JP2012076424A - 情報通信体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決工程】 前記ラミネート工程において、サポートローラ42を介して供給される長尺状用紙Sを、その片面に疑似接着フィルムGを供給し、整合させながら、前記被動ヒートローラ43a、43bの間に加熱・加圧下に通過させると共にそれらの通過により該被動ヒートローラ43a、43bを回転駆動させるように駆動ニップローラ44a、44bで牽引して、該長尺状用紙Sに適度のテンションを掛け、また前記ラミネート工程とその下流の折り畳み工程の間で、前記長尺状用紙Sに、左右側の縁辺と対向して、マージナル部17a、17bより内側において、折り曲げ操作により剥離開口部を形成する開封用マイクロミシン目Mを穿設する。
【選択図】 図2
Description
前記ラミネート工程において、用紙搬送経路の上流から下流に沿ってサポートローラ、少なくとも一対の被動ヒートローラ及び少なくとも一対の駆動ニップローラを順次配置し、前記サポートローラを介して連続的に供給される長尺状用紙を、その片面に疑似接着フィルムを供給し、整合させながら、少なくとも一対の被動ヒートローラの間に加熱・加圧下に通過させると共にそれらの通過により該被動ヒートローラを回転駆動させるようにし、前記サポートローラを介し、前記被動ヒートローラの間を通過して、片面に疑似接着フィルムがラミネートされた前記用紙を、少なくとも一対の駆動ニップローラにより、被動ヒートローラを回転駆動させつつ下流の次工程へと牽引し、排出させると共に、それによって前記用紙に、前記サポートローラと前記被動ヒートローラとの間及び前記被動ヒートローラと前記駆動ニップローラとの間で適度なテンションを掛けるようにし、
前記ラミネート工程の後で、且つ前記折り畳み工程の前に、前記長尺状用紙に、左右側の何れか一方の縁辺の内方に該縁辺と対向して、折り曲げ操作により破壊されて剥離開口部を形成する開封用剥離手段を穿設するようにし、且つ前記左右側断裁工程及び天地側断裁工程により、単品のサイズに断裁された用紙における対向葉片の各断裁端面及び該対向葉片間に介在する疑似接着フィルムの断裁端面を、左右側及び天地側の各側において、互いに同一面に整合させたことを特徴としている。
[情報通信体の製造に使用される長尺状用紙及び疑似接着フィルム]
本実施例における二つ折り葉書用の長尺状用紙Sとしては、図1(A)、(B)に示すように、第一葉片11、第二葉片12が折り線13を介して横幅方向に連接された2葉片からなる単位用紙tが横区分線14を介して縦方向に連接されると共に、該折り線13と対向する左右側の各縁辺に縦区分線15を介して送り孔16付きのマージナル部17a、17bが形成されてなる二つ折り葉書用のものが使用される。前記折り線13、横区分線14及び縦区分線15は必ずしも表示される必要はなく、例えば縦区分線15は見当線(トンボ)であってもよいが、本実施例では一例として何れもミシン目にて形成されている。
図2において、既述の二つ折り葉書用の長尺状用紙Sは、例えば横区分線14から蛇腹状にブロック単位に折り畳まれて図中、左側下方に配置され、そこから上方のピントラクタ41により、両側のマージナル部17a、17bの送り孔16を該ピントラクタ41のピンと嵌合させて下流へと移送され、サポートローラ42を介してラミネート工程へと移送される。
既述の実施例における前記情報通信体の製造方法における左右側断裁工程を若干変形し、前記のように、前記ラミネート工程の後で、且つ前記折り畳み工程の前及び後に、前記長尺状用紙Sを左右側の各縁辺で、各縦区分線15に沿って段階的に断裁すると共に各側マージナル部17a及び17bを段階的に切除する代わりに、図3に示すように、前記折り畳み工程の後に、前記用紙を左右側の各縁辺で、各縦区分線15に沿って同時に断裁すると共に各側マージナル部17a及び17bを一挙に切除するように構成することもできる。
前記情報通信体の製造方法には、図6(A)、(B)及び(C)に示すようなフィルム穿孔工程を設けることができる。
即ち、フィルムロールRと被動ヒートローラ43a、43bとの間には、孔あけローラ61と、該孔あけローラ61とばね等(図示省略)を介して互いに圧接された受けローラ62が疑似接着フィルムGの経路を挟んで配置され、前記孔あけローラ61の表面には多数の棘状突起61aが突設されると共に前記受けローラ62の表面には弾性材料62aが形成されている。前記構成において、フィルムロールRから連続的に繰り出される疑似接着フィルムGが、前記孔あけローラ61と受けローラ62との間を通過する時に、それに同調して、前記孔あけローラ61と受けローラ62が前者の棘状突起61aを後者の弾性材料62aに食い込ませながら回転し、同時に前記疑似接着フィルムGに所要の多数の微細孔Hが全面的に穿設される。
t 単位用紙
R フィルムロール
G 疑似接着フィルム
H 微細孔
K 開封用ミシン目仮想線
M 開封用マイクロミシン目(開封用剥離手段)
P 剥離開口部
U 横区分線におけるミシン目のアンカット部
J 二つ折り葉書(情報通信体)
11 第一葉片
12 第二葉片
13 折り線
14 横区分線
15 縦区分線
16 送り孔
17a、17b マージナル部
20 一般情報
21 郵便切手欄
22 郵便番号欄
23 受取人住所氏名
24 個人情報
31 基材
32 感熱接着剤層
33 疑似接着層
41 ピントラクタ
42 サポートローラ
43a、43b 被動ヒートローラ
44a、44b 駆動ニップローラ
45 スリッタ
46 マイクロミシン装置
47 巻取り機
48 シートストッカ
49 サポートローラ
51 折り畳みアングル
52 サポートローラ
53 ピントラクタ
54 スリッタ
55 巻取り機
56 ダイカットローラ
57 ヒートローラ
58 スタッカ
61 孔あけローラ
61a 棘状突起
62 受けローラ
62a 弾性材料
Claims (12)
- 折り線を介して横幅方向に連接された2葉片からなる単位用紙が横区分線を介して縦方向に連接されてなり、該折り線と対向する左右側の各縁辺に縦区分線を介して送り孔付きマージナル部が形成された長尺状用紙を、該マージナル部の送り孔に搬送手段を係合させて連続的に供給しつつ、該用紙における折り畳み時に対向する一対の葉片の疑似接着予定面に、表面に疑似接着層を有する疑似接着フィルムを連続的にラミネートするラミネート工程と、前記ラミネート工程の後に、前記用紙を、ラミネート面を内側にして折り線から折り畳む折り畳み工程と、前記ラミネート工程の後で、且つ前記折り畳み工程の前及び/又は後に、前記用紙を左右側の各縁辺で同時に又は段階的に断裁すると共に各側マージナル部を切除する左右側断裁工程と、前記折り畳み工程の後で、且つ前記左右側断裁工程の後に、前記用紙を天地側の各縁辺で断裁する天地側断裁工程と、前記折り畳み工程の後で、且つ前記左右側断裁工程の前若しくは後に、又は前記天地側断裁工程の前若しくは後に、前記用紙に加圧又は加熱・加圧処理を施すと共にそれによって対向葉片間を各葉片上の疑似接着フィルムを介して剥離可能に接着一体化させる接着一体化工程とからなる情報通信体の製造方法であって、
前記ラミネート工程において、用紙搬送経路の上流から下流に沿ってサポートローラ、少なくとも一対の被動ヒートローラ及び少なくとも一対の駆動ニップローラを順次配置し、前記サポートローラを介して連続的に供給される長尺状用紙を、その片面に疑似接着フィルムを供給し、整合させながら、少なくとも一対の被動ヒートローラの間に加熱・加圧下に通過させると共にそれらの通過により該被動ヒートローラを回転駆動させるようにし、前記サポートローラを介し、前記被動ヒートローラの間を通過して、片面に疑似接着フィルムがラミネートされた前記用紙を、少なくとも一対の駆動ニップローラにより、被動ヒートローラを回転駆動させつつ下流の次工程へと牽引し、排出させると共に、それによって前記用紙に、前記サポートローラと前記被動ヒートローラとの間及び前記被動ヒートローラと前記駆動ニップローラとの間で適度なテンションを掛けるようにし、
前記ラミネート工程の後で、且つ前記折り畳み工程の前に、前記長尺状用紙に、左右側の何れか一方の縁辺の内方に該縁辺と対向して、折り曲げ操作により破壊されて剥離開口部を形成する開封用剥離手段を穿設するようにし、且つ前記左右側断裁工程及び天地側断裁工程により、単品のサイズに断裁された用紙における対向葉片の各断裁端面及び該対向葉片間に介在する疑似接着フィルムの断裁端面を、左右側及び天地側の各側において、互いに同一面に整合させたことを特徴とする情報通信体の製造方法。 - 前記ラミネート工程に供される疑似接着フィルムに多数の微細孔を全面的に穿設するフィルム穿孔工程を設けた、請求項1に記載の情報通信体の製造方法。
- 前記左右側断裁工程が、前記ラミネート工程の後で、且つ前記折り畳み工程の前及び後に、前記用紙を左右側の各縁辺で段階的に断裁すると共に各側マージナル部を切除するものである、請求項1又は2に記載の情報通信体の製造方法。
- 前記ラミネート工程の後で、且つ前記折り畳み工程の前に、前記用紙を、左右側における一方の縁辺で断裁すると共に同側マージナル部を切除し、続く折り畳み工程の後に、左右側における他方の縁辺を下にすると共に同側マージナル部の送り孔を介して搬送し、左右側における前記他方の縁辺で、前記一方の縁辺の断裁端面と整合するように断裁すると共に同側マージナル部を除去するようにした、請求項3に記載の情報通信体の製造方法。
- 前記ラミネート工程の後で、且つ前記折り畳み工程の前における前記第一の左右側断裁工程と同時に、前記用紙に開封用剥離手段を穿設するようにした、請求項3又は4に記載の情報通信体の製造方法。
- 前記開封用剥離手段が、前記用紙における紙葉部分又は該紙葉部分及び疑似接着フィルム部分に切れ込みが入ったミシン目からなる、請求項1〜5の何れかに記載の情報通信体の製造方法。
- 前記開封用剥離手段が、前記用紙における紙葉部分に、疑似接着フィルム部分に達しない切れ込みが入ったハーフカットによる切れ目からなる、請求項1〜5の何れかに記載の情報通信体の製造方法。
- 前記左右側断裁工程において、前記用紙における断裁により切除された各縁辺のマージナル部を断裁位置から強制的に順次排出させるようにした、請求項1〜5の何れかに記載の情報通信体の製造方法。
- 前記ラミネート工程において、前記用紙における疑似接着フィルムと接する側の被動ヒートローラの表面温度をラミネート可能温度に保持する一方、前記用紙における紙葉と接する側の被動ヒートローラの表面温度を、該紙葉表面への印刷に用いられたトナーの溶融温度より低く保持するようにした、請求項1又は2に記載の情報通信体の製造方法。
- 前記長尺状用紙における各単位用紙を区分する横区分線がミシン目からなる場合に、該横区分線を、ミシン目のアンカット部で開封用剥離手段と交差させるようにした、請求項1又は2に記載の情報通信体の製造方法。
- 前記開封用剥離手段穿設工程の後で、且つ前記折り畳み工程の前に、前記用紙を所要の長さにわたって滞留させる用紙滞留工程を設け、それによって、前記折り畳み工程以降の下流工程の緊急稼動停止時においても、前記ラミネート工程の稼動を停止させることなく、所要時間だけ稼動を継続させ得るようにした、請求項1〜5の何れかに記載の情報通信体の製造方法。
- 前記折り畳み工程以降の下流工程の緊急稼動停止時に、前記ラミネート工程の稼動速度を正常なラミネートを確保しうる範囲で低下させると共にラミネート工程の稼動可能時間を延長させるようにした、請求項11に記載の情報通信体の製造方法。
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