JP2012071525A - テープ印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テープ状の被記録媒体に、複数の印刷データに基づくフルカラー印刷を連続的に施し、被記録媒体を切断可能なテープ印刷装置であって、印刷結果における混色の発生を防止し、所望のサイズで印刷結果を提供する。
【解決手段】テープ印刷装置は、背景を含む印刷データPを複数受け付けると、先に印刷される印刷データPの後方背景領域Bbと、次に印刷される印刷データPの前方背景領域Bfを比較する。両者が相違する場合、テープ印刷装置は、当該前方背景領域Bf及び後方背景領域Bbに基づいて、前方混色許容領域Mf及び後方混色許容領域Mbを生成し、先の印刷データPの後方混色許容領域Mbと、次の印刷データの前方混色許容領域Mfを隣接配置し、前端境界Ef、後端境界Ebにカット位置を設定する。テープ印刷装置は、印刷データPに基づきテープにフルカラー印刷しつつ、カット位置でテープを切断する。
【選択図】図12

Description

本発明は、テープ状の被記録媒体に対して、複数の印刷データに基づくフルカラー印刷を連続的に施し、各印刷データに係る印刷結果毎に被記録媒体を切断可能なテープ印刷装置に関する。
従来、印刷装置においては、印刷領域全域における背景内容を含む印刷データを、テープ状の被記録媒体に対して連続的にフルカラー印刷し、各印刷データに基づく印刷結果単位に切断分離することにより、所謂、縁なし印刷を行い得る印刷装置が知られている。
ここで、連続的に配置された印刷データの隣接部分においては、各印刷データにおける当該隣接部分近傍の表現態様(例えば、背景色等)が異なる場合、先に印刷される印刷データにおける背景表現の印刷が、後に印刷される印刷データにおける背景表現に影響を及ぼす場合がある。例えば、先に印刷される印刷データにおける隣接部分の背景色の影響を受け、後に印刷される印刷データにおける当該隣接部分に混色が生じる場合がある。この場合、後に印刷される印刷データの印刷結果においては、当該境界部分近傍に混色が生じているため、ユーザ所望の印刷結果と相違することとなる。
このような印刷装置に関する発明として、特許文献1記載の発明が知られている。当該特許文献1記載のテープ印刷装置においては、先に印刷される印刷データの画像内容と、後に印刷される印刷データの画像内容を比較し、両者の内容が一致していれば、両者の隣接境界位置でロール紙を切断する。そして、前記両者の内容が相違していた場合、当該テープ印刷装置は、両者の間に余白領域を設け、当該余白領域と印刷領域の境界よりも、所定寸法分だけ印刷領域内側方向となる位置で、ロール紙を切断する。
特開2007−048267号公報
ここで、特許文献1記載のテープ印刷装置は、先後の印刷データの画像内容が一致していれば、両者の印刷境界位置でロール紙を切断するため、印刷データに基づく「縁なし印刷」に係る印刷結果を提供し得る。又、当該テープ印刷装置は、先後の印刷データの画像内容が相違している場合であっても、両者の間に形成される余白領域によって、混色の発生を防止しつつ、各印刷データに基づく「縁なし印刷」に係る印刷結果を提供し得る。
しかしながら、当該テープ印刷装置においては、先後の印刷データの画像内容が相違している場合、両者の間に余白領域を設け、当該余白領域と印刷領域の境界よりも、所定寸法分だけ印刷領域内側方向となる位置でロール紙を切断するため、この場合の印刷結果は、所望の印刷データに基づく「縁なし印刷」に係る印刷結果ではあるものの、ユーザ所望のサイズよりも小さなサイズとなってしまう。
本発明は、テープ状の被記録媒体に対して、複数の印刷データに基づくフルカラー印刷を連続的に施し、各印刷データに係る印刷結果毎に被記録媒体を切断可能なテープ印刷装置であって、印刷結果における混色の発生を防止しつつ、所望のサイズで印刷結果を提供し得るテープ印刷装置を提供する。
本発明の請求項1に係るテープ印刷装置は、印刷領域全域に対する背景色の指定を含む背景内容を有する印刷データが入力される印刷データ入力手段と、前記印刷データ入力手段により入力された印刷データに基づいて、長尺状のテープにフルカラー印刷を行う印刷手段と、前記テープを当該テープの幅方向に切断する切断手段と、を有するテープ印刷装置であって、前記印刷手段によって先に前記テープに印刷される第1印刷データと、当該第1印刷データに続いて、前記印刷手段により前記テープに印刷される第2印刷データと、の前記印刷データ入力手段による入力を受け付ける受付手段と、前記第1印刷データにおいて、前記印刷手段により最後に印刷される後端境界を含む前記第1印刷データの所定範囲を示す第1領域の背景内容と、前記第2印刷データにおいて、前記印刷手段により最初に印刷される先端境界を含む前記第2印刷データの所定範囲を示す第2領域の背景内容が相違するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により、前記第1領域の背景内容と前記第2領域の背景内容が相違すると判断された場合に、前記第1領域の背景内容に基づいて、前記第1印刷データの後端境界の直後に印刷される第1混色許容領域を生成すると共に、前記第2領域の背景内容に基づいて、前記第2印刷データの先端境界よりも先に印刷される第2混色許容領域を生成する混色許容領域生成手段と、前記切断手段による前記テープの切断位置を、前記第1印刷データにおける先端境界及び後端境界と、前記第2印刷データにおける先端境界及び後端境界に設定する切断位置設定手段と、前記第1印刷データ、前記第1混色許容領域、前記第2混色許容領域、前記第2印刷データの順に、前記印刷手段により前記テープに印刷を施す印刷制御手段と、前記切断位置設定手段により設定された切断位置で、前記切断手段によって、前記印刷手段による印刷が施されたテープを切断する切断制御手段と、を有することを特徴とする。
当該テープ印刷装置は、印刷データ入力手段と、印刷手段と、切断手段と、受付手段と、判断手段と、混色許容領域生成手段と、切断位置設定手段と、印刷制御手段と、切断制御手段と、を有する。当該テープ印刷装置は、受付手段により、第1印刷データと第2印刷データの入力を受け付け、判断手段により、第1印刷データにおける第1領域の背景内容と、第2印刷データにおける第2領域の背景内容が相違するか否かを判断する。そして、当該テープ印刷装置は、混色許容領域生成手段により、第1領域の背景内容と前記第2領域の背景内容が相違すると判断された場合に、前記第1領域の背景内容に基づいて、第1混色許容領域を生成すると共に、前記第2領域の背景内容に基づいて、第2混色許容領域を生成する。当該テープ印刷装置は、印刷制御手段により、前記第1印刷データ、前記第1混色許容領域、前記第2混色許容領域、前記第2印刷データの順に、前記印刷手段により前記テープに印刷を施す。従って、当該テープ印刷装置において、背景内容の相違に伴う混色は、第1混色許容領域と第2混色許容領域の間において発生することとなり、第1印刷データにおける後端境界近傍、及び、第2印刷データにおける前端境界近傍で生じることはない。又、当該テープ印刷装置は、切断位置設定手段により、前記第1印刷データにおける先端境界及び後端境界と、前記第2印刷データにおける先端境界及び後端境界に、切断位置を設定し、当該切断位置でテープを切断する。従って、当該テープ印刷装置は、第1印刷データ及び第2印刷データに基づく印刷結果物を、混色部分を含むことなく、ユーザ所望のサイズで提供し得る。
そして、請求項2記載のテープ印刷装置は、請求項1記載のテープ印刷装置であって、前記印刷制御手段は、前記第1混色許容領域において前記印刷手段により最後に印刷される後端部の直後に連続して、前記第2混色許容領域において前記印刷手段により最初に印刷される先端部の印刷を行うことを特徴とする。
当該テープ印刷装置は、前記第1混色許容領域において前記印刷手段により最後に印刷される後端部の直後に連続して、前記第2混色許容領域において前記印刷手段により最初に印刷される先端部の印刷を行う。従って、当該テープ印刷装置は、背景内容の相違に伴って混色が生じる部分を、第1混色許容領域及び第2混色許容領域の範囲内とすることができる。この結果、当該テープ印刷装置は、第1印刷データ及び第2印刷データに基づく印刷結果物を、混色部分を含むことなく、ユーザ所望のサイズで提供し得る。
又、請求項3記載のテープ印刷装置は、請求項1記載のテープ印刷装置であって、前記印刷データに基づく印刷結果における前記テープの長手方向外側に形成される余白の有無を設定する余白設定手段と、を有し、前記印刷制御手段は、前記余白設定手段により余白を形成する旨の設定がなされている場合に、前記第1混色許容領域において前記印刷手段により最後に印刷される後端部の直後に、前記余白を形成し、当該余白が形成された後に、前記第2混色許容領域において前記印刷手段により最初に印刷される先端部の印刷を行うことを特徴とする。
当該テープ印刷装置は、余白設定手段により余白を形成する旨の設定がなされている場合に、前記第1混色許容領域において前記印刷手段により最後に印刷される後端部の直後に、前記余白を形成し、当該余白が形成された後に、前記第2混色許容領域において前記印刷手段により最初に印刷される先端部の印刷を行う。即ち、当該テープ印刷装置は、第1混色許容領域と第2混色許容領域の間に余白を形成することにより、混色の発生を防止することができ、第1印刷データ及び第2印刷データに基づく印刷結果物を、確実に混色部分を含むことなく、ユーザ所望のサイズで提供し得る。
又、請求項4記載のテープ印刷装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のテープ印刷装置であって、前記判断手段により、前記第1領域の背景内容と前記第2領域の背景内容が一致すると判断された場合に、前記印刷制御手段は、前記第1印刷データの後端境界と、前記第2印刷データの先端境界を一致させた境界部を生成するように、前記第1印刷データ、前記第2印刷データの順に印刷を行い、前記切断位置設定手段は、前記境界部に切断位置を設定することを特徴とする。
当該テープ印刷装置は、判断手段により、前記第1領域の背景内容と前記第2領域の背景内容が一致すると判断された場合に、前記第1印刷データの後端境界と、前記第2印刷データの先端境界を一致させた境界部を生成するように、前記第1印刷データ、前記第2印刷データの順に印刷を行う。そして、当該テープ印刷装置は、切断位置設定手段により切断位置に設定された境界部をもって、テープを切断する。ここで、第1領域の背景内容と前記第2領域の背景内容が一致すると判断された場合、両者の背景内容が一致しているため、境界部近傍に混色が発生することはない。従って、当該テープ印刷装置は、第1印刷データ及び第2印刷データに基づく印刷結果物を、確実に混色部分を含むことなく、ユーザ所望のサイズで提供し得る。又、第1混色許容領域、第2混色許容領域等が生成されることがないため、当該テープ印刷装置は、第1混色許容領域等に基づくテープの消費を抑え、必要最小限のテープの消費で、第1印刷データ及び第2印刷データに基づく印刷結果物を提供し得る。
又、請求項5記載のテープ印刷装置は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のテープ印刷装置であって、前記テープは、前記印刷手段による印刷が施される印刷面と、前記印刷面の裏面側に位置し、粘着剤層が形成された粘着面を有するラベルテープと、前記ラベルテープの粘着面を覆うように貼着された剥離紙により構成され、前記切断手段は、前記切断位置設定手段により設定された切断位置において、前記ラベルテープを切断し、前記剥離紙を残したハーフカットを実行可能に構成されていることを特徴とする。
当該テープ印刷装置は、ラベルテープと剥離紙により構成されるテープを被記録媒体として用いることができ、切断位置において、前記ラベルテープを切断し、前記剥離紙を残したハーフカットを実行し得る。この結果、当該テープ印刷装置は、第1印刷データ及び第2印刷データに基づくラベルを、確実に混色部分を含むことなく、ユーザ所望のサイズで提供し得る。又、当該テープ印刷装置は、ハーフカットによりテープを切断することで、利便性の高いラベルを提供し得る。
本実施形態に係るテープ印刷装置の外観斜視図である。 テープ印刷装置の内部ユニットを示す斜視図である。 テープ印刷装置の内部ユニットに係る上面図である。 テープ印刷装置におけるハーフカットユニットを示す斜視図である。 テープ印刷装置の制御系を示すブロック図である。 テープ印刷装置に用いられるテープの構成を示す説明図である。 テープ印刷装置のメイン制御プログラムのフローチャートである。 印刷データの一構成例を示す説明図である。 対象背景領域比較処理の処理内容に関する説明図である。 同一内容配置処理以後の処理内容を示す説明図である。 相違データ処理プログラムのフローチャートである。 混色許容領域生成処理の処理内容を示す説明図である。 第1データ配置処理以後の処理内容を示す説明図である。 第2データ配置処理以後の処理内容を示す説明図である。
以下、本発明に係るテープ印刷装置を、テープ印刷装置1に具体化した実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るテープ印刷装置1の全体構成について図1に基づき概説する。当該テープ印刷装置1は、パーソナルコンピュータ80(図5参照)に接続され、パーソナルコンピュータ80から入力された印刷データP(図8等参照)に基づき、所望のラベルを作成する際に用いられる。
図1に示すように、テープ印刷装置1は、装置本体2を有しており、装置本体2内部に、内部ユニット10を収納している。そして、装置本体2の上面には、開閉蓋3が、開閉可能に設けられている。開閉蓋3は、図1中、装置本体2の右端部にて回動可能に軸支されており、バネ等の付勢部材を介して常時開放方向に付勢されている。装置本体2の上面側部に配置された開閉ボタン4を押下した際には、開閉蓋3と装置本体2とのロックが解除されるため、開閉蓋3は、付勢部材の作用により開放される。
又、装置本体2は、前方側(図1中、左側)の側壁に、テープ排出口5を有している。テープ排出口5は、装置本体2内で印刷されたテープTを外部に排出する。更に、装置本体2は、開閉ボタン4の下方に、電源ボタン6及びカッター駆動ボタン7を有している。電源ボタン6は、テープ印刷装置1の電源のオン・オフを行う際に操作される。カッター駆動ボタン7は、内部ユニット10を構成する切断機構25(図2〜図4参照)によって、ユーザの任意の長さで、テープTを切断する際に操作される。尚、テープ印刷装置1に配設される切断機構25については後述する。
次に、テープ印刷装置1の内部ユニット10について、図2〜図4を参照しつつ詳細に説明する。上述したように、内部ユニット10は、装置本体2内部に収納されており、ユニットフレーム11に対して、カセット収納部15、印刷機構20、切断機構25、テープ排出機構40等を取り付けて構成されている。
カセット収納部15は、テープカセット50が装着される部分であり、内部ユニット10の上部に形成されている(図2、図4参照)。テープカセット50は、当該テープ印刷装置1における被記録媒体であるテープTを内蔵している。又、カセット収納部15は、開閉蓋3の下方に位置するため、開閉蓋3を開放することにより、ユーザは、テープカセット50をカセット収納部15に装着し得る。尚、テープカセット50は、テープ排出口5から排出されるテープTの幅方向の向きが垂直方向となるように、カセット収納部15に装着される。
印刷機構20は、テープTに印刷を行う機構部であり、サーマルヘッド21と、ローラホルダ22と、プラテンローラ23と、テープ圧接ローラ24とを有して構成されている。サーマルヘッド21は、カセット収納部15に立設されており、多数の発熱素子をテープTの幅方向に沿って列状に有している。そして、サーマルヘッド21は、プラテンローラ23と協働して、テープTに印刷データPに基づく印刷を行う。
ローラホルダ22は、カセット収納部15において、テープカセット50の前方(図3中、右下側)に、印刷位置とリリース位置の間を回動可能に枢支されており、プラテンローラ23及びテープ圧接ローラ24を回転可能に保持している。
プラテンローラ23は、上述したように、ローラホルダ22に回転可能に軸支されており、サーマルヘッド21の発熱素子配設面と対向する位置側に位置する。従って、ローラホルダ22が印刷位置に位置する場合に、プラテンローラ23は、サーマルヘッド21を圧接する。
テープ圧接ローラ24は、上述したように、ローラホルダ22に回転可能に軸支されており、搬送用モータ66とギヤ機構(図示せず)によって回転駆動される。そして、当該テープ圧接ローラ24は、ローラホルダ22が印刷位置に位置する場合、カセット収納部15に装着されたテープカセット50のテープ排出部51近傍に回転可能に軸支されたテープ搬送ローラ52に対して圧接される。
従って、ローラホルダ22を印刷位置に移動させた状態であれば、テープ印刷装置1は、サーマルヘッド21によりテープTに印刷を施しつつ、テープ排出口5へ向かうテープ排出方向(図3中、左方向)に向かって、テープTを搬送し得る。
切断機構25は、印刷機構20により印刷されたテープTを切断する機構部であり、フルカットユニット30と、ハーフカットユニット35を有して構成されている。フルカットユニット30は、テープT(図6参照)を完全に切断する機構部である。ハーフカットユニット35は、テープTを構成する剥離紙のみを残して切断する機構部である。
フルカットユニット30は、テープ排出口5よりもテープ排出方向上流側であって、ユニットフレーム11近傍に配設されており、固定刃31、可動刃32と、切断作動機構部33と、カッターモータ34を有して構成されている(図3参照)。固定刃31は、内部ユニット10を構成するユニットフレーム11に固定されており、可動刃32と協働して、テープTを幅方向に完全に切断する。
可動刃32は、略V字状をなしており、切断部分に設けられた刃部と、刃部の反対に位置する柄部とから構成される。当該可動刃32は、屈曲部(刃部と柄部の境界部分)に形成された軸孔を支点として回動可能に、ユニットフレーム11に軸支されている。従って、可動刃32は、固定刃31に向かって回動することにより、固定刃31と協働して、テープTを切断し得る。
カッターモータ34は、その駆動に伴い、切断作動機構部33に駆動力を付与する。切断作動機構部33は、カッターモータ34の駆動に伴い、可動刃32の柄部に駆動力を伝達し、軸孔を支点として、可動刃32を揺動させる。これにより、テープTは、可動刃32及び固定刃31により剪断される。
ハーフカットユニット35は、フルカットユニット30よりもテープ排出方向下流側であって、装置本体2内部に配設されており(図3参照)、ハーフカッタ36と、受け台37と、を有している。即ち、ハーフカットユニット35は、フルカットユニット30と、テープ排出機構40の間に位置する。
図4に示すように、ハーフカッタ36は、可動刃32側に揺動自在に配設され、カッターモータ34の駆動に伴い固定刃31側に揺動する。受け台37は、ハーフカッタ36と対向する位置に、固定刃31に合わせて配設されており、排出されるテープTに対向する端部がテープTに平行になるように折曲されて構成されている。従って、前記ハーフカッタ36を受け台37に押し付けた場合、ハーフカッタ36と受け台37の間にあるテープTは、基材及び粘着層は切断されるが、剥離紙のみが切り残された状態(即ち、ハーフカット状態)となる。
図3に示すように、テープ排出機構40は、テープ排出口5の近傍に配設されており、切断機構25により切断されたテープTをテープ排出口5より強制的に排出する機構部である。当該テープ排出機構40は、駆動ローラ41、押圧ローラ42、押圧作動機構部43、排出駆動機構部47、テープ排出モータ48を有して構成されている。
ここで、テープ排出口5の内側には、テープ排出路49が所定の間隔を隔てた壁面によって形成されている(図3参照)。当該テープ排出路49は、テープ排出機構40により排出されるテープTをテープ排出口5へ案内する。
駆動ローラ41は、テープ排出路49に臨むように配設されており、排出駆動機構部47を介して伝達されるテープ排出モータ48の駆動力に従って回転駆動することにより、テープTをテープ排出口5から排出する。押圧ローラ42は、押圧作動機構部43において、駆動ローラ41と対向する位置に配設されており、押圧作動機構部43の動作に基づいて、テープTを駆動ローラ41に対して押圧し得る。
押圧作動機構部43は、押圧ローラ42を駆動ローラ41方向へ移動させることにより、当該押圧ローラ42をテープTに対して押圧し、又はその押圧を解除するように動作する機構部であり、ローラ支持ホルダ44と、ホルダ支持軸45と、駆動伝達部46と、を有して構成される。ローラ支持ホルダ44は、この押圧ローラ42を所定位置に回転自在に保持しており、ホルダ支持軸45により、所定範囲回動可能に軸支されている(図2参照)。そして、駆動伝達部46は、切断機構25の作動に連動して押圧作動機構部43を駆動する。つまり、ローラ支持ホルダ44は、切断作動機構部33の作動に伴い、駆動伝達部46を介して、ホルダ支持軸45を中心に反時計回りに回動する。これにより、押圧ローラ42は、テープTを駆動ローラ41に押圧する。そして、切断作動機構部33を更に作動させた場合、ローラ支持ホルダ44は、ホルダ支持軸45を軸として、逆方向(即ち、時計回り)に回動する。これにより、押圧ローラ42は、テープTから離間する。
排出駆動機構部47は、押圧作動機構部43の押圧解除動作に連動して、テープTを排出するように、駆動ローラ41を回転駆動させる機構部であり、テープ排出モータ48と、ギヤ列を有している。テープ排出モータ48は、ギヤ列を介して、駆動力を駆動ローラ41へ伝達し、駆動ローラ41を所定方向へ回転駆動させる。即ち、排出駆動機構部47は、押圧ローラ42によってテープTが駆動ローラ41に押圧された状態で、テープ排出モータ48を駆動することより、駆動ローラ41を所定方向へ回転させる。これにより、駆動ローラ41、押圧ローラ42により挟持されているテープTは、テープ排出口5から強制的に排出される。
次に、テープ印刷装置1の制御系について、図5を参照しつつ詳細に説明する。図5に示すように、テープ印刷装置1は、制御回路部60を有している。制御回路部60は、テープ印刷装置1に係る制御の中枢を担い、CPU61と、ROM62と、RAM63と、CGROM64と、入出力インターフェース65を有している。
CPU61は、ROM62に格納されている種々の制御プログラムに基づいて、各種の演算を行うことにより、印刷機構20、切断機構25、テープ排出機構40等を制御する。又、ROM62は、後述するメイン制御プログラム(図7参照)や相違データ処理プログラム(図11参照)と共に、テープ印刷装置1の制御上必要な種々の制御プログラムを記憶している。更に、ROM62は、後述する。
RAM63には、テキストメモリ63A、印刷バッファ63B、パラメータ記憶エリア63E等が設けられている。テキストメモリ63Aは、パーソナルコンピュータ80から入力された文書データを格納する。又、印刷バッファ63Bは、印刷用ドットパターン等を示すドットパターンデータを格納する。パラメータ記憶エリア63Eは、各種演算データを記憶する。
CGROM64は、アルファベット文字や記号等のキャラクタを印刷するため印刷用ドットパターンデータを、キャラクタ各々に関して、書体(ゴシック系書体、明朝系書体等)毎に分類され、書体毎に印刷文字サイズ分、コードデータに対応させて格納している。又、CGROM64は、背景画像を印刷するための背景パターンデータも記憶している。尚、当該背景パターンデータは、背景画像として、階調表現、ドットパターンによる模様を含んでおり、混色許容領域生成処理(S11)において用いられる。
又、CPU61は、入出力インターフェース65を介して、ヘッド駆動回路70、搬送駆動回路71、切断駆動回路72、排出駆動回路73、テープカットセンサ74、カットリリース検出センサ75と夫々接続されている。ヘッド駆動回路70は、サーマルヘッド21の駆動制御(発熱制御)を行う際に用いられる。搬送駆動回路71は、搬送用モータ66を駆動制御する際に用いられる。切断駆動回路72は、カッターモータ34を駆動制御する際に用いられる。排出駆動回路73は、テープ排出モータ48を駆動制御する際に用いられる。テープカットセンサ74は、切断機構25によるテープTの切断が完了したことを検出する。カットリリース検出センサ75は、切断機構25における可動刃32、ハーフカッタ36がリリース位置に戻ったことを検出する。
更に、CPU61は、入出力インターフェース65を介して、パーソナルコンピュータ80と接続されている。パーソナルコンピュータ80から印刷データPが入力された場合、CPU61は、当該印刷データPをRAM63に格納し、当該印刷データPに基づきテープTに対する印刷を行い得る。
続いて、本実施形態に係るテープ印刷装置1で用いられるテープTの構成について、図6を参照しつつ詳細に説明する。図6に示すように、テープTは、ラベルテープと、剥離紙により構成されている。ラベルテープは、サーマルヘッド21の発熱素子と接触し、感熱印刷が行われる印刷面から順に、トップコート層、第1画像形成層、内部層、第2画像形成層、基材、第3画像形成層、白色層、粘着剤層の順に積層されて構成されている。従って、当該テープTは、ラベルテープから、剥離紙を剥がすことにより所望の場所に貼り付けることができる。
第1画像形成層は、ロイコ色素と所定の顕色剤を含有して構成されており、サーマルヘッド21の発熱素子から付与される熱エネルギー量に応じた濃度で、イエローを発色する。又、第2画像形成層は、ロイコ色素と所定の顕色剤を含有して構成されており、サーマルヘッド21の発熱素子から付与される熱エネルギー量に応じた濃度で、マゼンタを発色する。そして、第3画像形成層は、ロイコ色素と所定の顕色剤を含有して構成されており、サーマルヘッド21の発熱素子から付与される熱エネルギー量に応じた濃度で、シアンを発色する。当該ラベルテープの構成の詳細については、例えば、特開2008−006830号公報等によって既に公知であるため、その説明を省略する。従って、テープ印刷装置1は、サーマルヘッド21を構成する各発熱素子が付与する熱エネルギー量を制御することにより、当該テープTに対してフルカラー印刷を行い得る。
次に、当該テープ印刷装置1で実行されるメイン制御プログラムについて、図7を参照しつつ詳細に説明する。図7に示すように、メイン制御プログラムの実行を開始すると、CPU61は、先ず、印刷データ受付処理を実行する(S1)。印刷データ受付処理(S1)では、CPU61は、パーソナルコンピュータ80からの印刷実行指示と共に、印刷データPの入力を受け付け、入力された印刷データを順次、RAM63に格納する。印刷データ受付処理(S1)を終了した後、CPU61は、S2に処理を移行する。
ここで、印刷データ受付処理(S1)で受け付けられる印刷データPの構成について、図8を参照しつつ詳細に説明する。図8に示すように、印刷データPは、複数のドットデータにより構成されている。各ドットデータは、夫々、サーマルヘッド21の発熱素子に対応しており、各発熱素子により付与すべき熱エネルギー量を既定している。当該テープ印刷装置1は、各ドットデータに基づく熱エネルギー量を、各発熱素子の発熱制御に基づいて付与することで、テープTに当該印刷データPに基づくフルカラー印刷を行い得る。
又、当該印刷データPは、テキストと背景を有している。背景は、図8に示すように、印刷データPにより印刷される印刷領域全域における表現態様を示し、当該印刷データPに基づく印刷結果における印刷色や印刷パターン(例えば、ドットパターン、縞模様等の地模様)を意味する。例えば、図8に示す印刷データPの場合、当該印刷データPは、黒色で印刷される「ABC」のテキストと、マゼンタ(赤)で印刷される背景とを既定している。
そして、当該印刷データPは、図8中、上下方向に沿って一列に並ぶドットデータに構成されるラインデータ毎に印刷される。即ち、印刷データPは、図8中、左側から順に印刷機構20により印刷されていき、右側端部がテープTに印刷されることで、印刷データPに基づく印刷を終了する。本実施形態においては、印刷データPにおいて、最初に印刷されるラインデータ(図8中、最も左側のラインデータ)を「前端境界Ef」といい、印刷データPにおいて、最後に印刷されるラインデータ(図8中、最も右側のラインデータ)を「後端境界Eb」という。又、印刷データPにおいて、前端境界Efを含み、当該前端境界Ef以後に印刷される所定数のラインデータにより構成される領域を「前方背景領域Bf」という。そして、印刷データPにおいて、後端境界Ebを含み、当該後端境界Eb以前に印刷される所定数のラインデータにより構成される領域を「後方背景領域Bb」という。
尚、図8等においては、「ABC」というテキストを含む印刷データPを示しているが、この態様に限定されるものではなく、印刷データPに係る印刷領域が背景のみで構成されていてもよい。例えば、印刷データPが赤一色を示すドットデータのみで構成されていても良いし、所定パターンに基づく地模様を表現するドットデータのみで構成されていてもよい。
S2においては、CPU61は、印刷データ受付処理(S1)により、パーソナルコンピュータ80からの入力を受け付けた印刷データPの数が2つ以上であるか否かを判断する。入力を受け付けた印刷データPの数が2つ以上である場合(S2:YES)、CPU61は、S3に処理を移行する。入力を受け付けた印刷データPの数が1である場合(S2:NO)、CPU61は、S8に処理を移行する。
尚、以下の説明においては、入力データ受付処理(S1)で受け付けた複数の印刷データPの内、最初にテープTへの印刷に用いられるものを「第1印刷データPa」という。又、第1印刷データPaの次に、テープTへの印刷に用いられるものを「第2印刷データPb」、第2印刷データPbの次に、テープTへの印刷に用いられるものを「第3印刷データPc」と呼ぶ。
S3では、CPU61は、印刷データ受付処理(S1)で受け付けた複数の印刷データPに基づいて、対象背景領域比較処理を実行する。対象背景領域比較処理(S3)では、CPU61は、前記複数の印刷データの内、或る印刷データP(例えば、第1印刷データPa)の後方背景領域Bbと、当該印刷データPの次に印刷に用いられる印刷データP(例えば、第2印刷データPb)の前方背景領域Bfに基づいて、両者の背景内容の構成を比較する。対象背景領域比較処理(S3)を終了すると、CPU61は、S4に処理を移行する。
ここで、対象背景領域比較処理(S3)の処理内容について、図9を参照しつつ詳細に説明する。例えば、「マゼンタ」の単一背景色で背景表現がなされている第1印刷データPaと、「シアン」の単一背景色で背景表現がなされている第2印刷データPbを対象とする場合を具体例として挙げて説明する。
対象背景領域比較処理(S3)に移行すると、CPU61は、先ず、第1印刷データPaの後方背景領域Bbを抽出する。つまり、CPU61は、第1印刷データPaから、後端境界Ebを含む数本分のラインデータを抽出することで、第1印刷データPaに係る後方背景領域Bbを抽出する。この場合、第1印刷データPaに係る後方背景領域Bbは、全て、マゼンタを示すドットデータにより構成されている。次に、CPU61は、第2印刷データPbの前方背景領域Bfを抽出する。即ち、CPU61は、第2印刷データPbから、前端境界Efを含む数本分のラインデータを抽出することで、第2印刷データPbに係る前方背景領域Bfを抽出する。この場合、第2印刷データPbに係る前方背景領域Bfは、全て、イエローを示すドットデータにより構成されている。
その後、CPU61は、第1印刷データPaに係る後方背景領域Bbと、第2印刷データPbに係る前方背景領域Bfの構成を比較する。図9に示す例であれば、一方はマゼンタであり、他方はイエローであるため、CPU61は、第1印刷データPaにおける後方背景領域Bbの構成と、第2印刷データPbに係る前方背景領域Bfの構成が相違するものと判断し、当該比較結果をRAM63に格納する。
尚、例えば、第2印刷データPbに係る前方背景領域Bfがマゼンタに係るドットデータのみで構成されていれば、図9に示す例においては、CPU61は、第1印刷データPaにおける後方背景領域Bbの構成と、第2印刷データPbに係る前方背景領域Bfの構成が一致するものと判断する。
S4に移行すると、CPU61は、対象背景領域比較処理の処理結果に基づいて、第1印刷データPaにおける後方背景領域Bbと、第2印刷データPbに係る前方背景領域Bfの比較結果が相違するか否かを判断する。当該比較結果が相違する場合(S4:YES)、CPU61は、S5に処理を移行する。当該比較結果が一致する場合(S4:NO)、CPU61は、S6に処理を移行する。
S5においては、CPU61は、相違データ処理を実行する。当該相違データ処理(S5)では、CPU61は、相違データ処理プログラム(図11)を実行することにより、パーソナルコンピュータ80から入力された複数の印刷データの配置、後述する混色許容領域の生成、カット位置の設定等を行う。相違データ処理の内容については、後に図面を参照しつつ詳細に説明する。相違データ処理(S5)を終了すると、CPU61は、S8に処理を移行する。
S6では、CPU61は、対象背景領域比較処理(S3)により、一方の後方背景領域Bbと他方の前方背景領域Bfの構成が一致すると判断された2つの印刷データPを対象として、同一データ配置処理を実行する。例えば、第1印刷データPaの後方背景領域Bbにおける背景構成と、第2印刷データPbの前方背景領域Bfにおける背景構成が一致する場合、CPU61は、第1印刷データPaの後端境界Ebと第2印刷データPbの前端境界Efが隣接するように、第1印刷データPa、第2印刷データPbを配置する。同一データ配置処理(S6)を終了すると、CPU61は、S7に処理を移行する。
S7に移行すると、CPU61は、同一データ配置処理(S6)で配置された印刷データPを対象として、カット位置設定処理を実行する。カット位置設定処理(S7)においては、CPU61は、同一データ配置処理(S6)で隣接するように配置された2つの印刷データPの境界を、カット位置Cに設定する。ここで、カット位置Cは、当該印刷データP群の印刷実行に伴い、切断機構25(即ち、フルカットユニット30又はハーフカットユニット35)により、テープTが切断される位置を示す。尚、この時、CPU61は、最初に印刷される印刷データPの前端境界Ef、及び、最後に印刷される印刷データPの後端境界Ebにも、カット位置Cを設定する。カット位置設定処理(S7)を終了すると、CPU61は、S8に処理を移行する。
S8においては、CPU61は、印刷・切断実行処理を実行する。印刷・切断実行処理(S8)においては、CPU61は、同一データ配置処理(S6)で配置された印刷データP群を、順次、テープTに印刷すると共に、カット位置設定処理(S7)で設定されたカット位置C毎に、テープTを切断する。印刷・切断実行処理(S8)を終了すると、CPU61は、メイン制御プログラムを終了する。
尚、印刷データPの数が1である場合(S2:NO)、S8に移行すると、CPU61は、当該印刷データPの前端境界Ef及び後端境界Ebの位置に、カット位置Cを設定する。その後、CPU61は、当該印刷データPに基づく印刷を実行すると共に、前端境界Ef、後端境界Ebに係るカット位置CでテープTを切断する。
ここで、印刷データPが同一データ配置処理(S6)以後の処理によって、テープTに印刷された場合について、図10を参照しつつ詳細に説明する。尚、図10に示す場合、第1印刷データPa〜第3印刷データPcには、何れも同一の背景表現(例えば、背景色「マゼンタ」による単一色背景)がなされているものとする。
この場合、同一データ配置処理(S6)においては、CPU61は、第1印刷データPaの後端境界Ebと第2印刷データPbの前端境界Efが隣接するように、第2印刷データを配置する。更に、CPU61は、第2印刷データPbの後端境界Ebと第3印刷データPcの前端境界Efが隣接するように、第3印刷データPcを配置する。そして、カット位置設定処理(S7)では、CPU61は、第1印刷データPaと第2印刷データPbの境界にカット位置Cを設定し、第2印刷データPbと第3印刷データPcの境界にカット位置Cを設定する。又、CPU61は、第1印刷データPaの前端境界Efと、第3印刷データPcの後端境界Ebにカット位置Cを設定する。
その後、印刷・切断実行処理(S8)に移行すると、CPU61は、当該第1印刷データPa〜第3印刷データPcに基づくフルカラー印刷をテープTに施しつつ、カット位置設定処理(S7)で設定されたカット位置Cをもって、切断機構25によりテープTを切断する。これにより、当該テープ印刷装置1は、混色のない状態で、第1印刷データPa、第2印刷データPb、第3印刷データPcに基づく印刷結果を出力することができる。又、当該テープ印刷装置1は、第1印刷データPa、第2印刷データPb、第3印刷データPcに基づくサイズで切断されたラベルを、ユーザに提供し得る。
次に、相違データ処理(S5)で実行される相違データ処理プログラムについて、図11を参照しつつ詳細に説明する。相違データ処理(S5)に移行すると、先ず、CPU61は、一方の後方背景領域Bbと他方の前方背景領域Bfの構成が相違すると判断された2つの印刷データPを対象として、混色許容領域生成処理を実行する(S11)。混色許容領域生成処理(S11)では、CPU61は、先に印刷される印刷データPの後方背景領域Bbに基づいて、後方混色許容領域Mbを生成すると共に、先に印刷される印刷データPの前方背景領域Bfに基づいて、前方混色許容領域Mfを生成する。又、CPU61は、後に印刷される印刷データPの前方背景領域Bfに基づいて、前方混色許容領域Mfを生成し、後に印刷される印刷データPの後方背景領域Bbに基づいて、後方混色許容領域Mbを生成する。混色許容領域生成処理(S11)を終了すると、CPU61は、S12に処理を移行する。
ここで、混色許容領域生成処理(S11)の処理内容について、図12を参照しつつ詳細に説明する。具体例として、背景がマゼンタ一色により構成される印刷データPに対する混色許容領域生成処理(S11)を挙げて説明する。図12に示すように、当該印刷データPの前方背景領域Bfは、マゼンタによる印刷を示すドットデータからなる複数本のラインデータにより構成されている。従って、混色許容領域生成処理(S11)では、CPU61は、当該前方背景領域Bfの構成に基づいて、マゼンタを示す複数本のラインデータを生成する。そして、CPU61は、当該複数本のラインデータを、当該印刷データPの前方背景領域Bfよりも先に印刷される前方混色許容領域Mfとして、前端境界Efに隣接して追加配置する(図12参照)。又、CPU61は、当該後方背景領域Bbの構成に基づいて、マゼンタを示す複数本のラインデータを生成する。そして、CPU61は、当該複数本のラインデータを、当該印刷データPの後方背景領域Bbよりも後に印刷される後方混色許容領域Mbとして、後端境界Ebに隣接して追加配置する。これにより、印刷データPは、前方混色許容領域Mf及び後方混色許容領域Mbにより、見掛け上、前後方向に違和感なく延長された態様となる。
上述したように、本実施形態に係るテープ印刷装置1は、印刷データPに基づいて、ドットパターンや縞模様(縦、横、斜めを含む)等の地模様を、背景として印刷し得る。これらの地模様は、一般に、一又は複数本のラインデータにより構成される地模様のパターンを連続的に配置することにより構成される。従って、印刷データPの背景が地模様により構成されている場合、CPU61は、前方背景領域Bf及び後方背景領域Bbの構成を把握することにより、前方背景領域Bf及び後方背景領域Bbと夫々連続した地模様を構成する複数本のラインデータの構成を特定し、特定した複数本のラインデータにより、前方混色許容領域Mf及び後方混色許容領域Mbを追加配置し得る。従って、背景が地模様の場合であって、印刷データPは、前方混色許容領域Mf及び後方混色許容領域Mbにより、見掛け上、前後方向に違和感なく地模様が延長された態様となる。
尚、本実施形態においては、複数本のラインデータを追加配置することにより、前方混色許容領域Mf及び後方混色許容領域Mbを生成する方式であったが、この態様に限定するものではない。例えば、前方背景領域Bf及び後方背景領域Bbを構成するラインデータを印刷する際に、一ライン分の印刷データの印刷周期を長期化する制御を行うことにより、前方背景領域Bf及び後方背景領域Bbに係る印刷部分を拡大し、前方混色許容領域Mf及び後方混色許容領域Mbとする構成であってもよい。
再び、図11に戻り、S11以後の処理内容について説明する。S12では、CPU61は、当該印刷データP群の出力に対して、「余白設定:あり」が設定されているか否かを判断する。「余白設定」は、テープ印刷装置1における各印刷データPの印刷出力に際し、前端境界Efよりも前方の所定範囲、及び後端境界Ebよりも後方の所定範囲に余白を形成するか否かを示し、テープ印刷装置1に対する所定の操作により、その設定内容が変更される。「余白設定:あり」である場合(S12:YES)、CPU61は、S15に処理を移行する。「余白設定:なし」である場合(S12:NO)、CPU61は、S13に処理を移行する。
S13においては、CPU61は、対象背景領域比較処理(S3)により、一方の後方背景領域Bbと他方の前方背景領域Bfの構成が相違すると判断され、混色許容領域生成処理(S11)で前方混色許容領域Mf及び後方混色許容領域Mbが生成された2つの印刷データPを対象として、第1データ配置処理を実行する。例えば、第1印刷データPaの後方背景領域Bbにおける背景構成と、第2印刷データPbの前方背景領域Bfにおける背景構成が相違する場合、CPU61は、第1印刷データPaに係る前方混色許容領域Mf、第1印刷データPa、第1印刷データPaに係る後方混色許容領域Mb、第2印刷データPbに係る前方混色許容領域Mf、第2印刷データPb、第2印刷データPbに係る後方混色許容領域Mbの順で、相互に隣接するように配置する(図13上段参照)。第1データ配置処理(S13)を終了すると、CPU61は、S14に処理を移行する。
S14に移行すると、CPU61は、第1データ配置処理(S13)で配置された印刷データPを対象として、カット位置設定処理を実行する。カット位置設定処理(S14)では、CPU61は、印刷データPの前端境界Ef及び後端境界Ebに係る位置に、カット位置Cを設定する。即ち、図13に示すように、カット位置Cは、前方混色許容領域Mfと印刷データPの前端境界Efが隣接する位置、及び、印刷データPの後端境界Ebと後方混色許容領域Mbが隣接する位置に設定される。カット位置設定処理(S14)を終了すると、CPU61は、相違データ処理プログラムを終了し、メイン制御プログラムの印刷・切断実行処理(S8)に処理を移行する。
「余白設定:あり」の場合(S12:YES)に移行するS15では、CPU61は、余白生成処理を実行する。具体的には、CPU61は、各印刷データPの前方混色許容領域Mfの前端部分よりも前方位置に、所定寸法分の空白を示す前余白データを付加すると共に、各印刷データPの後方混色許容領域Mbよりも後方位置に、所定寸法分の空白を示す後余白データを付加する。これにより、先に印刷される印刷データPの後方混色許容領域Mbと、後に印刷される印刷データPの前方混色許容領域Mfの間に、前余白及び後余白により構成される余白領域Spが形成される(図14参照)。余白生成処理(S15)を終了すると、CPU61は、S16に処理を移行する。
S16においては、CPU61は、対象背景領域比較処理(S3)により、一方の後方背景領域Bbと他方の前方背景領域Bfの構成が相違すると判断され、前方混色許容領域Mf、後方混色許容領域Mb、前余白及び後余白が生成された2つの印刷データPを対象として、第2データ配置処理を実行する。例えば、第1印刷データPaの後方背景領域Bbにおける背景構成と、第2印刷データPbの前方背景領域Bfにおける背景構成が相違する場合、CPU61は、第1印刷データPaに係る前方混色許容領域Mf、第1印刷データPa、第1印刷データPaに係る後方混色許容領域Mb、第1印刷データPaに係る後余白及び第2印刷データPbに係る前余白により構成される余白領域Sp、第2印刷データPbに係る前方混色許容領域Mf、第2印刷データPb、第2印刷データPbに係る後方混色許容領域Mbの順で、相互に隣接するように配置する(図14上段参照)。第2データ配置処理(S16)を終了すると、CPU61は、S17に処理を移行する。
S17に移行すると、CPU61は、第2データ配置処理(S16)で配置された印刷データPを対象として、カット位置設定処理を実行する。カット位置設定処理(S17)では、CPU61は、印刷データPの前端境界Ef及び後端境界Ebに係る位置に、カット位置Cを設定する。即ち、図14に示すように、カット位置Cは、前方混色許容領域Mfと印刷データPの前端境界Efが隣接する位置、及び、印刷データPの後端境界Ebと後方混色許容領域Mbが隣接する位置に設定される。カット位置設定処理(S17)を終了すると、CPU61は、相違データ処理プログラムを終了し、メイン制御プログラムの印刷・切断実行処理(S8)に処理を移行する。
続いて、印刷データPが第1データ配置処理(S13)以後の処理によって、テープTに印刷された場合について、図13を参照しつつ詳細に説明する。尚、図13に示す場合、第1印刷データPa〜第3印刷データPcには、何れも異なる背景表現がなされているものとする。具体的には、第1印刷データPaにおいては、背景色「マゼンタ」による単一色背景、第2印刷データPbにおいては、背景色「イエロー」による単一色背景、第3印刷データPcにおいては、背景色「シアン」による単一色背景が既定されている。
この場合、図13上段に示すように、第1データ配置処理(S13)により、第1印刷データPaに係る前方混色許容領域Mf、第1印刷データPa、第1印刷データPaに係る後方混色許容領域Mb、第2印刷データPbに係る前方混色許容領域Mf、第2印刷データPb、第2印刷データPbに係る後方混色許容領域Mb、第3印刷データPcに係る前方混色許容領域Mf、第3印刷データPc、第3印刷データPcに係る後方混色許容領域Mbの順で、印刷に用いられる順に相互に隣接して印刷出力されるように配置される。カット位置設定処理(S14)では、カット位置Cは、第1印刷データPaの前端境界Ef及び後端境界Eb、第2印刷データPbの前端境界Ef及び後端境界Eb、第3印刷データPcの前端境界Ef及び後端境界Ebに、夫々設定される(図13上段参照)。
その後、印刷・切断実行処理(S8)に移行すると、CPU61は、印刷機構20及び切断機構25を制御することで、第1データ配置処理(S13)で配置された順序で、第1印刷データPa〜第3印刷データPcに係る印刷動作を行いつつ、カット位置設定処理(S14)で設定された各カット位置Cでの切断動作を行う。
上述したように、第1印刷データPaに係る後方混色許容領域Mbと第2印刷データPbに係る前方混色許容領域Mf、第2印刷データPbに係る後方混色許容領域Mbと第3印刷データPcに係る前方混色許容領域Mfが夫々隣接してテープTに印刷される。従って、背景表現の相違に伴う混色は、相互に隣接する前方混色許容領域Mfと後方混色許容領域Mbの範囲内において発生し、第1印刷データPa、第2印刷データPb、第3印刷データPcに基づく印刷結果部分に生じることはない(図13下段参照)。この結果、当該テープ印刷装置1は、背景表現の異なる印刷データPを連続的にテープTへ印刷した場合であっても、縁なし印刷に基づくラベルを、混色がない態様で提供し得る。
又、図13に示すように、当該テープ印刷装置1は、第1印刷データPa〜第3印刷データPcにおける本来の境界部分に相当する位置で、テープTを切断する。従って、当該テープ印刷装置1は、縁なし印刷に係るラベルを生成する際に、所望のサイズよりも短く切断されることはなく、ユーザ所望のサイズで形成された縁なし印刷に係るラベルを提供し得る。又、切断制御の誤差により、実際の切断位置がカット位置Cからずれたとしても、当該切断位置は、印刷データP、前方混色許容領域Mf、後方混色許容領域Mbの何れかに属する位置となるので、非印刷部分等がラベルに含まれることはない。つまり、当該テープ印刷装置1は、どのような切断態様であっても、違和感のない背景表現がなされたラベルを提供し得る。
次に、印刷データPが余白生成処理(S15)、第2データ配置処理(S16)以後の処理によって、テープTに印刷された場合について、図14を参照しつつ詳細に説明する。尚、この場合においては、上述した第1データ配置処理(S13)に係る説明と同一の具体例をもって説明する。
この場合、図14上段に示すように、第2データ配置処理(S16)により、第1印刷データPaに係る前方混色許容領域Mf、第1印刷データPa、第1印刷データPaに係る後方混色許容領域Mb、第1印刷データPa・第2印刷データPbの間における余白領域Sp、第2印刷データPbに係る前方混色許容領域Mf、第2印刷データPb、第2印刷データPbに係る後方混色許容領域Mb、第2印刷データPb・第3印刷データPcの間における余白領域Sp、第3印刷データPcに係る前方混色許容領域Mf、第3印刷データPc、第3印刷データPcに係る後方混色許容領域Mbの順で、印刷に用いられる順に相互に隣接して印刷出力されるように配置される。そして、カット位置設定処理(S14)では、カット位置Cは、第1印刷データPaの前端境界Ef及び後端境界Eb、第2印刷データPbの前端境界Ef及び後端境界Eb、第3印刷データPcの前端境界Ef及び後端境界Ebに、夫々設定される(図14上段参照)。カット位置設定処理(S17)では、カット位置Cは、第1印刷データPaの前端境界Ef及び後端境界Eb、第2印刷データPbの前端境界Ef及び後端境界Eb、第3印刷データPcの前端境界Ef及び後端境界Ebに、夫々設定される(図14上段参照)。
その後、印刷・切断実行処理(S8)に移行すると、CPU61は、印刷機構20及び切断機構25を制御することで、第2データ配置処理(S16)で配置された順序で、第1印刷データPa〜第3印刷データPcに係る印刷動作を行いつつ、カット位置設定処理(S17)で設定された各カット位置Cでの切断動作を行う。
上述したように、当該テープ印刷装置1は、第1印刷データPaに係る後方混色許容領域Mbと第2印刷データPbに係る前方混色許容領域Mfの間、第2印刷データPbに係る後方混色許容領域Mbと第3印刷データPcに係る前方混色許容領域Mfの間に、余白領域Spを形成しつつ、第1印刷データPa〜第3印刷データPc等をテープTに印刷する。従って、背景表現の相違に伴う混色は、余白領域Spの存在により発生することはなく、第1印刷データPa、第2印刷データPb、第3印刷データPcに基づく印刷結果部分に生じることはない(図14下段参照)。この結果、当該テープ印刷装置1は、背景表現の異なる印刷データPを連続的にテープTへ印刷した場合であっても、縁なし印刷に基づくラベルを、混色がない態様で提供し得る。
又、図14に示すように、当該テープ印刷装置1は、第1印刷データPa〜第3印刷データPcにおける本来の境界部分に相当する位置で、テープTを切断する。従って、当該テープ印刷装置1は、縁なし印刷に係るラベルを生成する際に、所望のサイズよりも短く切断されることはなく、ユーザ所望のサイズで形成された縁なし印刷に係るラベルを提供し得る。又、切断制御の誤差により、実際の切断位置がカット位置Cからずれたとしても、当該切断位置は、印刷データP、前方混色許容領域Mf、後方混色許容領域Mbの何れかに属する位置となるので、非印刷部分等がラベルに含まれることはない。つまり、当該テープ印刷装置1は、どのような切断態様であっても、違和感のない背景表現がなされたラベルを提供し得る。
又、当該テープ印刷装置1は、ハーフカットユニット35を用いて、カット位置CでテープTを切断し得る。従って、当該テープ印刷装置1は、混色のない縁なし印刷によって出力された所望のサイズのラベルを、ユーザの使い勝手の良い態様で提供し得る。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、上述した実施形態においては、テープ印刷装置1は、感熱発色するテープTを用いることでフルカラー印刷を行うものであったが、この態様に限定されるものではない。例えば、マゼンタ、イエロー、シアンに係るインクリボンを用いて、フルカラー印刷を行うものであってもよい。
1 テープ印刷装置
10 内部ユニット
20 印刷機構
21 サーマルヘッド
23 プラテンローラ
25 切断機構
30 フルカットユニット
35 ハーフカットユニット
60 制御回路部
T テープ
P 印刷データ
C カット位置
Bf 前方背景領域
Bb 後方背景領域
Mf 前方混色許容領域
Mb 後方混色許容領域

Claims (5)

  1. 印刷領域全域に対する背景色の指定を含む背景内容を有する印刷データが入力される印刷データ入力手段と、
    前記印刷データ入力手段により入力された印刷データに基づいて、長尺状のテープにフルカラー印刷を行う印刷手段と、
    前記テープを当該テープの幅方向に切断する切断手段と、を有するテープ印刷装置であって、
    前記印刷手段によって先に前記テープに印刷される第1印刷データと、当該第1印刷データに続いて、前記印刷手段により前記テープに印刷される第2印刷データと、の前記印刷データ入力手段による入力を受け付ける受付手段と、
    前記第1印刷データにおいて、前記印刷手段により最後に印刷される後端境界を含む前記第1印刷データの所定範囲を示す第1領域の背景内容と、前記第2印刷データにおいて、前記印刷手段により最初に印刷される先端境界を含む前記第2印刷データの所定範囲を示す第2領域の背景内容が相違するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記第1領域の背景内容と前記第2領域の背景内容が相違すると判断された場合に、前記第1領域の背景内容に基づいて、前記第1印刷データの後端境界の直後に印刷される第1混色許容領域を生成すると共に、前記第2領域の背景内容に基づいて、前記第2印刷データの先端境界よりも先に印刷される第2混色許容領域を生成する混色許容領域生成手段と、
    前記切断手段による前記テープの切断位置を、前記第1印刷データにおける先端境界及び後端境界と、前記第2印刷データにおける先端境界及び後端境界に設定する切断位置設定手段と、
    前記第1印刷データ、前記第1混色許容領域、前記第2混色許容領域、前記第2印刷データの順に、前記印刷手段により前記テープに印刷を施す印刷制御手段と、
    前記切断位置設定手段により設定された切断位置で、前記切断手段によって、前記印刷手段による印刷が施されたテープを切断する切断制御手段と、
    を有する
    ことを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 請求項1記載のテープ印刷装置であって、
    前記印刷制御手段は、
    前記第1混色許容領域において前記印刷手段により最後に印刷される後端部の直後に連続して、前記第2混色許容領域において前記印刷手段により最初に印刷される先端部の印刷を行う
    ことを特徴とするテープ印刷装置。
  3. 請求項1記載のテープ印刷装置であって、
    前記印刷データに基づく印刷結果における前記テープの長手方向外側に形成される余白の有無を設定する余白設定手段と、を有し、
    前記印刷制御手段は、
    前記余白設定手段により余白を形成する旨の設定がなされている場合に、前記第1混色許容領域において前記印刷手段により最後に印刷される後端部の直後に、前記余白を形成し、当該余白が形成された後に、前記第2混色許容領域において前記印刷手段により最初に印刷される先端部の印刷を行う
    ことを特徴とするテープ印刷装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載のテープ印刷装置であって、
    前記判断手段により、前記第1領域の背景内容と前記第2領域の背景内容が一致すると判断された場合に、
    前記印刷制御手段は、
    前記第1印刷データの後端境界と、前記第2印刷データの先端境界を一致させた境界部を生成するように、前記第1印刷データ、前記第2印刷データの順に印刷を行い、
    前記切断位置設定手段は、前記境界部に切断位置を設定する
    ことを特徴とするテープ印刷装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載のテープ印刷装置であって、
    前記テープは、
    前記印刷手段による印刷が施される印刷面と、前記印刷面の裏面側に位置し、粘着剤層が形成された粘着面を有するラベルテープと、
    前記ラベルテープの粘着面を覆うように貼着された剥離紙により構成され、
    前記切断手段は、前記切断位置設定手段により設定された切断位置において、前記ラベルテープを切断し、前記剥離紙を残したハーフカットを実行可能に構成されている
    ことを特徴とするテープ印刷装置。
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