JP2012088192A - センサ装置およびその製造方法 - Google Patents

センサ装置およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012088192A
JP2012088192A JP2010235519A JP2010235519A JP2012088192A JP 2012088192 A JP2012088192 A JP 2012088192A JP 2010235519 A JP2010235519 A JP 2010235519A JP 2010235519 A JP2010235519 A JP 2010235519A JP 2012088192 A JP2012088192 A JP 2012088192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
sensor chip
housing
lead
contact portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010235519A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5521971B2 (ja
Inventor
Hiroshi Naikegashima
寛 内ヶ島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2010235519A priority Critical patent/JP5521971B2/ja
Publication of JP2012088192A publication Critical patent/JP2012088192A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5521971B2 publication Critical patent/JP5521971B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

【課題】センサチップとリードとを簡易な構成にて確実に電気的に接続し得るセンサ装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】コネクタケース30には、ハウジング20との組み付け時に当該ハウジング20に取り付けられたセンサチップ40の接点部41の直上にて当該接点部41に近接する貫通孔34が形成されている。そして、リード32は、その一部が貫通孔34内に露出することで、当該貫通孔34に充填されるとともに接点部41に導通される導電性の充填部材35により、接点部41に電気的に接続される。
【選択図】図2

Description

本発明は、測定媒体の状態に応じた信号を出力可能なセンサチップを有するセンサ装置およびその製造方法に関するものである。
従来、測定媒体の状態に応じた信号を出力可能なセンサチップを有するセンサ装置として、下記特許文献1に開示される圧力センサが知られている。この圧力センサは、ターミナルピンを有するコネクタケースがハウジングに接合されて一体化されており、ターミナルピンと導通する配線部が半導体チップ(検出部)の近傍まで延びている。そして、コネクタケースのうち配線部および半導体チップに臨む位置に開口部が形成されており、この開口部を介して配線部と検出部とがワイヤボンディングされて電気的に接続される。そして、このような接続作業後に開口部をカバー部材により遮蔽することで、センサ内部の各部を保護している。これにより、バネ部材やフレキシブルプリント基板等の部品を用いることなく、コネクタケース側と検出部側とを接続している。
また、下記特許文献2に開示される圧力センサは、ガラス基板と、このガラス基板の第1面に一部が接合されたシリコン板とから構成されている。シリコン板の端部は枠体とされており、この枠体がその接合面にて外装ケースに固着されている。こうしたシリコン板の枠体とダイアフラム部との境界領域には、シリコン板を構成するシリコン基材の一部を薄肉化したことで振動を吸収する弾性部が形成されている。また、ガラス基板の一部には、第1面から第2面に向けて貫通する2つのコンタクトホールが形成され、これらコンタクトホール内には、例えばメタル材が充填された導通部が形成されている。そして、これら導通部にそれぞれ接合された接片が導電バネを介して圧力センサを制御する実装基板の配線パターンに接続されている。
特開2008−008829号公報 特開2006−153804号公報
ところで、上記特許文献1のように開口部を介してセンサチップ(半導体チップ)とリード(ターミナルピン)とを電気的に接続する構成では、電気的接続を容易にするために形成した開口部にセンサチップ等が配置されるように構成するだけでなく、当該開口部を遮蔽する作業工程が必要となり、組付作業が煩雑になるという問題がある。また、作業工程を簡易化するためにバネ部材やフレキシブルプリント基板等の部品を用いると、別部品を採用する分だけ製造コストが増加するだけでなく、振動に起因するフレキシブルプリント基板の破損やバネ部材の共振により電気的接続に関する信頼性が低下するという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、センサチップとリードとを簡易な構成にて確実に電気的に接続し得るセンサ装置およびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1のセンサ装置では、測定媒体の状態に応じた信号を出力可能なセンサチップと、前記センサチップが取り付けられて当該センサチップに前記測定媒体の状態を伝達するハウジングと、前記ハウジングに一体に組み付けられて、前記センサチップの接点部に電気的に接続されることで当該センサチップからの信号を取り出すリードを有するコネクタケースと、を備えるセンサ装置であって、前記コネクタケースには、前記ハウジングとの組み付け時に前記接点部の直上にて当該接点部に近接する貫通孔が形成され、前記リードは、その一部が前記貫通孔内に露出することで、当該貫通孔に充填されるとともに前記接点部に導通される導電性の充填部材により前記接点部に電気的に接続されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のセンサ装置において、前記貫通孔は、下側ほど開口が小さくなるように形成されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のセンサ装置において、前記リードは、前記コネクタケースの外郭を構成するコネクタ本体に対して、その一部が前記貫通孔内に露出するように一体成形されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のセンサ装置において、前記コネクタケースは、前記リードを複数備えるとともにこれら各リードに対応して前記貫通孔がそれぞれ形成され、各貫通孔の下端部には、前記ハウジングとの組み付け時に前記貫通孔に充填された前記充填部材と他の貫通孔に充填された充填部材との導通を防止するための仕切部がそれぞれ形成されることを特徴とする。
また、特許請求の範囲に記載の請求項5のセンサ装置の製造方法では、測定媒体の状態に応じた信号を出力可能なセンサチップと、前記センサチップが取り付けられて当該センサチップに前記測定媒体の状態を伝達するハウジングと、前記ハウジングに一体に組み付けられて、前記センサチップの接点部に電気的に接続されることで当該センサチップからの信号を取り出すリードを有するコネクタケースと、を備えるセンサ装置の製造方法であって、前記センサチップが取り付けられた前記ハウジングを用意する第1工程と、前記ハウジングとの組み付け時に前記接点部の直上にて当該接点部に近接する貫通孔が形成されこの貫通孔内に前記リードの一部が露出する前記コネクタケースを用意する第2工程と、前記コネクタケースを前記ハウジングに組み付ける第3工程と、前記貫通孔に導電性の充填部材を充填するとともにこの充填部材を前記接点部に導通させることで、前記リードと前記接点部とを電気的に接続する第4工程と、を備えることを特徴とする。
請求項1の発明では、コネクタケースには、ハウジングとの組み付け時に当該ハウジングに取り付けられたセンサチップの接点部の直上にて当該接点部に近接する貫通孔が形成されている。そして、リードは、その一部が貫通孔内に露出することで、当該貫通孔に充填されるとともに接点部に導通される導電性の充填部材により、接点部に電気的に接続される。
これにより、貫通孔に導電性の充填部材を充填して接点部に導通させるだけで、センサチップの接点部とリードとが電気的に接続されるので、センサチップとリードとを簡易な構成にて確実に電気的に接続することができる。
請求項2の発明では、貫通孔は、下側ほど開口が小さくなるように形成されるため、上側から流し込んだ充填部材が貫通孔内に隙間無く充填されやすくなり、センサチップとリードとをより確実に電気的に接続することができる。
請求項3の発明では、リードは、コネクタ本体に対して、その一部が貫通孔内に露出するように一体成形されるため、リードの一部が確実に貫通孔内に露出することとなり、この貫通孔に充填部材を充填することで、センサチップとリードとをより確実に電気的に接続することができる。
請求項4の発明では、コネクタケースには、各貫通孔の下端部に、ハウジングとの組み付け時に貫通孔に充填された充填部材と他の貫通孔に充填された充填部材との導通を防止するための仕切部がそれぞれ形成される。これにより、各リードに接続するべき接点部が近接する場合であっても、それぞれの貫通孔の下方から流出した充填部材が仕切部により仕切られて互いに導通しないので、各リード間の導通(短絡)を防止することができる。
請求項5の発明では、第1工程により、センサチップが取り付けられたハウジングが用意され、第2工程により、ハウジングとの組み付け時に接点部の直上にて当該接点部に近接する貫通孔が形成されこの貫通孔内にリードの一部が露出するコネクタケースが用意され、第3工程により、コネクタケースがハウジングに組み付けられ、第4工程により、貫通孔に導電性の充填部材を充填するとともにこの充填部材を接点部に導通させることで、リードと接点部とが電気的に接続される。
これにより、コネクタケースとがハウジングとを組み付けた後に、貫通孔に導電性の充填部材を充填して接点部に導通させるだけで、センサチップの接点部とリードとが電気的に接続されるので、センサチップとリードとを簡易な構成にて確実に電気的に接続することができる。
本実施形態に係る圧力センサの構成を概略的に示す断面図である。 コネクタケースの貫通孔近傍を拡大して示す断面図である。 図2の3−3線相当の切断面を概略的に示す断面図である。 圧力センサの製造工程の流れを説明する説明図である。 本実施形態の第1変形例に係るコネクタケースの貫通孔近傍を拡大して示す断面図である。 図5の6−6線相当の切断面を概略的に示す断面図である。 本実施形態の第2変形例に係るコネクタケースの貫通孔近傍を拡大して示す断面図である。
以下、本発明のセンサ装置を圧力センサ10に適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る圧力センサ10の構成を概略的に示す断面図である。図2は、コネクタケース30の貫通孔34近傍を拡大して示す断面図である。図3は、図2の3−3線相当の切断面を概略的に示す断面図である。なお、図1では、説明の便宜上、貫通孔34およびこの貫通孔34に露出するリード32の一組のみを拡大して誇張して示している。
圧力センサ10は、たとえば自動車に搭載され、燃料圧力、エンジンや駆動系の潤滑用オイル圧、あるいはエアコンの冷媒圧、さらには排気ガス圧等の圧力媒体の被測定圧力を検出する圧力センサ等に適用できる。
図1に示すように、圧力センサ10は、主に、圧力媒体の圧力に応じた電気信号を出力可能なセンサチップ40と、このセンサチップ40が取り付けられて当該センサチップ40に圧力媒体の圧力を伝達するハウジング20と、センサチップ40からの信号を取り出すための複数のリード32を有するコネクタケース30と、を備えている。
ハウジング20は、中空状の段付き円柱部材であり、ステンレスや炭素鋼、アルミニウムなどの金属を、切削加工やプレス加工などにて成形することにより作られるものである。このハウジング20の一端側の外周面には、燃料配管等の被測定体に締結させる締結部としてネジ部21が形成されている。
図1に示されるように、このハウジング20の一端側の端面中央には開口部22が形成されるとともに、この開口部22から他端側に延びる媒体導入通路23が形成されている。この媒体導入通路23は、被測定体から測定対象となる圧力を、開口部22を介してハウジング20内すなわち圧力センサ10内へ導入するための通路である。
また、ハウジング20の媒体導入通路23における他端側の先端位置において、ハウジング20が薄肉化されており、この薄肉化された部分によって圧力により変形可能なダイアフラム24が構成されている。そして、被測定体の圧力が開口部22から媒体導入通路23を通じてダイアフラム24に伝えられるようになっている。
このように、本実施形態では、ハウジング20は、媒体導入通路23を中空部とし、一端側に開口部22を有し、開口部22とは反対側の他端部がダイアフラム24により閉塞された閉塞部となっている有底筒状をなすものである。
また、ハウジング20における表面のうちダイアフラム24の位置においては、ダイアフラム24の変形に応じた電気信号を出力するセンサチップ40が取り付けられている。このセンサチップ40は、図示しないが、低融点ガラスを介したガラス接合などにより、ダイアフラム24の表面に接合されている。
センサチップ40は、例えばシリコン基板を用いて形成されており、このシリコン基板の表面に図示しない歪みゲージが備えられたものである。この歪みゲージは、たとえばP型不純物をドーピングして形成したホイートストンブリッジ状をなす。そして、媒体導入通路23から導入された圧力によってダイアフラム24が変形したときに、この変形に応じた当該歪みゲージ抵抗値の変化を電気信号に変換して各接点部41を介して出力するため、センサチップ40は、検出部として機能する。
コネクタケース30は、当該コネクタケース30の外郭を構成するコネクタ本体31を備えており、このコネクタ本体31は、PPS(ポリプロピレンサルファイド)などの樹脂を成形してなるものであり、金属などよりなる導電性の複数のリード32や当該コネクタケース30をハウジング20に溶接固定するための円筒部33が、インサート成形などにより一体に成形されている。当該コネクタケース30は、円筒部33の下端部がハウジング20の外周に設けられる円柱状の段部25に溶接接合等されることで、ダイアフラム24を取り囲むようにしてハウジング20と一体化される。
図2および図3に示すように、コネクタ本体31には、ハウジング20との組み付け時にセンサチップ40の各接点部41の直上にて当該各接点部41に近接する貫通孔34がそれぞれ形成されている。各貫通孔34は、下側ほど開口が小さくなるように形成されており、これら各貫通孔34内には、対応するリード32の下端部がそれぞれ露出している。
各貫通孔34内には、導電ゲル等の導電性の充填部材35がそれぞれ充填されており、これら各貫通孔34内に充填された充填部材35は、その下端部が当該貫通孔34に近接する接点部41に接触することで導通している。これにより、センサチップ40の各接点部41と対応するリード32とが充填部材35を介してそれぞれ電気的に接続される。
そして、各リード32の上端部が、図示しない外部コネクタなどに接続されることにより、圧力センサ10の外部にある相手側回路等へ配線部材を介して信号のやりとりが可能となるように電気的に接続されることとなる。
次に、上述のように構成される圧力センサ10の製造方法について、図4を参照して説明する。図4は、圧力センサ10の製造工程の流れを説明する説明図である。
まず、図4のステップS101のハウジング成形工程に応じて、上述のように形成されて、センサチップ40が取り付けられたハウジング20を用意する。
次に、ステップS103のコネクタケース成形工程に応じて、コネクタ本体31や各リード32等が一体に成形され、各貫通孔34が形成されてこれら各貫通孔34内にリード32の一部が露出するコネクタケース30を用意する。続いて、ステップS105の組付工程に応じて、コネクタケース30の円筒部33の下端部をハウジング20の段部25に溶接接合等することで、コネクタケース30をハウジング20に組み付ける。
そして、ステップS107の充填工程に応じて、各貫通孔34に対して上方から導電性の充填部材35を流し込んで充填する。このとき、充填部材35は、下方へ流れ込みながら当該貫通孔34内に充填され、貫通孔34から流れ出る一部の充填部材35がセンサチップ40の対応する接点部41に接触して導通する。貫通孔34内にはリード32の下端部が露出しているため、センサチップ40の各接点部41と対応するリード32とが充填部材35を介してそれぞれ電気的に接続されることとなる。
これにより、図1に示す圧力センサ10が完成する。
以上説明したように、本実施形態に係る圧力センサ10では、コネクタケース30には、ハウジング20との組み付け時に当該ハウジング20に取り付けられたセンサチップ40の接点部41の直上にて当該接点部41に近接する貫通孔34が形成されている。そして、リード32は、その一部が貫通孔34内に露出することで、当該貫通孔34に充填されるとともに接点部41に導通される導電性の充填部材35により、接点部41に電気的に接続される。
また、本実施形態に係る圧力センサ10の製造方法としては、ハウジング成形工程(第1工程)により、センサチップ40が取り付けられたハウジング20が用意され、コネクタケース成形工程(第2工程)により、貫通孔34が形成されこの貫通孔34内にリード32の一部が露出するコネクタケース30が用意され、組付工程(第3工程)により、コネクタケース30がハウジング20に組み付けられ、充填工程(第4工程)により、貫通孔34に導電性の充填部材35を充填するとともにこの充填部材35を接点部41に導通させることで、リード32と接点部41とが電気的に接続される。
これにより、貫通孔34に導電性の充填部材35を充填して接点部41に導通させるだけで、センサチップ40の接点部41とリード32とが電気的に接続されるので、センサチップ40とリード32とを簡易な構成にて確実に電気的に接続することができる。
また、本実施形態に係る圧力センサ10では、貫通孔34は、下側ほど開口が小さくなるように形成されるため、上側から流し込んだ充填部材35が貫通孔34内に隙間無く充填されやすくなり、センサチップ40とリード32とをより確実に電気的に接続することができる。
さらに、本実施形態に係る圧力センサ10では、リード32は、コネクタ本体31に対して、その一部が貫通孔34内に露出するように一体成形されるため、リード32の一部が確実に貫通孔34内に露出することとなり、この貫通孔34に充填部材35を充填することで、センサチップ40とリード32とをより確実に電気的に接続することができる。
図5は、本実施形態の第1変形例に係るコネクタケース30の貫通孔34a近傍を拡大して示す断面図である。図6は、図5の6−6線相当の切断面を概略的に示す断面図である。
本実施形態の第1変形例として、コネクタケース30に対して上述した貫通孔34に代えて貫通孔34aを形成するようにしてもよい。この貫通孔34aは、図5および図6に示すように、コネクタ本体31によるリード32の支持を強化するために、充填部材35が充填される深さのうち下方のみリード32の下端部が露出するように形成されている。このようにしても、貫通孔34aに充填部材35を充填して接点部41に導通させるだけで、センサチップ40の接点部41とリード32とを電気的に接続して、センサチップ40とリード32とを確実に電気的に接続することができる。
図7は、本実施形態の第2変形例に係るコネクタケース30の貫通孔34近傍を拡大して示す断面図である。なお、図7では、説明の便宜上、互いに近接する貫通孔34とこれら貫通孔34にそれぞれ露出するリード32との二組のみを示している。
本実施形態の第2変形例として、図7に示すように、コネクタケース30には、各貫通孔34の下端部に、ハウジング20との組み付け時に貫通孔34に充填された充填部材35と他の貫通孔34に充填された充填部材35との導通を防止するための仕切部36をそれぞれ形成してもよい。
これにより、各リード32に接続するべきセンサチップ40の接点部41が互いに近接する場合であっても、それぞれの貫通孔34の下方から流出した充填部材35が仕切部36により仕切られて互いに導通しないので、各リード32間の導通(短絡)を防止することができる。なお、仕切部36はセンサチップ40に直接接触しておらず、これら仕切部36およびセンサチップ40との間には、充填部材35が流れ込まない程度の隙間が形成されているものとする。
なお、本発明は上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)本発明に係るセンサ装置は、圧力センサに適用されることに限らず、例えば、温度センサや誘電率センサに適用されてもよい。この場合、センサチップは、測定媒体の温度や誘電率等を検出可能に構成される。
(2)センサチップ40にダイアフラム等から構成されるセンシング部を設けるとともに、ハウジング20のダイアフラム24を廃止して媒体導入通路23を他端部に貫通させ、当該媒体導入通路23を介した測定媒体を上記センシング部に直接導入することで、測定媒体の状態(圧力等)に応じた信号をセンサチップ40から出力するようにしてもよい。
(3)コネクタケース30の貫通孔34は、下側ほど開口が小さくなるように形成されることに限らず、例えば、上下方向に直交する断面を円状に形成するなど、充填する充填部材35に応じて充填し易い形状に形成されてもよい。
(4)各リード32は、コネクタ本体31と一体成形されることに限らず、別体として構成されて対応する貫通孔にその下端部が露出するように支持されてもよい。
10…圧力センサ(センサ装置)
20…ハウジング
24…ダイアフラム
30…コネクタケース
31…コネクタ本体
32…リード
34,34a…貫通孔
35…充填部材
36…仕切部
40…センサチップ
41…接点部

Claims (5)

  1. 測定媒体の状態に応じた信号を出力可能なセンサチップと、
    前記センサチップが取り付けられて当該センサチップに前記測定媒体の状態を伝達するハウジングと、
    前記ハウジングに一体に組み付けられて、前記センサチップの接点部に電気的に接続されることで当該センサチップからの信号を取り出すリードを有するコネクタケースと、
    を備えるセンサ装置であって、
    前記コネクタケースには、前記ハウジングとの組み付け時に前記接点部の直上にて当該接点部に近接する貫通孔が形成され、
    前記リードは、その一部が前記貫通孔内に露出することで、当該貫通孔に充填されるとともに前記接点部に導通される導電性の充填部材により前記接点部に電気的に接続されることを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記貫通孔は、下側ほど開口が小さくなるように形成されることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記リードは、前記コネクタケースの外郭を構成するコネクタ本体に対して、その一部が前記貫通孔内に露出するように一体成形されることを特徴とする請求項1または2に記載のセンサ装置。
  4. 前記コネクタケースは、
    前記リードを複数備えるとともにこれら各リードに対応して前記貫通孔がそれぞれ形成され、
    各貫通孔の下端部には、前記ハウジングとの組み付け時に前記貫通孔に充填された前記充填部材と他の貫通孔に充填された充填部材との導通を防止するための仕切部がそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のセンサ装置。
  5. 測定媒体の状態に応じた信号を出力可能なセンサチップと、
    前記センサチップが取り付けられて当該センサチップに前記測定媒体の状態を伝達するハウジングと、
    前記ハウジングに一体に組み付けられて、前記センサチップの接点部に電気的に接続されることで当該センサチップからの信号を取り出すリードを有するコネクタケースと、
    を備えるセンサ装置の製造方法であって、
    前記センサチップが取り付けられた前記ハウジングを用意する第1工程と、
    前記ハウジングとの組み付け時に前記接点部の直上にて当該接点部に近接する貫通孔が形成されこの貫通孔内に前記リードの一部が露出する前記コネクタケースを用意する第2工程と、
    前記コネクタケースを前記ハウジングに組み付ける第3工程と、
    前記貫通孔に導電性の充填部材を充填するとともにこの充填部材を前記接点部に導通させることで、前記リードと前記接点部とを電気的に接続する第4工程と、
    を備えることを特徴とするセンサ装置の製造方法。
JP2010235519A 2010-10-20 2010-10-20 センサ装置 Active JP5521971B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010235519A JP5521971B2 (ja) 2010-10-20 2010-10-20 センサ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010235519A JP5521971B2 (ja) 2010-10-20 2010-10-20 センサ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012088192A true JP2012088192A (ja) 2012-05-10
JP5521971B2 JP5521971B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=46259964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010235519A Active JP5521971B2 (ja) 2010-10-20 2010-10-20 センサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5521971B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03239938A (ja) * 1990-02-16 1991-10-25 Toyoda Mach Works Ltd 容量型圧力センサ
JPH09243493A (ja) * 1996-03-07 1997-09-19 Hokuriku Electric Ind Co Ltd 圧力センサモジュール
JPH109979A (ja) * 1996-06-20 1998-01-16 Hitachi Ltd ドライタイプ圧力検出装置
JP2004045281A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Toyoda Mach Works Ltd 圧力センサ
JP2008185460A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Denso Corp 圧力センサおよびその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03239938A (ja) * 1990-02-16 1991-10-25 Toyoda Mach Works Ltd 容量型圧力センサ
JPH09243493A (ja) * 1996-03-07 1997-09-19 Hokuriku Electric Ind Co Ltd 圧力センサモジュール
JPH109979A (ja) * 1996-06-20 1998-01-16 Hitachi Ltd ドライタイプ圧力検出装置
JP2004045281A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Toyoda Mach Works Ltd 圧力センサ
JP2008185460A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Denso Corp 圧力センサおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5521971B2 (ja) 2014-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4548066B2 (ja) 圧力センサ
US7490520B2 (en) Pressure sensor having improved arrangement of sensor chip for minimizing influence of external vibrations
WO2013179871A1 (ja) 圧力検出装置
JP4301048B2 (ja) 圧力センサおよびその製造方法
CN102460082A (zh) 具有直接连接且固定至测量电路板上的超声换能器的流量计
JP2006177925A (ja) 圧力センサおよびその製造方法
JP2007192773A (ja) 圧力センサ素子の取付構造
JP2017032334A (ja) センサパッケージ
KR20120000305A (ko) 자동차용 압력센서 구조체 및 그 압력센서의 패키징 방법
WO2007004400A1 (ja) 圧力センサ及びその製造方法
JP2018081959A (ja) 半導体モジュール
JP5050392B2 (ja) 圧力センサ
JP2006194683A (ja) 温度センサ一体型圧力センサ装置
JP4742706B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US11175166B2 (en) Flow meter
JP5521971B2 (ja) センサ装置
JP3880176B2 (ja) 圧力センサ
JP2008181989A (ja) 電子制御装置
JP2002257663A (ja) 圧力検出装置
JP6237490B2 (ja) 圧力センサおよびその製造方法
WO2018105259A1 (ja) 圧力検出装置
JP2008008829A (ja) 圧力センサ
JP2006208087A (ja) 圧力センサ
JP4304482B2 (ja) 圧力センサ
CN105181216A (zh) 应变计式压力传感器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140324

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5521971

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250