冷却水が循環し、冷却水が[電動ウォータポンプ2→EGRクーラ7→排気熱回収器6→ヒータ5→サーモスタット4→電動ウォータポンプ2]の順で流れる。このような早期暖機中に、暖房の要求があるときには、排気熱回収器6にて回収した熱にてヒータ5に必要な熱量を賄うようにすればよい。
次に、エンジン1が半暖機状態になり、切替弁10の感温部14の周辺水温Tvwが所定以上(70℃以上)になると切替弁10が開弁する。切替弁10が開弁すると、図3(B)に示すように、上記ヒータ通路202内の冷却水循環に加えて、冷却水が、[電動ウォータポンプ2→エンジン1の冷却水入口1a→エンジン1内(ウォータジャケット内)→エンジン1の冷却水出口1b→切替弁10→ヒータ接続通路202a]の順で流れてエンジン1が冷却される。また、切替弁10が開弁状態になると、エンジン冷却水通路201内(エンジン1内)の冷却水とヒータ通路(バイパス通路)202内の冷却水とが混合される。
そして、エンジン1が完全暖機状態になると、図4に示すように、サーモスタット4が作動(開弁)してラジエータ3に冷却水の一部が流れるようになり、冷却水が回収した熱がラジエータ3から大気に放出される。
−ECU−
次に、ECU300について説明する。ECU300は、CPU、ROM、RAM及びバックアップRAMなどを備えている。ROMには、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPUは、ROMに記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。また、RAMはCPUでの演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAMはエンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
ECU300には、図1に示すように、エンジン水温センサ21、吸気温センサ23、及び、エンジン回転数センサ24を含むエンジン1の運転状態を検出する各種センサが接続されている。また、ECU300にはヒータ入口水温センサ22及びイグニッションスイッチ(図示せず)等が接続されている。
そして、ECU300は、エンジン運転状態を検出する各種センサの出力信号に基づいて、エンジン1のスロットルバルブの開度制御、燃料噴射量制御(インジェクタの開閉制御)などを含むエンジン1の各種制御を実行する。また、ECU300は、下記の「水温センサ異常判定処理」を実行する。
−水温センサ異常判定処理−
[判定処理例1]
エンジン水温センサ21の異常判定処理の一例について図5のフローチャートを参照して説明する。この図5の処理ルーチンはECU300において実行される。
なお、図5の処理ルーチンの実行中において、ECU300は、エンジン水温センサ21、ヒータ入口水温センサ22及び吸気温センサ23の各出力信号から、エンジン水温thw1、ヒータ入口水温thw2、及び、吸気温thaを逐次認識(例えば、数msec〜数十msecの周期で認識)している。
図5に示す処理ルーチンはイグニッションスイッチがON操作された時点(IG−ON)で開始される。図5の処理ルーチンが開始されると、まずはステップST101において、エンジン始動前(IG−ONからエンジン始動(初爆)まで)のエンジン水温thw1の平均値、及び、吸気温thaの平均値を算出する。
ステップST102では、エンジン水温thw1と吸気温thaとのラショナリティ(rationality:合理性)判定により、エンジン水温センサ21の正常を判定する。具体的には、上記ステップST101で算出したエンジン水温thw1の平均値と吸気温thaの平均値との温度差Δtavを算出し、その温度差Δtavが所定の範囲内であるか否かを判定する。この例では、[−20℃≦Δtav≦20℃]であるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定(YES)である場合は、エンジン水温センサ21が正常であると判定する(ステップST111)。ステップST102の判定結果が否定判定(NO)である場合(|Δtav|>20℃)はステップST103に進む。
ここで、上記ステップST102の判定結果が否定判定(NO)である場合には、「エンジン水温センサ21の異常」または「ブロックヒータ8の装着時」のいずれの状況であるのかを判別することはできない。そこで、この例では、エンジン水温thw1とヒータ入口水温thw2とのラショナリティ判定により、エンジン水温センサ21の正常/異常を判定する。この判定処理については後述する。なお、ラショナリティ判定とは、複数のセンサ値(温度検出値)が同等になるべき状況のときに、それら複数のセンサ値(温度検出値)が同等になっているか否かを確認するロジックである。
上記ステップST102の判定結果が否定判定(NO)である場合は、上記切替弁コントローラに開弁要求を行って、切替弁10の電気ヒータ15への通電を開始する(ステップST103)。なお、ECU300は、切替弁10の電気ヒータ15への通電を開始した時点からの経過時間をカウントしている。
次に、ステップST104において「切替弁閉故障なし」であるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定(YES)である場合はステップST105に進む。ステップST104の判定結果が否定判定(NO)である場合は、エンジン水温センサ21の正常/異常判定は行わない(ステップST113:未判定)。
ここで、上記ステップST104の判定処理の一例について具体的に説明する。切替弁10に閉故障が発生している場合には、ヒータ通電を行っても、エンジン冷却水通路202内(エンジン1内)の冷却水とヒータ通路202内の冷却水が混合しないので、ヒータ入口水温センサ22にて検出されるヒータ入口水温thw2の上昇量(変化率)は排気熱回収器6にて回収される熱に相当する分であり、切替弁10が正常である場合(エンジン1の高温水が混合した場合)の上昇量(変化率)と比較して小さくなる。このような点を利用し、ヒータ通電後にヒータ入口水温センサ22にて検出されるヒータ入口水温thw2の上昇量(℃/sec)が所定値以上である場合は、「切替弁閉故障なし」と判定してステップST105に進む。ヒータ入口水温センサ22の正常判定については後述する。
なお、切替弁10にリフト量を検出するセンサが搭載されている場合は、そのリフト量センサの検出値から「切替弁の閉故障」を判定するようにしてもよい。
ステップST105では、エンジン始動後から15秒経過するまでの間の吸気温thaの最小値を採取して、その間(15秒間)における吸気温低下量を算出する。
ステップST106では、「日射による影響なし」であるか否かを判定する。その判定結果が肯定判定(YES)である場合はステップST107に進む。ステップST106の判定結果が否定判定(NO)である場合は、エンジン水温センサ21の正常/異常判定は行わない(ステップST113:未判定)。つまり、日射による影響がある場合(日射によりエンジンコンパートメント内が暖められている場合)は、吸気温thaとエンジン水温thw1とが異なる状況となるので、エンジン水温センサ21の異常を誤判定する可能性があるため判定は行わない。
次に、上記ステップST106の判定処理について具体的に説明する。まず、日射によりエンジンコンパートメント内が暖められていると(日射による影響があると)、トリップ(エンジン始動時から停止時までの期間)の初期において実際の吸気温が高い状況となり、エンジン始動後に吸気温センサ23にて検出される吸気温thaが低下する(エンジン始動後に外気が吸気通路に流入するようになると吸気温thaは低下する)。これに対し、日射による影響がない場合はエンジン始動後の吸気温thaの低下は少ない(もしくは吸気温thaの低下は生じない)。このような点を考慮して、この例では、ステップST106において、上記ステップST105で算出した吸気温低下量が5℃未満であるか否かを判定し、その判定結果が否定判定(NO)である場合(吸気温低下量≧5℃である場合)は判定を行わない(ステップST113)。ステップST106の判定結果が肯定判定(YES)である場合(吸気温低下量<5℃である場合)は、「日射による影響なし」と判定してステップST107に進む。なお、「日射による影響なし」と判定するための判定値は、「5℃」に以外の値であってもよい。
ステップST107では、上記切替弁10の電気ヒータ15への通電を開始した時点から水混合判定時間が経過した否かを判定する。このステップST107の処理に用いる「水混合判定時間」は、電気ヒータ15への通電開始から切替弁10が実際に開弁するまでの時間と、その切替弁10が開弁した後にエンジン冷却水通路201内(エンジン1内)の冷却水とヒータ通路202内の冷却水とが十分に混合するまでの時間とから適合する。
具体的には、切替弁10の電気ヒータ15への通電開始から切替弁10の開弁までに最も時間のかかる条件(例えばアイドル運転時でかつ低温環境下であるという条件)に基づいて、切替弁10の開弁に要する時間time1(図6参照)を実験・シミュレーション等によって適合する。また、エンジン冷却水通路201内(エンジン1内)の冷却水とヒータ通路202内の冷却水とが十分に混合するのに必要な時間time2(図6参照)については、切替弁10が開弁した後のエンジン1内の冷却水流量に反比例するので、この点を考慮して実験・シミュレーション等により適合する。このようにして適合した[開弁に要する時間time1」と[冷却水の混合に必要な時間time2]とを加算した値[time1+time2]を、上記ステップST107の判定処理に用いる「水混合判定時間」とする。
そして、電気ヒータ15への通電開始からの経過時間が上記水混合判定時間に達した時点(ステップST107の判定結果が肯定判定(YES)となった時点)で、切替弁開弁要求を解除し、切替弁10の電気ヒータ15への通電を停止(ステップST108)してステップST109に進む。
ステップST109では、ヒータ入口水温センサ22が正常であるか否かを判定する。具体的には、ヒータ入口水温thw2と吸気温thaとの差[thw2−tha]を算出し、その温度差[thw2−tha]が所定の範囲内であるか否かを判定する(thw2とthaとのラショナリティ判定)。この例では、[−20℃≦thw2−tha≦20℃]であるか否かを判定し、その判定結果が否定判定(NO)である場合(|thw2−tha|>20℃である場合)は、エンジン水温センサ21の正常/異常判定は行わない(ステップST113)。ステップST109の判定結果が肯定判定(YES)である場合(−20℃≦thw2−tha≦20℃である場合)、ヒータ入口水温センサ22は正常であると判断してステップST110に進む。
なお、ヒータ入口水温センサ22については、図1の構成から明らかなようにブロックヒータ8によって暖められることがないので、トリップ初期において、ヒータ入口水温thw2と吸気温thaとのラショナリティ判定により、ヒータ入口水温センサ22の正常を判定することができる。また、ヒータ入口水温thw2と吸気温thaとのラショナリティ判定が正常であると、吸気温センサ23も正常であると言える。
ステップST110においては、エンジン水温thw1とヒータ入口水温thw2とのラショナリティ判定により、エンジン水温センサ21の正常/異常を判定する。
具体的には、エンジン水温thw1とヒータ入口水温thw2との温度差[thw1−thw2]を算出し、その温度差[thw1−thw2]が所定の範囲内であるか否かを判定する。この例では、[−20℃≦thw1−thw2≦20℃]であるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定(YES)である場合は、エンジン水温センサ21が正常であると判定する(ステップST111)。ステップST110の判定結果が否定判定(NO)である場合(|thw1−thw2|>20℃である場合)は、エンジン水温センサ21が異常であると判定する(ステップST112)。
次に、上記ステップST110の判定処理について図6を参照して具体的に説明する。なお、図6には、エンジン水温センサ21及びヒータ入口水温センサ22が正常な場合の各水温検出値thw1,thw2の変化を示している。
まず、エンジン始動後で切替弁10が閉弁状態(エンジン内水停止状態)である場合、エンジン水温thwr1(実際のエンジン水温)はエンジン暖機に伴って大きく上昇していくのに対し、ヒータ入口水温thwr2(実際のヒータ入口水温)の温度上昇の度合いは低い(例えば、排気熱回収器6による加熱による温度上昇程度である)ので、これら実際のエンジン水温thwr1と実際のヒータ入口水温thwr2とは乖離する(図6の水温検出値thw1,thw2参照)。
次に、切替弁10の電気ヒータ15への通電を開始して、切替弁10が実際に開いていくと、実際のエンジン水温thwr1と実際のヒータ入口水温thwr2とは互いに近づいていく。そして、エンジン冷却水通路201内(エンジン1内)の冷却水とヒータ通路202内の冷却水が十分に混合された状態になると、実際のエンジン水温thwr1と実際のヒータ入口水温thwr2とは略同等な温度になる。このとき、エンジン水温センサ21が正常であれば(ヒータ入口水温センサ22についてはステップST109で正常判定を行っている)、図6に示すように、エンジン水温センサ21にて検出されるエンジン水温thw1と、ヒータ入口水温センサ22にて検出されるヒータ入口水温thw2とが近い値(もしくは同等な値)となる。これに対し、エンジン水温センサ21が異常であると、エンジン1内の冷却水とヒータ通路202内の冷却水とが十分に混合された状態になっても、ヒータ入口水温センサ22にて検出されるヒータ入口水温thw2に対し、エンジン水温センサ21にて検出されるエンジン水温thw1が乖離する。
このような点に着目して、この例では、エンジン1内の冷却水とヒータ通路202内の冷却水とが十分に混合されたときの、エンジン水温thw1(検出値)とヒータ入口水温thw2(検出値)との差が所定範囲内[−20℃≦thw1−thw2≦20℃]である場合には、エンジン水温センサ21が正常であると判定し、それら2つの水温の温度差が[|thw1−thw2|>20℃]である場合はエンジン水温センサ21は異常であると判定する。
そして、このようにエンジン水温thw1と吸気温thaとのラショナリティ判定(1回目の判定)により、エンジン水温センサ21の正常でないと判定した場合(「エンジン水温センサ21の異常」または「ブロックヒータ8の装着時」のいずれの状況であるのかを判別することはできない場合)には、2回目のラショナリティ判定、つまり、エンジン水温thw1とヒータ入口水温thw2とのラショナリティ判定を行うことで、エンジン水温センサ21の正常/異常を判定することができる。
以上説明したように、この例の異常判定処理によれば、吸気温センサ23にて検出される吸気温tha(エンジンの周囲の雰囲気温度に相当)とエンジン水温センサ21にて検出されるエンジン水温thw1との温度差が所定値よりも大きいときに切替弁10を開弁し、エンジン冷却水通路201内(エンジン1内)の冷却水とヒータ通路202内の冷却水とを混合して(エンジン1内に冷却水を流して)、エンジン水温センサ21とヒータ入口水温センサ22との水温環境を同等にした状態で、それら2つ水温センサ21,22によって検出されるエンジン水温thw1とヒータ入口水温thw2との温度差に基づいてエンジン水温センサ21の判定を行っているので、エンジン水温センサ21の異常を、誤判定することなく正確に判定することができる。
なお、以上の例では、イグニッションスイッチがON操作された時点(IG−ON)で図5の処理ルーチンを開始するようにしているが、エンジン1が搭載される車両がハイブリッド車両である場合、エンジン始動要求があったときに、図5の処理ルーチンを開始するようにしてもよい。
[判定処理例2]
以上の例では、切替弁10の電気ヒータ15への通電を開始してから一定時間(time1)が経過した時点で切替弁10が開弁したと判定しているが、これに替えて、切替弁10の感温部14の周辺水温Tvwを推定し、その切替弁周辺水温Tvwの推定値から切替弁10の開弁を判定するようにしてもよい。
その具体的な例(開弁判定処理)について図7のフローチャートを参照して説明する。この図7の処理ルーチンはECU300において実行される。
まず、ステップST201では、エンジン回転数センサ24の出力信号から算出されるエンジン回転数Ne及び負荷率klに基づいて、予め実験・シミュレーション等によって適合されたマップを参照してエンジン1内の冷却損失Qwを算出する。なお、負荷率klは、例えば、最大機関負荷に対する現在の負荷割合を示す値として、エンジン回転数Ne及び吸気圧に基づきマップ等を参照して算出することができる。
ステップST202では、上記ステップST201で算出した冷却損失Qwを用いて、下記の(1)式つまりエンジン水温thw1のラプラス変換式に基づいてエンジン水温thw1の推定値を算出する。次に、ステップST203において、上記ステップST202で算出したエンジン水温thw1の推定値を用いて下記の(2)式から、切替弁周辺水温Tvwの推定値を算出し、この切替弁周辺水温Tvwの推定値が、切替弁10の開弁温度(70℃)に達しているか否かを判定する(ステップST204)。
そして、以上のステップST201〜ステップST203の処理が、ステップST204の判定結果が肯定判定になるまで所定時間(例えば数msec〜数十msec)ごとに繰り返して実行され、ステップST204が肯定判定(YES)となった時点で、切替弁10が開弁したと判定する。そして、この開弁判定時点から、上記設定時間time2(切替弁10が開弁してから冷却水が十分に混合するのに必要な時間)が経過した後に、エンジン水温センサ21の正常/異常判定を行う(上記した図5のステップST110の判定処理を実行する)。
Figure 2012102687
ここで、上記(1)式のパラメータ[C、λ、L、A]は、エンジン1内水停止中における、シリンダヘッドのウォータジャケット内の最高温度部分周辺の水の塊を想定して適合した値が設定される。
以上のように、この例の開弁判定処理によれば、切替弁周辺水温Tvwの推定値から切替弁10の開弁を判定しているので、上記した[判定処理例1]の開弁判定処理、つまり電気ヒータ15への通電開始からの経過時間で切替弁10の開弁を判定する場合と比較して、エンジン水温センサ21の2回目のラショナリティ判定を短時間で実施することができる。
すなわち、上記[判定処理例1]においては、実際には切替弁10が開弁していないのに「開弁した」と誤判定することを防止するために、切替弁10の開弁までに最も時間のかかる条件(例えば、アイドル運転時でかつ低温環境下であるという条件)に基づいて水混合判定時間を適合しているが、このような適合ではマージンが大きすぎるため、エンジン水温センサ21の2回目のラショナリティ判定までの時間がどうしても長くなってしまう。これに対し、切替弁周辺水温Tvwの推定値が切替弁10の開弁温度(70℃)になったときに開弁したと判定することで、切替弁10の実際の開弁に応じて開弁判定を行うことができる。これによって、上記したマージンを見込む必要がなくなるので、上記ラショナリティ判定(2回目)までの時間を短くすることが可能になる。
なお、この例の開弁判定処理において、エンジン水温センサ21にて検出される水温検出値を用いずに、エンジン水温thw1の推定値を用いている理由は、エンジン水温センサ21に異常の疑いがある状況のときに、そのエンジン水温センサ21にて検出されるエンジン水温検出値から切替弁周辺水温Tvwを推定すると、切替弁10の開弁判定の信頼性が悪くなるためである。
また、この例の開弁判定処理では、上記(1)式及び(2)式から切替弁周辺水温Tvwの推定値を算出しているが、これに限られることなく、他の手法で切替弁周辺水温Tvwの推定値を算出するようにしてもよい。例えば、エンジン回転数Ne及び負荷率klをパラメータとして、エンジン1の冷却水出口1bの水温を実験・シミュレーション等によって取得し、その結果を基に切替弁周辺水温Tvwの推定値をシミュレーション等により適合してマップ化しておく。そして、実際のエンジン回転数Ne及び負荷率klに基づいて上記マップを参照して、切替弁周辺水温Tvwの推定値を算出するようにしてもよい。
−他の実施形態−
以上の例では、エンジン水温センサ21のラショナリティ判定(2回目)に、ヒータ入口水温センサ22を用いているが、本発明はこれに限られることなく、ヒータ通路(バイパス通路)202を流通する冷却水の温度を検出する他の水温センサであってもよい。
以上の例では、エンジン冷却水通路とヒータ通路(バイパス通路)との冷却水の循環を制限する制御弁として、弁体に変位を与える感温部を有する切替弁10を用いているが、本発明はこれに限られることなく、例えばソレノイドなどの他のアクチュエータにより開閉する制御弁を用いてもよい。
以上の例では、冷却水の循環に電動ウォータポンプを用いているが、本発明はこれに限られることなく、機械式ウォータポンプを冷却水循環に用いてもよい。
以上の例では、熱交換器としてヒータ、排気熱回収器及びEGRクーラが組み込まれた冷却系に本発明を適用した例を示したが、例えば、ATF(Automatic Transmission fluid)ウォーマ、ATFクーラなどの他の熱交換器が組み込まれた冷却系にも本発明を適用できる。
本発明は、車両等に搭載されるエンジン(内燃機関)の冷却水の温度を検出する水温センサの異常を判定する水温センサ異常判定装置に利用することができる。
1 エンジン
1b 冷却水出口
2 電動ウォータポンプ
3 ラジエータ
4 サーモスタット
5 ヒータ
6 排気熱回収器
7 EGRクーラ
8 ブロックヒータ
10 切替弁(制御弁)
12 弁体
14 感温部
143 サーモワックス
15 電気ヒータ
21 エンジン水温センサ
22 ヒータ入口水温センサ(バイパス水温センサ)
23 吸気温センサ
201 エンジン冷却水通路
202 ヒータ通路(バイパス通路)
202a ヒータ接続通路
300 ECU

Claims (3)

  1. エンジン冷却水通路と、エンジンをバイパスするバイパス通路と、前記エンジン冷却水通路と前記バイパス通路との冷却水の循環を制限する制御弁と、前記エンジン冷却水通路の水温を検出するエンジン水温センサと、前記バイパス通路の水温を検出するバイパス水温センサとを備えた冷却系に適用され、前記エンジン水温センサの異常を判定する水温センサ異常判定装置であって、
    前記エンジンの周囲の雰囲気温度と、前記エンジン水温センサにて検出されるエンジン水温との差が所定値よりも大きいときに前記制御弁を開弁し、その制御弁の開弁後のエンジン水温とバイパス水温との差が所定値以下である場合は前記エンジン水温センサが正常であると判定し、前記エンジン水温とバイパス水温との差が前記所定値よりも大きい場合には前記エンジン水温センサが異常であると判定する判定手段を備えていることを特徴とする水温センサ異常判定装置。
  2. 請求項1記載の水温センサ異常判定装置において、
    前記制御弁は、弁体に変位を与える感温部を有する感温動作弁であって、前記制御弁の周辺水温の推定値が当該制御弁の開弁温度以上となったときに、前記制御弁が開弁したと判定する開弁判定手段を備えていることを特徴とする水温センサ異常判定装置。
  3. 請求項1または2記載の水温センサ異常判定装置において、
    前記制御弁が開弁してから所定時間経過した後に、前記判定手段によるエンジン水温センサの判定を実行することを特徴とする水温センサ異常判定装置。
JP2010253207A 2010-11-11 2010-11-11 水温センサ異常判定装置 Expired - Fee Related JP5136623B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010253207A JP5136623B2 (ja) 2010-11-11 2010-11-11 水温センサ異常判定装置
EP11802787.9A EP2638263B1 (en) 2010-11-11 2011-11-08 Abnormality determination apparatus and abnormality determination method for coolant temperature sensor, and engine cooling system
PCT/IB2011/002625 WO2012063113A1 (en) 2010-11-11 2011-11-08 Abnormality determination apparatus and abnormality determination method for coolant temperature sensor, and engine cooling system
US13/879,185 US9261012B2 (en) 2010-11-11 2011-11-08 Abnormality determination apparatus and abnormality determination method for coolant temperature sensor, and engine cooling system
CN201180054131.2A CN103201477B (zh) 2010-11-11 2011-11-08 冷却液温度传感器的异常判定设备和异常判定方法及发动机冷却系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010253207A JP5136623B2 (ja) 2010-11-11 2010-11-11 水温センサ異常判定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012102687A true JP2012102687A (ja) 2012-05-31
JP5136623B2 JP5136623B2 (ja) 2013-02-06

Family

ID=45422321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010253207A Expired - Fee Related JP5136623B2 (ja) 2010-11-11 2010-11-11 水温センサ異常判定装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9261012B2 (ja)
EP (1) EP2638263B1 (ja)
JP (1) JP5136623B2 (ja)
CN (1) CN103201477B (ja)
WO (1) WO2012063113A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020344A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Isuzu Motors Ltd 可変流量型ポンプの制御装置
WO2014091695A1 (ja) 2012-12-13 2014-06-19 日野自動車株式会社 水温センサのバックアップシステム
JP2016160852A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の温度制御装置
JP2017141763A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 日野自動車株式会社 冷却水温度センサーの異常判定装置
CN107407188A (zh) * 2015-03-06 2017-11-28 日立汽车系统株式会社 车辆用内燃机的冷却装置及控制方法
CN109386374A (zh) * 2018-12-18 2019-02-26 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种发动机水温传感器诊断方法及模块

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012165564A (ja) * 2011-02-07 2012-08-30 Toyota Motor Corp 車両の異常診断装置および車両の異常診断方法
SE536466C2 (sv) * 2012-04-05 2013-11-26 Scania Cv Ab Termostatanordning och kylsystem
WO2014178112A1 (ja) * 2013-04-30 2014-11-06 トヨタ自動車株式会社 冷却水制御装置
US10450938B2 (en) * 2014-05-23 2019-10-22 Nissan Motor Co., Ltd. Cooling circuit for internal combustion engines
JP6264348B2 (ja) * 2015-09-15 2018-01-24 トヨタ自動車株式会社 エンジン冷却装置
DE102016118672B3 (de) * 2016-09-30 2017-10-05 Webasto SE Verfahren und Zusatzsteuergerät zur Kaltstartoptimierung eines Verbrennungsmotors
US10450940B2 (en) * 2017-04-21 2019-10-22 GM Global Technology Operations LLC Coolant control systems and methods to prevent over temperature
KR102440603B1 (ko) * 2017-10-24 2022-09-05 현대자동차 주식회사 이지알 쿨러를 구비한 엔진 냉각시스템
US10688984B2 (en) * 2018-01-30 2020-06-23 Ford Global Technologies, Llc Ambient temperature sensor rationality check
GB2574625B (en) * 2018-06-13 2020-09-09 Delphi Automotive Systems Lux Method to determine the use of a block heater
CN110375888B (zh) * 2019-07-01 2021-04-27 中国第一汽车股份有限公司 冷却液温度传感器的诊断方法、装置、车辆和存储介质
FR3098153B1 (fr) * 2019-07-02 2021-06-18 Psa Automobiles Sa Procede de verification d’une mesure de temperature dans un circuit caloporteur d’un moteur thermique
CN111864312A (zh) * 2019-09-06 2020-10-30 博格华纳排放系统(宁波)有限公司 新能源车用电池包加热器
KR20210049492A (ko) * 2019-10-25 2021-05-06 현대자동차주식회사 통합유량제어 밸브를 적용한 차량 열관리 시스템 및 냉각회로 제어 방법
KR20210049490A (ko) 2019-10-25 2021-05-06 현대자동차주식회사 통합유량제어 밸브를 적용한 차량 열관리 시스템 및 냉각회로 제어 방법
KR20210049494A (ko) * 2019-10-25 2021-05-06 현대자동차주식회사 통합유량제어 밸브를 적용한 차량 열관리 시스템 및 냉각회로 제어 방법
KR20210049491A (ko) 2019-10-25 2021-05-06 현대자동차주식회사 통합유량제어 밸브를 적용한 차량 열관리 시스템 및 냉각회로 제어 방법
KR20210049493A (ko) 2019-10-25 2021-05-06 현대자동차주식회사 통합유량제어 밸브를 적용한 차량 열관리 시스템 및 냉각회로 제어 방법
KR20210096853A (ko) * 2020-01-29 2021-08-06 현대자동차주식회사 2포트 방식 통합유량제어 밸브를 이용한 차량 열관리 시스템 및 냉각회로제어 방법
CN111412062B (zh) * 2020-03-31 2021-07-06 东风汽车集团有限公司 一种发动机冷却液温度传感器信号合理性诊断方法
US11414082B2 (en) * 2020-08-18 2022-08-16 Paccar Inc Estimating ambient air temperature and diagnosing sensor failure using intercooler efficiency
KR20220038993A (ko) * 2020-09-21 2022-03-29 현대자동차주식회사 냉각수온 기반 엔진과열방지 방법 및 엔진 시스템
JP2022108686A (ja) * 2021-01-13 2022-07-26 本田技研工業株式会社 車両用温調システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150266A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Toyota Motor Corp 内燃機関の冷却水制御装置

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2841555A1 (de) * 1978-09-23 1980-04-03 Audi Nsu Auto Union Ag Fluessigkeitsgekuehlte brennkraftmaschine
DE3824133A1 (de) * 1988-07-15 1990-01-18 Schatz Oskar Verfahren zum betrieb eines verbrennungsmotors
JP2516188B2 (ja) * 1988-09-22 1996-07-10 本田技研工業株式会社 温度センサの異常処理装置
JPH05280395A (ja) * 1992-03-30 1993-10-26 Fuji Heavy Ind Ltd 空燃比制御系の異常検出方法
GB9324723D0 (en) * 1993-12-02 1994-01-19 Amot Controls Ltd Turbocharger control apparatus
DE19818030C2 (de) * 1998-04-22 2003-12-18 Schatz Thermo System Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben eines Kühlmittelkreises einer Brennkraftmaschine
DE10014752B4 (de) * 2000-03-24 2013-04-04 Volkswagen Ag Verfahren und Vorrichtung zur Überwachung eines Thermostatventils
US6539899B1 (en) * 2002-02-11 2003-04-01 Visteon Global Technologies, Inc. Rotary valve for single-point coolant diversion in engine cooling system
JP3932035B2 (ja) * 2002-08-21 2007-06-20 株式会社デンソー 内燃機関の冷却系の異常診断装置
US6997143B2 (en) * 2003-12-12 2006-02-14 Visteon Global Technologies, Inc. Integrated heat exchange and fluid control device
US7267086B2 (en) * 2005-02-23 2007-09-11 Emp Advanced Development, Llc Thermal management system and method for a heat producing system
CN1884804A (zh) * 2005-06-22 2006-12-27 比亚迪股份有限公司 发动机水冷系统及冷却方法
JP2007192045A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Toyota Motor Corp 温度センサの異常検出装置
JP4826502B2 (ja) * 2007-02-23 2011-11-30 トヨタ自動車株式会社 冷却系システム
JP2008230422A (ja) 2007-03-20 2008-10-02 Toyota Motor Corp 車両の冷却装置
JP2008232031A (ja) 2007-03-20 2008-10-02 Toyota Motor Corp 排気熱回収装置
US7757649B2 (en) 2007-06-04 2010-07-20 Denso Corporation Controller, cooling system abnormality diagnosis device and block heater determination device of internal combustion engine
JP2008298059A (ja) 2007-06-04 2008-12-11 Denso Corp 内燃機関の冷却系異常診断装置及びブロックヒータ判定装置
JP4482901B2 (ja) * 2008-08-07 2010-06-16 株式会社デンソー 排気熱回収器の異常診断装置
CN101339081B (zh) * 2008-08-13 2010-11-03 华夏龙晖(北京)汽车电子科技有限公司 一种冷却液温度传感器故障应急处理方法
DE102009057586B4 (de) * 2009-12-09 2016-02-18 Continental Automotive Gmbh Verfahren zum Oberwachen eines Kühlmittel-Temperatursensors eines Kraftfahrzeugs mit einem Verbrennungsmotor und einer Zusatzheizung sowie Steuereinrichtung

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150266A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Toyota Motor Corp 内燃機関の冷却水制御装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020344A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Isuzu Motors Ltd 可変流量型ポンプの制御装置
WO2014091695A1 (ja) 2012-12-13 2014-06-19 日野自動車株式会社 水温センサのバックアップシステム
JP2014118828A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Hino Motors Ltd 水温センサのバックアップシステム
US9920682B2 (en) 2012-12-13 2018-03-20 Hino Motors, Ltd. Water-temperature-sensor backup system
JP2016160852A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の温度制御装置
CN107407188A (zh) * 2015-03-06 2017-11-28 日立汽车系统株式会社 车辆用内燃机的冷却装置及控制方法
CN107407188B (zh) * 2015-03-06 2019-11-22 日立汽车系统株式会社 车辆用内燃机的冷却装置及控制方法
JP2017141763A (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 日野自動車株式会社 冷却水温度センサーの異常判定装置
WO2017138601A1 (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 日野自動車 株式会社 冷却水温度センサーの異常判定装置
US10787953B2 (en) 2016-02-12 2020-09-29 Hino Motors, Ltd. Device for determining abnormalities of cooling water temperature sensors
CN109386374A (zh) * 2018-12-18 2019-02-26 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种发动机水温传感器诊断方法及模块

Also Published As

Publication number Publication date
CN103201477B (zh) 2015-05-13
WO2012063113A1 (en) 2012-05-18
JP5136623B2 (ja) 2013-02-06
US9261012B2 (en) 2016-02-16
US20130213324A1 (en) 2013-08-22
CN103201477A (zh) 2013-07-10
EP2638263B1 (en) 2014-05-14
EP2638263A1 (en) 2013-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5136623B2 (ja) 水温センサ異常判定装置
JP5218526B2 (ja) 水温センサ異常判定装置
EP1903193A1 (en) Engine cooler
JP4661767B2 (ja) エンジン冷却系の故障診断装置
JP4998537B2 (ja) 車両の冷却装置
JP5276636B2 (ja) 内燃機関温度制御システム
JP5839021B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
KR101632268B1 (ko) 냉각장치 및 그 제어방법
US10072619B2 (en) Apparatus for heating intake system for engine of vehicle by hot water
JP5578039B2 (ja) 切替弁故障判定装置
US8978599B2 (en) Cooling apparatus of internal combustion engine for vehicle
JP5665674B2 (ja) エンジンの冷却系および制御装置
JP2013047473A (ja) エンジン冷却装置
JP5569350B2 (ja) 切替弁故障判定装置
JP5189461B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2006046109A (ja) 蓄熱システムの故障診断装置
JP4075594B2 (ja) 内燃機関の蓄熱装置
JP2013002434A (ja) エンジンの冷却系および制御装置
JP2013092131A (ja) エンジン冷却装置
JP2006226264A (ja) 異常診断装置
JP2013096256A (ja) エンジン冷却装置
JP2013015070A (ja) エンジン冷却装置
JP2013024187A (ja) エンジン冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121016

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121029

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5136623

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees