JP2012074472A - 基板処理装置およびティーチング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズルの動作を簡単に教示することができる基板処理装置およびティーチング方法を提供する。
【解決手段】記録開始指令が制御部4に入力されると、CPU23は、記録開始指令が入力されてからの経過時間をタイマー25によって計測させる。さらに、CPU23は、ノズルの位置を検出するエンコーダ22の出力と経過時間とをメモリー24に記憶させる。そして、記録終了指令が制御部4に入力されると、CPU23は、エンコーダ22の出力と経過時間の記憶を終了させる。記録開始指令の発生から記録終了指令の発生までのエンコーダ22の出力は、経過時間と関連付けられて1つの動作データとしてメモリー24に記憶される。
【選択図】図5

Description

この発明は、基板を処理する基板処理装置、および基板に供給される処理流体を吐出するノズルの動作データを作成するティーチング方法に関する。処理対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、太陽電池用基板などが含まれる。
半導体装置や液晶表示装置などの製造工程では、半導体ウエハや液晶表示装置用ガラス基板などの基板に対して処理液を用いた処理が行われる。基板を1枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置は、たとえば、基板を水平に保持して回転させるスピンチャックと、このスピンチャックに保持された基板の上面に向けて処理液を吐出するノズルと、鉛直方向に延びる回転軸線まわりにノズルを揺動させる揺動駆動機構と、揺動駆動機構を制御する制御装置とを備えている。制御装置は、ノズルから処理液を吐出させながら、ノズルを回転軸線まわりに揺動させることにより、ノズルから基板への処理液の供給位置を移動させる。
特開2005−086181号公報
前述の基板処理装置では、制御装置は、予め作成された動作データに基づいて揺動駆動機構を制御することにより、ノズルを移動させる。たとえば、ノズルから基板の上面への処理液の供給位置を、基板の上面中央部と基板の上面周縁部との間で移動させる場合には、2つの位置が制御装置に登録され、制御装置が、一方の位置から他方の位置にノズルを移動させる。しかしながら、たとえば、一方の位置から他方の位置にノズルを移動させる途中でノズルを往復させるような複雑な動作をノズルに実行させる場合には、多数の位置を制御装置に登録しなければならない。そのため、簡単にノズルの動作を教示することができない。
そこで、この発明の目的は、ノズルの動作を簡単に教示することができる基板処理装置およびティーチング方法を提供することである。
前記目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板(W)を保持する基板保持手段(11)と、移動可能に保持されており、前記基板保持手段に保持された基板に向けて処理流体を吐出するノズル(12)と、前記ノズルを移動させるノズル移動手段(20)と、前記ノズルの位置を検出する位置検出手段(22)と、前記ノズルの動作の記録を開始させる記録開始指令を発生する記録開始手段(26)と、前記ノズルの動作の記録を終了させる記録終了指令を発生する記録終了手段(27)と、前記記録開始指令の発生から前記記録終了指令の発生までの間、前記位置検出手段の出力と経過時間とを関連付けて動作データとして記憶する記録手段(24)と、前記記録手段に記録された動作データに基づいて前記ノズル移動手段を制御する制御手段(23)と、を含む、基板処理装置(1、201)である。なお、この項において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
この発明において、ノズルから吐出される処理流体は、処理液などの液体であってもよいし、ガスや蒸気などの気体であってもよい。また、ノズルは、水平方向および鉛直方向の一方の方向に移動可能に保持されていてもよいし、水平方向および鉛直方向に移動可能に保持されていてもよい。さらに、ノズル移動手段は、水平方向および鉛直方向の一方の方向にノズルを移動させるように構成されていてもよいし、水平方向および鉛直方向にノズルを移動させるように構成されていてもよい。
この発明によれば、ノズルから吐出された処理流体が基板保持手段に保持された基板に供給される。これにより、基板が処理される。ノズルは、移動可能に保持されており、ノズル移動手段によって移動される。また、ノズルの位置は、位置検出手段によって検出される。制御手段は、記録手段に記録された動作データに基づいてノズル移動手段を制御することにより、基板処理装置に教示されたノズルの動作を再現させる。
基板処理装置にノズルの動作が教示されるときには、記録開始手段が、ノズルの動作の記録を開始させる記録開始指令を発生する。また、記録終了手段が、ノズルの動作の記録を終了させる記録終了指令を発生する。記録手段は、記録開始指令の発生から記録終了指令の発生までの間、位置検出手段の出力と経過時間とを関連付けて動作データとして記憶する。
記録開始指令の発生から記録終了指令の発生までのノズルの動作は、動作データとして記録手段に記録される。そして、記録された動作データに基づいてノズル移動手段が制御されることにより、ノズルの動作が再現される。このように、ノズルの動作が自動的に記録手段に記録されるから、ノズルの動作が複雑であっても、この動作を簡単に教示することができる。
請求項2記載の発明は、前記基板保持手段およびノズルを収容する処理室(9)と、前記処理室の外に配置されており、操作者によって操作される遠隔操作部(228)と、をさらに含み、前記制御手段は、前記遠隔操作部の操作に基づいて前記ノズル移動手段を制御する遠隔操作制御手段(23)を含む、請求項1記載の基板処理装置である。
この発明によれば、基板保持手段およびノズルが処理室に収容されており、操作者によって操作される遠隔操作部が、処理室の外に配置されている。遠隔操作制御手段は、遠隔操作部の操作に基づいてノズル移動手段を制御する。これにより、ノズルが動かされる。したがって、操作者が遠隔操作部を操作すれば、ノズルの動作を基板処理装置に教示するときに、操作者が処理室に入らなくてもよい。そのため、たとえば、ノズルから処理液を吐出させながら、ノズルの動作を教示するときに、ノズルから吐出された処理液が操作者に付着することを防止することができる。また、ノズルの動作を教示するときに、操作者が、基板保持手段などの処理室に収容された部材に接触することを防止することができる。
請求項3記載の発明は、基板保持手段(2)に保持された基板(W)に向けて処理流体を吐出するノズル(12)の動作データを作成するティーチング方法であって、位置検出手段(22)によって前記ノズルの位置を検出するステップと、前記ノズルの動作の記録を開始させる記録開始指令を発生するステップと、前記ノズルの動作の記録を終了させる記録終了指令を発生するステップと、前記記録開始指令の発生から前記記録終了指令の発生までの間、前記位置検出手段の出力と経過時間とを関連付けて動作データとして記憶するステップと、記録された動作データに基づいてノズルを移動させるステップと、を含む、ティーチング方法である。この発明によれば、請求項1の発明に関して述べた効果と同様な効果を奏することができる。
本発明の第1実施形態に係る基板処理装置のレイアウトを示す図解的な平面図である。 本発明の第1実施形態に係る処理部の概略構成を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る処理部の概略構成を示す平面図である。 ノズルの動作の一例を示すグラフである。 本発明の第1実施形態に係る基板処理装置の電気的構成を説明するためのブロック図である。 ノズルの動作データを作成するティーチング方法の一例について説明するための工程図である。 本発明の第2実施形態に係る基板処理装置のレイアウトを示す図解的な平面図である。 本発明の第2実施形態に係る基板処理装置に備えられたリモートコントローラの模式図である。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る基板処理装置1のレイアウトを示す図解的な平面図である。
基板処理装置1は、薬液やリンス液などの処理液によって半導体ウエハ等の円形の基板Wを一枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置である。基板処理装置1は、インデクサブロック2と、インデクサブロック2に結合された処理ブロック3とを備えている。さらに、基板処理装置1は、基板処理装置1に備えられた装置の動作やバルブの開閉を制御する制御部4と、基板処理装置1を操作するための操作指令などが操作者によって入力される入力部5とを備えている。
インデクサブロック2は、キャリア保持部6と、インデクサロボットIRと、インデクサロボット移動機構7(以下では、「IR移動機構7」という。)とを備えている。キャリア保持部6は、複数枚の基板Wを収容できるキャリアCを保持する。複数のキャリアCは、所定のキャリア配列方向Uに沿って配列された状態で、キャリア保持部6に保持される。IR移動機構7は、キャリア配列方向Uに沿ってインデクサロボットIRを水平に移動させる。インデクサロボットIRは、キャリア保持部6に保持されたキャリアCに基板Wを搬入する搬入動作、および基板WをキャリアCから搬出する搬出動作を行う。
一方、処理ブロック3は、基板Wを一枚ずつ処理する複数(たとえば、4つ)の処理部8と、センターロボットCRとを備えている。複数の処理部8は、平面視において、センターロボットCRを取り囲むように配置されている。センターロボットCRは、各処理部8との間で基板Wを搬送する。すなわち、センターロボットCRは、処理部8に基板Wを搬入する搬入動作、および基板Wを処理部8から搬出する搬出動作を行う。また、キャリアCから搬出された基板Wや、処理部8から搬出された基板Wは、インデクサロボットIRとセンターロボットCRとの間で搬送される。インデクサロボットIRおよびセンターロボットCRは、制御部4によって制御される。
図2は、本発明の第1実施形態に係る処理部8の概略構成を示す側面図である。また、図3は、本発明の第1実施形態に係る処理部8の概略構成を示す平面図である。
各処理部8は、処理室9を区画する隔壁10と、基板Wを水平に保持して回転させるスピンチャック11(基板保持手段)と、スピンチャック11に保持された基板Wに処理液を供給するためのノズル12とを含む。スピンチャック11およびノズル12は、処理室9に収容されている。処理室9は、隔壁10の内側に設けられている。隔壁10は、開口を有している。隔壁10の開口は、透明なカバー13によって覆われている。カバー13は、取り外し可能に隔壁10に取り付けられている。カバー13は、基板処理装置1の外側に配置されている(図1参照)。カバー13が透明であるから、操作者は、カバー13を通じて処理室9を目視することができる。
また、スピンチャック11は、基板Wを水平に保持して当該基板Wの中心を通る鉛直軸線まわりに回転可能なスピンベース14と、このスピンベース14を鉛直軸線まわりに回転させるスピンモータ15とを含む。スピンチャック11は、基板Wを水平方向に挟むことにより当該基板Wを水平に保持する挟持式のチャックであってもよいし、基板Wの下面(裏面)を吸着することにより当該基板Wを水平に保持するバキューム式のチャックであってもよい。第1実施形態では、スピンチャック11は、挟持式のチャックである。スピンモータ15は、制御部4によって制御される。
また、処理部8は、処理液供給配管16と、処理液バルブ17と、ノズルアーム18と、回動軸19と、ノズル移動機構20(ノズル移動手段)とを含む。処理液供給配管16は、ノズル12に接続されている。処理液バルブ17は、処理液供給配管16に介装されている。処理液バルブ17が開かれると、処理液供給配管16からノズル12に処理液が供給される。また、処理液バルブ17が閉じられると、処理液供給配管16からノズル12への処理液の供給が停止される。ノズル12は、ノズルアーム18に連結されている。ノズルアーム18は、水平方向に延びている。ノズル12は、ノズルアーム18の一端部に連結されており、回動軸19は、ノズルアーム18の他端部に連結されている。回動軸19は、鉛直方向に延びている。ノズル移動機構20は、回動軸19の下端部に連結されている。
ノズル移動機構20は、回動軸19の中心軸線(鉛直軸線)まわりに回動軸19を回動させる。ノズル12およびノズルアーム18は、回動軸19と共に、回動軸19の中心軸線まわりに回動する。ノズル移動機構20は、ノズル12を回動軸19の中心軸線まわりに回動させることにより、スピンチャック11の上方を含む水平面に沿ってノズル12を移動させる。具体的には、図3に示すように、ノズル移動機構20は、平面視においてスピンチャック11に保持された基板Wの中心を通る円弧状の軌跡X1に沿ってノズル12を移動させる。
また、ノズル移動機構20は、たとえば、モータ21と、モータ21の出力軸21aの回転角を検出するエンコーダ22(位置検出手段)とを含む。モータ21が出力軸21aを回転させると、出力軸21aの回転角に応じた移動量で、ノズル12が回動軸19の中心軸線まわりに回動する。また、モータ21の出力軸21aに電気的制動力が加わらない状態で、ノズル12やノズルアーム18に力(モータ21以外の力)が加えられて、ノズル12が回動軸19の中心軸線まわりに回動すると、ノズル12の移動量に応じた回転角でモータ21の出力軸21aが回転する。したがって、エンコーダ22によって出力軸21aの回転角を検出することにより、ノズル12の位置を検出することができる。
図4は、ノズル12の動作の一例を示すグラフである。図4における縦軸は、経過時間であり、図4における横軸は、図3に示す円弧状の軌跡X1に沿う位置である。「基板の中心」の位置は、スピンチャック11に保持された基板Wの中心の上方であり、「基板の周縁」の位置は、スピンチャック11に保持された基板Wの周縁の上方である。以下では、図2〜図4を参照する。
制御部4は、スピンチャック11によって基板Wを回転させながら、ノズル12から処理液を吐出させて、当該基板Wの上面に処理液を供給させる。具体的には、制御部4は、スピンモータ15を制御して、スピンチャック11に保持された基板Wを回転させる。そして、制御部4は、ノズル移動機構20を制御して、ノズル12を基板Wの上方に移動させる。その後、制御部4は、基板Wを回転させながら、処理液バルブ17を開いて、ノズル12から処理液を吐出させる。この状態で、制御部4は、制御部4に記憶された動作データに基づいてノズル移動機構20を制御する。
動作データは、操作者によって制御部4に教示されたノズル12の動作に関するデータである。制御部4は、たとえば、図4に示す軌跡に対応する動作データに基づいてノズル移動機構20を制御する。図4に示す軌跡に沿ってノズル12を移動させると、ノズル12が、基板Wの中心の上方と基板Wの周縁の上方との間で移動する。これにより、ノズル12から基板Wへの処理液の供給位置が、基板Wの上面中央部と基板Wの上面周縁部との間で移動し、基板Wの上面が処理液によってスキャンされる。
すなわち、制御部4は、ノズル12から処理液を吐出させながら、ノズル12を移動させるとともに、スピンチャック11によって基板Wを回転させる。したがって、ノズル12から基板Wへの処理液の供給位置は、基板Wの径方向に移動するとともに、基板Wの周方向にも移動する。これにより、ノズル12から基板Wへの処理液の供給位置が、基板Wの上面全域を通過し、基板Wの上面が処理液によってスキャンされる。これにより、基板Wの上面全域に処理液が供給され、基板Wの上面が処理液によって処理される。
図5は、本発明の第1実施形態に係る基板処理装置1の電気的構成を説明するためのブロック図である。
制御部4は、CPU23(central processing unit。制御手段、遠隔操作制御手段)と、メモリー24(記録手段)と、タイマー25とを含む。インデクサロボットIR、センターロボットCR、IR移動機構7、スピンモータ15、およびノズル移動機構20は、制御部4によって制御される。また、入力部5およびエンコーダ22は、制御部4に接続されている。入力部5は、タッチパネルであってもよいし、ボタンやレバーであってもよいし、タッチパネルおよびボタン等を備えていてもよい。
入力部5は、ティーチング開始ボタン26aを有する記録開始指令発生部26(記録開始手段)と、ティーチング終了ボタン27aを有する記録終了指令発生部27(記録終了手段)とを含む。ティーチング開始ボタン26aが押されると、ノズル12の動作の記録を開始させる記録開始指令が、記録開始指令発生部26から制御部4に入力される。また、ティーチング終了ボタン27aが押されると、ノズル12の動作の記録を終了させる記録終了指令が、記録終了指令発生部27から制御部4に入力される。記録開始指令の発生から記録終了指令の発生までの間に、ノズル12を水平に移動させることにより、ノズル12の動作を制御部4に教示することができる。
具体的には、記録開始指令が制御部4に入力されると、CPU23は、記録開始指令が入力されてからの経過時間をタイマー25によって計測させる。さらに、記録開始指令が制御部4に入力されると、CPU23は、エンコーダ22の出力と経過時間とをたとえば一定時間毎にメモリー24に記憶させる。そして、記録終了指令が制御部4に入力されると、CPU23は、エンコーダ22の出力と経過時間の記憶を終了させる。
記録開始指令の発生から記録終了指令の発生までのエンコーダ22の出力は、経過時間と関連付けられて1つの動作データとしてメモリー24に記憶される。したがって、記録開始指令の発生から記録終了指令の発生までの間に、ノズル12を回動軸19の中心軸線まわりに回動させて水平に移動させることにより、ノズル12の動作データを作成し、ノズル12の動作を制御部4に教示することができる。
図6は、ノズル12の動作データを作成するティーチング方法の一例について説明するための工程図である。以下では、図2、図5および図6を参照する。
ノズル12の動作を制御部4に教示するときには、入力部5に設けられたティーチング開始ボタン26aが操作者によって押される。これにより、ノズル12の動作の記録を開始させる記録開始指令が、記録開始指令発生部26から制御部4に入力される(ステップS1)。その後、記録開始指令が入力されてからの経過時間がタイマー25によって計測される。さらに、エンコーダ22の出力と経過時間とがたとえば一定時間毎にメモリー24に記憶される(ステップS2)。
次に、ノズル12が操作者によって動かされる(ステップS3)。具体的には、たとえば、操作者が、隔壁10からカバー13を外し、ノズル12自体、またはノズル12と共に移動する部材(たとえば、ノズルアーム18)を掴む。その後、スピンチャック11によって基板Wを回転させるとともに、ノズル12から処理液を吐出させた状態で、操作者が、回転軸19の中心軸線まわりにノズル12を回動させて、基板Wへの処理液の供給状態を確認しながら、ノズル12に所定の動作を実行させる。
そして、入力部5に設けられたティーチング終了ボタン27aが操作者によって押されると、ノズル12の動作の記録を終了させる記録終了指令が、記録終了指令発生部27から制御部4に入力される(ステップS4)。これにより、エンコーダ22の出力と経過時間の記憶が終了する(ステップS5)。記録開始指令の発生から記録終了指令の発生までの間のエンコーダ22の出力は、経過時間と関連付けられて1つの動作データとしてメモリー24に記憶される。このようにして、ノズル12の動作が制御部4に教示される。制御部4は、この動作データに基づいてノズル移動機構20を制御する。
以上のように第1実施形態では、記録開始指令が入力されてから記録終了指令が入力されるまでの間にノズル12を移動させることにより、この間のノズル12の動作を、動作データとしてメモリー24に記録させることができる。CPU23は、記録された動作データに基づいてノズル移動機構20を制御することにより、ノズル12の動作を再現させる。このように、ノズル12の動作が自動的にメモリー24に記録されるから、ノズル12の動作が複雑であっても、この動作を簡単に教示することができる。
図7は、本発明の第2実施形態に係る基板処理装置201のレイアウトを示す図解的な平面図である。また、図8は、本発明の第2実施形態に係る基板処理装置201に備えられたリモートコントローラ228(以下では、単に「リモコン228」という。)の模式図である。この図7および図8において、前述の図1〜図6に示された各部と同等の構成部分については、図1等と同一の参照符号を付してその説明を省略する。以下では、図2、図7、および図8を参照する。
この第2実施形態と前述の第1実施形態との主要な相違点は、ノズル12の動作を制御部4に教示するときにノズル12を遠隔操作することができることである。
具体的には、図7に示すように、基板処理装置201は、リモコン228と、ケーブル229とを備えている。ケーブル229は、リモコン228に接続されている。ケーブル229は、インターフェース230を介して、制御部4に接続されている。したがって、リモコン228は、ケーブル229およびインターフェース230を介して、制御部4に接続されている。リモコン228に入力された指令は、ケーブル229およびインターフェース230を介して、制御部4に入力される。
また、ケーブル229は、インターフェース230に対して取り外し可能である。リモコン228が使用されないときには、リモコン228およびケーブル229が取り外される。また、前述のように、各処理部8に設けられたカバー13は、透明である。ケーブル229は、リモコン228を保持した操作者が各処理部8のカバー13の前に移動できる長さを有している。したがって、操作者は、リモコン228を保持した状態で各カバー13の前まで移動して、各処理室9を目視することができる。
図8に示すように、リモコン228は、本体231と、本体231に取り付けられた操作部材232およびノズル選択ボタン233とを含む。操作部材232が操作されると、ノズル12が回動軸19の中心軸線まわりに回動する。すなわち、制御部4は、操作部材232の操作とノズル12の回動とが同期するように、ノズル移動機構20を制御する。操作部材232は、本体231に対して直線的に移動可能に構成されていてもよいし、操作部材232を通る軸線まわりに回動可能に構成されていてもよい。第2実施形態では、操作部材232は、円柱状であり、操作部材232の中心軸線まわりに回動できるように構成されている。
操作部材232が操作者によって操作されることにより、各処理部8に設けられたノズル12が遠隔操作される。また、ノズル選択ボタン233が操作者によって操作されることにより、いずれの処理部8に設けられたノズル12を移動させるかが選択される。操作部材232が操作されると、ノズル12が円弧状の軌跡X1(図3参照)に沿って移動する。
具体的には、図8に示すように、操作部材232の回動角が、本体231に表示された「基板の中心」に合わされている状態(図8に示す状態)では、ノズル12がスピンチャック11に保持された基板Wの中心の上方に配置される。また、操作部材232の回動角が、本体231に表示された「基板の周縁」に合わされている状態では、ノズル12がスピンチャック11に保持された基板Wの周縁の上方に配置される。
ノズル12の動作を制御部4に教示するときには、操作者は、リモコン228を保持した状態で基板処理装置201の外からいずれかの処理室9を目視する。そして、記録開始指令の発生から記録終了指令の発生までの間に、操作者が操作部材232を操作して、ノズル12を移動させる。
具体的には、スピンチャック11によって基板Wを回転させるとともに、ノズル12から処理液を吐出させた状態で、操作者が、操作部材232を操作して、基板Wへの処理液の供給状態を基板処理装置201の外から確認しながら、ノズル12に所定の動作を実行させる。このとき、ノズル12の位置は、エンコーダ22によって検出され、このエンコーダ22の出力が経過時間と関連付けられて制御部4に記憶される。これにより、ノズル12の動作データが作成され、ノズル12の動作が制御部4に教示される。
以上のように第2実施形態では、操作者によって操作されるリモコン228が、処理室9の外に配置されている。CPU23は、リモコン228の操作に基づいてノズル移動機構20を制御する。これにより、ノズル12が動かされる。したがって、操作者は、リモコン228を操作すれば、ノズル12の動作を教示するときに、処理室9に入らなくてもよい。そのため、たとえば、ノズル12から処理液を吐出させながら、ノズル12の動作を教示するときに、ノズル12から吐出された処理液が操作者に付着することを防止することができる。また、ノズル12の動作を教示するときに、操作者が、スピンチャック11などの処理室9に収容された部材に接触することを防止することができる。
この発明の実施の形態の説明は以上であるが、この発明は、前述の第1および第2実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、前述の第1および第2実施形態では、ノズル12から吐出される処理流体が、処理液(液体)である場合について説明したが、ノズル12から吐出される処理流体は、ガスや蒸気などの気体であってもよい。
また、前述の第1および第2実施形態では、ノズル12を水平面に沿って円弧状に移動させる場合について説明したが、ノズル12を水平面に沿って直線的に移動させてもよい。具体的には、水平面内で直交する2つの方向にノズル12を移動させてもよい。
さらに、前述の第1および第2実施形態では、水平面内でのノズル12の動作を制御部4に教示する場合について説明したが、鉛直方向へのノズル12の動作や、水平方向および鉛直方向へのノズル12の動作を制御部4に教示してもよい。
また、前述の第1および第2実施形態では、モータ21の出力軸21aの回転角を検出することによりノズル12の位置を検出する場合について説明したが、第2実施形態では、操作部材232とノズル12とが一体的に移動するので、操作部材232の回転角を検出することにより、ノズル12の位置を検出してもよい。すなわち、ノズル12と一体的に移動する部材の位置を検出することにより、ノズル12の位置を検出してもよい。また、ノズル12の位置を直接検出してもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 基板処理装置
9 処理室
11 スピンチャック(基板保持手段)
12 ノズル
20 ノズル移動機構(ノズル移動手段)
22 エンコーダ(位置検出手段)
23 CPU(制御手段、遠隔操作制御手段)
24 メモリー(記録手段)
26 記録開始指令発生部(記録開始手段)
27 記録終了指令発生部(記録終了手段)
201 基板処理装置
228 リモコン(遠隔操作部)
W 基板

Claims (3)

  1. 基板を保持する基板保持手段と、
    移動可能に保持されており、前記基板保持手段に保持された基板に向けて処理流体を吐出するノズルと、
    前記ノズルを移動させるノズル移動手段と、
    前記ノズルの位置を検出する位置検出手段と、
    前記ノズルの動作の記録を開始させる記録開始指令を発生する記録開始手段と、
    前記ノズルの動作の記録を終了させる記録終了指令を発生する記録終了手段と、
    前記記録開始指令の発生から前記記録終了指令の発生までの間、前記位置検出手段の出力と経過時間とを関連付けて動作データとして記憶する記録手段と、
    前記記録手段に記録された動作データに基づいて前記ノズル移動手段を制御する制御手段と、を含む、基板処理装置。
  2. 前記基板保持手段およびノズルを収容する処理室と、
    前記処理室の外に配置されており、操作者によって操作される遠隔操作部と、をさらに含み、
    前記制御手段は、前記遠隔操作部の操作に基づいて前記ノズル移動手段を制御する遠隔操作制御手段を含む、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 基板保持手段に保持された基板に向けて処理流体を吐出するノズルの動作データを作成するティーチング方法であって、
    位置検出手段によって前記ノズルの位置を検出するステップと、
    前記ノズルの動作の記録を開始させる記録開始指令を発生するステップと、
    前記ノズルの動作の記録を終了させる記録終了指令を発生するステップと、
    前記記録開始指令の発生から前記記録終了指令の発生までの間、前記位置検出手段の出力と経過時間とを関連付けて動作データとして記憶するステップと、
    記録された動作データに基づいてノズルを移動させるステップと、を含む、ティーチング方法。
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JP2017045922A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 株式会社Screenホールディングス ティーチング方法、治具、および、基板処理装置

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