JP2012054874A - 高周波増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】増幅素子を並列合成する高周波増幅器において、不平衡モードの発振を抑制することができる高周波増幅器を得る。
【解決手段】入力された信号を分配する電力分配回路11と、分配された信号を増幅する1組の増幅素子12と、増幅された信号を合成して出力し、電力分配回路11と増幅素子12とともに閉ループ回路を構成する電力合成回路13と、閉ループ回路内に発生する不平衡モードの電力を吸収する第1の受動回路17と、不平衡モードに関する電力分配回路11との合成インピーダンス及び不平衡モードに関する電力合成回路13との合成インピーダンスの少なくとも一方の合成インピーダンスを、電力分配回路のインピーダンスと比べて大きくするようなインピーダンス値を有し、第1の受動回路による電力吸収量を調整するように閉ループ回路中に第1の受動回路に並列接続された第2の受動回路18とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばVHF帯、UHF帯、マイクロ波帯およびミリ波帯等で使用される高周波増幅器に関するものである。
以下、説明の便宜上、高周波増幅器として、マイクロ波帯で使用される、高出力のマイクロ波高出力増幅器を、一例として説明する。
一般に、マイクロ波高出力増幅器においては、高出力を得るために電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor, 以下でFETとする)やヘテロジャンクションバイポーラトランジスタ(Heterojunction Bipolar Transistor, 以下でHBTとする)などの半導体素子を並列接続して動作させる。これらの半導体素子を複数個並列接続して、その出力を合成する場合には、一般的に半導体増幅素子の並列接続回路の入力側に電力分配回路を、出力側に電力合成回路をそれぞれ接続して、増幅器としての回路を構成するため、その回路内に回路内に閉ループが形成される。半導体素子の熱雑音などにより閉ループ回路内に不平衡モードが生じた場合、特定の周波数において、この閉ループ内で不平衡モードによるループ発振が生じ、増幅器が異常増幅動作する問題がある。特に、閉ループ内にf0/2の周波数(f0は高周波増幅器への入力周波数)の不平衡モードが発生した場合、半導体素子でf0とf0/2によるミキシングが行われ、f0とf0/2との差の成分であるf0/2が生じ、通常の熱雑音に重畳されるため、他の周波数より発振がしやすいという問題があった。
この問題を解決するために、例えば特許文献1では、閉ループ回路内にいわゆるアイソレーション抵抗を接続し、このアイソレーション抵抗に不平衡モードを吸収させることにより、発振を抑制する高周波増幅器の構成が開示されている。
特許4361313号公報(第4頁〜第5頁、図1)
しかしながら、上記従来の高周波増幅器では、アイソレーション抵抗を装荷しても、不平衡モードの発振を抑制できない場合があった。例えば、以下に示すような場合である。
特許文献1に開示された高周波増幅器において、アイソレーション抵抗と閉ループとの接続点から入力整合回路側を見たインピーダンスをZt1、アイソレーション抵抗の抵抗値をRo1とすると、FETから入力整合回路側を見たインピーダンスZoutは下記の式で示される。
Figure 2012054874
式(1)において、Zt1がRo1に比べて十分に小さい場合、Zout≒Zt1となりアイソレーション抵抗がないとときと等価になる。従って、不平衡モードの電力はアイソレーション抵抗で吸収されず、FET側に全反射され、発振を引き起こす。このように、従来の高周波増幅器では、アイソレーション抵抗による不平衡モードの電力吸収効果が十分には得られない場合があり、発振を完全には抑制できない問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、並列接続された増幅素子の出力を合成する高周波増幅器において、不平衡モードの発振をより適正に抑制することができる高周波増幅器を得るものである。
この発明に係る高周波増幅器は、入力された信号を分配する電力分配回路と、電力分配回路の分配端子側に接続され、電力分配回路により分配された信号を増幅する1組の増幅素子と、1組の増幅素子の出力側に接続され、1組の増幅素子から出力された信号を合成して出力し、電力分配回路および1組の増幅素子と協働して閉ループ回路を構成する電力合成回路と、一端が電力分配回路により分配された一方の回路に接続され、他端が電力分配回路により分配されたもう一方の回路に接続されており、閉ループ回路内に発生する不平衡モードの電力を吸収する第1の受動回路と、閉ループ回路上に第1の受動回路と並列に接続され、第1の受動回路による電力吸収量を調整する第2の受動回路と、を備え、電力分配回路と第2の受動回路との不平衡モードに対する合成インピーダンス、もしくは、電力合成回路と第2の受動回路との不平衡モードに対する合成インピーダンスの少なくとも一方の合成インピーダンスを、第2の受動回路を設けない場合と比べ大きくするように第2の受動回路のインピーダンス値が選択されている。
この発明によれば、並列接続された増幅素子の出力を合成する高周波増幅器において、増幅素子を含む閉ループ回路内で発生する不平衡モードの電力の吸収量を調整することにより、高周波増幅器の不平衡モードによる発振を、より適正に抑制することができる。
この発明の実施の形態1に係る高周波増幅器の回路構成図である。 この発明の実施の形態1に係る高周波増幅器の不平衡モードに対する等価回路図である。 この発明の実施の形態2に係る高周波増幅器の回路構成図である。 この発明の実施の形態2に係る高周波増幅器の不平衡モードに対する等価回路図である。 この発明の実施の形態2に係る高周波増幅器の不平衡モードのループ利得の計算結果である。 この発明の実施の形態2に係る高周波増幅器の不平衡モードのf0/2におけるループ利得のキャパシタの容量値依存性の計算結果である。 この発明の実施の形態3に係る高周波増幅器の回路構成図である。 この発明の実施の形態3に係る高周波増幅器の不平衡モードに対する等価回路図である。 この発明の実施の形態4に係る高周波増幅器の回路構成図である。 この発明の実施の形態4に係る高周波増幅器の不平衡モードに対する等価回路図である。 この発明の実施の形態5に係る高周波増幅器のレイアウト図である。 この発明の実施の形態6に係る高周波増幅器のレイアウト図である。 この発明の実施の形態7に係る高周波増幅器の回路構成図である。 この発明の実施の形態8に係る高周波増幅器の回路構成図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る高周波増幅器について、図面を参照しながら説明する。各実施の形態で示す各図において、同一の符号は、同一または相当の部分を表している。ここで示す高周波増幅器は、増幅素子としての複数のトランジスタと、それらを並列合成するための電力分配回路、電力合成回路から構成される。ここではトランジスタとして電界効果トランジスタ(FET)を用いた場合を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、FETに変えてバイポーラトランジスタ等を用いた場合にも同様に適用可能である。
ここでは閉ループ回路内のFETの出力側に本発明を適用した場合について説明を行うが、本発明を閉ループ内のFETの入力側に適用することも可能であり、入力側および出力側の両方に本発明を適用してもよい。また、本願発明の趣旨を逸脱しない限り、各実施の形態で示す構成の全部または一部を組み合わせてもよい。
実施の形態1.
図1に、この発明の実施の形態1に係る高周波増幅器の回路構成図を示す。図1において、高周波増幅器は、高周波増幅器に信号を入力する入力端子10、入力された信号を分配する電力分配回路11、信号を増幅させる増幅素子としてFET12a、12b、FET12a、12bにより増幅された信号を合成する電力合成回路13、合成された信号を出力する出力端子14を備えており、図1中に点線で示す対称面に対して上下対称となるような閉ループ回路を構成している。また、電力分配回路11および電力合成回路13はそれぞれ信号を伝搬させる伝送線路15a、15bおよび伝送線路16a、16bを備えている。
第1の受動回路を構成しているアイソレーション抵抗17は、電力合成回路13と並列に接続、すなわち、一端が電力分配回路により分配された一方の回路側(FET12aの出力側)に接続され、他端が分配されたもう一方の回路側(FET12bの出力側)に、図1中に点線で示す対称面に対して上下対称となるように接続されている。本願の特徴的構成である第2の受動回路18(以下では適宜受動回路18とする)は、アイソレーション抵抗17に対して並列に装荷、すなわち両端がそれぞれFET12a、12bの出力側と、電力合成回路13の入力側との間に位置に装荷されており、キャパシタ、インダクタ、伝送線路等の受動素子により構成されている。
なお、ここでは1対のFETの符号を12a、12bと数字の後にアルファベットを付加して区別しているが、これらを総称する場合や区別せず代表的に示す場合にはアルファベットを付加せずFET12のように記載する。また、以下の実施例に示す他の符号についても同様である。図1において、電力分配回路11の回路上の分岐点をA,電力合成回路13の回路上の合成点(結合点)をBとし、入力端子10、分岐点A、電力分配回路11、合成点(結合点)B、出力端子14を含む基準面を、対称面として記載している。
次に動作について説明する。まず、本回路の平衡モードに関する動作について述べる。周波数f0の信号が入力端子10から入力されると、その信号は電力分配回路11で等分配された信号は、伝送線路15を通ってそれぞれFET12a、12bに入力され増幅される。増幅された信号は伝送線路16を通過して出力合成回路により合成され、出力端子14から出力される。入力された信号は電力分配回路11により同振幅同位相で分配されて平衡モードとなるため、アイソレーション抵抗17および受動回路18の両端で同振幅同位相となり、アイソレーション抵抗17および受動回路18はほぼ影響しない。
次に、不平衡モードに関する動作について述べる。ここで、不平衡モードは、例えばFETや伝送線路からの熱雑音により生じる。熱雑音の成分としては平衡モードeeと不平衡モードeoがあるが、ここではループ発振の直接の原因となる不平衡モードを主体的に説明する。
図1に示す回路においてアイソレーション抵抗17と受動回路18とが共にない場合について述べる。これは、上述した従来技術と同様の構成である。FET12で増幅された不平衡モードeoは伝送線路16を通って図1におけるB点に達する。B点では位相が反転して全反射するため、不平衡モードeoはFET12側に帰還される。帰還された不平衡モードeoはFET1を通ってA点に達する。A点では同様に位相が反転し全反射する。このように不平衡モードeoは回路内においてA点・B点における反射とFETによる増幅を繰り返すことによって発振を引き起こす。不平衡モードの発振は不平衡モードeoの反射経路があたかも図1の矢印のようなループを描くように見えるためループ発振と呼ばれる。このループ発振はアイソレーション抵抗を閉ループ回路の所定の対向する位置に接続することにより、抑制することができる。すなわち、不平衡モードに関しては、アイソレーション抵抗の両端で同振幅逆位相となるためアイソレーション抵抗17上で合成されることにより吸収されループ発振を抑制することができる。しかし、閉ループ回路に単にアイソレーション抵抗を設けた場合では、上述のように不平衡モードの発振を抑制できない場合がある。
そこで、図1に示すように閉ループ回路に、受動回路18をアイソレーション抵抗17と並列に接続する。図1に示す回路の不平衡モードに対する等価回路を図2に示す。電力合成回路13の不平衡モードに対するインピーダンス、すなわち、図2中の受動回路18と閉ループ回路との接続点から伝送線路16側を見たインピーダンスをZt1、電力分配回路13と受動回路18の合成インピーダンス、すなわち、図2中の受動回路18と閉ループ回路との接続点から伝送線路16と受動回路18側を見たインピーダンスをZt2とし、出力回路全体を見たインピーダンスをZoutとする。また、アイソレーション抵抗17の抵抗値を2Ro1とし、受動回路18のアドミッタンスをYR/2とする。このときZt2,Zoutは以下の式で表される。
Figure 2012054874
Figure 2012054874
式(2)から1+Zt1R<1のときZt1<Zt2であり、この条件を満たす受動回路を装荷することにより、受動回路18と電力合成回路13の不平衡モードに対する合成インピーダンスを、受動回路18がない場合と比べ大きくすることができる。また、YRをZt1に対して共振させるように選んだとき、すなわち、1+Zt1R=0となるようにYRを選ぶことにより、Zt2⇒∞となりインピーダンスZt2を最も大きくすることができる。
次に、式(3)から、Zt2がRo1に比べて十分大きいときはZout≒Ro1となり、FET12にアイソレーション抵抗17のみが装荷されていることと等価になる。従って、Zt1がRo1に比べ十分小さい場合であっても、不平衡モードの電力は抵抗に吸収され、ループ発振は生じない。ここで、Zt2がRo1に比べて十分に大きくない場合でも、1+Zt1R<1の条件を満足するYRをもつ受動回路18を装荷することによりZt2を大きくすることができ、アイソレーション抵抗17による不平衡モードを吸収する電力を、受動回路18を装荷しない場合と比べ大きくでき、ループ発振を抑制する効果が得られる。
本発明の実施の形態1に係る高周波増幅器では、以上のような構成をしているため、不平衡モードに関してインピーダンスを大きくする受動回路をアイソレーション抵抗に並列に装荷することにより、アイソレーション抵抗による不平衡モードの電力吸収効果を高め、発振を抑制できる。
なお、ここではFETの電力合成回路側に受動回路を設け、受動回路と電力合成回路との不平衡モードに対する合成インピーダンスを大きくした場合について説明を行ったが、電力分配回路側に受動回路を設け、受動回路と電力分配回路との合成インピーダンスを大きくするようにした構成でも同様の効果が得られる。また、段間整合回路が設けられている場合には、受動回路と段間整合回路との合成インピーダンスを大きくするように構成してもよい。また、ここではアイソレーション抵抗を受動回路のFET側に配置する構成について示したが、逆に配置、すなわちアイソレーション抵抗を受動回路の電力合成回路側に配置する構成としてもよい。
実施の形態2.
図3に、本発明の実施の形態2に係る高周波増幅器の回路構成を示す。その基本構成は実施の形態1と同様であり、第1の受動回路としてのアイソレーション抵抗17と並列に装荷する第2の受動回路としてキャパシタ21を用いている。
次に、動作について説明する。実施の形態1に示す場合と同様に、入力端子10から入力された信号は、FET12で増幅され出力端子14から出力される。また、FET12などから発生する熱雑音により、不平衡モードが生じることとなる。図3に示す回路の不平衡モードに対する等価回路を図4に示す。図4において、伝送線路16の特性インピーダンスをZo1、その電気長をθo1としアイソレーション抵抗17を2Ro1、キャパシタ21をCR/2とする。このとき、伝送線路16を見た不平衡モードに対するインピーダンスZt1は以下の式で表される。
Figure 2012054874
式(4)を式(2)に代入し、YR=jωCRとすると電力合成回路13およびキャパシタ21の合成インピーダンスZt2は以下の式で表される。
Figure 2012054874
式(5)より、1−ωZo1Rtanθo1<1のときZt1<Zt2であり,電力合成回路13とキャパシタ21の合成インピーダンスを、キャパシタ21を設けない場合と比べ大きくできることがわかる。この条件を満たすキャパシタを装荷することにより、実施の形態1の場合と同様に、アイソレーション抵抗17による不平衡モードの吸収効果を高められ、ループ発振を抑制できる。また、1−ωZo1Rtanθo1=0の場合、Zt2⇒∞となり最もインピーダンスZt2を大きくすることができる。
図5に、実施の形態2に係る高周波増幅器と従来回路の不平衡モードのループ利得の計算結果を示す。計算にはZi1=8.4Ω,θi1=90°,Zo1=20Ω,θo1=90°,Ro1=50Ω,CR=2.2pFとゲート幅=1.75mmのFETモデルを用いた。図5において、横軸を周波数、縦軸をループ利得としており、点線で従来回路の不平衡モードのループ利得、実線で本発明に実施の形態2に係る回路のループ利得の計算結果を示している。発振条件はループ利得>0dBである。
従来回路ではf=4.5GHz近傍においてループ利得>0dBとなっているのに対して、本実施の形態による高周波増幅器のループ利得はすべての周波数で0dB以下であり、発振しないことが計算から確認された。
図6に、周波数をf0/2とした場合におけるループ利得とキャパシタの容量値の関係を示す。図6において、横軸をキャパシタ21の容量値、縦軸をループ利得としており、ループ利得>0(図中の一点鎖線)となる容量値ではループ発振が発生することとなる。図7より、CR=2.02pFにすることにより、ループ利得を大きく低下させることができ、−10dB以下にできることがわかる。この容量値は図4においてキャパシタ21が伝送線路16とf0/2で並列共振する値である。
このように、本発明の実施の形態2に係る高周波増幅器では、キャパシタ21の容量値をf0/2において伝送線路16と共振する値を選ぶことで最もループ利得を低くでき、周波数がf0/2となる不平衡モードの発振を抑制できる。
なお、ここではFETの電力合成回路側にキャパシタを設け、キャパシタと電力合成回路との不平衡モードに対する合成インピーダンスを大きくした場合について説明を行ったが、電力分配回路側にキャパシタを設け、キャパシタと電力分配回路との合成インピーダンスを大きくするようにした構成でも同様の効果が得られる。また、段間整合回路が設けられている場合には、キャパシタと段間整合回路との合成インピーダンスを大きくするように構成してもよい。
ここではアイソレーション抵抗をキャパシタのFET側に配置する構成について示したが、逆に配置、すなわちアイソレーション抵抗をキャパシタの電力合成回路側に配置する構成としてもよい。また、ここでは第2の受動回路をキャパシタのみで構成した例について示したが、後述するインダクタや、例えばマイクロストリップ線路のような伝送線路と組み合わせて構成しても良い。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る高周波増幅器の回路構成図である。その基本構成は実施の形態1とほぼ同様であるが、第1の受動回路としてのアイソレーション抵抗17と並列に装荷する第2の受動回路としてインダクタ22を用いており、また、伝送線路16a、16bの代わりにキャパシタ23a、23bを装荷した点で異なる。ここで、キャパシタ23a、16bは電力合成回路の一部と考えてもよく、その出力端子14の外側に出力整合回路を設けて整合をとっても良い。図7においてアイソレーション抵抗17の抵抗値を2Ro1、インダクタ22のインダクタンスを2Lo1、キャパシタ23の容量値をCo1とする。
次に、動作について説明する。実施の形態1と同様に、入力端子10から入力された信号は、FET12で増幅され出力端子14から出力される。また、FET12などの熱雑音により、不平衡モードが生じることとなる。図7の不平衡モードに対する等価回路を図8に示す。図8のZt1,Zt2は以下の式で表される。
Figure 2012054874
Figure 2012054874
式(7)から1−(1/(ω2o1o1))<1のときZt1<Zt2であり、この条件を満たすインダクタを装荷することにより、インダクタ20と電力合成回路13との不平衡モードに対するインピーダンスを、インダクタを装荷しない場合と比べ大きくすることができる。また、Lo1をZt1に対して共振させるように選んだとき、すなわち、1−(1/(ω2o1o1))=0となるようにLo1を選ぶことにより、Zt2⇒∞となりインピーダンスZt2を最も大きくすることができる。
本発明の実施の形態3に係る高周波増幅器は、以上のような構成をしているため、実施の形態1と同様にアイソレーション抵抗による不平衡モードの吸収効果を高めて発振を抑制できる。なお、インダクタ22はチップインダクタやマイクロストリップ線路やコプレナー線路で形成したスパイラルインダクタなどで実現できる。
なお、ここではFETの電力合成回路側にインダクタを設け、インダクタと電力合成回路との不平衡モードに対する合成インピーダンスを大きくした場合について説明を行ったが、電力分配回路側にインダクタを設け、インダクタと電力分配回路との合成インピーダンスを大きくするようにした構成でも同様の効果が得られる。また、段間整合回路が設けられている場合には、インダクタと段間整合回路との合成インピーダンスを大きくするように構成してもよい。また、ここではアイソレーション抵抗をインダクタのFET側に配置する構成について示したが、逆に配置、すなわちアイソレーション抵抗をインダクタの電力合成回路側に配置する構成としてもよい。
実施の形態4.
図9に、本発明の実施の形態4に係る高周波増幅器の回路構成図を示す。その基本構成は実施の形態3に示す場合とほぼ同様である。実施の形態3との相違点は第2の受動回路としてインダクタ10の代わりに、例えばマイクロストリップ線路のような伝送線路24を用いた点である。図9においてアイソレーション抵抗17の抵抗値を2Ro1、伝送線路16の特性インピーダンスをZR1、電気長を2θR1とし、キャパシタ23の容量値をCo1とする。
次に、動作について説明する。実施の形態1と同様に、入力端子10から入力された信号は、FET12で増幅され出力端子14から出力される。また、FET12などの熱雑音により、不平衡モードが生じることとなる。図9に示す回路の不平衡モードに対する等価回路を図10に示す。図10のZt1,Zt2は以下の式で表される。
Figure 2012054874
Figure 2012054874
式(9)から1−(1/(ωCo1R1tanθR1))<1のときZt1<Zt2であり,この条件を満たす伝送線路を装荷することにより、伝送線路24と閉ループ回路との接続点からみた、電力合成回路側の不平衡モードに対するインピーダンスを、伝送線路を装荷しない場合と比べ大きくすることができる。また、ZR1およびθR1をZt1に対して共振させるように選んだとき、すなわち、1−(1/(ωCo1R1tanθR1))=0となるようにZR1およびθR1を選ぶことにより、Zt2⇒∞となりインピーダンスZt2を最も大きくすることができる。
以上のように、本発明の実施の形態4に係る高周波増幅器では、実施の形態3と同様にZt2のインピーダンスを大きくことができ、アイソレーション抵抗による不平衡モードの吸収効果を高めてループ発振を抑制することができる。
なお、ここではFETの電力合成回路側に伝送線路を設け、伝送線路と電力合成回路との不平衡モードに対する合成インピーダンスを大きくした場合について説明を行ったが、電力分配回路側に伝送線路を設け、伝送線路と電力分配回路との合成インピーダンスを大きくするようにした構成でも同様の効果が得られる。また、段間整合回路が設けられている場合には、伝送線路と段間整合回路との合成インピーダンスを大きくするように構成してもよい。また、ここではアイソレーション抵抗を伝送線路のFET側に配置する構成について示したが、逆に配置、すなわちアイソレーション抵抗を伝送線路の電力合成回路側に配置する構成としてもよい。
実施の形態5.
図11に、この発明の実施の形態5に係る高周波増幅器の構成図を示す。図11に示す構成図は、実施の形態2に示す受動回路としてキャパシタを用いた高周波増幅器において、第1の受動回路としてのアイソレーション抵抗や、第2の受動回路としてのキャパシタを増幅素子と同一基板に形成した場合のレイアウトを示している。図11において、高周波増幅器は、半導体基板23上にFET12a、12b、アイソレーション抵抗17、受動回路としてのキャパシタ19が構成されている。また、FET12a、12bにおいて、ゲートパッド24a、24bとゲート電極29は接続されており、ドレインパッド25a〜25cとドレイン電極29は接続されている。ソース電極30はソースパッド26a〜26cと接続されており、ビアホール27a〜27cを通して接地されている。また、ソースパッド26bは、FET12a、12bで共用されている。アイソレーション抵抗17として薄膜抵抗を、アイソレーション抵抗と並列に接続されるキャパシタ19としてMIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを用いている。なお、ここでは省略した入力端子10、電力分配回路11、電力合成回路13、および出力端子14は同一基板上に構成してもよく、別の誘電体基板上に構成してもよい。
本発明の実施の形態5に係る高周波増幅器は、以上のような構成をしているため、実施の形態2に示す高周波増幅器と基本的な回路構成は変わらず、実施の形態2と同様の効果を有する。さらに増幅素子と同一基板上に薄膜抵抗とMIMキャパシタを形成することにより、高周波増幅器を小型化することができる。また、外部回路において抵抗やキャパシタを用意する必要がなくなり、部品点数を削減でき、低コスト化が可能となる。
実施の形態6.
図12に、この発明の実施の形態6に係る高周波増幅器の構成図を示す。図12に示す構成図は、実施の形態2に係る高周波増幅器において、各回路を半導体基板と誘電体基板で構成したときのレイアウトを示している。図12では、図11の構成に加え、ワイヤ31a〜31d、誘電体基板32を備えており、伝送線路16等を誘電体基板上の導体パターンで構成している。また、不平衡モードを吸収するアイソレーション抵抗17として誘電体基板上の薄膜抵抗、電力合成回路のインピーダンスを大きくするキャパシタ19として誘電体基板上のMIMキャパシタを設けている。なお、ここでは省略した入力端子10、電力分配回路11は同一基板上に構成してもよく、別の誘電体基板上に構成してもいい。
誘電体基板上の薄膜抵抗とMIMキャパシタにワイヤをボンディングすることにより、アイソレーション抵抗17と、キャパシタ19を構成している。
本発明の実施の形態6に係る高周波増幅器では、以上のような構成をしているため、基本的な回路構成は実施の形態2と同様であり、実施の形態2と同様の効果を有する。さらに、誘電体基板上に薄膜抵抗、MIMキャパシタを複数個用意しておくことにより、抵抗値や容量値の調整を容易にでき、アイソレーション抵抗による不平衡モードの吸収効果を可変できるという効果が得られる。
実施の形態7.
図13に、本発明の実施の形態7に係る高周波増幅器の回路構成図を示す。図13に示す回路では、図3に示す回路を2つ上下に並べ、これらの回路を伝送線路32a、32b、伝送線路33a、33b、電力分配回路36、電力合成回路37により並列接続している。また、第1の受動回路としてアイソレーション抵抗34および、第2の受動回路としてキャパシタ35を設けている。
高周波増幅器の高出力化するために、図3に示す回路(以下で基本増幅回路とする)を複数用意し並列合成することが考えられる。それぞれの基本増幅回路中でのループ発振は、実施の形態2に示すような回路を用いることにより、抑制することができるが、例えば、それぞれの基本増幅回路中では平衡モードとなるが、2つの基本増幅回路の間で見ると、位相が180度異なり、不平衡モードとなる場合は、ループ発振が生じる可能性がある。このような場合でもループ発振を抑制するために、実施の形態7に示す高周波増幅器では、基本増幅回路を並列合成したあと、さらにアイソレーション抵抗34およびキャパシタ35を設けている。キャパシタ35と電力合成回路37との合成インピーダンスを大きくするように、キャパシタ35の素子値を選択することにより、キャパシタ35を装荷しない場合と比べアイソレーション抵抗34において吸収させる電力を大きくすることができる。
以上のように実施の形態7に係る高周波増幅器においても実施の形態2と同様の効果を有する。さらに、本構成ではループ発振を抑制しつつFETの並列合成数を増やすことができるので、高出力化できる効果も有する。ここではFETを4合成する場合について例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、2合成に適用可能である。
なお、ここでは実施の形態2に示すような第2の受動回路としてキャパシタを用いた場合について述べたが、実施の形態3または4に示すようにインダクタや伝送線路、または、これらを組み合わせて構成した場合でも同様の効果が得られる。
実施の形態8.
図14は、この発明の実施の形態8に係る高周波増幅器の回路構成図である。基本構成は図13と同様であるが、中央の第1の受動回路としてのアイソレーション抵抗と第2の受動回路としてのキャパシタの装荷位置が異なる。
実施の形態8に係る高周波増幅器は、基本構成が実施の形態7に示す高周波増幅器と同様であり、実施の形態7と同様の効果を有する。さらに、本構成ではFET間にアイソレーション抵抗とキャパシタを装荷するので、FETの合成数を任意に選択でき増幅器設計の自由度を高められる。これにより、増幅器の出力電力を自由に選ぶことができるという効果が得られる。
なお、ここでは実施の形態2に示すような第2の受動回路としてキャパシタを用いた場合について述べたが、実施の形態3または4に示すようにインダクタや伝送線路、または、これらを組み合わせて構成した場合でも同様の効果が得られる。
10 入力端子、11 電力分配回路、12a〜d FET、13 電力合成回路、14 出力端子、15a〜d 伝送線路、16a〜d 伝送線路、17,17a〜c アイソレーション抵抗(第1の受動回路)、18 第2の受動回路、19,19a〜c キャパシタ、20 インダクタ、21a,b キャパシタ、22 伝送線路、23 誘電体基板、24a,b ゲートパッド、25a,b ドレインパッド、26a〜c ソースパッド、27a〜c ビアホール、28 ゲート電極、29 ドレイン電極、30 ソース電極、31a〜d 導電性ワイヤ、32a,b 伝送線路、33a,b 伝送線路、34a,b アイソレーション抵抗、35a,b キャパシタ

Claims (10)

  1. 入力された信号を分配し、分配された信号を出力する電力分配回路と、
    前記電力分配回路の出力側に接続され、前記電力分配回路からの各出力信号をそれぞれ増幅する1組の増幅素子と、
    前記1組の増幅素子からの出力信号を合成し、前記電力分配回路および前記1組の増幅素子と協働して閉ループ回路を構成するように前記1組の増幅素子の出力側に接続された電力合成回路と、
    前記電力分配回路の出力側に、前記電力分配回路または前記電力合成回路の少なくとも一方と並列接続され、前記閉ループ回路内に発生する不平衡モードの電力を吸収する第1の受動回路と、
    前記不平衡モードに関する前記電力分配回路との合成インピーダンス及び前記不平衡モードに関する前記電力合成回路との合成インピーダンスの少なくとも一方の合成インピーダンスを、前記電力分配回路のインピーダンスと比べて大きくするようなインピーダンス値を有し、前記第1の受動回路による電力吸収量を調整するように前記閉ループ回路中に前記第1の受動回路に並列接続された第2の受動回路と、
    を備えたことを特徴とする高周波増幅器。
  2. 前記第2の受動回路は、前記第1の受動回路と前記閉ループ回路との接続点から、前記1組の増幅素子と反対側をみたインピーダンスを、前記第2の受動回路を設けない場合と比べて大きくなるようにそのインピーダンス値が選択されたことを特徴とする請求項1記載の高周波増幅器。
  3. 前記電力分配回路により分配された回路および前記1組の増幅素子は、対称面について対称となるように構成され、
    前記第1および第2の受動回路は、両端が前記閉ループ回路上であって前記対称面について対称となる位置に接続されたこと、
    を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の高周波増幅器。
  4. 前記第2の受動回路は、前記閉ループ回路内で発生する不平衡モードに対して、前記電力分配回路もしくは前記電力合成回路の少なくとも一方と、前記増幅素子が動作する使用周波数より低い周波数で共振することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の高周波増幅器。
  5. 前記第2の受動回路は、前記増幅素子の使用周波数の約1/2となる周波数の不平衡モードに対して共振するようにインピーダンス値が選択されたことを特徴とする請求項4記載の高周波増幅器。
  6. 前記1組の増幅素子は、半導体素子であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の高周波増幅器。
  7. 前記第2の受動回路は、キャパシタを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の高周波増幅器。
  8. 前記第2の受動回路は、インダクタを備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の高周波増幅器。
  9. 前記第2の受動回路が伝送線路のみから構成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の高周波増幅器。
  10. 前記第1の受動回路および前記第2の受動回路を前記1組の増幅素子と同一基板上に構成したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の高周波増幅器。
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