JP2012084386A - スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】中負荷の開閉に対応できるとともに、動作音の小さいスイッチを提供する。
【解決手段】一端部を回動支点とし、かつ、他端部に可動接点を設けた可動接触片と、他端部を回動支点とした回動部材30と、一端部51を前記回動部材30の一端部に係止する一方、他端部52を前記可動接触片40の中間部に係止するコイルバネ50と、上下にスライド可能に支持され、かつ、その下端面で前記回動部材30の一端部を押し下げる押し釦80と、からなり、前記押し釦80で前記回動部材30の一端部を押し下げることにより、前記可動接触片40を反転させて前記可動接点43を固定接点28に接離するスイッチである。特に、前記回動部材30に、可動接触片40の反転時にコイルバネ50に当接し、かつ、前記コイルバネ50と接触状態を維持しながら可動接点43を固定接点28に接触させる位置規制部31を、設けてある。
【選択図】図7

Description

本発明はスイッチ、特に、動作音が小さいプッシュスイッチに関する。
従来、プッシュスイッチとしては、押ボタンで回動部材を押し下げ、前記回動部材に連結したコイルバネのバネ力で可動接触片を反転させることにより、前記可動接触片に設けた可動接点を固定接点に接離するものがある(特許文献1参照)。
特開平9−120731号公報
しかしながら、前記プッシュスイッチでは、前記可動接触片に設けた可動接点が固定接点に当接する際に大きな動作音が発生するという問題点がある。
本発明は、前記問題点に鑑み、動作音の小さいスイッチを提供することを課題とする。
本発明に係るスイッチは、一端部を回動支点とし、かつ、他端部に可動接点を設けた可動接触片と、他端部を回動支点とした回動部材と、一端部を前記回動部材の一端部に係止する一方、他端部を前記可動接触片の中間部に係止するコイルバネと、上下にスライド可能に支持され、かつ、その下端面で前記回動部材の一端部を押し下げる押し釦と、からなり、前記押し釦で前記回動部材の一端部を押し下げることにより、前記可動接触片を反転させて前記可動接点を固定接点に接離するスイッチにおいて、前記回動部材に、可動接触片の反転時にコイルバネに当接し、かつ、前記コイルバネと接触状態を維持しながら前記可動接点を固定接点に接触させる位置規制部を、設けた構成としてある。
本発明によれば、可動接触片の反転時にコイルバネが回動部材に当接することにより、可動接触片の急激な反転動作を抑制できるとともに、回動部材とコイルバネとの接触状態を維持しつつ可動接点を固定接点に接触させる。このため、可動接点が固定接点に衝突することによって生じていた動作音を低減できる。
なお、スナップアクションで接点を開閉できるので、数百mAから数A程度の中負荷のスイッチにも適用できる。
異なる発明としては、一端部を回動支点とし、かつ、他端部に可動接点を設けた可動接触片と、他端部を回動支点とした回動部材と、一端部を前記回動部材の一端部に係止する一方、他端部を前記可動接触片の中間部に係止するコイルバネと、上下にスライド可能に支持され、かつ、その下端面で前記回動部材の一端部を押し下げる押し釦と、からなり、
前記押し釦で前記回動部材の一端部を押し下げることにより、前記可動接触片を反転させて前記可動接点を固定接点に接離するスイッチにおいて、前記回動部材に、反転した可動接触片に当接し、かつ、前記可動接触片と接触状態を維持しながら前記可動接点を固定接点に接触させる位置規制用突部を、設けた構成としてもよい。
本発明によれば、可動接触片が反転したときに、回動部材に設けた位置規制用突部が前記可動接触片に当接し、可動接触片の急激な反転動作を抑制できるとともに、可動接触片と前記位置規制用突部とが接触したままの状態で可動接点が固定接点に接触する。このため、可動接点が固定接点に衝突することによって生じていた動作音を低減できる。
なお、スナップアクションで接点を開閉できるので、数百mAから数A程度の中負荷のスイッチにも適用できる。
また、別の発明としては、一端部を回動支点とし、かつ、他端部に可動接点を設けた可動接触片と、他端部を回動支点とした回動部材と、一端部を前記回動部材の一端部に係止する一方、他端部を前記可動接触片の中間部に係止するコイルバネと、上下にスライド可能に支持され、かつ、その下端面で前記回動部材の一端部を押し下げる押し釦と、からなり、前記押し釦で前記回動部材の一端部を押し下げることにより、前記可動接触片を反転させて前記可動接点を固定接点に接離するスイッチにおいて、前記可動接触片に、反転した時に回動部材に当接し、かつ、前記回動部材と接触状態を維持しながら前記可動接点を固定接点に接触させる位置規制用突部を、設けた構成としてもよい。
本発明によれば、可動接触片が反転したときに、可動接触片に設けた位置規制用突部が前記回動部材に当接し、可動接触片の急激な反転動作を抑制できるとともに、前記回動部材と前記位置規制用突部とが接触したままの状態で可動接点が固定接点に接触する。このため、可動接点が固定接点に衝突することにより生じていた動作音を低減できる。
なお、スナップアクションで接点を開閉できるので、数百mAから数A程度の中負荷のスイッチにも適用できる。
本発明の実施形態としては、位置規制用突部を、突き出し加工で形成してもよい。
本実施形態によれば、部品点数,組立工数が少なく、生産性の高いスイッチが得られるという効果がある。
図1A,1Bは本願発明に係るスイッチの第1実施形態を示す斜視図である。 図1Aに示したスイッチの分解斜視図である。 図1Bに示したスイッチの分解斜視図である。 図4A,4Bは図1Aに示したスイッチの端子を備えたべースおよび端子だけの斜視図である。 図5A,5Bは図1Bに示したスイッチの端子を備えたベースおよび端子だけの斜視図である。 図6A,6Bは第1実施形態に係るスイッチの動作を説明するための断面図である。 図7A,7Bは、図6Bに続く動作を説明するための断面図である。 図8は、図7Bに続く動作を説明するための断面図である。 図9A,9Bは本願発明に係るスイッチの第2施形態を示す斜視図である。 図10A,10Bは図9に示したスイッチの正面断面図および背面断面図である。 図9Aに示したスイッチの分解斜視図である。 図9Bに示したスイッチを異なる角度から見た分解斜視図である。 図13A,13Bは本願発明の実施例および比較例に係る操作ストロークと操作荷重との相関関係を示すグラフ図である。
本願発明に係るスイッチの実施形態を図1ないし図12の添付図面に従って説明する。
第1実施形態に係るスイッチは、図1ないし図8に示すように、ベース10と、ケース60とで形成された密閉空間内に、回動部材30と、可動接触片40と、コイルバネ50とを組み付けるとともに、前記ケース60に防塵カバー70を介して操作部材である押し釦80を組み付けたものである。
前記ベース10は、図2および図3に示すように、共通端子20、常閉固定接点端子23および常開固定接点端子26をインサート成形したものである。また、前記ベース10の上面のうち、常閉固定接点端子23の基部に、後述する回動部材30を回動可能に支持する回動用受け部11を形成してある。そして、前記ベース10の対向する両側面に係合用爪部12を突設してある。
前記共通端子20は、図4および図5に示すように、前記ベース10の上面から突出し、かつ、二股に分かれた一対の腕部21,21を有するとともに、前記腕部21の内向面側には回動支点となる係合用受け部22をそれぞれ設けてある。また、常閉固定接点端子23は、前記ベース10の上面から突出し、かつ、屈曲した先端部24の下面に常閉固定接点25を設けてある。さらに、前記常閉固定接点端子26は、前記ベース10の上面から突出し、かつ、屈曲した先端部27の上面に常開固定接点28を設けてある。そして、前記常閉固定接点25と常開固定接点28とは、後述する可動接点43を間にして対向するように配置されている。
回動部材30は、その略中央部を屈曲し、位置規制部31を形成するとともに、その一端側の先端部を略直角に曲げ起こして起立片32を形成する一方、その他端側の先端部を側方に延在して回動用ヒンジ部35を設けてある。また、前記起立片32は、その先端部に切り欠き溝33を設けてあるとともに、その基部に係止孔34を設けてある。
可動接触片40は、一対の脚部41,41を備えた略V字形状を有し、前記脚部41の先端に、前記腕部21,21の係合用受け部22,22に係止する係合用切り欠き部42,42をそれぞれ設けてある一方、その反対側の他端に可動接点43を配置してある。また、前記可動接点43の内側近傍には係止孔44を設けてある。
コイルバネ50は、接点圧を確保するとともに、前記可動接触片40に反転力を付与するためのものであり、その一端部を前記回動部材30の切り欠き溝33を介して係止孔34に係止する一方、その他端部を前記可動接触片40の係止孔44に係止する。
ケース60は、図2および図3に示すように、前記ベース10に嵌合可能な箱形状を有し、その上面片側に後述する操作部材80を挿通できる操作孔61を有するとともに、前記操作孔61の開口上方縁部に防塵カバー70を装着できる環状リブ62を設けてある。また、前記ケース60は、前記操作孔61の下方側に位置し、かつ、対向する内側面にガイド溝63,64を設けてある。さらに、前記ケース60は、図3に示すように、その天井面に前記共通端子20の腕部21を位置規制するための位置規制用舌片65を突設してある。そして、前記ケース60は、対向する側面のうち、開口縁部の近傍に係合孔66を設けてある。
防塵カバー70は、ゴム等の弾性材からなり、その下方側の開口部を前記ケース60の環状リブ62に装着する。
押し釦80は、前記ケース60の操作孔61に挿通可能な断面形状を有し、その上端部に操作用頭部81を設けてあるとともに、その下端面82の外周縁部のうち、対向する位置にガイド用突条83およびガイド用突起84をそれぞれ設けてある。
次に、本実施形態に係るスイッチの組立方法について説明する。
ベース10にインサート成形した3本の端子20,23,26のうち、共通端子20の腕部21の間に回動部材30の位置規制部31を配置するとともに、回動用ヒンジ部35を前記ベース10の回動用受け部11に位置決めする。そして、係止孔44にコイルバネ50の他端部52を係止した可動接触片40の係合用切り欠き部42を、前記共通端子20の係合用受け部22に係止するとともに、前記コイルバネ50の一端部51を前記回動部材30の切り欠き溝33を介して係止孔34に係止する。これにより、可動接点43が、常閉固定接点25および常開固定接点28の間に交互に接離可能に配置されるとともに、上方に付勢される。このため、動作前の可動接点43は前記常閉固定接点25に圧接する。
一方、ケース60の環状リブ62に防塵カバー70を装着する。そして、前記ケース60の操作孔61に押し釦80を挿通するとともに、前記ケース60のガイド溝63,64に前記押し釦80のガイド用突条83およびガイド用突起84をそれぞれスライド可能に嵌合する。そして、前記防塵カバー70から押し釦80の操作用頭部81を突出させ、前記押し釦80をスライド可能に支持する。最後に、前記ベース10の係合用爪部12にケース60の係属孔66を係合することにより、前記ケース60の位置規制用舌片65が共通端子20の腕部21に当接して位置規制するとともに、前記押し釦80の下端面82が回動部材30の起立片32の上端部に押し下げ可能に当接する。
次に、図6ないし図8の添付図面に従って前記スイッチの動作について説明する。
まず、図6Aに示すように、操作前はコイルバネ50のバネ力で、可動接触片40の可動接点43が常閉固定接点25に接触しているとともに、前記コイルバネ50が回動部材30の位置規制部31に当接している。
そして、前記押し釦80を押し下げると、その下端面82が回動部材30の起立片32の上端部を押し下げ、前記回動部材30が回動用ヒンジ部35を支点に回動する。このため、前記コイルバネ50が引き伸ばされ、前記コイルバネ50が回動部材30の位置規制部31から離れる(図6B)。
そして、可動接触片40とコイルバネ50の他端部52との係止点、および、前記可動接触片40の係合用切り欠き部42と共通端子20の係合用受け部22との係止点を結ぶ直線上に、コイルバネ50の一端部51と回動部材30との係止点が達したとき、前記可動接触片40が反転し始める。しかし、前記コイルバネ50が前記回動部材30の位置規制部31に当接し(図7A)、前記可動接触片30の急激な反転動作を規制する。
ついで、前記押し釦80の更なる押し下げ操作により、回動部材30およびコイルバネ50が当接したままの状態で回動するとともに、可動接点43が常開固定接点28に当接する(図7B)。さらに、押し釦80を押し下げることにより、回動部材30が回動するとともに、コイルバネ50が引き伸ばされることにより、可動接点43が常開固定接点28に所定の接点圧力で圧接する(図8)。このため、前記可動接触片40の急激な反転動作に伴って可動接点43が常開固定接点28に衝突せず、従来のような衝突音が発生しない。
そして、前記押し釦80に対する押圧力を解除すると、前述とは逆の工程で可動接点43が常開固定接点28から開離し、常閉固定接点25に接触した後、回動部材30およびコイルバネ50が元の位置に復帰する。
第2実施形態は、図9ないし図12に示すように、基本的構成は前述の第1実施形態とほぼ同様であり、異なる点は回動部材30の中央に曲げ加工を施して位置規制部を形成せず、前記回動部材30に別体の位置規制用突部53を設けた場合である。
すなわち、本実施形態では、前記回動部材30に設けた取付孔36(図11)に前記位置規制用突部53を固定してある。他は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、同一部分には同一番号を附して説明を省略する。
本実施形態では、動作途中における可動接触片40の反転時に、回動部材30に設けた位置規制用突部53に可動接触片40が当接し、可動接触片40の急激な反転動作を規制する。これにより、常開固定接点28に対する可動接点43の衝突を抑制し、動作音の低減を図る。
本実施形態によれば、回動部材30に別体の位置規制用突部53を設けるので、回動部材に曲げ加工を施す必要がなくなり、高い部品精度,組立精度が得られる。また、位置規制用突部53の高さ寸法を調整するだけで可動接触片40の反転動作を調整できるので、設計が容易になるという利点がある。
第1実施形態の構造を有する実施例のサンプル5個、および、回動部材に曲げ加工を施さず、位置規制部を形成していない比較例のサンプル5個に対し、接点開閉時における動作音をそれぞれ測定した。なお、比較例は、無負荷状態の場合にコイルバネが回動部材に当接していない。
測定方法としては、無響音室の床面に置いた厚さ6.35mmの吸音材の上に前記サンプルを載置した。そして、前記サンプルの直上300mmの位置にマイクを配置し、開閉時の動作音を測定した。
測定の結果、実施例の動作音が平均21.0dbであったのに対し、比較例の動作音は平均34.4dbであり、動作音を40%低減できることが判った。
また、動作音を低減できることは操作ストロークと操作荷重との相関関係を示す図13A(実施例)および図13B(比較例)からも明からである。なお、図中の矢印は動作順序を示している。
すなわち、図13Aにおけるオペレーティングポイント1(OP1)はコイルバネ50と回動部材30の位置規制部31とが当接する位置(図7A)を示すとともに、オペレーティングポイント2(OP2)は可動接点43が常開固定接点28に当接する位置(図7B)を示す。さらに、リリースポイント1(RP1)は可動接点43が常開固定接点28から離間する位置を示すとともに、リリースポイント2(RP2)はコイルバネ50が回動部材30の位置規制部31から離間し、可動接点43が常閉固定接点25に当接する位置を示している。
一方、図13Bにおけるオペレーティングポイント(OP)は可動接点が常開固定接点に当接する位置を示すとともに、リリースポイントRP(RP)は可動接点が常閉固定接点に当接する位置を示す。
したがって、図13Aに示す実施例の場合には、リリースポイント2(RP2)とオペレーティングポイント1(OP1)との間における操作荷重の変化量が小さい。これに対し、図13Bに示す比較例の場合には、リリースポイント(RP)とオペーレイテイングポイント(OP)との間における操作荷重の変化量が大きいことから、実施例の動作音が比較例の動作音よりも小さいことが判る。
なお、前記位置規制用突部は、回動部材に設ける場合に限らず、可動接触片に設けてもよい。
また、回動部材または可動接触片に別体の位置規制用突部を設ける場合に限らず、前記回動部材または可動接触片に突き出し加工を施すことにより、位置規制用突部を一体に突設してもよい。
本発明に係るスイッチは前述のものに限らず、他のプッシュスイッチにも適用できることは勿論である。
10:ベース
11:回動用受け部
20:共通端子
21:腕部
22:係合用受け部
23:常閉固定接点端子
25:常閉固定接点
26:常開固定接点端子
28:常開固定接点
30:回動部材
31:位置規制部
32:起立片
33:切り欠き溝
34:係止孔
35:回動用ヒンジ部
40:可動接触片
41:脚部
42:係合用受け部
43:可動接点
44:係止孔
50:コイルバネ
51:一端部
52:他端部
53:位置規制用突部
60:ケース
61:操作孔
62:環状リブ
63,64:スライド溝
66:位置規制用突起
70:防塵カバー
80:押し釦(操作部材)
81:操作用頭部
82:下端面
83:ガイド用突条
84:ガイド用突起

Claims (4)

  1. 一端部を回動支点とし、かつ、他端部に可動接点を設けた可動接触片と、
    他端部を回動支点とした回動部材と、
    一端部を前記回動部材の一端部に係止する一方、他端部を前記可動接触片の中間部に係止するコイルバネと、
    上下にスライド可能に支持され、かつ、その下端面で前記回動部材の一端部を押し下げる押し釦と、からなり、
    前記押し釦で前記回動部材の一端部を押し下げることにより、前記可動接触片を反転させて前記可動接点を固定接点に接離するスイッチにおいて、
    前記回動部材に、可動接触片の反転時にコイルバネに当接し、かつ、前記コイルバネと接触状態を維持しながら前記可動接点を固定接点に接触させる位置規制部を、設けたことを特徴とするスイッチ。
  2. 一端部を回動支点とし、かつ、他端部に可動接点を設けた可動接触片と、
    他端部を回動支点とした回動部材と、
    一端部を前記回動部材の一端部に係止する一方、他端部を前記可動接触片の中間部に係止するコイルバネと、
    上下にスライド可能に支持され、かつ、その下端面で前記回動部材の一端部を押し下げる押し釦と、からなり、
    前記押し釦で前記回動部材の一端部を押し下げることにより、前記可動接触片を反転させて前記可動接点を固定接点に接離するスイッチにおいて、
    前記回動部材に、反転した可動接触片に当接し、かつ、前記可動接触片と接触状態を維持しながら前記可動接点を固定接点に接触させる位置規制用突部を、設けたことを特徴とするスイッチ。
  3. 一端部を回動支点とし、かつ、他端部に可動接点を設けた可動接触片と、
    他端部を回動支点とした回動部材と、
    一端部を前記回動部材の一端部に係止する一方、他端部を前記可動接触片の中間部に係止するコイルバネと、
    上下にスライド可能に支持され、かつ、その下端面で前記回動部材の一端部を押し下げる押し釦と、からなり、
    前記押し釦で前記回動部材の一端部を押し下げることにより、前記可動接触片を反転させて前記可動接点を固定接点に接離するスイッチにおいて、
    前記可動接触片に、反転した時に回動部材に当接し、かつ、前記回動部材と接触状態を維持しながら前記可動接点を固定接点に接触させる位置規制用突部を、設けたことを特徴とするスイッチ。
  4. 位置規制用突部が、突き出し加工で形成されたことを特徴とする請求項2または3に記載のスイッチ。
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