JP2012028242A - スイッチ装置 - Google Patents

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Takayuki Itabashi
隆幸 板橋
Masato Hayashi
真人 林
Masaaki Mikawa
正明 三河
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Abstract

【課題】小形でありながら、明瞭なクリック感触を有するスイッチ装置を提供する。
【解決手段】本発明のスイッチ装置では、移動部材2に突出部2cを設けるとともに、突出部2cと係合可能な係合部5aを有する板バネ5を設け、突出部2cが係合部5aの頂部を乗り越えると、板バネ5が移動部材2の移動方向とは反対の方向に移動可能とした。
板バネ5が移動部材2の移動方向とは反対の方向に移動すると、板バネ5の弾性変形量が大きく低下しバネ力が急激に減少し、スライド操作力が急激に低下するため、明瞭なクリック感触が得られる。
【選択図】図10

Description

本発明は、スイッチ装置に関し、特に、操作者による操作に伴って移動する移動部材を備えるスイッチ装置に関する。
従来のスイッチ装置としては、操作者による操作に伴って移動する部材と、この移動部材と対向して配置される板バネとを備え、移動部材が移動させられると移動部材に設けられたクリック動作面と板バネが係脱するように配置され、移動部材のクリック動作面と板バネとの相互作用によりクリック感触を付与するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、スイッチ装置では使用者が操作した際に、スイッチ装置が所望の位置に操作されたことがクリック感触で明瞭に判別できることが望まれる。このようなクリック感触を得るには、移動部材を移動させたとき、スイッチ装置の切り替え位置で操作力が最大に達し、その後切り替え位置を通過すると操作力が急激に低減することが必要となる。
ところが、最近の電子機器全般の小型化傾向により、スイッチ装置も小型化が求められており、これに伴ってクリック感触発生用の板バネも当然小型化,薄型化され、バネ力が低減する。そのため従来の構成では、小型化されたスイッチ装置では移動部材を移動させて所望の位置に切り替えた後、最大に達した操作力を急激に低下させることが難しく、明瞭なクリック感触を得難いという問題があった。
特開平2−24926号公報
本願発明は、上記課題に鑑みて、明瞭なクリック感触を有するスイッチ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のスイッチ装置では、ケースと、ケースに移動可能に保持された移動部材とを有し、移動部材には移動部材を移動させる操作部が形成され、移動部材を移動させることで接点部材間の接触状態が切り替えられるスイッチ装置において、ケース内に弾性部材収容部を設け、弾性部材収容部に移動部材と対向する弾性部材を移動可能に収容し、移動部材に隆起した突出部を設け、弾性部材に突出部に向いて突出した頂部を有する係合部を設けるとともに、突出部が係合部と係合可能となるよう配置され、移動部材が移動可能な領域の一端側から他端側に移動させられる際に、突出部が係合部の頂部を乗り越えたのちに、弾性部材が移動部材の移動方向とは反対方向に弾性部材収容部内を移動可能としたことを特徴とする。
これにより、本発明のスイッチ装置では、移動させられた移動部材の突出部が弾性部材の係合部の頂部を乗り越えると、弾性部材が移動部材の移動方向とは反対の方向に移動するため、弾性変形した弾性部材は変形が戻り、蓄積された反発力が減少し移動部材の操作力も低下するため、明瞭なクリック感触を得ることができる。
本発明のスイッチ装置では、突出部及び係合部はいずれも円弧状に形成され、移動部材が一端側から他端側に移動させられる際に、突出部が係合部の頂部を乗り越えたのち、移動部材が移動可能な領域の他端側にあるときに、突出部は係合部と接触し、弾性部材を移動部材の移動方向とは反対方向の、弾性部材収容部端部に保持することを特徴とする。
これにより、移動部材の突出部と弾性部材の係合部は、いずれも頂部に平坦部を持たない円弧状に形成されているため、突出部が弾性部材の頂部を乗り越えるとともに弾性部材を移動部材の移動方向とは反対方向へ容易に移動させることができる。しかも突出部は係合部に接触しているため、弾性部材は移動部材の移動方向とは反対方向の弾性部材収容部端部に確実に保持され移動部材を移動方向に付勢するため、明瞭な操作感触を得ることができる。
本発明のスイッチ装置では、ケースに弾性部材を保持するための弾性部材保持部と弾性部材を摺動させるための弾性部材摺動手段を設けたことを特徴とする。
これにより、移動部材の移動方向とは反対の方向への弾性部材の移動が容易となり、より明瞭なクリック感触を得ることができる。
本発明のスイッチ装置では、弾性部材摺動手段は、金属材からなる受け板であり、弾性部材は金属材からなる板バネで、受け板上に板バネが支持されることを特徴とする。
これにより、弾性部材と弾性部材摺動手段との摩擦抵抗が小さくなり、移動部材の移動方向とは反対の方向への板バネの移動が容易となり、明瞭なクリック感触を得ることができる。
本発明のスイッチ装置では、受け板と板バネの対向面との少なくともどちらか一方に、他方の対向面を向いた突部を形成したことを特徴とする。
これにより、板バネと受け板の摩擦抵抗が減少し、移動部材の移動方向とは反対の方向への板バネの移動がさらに容易となり、より明瞭なクリック感触を得ることができる。
本発明のスイッチ装置では、ケースに嵌合し、一部を折り曲げて補助バネ部を形成し、補助バネ部が受け板を、板バネを支持する面側に押圧するカバー部材を有することを特徴とする。
これにより、突出部が受けるバネ力は板バネの弾性変形よる力と、受け板と補助バネ部の弾性変形による力が加えられるため、突出部が係合部の頂部を乗り越える際の操作力を一層高めに設定でき、さらに明瞭なクリック感触を得ることができる。
本発明のスイッチ装置では、移動部材の突出部の頂部と弾性部材の係合部との頂部の少なくとも一方の部材の頂部に、他方の部材に向かって突出した小突起を配したことを特徴とする。
これにより、小突起の曲率は、突出部の頂部および係合部の頂部の曲率より小さいので、突出部が係合部を移動部材の移動方向とは反対方向へ押し出し易くでき、突出部が係合部の頂部を乗り越えると瞬時に板バネが移動部材の移動方向とは反対方向に移動するので、より明瞭なクリック感触を得ることができる。
本発明のスイッチ装置では、弾性部材を移動部材の移動方向とは反対方向へ付勢する第2の弾性部材を配したことを特徴とする。
これにより、突出部が係合部の頂部を乗り越えると、第2の弾性部材の付勢により弾性部材が移動部材の移動方向とは反対方向へ移動させられるため、操作力が低下し明瞭なクリック感触を得ることができる。
以上により、本発明のスイッチ装置では移動させられた移動部材の突出部が弾性部材の係合部の頂部を乗り越えると、弾性部材が移動部材の移動方向とは反対の方向に移動するため、弾性変形した弾性部材は変形が戻り、蓄積された反発力が減少し移動部材の操作力も低下するため、明瞭なクリック感触を得ることができる。
本発明の実施の形態に係るスイッチ装置の外観図 本発明の実施の形態におけるスイッチ装置の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態におけるケースの構造を示す外観斜視図 本発明の実施の形態におけるスライド部材と可動接点部材の組み立て状態を示す背面側より見た外観斜視図 本発明の実施の形態におけるスイッチ装置の通電状態を示す平面図 本発明の実施の形態におけるスライド部材の初期状態を示す図1のA−A断面図 本発明の実施の形態におけるスライド部材が初期位置から僅かにスライド移動し、板バネが弾性変形し受け板に接触した状態を示す縦断面図 本発明の実施の形態におけるスライド部材が初期位置からスライド移動し、受け板が弾性変形し補助バネ部に接触した状態を示す縦断面図 本発明の実施の形態におけるスライド部材の突出部が係合部の頂部にスライド移動した状態を示す縦断面図 本発明の実施の形態におけるスライド部材の突出部が係合部の頂部を乗り越え、板バネが移動する直前の状態を示す縦断面図 本発明の実施の形態におけるスイッチの切り換え終了後の状態を示す縦断面図 本発明の実施の形態における、突出部が係合部を乗り越えた後に生じる力の関係を示す平面図 本発明の実施の形態における、板バネを右端または左端に固定した場合の、スライド部操作力の変化を示すシミュレーション結果のグラフ 本発明の実施の形態における、板バネの移動を考慮した場合のスライド部操作力の変化を示すシミュレーション結果のグラフ 本発明の実施の形態の変形例1の受け板を示す外観斜視図 本発明の実施の形態の変形例1を示す平面図 本発明の実施の形態の変形例2の板バネを示す外観斜視図 本発明の実施の形態の変形例2における、突出部が係合部を乗り越えた後の力の関係を示す平面図 本発明の実施の形態の変形例3を示す分解斜視図 本発明の実施の形態の変形例3を示す平面図
以下、本発明の実施の形態について図1から図4および図6を参照して説明する。
なお、本実施の形態に係るスイッチ装置は、携帯音楽プレーヤーに好適に用いられるスライドスイッチ装置であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、小型でありながらクリック感が要請される任意のスイッチ装置に適用することが可能である。
<実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態に係るスイッチ装置の側面図である。図1に示すように、スイッチ装置は略箱状のケース1と、ケース1に組み付けられるカバー部材3と、使用者によりスライド操作されるスライド部材(移動部材)2から構成される。
図2に示すように、ケース1は成形材で略箱状に形成され、上面部が開口し、両長辺部にも部分的な開口を有する。上側の長辺部(図2中で右斜め上側の辺)の開口は後述するスライド部材2の操作部2aが貫通する開口部1dとされ、他方の長辺部(図2中で左斜め下側の辺)に形成された開口は後述するカバー部材3の補助バネ部3aが挿入される開口部1eとなっている。
ケース1の内部は中間が開口した長手方向に沿って延びる壁により、上下ふたつの収納部に分割されており、壁の上側(図2中で右斜め上側)が接点収納部1aとなり、壁の下側(図2中で左斜め下側)が板バネ収納部(弾性部材収容部)1bとなっている。
接点収納部1aは、後述するスライド部材2が収納されるとともに、その底面には、図3に示す、固定接点部材7がインサート成形により一体に設けられている。固定接点部材7は3つの部分に分割されており、中央部分が中央固定接点7c、左側部分に左側固定接点7a,右側部分に右側固定接点7bとされ、それぞれが離間して配置されている。また、各固定接点7a、7b、7cの一端部はケース1の下面側に突出して外部回路と接続可能になっている。
板バネ収納部1bには、後述する板バネ(弾性部材)5と受け板(弾性部材摺動手段)6とが重ね合わされた状態で収納されるとともに、その下側内壁部は後述する受け板6を保持する受け板保持部1cとなっている(図3参照)。また、板バネ収納部1bと接点収納部1aとは開口部1fによって連結されている。
スライド部材2は成形材で形成され、接点収納部1a内に配設されて左右方向に移動可能になっている。スライド部材2には操作部2aと可動接点保持部2bが設けられており、操作部2aはスライド部材2を接点収納部1a内に配設した状態で開口部1dから上方へ突出している。
可動接点保持部2bには、背面側に長手方向に延びる溝部2dが形成されており、溝部2dには後述する可動接点部材4が組み付けられる。
また、図6に示すように、スライド部材2の下面中央部には、頂部が断面円弧状の突出部2cが形成されており、後述する板バネ5の係合部5aと係合するようになっている。
可動接点部材4は、リン青銅等の弾性のある良電導性の金属材にて帯状に形成され、両端に固定接点部材7と接触する接点部4a,4bが固定接点部材7側へ折り曲げられて突出形成されている。また、可動接点部材4の中央部分にはスライド部材2への組み込み用の凸部4cが上下に一対突出して形成されている。
図4は可動接点部材4をスライド部材2に組み込んだ状態を背面より見た斜視図である。長手方向に延びた溝部2dは、ほぼ中央部分に上下一対の凹部を有し、可動接点部材4の凸部が圧入されるようになっている。これによって、可動接点部材4はスライド部材2の可動接点保持部2bに組み付けられ、スライド部材2を接点収納部1aに配置した状態で可動接点部材4は固定接点部材7と接触する。
受け板6はバネ性の良いステンレス等の金属材にて、帯状に形成されている。
受け板6の長さ寸法は、板バネ収納部1bの長手方向の長さ寸法とほぼ同じ長さで、受け板6は受け板保持部1cで保持された収納状態では左右両側への動きが規制される。
板バネ5はバネ性の良いステンレス等の金属材にて帯状に形成され、中央部に係合部5aが形成されている。係合部5aは頂部が円弧状に形成され、スライド部材2の突出部2cと係合するようになっている。板バネ5の長さ寸法は、受け板6の長さ寸法より僅かに短く形成されている。従って、板バネ5を受け板6上に重ね合わせて板バネ収納部1b内に収納すると、板バネ5の左右両端部と板バネ収納部1bの左右両側の内壁面との間に空隙が形成され、板バネ5は受け板6上を左右両側へ移動可能となる。また、係合部5aの両側の腕部5bは、僅かに傾斜して形成されており、図6に示すように、受け板6と重ねた状態で僅かに隙間が形成される。
カバー部材3は金属材にて略長方形に折り曲げ形成されており、両短辺側は一部を延出して折り曲げ、ケース1との係合部が形成されている。また、下側長辺には左右両側から腕状に延びるとともに内方へ折り曲げ形成し、補助バネ部3aが形成されている。補助バネ部3aは、ケース1の下面に形成した開口部1eを介して板バネ収納部1b内へ臨み、受け板6の下面へ当接している。
次に、図5を参照に、本発明の実施の形態に係るスイッチ装置の導通切り替え動作を説明する。図5では説明のためにカバー部材3を省略して作図し、スライド部材2,板バネ5,受け板6は想像線にて表示している。
接点収納部1aには可動接点部材4が組み込まれたスライド部材2が左右に摺動可能に収納されており、可動接点部材4の接点部4a,4bが固定接点部材7と接触している。
スライド部材2が、移動領域の左側端部から移動領域の右側端部に移動させられる時、可動接点部材4の接点部4a,4bと固定接点部材7の各固定接点7a,7b,7cの接触状態は次のように変化する。
<スライド部材2が左側にあるとき>
図5(a)に示す様に、スライド部材2が移動領域の左側端部にある時、可動接点部材4の接点部4aは左側固定接点7aと接触し、接点部4bは中央固定接点7cと接触する。これにより、左側固定接点7aと中央固定接点7c間が導通状態となる。
<スライド部材2が中間位置にあるとき>
次に、図5(b)に示す様に、スライド部材2が移動領域の略中間位置に移動させられると、可動接点部材4の接点部4a,4bは中央固定接点7c,左側固定接点7a,右側固定接点7bのいずれとも接触せず、スイッチ装置は非導通状態となる。
<スライド部材2が右側にあるとき>
図5(c)に示す様に、スライド部材2が移動領域の右側端部に移動させられると、可動接点部材4の接点部4aは中央固定接点7cと接触し、接点部4bは右側固定接点7bと接触する。これにより中央固定接点7cと右側固定接点7bが導通し、接点部材間の接触状態の切り替えが完了する。
次に、図6から図12を参照して、スライド部材2が移動領域の左側端部から移動領域の右側端部に移動させられる時のクリック動作を説明する。
図6に示す様に、スライド部材2が移動領域の左側端部にあるとき、突出部2cの右側斜面と係合部5aの左側斜面が接触している。このとき板バネ5は弾性変形していない、または、ごく僅かに弾性変形しているのみで、受け板6の上面と板バネ5の腕部5bの間にはクリアランス5eがある。
図7に示す様に、スライド部材2が僅かに右側に移動させられると、突出部2cは係合部5aを僅かに押し下げ、板バネ5は弾性変形し腕部5bが水平に近づき、受け板6の上面と腕部5bの間のクリアランス5eは徐々に減少し、遂には板バネ5と受け板6は密着する。しかし、受け板6は弾性変形しておらず、受け板6の下面とカバー部材3の補助バネ部3aとの間にはクリアランス6aがある。
このときスライド部材2を押し返す力は、板バネ5の弾性変形によるバネ力のみで、ごく弱いバネ力となる。
図8に示す様に、スライド部材2が更に右側に移動させられると、突出部2cは係合部5aを更に押し下げ、板バネ5と共に受け板6も弾性変形し、受け板6の下面と補助バネ部3aの間のクリアランス6aは減少し、遂には受け板6の下面と補助バネ部3aの上面は密着する。このときスライド部材2を押し返す力は、板バネ5の弾性変形によるバネ力と、受け板6の弾性変形によるバネ力の和となり、バネ力は大きくなる。
スライド部材2が図8に示す位置より更に右側に移動させられると、突出部2cは係合部5aを更に大きく押し下げ、板バネ5と受け板6と補助バネ部3aが一体となって弾性変形し、バネ力は更に大きくなる。
スライド部材2が、更に右側に移動させられ、図9に示す、突出部2cの頂部と係合部5aの頂部が当接する位置(以下この位置を、頂部当接点と記載する)まで移動した時に、板バネ5と受け板6と補助バネ部3aの弾性変形量は最大となり、バネ力は最大となる。
頂部当接点では、スライド部材2の突出部2cの頂部と板バネ5の係合部5aの頂部が当接しているため、バネ力はスライド部材2の移動方向に垂直となる。このため頂部当接点では、バネ力は最大であるが、スライド部材2を移動方向または反移動方向に付勢する力は働かない。
しかし、本発明の実施例では、スライド部材2の突出部2cと板バネ5の係合部5aを、いずれも円弧状としたため、突出部2cの頂部と係合部5aの頂部にはいずれも平行部がないので、バネ力がスライド部材2の移動方向に垂直となるのは頂部当接点のみとなり、スライド部材2を移動方向または移動方向とは反対の方向に付勢する力が働かない範囲は最小限に抑えられる。
スライド部材2が、図9に示す位置から更に右に移動させられると、スライド部材2と板バネ5の接触点は、突出部2cの頂部と係合部5aの頂部から、突出部2cの左側斜面と係合部5aの右側斜面に移動する。これに伴い、突出部2cが係合部5aを押し下げる量は減少し、板バネ5と受け板6と補助バネ部3aの弾性変形量も減少し、バネ力が低下することによりクリック感触が発生する。
スライド部材2が更に右に移動させられると、突出部2cが係合部5aを押し下げる量は更に減少し、板バネ5と受け板6と補助バネ部3aの変形量も更に減少し、やがて補助バネ部3aが初期形状に戻り、受け板6の下面と補助バネ部3aの上面の間にクリアランス6aが再現する。
スライド部材2を押し返す力は、板バネ5の弾性変形によるバネ力と受け板6の弾性変形によるバネ力の和となり、バネ力は更に減少する。
スライド部材2が更に右に移動させられると、突出部2cが係合部5aを押し下げる量は更に大きく減少し、板バネ5と受け板6の弾性変形量も更に大きく減少し、やがて受け板6が初期形状に戻り、受け板6の上面と腕部5bの間のクリアランス5eが再現し、板バネ5のみに弾性変形が残る。この時スライド部材2を押し返す力は、板バネ5の弾性変形によるバネ力のみで、ごく弱いバネ力となる。
スライド部材2が更に右に移動させられ、図11に示す移動領域の右側端部に到達すると、板バネ5も初期状態に戻るが、この時点でも突出部2cの左側斜面と係合部5aの右側斜面が接触しており、スライド部材2は移動領域の右側端部に保持される。
以上より、本発明の実施例では、スライド部材2の全移動領域においてスライド部材2の突出部2cと、板バネ5の係合部5aは常時接触し離脱することはないため、スライド部材2は常に板バネ5からバネ力を受けており、スライド部材2は、頂部当接点を除く全移動領域で、移動領域の左側端部方向または右側端部方向に付勢され、中間位置で停止しにくいという特徴を持つ。
また、本実施例のスイッチ装置では、スライド部材2が移動領域の左側端部から中間位置まで移動させられる間に、弾性変形する部材が(1)板バネ5のみ、(2)板バネ5及び受け板6、(3)板バネ5及び受け板6及び補助バネ部3a、と3段階に変化し、スライド部材2が押し返される力が3段階に強くなる。また、スライド部材2が移動領域の中間位置から右側端部まで移動させられる間に、弾性変形する部材は逆の順序で3段階に変化し、スライド部材2が押し返される力が3段階に弱くなるため、使用者は操作感の変化によりスライド部材の移動量が把握しやすく、明瞭な操作感が得られる。
特に、スイッチ装置が小型である場合には板バネ5も小さく薄くなるため、板バネ5のみでは充分な操作感が得られ難いが、本実施例の構成では板バネ5に加え、受け板6と補助バネ部3aの弾性変形により操作力が得られるので、小型のスイッチ装置でも明瞭な操作感を得ることができる。
加えて、本実施例のスイッチ装置では、上記のスライド操作の途中で、板バネ5がスライド部材2の移動方向とは反対の方向に移動することにより、更に明瞭なクリック感触が得られる。
以下に上記の板バネ5の移動によるクリック感触の発生について説明する。なお、板バネ5がスライド部材2の移動方向とは反対の方向に移動を開始するスライド部材2の位置を、以下では移動開始点と記載する。
本実施例のスイッチ装置では、図6に示す、スライド部材2が移動領域の左側端部にある時、板バネ5は右側に移動しており、板バネ5の左側端とケースの左側内壁部の間は空隙部5cとなっている。
スライド部材2が、図6に示す移動領域の左側端部から、図9に示す頂部当接点まで移動させられる間は、板バネ5はスライド部材2からの反力により右方向に付勢されており、板バネ5はケース1の右側内壁部に当接し停止している。
スライド部材2が、図9に示す頂部当接点を超え、図10に示す移動開始点まで移動させられる間では、板バネ5はスライド部材2からの反力により左方向に付勢されるが、主として板バネ5と受け板6の摩擦力により、板バネ5は移動しない。
スライド部材2が、図10に示す移動開始点を超えると、スライド部材2からの反力による板バネ5の左方向への付勢力が、板バネ5と受け板6の摩擦力より大きくなり、板バネ5は左に移動する。板バネ5は、板バネ5の左側の空隙部5cを左側に進行し、やがて板バネ5の左側の端面がケース1の左側内壁部に当接し、板バネ5は停止する。板バネ5の右側には空隙部5dができ、板バネ5の移動が完了する。
板バネ5が左方向に移動すると突出部2cが係合部5aを押し下げる量が急激に減少し、スライド部材2が板バネ5から受けるバネ力も急激に低下するため、明瞭なクリック感触を得ることができる。
以下に、図12を参考に、移動開始点で板バネ5が左側に移動する時の挙動を説明する。
実際のスイッチ装置では、複数の部材の複数の当接面で多くの力と摩擦が働き複雑な挙動を示すが、以下では、最も支配的な板バネ5と受け板6の摩擦力のみに着目して説明を行う。
また、スライド部材2に働くバネ力は板バネ5と受け板6と補助バネ部3aの各々のバネ力の和であるが、表記の単純化のため、以下の説明では単に板バネ5によるバネ力と記載する。
図12(a)に示すように、突出部2cが係合部5aのやや右側まで移動した時、突出部2cの左側斜面と係合部5aの右側斜面が接触するが、接触面の傾きθ(図12(a)中にθで表す、突出部2cの円弧形状の中心点と、係合部5aの円弧形状の中心点を結ぶ線分と垂直線の成す角度。以下、接触角と記載する。)は、頂部当接点からの距離dと、突出部2cの半径r1と係合部5aの半径r2の和により決まり、
θ=SIN-1(d/(r1+r2))
となる。
板バネ5は弾性変形して、バネ力によりスライド部材2を押し上げているが、同時に板バネ5は接触面に垂直な反力Fを受ける。この反力Fは接触角方向の力であるが、図12(b)に示すように、反力Fの垂直成分Fyは板バネ5を受け板6に押しつける力となり、水平成分Fxは板バネ5を水平方向に移動させようとする力となる。この反力Fの水平成分Fx,垂直成分Fyは、
Fx=F×SINθ, Fy=F×COSθ
である。
一方、板バネ5は反力Fの垂直成分Fyで受け板6に押しつけられているため摩擦力が発生しており、摩擦力Ffは、板バネ5と受け板6の静止摩擦係数をkとして
Ff=k×Fy
となる。
Fxは板バネ5を左方向に付勢する力で、Ffは板バネ5の移動を阻害する力であるので、
Fx>Ff
とならなければ板バネ5は移動しない。
図9に示すような、スライド部材2が頂部当接点にあるとき、突出部2cの頂部と係合部5aの頂部が当接しており、接触角θはゼロ度であるので、この時、反力Fの水平成分Fx、および垂直成分Fyは
Fx=F×SIN0=0
Fy=F×COS0=F
となり、摩擦力Ffは
Ff=k×Fy=k×F
となる。従って、
Ff>Fx=0
であるため、板バネ5は移動しない。
スライド部材2が移動させられ、突出部2cと係合部5aの当接点が頂部当接点から離れると、θがゼロ度から徐々に増加する。θがゼロ度から徐々に増加すると、Fxは徐々に増加するが、Fyは徐々に減少しこれによりFfも徐々に減少する。
スライド部材2が移動開始点まで移動させられた時
Fx=k×Fy
となり、スライド部材2が更に移動させられ、移動開始点を通過すると、
Fx>k×Fy
となり、板バネ5は移動を開始する。
板バネ5が左側に移動を開始する移動開始点での接触角をθとすると、移動開始点では
Fx=k×Fy
であり、
Fx=F×SINθ
Fy=F×COSθ
であるので、
F×SINθ=k×F×COSθ
となる。従って
θ=TAN-1
である。板バネ5と受け板6の摩擦係数kが一般的な0.4である場合
θ=21.8度
となる。
すなわち、一般的な摩擦係数の材料,構造等の場合、接触角が21.8度となる位置までスライド部材2が移動させられると、板バネ5がスライド部材2の移動方向とは反対の方向に移動する。
以下に図13から図14を参考に、板バネ5の移動によるスライド操作力の変化を説明する。
図13は、スライド部材2を、移動領域の左側端部から右側端部まで移動させた時の、スライド部材2を移動させるための操作力の変化を示したシミュレーション結果である。
実線で示す操作力カーブL1は、板バネ5を移動領域の右側端部に固定したと仮定した場合の操作力のシミュレーション結果を示し、点線で示す操作力カーブL2は、板バネ5を移動領域の左側端部に固定したと仮定した場合の操作力のシミュレーション結果を示す。
スライド部材2が移動領域の左側端部にあるとき、板バネ5は移動領域の右側端部にあるので、スライド部材2を移動領域の左側端部から右側方向にスライドさせると、スライド部材2の移動開始時にはスライド操作力は操作力カーブL1に従って変化する。
しかし、スライド部材2が移動開始点を通過すると、板バネ5は移動領域の右側端部から移動領域の左側端部に移動し、板バネ5の移動完了後のスライド操作力は操作力カーブL2に従って変化する。
従って、スライド部材2の移動により板バネ5が右側端部から左側端部に移動させられる場合、スライド操作力は図14に実線で示すように変化することになる。
すなわち、スライド部材2が移動領域の左側端部から、図14中にP1で示す移動開始点まで移動させられる間は、スライド操作力は操作力カーブL1に従って変化し、スライド部材2が移動開始点P1を通過すると、板バネ5が移動領域の左側端部に移動するため、スライド操作力は板バネ5の移動による変化区間S1を経由して操作力カーブL2に移る。以降はスライド部材2が移動領域の右側端部に達するまで、スライド操作力は操作力カーブL2に従って変化する。
上記のシミュレーション結果から、スライド部材2が移動領域の左側端部から右側端部に移動させられる間に、板バネ5がスライド部材2の移動方向とは反対の方向に移動することにより、スライド操作力が変化区間S1を経由するため、スライド操作力が急激に低下し、明瞭なクリック感を得られることが確認できる。
以上は、スライド部材2が移動領域の左側端部から右側端部に移動させられる場合の板バネ5の移動による操作力変化のシミュレーション結果の説明であるが、スライド部材2が移動領域の右側端部から左側端部に移動させられる場合にも、左右が入れ替わるのみで同様な操作力変化となる。
本発明の実施例では、スライド部材2の突出部2cと板バネ5の係合部5aを、いずれも円弧状としたが、頂部に平行部がない形状であれば、同様の効果が得られ、山型等の形状でも実施可能である。また、弾性部材を板バネとしたが、バネ力を発生する部材であれば他の弾性部材でも実施可能である。
<変形例1>
本発明の変形例1を、図15から図16を参照して説明する。なお、実施の形態1と同一の構成については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図15に示す受け板11では、板バネ5と当接する上面側に複数の突部11aが形成されている。
図16は、この変形例のスイッチ装置の移動開始点での板バネ5と受け板11の接触状況を示す。板バネ5と受け板11は突部11aの頂部に点接触しているため、板バネ5と受け板11の間の摩擦係数が小さくなり、スライド部材2の移動方向とは反対の方向への板バネ5の移動が容易となり、より明瞭なクリック感が得られる。
なお、本変形例では受け板11に球状の突起を設けたが、同様の効果を得るために、山形等の頂部が点接触となる他の形状の突起を設けても良く、または、突起のかわりに半球状等の成形材等からなる他の部品を追加しても良い。
<変形例2>
本発明の変形例2を、図17から図18を参照して説明する。なお、実施の形態1と同一の構成については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図17に示す板バネ12では、係合部12aの頂部に小突起12bが形成されている。小突起12bは断面が略円弧の尾根状の突起で、断面の円弧形状は係合部12aの断面の円弧形状の半径より小さい半径としている。
図18は、この変形例のスイッチ装置の、移動開始点での突出部2cと小突起12bの係合状況を示しており、突出部2cの左側斜面と小突起12bの右側斜面が当接する。
図18の接触角θは、頂部当接位置からの距離dを、突出部2cの半径r1と小突起12bの半径r3の和で除した値で決定されるが、小突起12bの半径r3は、係合部12aの半径r2より小さい。このため、突出部2cと係合部12aが当接する場合と比較して、本変形例に示す突出部2cと小突起12bが当接する場合は、同じ接触角θとなる頂部当接位置からの距離dが小さくなり、移動開始点が頂部当接点に近づくため、バネ力が最大となった直後に板バネ5がスライド部材2の移動方向とは反対の方向に移動し、より明瞭なクリック感が得られる。
なお、本変形例では板バネ12側に小突起12bを追加したが、小突起はスライド部材2側に追加しても良く、またはスライド部材2と板バネ12側の両方に追加しても良い。
<変形例3>
本発明の変形例3を、図19から図20を参照して説明する。なお、実施の形態1と同一の構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本変形例では図19(a)に示す2つの圧縮バネ(第2の弾性部材)15を使用し、板バネ13と受け板14にそれぞれ、圧縮バネ当接部13a,13bと14a,14bを設ける。このとき、板バネ13の両側の圧縮バネ当接部13a,13b間の距離と、受け板14の両側の圧縮バネ当接部14a,14b間の距離を等しくする。
図19(b)に示すように、板バネ13と受け板14を重ね合わせ、両端に圧縮バネ15を挿入し、一体としてケース1に組み込む。これにより、2つの圧縮バネ15のそれぞれの外側の端面はケース1のそれぞれ左右の内壁部に押しつけられ弾性変形し、弾性変形した圧縮バネ15のバネ力により、板バネ13の圧縮バネ当接部13aと受け板14の圧縮バネ当接部14aは同一面となる様に付勢され、板バネ13の圧縮バネ当接部13bと受け板14の圧縮バネ当接部14bも同一面となる様に付勢されるため、板バネ13は受け板14の中央位置に保持される。
この変形例3のスイッチ装置の動作状況を図20に示す。図20はスライド部材2が移動領域の左側端部から頂部当接点を僅かに超える位置まで移動させられた時である。
スライド部材2が移動領域の左側端部にあるとき、係合部13cはスライド部材2の突出部2cと当接しているため、板バネ13は右側の圧縮バネ15を撓ませ圧縮バネ15のバネ力に抗しながら移動領域の右側端部に保持される。
スライド部材2が図20に示す頂部当接点を僅かに超える位置まで移動させられると、突出部2cの左側斜面と係合部13cの右側斜面が当接する。
このとき板バネ13はスライド部材2からバネ力の反力を受け、この反力により板バネ13は受け板14に押しつけられると共に、左方向に付勢されるが、板バネ13と受け板14の間の摩擦力が左方向への付勢力より大きいため、反力による左方向への付勢力だけでは板バネ13は左側へは移動できない。
しかし、板バネ13は右側に移動しているため、右側の圧縮バネ15のバネ力により中央位置に戻る方向、すなわち左方向に付勢される。このため、反力による板バネ13の左方向への付勢力が小さくとも、圧縮バネ15が板バネ13を左方向に付勢するバネ力との和が板バネ13と受け板14の間の摩擦力を超えたときに板バネ13が移動する。これによりスライド部材2が頂部当接点を僅かに超える位置まで移動させられると板バネ13がスライド部材2の移動方向とは反対の方向に移動し、より明瞭なクリック感が得られる。
なお、本変形例では第2の弾性部材を圧縮バネとしたが、板バネを水平方向に付勢できる部材であれば、他の形式のバネでもゴム等の弾性体でも実施可能である。
<比較例>
以上により、本発明の実施例および変形例を述べたが、スライド部材2が移動させられる間に板バネ5がスライド部材2の移動方向とは反対の方向に移動しない従来製品では、スライド操作力が図14に示す変化区間S1を経由しないため、スライド操作力の急激な低下は発生せずなだらかな減少となるため、明瞭なクリック感を得ることができない。
1 ケース
1a 接点収納部
1b 板バネ収納部(弾性部材収容部)
1c 受け板保持部
1d 開口部
1e 開口部
1f 開口部
2 スライド部材(移動部材)
2a 操作部
2b 可動接点保持部
2c 突出部
2d 溝部
3 カバー部材
3a 補助バネ部
4 可動接点部材(接点部材)
4a,4b 接点部
4c 凸部
5 板バネ(弾性部材)
5a 係合部
5b 腕部
5c,5d 空隙部
5e クリアランス
6 受け板(弾性部材摺動手段)
6a クリアランス
7 固定接点部材(接点部材)
7a 左側固定接点
7b 右側固定接点
7c 中央固定接点
11 受け板
11a 突部
12 板バネ
12a 係合部
12b 小突起
13 板バネ
13a,13b 圧縮バネ当接部
13c 係合部
14 受け板
14a,14b 圧縮バネ当接部
15 圧縮バネ(第2の弾性部材)
F 反力
Fx 反力の水平成分
Fy 反力の垂直成分
Ff 摩擦力
L1,L2 操作力カーブ
S1 変化区間
P1 移動開始点

Claims (8)

  1. ケースと、前記ケースに移動可能に保持された移動部材とを有し、前記移動部材には前記移動部材を移動させる操作部が形成され、前記移動部材を移動させることで接点部材間の接触状態が切り替えられるスイッチ装置において、
    前記ケース内に弾性部材収容部を設け、前記弾性部材収容部に前記移動部材と対向する弾性部材を移動可能に収容し、前記移動部材に隆起した突出部を設け、前記弾性部材に前記突出部に向いて突出した頂部を有する係合部を設けるとともに、前記突出部が前記係合部と係合可能となるよう配置され、
    前記移動部材が前記移動可能な領域の一端側から他端側に移動させられる際に、前記突出部が前記係合部の前記頂部を乗り越えたのちに、前記弾性部材が前記移動部材の移動方向とは反対方向に前記弾性部材収容部内を移動可能としたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記突出部及び前記係合部はいずれも円弧状に形成され、前記移動部材が一端側から他端側に移動させられる際に、前記突出部が前記係合部の前記頂部を乗り越えたのち、前記移動部材が前記移動可能な領域の他端側にあるときに、前記突出部は前記係合部と接触し、前記弾性部材を前記移動部材の移動方向とは反対方向の、前記弾性部材収容部端部に保持することを特徴とする、請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記ケースに、前記弾性部材を保持するための弾性部材保持部と前記弾性部材を摺動させるための弾性部材摺動手段とを設けたことを特徴とする、請求項1または2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記弾性部材摺動手段は、金属材からなる受け板であり、前記弾性部材は金属材からなる板バネで、前記受け板上に前記板バネが支持されることを特徴とする、請求項3に記載のスイッチ装置。
  5. 前記受け板と前記板バネとの対向面の少なくともどちらか一方に、他方の対向面を向いた突部を形成したことを特徴とする、請求項4に記載のスイッチ装置。
  6. 前記ケースに嵌合し、一部を折り曲げて補助バネ部を形成し、当該補助バネ部が前記受け板を、前記板バネを支持する面側に押圧するカバー部材を有することを特徴とする、請求項4または5に記載のスイッチ装置。
  7. 前記移動部材の前記突出部の頂部と前記弾性部材の前記係合部の前記頂部との少なくとも一方の部材の頂部に、他方の部材に向かって突出した小突起を配したことを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のスイッチ装置。
  8. 前記弾性部材を前記移動部材の移動方向とは反対方向へ付勢する第2の弾性部材を配したことを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のスイッチ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2021117378A1 (ja) * 2019-12-09 2021-06-17

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