JP2012077281A - 粘着剤組成物及び粘着テープ - Google Patents
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Abstract
【課題】銀を導電体とする配線を備えている透明導電性部材において、配線間で発生し得るマイグレーションを防止することができる粘着剤組成物及び粘着テープを提供すること。
【解決手段】本発明の粘着剤組成物は、アクリル系樹脂と、架橋剤と、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールとを含有することを特徴とする。本発明の粘着剤組成物によれば、配線の導電性を損なうことなく、銀マイグレーションの発生を防止することができる。
【選択図】なし
【解決手段】本発明の粘着剤組成物は、アクリル系樹脂と、架橋剤と、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールとを含有することを特徴とする。本発明の粘着剤組成物によれば、配線の導電性を損なうことなく、銀マイグレーションの発生を防止することができる。
【選択図】なし
Description
本発明は、銀のマイグレーションの発生を防止することができる粘着剤組成物及び粘着テープに関する。
タッチパネル等に用いられるITOフィルム等の透明導電性フィルムには、電気信号をコントロールICへ伝達するための配線が設けられる。従来、かかる配線の材料には、APC(Ag−Pd−Cu合金)が用いられていたが、ITOフィルム上に配線をパターン形成するためには、スパッタ蒸着によりITOフィルムの全面にAPC薄膜を形成した後、必要部位のみを残してエッチング処理を行う必要があり、工程数が多く、また、工程的に高コストであるという問題点があった。
そのため、APCの代替材料として金属微粒子を含む導電性ペースト等の導電性材料を用い、印刷方式により配線をパターン形成する方法が採用されつつある。金属微粒子には、導電性が高く、比較的安価な銀が利用されている。しかしながら、銀を導電体とする配線では、長時間直流電圧を印加すると、銀がイオン化して正極側から負極側に移動し、負極側で銀の結晶が析出して成長するというマイグレーションが発生することがあった。このマイグレーションは、配線間の短絡を引き起こし、電子機器を故障させる原因の一つとなっていた。また、近年、大画面を備えるコンパクトな筺体を実現するために、配線間隔の微細化が進み、銀のマイグレーションの発生頻度が増加傾向にあることから、その発生を防止する手段の開発が所望されている。
例えば、特許文献1には、銀を導電体とする薄膜で形成された電極上をインジウム酸化物あるいはインジウム錫酸化物薄膜で被覆する銀マイグレーション防止方法が開示されている。この方法では、電子の供給体であるn型半導体であるインジウム酸化物あるいはインジウム錫酸化物を用いて銀に電子を供給し、銀のイオン化を抑制することで銀マイグレーションを防止している。
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、電極間をマスキングした後、スパッタ蒸着により銀電極を覆うようにインジウム酸化物等の薄膜を形成する必要があり、操作が煩雑でコストがかかるだけでなく、導通抵抗値が上昇するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、銀を導電体とする配線を備えている透明導電性部材において、配線間で発生し得るマイグレーションを防止することができる粘着剤組成物及び粘着テープを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねたところ、アクリル系樹脂と、架橋剤と、ある特定のベンゾトリアゾール化合物とを含有する粘着剤組成物によれば、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
これまで、ベンゾトリアゾール化合物については、防錆効果があることが知られている。しかしながら、ある特定のベンゾトリアゾール化合物によればマイグレーションの発生を防止できるという報告はない。
具体的には、本発明では以下のようなものを提供する。
(1) アクリル系樹脂と、架橋剤と、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールとを含有することを特徴とする粘着剤組成物。
(2) 上記5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールの含有量は、上記アクリル系樹脂100質量部に対して0.5〜12質量部の範囲内である(1)に記載の粘着剤組成物。
(3) 上記(1)又は(2)に記載の粘着剤組成物からなる粘着剤層を少なくとも有することを特徴とする粘着テープ。
(4) 上記粘着剤層の厚みは、25〜250μmである(3)に記載の粘着テープ。
本発明の粘着剤組成物及び粘着テープによれば、銀を導電体とする配線を備えている透明導電性部材において、配線間で発生し得る銀のマイグレーションを防止することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
[粘着剤組成物]
本発明の粘着剤組成物は、アクリル系樹脂と、架橋剤と、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールとを含有することを特徴とする。水の存在下において、絶縁された金属導電体間に長時間直流電圧を印加すると、導電体を構成する金属がイオン化して正極側から負極側に移動し、負極側で金属の結晶が析出して成長する現象が発生することがある。このような現象をマイグレーションという。マイグレーションは、両電極間の短絡を引き起こし、最悪の場合には、電子機器を故障させる。本発明は、粘着剤組成物に対して、銀マイグレーションの発生防止効果を付与する点に特徴を有する。導電体である金属配線材料自体にマイグレーション発生防止剤を処方すると、導電抵抗値が上昇するため好ましくない。これに対して、本発明では、上記粘着剤組成物に銀マイグレーションの発生防止効果を付与したので、例えば、銀を導電体とする配線を備えている透明導電性部材の配線部分に接触するような態様で用いることにより、配線の導電性を損なうことなく銀マイグレーションの発生防止を実現することができる。
本発明の粘着剤組成物は、アクリル系樹脂と、架橋剤と、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールとを含有することを特徴とする。水の存在下において、絶縁された金属導電体間に長時間直流電圧を印加すると、導電体を構成する金属がイオン化して正極側から負極側に移動し、負極側で金属の結晶が析出して成長する現象が発生することがある。このような現象をマイグレーションという。マイグレーションは、両電極間の短絡を引き起こし、最悪の場合には、電子機器を故障させる。本発明は、粘着剤組成物に対して、銀マイグレーションの発生防止効果を付与する点に特徴を有する。導電体である金属配線材料自体にマイグレーション発生防止剤を処方すると、導電抵抗値が上昇するため好ましくない。これに対して、本発明では、上記粘着剤組成物に銀マイグレーションの発生防止効果を付与したので、例えば、銀を導電体とする配線を備えている透明導電性部材の配線部分に接触するような態様で用いることにより、配線の導電性を損なうことなく銀マイグレーションの発生防止を実現することができる。
なお、マイグレーションを発生し得る金属としては、例えば、銀、銅、金、スズ、鉛、パラジウム等が挙げられ、電子回路において使用される金属の大部分が含まれる。本発明の粘着剤組成物によれば、銀以外の金属のマイグレーションの発生を防止することも可能であるが、銀に対して特に優れた効果を発揮する。
まず、粘着剤組成物に含まれるアクリル系樹脂、架橋剤、及び5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールについて順に説明する。
本発明の粘着剤組成物では、アクリル系樹脂は、特に限定されず、例えば、アクリル酸エステルと他の単量体とを共重合させたアクリル酸エステル共重合体が挙げられる。アクリル酸エステルとしては、例えば、アクリル酸エチル、アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸イソノニル、アクリル酸ヒドロキシルエチル、アクリル酸プロピレングリコール、アクリルアミド、アクリル酸グリシジル等が挙げられる。これらは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。なお、本発明では、上記アクリル酸エステルの中でも、アクリル酸−n−ブチル及びアクリル酸−2−エチルヘキシルが、耐熱性、耐湿熱性、耐久性、透明性、塗工適性等に優れ、また、低コストである点において好ましい。他の単量体としては、例えば、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、アクリル酸ヒドロキシルエチル、メタクリル酸ヒドロキシルエチル、アクリル酸プロピレングリコール、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸−tert−ブチルアミノエチル、メタクリル酸−n−エチルヘキシル等が挙げられる。これらは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。なお、本発明では、上記他の単量体の中でも、メタクリル酸−n−エチルヘキシルが好ましい。
本発明の粘着剤組成物では、上記アクリル系樹脂の質量平均分子量(Mw)は、特に限定されないが、耐久性の観点から、30万〜150万の範囲内であることが好ましく、50万〜130万の範囲内であることがより好ましい。なお、上記質量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定した際の、ポリスチレン換算の値である。
なお、本発明では、アクリル系樹脂として、該アクリル系樹脂を主剤とする市販の粘着剤を使用してもよく、例えば、SKダイン2094(綜研化学社製)、SKダイン2147(綜研化学株式会社製)、SKダイン1811L(綜研化学社製)、SKダイン1442(綜研化学社製)SKダイン1435(綜研化学株式会社製)、SKダイン1415(綜研化学株式会社製)、オリバインEG−655(東洋インキ社製)、オリバインBPS5896(東洋インキ社製)等を好適に用いることができる。
本発明の粘着剤組成物において、架橋剤は、上記アクリル系樹脂を架橋できるものであれば、特に限定されず、例えば、エポキシ系架橋剤、イソシアネート系架橋剤等が挙げられる。エポキシ系架橋剤としては、例えば、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリブタジエンジグリシジルエーテル等の多官能エポキシ系化合物が挙げられる。
また、イソシアネート系架橋剤としては、例えば、ポリイソシアネート化合物、ポリイソシアネート化合物の3量体、ポリイソシアネート化合物とポリオール化合物とを反応させて得られるイソシアネート基を末端に有するウレタンプレポリマー、該ウレタンプレポリマーの3量体等が挙げられる。ポリイソシアネート化合物としては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,5−トリレンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、1,4−キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、3−メチルジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4′−ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−2,4′−ジイソシアネート、リジンイソシアネート等が挙げられる。
上記架橋剤は、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができ、上記アクリル系樹脂の種類等に応じて、適宜選択するとよい。なお、本発明では、イソシアネート系架橋剤の場合には、粘着剤層を黄変させない種類のものを選択することが好ましい。
なお、上記エポキシ系架橋剤の市販品としては、例えば、E−5XM(綜研化学株式会社製)、E−5C(綜研化学株式会社製)等を好適に用いることができる。また、上記イソシアネート系架橋剤の市販品としては、例えば、TD75(綜研化学株式会社製)、BXX5627(東洋インキ製造株式会社製)、X−301−422SK(サイデン化学株式会社製)等を好適に用いることができる。
本発明の粘着剤組成物における上記架橋剤の配合量は、上記アクリル系樹脂100質量部に対して、0.001〜10質量部であることが好ましく、0.001〜5質量部であることがより好ましい。上記範囲であれば、好適な架橋密度が得られ、適度な弾性と粘着強度とを有する粘着剤層を形成することができる。また、過剰な架橋剤が生じないので、架橋剤同士の結合に由来する可撓性の低下を引き起こすおそれがない。更に、透明導電性フィルム上に形成されている配線等により生じた凹凸に対して十分に追従させることができる。
本発明の粘着剤組成物は、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールを含有することを特徴とする。本発明の粘着剤組成物では、該粘着剤組成物を構成する一成分として5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールを含有するので、銀を導電体とする配線間におけるマイグレーションの発生を防止することができる。5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールによる銀のマイグレーション防止のメカニズムは明らかではないが、N−N結合部位からの共役鎖長が銀のマイグレーション防止効果と何らかの関係を有しているものと推測される。
5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールは、上記アクリル系樹脂及び上記架橋剤との相溶性が低く、直接、添加しても沈殿等を生じ、良好に溶解・分散しない。そのため、粘着剤層形成用塗工液を調製する際には、あらかじめ、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールを、該5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールに対する良溶媒に溶解・分散した後、上記アクリル系樹脂及び上記架橋剤と混合する必要がある。なお、良溶媒としては、例えば、トルエン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、トルエンとメチルエチルケトンとの混合溶媒等を好適に用いることができる。
なお、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールの市販品としては、例えば、5M−BTA(城北化学社製)、5−Methyl−1H−benzotriazole(東京化成工業社製)の商品名で市販されているものを好適に用いることができる。
本発明の粘着剤組成物における5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールの配合量は、銀マイグレーションの発生が抑制可能であって、且つ、所望の粘着強度が発揮できれば、特に限定されるものではないが、好ましくは、上記アクリル系樹脂100質量部に対して0.5〜12質量部の範囲内であり、より好ましくは、上記アクリル系樹脂100質量部に対して0.5〜2質量部の範囲内である。上記範囲内であれば、十分なマイグレーション発生防止効果を奏するだけでなく、形成された粘着剤層により光学特性が損なわれることがない。なお、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールの配合量が、上記アクリル系樹脂100質量部に対して12質量部を越えると、リワーク性(貼り直し作業性)が低下する傾向がある。
本発明の粘着剤組成物は、その他、本発明の目的を損なわない範囲で必要に応じて、シランカップリング剤、粘着付与剤、金属キレート剤、界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、着色剤、耐電防止剤、防腐剤、消泡剤、ぬれ性調整剤等の各種添加剤を含有してもよい。
本発明の粘着剤組成物は、例えば、粘着剤層を形成し、該粘着剤層面と、銀を導電体とする配線を備えている透明導電性部材の配線部分とが接触するような態様で用いることにより、配線間で発生し得るマイグレーションの防止効果を発揮する。透明導電性部材としては、例えば、透明電極基板、電磁波シールド等が挙げられる。本発明の粘着剤組成物を静電容量方式のタッチスクリーンセンサーに用いる場合には、例えば、ITO透明電極が形成された基板同士の貼合や、ITO透明電極が形成された基板とフロントカバーとの貼合等に用いるとよい。
近年、大画面を備えるコンパクトな筺体を実現するために、コントロールICへ電気信号を伝達するために設けられる配線の間隔は、より狭くなる傾向がある。配線をより狭い間隔で形成する方法として、導電性金属ペーストを用いたスクリーン印刷によるパターン形成方法がある。しかしながら、配線の間隔が狭くなると、配線間でマイグレーションが発生する可能性がより高まる。本発明の粘着剤組成物によれば、例えば、100μm以下の間隔で形成された配線に対しても、導電性を損なうことなく、マイグレーションの発生を効果的に防止することができる。
[粘着テープ]
本発明の粘着テープは、上記粘着剤組成物からなる粘着剤層を少なくとも有することを特徴とする。すなわち、本発明の粘着テープは、例えば、基材/粘着剤層/剥離フィルムのように基材上に粘着剤層が形成されている構成であってもよいし、剥離フィルム/粘着剤層/剥離フィルムのように基材レス型の両面粘着テープの構成であってもよい。本発明の粘着テープによれば、例えば、粘着剤層面が銀を導電体とする配線と接触するような態様で使用することにより、配線間において発生し得るマイグレーションを防止することが可能となる。以下、基材、剥離フィルム、及び粘着テープについて順に説明する。
本発明の粘着テープは、上記粘着剤組成物からなる粘着剤層を少なくとも有することを特徴とする。すなわち、本発明の粘着テープは、例えば、基材/粘着剤層/剥離フィルムのように基材上に粘着剤層が形成されている構成であってもよいし、剥離フィルム/粘着剤層/剥離フィルムのように基材レス型の両面粘着テープの構成であってもよい。本発明の粘着テープによれば、例えば、粘着剤層面が銀を導電体とする配線と接触するような態様で使用することにより、配線間において発生し得るマイグレーションを防止することが可能となる。以下、基材、剥離フィルム、及び粘着テープについて順に説明する。
<基材>
本発明の粘着テープでは、基材は、透明であることを要する。ここで、透明とは、必ずしも無色透明である必要はなく、着色された透明であってもよいが、可視領域(380〜780nm)における光透過率が80%以上でなければならない。基材の光透過性は高いほどよく、可視域における光透過率が85%以上であることが好ましい。なお、光透過率は、市販の分光光度計、例えば、島津製作所社製のUV−3100PCを用いて測定(JIS−Z8701準拠)することができる。
本発明の粘着テープでは、基材は、透明であることを要する。ここで、透明とは、必ずしも無色透明である必要はなく、着色された透明であってもよいが、可視領域(380〜780nm)における光透過率が80%以上でなければならない。基材の光透過性は高いほどよく、可視域における光透過率が85%以上であることが好ましい。なお、光透過率は、市販の分光光度計、例えば、島津製作所社製のUV−3100PCを用いて測定(JIS−Z8701準拠)することができる。
基材は、上記のような光透過性、必要な強度、及び柔軟性を有していれば、特に限定されず、適宜選択することができる。一般的には、合成樹脂フィルムが用いられる。合成樹脂フィルムの材料としては、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリイミド系樹脂、フェノール系樹脂、ポリウレタン系樹脂等の公知の樹脂が挙げられる。これらは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、単層であってもよいし、2層以上の積層体であってもよい。機械的強度の観点から、1軸延伸や2軸延伸した延伸フィルムが好ましい。なお、本発明では、上記合成樹脂の中でも、透明性、耐熱性、寸法安定性、剛性、柔軟性、積層適性、価格等の観点から、ポリエステル系樹脂やポリカーボネート系樹脂を用いることが特に好ましい。
ポリエステル系樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリアリレート、ポリテトラメチレンテレフタレート等が挙げられるが、この中でも、取り扱い易さ、低価格等の観点から、ポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。
基材の厚みは、特に限定されず、用途に応じて、適宜選択することができる。通常、12〜250μm程度であるが、好ましくは25〜250μmである。上記範囲であれば、機械的強度が十分であり、反り、弛み、破断等を生じ難く、作業性が良好であり、また、連続帯状で供給して加工することも可能である。なお、上記の厚さを超えると、過剰性能でコスト高になる場合がある。
基材の形成方法は、特に限定されず、例えば、溶液流延法、溶融押出法、カレンダー法等の従来公知の製膜方法を用いることができる。また、上記方法によりあらかじめフィルム状に製膜された市販の基材を使用してもよい。
なお、基材には、粘着剤との濡れ性を向上させるために、その片面又は両面に、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理、フレーム処理、プライマー処理、予熱処理、除塵埃処理、蒸着処理、アルカリ処理等の公知の易接着処理を施してもよい。
<剥離フィルム>
本発明の粘着テープでは、上記粘着剤組成物からなる粘着剤層の一方又は両方の面に剥離フィルムを備えていてもよい。本発明の粘着テープでは、剥離フィルムは、剥離性を有する剥離部材からなり、粘着剤層の表面を保護する機能を有し、使用に際して剥離除去されるものである。剥離部材は、必要な強度や柔軟性を有するものであれば、特に限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂からなるフィルム又はそれらの発泡フィルムに、シリコーン系、フッ素系、長鎖アルキル基含有カルバメート等の剥離剤で剥離処理したものを挙げることができる。剥離フィルムの厚みは、特に限定されないが、好ましくは12〜188μmである。
本発明の粘着テープでは、上記粘着剤組成物からなる粘着剤層の一方又は両方の面に剥離フィルムを備えていてもよい。本発明の粘着テープでは、剥離フィルムは、剥離性を有する剥離部材からなり、粘着剤層の表面を保護する機能を有し、使用に際して剥離除去されるものである。剥離部材は、必要な強度や柔軟性を有するものであれば、特に限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂からなるフィルム又はそれらの発泡フィルムに、シリコーン系、フッ素系、長鎖アルキル基含有カルバメート等の剥離剤で剥離処理したものを挙げることができる。剥離フィルムの厚みは、特に限定されないが、好ましくは12〜188μmである。
[粘着テープの製造方法]
本発明の粘着剤組成物を使用した粘着テープの製造方法は、粘着剤層形成用塗工液の調製以外の点においては、特に限定されず、従来公知の方法を用いることができる。ここでは、上記基材上に、上記粘着剤組成物からなる粘着剤層が形成されている構成の粘着テープである場合について説明する。一般に、粘着剤層形成用塗工液の調製では、粘着剤の材料は全てを一度に混合し、必要に応じて溶媒で希釈し、分散させる。しかしながら、上述のように、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールは、上記アクリル系樹脂及び架橋剤との相溶性が低く、直接添加しても沈殿、凝集等を生じ、良好に溶解・分散しない。そこで、まず、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールを、該5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールに対する良溶媒、例えば、トルエンとメチルエチルケトンの混合溶媒(質量比1:1)に、十分に溶解・分散させ、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾール溶液を調製する。次に、上記アクリル系樹脂に上記架橋剤を配合し、トルエン等の溶媒で希釈し、十分に分散させたものに上記5−メチル−1H−ベンゾトリアゾール溶液を添加し、更に分散させることにより、塗工液を得る。そして、基材上に、上記塗工液をアプリケータ等により全面塗工し、粘着剤層を形成する。その後、乾燥させ、剥離シートをラミネートすることにより、本発明の粘着テープを形成することができる。
本発明の粘着剤組成物を使用した粘着テープの製造方法は、粘着剤層形成用塗工液の調製以外の点においては、特に限定されず、従来公知の方法を用いることができる。ここでは、上記基材上に、上記粘着剤組成物からなる粘着剤層が形成されている構成の粘着テープである場合について説明する。一般に、粘着剤層形成用塗工液の調製では、粘着剤の材料は全てを一度に混合し、必要に応じて溶媒で希釈し、分散させる。しかしながら、上述のように、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールは、上記アクリル系樹脂及び架橋剤との相溶性が低く、直接添加しても沈殿、凝集等を生じ、良好に溶解・分散しない。そこで、まず、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールを、該5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールに対する良溶媒、例えば、トルエンとメチルエチルケトンの混合溶媒(質量比1:1)に、十分に溶解・分散させ、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾール溶液を調製する。次に、上記アクリル系樹脂に上記架橋剤を配合し、トルエン等の溶媒で希釈し、十分に分散させたものに上記5−メチル−1H−ベンゾトリアゾール溶液を添加し、更に分散させることにより、塗工液を得る。そして、基材上に、上記塗工液をアプリケータ等により全面塗工し、粘着剤層を形成する。その後、乾燥させ、剥離シートをラミネートすることにより、本発明の粘着テープを形成することができる。
上記基材上に、上記粘着剤層形成用塗工液を塗工する方法は、特に限定されるものではなく、従来公知の方法を用いることができる。印刷による形成方法としては、例えば、グラビア印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法等が挙げられる。コーティングによる方法としては、例えば、ロールコート、リバースコート、コンマコート、ナイフコート、ダイコート、グラビアコート等が挙げられる。
粘着剤層の厚みは、特に限定されず、適宜選択することができる。好ましくは、25〜250μm、より好ましくは50〜200μmである。上記範囲であれば、粘着物性が安定し、透明導電性フィルムに形成されている配線等の凹凸に十分追従する。なお、厚みが25μmに満たないと、十分な接着強度が得られない場合があり、250μmを超えると、光線透過率等の光学特性に悪影響を及ぼす場合がある。
本発明の粘着テープの厚みは、特に限定されないが、27〜500μmであることが好ましく、75〜500μmであることがより好ましい。上記範囲であれば、適度な柔軟性を有するので、取り扱いが容易となる。
以下、実施例により、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に何ら制限を受けるものではない。なお、配合量は、固形分換算値である。
<製造例1>
厚み100μmの無着色透明な2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムからなる基材上に、平均粒径約6μmの銀粒子80質量部と、エポキシ系樹脂10質量部と、をエチレングリコールモノブチルエーテルアセテートに分散させたインキ(導電性銀ペースト,商品名:ECM−100 AF4500,太陽インキ製造社製)を用いて、線幅50μm、ピッチ50μmのメッシュ状の配線をスクリーン印刷した後、120℃で熱風乾燥し、溶剤を揮散させて透明導電性フィルムを得た。
厚み100μmの無着色透明な2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムからなる基材上に、平均粒径約6μmの銀粒子80質量部と、エポキシ系樹脂10質量部と、をエチレングリコールモノブチルエーテルアセテートに分散させたインキ(導電性銀ペースト,商品名:ECM−100 AF4500,太陽インキ製造社製)を用いて、線幅50μm、ピッチ50μmのメッシュ状の配線をスクリーン印刷した後、120℃で熱風乾燥し、溶剤を揮散させて透明導電性フィルムを得た。
<実施例1>
アクリル系粘着剤(商品名:BPS5896,固形分:37%,東洋インキ社製)100質量部に対して、架橋剤(商品名:BXX5627,固形分:50%,東洋インキ社製)を0.05質量部配合し、トルエン25質量部で希釈し、十分に分散させた。これに、上記アクリル系粘着剤の固形分100質量部に対して0.8質量部の5M−1H−ベンゾトリアゾール(商品名:5M−BTA,固形分:100%,城北化学社製)をトルエン及びメチルエチルケトンの混合溶媒(商品名:KT11,質量比1:1,DICグラフィックス社製)5mlに溶解・分散させた溶液を添加し、分散させて粘着剤層形成用塗工液を調製した。
アクリル系粘着剤(商品名:BPS5896,固形分:37%,東洋インキ社製)100質量部に対して、架橋剤(商品名:BXX5627,固形分:50%,東洋インキ社製)を0.05質量部配合し、トルエン25質量部で希釈し、十分に分散させた。これに、上記アクリル系粘着剤の固形分100質量部に対して0.8質量部の5M−1H−ベンゾトリアゾール(商品名:5M−BTA,固形分:100%,城北化学社製)をトルエン及びメチルエチルケトンの混合溶媒(商品名:KT11,質量比1:1,DICグラフィックス社製)5mlに溶解・分散させた溶液を添加し、分散させて粘着剤層形成用塗工液を調製した。
そして、基材(PETフィルム,商品名:コスモシャインA4100,膜厚:100μm,全光線透過率:92%,東洋紡社製)の易接着面側上に、乾燥後の膜厚が50μmとなるように、上記粘着剤層形成用塗工液をアプリケータにより全面塗工し、粘着剤層を形成した。その後、乾燥させ、剥離フィルム(PETセパレーター,商品名:セラピールMFA,膜厚:38μm,東レフィルム加工社製)をラミネートし、実施例1の粘着シートを得た。
<実施例2>
アクリル系粘着剤(商品名:BPS5896)100質量部に対して、架橋剤(商品名:BXX5627)を0.05質量部配合し、トルエン25質量部で希釈し、十分に分散させた。これに、上記アクリル系粘着剤の固形分100質量部に対して1.0質量部の5M−1H−ベンゾトリアゾール(商品名:5M−BTA)をトルエン及びメチルエチルケトンの混合溶媒(商品名:KT11)5mlに溶解・分散させた溶液を添加し、分散させて粘着剤層形成用塗工液を調製した。そして、該粘着剤層形成用塗工液を用い、実施例1と同様の方法にて、実施例2の粘着シートを得た。
アクリル系粘着剤(商品名:BPS5896)100質量部に対して、架橋剤(商品名:BXX5627)を0.05質量部配合し、トルエン25質量部で希釈し、十分に分散させた。これに、上記アクリル系粘着剤の固形分100質量部に対して1.0質量部の5M−1H−ベンゾトリアゾール(商品名:5M−BTA)をトルエン及びメチルエチルケトンの混合溶媒(商品名:KT11)5mlに溶解・分散させた溶液を添加し、分散させて粘着剤層形成用塗工液を調製した。そして、該粘着剤層形成用塗工液を用い、実施例1と同様の方法にて、実施例2の粘着シートを得た。
<実施例3>
アクリル系粘着剤(商品名:BPS5896)100質量部に対して、架橋剤(商品名:BXX5627)を0.05質量部配合し、トルエン25質量部で希釈し、十分に分散させた。これに、上記アクリル系粘着剤の固形分100質量部に対して2.0質量部の5M−1H−ベンゾトリアゾール(商品名:5M−BTA)をトルエン及びメチルエチルケトンの混合溶媒(商品名:KT11)5mlに溶解・分散させた溶液を添加し、分散させて粘着剤層形成用塗工液を調製した。そして、該粘着剤層形成用塗工液を用い、実施例1と同様の方法にて、実施例3の粘着シートを得た。
アクリル系粘着剤(商品名:BPS5896)100質量部に対して、架橋剤(商品名:BXX5627)を0.05質量部配合し、トルエン25質量部で希釈し、十分に分散させた。これに、上記アクリル系粘着剤の固形分100質量部に対して2.0質量部の5M−1H−ベンゾトリアゾール(商品名:5M−BTA)をトルエン及びメチルエチルケトンの混合溶媒(商品名:KT11)5mlに溶解・分散させた溶液を添加し、分散させて粘着剤層形成用塗工液を調製した。そして、該粘着剤層形成用塗工液を用い、実施例1と同様の方法にて、実施例3の粘着シートを得た。
<比較例1>
アクリル系粘着剤(商品名:BPS5896)100質量部に対して、架橋剤(商品名:BXX5627)を0.05質量部配合し、トルエン25質量部で希釈し、十分に分散させて粘着剤層形成用塗工液を調製した。そして、該粘着剤層形成用塗工液を用い、実施例1と同様の方法にて、比較例1の粘着シートを得た。
アクリル系粘着剤(商品名:BPS5896)100質量部に対して、架橋剤(商品名:BXX5627)を0.05質量部配合し、トルエン25質量部で希釈し、十分に分散させて粘着剤層形成用塗工液を調製した。そして、該粘着剤層形成用塗工液を用い、実施例1と同様の方法にて、比較例1の粘着シートを得た。
<比較例2>
アクリル系粘着剤(商品名:BPS5896)100質量部に対して、架橋剤(商品名:BXX5627)を0.05質量部配合し、トルエン25質量部で希釈し、十分に分散させた。これに、上記アクリル系粘着剤の固形分100質量部に対して1.0質量部の1H−ベンゾトリアゾール(商品名:BT−120,固形分:100%,城北化学社製)をトルエン及びメチルエチルケトンの混合溶媒(商品名:KT11)5mlに溶解・分散させた溶液を添加し、分散させて粘着剤層形成用塗工液を調製した。そして、該粘着剤層形成用塗工液を用い、実施例1と同様の方法にて、比較例2の粘着シートを得た。
アクリル系粘着剤(商品名:BPS5896)100質量部に対して、架橋剤(商品名:BXX5627)を0.05質量部配合し、トルエン25質量部で希釈し、十分に分散させた。これに、上記アクリル系粘着剤の固形分100質量部に対して1.0質量部の1H−ベンゾトリアゾール(商品名:BT−120,固形分:100%,城北化学社製)をトルエン及びメチルエチルケトンの混合溶媒(商品名:KT11)5mlに溶解・分散させた溶液を添加し、分散させて粘着剤層形成用塗工液を調製した。そして、該粘着剤層形成用塗工液を用い、実施例1と同様の方法にて、比較例2の粘着シートを得た。
[耐マイグレーション性評価]
上記実施例1〜3及び比較例1,2で得た粘着シートを200mm×300mmに切断し、試験片とした。この試験片の剥離シートを剥がし、粘着剤層の面を製造例1の方法にて製造した透明導電性フィルムの導電性銀ペーストの印刷面に2kgのローラーを用いて貼合し、評価用サンプルを製造した。
上記実施例1〜3及び比較例1,2で得た粘着シートを200mm×300mmに切断し、試験片とした。この試験片の剥離シートを剥がし、粘着剤層の面を製造例1の方法にて製造した透明導電性フィルムの導電性銀ペーストの印刷面に2kgのローラーを用いて貼合し、評価用サンプルを製造した。
上記方法により製造した評価用サンプルを温度60℃、相対湿度90%RHの条件下に置き、導体間に3.3Vの直流電圧を360時間印加した後、マイグレーションの発生の有無を確認した。なお、マイグレーションが発生したか否かは、360時間経過後の絶縁抵抗値を絶縁抵抗測定器(商品名:ECM−100/100,J−RAS社製)を用いて測定し、絶縁抵抗値がゼロを示したことをもって、マイグレーションが発生したものと判断した。結果を表1に示す。
表1に示すように、アクリル系粘着剤と架橋剤以外の成分を含まない比較例1では、マイグレーションの発生が認められた。また、粘着剤材料の一つとして1H−ベンゾトリアゾールを含む比較例2でも、マイグレーションの発生が認められた。これに対して、粘着剤材料の一つとして、1H−ベンゾトリアゾールと同じベンゾトリアゾール系化合物である5M−1H−ベンゾトリアゾールを含む実施例1〜3では、マイグレーションの発生が認められなかった。このことから、ベンゾトリアゾール系化合物の中でも5M−1H−ベンゾトリアゾールを粘着剤材料の一つとして選択することにより、マイグレーションの発生を防止できることが明らかとなった。
Claims (4)
- アクリル系樹脂と、架橋剤と、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールとを含有することを特徴とする粘着剤組成物。
- 前記5−メチル−1H−ベンゾトリアゾールの含有量は、前記アクリル系樹脂100質量部に対して0.5〜12質量部の範囲内である請求項1に記載の粘着剤組成物。
- 請求項1又は2に記載の粘着剤組成物からなる粘着剤層を少なくとも有することを特徴とする粘着テープ。
- 前記粘着剤層の厚みは、25〜250μmである請求項3に記載の粘着テープ。
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