JP3880176B2 - 圧力センサ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧力センサに係り、詳しくは、継手に設けられた圧力導入孔の一端を閉塞するように取り付けられる圧力検出素子と、この圧力検出素子に電気的に接続されて圧力に応じた電気信号を出力する出力手段とを備えた圧力センサに関する。
【0002】
【背景技術】
流体圧力の測定には、被検知圧力および大気圧の圧力差を検出して電気信号に変換する圧力センサが用いられている。
圧力センサは、油の流路中に取り付けられる継手と、継手に溶接等によって取り付けられる圧力検出素子と、圧力検出素子に電気的に接続される出力手段とを備え、継手の圧力導入孔内に導かれた油圧が圧力検出素子を形成するダイアフラムのひずみに変換され、このひずみがダイアフラム上のひずみゲージで検出され、このひずみゲージの抵抗値に応じた電気信号が出力手段から出力されるようになっている。
【0003】
また、それらのうちの出力手段は、圧力検出素子の周囲に配置される台部材や、IC、抵抗、コンデンサ等の電子回路部品が実装される回路基板、およびケーブルを接続するためのコネクタなどで構成され、これらの部品が端子を介して互いに結合されている。そして、特に回路基板と端子との接続や、コネクタのターミナルと端子との接続は、回路基板のスルーホールやターミナルの挿通孔に端子の端部を挿通し、貫通した部分の周囲を半田付けすることで行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、自動車のエンジンルーム近く等、周囲の温度が非常に高くなる箇所に設置される圧力センサでは、各部品が熱によって膨張するため、特に各部材を接続している端子が膨張すると、強度的に弱い半田付け部分に応力が集中し、半田付け部分の劣化につながるという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、半田付け部分の劣化を防いで広い使用温度範囲に対応できる圧力センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の圧力センサは、継手に設けられた圧力導入孔の一端を閉塞するように取り付けられる圧力検出素子と、この圧力検出素子に電気的に接続されて圧力に応じた電気信号を出力する出力手段とを備えているとともに、出力手段が複数の出力手段構成部材およびこれらの出力手段構成部材を接続する複数の端子で構成され、この端子の少なくとも一端側が出力手段構成部材の開口部に挿通されて半田付けされている圧力センサであって、前記圧力検出素子を囲う台部材が設けられ、この台部材は外周側から中央に向かって凹んだ凹状部分を有し、前記複数の端子は、前記凹状部分における互いに周方向に対向する面から当該周方向に近接し合うように突設された水平部と、水平部の先端から鉛直方向に折曲した鉛直部とを備えているとともに、前記出力手段構成部材間で前記鉛直部に沿った方向に弾性変形可能に設けられ、かつ前記鉛直部の先端から後退した位置に出力手段構成部材の開口部周りと当接する鍔部を有していることを特徴とする。
【0007】
このような本発明においては、端子の鍔部を出力手段構成部材で押圧することより、端子が所定量だけ弾性変形した状態に維持されるように圧力センサを組み立てる。従って、端子には周囲の温度に関係なく常に出力手段構成部材による反力が生じるため、この反力で端子の熱膨張によって生じる半田付け部分の応力がキャンセルされ、半田付け部分には実質的な応力は生じない。以上により、半田付け部分の劣化が防止され、前記目的が達成される。また、端子は熱膨張によってさらに弾性変形することにより、端子の鍔部と出力手段構成部材の開口部周りとの当接部分に生じる応力も低減される。
【0008】
また、本発明の圧力センサにおいて、複数の端子の水平部は、それぞれ同一面内で前記台部材から突設され、かつ当該面内において折曲した部分を有していることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る圧力センサ1を示す断面図である。
圧力センサ1は、図示しない流路の開口部分に嵌合される継手10と、継手10にビーム溶接された圧力検出素子20と、検出した圧力に応じて外部に電気信号を出力する出力手段30とを備えたものであり、車載用で特にブレーキの油圧を検出するセンサである。なお、本実施形態では、継手10がフランジ40によって流路にボルト止めされるように構成されているが、このようなフランジ40を予め継手10と一体に設けてもよい。
【0010】
継手10は、金属製とされ、中央に図中の上下(以下、上および下の記載は、図中での位置を意味し、必ずしも実際に取り付けられた場合の位置を意味するものではない)に貫通した圧力導入孔11を有している。
この圧力導入孔11は、径寸法が約2.5mm以上であり、ドリルによって容易に加工されるものである。圧力導入孔11の上端側は、大きな径寸法にドリル加工された嵌合部12となっており、この嵌合部12にはパイプ13が圧力導入孔11から一部突出した状態に嵌合している。パイプ13は、引抜加工によって得られる金属製の部材であり、その貫通孔14の径寸法は、圧力導入孔11の径寸法よりも充分に小さく、ドリル加工では困難な大きさである。
【0011】
また、圧力導入孔11の上部外周縁部分には、図2にも示すように、下方(圧力検出素子20の取付方向の前方側)に向かうに従って圧力導入孔11の中央側に位置するようになるテーパ面15が設けられている。このテーパ面15の角度は、圧力導入孔11の径方向に対して30°〜60°、好ましくは35°〜55°、より好ましくは40°〜50°傾斜したものである。テーパ面15のさらに外周側には、一段低い位置決め溝16が設けられ、後述するケース31の取付時に利用されるようになっている。
【0012】
圧力検出素子20は、金属ダイアフラム21(図2)の上面に酸化シリコン等の絶縁膜を介して歪みゲージを設けた歪みゲージ型の素子(モジュール)である。この圧力検出素子20では、ダイアフラム21が下方の筒状部22と一体に形成され、筒状部22の内側面22Aをパイプ13の外側面13Aに接触させることにより、圧力検出素子20全体が案内面としての外側面13Aにガイドされながら継手10の上部に配置され、これによって筒状部22の内部と圧力導入孔11とが連通してダイアフラム21の感圧面に油圧が作用する。
【0013】
筒状部22の下端には継手10のテーパ面15と対向当接する別のテーパ面23が設けられ、各テーパ面15,23同士が当接した状態でその傾斜角度に沿った方向からビーム溶接されている。この際、ビーム溶接は、溶け込み部Aがパイプ13に達するように行われており、パイプ13が溶接箇所に対応した位置に配置されていることで溶接時の裏あて部材を兼用している。なお、各テーパ面15,23の傾斜角度が前述した下限の角度(30°)よりも小さい場合には、溶接面積がさほど大きくならないことで溶接強度の向上が望めないうえ、溶接機が継手10の周縁に設けられた立上部17に干渉して溶接が不可能となる場合がある。また、反対に、上限の角度(60°)よりも大きいと、溶接機と筒状部22の上部側に形成された膨出部分とが干渉し合ううえ、溶接機や治具の調整が困難になって作業性が悪化する。
【0014】
出力手段30は、継手10の位置決め溝16に係止されることで位置決めされた電磁遮蔽用の金属製ケース31と、ケース31内の底部分に配置されて圧力検出素子20を囲う樹脂製の台部材32と、台部材32の上方に配置された回路基板33と、これらの各部材31〜33の全体を覆うコネクタ34とで構成されている。そして、ケース31は、継手10に対してプロジェクション溶接等されている。また、台部材32および回路基板33が第1端子35で接続され、回路基板33およびコネクタ34が第2端子36で接続されている。
【0015】
ケース31には、図1、図3に示すように、側面の一部をプレスや切り起こし等で加工した支持部37が設けられ、この支持部37上に回路基板33が載置されるようになっている。また、ケース31の上端縁の一部には、回路基板33の上面に折り曲げられる接点部38が設けられ、接点部38を介して回路基板33に設けられたアースラインとケース31(最終的にはフランジ40)とが電気的に接続されているとともに、回路基板33が上方から押さえ込まれている。
【0016】
台部材32には第1端子35の下端側がインサートモールドされている。第1端子35の下端側は一部が露出しており、この露出した部分と圧力検出素子20の前述した歪みゲージとがワイヤーボンディング等で電気的に接続されている。
【0017】
回路基板33には、IC、抵抗、コンデンサ等の電子回路部品が実装されて電気回路が形成されており、図3に示すように、この回路の入力側には第1端子35の上端側が挿通されて半田付けされたスルーホール51が設けられ、出力側には複数の第2端子36(図1、図4において一つのみを図示)の下端側が半田付けされている。
【0018】
コネクタ34には樹脂製の受部材52にインサートモールドされた複数のターミナル53が設けられており、図4に示すように、これらのターミナル53の下端側に設けられた挿通孔55には第2端子36の上端側が挿通されて半田付けされている。そして、各ターミナル53は、受部材52ごとコネクタ本体54の内側から固定され、先端のみが露出するようになっている。また、コネクタ本体54の下端側は、継手10における立上部17の内側にOリング56を介して位置するようになっており、立上部17の先端をかしめることで継手10に固定されるようになっている。
【0019】
このような出力手段30では、圧力検出素子20のダイアフラム21に作用する圧力は、ダイアフラム21上の歪みゲージおよびこれに第1端子35を介して接続された回路基板33の電気回路によって電気抵抗値に変換され、さらに、電気回路によってその抵抗値が所定の電気信号に変換され、その電気信号が第2端子36を介してコネクタ34のターミナル53から出力される。
【0020】
図3には、そのような第1端子35が拡大して示されている。なお、図3ではIC等の図示を省略した。
第1端子35は、台部材32の側面から突出した水平部61と、水平部61の先端から鉛直方向に折曲した鉛直部62とを備え、水平部61が片持ち状態に支持された板バネとして作用することにより、第1端子35が台部材32および回路基板33間で弾性変形可能になっている。また、鉛直部62には、先端より若干基端側(水平部61側)に後退した位置に回路基板33の下面と当接する鍔部63が設けられている。
【0021】
このような第1端子35は、回路基板33が配置される以前の状態では(図示略)、鍔部63の上端縁がケース31の支持部37の上端縁よりも上方に位置しており、このため、回路基板33を支持部37上に載置すると、回路基板33の下面で鍔部63が下方に押圧されて第1端子35が弾性変形した状態になる(図中の矢印参照)。そして、この状態で、第1端子35がスルーホール51に半田付けされる。
【0022】
図4には、第2端子36が拡大して示されている。
第2端子36は、回路基板33上に半田付けされる接続部64と、接続部64の一端から上方に折曲した第1鉛直部65と、第1鉛直部65の端部から折曲した水平部66と、水平部66からさらに上方に折曲した第2鉛直部67とを備え、これによって回路基板33とターミナル53との間でクランク状に形成されており、水平部66が板バネとして作用することで弾性変形可能になっている。また、第2鉛直部67には、先端より若干基端側(水平部66側)に後退した位置にターミナル53の下面と当接する一対の鍔部68が設けられている。
【0023】
このような第2端子36は、ターミナル53を鍔部68に当接させた状態で半田付けした後、図1に示すように、ターミナル53を受部材52ごとコネクタ本体54の挿入部69に挿入配置し、さらに、コネクタ本体54を継手10に固定することで弾性変形する。つまり、第2端子36は、コネクタ34全体が継手10に取り付けられた際に、初めて弾性変形するようになっている。
【0024】
このような本実施形態においては、先ず、継手10に圧力検出素子20をビーム溶接する。次いで、ケース31を継手10に配置してプロジェクション溶接をした後、台部材32を配置して接着し、この後、ワイヤーボンディングを行って圧力検出素子20と第1端子35を導通させる。
さらに、第1端子35がスルーホール51に挿通されるように回路基板33を上方から配置し、ケース31の接点部38を折り曲げて回路基板33を固定し、これによって第1端子35を弾性変形させた状態にして半田付けを行う。
【0025】
次に、受部材52と一体になったターミナル53を第2端子36に半田付けし、受部材52をコネクタ本体54の挿入部69に挿入して接着剤あるいはラッチ式で固定する。そして、コネクタ本体54を継手10に固定して第2端子36を所定の形状に弾性変形させ、最後に、継手10をかしめてコネクタ34を固定し、以上により圧力センサ1の組立が完了する。
また、圧力センサ1を車体等に取り付ける際には、フランジ40を用いてボルト止めすればよい。
【0026】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
1)第1、第2端子35,36は、台部材32および回路基板33間、回路基板33およびターミナル53間でそれぞれ弾性変形可能であるうえ、第1、第2端子35,36には回路基板33またはターミナル53の各下面で押圧される鍔部63,68が設けられているため、圧力センサ1を組み立てた際には各端子35,36を所定量だけ弾性変形させておくことができる。従って、各端子35,36には周囲の温度に関係なく常に回路基板33やターミナル53による反力が生じるため、これらの反力で各端子35,36の熱膨張によって生じる半田付け部分の応力をキャンセルでき、半田付け部分に実質的な応力を生じないようにできる。以上により、圧力センサ1を車体のエンジン周り等、高温となる箇所に設置しても、半田付け部分の劣化を有効に防止できる。
【0027】
2)この際、第1、第2端子35,36は、熱膨張によってさらに弾性変形するため、第1端子35の鍔部63と回路基板33のスルーホール51周りとの当接部分や、第2端子36の鍔部68とターミナル53の挿通孔55周りとの当接部分に生じる応力も低減できる。
【0028】
3)第1、第2端子35,36は、一端が片持ち状態に支持されたり、クランク状に折曲されたりして板バネとして作用するため、簡単な構造ながら各端子35,36に対して十分な弾性力を付与できる。
【0029】
4)圧力導入孔11内には、その径寸法よりも小さい径寸法の貫通孔14を有するパイプ13が配置されているため、パイプ13の肉厚によって圧力導入孔11内の容積を小さくでき、圧力センサ1の応答性を向上させることができる。
【0030】
5)貫通孔14は、その径寸法が圧力導入孔11の径寸法よりも小さいが、ドリル加工によって設けられるものではなく、パイプ13自身の引抜加工と同時に設けられるため、貫通孔14の加工を簡単にでき、圧力導入孔11内の容積調整を容易にできる。
【0031】
6)継手10と圧力検出素子20とが溶接によって接合されているため、その接合強度を大きくできるうえ、その溶接の溶け込みがパイプ13にまで達しているため、継手10と圧力検出素子20とを溶接することでパイプ13の溶接も同時に行うことができ、パイプ13の固定を強固にしかも効率的に行うことができる。
【0032】
7)パイプ13が継手10と圧力検出素子20との溶接箇所に対応した位置に配置されていることにより、パイプ13が裏あて部材としての役目を果たすため、溶接時の突き抜けを確実に防止できる。
【0033】
8)継手10および圧力検出素子20の互いの当接部分は、テーパ面15,23とされ、これらのテーパ面15,23の傾斜角度方向から溶接されているため、溶接面積が大きくなって圧力検出素子20の接合強度を一層強固にでき、圧力センサ1をより高い圧力範囲で使用することができる。
【0034】
9)パイプ13は、圧力導入孔11の一端から突出して配置され、この突出部分の外側面13Aが圧力検出素子20の案内面になっているため、圧力検出素子20に設けられた筒状部22の内側面22Aをパイプ13の外側面13でガイドすることにより、圧力検出素子20の取付作業を容易に行うことができる。
【0035】
10)圧力センサ1において、その応答性は貫通孔の寸法精度によっても大きく左右されるが、パイプ13が引抜加工で形成されているため、寸法精度の高い貫通孔14を得ることができ、圧力センサ1の品質をより安定させることができる。
【0036】
11)継手10には位置決め溝16が設けられているため、ケース31を配置して位置決めするのには、ケース31の底面から突出した突起部分をその位置決め溝16に係止させるだけでよく、位置決め作業を簡単に行える。
【0037】
12)位置決め溝16が設けられていることにより、この位置決め溝16で継手10に生じる応力を低減でき、特に圧力検出素子20への応力の影響を低減させて出力変動を減少させることができ、信頼性を向上させることができる。
【0038】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、第1端子35では、水平部61の一端側が片持ち状態に支持されることにより、また、第2端子36では、水平部66およびこの両端側の第1、第2鉛直部65,67によってクランク状に形成されることにより、それぞれが弾性力変形可能になっていたが、本発明の端子の形状や構造等は任意であり、コイル状に設けることで弾性力を付与してもよい。
【0039】
また、本発明に係る鍔部の形状や構造も任意であり、前記実施形態の鍔部63,68の形状等に限定されるものではない。要するに、回路基33やターミナル53等の出力手段構成部材に当接し、押圧される形状であればよい。
【0040】
さらに、前記実施形態では、第1、第2端子35,36のそれぞれ一端側に鍔部63,68が設けられていたが、端子の両端がスルーホールや挿通孔に挿通されて半田付けされる場合など、その両端側に鍔部を設けてもよい。
【0041】
前記実施形態では、車載用で特にブレーキの油圧を検出する圧力センサが示されていたが、本発明の圧力センサは、それらに限定されないことは勿論であり、船舶、建築用重機、冷凍機、その他あらゆる機器に適用でき、また、空気圧、水圧等、任意の流体の圧力検出に適用できる。
【0042】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によれば、端子の鍔部が出力手段構成部材で押圧され、端子が所定量だけ弾性変形した状態に維持されるため、端子には周囲の温度に関係なく常に出力手段構成部材側による反力が生じる。従って、その反力で端子の熱膨張によって生じる半田付け部分の応力がキャンセルされ、半田付け部分には実質的な応力は生じないため、使用温度が高くても半田付け部分の劣化を防止できる。また、端子は熱膨張によってさらに弾性変形するため、端子の鍔部と出力手段構成部材の開口部周りとの当接部分に生じる応力も低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る圧力センサを示す断面図である。
【図2】前記実施形態の要部を拡大して示す拡大図である。
【図3】前記実施形態の構成部材を示す側面図であり、図1における矢印IIIから見た図である。
【図4】前記実施形態の他の構成部材を示す側面図であり、図1における矢印IVから見た図である。
【符号の説明】
1 圧力センサ
10 継手
11 圧力導入孔
20 圧力検出素子
30 出力手段
32 出力手段構成部材である台部材
33 他の出力手段構成部材である回路基板
35 第1端子
36 第2端子
51 開口部であるスルーホール
53 さらに他の出力手段構成部材であるターミナル
55 他の開口部である挿通孔
63,68 鍔部

Claims (2)

  1. 継手に設けられた圧力導入孔の一端を閉塞するように取り付けられる圧力検出素子と、この圧力検出素子に電気的に接続されて圧力に応じた電気信号を出力する出力手段とを備えているとともに、前記出力手段が複数の出力手段構成部材およびこれらの出力手段構成部材を接続する複数の端子で構成され、この端子の少なくとも一端側が出力手段構成部材の開口部に挿通されて半田付けされている圧力センサであって、
    前記圧力検出素子を囲う台部材が設けられ、この台部材は外周側から中央に向かって凹んだ凹状部分を有し、
    前記複数の端子は、前記凹状部分における互いに周方向に対向する面から当該周方向に近接し合うように突設された水平部と、水平部の先端から鉛直方向に折曲した鉛直部とを備えているとともに、前記出力手段構成部材間で前記鉛直部に沿った方向に弾性変形可能に設けられ、かつ前記鉛直部の先端から後退した位置に出力手段構成部材の前記開口部周りと当接する鍔部を有している
    ことを特徴とする圧力センサ。
  2. 請求項1に記載の圧力センサにおいて、前記複数の端子の水平部は、それぞれ同一面内で折曲した形状を有していることを特徴とする圧力センサ。
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